JP2003122987A - カードポイント加算処理システム及びその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】商品の購入やサービスの利用金額等に応じて利
用者にポイントを付与すると共に、その友人・知人等へ
入会を勧めた会員（紹介者）に対して、設定ポイントを
加算することにより、紹介により入会した会員の利用金
額分に関しても継続的にポイントを獲得させることがで
きるようにする。 【解決手段】利用者データを検索し所有ポイントを確認
する利用者ポイント確認処理手段と、この所有ポイント
に、ショッピングにより発生したポイントを加算する利
用者加算処理手段と、ポイントが加算された利用者の利
用者データを検索し、紹介者登録の有無を判別する紹介
者判別手段と、紹介者登録がある場合には、該当する紹
介者データを検索する紹介者データ検索手段と、紹介者
の所有ポイントを確認する紹介者ポイント確認処理手段
と、確認された紹介者の所有ポイントへ、利用者のショ
ッピングにより発生したポイントを任意設定係数に基づ
き加算する紹介者加算処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、カードポイント加
算処理システム及びその方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、商品の購入やサービスの利用金額
等に応じて利用者にポイントを付与し、その累積ポイン
ト数により各種特典やサービスの還元を行う方法は、日
常的に行われている。

【０００３】具体的には、クレジットカード会社や商店
等が行っているショッピングポイントサービスとよばれ
ているサービスや、航空会社が行っているＦＦＰ（常連
顧客優先制度）、又はマイレージサービス、又はマイレ
ージプログラムとよばれているものがある。

【０００４】ショッピングポイントサービスとは、クレ
ジットカードの利用金額や会員登録をした商店での購入
金額に応じて（例えば、クレジットカードを利用したシ
ョッピング金額１００円につき１ポイント加算する。商
店での購入金額の１０％をポイントとして加算する。
等）獲得した利用ポイント数の累積により、商品券や景
品等を受け取ることができるものである。

【０００５】また、マイレージサービスとは、特定の航
空会社の会員となり、搭乗した飛行距離に応じて獲得し
たマイル（利用ポイント）数の累積により、無料航空券
やアップグレード（搭乗クラス変更）等のサービスを受
けることが可能となるものである。

【０００６】これらの累積利用ポイント数に応じた会員
還元型サービスは、還元される側（会員）に喜ばれるば
かりではなく、サービス提供者（クレジットカード会社
・商店・航空会社等）にとっても顧客獲得や売上向上等
の面で大きな効果を発揮している。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来型の累積利用ポイント数に応じた会員還元型サービ
スは、会員本人（ファミリーカードの場合には、家族会
員を含む）が利用した金額がポイント付与対象となって
おり、会員が友人・知人等にサービス提供者が提供する
商品やサービスを勧めて、その友人・知人等が会員登録
し、商品購入・サービス利用した場合は、サービス提供
者にとっては、新規会員獲得に係る広告宣伝費を必要と
せずに新規顧客を獲得することができ、且つ、売上金の
増加を見込めるにもかかわらず、その新規顧客へ入会を
勧めた会員（紹介者）へのポイント加算のシステムが存
在しなかった。

【０００８】本発明は、以上のような事情を鑑みてなさ
れたもので、商品の購入やサービスの利用金額等に応じ
て利用者にポイントを付与し、その累積ポイント数によ
り各種特典やサービスの還元を行う方法を提供するサー
ビス提供者の会員が、友人・知人等に対してサービス提
供者が提供する商品やサービスを勧めて、その友人・知
人等が会員登録し、商品購入・サービス利用した場合に
も、その友人・知人等へ入会を勧めた会員（紹介者）に
対して、サービス提供者によって設定されたポイント還
元率に基づきポイントが加算されることにより、友人・
知人等へ入会を勧めた会員（紹介者）にとっては、紹介
により入会した会員の利用金額分に関しても継続的にポ
イントを獲得することができるようになる。

【０００９】一方、サービス提供者にとっては、新たな
カードポイント加算処理方法の導入により、新規会員獲
得に係る広告宣伝費を必要とせずに新規顧客を獲得する
ことができるため、広告宣伝費の大幅な削減と、会員数
増加による売上金の増加とを見込むことができるカード
ポイント加算処理システム及びその方法を提供すること
を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも、記憶された利用者データを
検索し該利用者の所有ポイントを確認する利用者ポイン
ト確認処理手段と、この確認された利用者の所有ポイン
トに、ショッピングにより発生したポイントを加算する
利用者加算処理手段と、ポイントが加算された利用者の
利用者データを検索し、紹介者登録の有無を判別する紹
介者判別手段と、紹介者登録がある場合には、該当する
紹介者データを検索する紹介者データ検索手段と、紹介
者の所有ポイントを確認する紹介者ポイント確認処理手
段と、確認された紹介者の所有ポイントへ、利用者のシ
ョッピングにより発生したポイントを任意に設定された
係数に基づき加算する紹介者加算処理手段とを備えてな
ることを特徴とする。

【００１１】そして、前記紹介者加算処理手段によるポ
イント加算処理は、紹介者の紹介者、更にその紹介者へ
と順次任意の範囲にまで適用されることを特徴とする。

【００１２】また、前記紹介者加算処理手段によるポイ
ント加算処理における係数は、任意に変更可能であるこ
とを特徴とする。

【００１３】更に、前記紹介者加算処理手段によるポイ
ント加算処理における係数は、利用者から離れる紹介者
に適用されるに従い、小さくなることを特徴とする。

【００１４】また、少なくとも、記憶された利用者デー
タを検索し該利用者の所有ポイントを確認する利用者ポ
イント確認処理手順と、この確認された利用者の所有ポ
イントに、ショッピングにより発生したポイントを加算
する利用者加算処理手順と、ポイントが加算された利用
者の利用者データを検索し、紹介者登録の有無を判別す
る紹介者判別手順と、紹介者登録がある場合には、該当
する紹介者データを検索する紹介者データ検索手順と、
紹介者の所有ポイントを確認する紹介者ポイント確認処
理手順と、確認された紹介者の所有ポイントへ、利用者
のショッピングにより発生したポイントを任意に設定さ
れた係数に基づき加算する紹介者加算処理手順とを備え
てなることを特徴とする。

【００１５】そして、前記紹介者加算処理手順によるポ
イント加算処理は、紹介者の紹介者、更にその紹介者へ
と順次任意の範囲にまで適用されることを特徴とする。

【００１６】また、前記紹介者加算処理手順によるポイ
ント加算処理における係数は、任意に変更可能であるこ
とを特徴とする。

【００１７】更に、前記紹介者加算処理手順によるポイ
ント加算処理における係数は、利用者から離れる紹介者
に適用されるに従い、小さくなることを特徴とする。

【００１８】この発明によれば、商品の購入やサービス
の利用金額等に応じて利用者にポイントを付与し、その
累積ポイント数により各種特典やサービスの還元を行う
方法を提供するサービス提供者の会員が、友人・知人等
に対してサービス提供者が提供する商品やサービスを勧
めて、その友人・知人等が会員登録し、商品購入・サー
ビス利用した場合にも、その友人・知人等へ入会を勧め
た会員（紹介者）に対して、サービス提供者によって設
定されたポイント還元率（ポイント加算に関するルー
ル）に従いポイントが加算されることにより、友人・知
人等へ入会を勧めた会員（紹介者）にとっては、紹介に
より入会した会員の利用金額分に関しても継続的にポイ
ントを獲得することが可能である。

【００１９】一方、サービス提供者にとっては、新たな
カードポイント加算処理方法の導入により、新規会員獲
得に係る広告宣伝費を必要とせずに新規顧客を獲得する
ことができるため、広告宣伝費の大幅な削減と、会員数
増加による売上金の増加とを見込むことが可能となる。

【００２０】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を用いて説明する。

【００２１】先ず、図１は、本発明に係るカードポイン
ト加算処理システム及びその方法の一実施例を示す構成
図である。

【００２２】図１中、１０はクレジットカード会社、１
１はカードポイント管理サーバー、１２はクレジット決
済サーバー、２０は加盟店、２１はＣＡＴ（Ｃｒｅｄｉ
ｔ Ａｕｔｈｏｒｉｚａｔｉｏｎ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）
等の端末装置、２２はＷｅｂサーバー、３０は利用者、
３１はクレジットカード、３２は情報端末である。

【００２３】そして、利用者の情報端末３２は、公衆回
線網等のデータ伝送ラインを介して、又は無線により加
盟店のＷｅｂサーバー２２及びカードポイント管理サー
バー１１へ接続することが可能となっている。

【００２４】加盟店のＷｅｂサーバー２２、及びＣＡＴ
（Ｃｒｅｄｉｔ Ａｕｔｈｏｒｉｚａｔｉｏｎ Ｔｅｒ
ｍｉｎａｌ）等の端末装置２１は、公衆回線網等のデー
タ伝送ラインを介して、又は無線によりクレジット決済
サーバー１２へ接続することが可能となっている。

【００２５】クレジット決済サーバー１２は、専用線や
公衆回線網等のデータ伝送ラインを介して、又は無線に
よりカードポイント管理サーバー１１へ接続されてい
る。

【００２６】次に、本発明に係るカードポイント加算処
理システム及びその方法の一実施例の流れについて、図
２〜３のフローチャートを用いて説明する。

【００２７】図２は、クレジットカード入会手続きか
ら、商品購入後にショッピングポイントが付与されるま
での流れを表したものである。

【００２８】図３は、ポイント加算処理の流れを表した
ものである。

【００２９】先ず、利用者３０は、利用者の情報端末３
２の通信手段を用いて、公衆回線網等のデータ伝送ライ
ンを介して、又は無線により、クレジットカード会社の
カードポイント管理サーバー１１へ接続し、表示手段を
用いて情報端末３２のディスプレイ等の表示部にカード
ポイント管理サーバー１１のＷｅｂページを表示する。

【００３０】そして、利用者の情報端末３２の入力手段
を用いて、表示したＷＥＢページの入会申込画面で、氏
名・郵便番号・住所・電話番号・電子メールアドレス・
生年月日・引落金融機関名・口座名義・口座番号・紹介
者名・紹介者のクレジットカード番号等を入力し、更
に、この入会申込画面で、該入会条件に同意する旨の意
思を示すための同意ボタンを押す入会申込を行う（ステ
ップＳ７００）。

【００３１】入会申込画面で、利用者により同意ボタン
が押されると、入力されたデータは、利用者の情報端末
３２の通信手段を用いて、公衆回線網等のデータ伝送ラ
インを介して、又は無線により、カードポイント管理サ
ーバー１１へ送信され、送信されたデータは、カードポ
イント管理サーバー１１のメモリー等の記憶部に記憶さ
れ、クレジットカード会社の規定に基づき利用者の入会
が承認される。

【００３２】入会が承認された場合は、カードポイント
管理サーバー１１により、入会が承認された利用者に対
して、クレジットカード番号が付与され、利用者が入会
申込画面で入力した電子メールアドレス宛に付与したク
レジットカード番号とサービス利用が承認された旨の内
容とが書かれた通知を送付する。

【００３３】次に、カードポイント管理サーバー１１
は、入会を承認した利用者の個人情報（氏名・郵便番号
・住所・電話番号・電子メールアドレス・生年月日・引
落金融機関名・口座名義・口座番号・紹介者名・紹介者
のクレジットカード番号等）にクレジットカード番号を
付与した会員データを作成し、カードポイント管理サー
バー１１の会員データベースに記憶する会員登録処理を
行う（ステップＳ７０１）。

【００３４】その後、クレジットカード会社１０は、入
会を承認した利用者に対して、クレジットカードを発行
し、利用者３０が入会申込画面で入力した住所へクレジ
ットカードを送付する。

【００３５】入会申込（ステップＳ７００）及び会員登
録処理（ステップＳ７０１）に関連する一連の処理は、
利用者３０がクレジットカード会員に入会する際にのみ
必要となる。

【００３６】その後、利用者３０が、利用者の情報端末
３２の通信手段を用いて、公衆回線網等のデータ伝送ラ
インを介して、又は無線により、加盟店のＷｅｂサーバ
ー２２へ接続し、表示手段を用いて情報端末のディスプ
レイ等の表示部に加盟店のＷｅｂサーバー２２のＷｅｂ
ページを表示し、入力手段を用いて、表示したＷｅｂペ
ージの商品購入画面で、購入する商品の商品名又は商品
番号・数量等を入力し、それらのデータを加盟店のＷｅ
ｂサーバー２２へ送信すると、加盟店のＷｅｂサーバー
２２は、送信されたデータを記憶部に記憶し、Ｗｅｂサ
ーバーのデータベースに予め記憶した購入商品の価格デ
ータと、利用者に３０より入力された購入数量とに基づ
き購入代金（価格データＸ数量）を算出し、また、デー
タベースに予め記憶した購入商品の送料を検索し、利用
者の情報端末３２の表示部に商品名・商品番号・数量・
算出した購入代金・検索した送料を表示し、更に、この
商品購入画面で、購入者が表示された内容を確認した旨
の意思を示すための確認ボタン表示する。

【００３７】利用者３０が、表示された購入内容に間違
いがないことを確認し、確認ボタンを押すと、加盟店の
Ｗｅｂサーバー２２は、利用者の情報端末３２の表示部
にクレジット決済画面を表示する。

【００３８】利用者３０は、このクレジット決済画面よ
りクレジットカード利用による決済申込みを行う（ステ
ップＳ７０２）。

【００３９】先ず、利用者３０が、このクレジット決済
画面に表示されたクレジットカード会社選択項目（例え
ば、ＶＩＳＡ、マスター、ＪＣＢ、アメックス、クレジ
ットカード会社１０等）の中からクレジットカード会社
１０を選択すると、Ｗｅｂサーバーは、利用者の情報端
末３２の表示部にクレジットカード情報入力画面を表示
する。

【００４０】利用者３０が、表示されたクレジットカー
ド情報入力画面に、クレジットカード番号・氏名・クレ
ジットカードの有効期限等のカード情報と支払方法とを
入力し、送信ボタンを押すと、利用者３０により入力さ
れたデータに加盟店番号・決済金額（購入代金＋送料）
データを追加したクレジット取引データは、公衆回線網
等のデータ伝送ラインを介して、又は無線により、クレ
ジット決済サーバー１２へ送信され、クレジット決済サ
ーバー１２は、送信されたクレジット取引データ（カー
ド情報・支払方法・加盟店番号・決済金額）を記憶部に
記憶する。

【００４１】利用者３０が、加盟店２０の店舗にてクレ
ジットカード決済を申込む場合は、利用者のクレジット
カード３１のカード情報を販売店のＣＡＴ等の端末装置
２１の読取手段を用いて読取り、ＣＡＴ等の端末装置２
１の入力手段を用いて支払方法と決済金額とを入力し、
それらの情報に加盟店番号データを追加したクレジット
取引データを、公衆回線網等のデータ伝送ラインを介し
て、又は無線により、クレジット決済サーバー１２へ送
信する。

【００４２】その後、クレジット決済サーバー１２は、
クレジット決済サーバーのデータベースに予め記憶され
たデータに基づき、記憶したクレジットカード番号が存
在するか否か、及び、利用されたクレジットカードの各
クレジットカード情報が同一人物のものか否か、及び、
クレジット認証処理をするにあたって必須の各情報が送
信されているか否かを判別し、そのクレジットカード情
報に事故情報の記載がなく、且つ、今回の決済金額が利
用可能額以下の場合には、このクレジット取引に関して
承認番号を付与し、そうでない場合には、承認拒否の理
由別に拒否コードを付与するクレジット認証処理を行う
（ステップＳ７０３）。

【００４３】クレジット認証処理（ステップＳ７０３）
は、ＣＡＦＩＳ等のクレジット決済ネットワークセンタ
のサーバーで行われ、認証処理済みのデータが、クレジ
ット決済ネットワークセンタのサーバーの通信手段を用
いて、公衆回線網等のデータ伝送ラインを介して、又は
無線により、クレジット決済サーバー１２へ送信される
こともある。

【００４４】その後、クレジット決済サーバー１２は、
クレジット認証処理（ステップＳ７０３）により拒否コ
ードが付与されたクレジット取引データの場合には、利
用日時・クレジットカード番号・クレジットカード会員
名・クレジットカード加盟店番号・拒否コードの各デー
タを有する注文レコードを作成し、クレジット決済サー
バーのデータベースにその注文レコードを記憶する。

【００４５】また、クレジット認証処理（ステップＳ７
０３）により承認番号が付与されたクレジット取引デー
タの場合には、利用日時・クレジットカード番号・クレ
ジットカード会員名・クレジットカード加盟店番号・決
済金額・支払方法・承認番号の各データを有する注文レ
コードを作成し、クレジット決済サーバーのデータベー
スにその注文レコードを記憶するクレジット決済処理を
行う（ステップＳ７０４）。

【００４６】次に、クレジット決済サーバー１２は、ク
レジット決済処理（ステップＳ７０４）を行ったクレジ
ット決済データ（利用日時・クレジットカード番号・ク
レジットカード会員名・クレジットカード加盟店番号・
拒否コード、又は、利用日時・クレジットカード番号・
クレジットカード会員名・クレジットカード加盟店番号
・決済金額・支払方法・承認番号）をクレジット決済サ
ーバー１２の通信手段を用いて、公衆回線網等のデータ
伝送ラインを介して、又は無線により、加盟店のＷｅｂ
サーバー２２へ送信し、加盟店のＷｅｂサーバー２２
は、送信されたクレジット決済データを記憶部に記憶す
る。

【００４７】ＣＡＴ等の端末装置２１から送信されたク
レジット取引データの場合は、クレジット決済処理（ス
テップＳ７０４）が行われた後、クレジット決済データ
を、加盟店のＣＡＴ等の端末装置２１へ送信する。

【００４８】その後、加盟店のＷｅｂサーバー２２は、
利用者３０に対して、記憶したクレジット決済データに
基づき、決済申込のあったクレジット取引が、拒否又は
承認された旨の文字情報をＷｅｂページに表示する。

【００４９】更に、加盟店のＷｅｂサーバー２２は、利
用者３０が入会申込画面で入力した電子メールアドレス
宛に、決済申込のあったクレジット取引が、拒否又は承
認された旨の内容が書かれた通知を送付する。

【００５０】クレジット決済サーバー１２は、クレジッ
ト決済処理（ステップＳ７０４）を行った後、クレジッ
ト決済を承認した取引データの中で、利用者のショッピ
ングポイントに関わるデータ（利用日時・クレジットカ
ード番号・クレジットカード会員名・決済金額等）をク
レジット決済サーバーの通信手段を用いて、専用線や公
衆回線網等のデータ伝送ラインを介して、又は無線によ
り、カードポイント管理サーバー１１へ送信し、カード
ポイント管理サーバー１１は、送信されたデータを記憶
部に記憶する。

【００５１】カードポイント管理サーバー１１は、記憶
したデータの中のクレジットカード番号に基づき、予め
カードポイント管理サーバー１１の会員データベースに
記憶した会員データの中から、利用者の会員データを検
索し、更に、その利用者の会員データの中の紹介者のク
レジットカード番号に基づき、会員データベースに記憶
した会員データの中から、その利用者の紹介者の会員デ
ータを検索し、更に、同様の方法により、その紹介者の
紹介者の会員データを検索し、更に、その処理を任意の
回数だけ繰り返し行い、そのそれぞれに対して、任意の
ポイント還元率に基づいてショッピングポイントを加算
するポイント加算処理を行う（ステップＳ７０５）。

【００５２】前記ポイント加算処理の際、紹介者を判断
する回数は、５回を限度としても良いし、他の任意の回
数を限度回数に設定しても良いし、限度回数を設定しな
くても良い。

【００５３】前記ポイント還元率は、クレジットカード
会社が任意に設定し、利用者との間で承認又は契約され
た率のことであり、利用者と紹介者のレベルにより還元
率を変えても良いし（例えば、図６のように、利用者本
人は決済金額１００円につき１ポイント、第一世代の紹
介者は決済金額１００円につき０．５ポイント、第二世
代の紹介者は決済金額１００円につき０．４ポイント、
第三世代の紹介者は決済金額１００円につき０．３ポイ
ント、第四世代の紹介者は決済金額１００円につき０．
２ポイント、第五世代の紹介者は決済金額１００円につ
き０．１ポイント）、利用者と紹介者のレベルにかかわ
らず一律の還元率を設定しても良い。

【００５４】前記ポイント加算処理の際、小数点以下の
ポイントを切り捨てて加算するとしても良いし、そのま
ま加算するとしても良いし、小数点第一位で四捨五入し
て加算するとしても良いし、切り上げて加算するとして
も良い。

【００５５】カードポイント管理サーバー１１が行うポ
イント加算処理の流れについて、図３を用いて説明す
る。

【００５６】この説明におけるショッピングポイント加
算のルールは、クレジットカードを利用した決済金額１
００円につき、利用者本人のショッピングポイントを１
ポイント加算するものと定義する。

【００５７】先ず、カードポイント管理サーバー１１
は、クレジット決済サーバー１２から送信され、カード
ポイント管理サーバー１１の記憶部に記憶した、利用者
Ｎのショッピングポイントに関わるデータ（利用日時・
クレジットカード番号・クレジットカード会員名・決済
金額等）の中のクレジットカード番号に基づき、予めカ
ードポイント管理サーバー１１の会員データベースに記
憶した会員データの中から、利用者Ｎの会員データを検
索し（ステップＳ７１０）、この利用者Ｎが現在所有す
るショッピングポイントＮＰを確認する（ステップＳ７
１１）。

【００５８】その後、利用者Ｎのショッピングポイント
に関わるデータ（利用日時・クレジットカード番号・ク
レジットカード会員名・決済金額等）の中の決済金額Ｐ
Ｒに基づき、この利用者Ｎが現在所有するショッピング
ポイントＮＰに今回付与するショッピングポイントを加
算する（ＮＰ＝ＮＰ＋（ＰＲ÷１００））（ステップＳ
７１２）。

【００５９】その後、紹介者のレベル（第一世代、第二
世代、第三世代等）により還元率を変えてポイントを加
算するための係数Ｋに０．５（Ｋ＝０．５）を設定する
（ステップＳ７１３）。

【００６０】次に、利用者Ｎの会員データの中に紹介者
Ｍのクレジットカード番号が登録されているか否かを判
別する（ステップＳ７１４）。

【００６１】この判別で、利用者Ｎの会員データの中に
紹介者Ｍのクレジットカード番号の登録がない場合は、
処理を終了する。

【００６２】利用者Ｎの会員データの中に紹介者Ｍのク
レジットカード番号の登録がある場合は、登録された紹
介者Ｍのクレジットカード番号に基づき、予めカードポ
イント管理サーバー１１の会員データベースに記憶した
会員データの中から、紹介者Ｍの会員データを検索し
（ステップＳ７１５）、この紹介者Ｍが現在所有するシ
ョッピングポイントＭＰを確認する（ステップＳ７１
６）。

【００６３】その後、決済金額ＰＲとポイント加算係数
Ｋに基づき、この紹介者Ｍが現在所有するショッピング
ポイントＭＰに今回付与するショッピングポイントを加
算する（ＭＰ＝ＭＰ＋（ＰＲ÷１００）ｘＫ）（ステッ
プＳ７１７）。

【００６４】この加算処理により、第一世代の紹介者Ｍ
へのポイント加算が終了したため、ポイント加算係数Ｋ
から０．１を差引く（Ｋ＝Ｋ−０．１）（ステップＳ７
１８）。

【００６５】その後、ポイント加算係数Ｋが０であるか
否かを判別する（ステップＳ７１９）。

【００６６】この判別で、ポイント加算係数Ｋが０の場
合は、第五世代の紹介者へのポイント加算処理が終了し
たため、処理を終了する。第五世代の紹介者へのポイン
ト加算処理の途中で紹介者の登録がない場合にも処理を
終了する。

【００６７】ポイント加算係数Ｋが０でない場合は、紹
介者Ｍを利用者Ｎに置き換えて（Ｍ＝Ｎ）（ステップＳ
７２０）、再度、利用者Ｎの会員データの中に紹介者Ｍ
のクレジットカード番号が登録されているか否かを判別
する（ステップＳ７１４）処理を行う。

【００６８】本実施例で説明するポイント加算処理方法
は、利用者の決済金額に基づき、利用者と紹介者のレベ
ルにより還元率を変えて、そのそれぞれに対してポイン
トを加算する方法に限らず、紹介者が紹介した会員から
系列を辿ることができる会員（紹介者のグループメンバ
ー）の月別合計決済金額、又は、累積合計決済金額に応
じて、追加的ポイント加算方法（例えば、１ヶ月間の紹
介者のグループメンバーの合計決済金額が、１００００
ポイント以上の場合、紹介者に対して通常のポイントに
１０ポイント追加して加算する。）をとりいれても良い
し、紹介者のグループメンバー、又は、利用者の累積利
用実績に応じて、ランクわけをして、そのランクに応じ
てポイント還元率をアップする方法（例えば、紹介者の
グループメンバーの累積利用実績が、１０００００ポイ
ント以上に達した紹介者をＡランク会員として、Ａラン
ク会員の還元率は通常会員の還元率より５％アップす
る。）をとりいれても良いし、紹介者のグループメンバ
ー数に応じて、追加的ポイント加算方法（例えば、紹介
者のグループメンバー数が２０人に達した場合、紹介者
に対して通常のポイントに２０ポイント追加して加算す
る。）をとりいれても良いし、途中の紹介者がクレジッ
トカード会員を脱会した場合にも紹介系列がつながるよ
うなシステム（例えば、会員Ａが会員Ｂを紹介し、会員
Ｂが会員Ｃを紹介した後、会員Ｂが脱会した場合、会員
Ａが会員Ｃの紹介者になる。）をとりいれても良いし、
期間を限定し実施（例えば、平成１３年１０月１日より
３年間とする。）しても良いし、その他のルールを追加
的に用いて行っても良い。

【００６９】また、本実施例で説明するポイント加算処
理方法において、紹介者の入会時に発生する入会金およ
び入会後１年毎に発生する年会費に関しては、ポイント
加算の対象としないとしても良い。

【００７０】また、本実施例で説明するカードポイント
管理サーバー１１で行う一連の処理を、クレジット決済
サーバー１２で行っても良い。

【００７１】本実施例で説明するクレジットカードは、
磁気データを記録する磁気カードに限らず、ＩＣチップ
にデータを記録するＩＣカード等でも良い。

【００７２】本実施例で説明する加盟店のＷｅｂサーバ
ーは、加盟店が販売する商品を出店するオンラインショ
ッピングサイト運営会社等が管理するＷｅｂサーバーで
も良い。

【００７３】本実施例で説明するカードポイント加算処
理システム及びその方法は、クレジットカード会社にお
けるショッピングポイントの加算に限らず、航空会社に
おけるマイレージポイントの加算や、商店等が会員向に
行っているポイントの加算等に用いても良い。

【００７４】本実施例によれば、商品の購入やサービス
の利用金額等に応じて利用者にポイントを付与し、その
累積ポイント数により各種特典やサービスの還元を行う
方法を提供するサービス提供者の会員が、友人・知人等
に対してサービス提供者が提供する商品やサービスを勧
めて、その友人・知人等が会員登録し、商品購入・サー
ビス利用した場合にも、その友人・知人等へ入会を勧め
た会員（紹介者）に対して、サービス提供者によって設
定されたポイント還元率（ポイント加算に関するルー
ル）に従いポイントが加算されることにより、友人・知
人等へ入会を勧めた会員（紹介者）にとっては、紹介に
より入会した会員の利用金額分に関しても継続的にポイ
ントを獲得することが可能である。

【００７５】一方、サービス提供者にとっては、新たな
カードポイント加算処理方法の導入により、新規会員獲
得に係る広告宣伝費を必要とせずに新規顧客を獲得する
ことができるため、広告宣伝費の大幅な削減と、会員数
増加による売上金の増加とを見込むことが可能となる。

【００７６】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品の購入やサービスの利用金額等に応じて利用者にポイ
ントを付与し、その累積ポイント数により各種特典やサ
ービスの還元を行う方法を提供するサービス提供者の会
員が、友人・知人等に対してサービス提供者が提供する
商品やサービスを勧めて、その友人・知人等が会員登録
し、商品購入・サービス利用した場合にも、その友人・
知人等へ入会を勧めた会員（紹介者）に対して、サービ
ス提供者によって設定されたポイント還元率（ポイント
加算に関するルール）に従いポイントが加算されること
により、友人・知人等へ入会を勧めた会員（紹介者）に
とっては、紹介により入会した会員の利用金額分に関し
ても継続的にポイントを獲得することが可能である。

【００７７】一方、サービス提供者にとっては、新たな
カードポイント加算処理方法の導入により、新規会員獲
得に係る広告宣伝費を必要とせずに新規顧客を獲得する
ことができるため、広告宣伝費の大幅な削減と、会員数
増加による売上金の増加とを見込むことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカードポイント加算処理システム
及びその方法の一実施例を示す構成図である。

【図２】クレジットカード入会手続きから、商品購入後
にショッピングポイントが付与されるまでの流れを表し
たものである。

【図３】ポイント加算処理の流れを表したものである。

【図４】ポイント還元率に関する表である。

【符号の説明】

１０・・・クレジットカード会社 １１・・・カードポイント管理サーバー １２・・・クレジット決済サーバー ２０・・・加盟店 ２１・・・ＣＡＴ等の端末装置 ２２・・・Ｗｅｂサーバー ３０・・・利用者 ３１・・・クレジットカード ３２・・・情報端末

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも、記憶された利用者データを検
   索し該利用者の所有ポイントを確認する利用者ポイント
   確認処理手段と、この確認された利用者の所有ポイント
   に、ショッピングにより発生したポイントを加算する利
   用者加算処理手段と、ポイントが加算された利用者の利
   用者データを検索し、紹介者登録の有無を判別する紹介
   者判別手段と、紹介者登録がある場合には、該当する紹
   介者データを検索する紹介者データ検索手段と、紹介者
   の所有ポイントを確認する紹介者ポイント確認処理手段
   と、確認された紹介者の所有ポイントへ、利用者のショ
   ッピングにより発生したポイントを任意に設定された係
   数に基づき加算する紹介者加算処理手段と、を備えてな
   ることを特徴とするカードポイント加算処理システム。
2. 【請求項２】前記紹介者加算処理手段によるポイント加
   算処理は、紹介者の紹介者、更にその紹介者へと順次任
   意の範囲にまで適用されることを特徴とする請求項１記
   載のカードポイント加算処理システム。
3. 【請求項３】前記紹介者加算処理手段によるポイント加
   算処理における係数は、任意に変更可能であることを特
   徴とする請求項１又は２記載のカードポイント加算処理
   システム。
4. 【請求項４】前記紹介者加算処理手段によるポイント加
   算処理における係数は、利用者から離れる紹介者に適用
   されるに従い、小さくなることを特徴とする請求項２又
   は３記載のカードポイント加算処理システム。
5. 【請求項５】少なくとも、記憶された利用者データを検
   索し該利用者の所有ポイントを確認する利用者ポイント
   確認処理手順と、この確認された利用者の所有ポイント
   に、ショッピングにより発生したポイントを加算する利
   用者加算処理手順と、ポイントが加算された利用者の利
   用者データを検索し、紹介者登録の有無を判別する紹介
   者判別手順と、紹介者登録がある場合には、該当する紹
   介者データを検索する紹介者データ検索手順と、紹介者
   の所有ポイントを確認する紹介者ポイント確認処理手順
   と、確認された紹介者の所有ポイントへ、利用者のショ
   ッピングにより発生したポイントを任意に設定された係
   数に基づき加算する紹介者加算処理手順と、を備えてな
   ることを特徴とするカードポイント加算処理方法。
6. 【請求項６】前記紹介者加算処理手順によるポイント加
   算処理は、紹介者の紹介者、更にその紹介者へと順次任
   意の範囲にまで適用されることを特徴とする請求項５記
   載のカードポイント加算処理方法。
7. 【請求項７】前記紹介者加算処理手順によるポイント加
   算処理における係数は、任意に変更可能であることを特
   徴とする請求項５又は６記載のカードポイント加算処理
   方法。
8. 【請求項８】前記紹介者加算処理手順によるポイント加
   算処理における係数は、利用者から離れる紹介者に適用
   されるに従い、小さくなることを特徴とする請求項６又
   は７記載のカードポイント加算処理方法。