JP2003118589A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

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JP2003118589A
JP2003118589A JP2001317686A JP2001317686A JP2003118589A JP 2003118589 A JP2003118589 A JP 2003118589A JP 2001317686 A JP2001317686 A JP 2001317686A JP 2001317686 A JP2001317686 A JP 2001317686A JP 2003118589 A JP2003118589 A JP 2003118589A
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operating device
operation lever
lever
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Application number
JP2001317686A
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English (en)
Inventor
Yoji Yamauchi
洋司 山内
Takehiro Yanaka
壮弘 谷中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部材の操作を行う際に、手がベース部に
接触したり離れたりすることをなくすことによって、手
がこすれることによる不快感をなくすことができるとと
もに、操作部材の操作性を向上できる操作装置を提供す
ること。 【解決手段】 操作レバー12が回動して傾斜角が変化
しても、操作レバー12におけるベース部11aから突
出する部分の長さは変わらないようにした。そのため
に、回動軸15とこの回動軸15に係合する係合リング
部13との係合位置を上下方向に可変にするとともに、
操作レバー12が回動して中立位置からの傾斜角度が大
きくなるに従って、操作レバー12を上方に移動させる
ガイドピン14とガイド溝16aを設けた。また、ベー
ス部43aを回動軸42を中心とする円弧状の曲面にし
た。さらに、操作レバー64とベース部61cとを一体
的に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース部から突出
した把持部を操作することにより回動軸を中心に回動す
る操作部材を備えた操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ゲーム機やラジコン等の種々
の装置においては、装置を操作するための操作部材とし
てジョイスティックを用いたものがあり、このような装
置として、例えば、特開2000−170553号公報
に開示されているようにジョイスティックを用いて車両
の操舵や加減速の操作を行う操作装置がある。この操作
装置では、ボックス状の収容部の上面(ベース部)にジ
ョイスティックの把持部が突出しており、運転者がこの
把持部を操作することによりジョイスティックは回動軸
を中心として回動しその操作量に応じた車両の操作がで
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記操
作装置によれば、ジョイスティックは回動軸を中心とし
て回動するため、中立位置に位置したときにはベース部
から突出する部分が長くなり、傾斜した状態では、ベー
ス部から突出する部分が短くなる。このため、ジョイス
ティックの操作の際に、運転者の手がベース部から離れ
て腕が浮いたり、手がベース部に接触したりして、運転
者の手がこすれ不快感を生じるという問題がある。ま
た、ジョイスティックの操作性が低下するという問題も
ある。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、操作部材を持って操作を行
う際に、ベース部と手の距離を一定に維持することによ
って手がベース部に接触したり離れたりすることをなく
し、これによって、手がこすれることによる不快感をな
くすことができるとともに、操作部材の操作性を向上さ
せることのできる操作装置を提供することである。
【0005】上記目的を達成するため、本発明にかかる
操作装置の構成上の特徴は、ベース部の上面から突出し
た把持部を操作することにより回動軸を中心に回動する
棒状の操作部材を備えた操作装置において、操作部材が
回動されても、操作部材におけるベース部の上面から突
出する部分の長さを略不変にする構造を設けたことにあ
る。
【0006】前記のように構成した本発明の構成によれ
ば、操作部材が回動して傾きが変わっても、操作部材に
おけるベース部の上面から突出する部分の長さは略不変
になるため、操作者の手がベース部に触れたり離れたり
することがなくなり、手がこすれることによる不快感が
なくなるとともに、操作部材の操作がし易くなる。
【0007】この場合、操作部材の突出部分の長さを略
不変にする構造を、回動軸とこの回動軸に係合する支受
部との係合位置を上下方向に可変にする上下変位機構
と、操作部材が回動して中立位置からの傾斜角度が大き
くなるに従って、操作部材の下端部を上方に移動させる
ガイド機構とで構成することができる。これによると、
操作部材の傾斜角度が大きくなって操作部材の高さ方向
の長さが小さくなるに従って、ガイド機構によって操作
部材が上方に移動するとともに、上下変位機構によって
回動軸と支受部との係合位置を上方に変位できるため、
操作部材の上端の高さを一定に維持することができる。
なお、この場合の上下変位機構としては、例えば、回動
軸と、前記回動軸が係合できる縦長の穴部を備えた支受
部を用いることができる。また、ガイド機構としては、
突起と、この突起が移動自在に係合できる円弧状の溝等
を用いることができる。
【0008】また、前記構造を、回動軸を中心とする円
弧状の曲面を備えたベース部で構成することもできる。
これによると、ベース部を曲面に形成するだけの簡単な
構造で操作部材の突出部分の長さを一定に維持すること
ができる。
【0009】さらに、前記構造を、操作部材とベース部
とを一体的に形成することによって構成し、操作部材を
ベース部とともに回動可能にすることもできる。これに
よると、常時、手をベース部に当てた状態で操作部材の
操作を行うことができるため、操作性が向上して安定し
た操作ができるようになる。また、この場合、ベース部
の縁部側に、ベース部の縁部における上面または下面と
摺接する被覆部を設けて、ベース部の縁部側を閉塞する
ことが好ましい。これによって、操作装置内にごみやほ
こりが入ったり、操作者が手を挟んだりすることがなく
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による操作装置の一
実施形態を図面を用いて説明する。図1は、車両の運転
操作を行うための操作装置10を概略的に示しており、
この操作装置10は、運転席(図示せず)の近傍に設け
られている。
【0011】操作装置10は、固定用ボックス(一方の
内壁面のみを図示している)11の上面に操作部材であ
る操作レバー(ジョイスティック)12の上部側を突出
させて構成され、操作レバー12は、運転者の操作によ
り車体の前後方向または左右方向に傾動(変位)され
る。操作レバー12は、円柱状に形成された把持部12
aと、この把持部12aを上部外周に固定した円柱棒状
のロッド12bを備えており、ロッド12bは、略中央
部に上下に延びる長円形の係合リング部13が形成さ
れ、下端部にロッド12bと直交するガイドピン14が
水平方向に突設されている。
【0012】また、固定用ボックス11の内壁面には、
操作レバー12の係合リング部13における長穴部13
aに対応する部分に回動軸15が突設されて、この回動
軸15に係合リング部13が上下に移動自在の状態で係
合している。そして、操作レバー12のガイドピン14
に対応する部分には、円弧状のガイド溝16aが穿設さ
れたガイド板16が取り付けられて、ガイド板16のガ
イド溝16aにガイドピン14が移動自在の状態で係合
している。したがって、操作レバー12は回動軸15を
支点として図示の左右方向に回動できるとともに上下方
向に変位でき、回動軸15と回動軸15に係合する係合
リング部13とで、本発明の上下変位機構が構成され
る。また、ガイドピン14とガイド溝16aを備えたガ
イド板16とで本発明のガイド機構が構成される。
【0013】なお、ガイド溝16aは、円弧状の中心部
(下端部)から回動軸15までの長さが、左右両端部か
ら回動軸15までの長さよりも長くなるように設定され
ている。このため、操作レバー12が左右に傾斜してそ
の傾斜角度が大きくなっても把持部12aの高さは変わ
らないようにすることができる。すなわち、操作レバー
12のガイドピン14をガイド溝16aの中心部に位置
させた場合には、回動軸15は係合リング部13の長穴
部13aにおける上端側に位置するようになり、操作レ
バー12のガイドピン14をガイド溝16aの左右両端
部に位置させた場合には、回動軸15は係合リング部1
3の長穴部13aにおける下端側に位置するようにな
り、これによって把持部12aの高さは一定に維持され
る。
【0014】この場合、図1の実線で示した操作レバー
12と、一点鎖線で示した操作レバー12との角度をθ
として、一点鎖線で示した操作レバー12における把持
部12aの上端部と回動軸15の中心点との間の長さを
Lとすると、実線で示した操作レバー12における把持
部12aの上端部と回動軸15の中心点との間の長さ
は、Lcosθで示される。したがって、操作レバー1
2が傾斜するときに、回動軸15に対して操作レバー1
2が傾斜角θに沿って斜め上方に移動する長さはL(1
−cosθ)となり、傾斜角θに対して操作レバー12
の移動距離がL(1−cosθ)になるように設定して
おくことにより、把持部12aの高さは一定に維持され
る。
【0015】このように構成したため、把持部12aを
操作して操作レバー12を、図1に実線で示した部分か
ら一点鎖線で示した部分に移動させても、把持部12a
と固定用ボックス11の上面であるベース部11aとの
間の距離は一定に保たれる。したがって、操作レバー1
2を操作する操作者の手がベース部11aから大きく離
れたり、ベース部11aに接触したりすることがなくな
って、操作中に手がベース部11aに接触することによ
る不快感を生じることがなくなるとともに、ベース11
aに対して一定の距離になるため操作がし易くなる。
【0016】なお、固定用ボックス11における操作レ
バー12に対応する部分には、操作量センサ(図示せ
ず)が取り付けられており、この操作量センサは、操作
レバー12の左右方向の変位量を検出する。そして、こ
の操作量センサが検出する変位量に応じて車両の操舵
(または加減速)が行われるようになっている。また、
操作量センサが出力する変位量の値は、操作レバー12
が左右方向の中立位置にあるときに「0」となるように
調整されている。
【0017】図2に、本発明の他の実施形態による操作
装置20を示している。この操作装置20も、固定用ボ
ックス21の上面であるベース部21aから操作レバー
22の上部側を突出させて構成されている。操作レバー
22は、円柱状の把持部22aと、把持部22aを上部
外周に固定したロッド22bを備えており、ロッド22
bの略中央部には固定用ボックス21の内壁面に向かっ
て水平方向にガイドピン23が突設され、ロッド22b
の下端部には、ガイドピン23と同方向の水平方向に向
って回動軸24が突設されている。
【0018】また、固定用ボックス21の内壁面には、
ガイドピン23に対応する部分に円弧状のガイド溝25
aが穿設されたガイド板25が取り付けられて、このガ
イド板25のガイド溝25aにガイドピン23が移動自
在の状態で係合している。そして、固定用ボックス21
の内壁面における回動軸24に対応する部分には縦長の
長穴部26aを備えた係合リング26が設けられて、こ
の係合リング26に回動軸24が上下方向に移動自在で
かつ回動自在に係合している。なお、この操作装置20
では、ガイドピン23と、ガイド溝25aを備えたガイ
ド板25とでガイド機構が構成され、回動軸24と、長
穴部26aを備えた係合リング26とで上下変位機構が
構成されている。
【0019】この場合、図2に実線で示した操作レバー
22を操作することにより、一点鎖線で示した位置に傾
斜させると、ガイドピン23はガイド溝25aの中心部
から端部側に移動する。その際、ガイドピン23は、操
作レバー22全体を上方に移動させるようにしてガイド
溝25a内を移動するため、回動軸24は係合リング2
6の長穴部26aの下端側から上端側に移動する。この
結果、操作レバー22の把持部22aは中立位置での高
さを維持したままになり、前述した実施形態による操作
装置10と同様の操作性向上の効果を奏するようにな
る。
【0020】図3に、本発明のさらに他の実施形態によ
る操作装置30を示している。この操作装置30は、固
定用ボックス31のベース部31aから把持部32a側
を突出させた操作レバー32のロッド32bの略中央部
にクランクレバー33が設けられ、ロッド32bの下端
部には図2に示した回動軸24と同様の回動軸34が突
設されている。また、固定用ボックス31の内壁面に
は、クランクレバー33に対応する部分に、クランクレ
バー33を回動自在に支受する穴部(図示せず)が穿設
されて、この穴部にクランクレバー33が係合し、回動
軸34に対応する部分に、図2に示した係合リング26
と同様の構造をした係合リング35が設けられている。
【0021】すなわち、操作レバー32に取り付けられ
るクランクレバー33および係合リング35は、図4に
示した構成になっており、クランクレバー33は、厚肉
長円板状の本体部33aの一端から本体部33aに直交
して延びる中心軸部33bと、本体部部33aの他端か
ら本体部33aに直交して中心軸部33bと反対方向に
延びるガイド軸33cとを備えている。そして、中心軸
部33bが固定用ボックス31の内壁面に設けられた穴
部に回動自在に係合し、ガイド軸33cが操作レバー3
2のロッド32bに設けられた穴部32cに回動自在に
取り付けられている。このクランクレバー33によっ
て、操作レバー32は上下に変位可能に固定用ボックス
31に連結されている。
【0022】そして、回動軸34は、係合リング35の
長穴部35aに上下方向に移動自在でかつ回動自在に係
合している。なお、操作レバー32が、図3の実線で表
した中立位置に位置するときには、クランクレバー33
の本体部33aは垂直方向に向いており、ガイド軸33
cはクランクレバー33の下端に位置している。
【0023】この構成において、図3に実線で示した操
作レバー32を操作することにより、一点鎖線で示した
位置に傾斜させると、クランクレバー33は、ガイド軸
33cを斜め上方に押し上げられて傾斜していき、回動
軸34は係合リング35の長穴部35aの上端側に移動
していく。この場合も、操作レバー32の傾斜角度が大
きくなるに従って、ガイド軸33cおよび回動軸34が
上昇する距離も大きくなるため、操作レバー32の把持
部32aの高さは略一定に保たれる。これによっても、
操作レバー32の操作性が向上する。
【0024】図5および図6に、本発明のさらに他の実
施形態による操作装置40を示している。この操作装置
40では、円柱状の把持部41aと棒状のロッド41b
からなる操作レバー41が、ロッド41bの下端に設け
られた回動軸42を固定用ボックス43側に回転自在に
係合させている。そして、固定用ボックス43の上面で
あるベース部43aは、回動軸42を中心とする円弧状
の面に形成されている。したがって、操作レバー41を
操作して左右に傾斜させても、操作レバー41における
ベース部43aから突出する部分の長さは常に一定にな
る。
【0025】また、図6に示すように、この操作装置4
0にはアームレスト44が設けられており、運転者はこ
のアームレスト44に腕を置いて楽な姿勢で操作レバー
41を操作することができる。また、ベース部43aを
曲面に形成するだけで、操作レバー41の突出した部分
の長さを一定にすることができるため製造が極めて簡単
である。
【0026】図7は、本発明のさらに他の実施形態によ
る操作装置50を示している。この操作装置50では、
円柱状の操作レバー51と四角ブロック状のベース部5
2が連結軸53を介して一体的に構成されており、ベー
ス部52と固定用ボックス54が回動軸55を介して連
結されている。このため、操作レバー51を操作して左
右に傾斜させるとベース部52も操作レバー51ととも
に傾斜し、操作レバー51とベース部52の位置関係
は、図7(b)に示したように、傾斜角度に拘わらず不
変となる。
【0027】したがって、運転者は、ベース部52の上
面に手を当てて操作レバー51を操作することもでき
る。なお、この操作装置50においては、回動軸55の
回転角を固定用ボックス54内に設けられた操作量セン
サ(図示せず)が検出し、その検出値に応じた操舵が行
われるようになっている。また、固定用ボックス54は
アームレストとしても使用することができる。
【0028】また、図8は、本発明のさらに他の実施形
態による操作装置60を示している。この操作装置60
では、固定用ボックス61が、底面を形成する板状の台
座61aと、台座61aの上面に形成され側面と上面の
一部を形成する箱状のケース部61bと、上面の中央部
を形成するベース部61cとで構成されている。ベース
部61cはドーム状に湾曲した面に形成されその端部側
は、ケース部61bの上面部の端部に摺接してケース部
61bの上面における下部側に延びている。そして、固
定用ボックス61の内部における台座61aの上面中央
部には、内部装置を収容する箱状の収容部62が設けら
れ、収容部62の上面に、下端に回動軸63が形成され
た操作レバー64が回動自在に設けられている。
【0029】操作レバー64は棒状に形成されており、
上部の把持部64aをベース部61cの中央部から上方
に突出させて、ベース部61cと一体的に構成されてい
る。したがって、ベース部61cは、操作レバー64と
ともに、回動軸63を支点として左右に回動できる。ま
た、操作レバー64を操作する際、運転者は、ベース部
61cの上面に手を置いて操作を行うことができる。こ
の場合、図8に示したように、回動軸63を中心点とす
る各部分の角度を、つぎのように、操作レバー64のそ
れぞれ左右の最大の作動角をθ、運転者が手を当てるこ
とのできる範囲の角度をH、操作レバー64が中立位置
に位置しているときのベース部61cの端部とケース部
61bの端部との角度をα、αとHの間の余裕部分の角
度をβとしておく。
【0030】そして、この場合、αは最大の作動角θよ
りも大きく設定する。これによって、操作レバー64を
傾斜角がθになるまで傾斜させても、ベース部61cと
ケース部61bとの間に隙間が生じることがなくなり、
固定用ボックス61内にごみやほこりが入ることを防止
できる。また、βも作動角θより大きく設定する。これ
によって、操作レバー64を傾斜角がθになるまで傾斜
させても、角度Hに含まれる部分がケース部61b内に
入ることがなくなり、運転者の手がケース部61bに触
れることはなくなる。その結果、操作性がよくなる。
【0031】図9は、本発明のさらに他の実施形態によ
る操作装置70を示している。この操作装置70は、操
作装置60を変形したもので、操作装置70では、固定
用ボックス71における台座71aとケース部71bと
が固定されてなく、台座71aとケース部71bの間
に、ケース部71bを台座71a側に引き下ろすための
弾性機構が設けられている。すなわち、ケース部71b
の内周面下端側における所定部分には、挿通穴72aを
備えたガイド片72が設けられ、このガイド片72と台
座71aにコイルばね73の端部がそれぞれ固定され
て、ケース部71bが台座71a側に付勢されている。
また、ガイド片72の挿通穴72aには、下端が台座7
1aに固定されたガイドピン74が挿通して、ガイド片
72はガイドピン74に沿って上下移動できるようにな
っている。
【0032】また、ケース部71bの上端側部分は、ド
ーム状のベース部71cの端部側の上面を覆っており、
ケース部71bの上端側下面とベース部71cの端部側
上面との間には、ベース部71cをケース部71bに対
して摺動させるための球75が配設されている。そし
て、操作レバー76はベース部71cと一体的に形成さ
れ、その下端に設けられた回動軸77は、収容部78の
上端部に回動自在に設けられている。したがって、ベー
ス部71cは、コイルばね73の弾性によって下方に付
勢されたケース部71bによって下方に押さえつけられ
た状態で、操作レバー76の操作により操作レバー76
とともに回動するようになっている。なお、ケース部7
1bの端部と、この端部に対応するベース部71cの上
面との間にはわずかな隙間が設けられてベース部71c
が移動しやすくなっている。
【0033】なお、この操作装置70では、ケース部7
1bの上端側下面とベース部71cの縁部側上面との間
に球75を設けているとともに、ケース部71bの端部
とベース部71cの間には隙間を設けているが、この球
75および隙間を設けずに、図10に示した操作装置8
0のように構成することもできる。操作装置80では、
固定用ボックス81の側面を構成するケース部81aの
端部に摺動用のブッシュ82を設けて、このブッシュ8
2がベース部81bの上面に摺接するようにしている。
これによると、ケース部81aの端部とベース部81b
の間には隙間がなくなるため、ごみやほこりが固定用ボ
ックス81内に入り込むことを十分に防止できる。
【0034】また、この操作装置80においては、ガイ
ド片83に、操作装置70のガイド片72のような挿通
穴72aは設けられてなく、ガイドピン74も挿通して
いない。このため、ベース部81bは、コイルばね84
の弾性によって下方に付勢されたケース部81aのブッ
シュ82によって下方に押さえつけられた状態で、ベー
ス部81bと一体的に形成された操作レバー85の操作
により操作レバー85とともに回動軸86を中心として
回動する。これによると構造がより簡単になり製造が容
易になる。なお、この操作装置80における他の部分の
構成については、図9に示した操作装置70と同様であ
る。従って、同一部分に同一符号を記している。
【0035】以上のように、本発明によれば、運転者が
操作レバー12,22,32,41,51,64,7
6,85を操作するときに,運転者の手は、ベース部1
1a,21a,31a,43aに対しては、常に一定距
離だけ間隔を保つことができ、ベース部52,61c,
71c,81bに対しては、一定の距離を保つこともで
きるし、ベース部52等の上面に手を置いて常時接触す
ることもできる。これによって、操作レバー12等の操
作中に手がベース部11a等に接触したり離れたりして
不快感を感じることがなくなる。また、操作レバー12
等の操作性も向上する。
【0036】なお、前記実施形態は、車両に使用する操
作装置について説明したが、本発明にかかる操作装置
は、車両用に限らず、ゲーム機やラジコン等、ジョイス
ティックを使用する操作装置であれば使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による操作装置の概略を示
す斜視図である。
【図2】 本発明の他の実施形態による操作装置の概略
を示す斜視図である。
【図3】 本発明のさらに他の実施形態による操作装置
の概略を示す斜視図である。
【図4】 図3に示した操作装置の操作レバーとクラン
クレバーと係合リングを示す分解斜視図である。
【図5】 本発明のさらに他の実施形態による操作装置
の概略を示す斜視図である。
【図6】 図5に示した操作装置の斜視図である。
【図7】 (a)は本発明のさらに他の実施形態による
操作装置を示す側面図であり、(b)はその正面図であ
る。
【図8】 本発明のさらに他の実施形態による操作装置
の概略を示す断面図である。
【図9】 本発明のさらに他の実施形態による操作装置
の概略を示す断面図である。
【図10】 図9に示した操作装置の変形例を示す断面
図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,80…操
作装置、11a,21a,31a,43a,52,61
c,71c,81b…ベース部、12,22,32,4
1,51,64,76,85…操作レバー、13…係合
リング部、13a,26a…長穴部、14,23…ガイ
ドピン、15,24,34,42,55,63,77…
回動軸、16a,25a…ガイド溝、26,35…係合
リング、33…クランクレバー、75…球、82…ブッ
シュ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D030 DB95 3J070 AA03 AA23 BA11 BA25 BA67 CA51 CB03 CB34 CC71 CE01 CE04 DA01 DA61 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部の上面から突出した把持部を操作
    することにより回動軸を中心に回動する棒状の操作部材
    を備えた操作装置において、 前記操作部材が回動されても、前記操作部材における前
    記ベース部の上面から突出する部分の長さを略不変にす
    る構造を設けたことを特徴とする操作装置。
  2. 【請求項2】前記構造を、前記回動軸とこの回動軸に係
    合する支受部との係合位置を上下方向に可変にする上下
    変位機構と、前記操作部材が回動して中立位置からの傾
    斜角度が大きくなるに従って、前記操作部材を上方に移
    動させるガイド機構とで構成した請求項1に記載の操作
    装置。
  3. 【請求項3】前記構造を、前記回動軸を中心とする円弧
    状の曲面を備えたベース部で構成した請求項1に記載の
    操作装置。
  4. 【請求項4】前記構造を、前記操作部材と前記ベース部
    とを一体的に形成することによって構成し、前記操作部
    材を前記ベース部とともに回動可能にした請求項1に記
    載の操作装置。
  5. 【請求項5】前記ベース部の縁部側に、前記ベース部の
    縁部における上面または下面と摺接する被覆部を設け
    て、前記ベース部の縁部側を閉塞した請求項4に記載の
    操作装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022885A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nissan Motor Co Ltd 走行モード切換装置
CN106406420A (zh) * 2016-10-31 2017-02-15 苏州市淞舜五金有限公司 一种转轴控制杆组件

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JP2011022885A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nissan Motor Co Ltd 走行モード切換装置
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