JP2003118188A - プリンタの制御方法 - Google Patents
プリンタの制御方法Info
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Abstract
れる不都合を回避すると共に、連続紙のたるみを取るこ
とで印字精度を高める。 【解決手段】紙送りモータ33の動力を、モータ回転方
向に応じて紙送りローラ対17、18もしくはカッター
機構19に選択的に伝動する遊星歯車53を備えるプリ
ンタ10において、蓋体24が閉じられたとき、また
は、プリンタ10の電源が投入されたとき、可動刃40
の位置を判断する工程と、可動刃40がホームポジショ
ンにあると判断したとき、紙送りモータ33を紙送り動
作方向に駆動させてロール紙P1のたるみを取る工程
と、可動刃40がホームポジションにないと判断したと
き、紙送りモータ33をカッター動作方向に駆動させて
可動刃40をホームポジションに復帰させた後、紙送り
モータ33を紙送り動作方向に駆動させてロール紙P1
のたるみを取る工程とを備える。
Description
構を備えたプリンタに関し、詳しくは固定刃に沿って移
動する回転式の可動刃を備えたプリンタに関する。
されるロール紙の先端部を自動的に切断するカッター機
構を備えたプリンタが普及している。一般に、この種の
カッター機構においては、可動刃を固定刃に対してはさ
みの如く摺接させるスライド切断方式を採用している
が、この方式では、固定刃と略同幅の可動刃を、固定刃
に対して進退方向に移動させるため、カッター機構が大
型化する許りでなく、固定刃に対する可動刃の交差角が
不足し、良好な切断性能を得られない場合がある。その
一方で、回転式の可動刃を固定刃に沿って移動させる回
転式のカッター機構が提案されている。この方式によれ
ば、可動刃を固定刃に沿って移動させるため、カッター
機構を小型化することができる許りでなく、固定刃と可
動刃との間に適正な一定の交差角を確保し、良好な切断
性能を得ることができる。
転式のカッター機構を備えたプリンタにおいては、カッ
ター機構の動作中に、メイン電源を切ったり、ロール紙
収納部の蓋体を開けると、可動刃がホームポジション以
外の位置で停止する可能性がある。このような状況でメ
イン電源の投入や蓋体の閉じ操作を行うと、可動刃が紙
経路に位置する状態で紙送りが行われ、ジャムが発生す
る惧れがある。
備えるものでありながら、可動刃が紙経路に位置する状
態で紙送りが行われる不都合を回避できると共に、連続
紙のたるみを取ることで印字精度を高めることができ、
しかも、モータの駆動方向に応じて紙送り機構とカッタ
ー機構の駆動切換えを行うことにより、クラッチ手段を
設けることなくモータの兼用化を図ることができるプリ
ンタの制御方法を提供することにある。
本発明は、連続紙を収納する収納部と、前記収納部を開
閉する蓋体と、前記連続紙を搬送する紙送り機構と、前
記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、前記連続紙の所定
位置を切断するカッター機構であって、固定刃に沿って
移動する回転式の可動刃を備えるものと、前記紙送り機
構および前記カッター機構に動力を供給するモータと、
前記モータの動力を、前記モータの回転方向に応じて前
記紙送り機構もしくは前記カッター機構に選択的に伝動
する遊星歯車機構とを備えるプリンタの制御方法であっ
て、前記蓋体が閉じられたとき、または、プリンタの電
源が投入されたとき、前記可動刃の位置を判断する工程
と、前記可動刃がホームポジションにあると判断したと
き、前記モータを紙送り動作方向に駆動させて前記連続
紙のたるみを取る工程と、前記可動刃がホームポジショ
ンにないと判断したとき、前記モータをカッター動作方
向に駆動させて前記可動刃をホームポジションに復帰さ
せた後、前記モータを紙送り動作方向に駆動させて前記
連続紙のたるみを取る工程とを備える。
に、前記モータをカッター動作方向に駆動させて前記連
続紙を切断する工程を更に備えることが好ましい。この
場合においては、余分な連続紙が除去され、直ちに通常
の印字処理を実行することが可能になる。
き、該モータを最初に定値駆動させることが好ましい。
この場合においては、モータの初期トルクを大きくして
遊星歯車機構の噛合切換えを確実に行うことができる。
に沿って説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
プリンタの斜視図、図2は、プリンタの側断面図であ
る。これらの図に示されるように、プリンタ10は、ロ
ール紙(連続紙)P1を収納するロール紙収納部11
と、単票紙P2を挿入する単票紙挿入口12とを有し、
ロール紙収納部11から引き出されるロール紙P1と、
単票紙挿入口12から挿入される単票紙P2とが共通の
印字位置13を通って搬送されるようにロール紙経路お
よび単票紙経路が構成される。印字位置13には、印字
ヘッド14と可動プラテン15とが近接状態で対向して
おり、その下流側には、ロール紙P1と単票紙P2との
排紙経路を分岐させる分岐体16が設けられる。
ル紙P1は、第1紙送りローラ対(紙送り機構)17を
通って印字位置13に至り、さらに分岐体16の後側で
第2紙送りローラ対18およびカッター機構19を通っ
てロール紙排出口20から排出される。一方、単票紙挿
入口12から挿入された単票紙P2は、単票紙送りロー
ラ対21を通って印字位置13に至り、さらに分岐体1
6の前側を通って単票紙排出口22から排出される。
3が形成されており、該開口部23を介してロール紙P
1の交換等が行われる。開口部23は、後端側を支点と
して上下回動自在な蓋体24によって開閉される。蓋体
24の開閉は、蓋体24が閉位置に達したとき、蓋体2
4側に前後回動自在に設けられる左右一対のロックレバ
ー25が、プリンタフレーム26側のロックピン27に
係合することによって自動的にロックされ、また、ロッ
クレバー25による蓋体24のロックは、プリンタ本体
側に設けられる蓋体開操作ボタン28の操作に応じて解
除される。
るキャリッジ29上に設けられ、可動プラテン15によ
って裏面が押えられたロール紙P1または単票紙P2の
表面に、1又は複数列ずつのドットマトリックス印字を
行う。可動プラテン15は、蓋体24の先端部に前後回
動自在に設けられており、蓋体24の開動作に伴って印
字ヘッド14から離れる方向に回動する一方、蓋体24
の開動作に伴って印字ヘッド14に近づく方向に回動す
る。これにより、可動プラテン15と分岐体16との干
渉を回避し、蓋体24を円滑に開閉させることが可能に
なる。
ーム26に左右方向を向いて回転自在に設けられる第1
紙送り駆動軸(紙送りローラ軸)30と、可動プラテン
15の下端部に左右方向を向いて回転自在に設けられる
第1紙送り従動軸31とを備え、第1紙送り駆動軸30
には、後述する歯車列32を介して紙送りモータ33の
動力が伝動される。第2紙送りローラ対18は、可動プ
ラテン15の上端部に左右方向を向いて回転自在に設け
られる第2紙送り駆動軸34と、分岐体16の下端部に
左右方向を向いて回転自在に設けられる第2紙送り従動
軸35とを備え、第2紙送り駆動軸34にも、歯車列3
2を介して紙送りモータ33の動力が伝動される。
は、カッター機構を示す側面図である。これらの図に示
されるように、カッター機構19は、分岐体16に左右
方向を向いて設けられる固定刃36と、蓋体24の先端
側に左右方向を向いて設けられるガイド軸37と、該ガ
イド軸37に沿って左右移動自在な可動刃支持部材(移
動体)38と、該可動刃支持部材38の前端部から下方
に突出する回転軸39と、該回転軸39の下端部に一体
的に設けられる回転式の可動刃40と、前記可動刃支持
部材38を左右方向に往復移動させるカム軸41とを備
える。カム軸41は、蓋体24の先端側に左右方向を向
いて回転自在に設けられ、その外周部にはカム溝41a
が形成される。このカム溝41aは、巻方向が相違する
2本の螺旋溝部と、その両端同士を繋げる連結溝部とを
含む無端状のもので、可動刃支持部材38に回動自在に
設けられる従動部材42が係合されている。これによ
り、カム軸41の一方向回転に応じて可動刃支持部材3
8および可動刃40が固定刃36に沿って往復移動され
ることになる。
紙経路との間には、左右方向を向く紙ガイド43が設け
られる。紙ガイド43は、ロール紙P1の排出ガイドを
行うものであるが、その背面には、左右方向を向く固定
ラック43aが一体的に形成される。固定ラック43a
は、回転軸39に一体的に設けられる可動刃回転用歯車
44に噛合し、可動刃支持部材38の移動に伴って可動
刃40を適正方向(可動刃40の移動方向先端が固定刃
36に向かって回転する方向)に回転させる。これによ
り、固定ラック43aと可動刃回転用歯車44との間に
中間歯車を設けることなく、可動刃40を適正方向に回
転させることが可能になる。また、側面視において、回
転軸39は、下側(可動刃40側)がロール紙経路に近
づく一方、上側(可動刃回転用歯車44側)がロール紙
紙経路から遠ざかるようにロール紙経路に対して傾斜状
に配置される。これにより、可動刃40を小径化しつ
つ、ロール紙経路と可動刃回転用歯車44との間に固定
ラック43a(紙ガイド43)の配置スペースを確保す
ることが可能になる。
ある。この図に示されるように、可動刃40は、通常、
可動刃移動範囲の一端に設定されるホームポジションに
位置する。この位置は、ホームポジションセンサ45に
よって検出され、該検出信号に応じてカム軸41の回転
停止が行われる。可動刃40がホームポジションに位置
する状態でカム軸41が所定方向に回転されると、可動
刃40が所定方向に回転しながら固定刃36に沿って移
動し、固定刃36との間でロール紙P1を切断する。可
動刃40は、ロール紙P1の他端に至らない段階で可動
刃移動範囲の他端に到達し、ここで反転してホームポジ
ションに復帰する。これにより、ロール紙P1が所定量
切り残された状態で切断される。
図である。この図に示されるように、プリンタフレーム
26および蓋体24の左側面には、歯車列32が構成さ
れる。歯車列32は、紙送りモータ33の動力を、モー
タ軸33aと平行に配置される第1紙送り駆動軸30、
第2紙送り駆動軸34およびカム軸41に伝動するよう
に構成される。つまり、歯車列32は、第1紙送りロー
ラ対17、第2紙送りローラ対18およびカッター機構
19を一つの紙送りモータ33で駆動可能にすると共
に、紙送りモータ33の動力を、最少限の歯車で各機構
に伝動するように構成されており、以下、歯車列32を
詳細に説明する。
面図、図8は、カッター駆動状態を示す歯車列の側面図
である。これらの図に示されるように、歯車列32は、
第1紙送り駆動軸30の左端部に設けられる第1紙送り
歯車46と、第2紙送り駆動軸34の左端部に設けられ
る第2紙送り歯車47と、プリンタフレーム26の左側
面に設けられ、第1紙送り歯車46の動力を第2紙送り
歯車47に伝動する一対の中間歯車48、49と、カム
軸41の左端部に設けられるカム軸歯車50と、蓋体2
4の左側面に設けられ、カム軸歯車50に常時噛合する
カッター歯車51と、モータ軸33aに設けられる太陽
歯車52と、該太陽歯車52に常時噛合し、かつ、第1
紙送り歯車46もしくはカッター歯車51に選択的に噛
合する遊星歯車53とを備えて構成される。遊星歯車5
3は、モータ軸33aを中心として回動自在な遊星アー
ム54に設けられており、太陽歯車52の外周に沿う移
動が許容される。図7に示すように、紙送りモータ33
を時計回り方向に駆動させると、遊星歯車53は、太陽
歯車52の外周に沿って時計回り方向に移動し、第1紙
送り歯車46に噛合する。このとき、遊星アーム54に
突設される第1突部54aがプリンタフレーム26に形
成される第1ストッパ片26aに接当することにより、
遊星歯車53が適正な噛合位置に保持される。そして、
この状態では、紙送りモータ33の動力が第1紙送り駆
動軸30および第2紙送り駆動軸34に伝動され、ロー
ル紙経路においてロール紙P1の紙送りが実行される。
一方、図8に示すように、紙送りモータ33を反時計回
り方向に駆動させると、遊星歯車53は、太陽歯車52
の外周に沿って反時計回り方向に移動し、カッター歯車
51に噛合する。このとき、遊星アーム54に突設され
る第2突部54bがプリンタフレーム26に形成される
第2ストッパ片26bに接当することにより、遊星歯車
53が適正な噛合位置に保持される。そして、この状態
では、紙送りモータ33の動力がカム軸41に伝動さ
れ、カッター機構19によるロール紙P1の切断が実行
される。
である。この図に示されるように、蓋体24を開ける
と、遊星歯車53とカッター歯車51が分離される。こ
れにより、カッター機構19の動作中に蓋体24が開い
たとき、遊星歯車53とカッター歯車51との間で動力
伝動を絶ち、カッター機構19を自動停止させることが
可能になる。また、遊星歯車53は、通常、第1紙送り
歯車46側に噛合しており、蓋体24を閉じる際には、
カッター歯車51が遊星歯車53に噛合することを要求
しない。そのため、歯車の取付誤差を許容できると共
に、歯車の噛合い不良によって蓋体24の閉じ操作が阻
害される不都合を回避することが可能になる。
を示すタイミングチャート、図10(B)は、駆動方向
切換時のモータ駆動信号を示すタイミングチャートであ
る。これらの図に示されるように、通常時に紙送りモー
タ(ステップモータ)33を駆動させる場合は、出力
(周波数)を徐々に上げながら目標回転数に到達させ、
また、紙送りモータ33を停止させる場合は、出力を徐
々に下げながら駆動を停止させるが、駆動方向切換時に
おいては、最初に定値駆動が行われる。定値駆動は、一
定出力でモータ駆動を行うもので、出力を徐々に上げる
場合に比べ、初期トルクを大きくすることができる。つ
まり、遊星歯車53の噛合切換えを伴う駆動方向切換時
においては、定値駆動によって紙送りモータ33の初期
トルクを大きくすることにより、遊星歯車53の噛合切
換えを確実に行うことが可能になる。
図である。この図に示されるように、プリンタ10は、
CPU、ROM、RAM等で構成される制御部55を備
える。制御部55には、前述した印字ヘッド14、紙送
りモータ33、ホームポジションセンサ45に加え、蓋
体24の開閉を検出する蓋開閉センサ56等が接続され
る。以下、制御部55が実行するイニシャライズ制御お
よび通常制御の制御手順をフローチャートに沿って説明
する。
ャートである。イニシャライズ制御は、蓋体24が閉じ
られたときや、プリンタ10の電源が投入されたときに
実行される。この制御がスタートすると、まず、ホーム
ポジションセンサ45のON/OFFに基づいて可動刃
40の位置を判断する(S1201)。ここで、ホーム
ポジションセンサ45がONであると判断した場合に
は、直ちに紙送りモータ33を時計回り方向(CW)に
数ステップ駆動(S1202)させてロール紙P1のた
るみ取りを行う。一方、ホームポジションセンサ45が
OFFであると判断した場合には、紙送りモータ33を
定値駆動により反時計回り方向(CCW)に数ステップ
駆動(S1203)させた後、ホームポジションセンサ
45がONになるまで2500ステップを限度として反
時計回り方向のモータ駆動を行う(S1204)。この
モータ駆動中は、ステップ数が2500に達したか否か
を判断し(S1205)、この判断結果がはいの場合は
エラー処理を実行する(S1206)。一方、ステップ
数が2500に達することなく、ホームポジションセン
サ45のONを判断(S1207)した場合は、紙送り
モータ33を定値駆動により時計回り方向に数ステップ
駆動(S1208)した後、紙送りモータ33を時計回
り方向に数ステップ駆動(S1202)させてロール紙
P1のたるみ取りを行う。たるみ取りが終了した後は、
紙送りモータ33を定値駆動により反時計回り方向に数
ステップ駆動(S1209)した後、ホームポジション
センサ45がONになるまで2500ステップを限度と
して反時計回り方向のモータ駆動を行い(S121
0)、ロール紙P1を切断する。このモータ駆動中は、
ステップ数が2500に達したか否かを判断し(S12
11)、この判断結果がはいの場合はエラー処理を実行
する(S1206)。一方、ステップ数が2500に達
することなく、ホームポジションセンサ45のONを判
断(S1212)した場合は、紙送りモータ33を定値
駆動により時計回り方向に数ステップ駆動(S121
3)し、遊星歯車53を第1紙送り歯車46に噛合させ
た状態でイニシャライズを終了する。
る。この図に示されるように、通常制御では、まず、印
字指令の有無を判断する(S1301)。印字指令を判
断すると、紙送りモータ33を時計回りに駆動し、印字
内容に応じたロール紙P1の搬送を行う(S130
2)。印字の終了を判断すると(S1303)、紙送り
モータ33を定値駆動により反時計回り方向に数ステッ
プ駆動(S1304)させた後、ホームポジションセン
サ45がONになるまで2500ステップを限度として
反時計回り方向のモータ駆動を行い(S1305)、ロ
ール紙P1を切断する。このモータ駆動中は、ステップ
数が2500に達したか否かを判断し(S1306)、
この判断結果がはいの場合はエラー処理を実行する(S
1307)。一方、ステップ数が2500に達すること
なく、ホームポジションセンサ45のONを判断(S1
308)した場合は、紙送りモータ33を定値駆動によ
り時計回り方向に数ステップ駆動(S1309)し、遊
星歯車53を第1紙送り歯車46に噛合させた状態で処
理を終了する。
P1を収納するロール紙収納部11と、該ロール紙収納
部11を開閉する蓋体24と、ロール紙P1を搬送する
紙送りローラ対17、18と、ロール紙P1に印字を行
う印字ヘッド14と、固定刃36に沿って移動する回転
式の可動刃40でロール紙P1を切断するカッター機構
19と、紙送りローラ対17、18およびカッター機構
19に動力を供給する紙送りモータ33と、該紙送りモ
ータ33の動力を、モータ回転方向に応じて紙送りロー
ラ対17、18もしくはカッター機構19に選択的に伝
動する遊星歯車53とを備えるプリンタ10の制御方法
であって、蓋体24が閉じられたとき、または、プリン
タ10の電源が投入されたとき、可動刃40の位置を判
断する工程と、可動刃40がホームポジションにあると
判断したとき、紙送りモータ33を紙送り動作方向に駆
動させてロール紙P1のたるみを取る工程と、可動刃4
0がホームポジションにないと判断したとき、紙送りモ
ータ33をカッター動作方向に駆動させて可動刃40を
ホームポジションに復帰させた後、紙送りモータ33を
紙送り動作方向に駆動させてロール紙P1のたるみを取
る工程とを備える。つまり、回転式のカッター機構19
を備えるものでありながら、可動刃40がロール紙経路
に位置する状態で紙送りが行われる不都合を回避できる
と共に、ロール紙P1のたるみを取ることで印字精度を
高めることができ、しかも、紙送りモータ33の駆動方
向に応じて紙送りローラ対17、18とカッター機構1
9の駆動切換えを行うことにより、クラッチ手段を設け
ることなくモータの兼用化を図ることができる。
後に、紙送りモータ33をカッター動作方向に駆動させ
てロール紙P1を切断する工程を更に備えるため、余分
なロール紙P1が除去され、直ちに通常の印字処理を実
行することが可能になる。
えるとき、該紙送りモータ33を最初に定値駆動させる
ため、紙送りモータ33の初期トルクを大きくして遊星
歯車53の噛合切換えを確実に行うことができる。
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
ッター機構を備えるものでありながら、可動刃が紙経路
に位置する状態で紙送りが行われる不都合を回避できる
と共に、連続紙のたるみを取ることで印字精度を高める
ことができ、しかも、モータの駆動方向に応じて紙送り
機構とカッター機構の駆動切換えを行うことにより、ク
ラッチ手段を設けることなくモータの兼用化を図ること
ができる。
ある。
る。
ミングチャート、(B)は駆動方向切換時のモータ駆動
信号を示すタイミングチャートである。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 連続紙を収納する収納部と、 前記収納部を開閉する蓋体と、 前記連続紙を搬送する紙送り機構と、 前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、 前記連続紙の所定位置を切断するカッター機構であっ
て、固定刃に沿って移動する回転式の可動刃を備えるも
のと、 前記紙送り機構および前記カッター機構に動力を供給す
るモータと、 前記モータの動力を、前記モータの回転方向に応じて前
記紙送り機構もしくは前記カッター機構に選択的に伝動
する遊星歯車機構と、を備えるプリンタの制御方法であ
って、 前記蓋体が閉じられたとき、または、プリンタの電源が
投入されたとき、前記可動刃の位置を判断する工程と、 前記可動刃がホームポジションにあると判断したとき、
前記モータを紙送り動作方向に駆動させて前記連続紙の
たるみを取る工程と、 前記可動刃がホームポジションにないと判断したとき、
前記モータをカッター動作方向に駆動させて前記可動刃
をホームポジションに復帰させた後、前記モータを紙送
り動作方向に駆動させて前記連続紙のたるみを取る工程
と、を備えることを特徴とするプリンタの制御方法。 - 【請求項2】 前記連続紙のたるみを取る工程の後に、
前記モータをカッター動作方向に駆動させて前記連続紙
を切断する工程を更に備えることを特徴とする請求項1
に記載のプリンタの制御方法。 - 【請求項3】 前記モータの駆動方向を切換えるとき、
該モータを最初に定値駆動させることを特徴とする請求
項1又は2に記載のプリンタの制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001318597A JP3815287B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | プリンタの制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001318597A JP3815287B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | プリンタの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3815287B2 JP3815287B2 (ja) | 2006-08-30 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019239540A1 (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 三菱電機株式会社 | プリンター |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001318597A patent/JP3815287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019239540A1 (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 三菱電機株式会社 | プリンター |
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JP3815287B2 (ja) | 2006-08-30 |
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