JP2003121716A - レンズ - Google Patents

レンズ

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JP2003121716A
JP2003121716A JP2001319753A JP2001319753A JP2003121716A JP 2003121716 A JP2003121716 A JP 2003121716A JP 2001319753 A JP2001319753 A JP 2001319753A JP 2001319753 A JP2001319753 A JP 2001319753A JP 2003121716 A JP2003121716 A JP 2003121716A
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JP
Japan
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lens
flange
holder
outer periphery
notch
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001319753A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoyuki Miyano
智行 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
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Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着を容易に行なうことができるとともに、
回転方向の位置合わせを大きな自由度をもって行なうこ
とができ、さらに、均一性の高い特性を得ることのでき
るレンズを提供する。 【解決手段】 レンズ部2の外周にフランジ3を形成
し、このフランジ3の外周の一部に弦方向に切欠くとと
もに、厚さ方向の一部を切欠いてなる切欠き部4を形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はレンズに係り、特に
光ピックアップ装置に用いられるコリメータレンズや対
物レンズ、あるいは撮像レンズ等に好適で、位置合わせ
を容易に行なうことができるとともに、レンズ特性の均
一化を図ることのできるレンズに関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、光ピックアップ装置や撮像装
置に用いられる種々のレンズが知られているが、例え
ば、光ピックアップ装置のコリメータレンズや対物レン
ズとして用いられるプラスチックレンズが開発されてい
る。 【0003】図8から図10はこのような従来のレンズ
を示したもので、このレンズ10は円形状のレンズ部1
1を有しており、このレンズ部11の外周には、レンズ
10を支持するためのフランジ12が形成されている。
このフランジ12の外周の一部は、弦方向に切り欠かれ
て切欠き部15とされており、フランジ12の外周は、
図9に示すように、ほぼD字状に形成されている。 【0004】そして、このようなレンズ10の製造は、
切欠き部15にゲート13を配置し、このゲート13か
らレンズ10の形に対応する形状を持つ金型のキャビテ
ィ内に樹脂を射出し硬化させ、その後、図11から図1
3に示すように、レンズ10からゲート13部分を切り
離すことにより行なわれるようになっている。 【0005】このような従来のレンズ10は、例えば、
図14に示すように、光学機器等のホルダ14に装着さ
れて、位置決めおよびレンズユニットとしての組み立て
が行なわれる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のレンズにおいては、レンズ10のフランジ12の外
周の一部が切欠かれたD字状を有していることから、図
14に示すように、ホルダ14に装着する場合に、レン
ズ10の位置をある特定の位置に合わせる必要があると
いう問題がある。すなわち、例えば、もしフランジ12
の切欠き部15がホルダ14の底面等の平面部分に位置
してしまうと、フランジ12の切欠き部15以外の部分
(円弧状部分)がこの平面部分に位置する場合に比べて
レンズ10の中心位置が大きくずれてしまうことにな
る。したがって、中心位置がずれないように慎重に装着
する必要があり、レンズ10の装着、位置決めに時間を
要してしまうことになり、生産性が悪いという問題を有
している。 【0007】また、レンズ10の非点収差等の収差の影
響を排除するため、レンズ10をホルダ14に装着する
際に、レンズ10を回転させて良好な位置を決定し、位
置決めすることが行なわれているが、フランジ12の外
周がD字状に形成されているため、この回転作業をレン
ズ10の全周にわたって行なうことができず、最適な回
転位置に位置決め、保持することができない場合がある
という問題を有している。 【0008】さらに、また、フランジ12の外周がD字
状に形成されているため、レンズ10の径方向の形状が
レンズ全周にわたって均一とはならない。そのため、レ
ンズ10を製造する際に、内部応力が均一でなくなり、
これに伴う収差の発生等によりレンズ10の特性が均一
でなくなるという問題をも有している。 【0009】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、ホルダへの装着および位置決めを容易にかつ効率よ
く行なうことができるとともに、回転方向の位置合わせ
を大きな自由度をもって行なうことができ、さらに、そ
れ自体、均一かつ安定した特性を持つレンズを提供する
ことを目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るレンズは、レンズ部の外周
にフランジを形成し、このフランジの外周の一部に弦方
向に切欠くとともに、厚さ方向の一部を切欠いてなる切
欠き部を形成したことを特徴とするものである。 【0011】この請求項1に記載の発明によれば、レン
ズのフランジの外周の一部に弦方向に切欠くとともに、
厚さ方向の一部を切欠いてなる切欠き部を形成し、フラ
ンジの外周を全周にわたって存在するようにしているた
め、レンズをホルダ等に装着する際に、レンズがいずれ
の位置にある場合でも、中心位置がずれてしまうことが
なく、レンズの装着作業を容易にかつ効率よく行なうこ
とができる。また、レンズの非点収差等の収差の影響を
排除するため、レンズをホルダに装着する際に、レンズ
を回転させて良好な位置を決定する場合でも、回転作業
をレンズの全周にわたって行うことができるので、回転
位置の自由度が増し、適正な回転位置に位置決め、保持
することができる。さらに、レンズの径方向の形状がほ
ぼ同一となっているので、成形した際の内部応力の不均
一度合を低減することができ、特性の均一性が高いレン
ズを製造することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1か
ら図7を参照して説明する。 【0013】図1から図3は本発明に係るレンズの実施
の一形態を示したもので、本実施形態におけるレンズ1
は、円形状のレンズ部2を有しており、このレンズ部2
の外周には、レンズ1を支持するためのフランジ3が形
成されている。このフランジ3の外周の一部には、弦方
向に切欠くとともに、厚さ方向のほぼ1/2程度を切欠
いてなる切欠き部4が形成されている。 【0014】なお、厚さ方向の切欠き量は、この部分に
配置されるゲート5の厚みに応じて決定してもよく、そ
の場合は、厚さ方向の1/2を超える場合もあり、また
超えない場合もあり得る。 【0015】次に、このようなレンズ1を製造する方法
について説明する。 【0016】本実施形態においては、レンズ1の形状に
対応したキャビティを有する所定の金型を用意し、この
キャビティ内にゲート5から溶融した樹脂材料を導入
し、硬化させる。 【0017】その後、硬化した樹脂を金型から取り外
し、ゲート5部分から成形されたレンズ1を切り離す。
次いで、図4から図6に示すように、レンズ1のゲート
5部分をフランジ3の一部とともに弦方向および厚さ方
向に所定量だけ切欠くことにより切欠き部4を形成する
ようになっている。 【0018】そして、このように構成されたレンズ1
は、例えば、光学機器のホルダに装着される。図7はこ
のような光学機器のホルダ6の一例を示したもので、こ
のホルダ6は、その上面が開放された形状を有するとと
もに、その内面が多角形状に形成されている。 【0019】このようにレンズ1を光学機器のホルダ6
に装着する場合、本実施形態においては、レンズ1に切
欠き部4を形成していても、レンズ1のフランジ3の外
周が全周にわたって存在しているため、ホルダ6の内部
に落とし込むことにより、装着作業を容易に行なうこと
ができる。また、ホルダ6の内面が多角形状に形成され
ている場合でも、自由に回転させることができるととも
に、自由な回転位置に保持することができ、回転方向の
位置合わせを容易にかつ任意の位置において行なうこと
が可能となる。 【0020】また、本実施形態においては、レンズ1の
径方向の形状がほぼ同一となっているので、レンズ1を
成形した際の内部応力の不均一度合を大幅に低減するこ
とが可能となり、特性の均一性が高いレンズ1を製造す
ることができる。 【0021】したがって、本実施形態においては、レン
ズ1のフランジ3の外周が全周にわたって存在している
ため、レンズ1が回転方向におけるいずれの位置にある
場合でも、中心位置がずれてしまうことがなく、レンズ
1の装着作業を容易に行なうことができる。 【0022】また、レンズ1の非点収差等の収差の影響
を排除するため、レンズ1をホルダ6に装着する際に、
レンズ1を回転させて良好な位置を決定する場合でも、
レンズの全周にわたって回転を行なうことができるの
で、回転位置の自由度が増し、適正な回転位置に位置決
め、保持することができる。 【0023】さらに、レンズ1の径方向の形状がほぼ同
一とされているので、特性の均一性が高いレンズ1を製
造することができる。 【0024】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。 【0025】 【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係るレンズは、レンズのフランジの外周の一部に弦方
向に切欠くとともに、厚さ方向の一部を切欠いてなる切
欠き部を形成し、フランジの外周を全周にわたって存在
するようにしているため、レンズをホルダ等に装着する
際に、レンズがいずれの位置にある場合でも、中心位置
がずれてしまうことがなく、レンズの装着作業を容易に
かつ効率よく行なうことができる。また、レンズの非点
収差等の収差の影響を排除するため、レンズをホルダ等
に装着する際に、レンズを回転させて良好な位置を決定
する場合でも、回転位置の自由度が増し、適正な回転位
置に位置決め、保持することができる。さらに、レンズ
の径方向の形状がほぼ同一となっているので、成形した
際の内部応力の不均一度合を低減することができ、特性
の均一性が高いレンズを製造することができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るレンズの実施の一形態を示す側
面図 【図2】 図1に示すレンズの平面図 【図3】 図1に示すレンズの正面図 【図4】 本発明のレンズの製造方法を示す側面図 【図5】 図4に示すレンズの平面図 【図6】 図4に示すレンズの正面図 【図7】 本発明のレンズのホルダへの装着状態を示す
説明図 【図8】 従来のレンズを示す側面図 【図9】 図8に示すレンズの平面図 【図10】 図8に示すレンズの正面図 【図11】 従来のレンズの製造方法を示す側面図 【図12】 図11の平面図 【図13】 図11の正面図 【図14】 従来のレンズのホルダへの装着状態を示す
説明図 【符号の説明】 1 レンズ 2 レンズ部 3 フランジ 4 切欠き部 5 ゲート 6 ホルダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 レンズ部の外周にフランジを形成し、こ
    のフランジの外周の一部に弦方向に切欠くとともに、厚
    さ方向の一部を切欠いてなる切欠き部を形成したことを
    特徴とするレンズ。
JP2001319753A 2001-10-17 2001-10-17 レンズ Pending JP2003121716A (ja)

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JP2001319753A JP2003121716A (ja) 2001-10-17 2001-10-17 レンズ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103339675A (zh) * 2011-12-22 2013-10-02 松下电器产业株式会社 检测透镜、透镜单元、光拾取装置、光盘装置、计算机、光盘播放器和光盘记录器
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