JP2003117714A - 線材皮削りチップ切断装置およびこれを備えた線材皮削り装置 - Google Patents

線材皮削りチップ切断装置およびこれを備えた線材皮削り装置

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JP2003117714A JP2001307371A JP2001307371A JP2003117714A JP 2003117714 A JP2003117714 A JP 2003117714A JP 2001307371 A JP2001307371 A JP 2001307371A JP 2001307371 A JP2001307371 A JP 2001307371A JP 2003117714 A JP2003117714 A JP 2003117714A
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wire rod
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ切断能力が高く作業性が良好であり、
特に2段皮削りに好適な線材皮削りチップ切断装置、お
よびこれを備えた線材皮削り装置を提供する。 【解決手段】 給材装置から巻戻された線材Wを皮削り
ダイス13Aにより皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮
削り装置において、刃先24aを皮削りダイス13Aの
近傍部に臨ませたバイト24を、線材Wの軸線6のまわ
りに回転駆動されるバイトホルダ23に取付けるととも
に、バイト24の前側位置に、切刃35aを線材Wに接
近させて回転駆動されるフライスカッタ35を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は線材の皮削り装置
において発生する皮削りチップを小片に切断する線材皮
削りチップ切断装置、およびこれを備えた線材皮削り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば鋼,銅,アルミニウムなどの金
属製の線材の製造工程においては、線材表面の疵や酸化
膜,異物等を除去するために、線材の外皮部分を薄く剥
取る皮削り(ワイヤーブローチング)がおこなわれる。
この皮削り手段としては、線材の直径より若干小さい穴
径を有する皮削り(皮むき)ダイスを用い、この皮削り
ダイスに線材を通して引抜くことにより、皮削りをおこ
なう方法が広く採用されている。
【0003】ところでこの皮削りダイスによる削り代
は、ダイスの耐摩耗性や線材の強度などから、通常は直
径で0.15mm程度が限界であるが、線材の疵や酸化膜
の厚さなどによっては、これより厚い削り代(たとえば
直径で0.3mm)を必要とする場合が多い。これに対し
て従来は、給材装置から巻戻された線材を皮削りダイス
により皮削り後、巻取装置に巻取るという皮削り工程
を、複数回(通常は2回)繰返して、所望の削り代分の
皮削りをおこなっていたので、加工に時間がかかり、生
産性が劣るという大きな問題点を有するものであった。
【0004】そこで1台の皮削り装置の機台上に、線材
の走行経路に沿って2個の穴径の異なる皮削りダイスを
設置して、1回の通線に対して2段の皮削りをおこなう
ことが考えられる。ところが実際にこの2段皮削りを試
行してみると、皮削り時に線材の断線や線材が引伸ばさ
れて過小線径となる引き細り、あるいは瞬間的に線材が
停止し再起動することにより線材表面が環状にえぐられ
るストップ疵(止まり疵)等が多発し、円滑・確実な2
段皮削りは困難であることが判る。
【0005】その原因としては、2段皮削りにおいては
線材に引張力としてかかる皮削りダイスによる切削抵抗
力が1段皮削りの場合に対して約2倍となり、さらに皮
削り時に発生する皮削りチップがダイスの前側(線材上
流側)で線材周囲に堆積し塊状に固まるチップ詰まりに
よって線材にかかる摩擦力も、1段皮削りの場合の約2
倍となるため、後段側(線材下流側)のダイス付近で線
材の張力が過大となり、この過大張力が上記の断線や引
き細り、ストップ疵等を引起こしているものと考えられ
る。
【0006】このため2段皮削りを実施可能とするため
には各皮削りダイス部において発生する皮削りチップ
(以下単にチップという)を確実に切断して上記チップ
詰まりをなくすることが必須条件と考えられるが、この
チップを切断する装置として従来提案されている切断装
置は、次のような問題点を有するものであった。すなわ
ち、先ず実公昭41ー20397号公報にも記載されて
いる一般的なバイト回転式のチップ切断装置は、図8に
略示するように、皮削りダイス81を保持するダイスホ
ルダ82の回りにバイトホルダ83を回転自在に支承
し、刃先84aを皮削りダイス81の近傍部に臨ませた
バイト84を、線材Wの軸線のまわりに回転駆動される
バイトホルダ83に取付け、この回転駆動されるバイト
84によって、線材Wのまわりに堆積するチップ85を
切断しようとするものであるが、この切断装置では切断
能力が不足しチップ詰まりが多発する。
【0007】これはチップの発生・成長過程において、
先ず図8(a)に示すように連続的に発生するチップ8
5は前方(線材上流側)に向って線材Wにらせん状に絡
み付き、ガイドパイプ86に先端部が到達すると、同図
(b)に示すように半径方向に拡径し、上記のバイト8
4による切断はこのチップの成長が進んで拡径した段階
ではじめて開始されるものであり、また少数本(通常2
〜4本)のバイト84による少数個の切刃により、塊状
となったチップ85の外周部を円周方向に引きちぎる形
の切断であるため、充分な切断作用が得られず、同図
(c)に示すチップ詰まりを防止できないのである。さ
らに場合によっては、この円周方向への付勢力によりチ
ップ85が線材のまわりに一層強く巻付いてチップ詰ま
りを助長するケースも見られる。
【0008】また特開平8ー267319号公報に記載
されたチップ切断装置は、上記のバイト84の刃先先端
部を、皮削りダイスの入口側刃面および線材外周面に接
近させた状態で、回転駆動するものであり、この場合は
図8(a)に示すチップ発生の初期の段階でチップ85
の剪断をおこなうので、良好なチップ切断作用は得られ
るが、皮削りダイス各段あたり複数本ある各バイトの刃
先位置調節に煩雑な作業を必要とし、皮削り対象線材サ
イズ変更時やダイス摩耗によるダイス交換時などの上記
バイト位置調節に時間がかかるため、皮削りの生産性を
低下させるという問題点を有するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記各問題
点にかんがみてなされたもので、チップ切断能力が高く
作業性が良好であり、特に2段皮削りに好適な線材皮削
りチップ切断装置、およびこれを備えた線材皮削り装置
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の線材皮削りチップ切断装置は、給材
装置から巻戻された線材を皮削りダイスにより皮削り
後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置において、前記皮
削りダイスの前側位置に、切刃を線材に接近させて回転
駆動されるフライスカッタを設けたことを特徴とする。
【0011】請求項1の手段によれば、皮削りダイスに
よる皮削り開始後、発生するチップ(皮削りチップ)が
線材にらせん状に絡み付く初期の段階で、このらせん状
のチップを線材に接近した位置にある多数の切刃を有す
るフライスカッタが、チップを切削する形で確実に切断
する。
【0012】また請求項2記載の線材皮削りチップ切断
装置は、給材装置から巻戻された線材を皮削りダイスに
より皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置におい
て、刃先を前記皮削りダイスの近傍部に臨ませたバイト
を、線材軸線のまわりに回転駆動されるバイトホルダに
取付けるとともに、前記バイトの前側位置に、切刃を線
材に接近させて回転駆動されるフライスカッタを設けた
ことを特徴とする。
【0013】請求項2の手段によれば、請求項1の手段
による前記フライスカッタによるらせん状のチップの切
断に加えて、線材の材質等によってフライスカッタと皮
削りダイスとの間で成長し拡径するチップに対しても、
回転駆動されるバイトによって切断がおこなわれるの
で、チップは一層確実に切断される。
【0014】また請求項3記載の線材皮削りチップ切断
装置は、給材装置から巻戻された線材を皮削りダイスに
より皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置におい
て、線材軸線に対して放射状に配置され刃先が前記皮削
りダイスの入口に接近した位置にある複数本のバイト
を、これらのバイトを連動させ線材に対して接近離間駆
動して位置決めする位置決め装置を介して、線材軸線の
まわりに回転駆動されるバイトホルダに取付けたことを
特徴とする。
【0015】請求項3の手段によれば、皮削りダイスの
入口および線材に接近した位置で回転駆動されるバイト
が、皮削りダイス部から発生するチップを確実に切断し
てチップの成長を阻止する。また各バイトは位置決め装
置により連動させて同時に線材に対して接近位置にセッ
トでき、刃先位置調節を短時間で容易におこなえる。
【0016】また請求項4記載の線材皮削り装置は、給
材装置から巻戻された線材を皮削りダイスにより皮削り
後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置において、線材の
走行経路に沿って前記皮削りダイスを間隔をおいて2個
設置し、これら各皮削りダイスに対して、前記請求項1
または2または3記載の線材皮削りチップ切断装置を設
けたことを特徴とする。
【0017】請求項4の手段によれば、2個の各皮削り
ダイス部において発生するチップは、前記のように良好
なチップ切断能力を有する請求項1または2または3記
載の線材皮削りチップ切断装置により切断され、チップ
詰まりが防止されるので、このチップ詰まりによる過大
張力を線材に与えることなく、2段皮削りを円滑・確実
に実施可能にする。
【0018】また請求項5記載の線材皮削り装置は、給
材装置から巻戻された線材を皮削りダイスにより皮削り
後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置において、線材の
走行経路に沿って前記皮削りダイスを間隔をおいて2個
設置し、これら各皮削りダイスに対して、前記請求項3
記載の線材皮削りチップ切断装置を設けるとともに、こ
れら各皮削りダイスの前側位置に、逆張力付与手段を設
けたことを特徴とする。
【0019】請求項5の手段によれば、請求項4の手段
によるのと同様に、2個の各皮削りダイス部において発
生するチップは、前記のように良好なチップ切断能力を
有する請求項3記載の線材皮削りチップ切断装置により
切断され、チップ詰まりが防止されるので、このチップ
詰まりによる過大張力を線材に与えることなく、2段皮
削りが円滑・確実に実施可能となるとともに、逆張力付
与手段により線材には反進行方向側に向かう逆張力が付
与され、皮削りダイスに接近した位置でバイトの刃先が
回転してチップの切断をおこなう場合に発生することの
あるビビリ疵の発生を、上記逆張力により線材の微小振
動を抑制することによって、防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図1〜図3に示す第1例によ
り、この発明の実施の形態を説明する。図1において、
1は給材装置で、線材Wをコイル状に積層保持し鉛直軸
線のまわりに回転自在なリール2を主部材とするもので
あり、また3は巻取装置で、図示しないモータにより回
転駆動される巻取ドラム4を主部材とし、この巻取ドラ
ム4で巻取られた線材はリール5の外周部へ落下しコイ
ル状に貯線される。
【0021】10は給材装置1と巻取装置3との間に設
置した機台で、この機台10上には、前側(線材供給
側)から後側(線材巻取側)に向う線材進行方向に沿っ
て、線材繰出用のピンチロール11,線材矯正用の矯正
ロール12,第1段の皮削りダイス13Aを保持するダ
イスホルダ14Aおよびチップ切断装置15A,ガイド
ローラ16,第2段の皮削りダイス13Bを保持するダ
イスホルダ14Bおよびチップ切断装置15Bが配置さ
れている。
【0022】第2段の皮削りダイス13Bは第1段の皮
削りダイス13Aよりも小さい孔径(たとえば皮削り前
の線材径=6.0mmに対して、皮削りダイス13Aの孔
径=5.85mm,皮削りダイス13Bの孔径=5.7m
m)を有するものであるが、そのダイスホルダ14B部
およびチップ切断装置15Bは、1段目のダイスホルダ
14Aおよびチップ切断装置15Aと同構造を有するも
のであるので、各部詳細構造を示す図2および図3に
は、第2段関係の相当部分に符号をカッコ書きして示
し、以下第1段の皮削りダイス13A関係部分について
説明する。
【0023】図2および図3において、ダイスホルダ1
4Aは、基部が機台10に取付けられるスタンド17の
前側側壁に、筒体18を線材Wと同心に固着して成り、
この筒体18の先端部に、皮削りダイス13Aを保持す
るダイスケース19を嵌着してある。
【0024】チップ切断装置15Aは、回転バイト式の
チップ切断装置20と、フライスカッタ式のチップ切断
装置30とから成り、先ずチップ切断装置20は、ダイ
スホルダ14Aの筒体18に、軸受21,22を介して
筒状のバイトホルダ23を線材Wの軸線6のまわりに回
転自在に支承し、刃先24aを皮削りダイス13Aの近
傍部に臨ませたバイト24を、バイトホルダ23の先端
のフランジ部23aに取付け、バイトホルダ23をベル
ト25を介して回転駆動するモータ26を具備して成
る。そしてバイト24の刃先24aの皮削りダイス13
Aに対する位置調節は、締付ボルト27によるバイト2
4のフランジ部23aへの取付位置調節によりおこな
う。
【0025】またチップ切断装置30は、下部を機台1
0に取付けられチップ飛散防止カバーを兼ねたボックス
31の上板部に、ブラケット32を介してモータ33を
取付け、このモータ33の出力軸に継手34によってフ
ライスカッタ35を固定取付けし、前記バイト24の前
側位置において、このフライスカッタ35の切刃35a
を線材Wに接近配置させたものである。そしてフライス
カッタ35の切刃35aの線材Wに対する接近位置調節
は、締付ボルト36によるモータ33のブラケット32
への取付位置調節によりおこなう。37はフライスカッ
タ35の振れ止め用のピローブロックで、フライスカッ
タ35の軸部を回転自在に支持する軸受37aをそなえ
ている。
【0026】なお図2において38は、ボックス31の
前壁部に取付けた線材ガイド用のガイドパイプ、28
は、モータ26の出力軸に取付けたベルト車29とバイ
トホルダ23のベルト車部23b,およびこれらに巻掛
けられたベルト25を包囲するベルトカバーで、ダイス
ホルダ14Aのスタンド17部に取付けてある。
【0027】上記構成の線材皮削り装置40において
は、チップ切断装置15A,15Bの各モータ26,3
3を起動してバイト24およびフライスカッタ35を回
転駆動し、ピンチロール11により給材装置1部の線材
Wを巻戻し、矯正ロール12により線材の曲がりを矯正
後、第1段の皮削りダイス13Aにより皮削り後、続い
て第2段の皮削りダイス13Bにより皮削りする2段皮
削りをおこない、巻取装置3により線材の巻取りをおこ
なう。
【0028】上記の皮削り時において、第1段の皮削り
ダイス13Aによる皮削りによって発生するチップはチ
ップ切断装置15Aによって、第2段の皮削りダイス1
3Bによる皮削りによって発生するチップはチップ切断
装置15Bによって、いずれも下記のように切断され
る。
【0029】先ず皮削りダイス13A,13Bによる皮
削り開始後、発生するチップが図8(a)に示す線材W
にらせん状に絡み付く初期の段階で、チップ切断装置3
0のフライスカッタ35が、このらせん状のチップ85
を線材Wに接近した位置にある切刃35aによって切断
する。フライスカッタ35は多数個の切刃35aを有
し、回転する各切刃は上記らせん状のチップ85を切削
する形で確実に切断するので、チップがガイドパイプ3
8部まで成長し続いて拡径してチップ詰まりに至るのが
防止される。
【0030】また線材Wの材質などによって、皮削りダ
イス13A,13Bとフライスカッタ35間で図8
(b)に示すように拡径しようとするチップ85に対し
ても、チップ切断装置20のモータ26により回転駆動
されているバイト24によって上記チップの切断がおこ
なわれるので、チップの成長は阻止され、チップ詰まり
の発生は一層確実に防止されるのである。
【0031】なおフライスカッタ35の切刃35aと線
材Wの間隔は1〜2mm程度とすればよく、またバイト2
4の刃先24aの位置も同様に厳密な寸法範囲に調整し
なくてもよいので、これらのフライスカッタおよびバイ
トの位置調節は簡単で時間がかからない。また上記のよ
うにして切断されたチップは、ボックス31の下向きの
開口部から下方へ排出される。
【0032】そして上記のチップ切断装置30,20に
よるチップ切断によって、皮削りダイス13A,13B
部で発生するチップ詰まり、従ってこのチップ詰まりに
よる線材の過大張力発生が防止されるので、線材皮削り
装置40によって、線材の断線や引き細り,ストップ疵
などをひき起こすことなしに、円滑・確実に2段皮削り
をおこなうことができるのである。
【0033】なお上記第1例におけるチップ切断装置1
5A,15Bは、回転バイト式のチップ切断装置20は
省略してフライスカッタ式のチップ切断装置30のみで
構成してもよく、この場合も線材Wに絡み付くらせん状
のチップがフライスカッタ35により確実に切断される
ので、チップのそれ以上の成長およびチップ詰まりを防
止できる。
【0034】次に図4〜図7に示す第2例により、この
発明の実施の形態を説明する。この例の線材皮削り装置
50は前記第1例に比べて、チップ切断装置51A,5
1Bの構造、および機台10上のガイドローラ16を除
去しチップ切断装置51A,51Bの各前側位置に逆張
力付与手段であるベンディングローラ71A,71Bを
設けた点が異なるだけであり、またこれらチップ切断装
置51A,51Bも前記第1例のチップ切断装置15
A,15Bと共通部分を有するものであるので、図1〜
図3と同一または相当部分には同一符号を付して図示
し、それらの部分の詳細な説明は省略する。また第2段
のチップ切断装置51Bは第1段のチップ切断装置51
Aに対して皮削りダイスの孔径が小さいだけで、その他
はチップ切断装置51Aと同構造を有する点も第1例と
同じであり、図4〜図6には、第2段関係の相当部分に
符号をカッコ書きして示してある。
【0035】チップ切断装置51Aは回転バイト式のチ
ップ切断装置であり、ダイスホルダ14Aの筒体18に
線材Wの軸線6のまわりに回転自在に支承したバイトホ
ルダ23のフランジ部23aに、連結棒52で環状の取
付板53,54を一体に固着連結した枠体55の一方の
取付板53部を固定取付けし、他方の取付板54に、位
置決め装置である旋盤用のスクロール式の連動チャック
60の背面側を固定取付けし、その正面側の3個の爪取
付部材61に、線材Wの軸線6に対して放射状に配置し
た3本のバイト65を、締付ボルト66により取付けて
成る。そしてこれらのバイト65の刃先65aは、図6
に示すように皮削りダイス13Aの入口(ダイス孔先
端)67に接近した位置(たとえばダイス入口〜刃先間
の距離S=1〜2mm)にある。
【0036】連動チャック60は、1個の調節ねじ62
を回すことにより3個の爪取付部材61が連動して動く
ものであり、これによって3本のバイト65を連動させ
て線材Wに接近離間駆動して、各バイト65の刃先65
aを線材Wの外周面に接近した位置に位置決めすること
ができるのである。
【0037】またベンディングローラ71A,71B
は、一般には棒材や管材を円弧状に曲げるのに用いられ
るものであるが、この発明では線材を多点(この例では
5点であるが、3点あるいは4点でもよい)で押えて線
材に反進行方向側(前側)に向かう逆張力を付与する逆
張力付与手段として用いるものである。そして図示しな
いハンドル操作により上下のローラ間隔を調節すること
により、上記逆張力を所望の大きさに設定して、この逆
張力付与により、後述のように皮削りに伴って線材に発
生するビビリ疵を防止するものである。
【0038】上記構成の線材皮削り装置50において
は、前記第1例と同様にチップ切断装置51A,51B
の各モータ26を起動してバイト65を回転駆動し、給
材装置1部の線材Wを巻戻して曲がりを矯正後、第1段
の皮削りダイス13Aにより皮削り後、続いて第2段の
皮削りダイス13Bにより皮削りする2段皮削りをおこ
ない、巻取装置3により線材の巻取りをおこなう。
【0039】上記の皮削り時において、第1段の皮削り
ダイス13Aによる皮削りによって発生するチップはチ
ップ切断装置51Aによって、第2段の皮削りダイス1
3Bによる皮削りによって発生するチップはチップ切断
装置15Bによって、いずれも下記のように切断され
る。
【0040】すなわち、皮削りダイス13A,13Bに
よる皮削りの開始により発生するチップは、各皮削りダ
イスの入口側刃面および線材外周面に接近した位置で回
転駆動されているバイト65によって切断され、図8
(a)に示すようなチップ85の線材Wへの絡み付き状
態には至らず、従ってさらにチップが拡径してチップ詰
まり状態となることもない。
【0041】またバイト65の刃先65aと線材Wの間
隔は1〜2mm程度とすればよいが、この刃先65aの線
材外周面に対する位置調節は、連動チャック60の調節
ねじ62の回動操作により3本のバイト65に対して同
時におこなうことができ、作業が簡単で時間がかからな
い。
【0042】そして上記のチップ切断装置51A,51
Bによるチップ切断によって、皮削りダイス13A,1
3B部で発生するチップ詰まり、従ってこのチップ詰ま
りによる線材の過大張力発生が防止されるので、線材皮
削り装置50によって、線材の断線や引き細り,ストッ
プ疵などをひき起こすことなしに、円滑・確実に2段皮
削りをおこなうことができるのである。
【0043】また線材Wの材質や皮削りダイス13A,
13Bによる削り代の大きさなどによっては、皮削り後
の線材の表面に、深さ0.1mm以下程度のうろこ状の疵
が小間隔で連続的に刻まれるビビリ疵が発生することが
ある。このビビリ疵は、この第2例のようにバイト65
が皮削りダイスに接近した位置で回転する場合に発生し
やすく、その発生状況の調査によれば、バイト65の刃
先65aと皮削りダイスとの間に僅かに発生する詰まり
状態の皮削りチップを介して、高速回転するバイトの刃
先65aが線材Wに微小振動を発生させることに因るも
のと推定される。
【0044】そして発明者による上記ビビリ疵の発生原
因の究明と対策の研究の結果、このビビリ疵の防止手段
としては、線材Wに逆張力を付与する逆張力付与手段
(この例ではベンディングローラ71A,71B)を皮
削りダイスの前側位置に設けることが有効であることが
知見・確認された。すなわち、線材Wをベンディングロ
ーラ71A(あるいは71B)を通線させたのち皮削り
ダイス13A(あるいは13B)による皮削りをおこな
うと、ベンディングローラ71A(あるいは71B)部
における線材Wの曲げ抵抗により線材Wには反進行方向
側(前側)に向かう逆張力が付与され、この逆張力によ
り皮削りダイス13A(あるいは13B)とベンディン
グローラ71A(あるいは71B)間の線材の微小振動
が抑制されるので、この微小振動によるビビリ疵の発生
が防止されるのである。
【0045】なおこの発明における逆張力付与手段とし
ては、上記ベンディングローラ形式のものの他、たとえ
ば前記第1例におけるガイドローラ16のローラあるい
はローラ軸部に摩擦制動機構を付設するなどして、制動
により線材に逆張力を付与するものや、複数基の上記ガ
イドローラ16を段違い(ジグザグ)状に配設して、上
記第2例と同様に線材の塑性変形(曲げ)抵抗により線
材に逆張力を付与するものなど、各種形式のものを用い
ることができ、さらに上記第2例においては、ベンディ
ングローラ71Aの代りに矯正ロール12を皮削りダイ
ス13Aの前側位置に接近配置して、この矯正ロール1
2に逆張力付与手段を兼ねさせるようにしてもよい。
【0046】この発明は上記各例に限定されるものでは
なく、たとえば上記第1例におけるフライスカッタ35
としては、図3に鎖線39で示すような側フライスを線
材Wの軸線6に交差させる形で用いてもよく、また上記
第2例におけるバイト65を連動させて位置決めする位
置決め装置としては、スクロールチャック以外の連動機
構を有する連動チャックや、たとえばリンクやねじ機構
などの連動機構をそなえた連動チャック以外の位置決め
装置を用いてもよい。さらにその他のチップ切断装置1
5A,15B,51A,51Bの各部の具体的構造も、
上記以外のものとしてもよい。
【0047】また上記各例の線材皮削り装置において
は、第1段の皮削りダイス13Aと第2段の皮削りダイ
ス13Bに対して、それぞれ同形式のチップ切断装置を
用いたが、皮削り厚さや線材の材質などに応じて第1段
と第2段で別形式のチップ切断装置を用いるようにして
もよい。またたとえば機台10上の矯正ロール12やガ
イドローラ16やベンディングローラ71A,71B
を、省略したり他形式のものとするなど、線材皮削り装
置全体の具体的構造も上記以外のものとしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、皮削りにより発生するチップは、線材にら
せん状に絡み付くチップ成長の初期の段階でフライスカ
ッタにより確実に切断してチップ詰まりを防止でき、ま
たフライスカッタの切刃位置の調節も容易であるので、
チップ切断能力が高く作業性が良好であり、特に2段皮
削りに好適な線材皮削りチップ切断装置が得られる。
【0049】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明におけるフライスカッタによるチップ切断
に加えて、皮削りダイスとフライスカッタ間で拡径する
チップに対しても、回転駆動されるバイトにより切断す
ることにより、チップ詰まりを一層確実に防止でき、ま
たフライスカッタの切刃位置およびバイトの刃先位置の
調節も容易であるので、チップ切断能力が高く作業性が
良好であり、特に2段皮削りに好適な線材皮削りチップ
切断装置が得られる。
【0050】また請求項3記載の発明によれば、皮削り
により発生するチップは、皮削りダイスの入口および線
材に接近した位置で回転駆動されるバイトにより発生直
後に確実に切断してチップ詰まりを防止でき、また各バ
イトの刃先位置調節は位置決め装置により短時間で容易
におこなえるので、チップ切断能力が高く作業性が良好
であり、特に2段皮削りに好適な線材皮削りチップ切断
装置が得られる。
【0051】また請求項4記載の発明によれば、2個の
各皮削りダイス部において発生するチップは、前記のよ
うに良好なチップ切断能力を有する請求項1または2ま
たは3記載の線材皮削りチップ切断装置により切断さ
れ、チップ詰まりが防止されるので、このチップ詰まり
による過大張力に起因する線材の断線や引細り,ストッ
プ疵などをひきおこすことなしに、線材の2段皮削りを
円滑・確実におこなうことができる。
【0052】また請求項5記載の発明によれば、請求項
4記載の発明と同様に、2個の各皮削りダイス部におい
て発生するチップは、前記のように良好なチップ切断能
力を有する請求項3記載の線材皮削りチップ切断装置に
より切断され、チップ詰まりが防止されるので、このチ
ップ詰まりによる過大張力に起因する線材の断線や引細
り,ストップ疵などをひきおこすことなしに、線材の2
段皮削りを円滑・確実におこなうことができるのに加え
て、逆張力付与手段により線材に反進行方向側に向かう
逆張力を与えることにより、線材のビビリ疵の発生を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の第1例を示す線材皮削
り装置の正面図である。
【図2】図1におけるダイスホルダおよびチップ切断装
置部の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】この発明の実施の形態の第2例を示す線材皮削
り装置の正面図である。
【図5】図4におけるダイスホルダおよびチップ切断装
置部の縦断面図である。
【図6】図5のB部拡大縦断面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】皮削り時のチップの発生・成長状態および従来
のチップ切断装置を示す略示縦断面図である。
【符号の説明】
1…給材装置、3…巻取装置、13A…皮削りダイス、
13B…皮削りダイス、14A…ダイスホルダ、14B
…ダイスホルダ、15A…チップ切断装置、15B…チ
ップ切断装置、20…チップ切断装置、23…バイトホ
ルダ、24…バイト、24a…刃先、26…モータ、3
0…チップ切断装置、33…モータ、35…フライスカ
ッタ、35a…刃先、40…線材皮削り装置、50…線
材皮削り装置、51A…チップ切断装置、51B…チッ
プ切断装置、60…連動チャック(位置決め装置)、6
5…バイト、65a…刃先、67…入口、71A…ベン
ディングローラ(逆張力付与手段)、71B…ベンディ
ングローラ(逆張力付与手段)、W…線材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給材装置から巻戻された線材を皮削りダ
    イスにより皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置
    において、前記皮削りダイスの前側位置に、切刃を線材
    に接近させて回転駆動されるフライスカッタを設けたこ
    とを特徴とする線材皮削りチップ切断装置。
  2. 【請求項2】 給材装置から巻戻された線材を皮削りダ
    イスにより皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置
    において、刃先を前記皮削りダイスの近傍部に臨ませた
    バイトを、線材軸線のまわりに回転駆動されるバイトホ
    ルダに取付けるとともに、前記バイトの前側位置に、切
    刃を線材に接近させて回転駆動されるフライスカッタを
    設けたことを特徴とする線材皮削りチップ切断装置。
  3. 【請求項3】 給材装置から巻戻された線材を皮削りダ
    イスにより皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置
    において、線材軸線に対して放射状に配置され刃先が前
    記皮削りダイスの入口に接近した位置にある複数本のバ
    イトを、これらのバイトを連動させ線材に対して接近離
    間駆動して位置決めする位置決め装置を介して、線材軸
    線のまわりに回転駆動されるバイトホルダに取付けたこ
    とを特徴とする線材皮削りチップ切断装置。
  4. 【請求項4】 給材装置から巻戻された線材を皮削りダ
    イスにより皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置
    において、線材の走行経路に沿って前記皮削りダイスを
    間隔をおいて2個設置し、これら各皮削りダイスに対し
    て、前記請求項1または2または3記載の線材皮削りチ
    ップ切断装置を設けたことを特徴とする線材皮削り装
    置。
  5. 【請求項5】 給材装置から巻戻された線材を皮削りダ
    イスにより皮削り後、巻取装置に巻取る線材皮削り装置
    において、線材の走行経路に沿って前記皮削りダイスを
    間隔をおいて2個設置し、これら各皮削りダイスに対し
    て、前記請求項3記載の線材皮削りチップ切断装置を設
    けるとともに、これら各皮削りダイスの前側位置に、逆
    張力付与手段を設けたことを特徴とする線材皮削り装
    置。
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CN100439022C (zh) * 2007-09-11 2008-12-03 傅氏国际(大连)双金属线缆有限公司 铝杆表面刮削机构
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