JP2003118147A - 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。 - Google Patents

吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。

Info

Publication number
JP2003118147A
JP2003118147A JP2001317784A JP2001317784A JP2003118147A JP 2003118147 A JP2003118147 A JP 2003118147A JP 2001317784 A JP2001317784 A JP 2001317784A JP 2001317784 A JP2001317784 A JP 2001317784A JP 2003118147 A JP2003118147 A JP 2003118147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
ink
suction pump
ink jet
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001317784A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kawarama
誠 瓦間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001317784A priority Critical patent/JP2003118147A/ja
Publication of JP2003118147A publication Critical patent/JP2003118147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】チューブをしごく際のチューブの位置ずれやね
じれを無くし、チューブを所定範囲にわたって確実に押
し潰せるようにし、安定した負圧発生と適正なインク吸
引量を確保するとともに、チューブをしごく際の駆動源
の負荷の増大を防止する。 【構成】可撓性チューブ54をチューブ保持面30で案
内支持するとともに、該チューブをしごいて発生させた
負圧を吐出口に作用させることにより、吐出口からイン
クを吸引するインクジェット記録装置用の吸引ポンプ3
6において、チューブ保持面30に沿ってリブ状突起3
1又は凹溝部33から成るチューブガイド部を設け、チ
ューブ54に形成した凹溝部32又はリブ状突起34を
前記チューブカイド部に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録手段のインク吐出性能を維持/回復する吸引ポンプ、
並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の記録媒体(被
記録材)に画像(文字や記号等を含む)を記録していく
ように構成されている。前記記録装置は、記録方式によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、
レーザービーム式等に分けることができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
するキャリア上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によ
って画像を記録(主走査)し、1行分の記録を終了した
後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬送)を行
い、その後に再び停止した記録媒体に対して次の行の画
像を記録(主走査)するという動作を繰り返すことによ
り、記録媒体全体の記録が行われる。一方、記録媒体
(被記録材)の搬送方向の副走査のみで記録するライン
タイプの記録装置においては、記録媒体を所定の記録位
置にセットし、一括して1行分の記録を行った後、所定
量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の行の記録
を一括して行うという動作を繰り返すことにより、記録
媒体全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、インクジェット記録手
段から記録媒体へインクを吐出して記録を行うものであ
り、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画
像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を
必要とせずに記録することができ、ランニングコストが
安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、し
かも、多種類のインク(例えばカラーインク)を使用し
てカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有
している。また、インクジェット記録装置においては、
記録媒体(被記録材)の材質に対する要求も様々なもの
があり、近年では、これらの要求に対する開発が進み、
通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙を含む)や樹脂
薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織布、さら
には金属等を記録媒体として用いる記録装置も使用され
るようになっている。
【0005】上記インクジェット記録装置においては、
一般に、記録手段としてのインクジェット記録ヘッドの
吐出口を保護(防塵)したり、該吐出口近傍のインクの
乾燥を防止するためのキャッピング機構(キャップ構
造)が設けられている。さらに、キャップで記録ヘッド
の吐出口を密閉したキャッピング状態においてバルブ機
構等によりキャップ内を大気に開放するための大気連通
経路手段を有するキャッピング機構も使用されている。
この大気連通経路手段は、キャッピング状態で温度変化
などによってキャップ内部の圧力が変化することに起因
して、記録手段の吐出口に目詰まり等の不具合が発生す
ることを回避するためのものである。
【0006】上記インクジェット記録装置においては、
インクジェット記録手段(記録ヘッド)の正常なインク
吐出状態を維持するため、あるいは吐出口に目詰まりが
生じた場合に正常なインク吐出状態に回復させるために
吸引ポンプ(負圧発生手段)を配設し、該吸引ポンプに
よって発生される負圧によって吐出口からインクを吸い
出すように構成される吸引回復手段が使用されている。
また、前記回復用の吸引ポンプとして、可撓性チューブ
を加圧ローラによってしごくことにより、該可撓性チュ
ーブ内の容積変化を利用して負圧を発生させる方式のチ
ューブポンプを使用したものがある。
【0007】図7及び図8は上記チューブポンプの構成
を示す縦断面図であり、図7はチューブの押し潰し開始
時の状態を示し、図8は押し潰し終了時の状態を示す。
図7及び図8において、先ず、記録手段としてのインク
ジェット記録ヘッド1の吐出口面81にキャップ17の
開口部を接触させて吐出口82を密閉する。キャップ1
7の背面の通孔にはチューブ54が接続され、該チュー
ブ54はチューブポンプ36へと延びている。該チュー
ブポンプ36はポンプベース40にガイドローラ22を
回転可能に軸支するとともに、該ガイドローラ22に加
圧コロ24を回転可能に軸支した構造を有する。すなわ
ち、可撓性チューブ54を加圧するための加圧コロ24
は軸26を介してガイドローラ22に回転可能に軸支さ
れており、該ガイドローラ22は軸28を介してポンプ
ベース40に回転可能に軸支されている。
【0008】前記ポンプベース40には、前記ガイドロ
ーラ22の軸28と同心円弧状のチューブ保持面30が
形成されており、このチューブ保持面30上に可撓性チ
ューブ54が案内支持されている。そして、該チューブ
54の他端(下流側端部)は、吐出口82から吸引した
インクを貯留(回収)するための廃インク処理部材18
内へ延びている。
【0009】上記構成において、ガイドローラ22が不
図示の駆動手段によって矢印a方向に回転すると、ガイ
ドローラ22上の加圧コロ24が図7に示すX位置で可
撓性チューブ54と接触し、該可撓性チューブ54を押
圧する。その際、このチューブ54は押圧部の内部空間
(断面内の隙間)が0(零)になるまで押し潰される。
この状態からガイドローラ22がさらに矢印a方向に回
転すると、加圧コロ24は可撓性チューブ54を押し潰
した状態で矢印b方向に自転(従動回転)しながらガイ
ドローラ22と共に矢印a方向に回転(公転)する。つ
まり、円弧状のチューブ保持面30に支持された可撓性
チューブ54は、加圧コロ24によってしごかれて(扱
かれて)いく。
【0010】前記ガイドローラ22が回転して加圧コロ
24が図8に示すY位置にきたとき、該ガイドローラ2
2の回転を一時的に停止する。このY位置は、加圧コロ
24によるチューブ54の押し潰しが終了する位置であ
る。そして、加圧コロ24がY位置で停止されると、X
位置からY位置の間に加圧コロ24によって押し潰され
た(しごかれた)チューブ54内の容積変化により発生
した負圧がキャップ17を通して記録ヘッド1の吐出口
82に作用し、この負圧によって吐出口82からインク
が吸引される(吸い出される)。吸い出されたインク
(廃インク)は、チューブ54を通して、順次前記廃イ
ンク処理部材18へ送り出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成を有する従来の吸引ポンプ(チューブポンプ)におい
ては、作業者がチューブ54をポンプベース40のチュ
ーブ保持面30に取り付ける際に該チューブを若干弛ま
せて取り付けてしまうと、加圧コロ24が該チューブを
押し潰す際に、該チューブが所定位置からずれてしまう
ことがあった。その結果、チューブ54が部分的に押し
潰されない状態となり、該チューブの一部が十分に押し
潰されないために所定の負圧を発生させることができな
くなり、所定のインク吸引量を確保できないことがあっ
た。また、チューブ54がチューブ保持面30に対して
捻じられた状態で取り付けられることもあり、その場合
には、該チューブを押し潰すために要する駆動力(トル
ク)が増加し、モータ負荷が基準値を越えて増大するこ
とがあった。
【0012】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、チューブが所定位
置からずれたり弛んだ状態で取り付けられることを防止
でき、もって、チューブが部分的に押し潰されない状態
を無くし、該チューブを所定範囲にわたって確実に押し
潰すことにより、安定した負圧を発生させて適正なイン
ク吸引量を確保することができ、さらに、チューブがね
じって取り付けられることを防ぐことにより、該チュー
ブをしごく際のモータ等の駆動源の負荷の増大を防ぐこ
とができる吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたイ
ンクジェット記録装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、インクジェット記録手段の吐出口
を覆うキャップに接続された可撓性チューブをチューブ
保持面で支持するとともに、該チューブをしごくことに
より前記吐出口に負圧を作用させ、該負圧を利用して吐
出口からインクを吸引することによりインクジェット記
録手段のインク吐出性能を維持/回復する吸引ポンプに
おいて、前記チューブ保持面に沿って前記チューブと係
合可能なチューブガイド部が設けられていることを特徴
とする。
【0014】請求項8の発明は、上記目的を達成するた
め、インクジェット記録手段の吐出口を覆うキャップに
接続された可撓性チューブをチューブ保持面で支持する
とともに、該チューブをしごくことにより前記吐出口に
負圧を作用させ、該負圧を利用して吐出口からインクを
吸引することによりインクジェット記録手段のインク吐
出性能を維持/回復する吸引ポンプを備えたインクジェ
ット記録装置において、前記チューブ保持面に沿って前
記チューブと係合可能なチューブガイド部が設けられて
いることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一
符号は同一又は対応する部分を示す。図1は本発明を適
用したインクジェット記録装置の一実施例の概略構成を
示す模式的斜視図である。図1において、記録手段とし
ての記録ヘッド1はキャリッジ2に搭載されており、該
キャリッジ2は装置本体に設置された2本のガイドレー
ル3A、3Bによって往復移動可能に案内支持されてい
る。装置本体の一端部にはキャリッジ2を移動させるた
めのキャリッジモータ4が装着されている。装置本体の
他端部にはアイドラプーリ5が配設されている。そし
て、キャリッジモータ4の出力軸に取り付けられたドラ
イブプーリ(モータプーリ)4Aと前記アイドラプーリ
5との間には、前記ガイドレール3A、3Bと平行な移
動経路に沿って駆動されるタイミングベルト6が張架さ
れている。
【0016】前記タイミングベルト6の一部はキャリッ
ジ2に連結されている。また、前記タイミングベルト6
は、スライド可能に支持されたアイドラプーリ5を外向
きに付勢するように装着されたテンションバネ7によっ
て所定の張力を付与されている。こうして、キャリッジ
モータ4の正転及び逆転によってキャリッジ2を往復移
動させるとともに、キャリッジモータ4の回転量及び回
転速度によってキャリッジ2の位置及び移動速度、すな
わち記録ヘッド1の位置及び移動速度(主走査の速度)
を制御するように構成されている。
【0017】記録ヘッド1のインク吐出部(吐出口面)
と対向する位置には、所定の隙間を設けてプラテン8が
前記ガイドレール3A、3Bと平行に配設されている。
このプラテン8は、記録位置(プリント位置)における
記録紙等の記録媒体の位置を適正な紙間距離(吐出口面
と記録媒体との間の距離)の位置に規制するためのもの
である。プラテン8より通紙方向上流側には、前記ガイ
ドレール3A、3Bと平行に不図示のフィードローラ
(搬送ローラ、紙送りローラ)が配設されている。この
フィードローラに対して、ピンチローラガイド9に支持
されたピンチローラ10を圧接することにより、自動給
紙装置15から送り出された記録媒体をこれらのフィー
ドローラとピンチローラ10との間の摩擦力によってプ
ラテン8上の記録部を通して搬送するように構成されて
いる。符号12は前記フィードローラ(搬送ローラ、紙
送りローラ)を駆動するためのラインフィードモータ
(搬送モータ)を示す。
【0018】前記記録位置(記録部)では、前記キャリ
ッジ2を駆動して記録ヘッド1の主走査を行うととも
に、該主走査に同期して記録情報に基づいて該記録ヘッ
ド1を駆動することにより、前記フィードローラ及び前
記ピンチローラ10によって搬送されてきた記録媒体に
対する記録(プリント)が行われる。プラテン8の通紙
方向下流側には、記録部を通過した記録媒体を排出する
ための排出ローラ11及び拍車(不図示)が設けられて
おり、ここでも排出ローラ11と拍車との間の摩擦搬送
力により、記録された記録媒体を順次送り出すように構
成されている。
【0019】前記プラテン8より図示右側の記録領域外
の位置(記録領域を外れた位置)には、回復系ユニット
16が配設されている。この回復系ユニット16には記
録ヘッド1のインク吐出部を密閉するためのキャップ1
7が設けられている。この回復系ユニット16は、イン
ク吐出部をキャップ17で密閉した状態(記録ヘッド1
をキャッピングした状態)で該キャップの内部に通じる
吸引ポンプを作動させることにより、該キャップ17内
に負圧を発生させ、該負圧を利用して吐出口からインク
とともに増粘インク、固着インク、気泡、埃(紙粉等)
などを吸い出すことで該吐出口内のインクをリフレッシ
ュし、記録ヘッド1のインク吐出性能を維持・回復する
ように構成されている。
【0020】前記キャップ17は、記録ヘッド1の上記
吸引回復動作における負圧作用部(吸引部)として使用
される他、記録装置の輸送時や非記録時(保管時等)な
どにおいて吐出口内のインク乾燥防止のためにも使用さ
れる。また、記録ヘッド1の回復動作は、前述のインク
吸引動作(吸引回復動作)の他、吐出口内のインクを加
圧して排出(吐出)させる吐出動作(予備吐出)によっ
て行うこともできる。さらに、前記回復系ユニット16
には、記録ヘッド1の吐出口面に付着したインクや埃等
の異物を拭き取り清掃(クリーニング)するためのワイ
ピング部材(例えばゴム状弾性材のブレードやインク吸
収性の拭き取り部材など)19も設けられている。
【0021】前記自動給紙装置15、前記フィードロー
ラ(不図示)、前記排紙ローラ11、前記回復系ユニッ
ト16などの駆動は、例えば搬送モータ(ラインフィー
ドモータ、紙送りモータ)12を駆動源とし、ギア1
3、14及び不図示のクラッチ等から成る伝動機構(駆
動力伝達機構)を介して行われる。なお、図示の例で
は、キャリッジ2に搭載される記録ヘッド1が1個であ
る場合を示すが、本発明は、キャリッジ2に複数個の記
録ヘッドを搭載してカラー記録や階調記録を行い得るよ
うに構成されたインクジェット記録装置においても同様
に適用できるものである。
【0022】記録手段としての前記記録ヘッド1は、熱
エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット
記録ヘッドであって、熱エネルギーを発生するための電
気熱変換体を備えたものである。また、該記録ヘッド1
は、前記電気熱変換体により印加される熱エネルギーに
よってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる気
泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よりイ
ンクを吐出させ、記録を行うものである。前記電気熱変
換体は、複数の吐出口のそれぞれに対応して配設されて
おり、記録情報(記録信号)に応じて対応する電気熱変
換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出
口からインクを吐出するものである。
【0023】図2は、前記記録ヘッド1のインク吐出部
の構造を模式的に示す部分斜視図である。図2におい
て、記録紙等の記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.
2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口面81
には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共
通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁
面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための
電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されてい
る。記録ヘッド1は、前記吐出口82が主走査方向(キ
ャリッジ2の移動方向)と交叉する方向に並ぶような位
置関係で、キャリッジ2に搭載されている。こうして、
画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換
体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸
騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82から
インク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドが構成されて
いる。
【0024】図3〜図5は本発明を適用したインクジェ
ット記録装置の回復系ユニット16に設けられた吸引ポ
ンプ(チューブポンプ)36の第1実施例を示すもので
あり、図3はチューブ押し潰し開始時の状態を模式的に
示す縦断面図であり、図4はチューブ押し潰し終了時の
状態を模式的に示す縦断面図であり、図5はチューブを
押し潰す状態を模式的に示す部分断面図である。この吸
引ポンプとしてのチューブポンプ36は、インクジェッ
ト記録手段(インクジェット記録ヘッド)1の吐出口8
2からインクを吸引する吸引回復動作を行うためのもの
である。すなわち、このチューブポンプ36は、インク
ジェット記録ヘッド1の吐出口面81にキャップ17を
当接させたキャッピング状態で該キャップ内に負圧を作
用させることにより、吐出口82からインクとともに増
粘インク、固着インク、気泡、埃(紙粉等)などを吸い
出すことで該吐出口内のインクをリフレッシュし、記録
ヘッド1のインク吐出性能を維持・回復するように構成
されている。
【0025】図3〜図5において、回復系ユニット16
は記録領域を外れた位置に配設されており、記録ヘッド
1が該回復系ユニット16と対面する位置にあるとき、
キャップ17を不図示の駆動手段により前進させること
で該キャップの開口部を該記録ヘッド1の吐出口面81
に密着させることにより吐出口82を密閉する。キャッ
プ17の背面に形成された通孔にはチューブ54が接続
されている。前記チューブ54は、チューブポンプ36
を通って廃インク回収部材18へ延びるように配設され
ている。前記チューブポンプ36は、ポンプベース40
に円盤状のガイドローラ22を回転可能に軸支するとと
もに、該ガイドローラ22の外径近傍の位置に加圧コロ
24を回転可能に軸支した構造を有する。前記加圧コロ
24は、チューブ(可撓性チューブ)54を押圧(押し
潰し)するためのものであり、前記ガイドローラ22に
対して軸26を介して回転可能に装着(軸支)されてい
る。前記ガイドローラ22は、前記ポンプベース40に
対して軸28を介して回転可能に支持(軸支)されてい
る。
【0026】前記ポンプベース40には、前記ガイドロ
ーラ22の回転中心(軸28)に関して同心円弧状のチ
ューブ保持面30が形成されている。このチューブ保持
面30は、前記ガイドローラ22の略半円(中心角で略
180度)の範囲にわたって形成されている。そして、
この円弧状のチューブ保持面30には、可撓性チューブ
54が装着される部位に沿って(加圧コロ24の回転軌
跡と対向する位置に)、リブ状突起から成るガイド部3
1が設けられている。前記可撓性チューブ54はこのガ
イド部31に対して(沿って)装着されており、その
際、チューブ54の装着面(チューブ保持面30と当接
する部位)には、前記ガイド部(リブ状突起)31と係
合(嵌合)可能な凹溝部32が形成されている。また、
チューブ54の他端(下流側端部)は、吐出口82から
吸引したインクを貯留するための廃インク処理部材18
に接続されている。
【0027】すなわち、図3〜5の第1実施例において
は、前記チューブ保持面30に沿って前記可撓性チュー
ブ54と係合可能に形成されるチューブガイド部31
は、前記チューブ54と嵌合する嵌合手段で形成されて
おり、更に具体的には、前記チューブガイド部31をチ
ューブ保持面30に沿って形成されたリブ状突起で形成
するとともに、該チューブ保持面30により案内支持さ
れるチューブ54に前記リブ状突起31と嵌合する凹溝
部32を形成するような構成が取られている。
【0028】図3〜図5の構成において、ガイドローラ
22が不図示の駆動手段によって軸28を介して矢印a
方向に回転すると、ガイドローラ22上の加圧コロ24
が図3に示すX位置で可撓性チューブ54と接触し、該
チューブ54を押圧する。すると、該可撓性チューブ5
4は、押圧部の内部空間(断面における内径空隙)が0
(零)になるまで押し潰される。このとき、前記加圧コ
ロ24の外周面(押圧面)と前記リブ状突起から成るガ
イド部31とは、互いに干渉しないようにその間に所定
の隙間が確保されるように構成されている。例えば、チ
ューブ54の肉厚を1mmとするならば、ガイド部(リ
ブ状突起)31の高さはポンプベース40のチューブ保
持面30より約0.5mmに設定されている。そして、
ガイドローラ22が軸28を中心として矢印a方向に更
に回転すると、加圧コロ24は、チューブ54を押し潰
した状態で矢印b方向に自転(従動回転)しながら矢印
a方向にガイドローラ22と共に公転(回転)する。つ
まり、円弧状のチューブ保持面30に支持された可撓性
チューブ54は、加圧コロ24によってしごかれて(扱
かれて)いく。
【0029】前記ガイドローラ22が回転して加圧コロ
24が図4に示すY位置にきたとき、該ガイドローラ2
2の回転を一時的に停止する。このY位置は、前記チュ
ーブ保持面30の端部、すなわち加圧コロ24によるチ
ューブ54の押し潰し終了位置(しごき終了位置)又は
その近傍に設定されている。加圧コロ24がY位置にき
てガイドローラ22の回転が停止されると、X位置から
Y位置の間に加圧コロ24によって押し潰された(しご
かれた)チューブ54内の容積変化により発生した負圧
がキャップ17を通して記録ヘッド1の吐出口82に作
用する。この負圧によって吐出口82からインクが吸引
される(吸い出される)。吸い出されたインク(廃イン
ク)は、チューブ54を通して、順次前記廃インク処理
部材18へ送り出される。
【0030】以上図3〜図5を参照して説明したインク
ジェット記録装置の回復ユニット16に使用される吸引
ポンプ36の第1実施例によれば、インクジェット記録
手段1の吐出口82を覆うキャップ17に接続された可
撓性チューブ54をチューブ保持面30で支持するとと
もに、該チューブをしごくことにより前記吐出口に負圧
を作用させ、該負圧を利用して吐出口からインクを吸引
することによりインクジェット記録手段のインク吐出性
能を維持/回復する吸引ポンプ36において、前記チュ
ーブ保持面30に沿って前記チューブ54と係合可能な
チューブガイド部31が設けられている構成としたの
で、チューブ54をチューブガイド部31に係合させる
ことで、該チューブが所定位置からずれたり弛んだ状態
で取り付けられることを防止でき、もって、チューブ5
4を加圧コロ24等により押し潰すに際に該チューブが
所定位置から逃げるなどして部分的に押し潰されない状
態になることを無くし、該チューブを所定範囲にわたっ
て確実に押し潰すことにより安定した負圧を発生させて
適正なインク吸引量を確保することができ、さらに、チ
ューブ54がねじって取り付けられることを防ぐことに
より、該チューブをしごく際のモータ等の駆動源の負荷
の増大を防ぐことができる吸引ポンプ36及び該吸引ポ
ンプを備えたインクジェット記録装置が提供される。
【0031】さらに、図3〜図5の第1実施例において
は、チューブガイド部31はチューブ54と嵌合する嵌
合手段で形成されており、具体的には、チューブガイド
部31はチューブ保持面30に沿って設けられたリブ状
突起で形成され、一方、チューブ54には前記リブ状突
起31と嵌合する凹溝部32が形成されており、一層効
率よく、上述の効果を達成することができる。
【0032】図6は本発明を適用したインクジェット記
録装置の回復系ユニット16で使用される吸引ポンプ3
6の第2実施例においてチューブを押し潰す状態を模式
的に示す部分断面図である。図6の第2実施例において
は、チューブ保持面30に凹状のチューブガイド部33
が形成され、チューブ54側には前記ガイド部33と嵌
合可能な凸状の嵌合部34が形成されている。すなわ
ち、図3〜図5の第1実施例では、ガイド部31が凸状
で、チューブ54側の嵌合部が凹状になる構成であった
が、図6の第2実施例では、チューブ保持面30に沿っ
て形成されるチューブガイド部を凹溝部33で形成する
とともに、該チューブ保持面30により案内支持される
チューブ54に前記凹溝部33と嵌合(係合)するリブ
状突起34を形成する構成が採られている。
【0033】図6の第2実施例は、この点で図1〜図5
で説明した第1実施例と相違するが、その他の点では第
1実施例と実質上同じ構成を有している。従って、図6
の第2実施例においても、インクジェット記録手段1の
吐出口82を覆うキャップ17に接続された可撓性チュ
ーブ54をチューブ保持面30で支持するとともに、該
チューブをしごくことにより前記吐出口に負圧を作用さ
せ、該負圧を利用して吐出口からインクを吸引すること
によりインクジェット記録手段のインク吐出性能を維持
/回復する吸引ポンプ36において、前記チューブ保持
面30に沿って前記チューブ54と係合可能なチューブ
ガイド部33が設けられている構成が採られ、さらに、
チューブガイド部33はチューブ54と嵌合する嵌合手
段で形成されており、具体的には、チューブガイド部3
3はチューブ保持面30に沿って設けられた凹溝部33
で形成されるとともに、チューブ54には前記凹溝部3
3と嵌合するリブ状突起34が形成されている。
【0034】従って、図6の第2実施例によれば、図1
〜図5で説明した第1実施例の場合と同様の作用効果が
得られることに加え、さらに、第1実施例におけるよう
な、チューブ54の肉厚によりチューブガイド部の凸部
の高さが制限を受けることを無くす(解消する)ことが
でき、チューブ54のリブ状突起34及びチューブ保持
面30の凹溝部(チューブガイド部)33共に高さ(深
さ)寸法を自由に選定できるという効果が得られる。
【0035】なお、前述の各実施例では、チューブ54
の形状において、チューブ保持面30のチューブガイド
部31又は33と嵌合する部位を凹溝部32又はリブ状
突起34で形成したが、この凹溝部32又はリブ状突起
34は可撓性チューブ54の全長にわたって形成しても
よく、全長にわたって同一断面形状とすることにより、
チューブ54を押し出し成形で製造することが可能とな
り、該チューブ54の断面形状が異なる場合(変化させ
る場合)でもコスト上昇を招くことなく安価に製造でき
るという効果が得られる。
【0036】なお、以上の実施例では、記録手段として
のインクジェット記録ヘッド1を主走査方向に移動させ
ながら記録するシリアル型のインクジェット記録装置を
例に挙げて説明したが、本発明は、記録媒体の全幅また
は一部をカバーする長さのラインタイプのインクジェッ
トヘッドを用いて副走査のみで記録するライン方式のイ
ンクジェット記録装置の場合にも、同様に適用すること
ができ、同様の効果を達成し得るものである。また、本
発明は、記録ヘッドの数にも関わりなく自由に実施でき
るものであり、1個の記録ヘッドを用いるインクジェッ
ト記録装置の他、異なる色のインクを使用する複数の記
録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェット記録装
置、あるいは同一色彩で異なる濃度のインクを使用する
複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット
記録装置、さらには、これらを組み合わせたインクジェ
ット記録装置の場合にも、同様に適用することができ、
同様の効果を達成し得るものである。
【0037】さらに、本発明は、記録手段(記録ヘッ
ド)とインク貯留部(インクタンク)を一体化した交換
可能なインクジェットカートリッジを用いる構成、記録
手段とインク貯留部を別体にし、その間をインク供給用
のチューブ等で接続する構成など、記録手段とインク貯
留部の配置構成がどのような場合にも同様に適用するこ
とができ、同様の効果が得られるものである。なお、本
発明は、インクジェット記録装置の場合、例えば、ピエ
ゾ素子等の電気機械変換体等を用いるインクジェット記
録ヘッドを使用するものにも適用できるが、中でも、熱
エネルギーを利用してインクを吐出する方式のインクジ
ェット記録ヘッドを使用するインクジェット記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば、記録(プリント)の高密度化、高精細化が達成
できるからである。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、インクジェット記録手段の吐出口を
覆うキャップに接続された可撓性チューブをチューブ保
持面で支持するとともに、該チューブをしごくことによ
り前記吐出口に負圧を作用させ、該負圧を利用して吐出
口からインクを吸引することによりインクジェット記録
手段のインク吐出性能を維持/回復する吸引ポンプにお
いて、前記チューブ保持面に沿って前記チューブと係合
可能なチューブガイド部が設けられている構成としたの
で、前記チューブを前記チューブガイド部に係合させる
ことで、該チューブが所定位置からずれたり弛んだ状態
で取り付けられることを防止でき、もって、前記チュー
ブを加圧コロ等により押し潰すに際に該チューブが所定
位置から逃げるなどして部分的に押し潰されない状態に
なることを無くし、該チューブを所定範囲にわたって確
実に押し潰すことにより安定した負圧を発生させて適正
なインク吸引量を確保することができ、さらに、前記チ
ューブがねじって取り付けられることを防ぐことによ
り、該チューブをしごく際のモータ等の駆動源の負荷の
増大を防ぐことができる吸引ポンプが提供される。
【0039】請求項2〜7の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記チューブガイド部は前記チュー
ブと嵌合する嵌合手段で形成されている構成、前記チュ
ーブガイド部は、前記チューブ保持面に沿って形成され
たリブ状突起である構成、前記チューブに前記リブ状突
起と嵌合する凹溝部が形成されている構成、前記チュー
ブガイド部は、前記チューブ保持面に沿って形成された
凹溝部である構成、前記チューブに前記凹溝部と嵌合す
るリブ状突起が形成されている構成、あるいは、前記チ
ューブは押し出し成形品である構成としたので、一層効
率よく、上記効果を達成することができる吸引ポンプが
提供される。
【0040】請求項8の発明によれば、インクジェット
記録手段の吐出口を覆うキャップに接続された可撓性チ
ューブをチューブ保持面で支持するとともに、該チュー
ブをしごくことにより前記吐出口に負圧を作用させ、該
負圧を利用して吐出口からインクを吸引することにより
インクジェット記録手段のインク吐出性能を維持/回復
する吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置におい
て、前記チューブ保持面に沿って前記チューブと係合可
能なチューブガイド部が設けられている構成としたの
で、前記チューブを前記チューブガイド部に係合させる
ことで、該チューブが所定位置からずれたり弛んだ状態
で取り付けられることを防止でき、もって、前記チュー
ブを加圧コロ等により押し潰すに際に該チューブが所定
位置から逃げるなどして部分的に押し潰されない状態に
なることを無くし、該チューブを所定範囲にわたって確
実に押し潰すことにより安定した負圧を発生させて適正
なインク吸引量を確保することができ、さらに、前記チ
ューブがねじって取り付けられることを防ぐことによ
り、該チューブをしごく際のモータ等の駆動源の負荷の
増大を防ぐことができるインクジェット記録装置が提供
される。
【0041】請求項9〜14の発明によれば、上記請求
項8の構成に加えて、前記チューブガイド部は前記チュ
ーブと嵌合する嵌合手段で形成されている構成、前記チ
ューブガイド部は、前記チューブ保持面に沿って形成さ
れたリブ状突起である構成、前記チューブに前記リブ状
突起と嵌合する凹溝部が形成されている構成、前記チュ
ーブガイド部は、前記チューブ保持面に沿って形成され
た凹溝部である構成、前記チューブに前記凹溝部と嵌合
するリブ状突起が形成されている構成、あるいは、前記
チューブは押し出し成形品である構成としたので、一層
効率よく、上記効果を達成することができるインクジェ
ット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の概略構成を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中のインクジェット記録手段のインク吐出
部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置の吸
引ポンプの第1実施例におけるチューブ押し潰し開始時
の状態を模式的に示す縦断面図である。
【図4】図3の吸引ポンプのチューブ押し潰し終了時の
状態を模式的に示す縦断面図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置に設
けられた吸引ポンプの第1実施例においてチューブを押
し潰す状態を模式的に示す部分断面図である。
【図6】本発明を適用したインクジェット記録装置に設
けられた吸引ポンプの第2実施例においてチューブを押
し潰す状態を模式的に示す部分断面図である。
【図7】従来のインクジェット記録装置の吸引ポンプに
おけるチューブ押し潰し開始時の状態を模式的に示す縦
断面図である。
【図8】図7の吸引ポンプのチューブ押し潰し終了時の
状態を模式的に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録手段(インクジェット記録
ヘッド) 2 キャリッジ 3A、3B ガイドレール 4 キャリッジモータ 6 タイミングベルト 8 プラテン 10 ピンチローラ 11 排出ローラ 12 搬送モータ 15 自動給紙装置 16 回復系ユニット 17 キャップ 18 廃インク回収部材 19 ワイピング部材 22 ガイドローラ 24 加圧コロ 26 軸 28 軸 30 チューブ保持面 31 チューブガイド部(リブ状突起) 32 凹溝部 33 チューブガイド部(凹溝部) 34 リブ状突起 40 ポンプベース 54 チューブ(可撓性チューブ) 81 吐出口面 82 吐出口 83 共通液室 84 液路 85 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04C 5/00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録手段の吐出口を覆う
    キャップに接続された可撓性チューブをチューブ保持面
    で支持するとともに、該チューブをしごくことにより前
    記吐出口に負圧を作用させ、該負圧を利用して吐出口か
    らインクを吸引することによりインクジェット記録手段
    のインク吐出性能を維持/回復する吸引ポンプにおい
    て、 前記チューブ保持面に沿って前記チューブと係合可能な
    チューブガイド部が設けられていることを特徴とする吸
    引ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記チューブガイド部は前記チューブと
    嵌合する嵌合手段で形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の吸引ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記チューブガイド部は、前記チューブ
    保持面に沿って形成されたリブ状突起であることを特徴
    とする請求項2に記載の吸引ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記チューブに前記リブ状突起と嵌合す
    る凹溝部が形成されていることを特徴とする請求項3に
    記載の吸引ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記チューブガイド部は、前記チューブ
    保持面に沿って形成された凹溝部であることを特徴とす
    る請求項2に記載の吸引ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記チューブに前記凹溝部と嵌合するリ
    ブ状突起が形成されていることを特徴とする請求項5に
    記載の吸引ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記チューブは押し出し成形品であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吸引ポ
    ンプ。
  8. 【請求項8】 インクジェット記録手段の吐出口を覆う
    キャップに接続された可撓性チューブをチューブ保持面
    で支持するとともに、該チューブをしごくことにより前
    記吐出口に負圧を作用させ、該負圧を利用して吐出口か
    らインクを吸引することによりインクジェット記録手段
    のインク吐出性能を維持/回復する吸引ポンプを備えた
    インクジェット記録装置において、 前記チューブ保持面に沿って前記チューブと係合可能な
    チューブガイド部が設けられていることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記チューブガイド部は前記チューブと
    嵌合する嵌合手段で形成されていることを特徴とする請
    求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記チューブガイド部は、前記チュー
    ブ保持面に沿って形成されたリブ状突起であることを特
    徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記チューブに前記リブ状突起と嵌合
    する凹溝部が形成されていることを特徴とする請求項1
    0に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記チューブガイド部は、前記チュー
    ブ保持面に沿って形成された凹溝部であることを特徴と
    する請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記チューブに前記凹溝部と嵌合する
    リブ状突起が形成されていることを特徴とする請求項1
    2に記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記チューブは押し出し成形品である
    ことを特徴とする請求項8〜14のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記インクジェット記録手段は、イン
    クを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する
    電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項8〜
    14のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記インクジェット記録手段は、前記
    電気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生
    じる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出すること
    を特徴とする請求項15に記載のインクジェット記録装
    置。
JP2001317784A 2001-10-16 2001-10-16 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。 Pending JP2003118147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001317784A JP2003118147A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001317784A JP2003118147A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003118147A true JP2003118147A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19135597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001317784A Pending JP2003118147A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003118147A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070518A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Sii Printek Inc. チューブポンプ、インクジェット記録装置、及びインク供給方法
KR20150065590A (ko) 2013-12-05 2015-06-15 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리액 공급 장치, 처리액 공급 방법 및 기억 매체

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070518A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Sii Printek Inc. チューブポンプ、インクジェット記録装置、及びインク供給方法
GB2435596A (en) * 2004-12-28 2007-08-29 Sii Printek Inc Tube pump,ink jet recording device,and ink feeding method
GB2435596B (en) * 2004-12-28 2009-10-21 Sii Printek Inc Tube pump, ink jet recording device, and ink feeding method
US7771179B2 (en) 2004-12-28 2010-08-10 Seiko Instruments Inc. Tube pump, ink jet recording device, and ink feeding method
KR20150065590A (ko) 2013-12-05 2015-06-15 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리액 공급 장치, 처리액 공급 방법 및 기억 매체
DE102014225053A1 (de) 2013-12-05 2015-07-09 Tokyo Electron Ltd. Prozessflüssigkeitszuführvorrichtung, Prozessflüssigkeitszuführverfahren- und Speichermedium
US10036379B2 (en) 2013-12-05 2018-07-31 Tokyo Electron Limited Processing liquid supplying apparatus, processing liquid supplying method and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06134998A (ja) インクジェット記録装置
JPH05345415A (ja) インクジェット記録装置
JP4810303B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2004082578A (ja) キャッピング機構及びインクジェット記録装置
JP3157992B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4890693B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3100451B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003048328A (ja) インクタンク及び該インクタンクを備えたインクジェット記録装置。
JP2004066770A (ja) チューブポンプ、吐出回復装置及びインクジェット記録装置
JPH07205437A (ja) インクジェット記録装置
JP2003118147A (ja) 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。
JPH06328731A (ja) インクジェット記録装置
JP2001071513A (ja) インクジェット記録装置
JPH07171967A (ja) インクジェット記録装置
JP2722289B2 (ja) インクジェット記録装置及び該記録装置用回復装置
JP3025089B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH03246040A (ja) インクジェット記録装置
JPH06126969A (ja) インクジェット記録装置
JPH06255119A (ja) インクジェット記録装置
JP2005144943A (ja) インクジェット記録装置
JPH06255118A (ja) インクジェット記録装置
JP2878001B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH06171104A (ja) インクジェット記録装置
JPH0569556A (ja) インクジエツト記録装置
JP3368146B2 (ja) インクジェット記録装置