JP2003117474A - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を向上させながらも、所望の薄膜を形
成できる薄膜形成方法を提供すること。 【解決手段】 フィルム又は板状の被塗布物10の塗布
面が下向きの状態で一定速度で搬送しながら、塗布面に
向かい合う上向きのスリットノズル3から、 毛管作用
により塗布液を供給することにより、被塗布物の塗布面
に薄膜を形成する薄膜形成方法であって、 スリットノ
ズル3の毛管間隔δが、50μ≦δ≦300μm、スリ
ットノズル3の先端と塗布面との間隔hが、150μm
≦h≦300μm、スリットノズル3の出口部における
液流速をV1、スリットノズル3へ塗布液を供給するた
めの配管にける液流速をV2とすると、 0<V2≦V
1×0.5 となるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム又は板状
の被塗布物の塗布面が下向きの状態で一定速度で搬送し
ながら、前記塗布面に向かい合う上向きのスリットノズ
ルから、 毛管作用により塗布液を供給することによ
り、前記被塗布物の前記塗布面に薄膜を形成する薄膜形
成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、反射防止膜がコーティングされ
た液晶表示素子用の偏光板のように、フィルム又は板状
の被塗布物に薄膜を形成する技術が知られている。かか
る薄膜形成装置として、特許第2878171号や特開
2001−70854号公報に開示される薄膜塗工装置
がある。この装置は、毛管作用に基づいて被塗布物の塗
布面に薄膜を形成するものであり、その概略を図1に示
す。 【0003】図1において、塗布液1が充填される液槽
2が設けられており、塗布液1の中のスリットノズル3
は、第1スリット部材30と、第2スリット部材31と
を有し、この第1・第2スリット部材30,31により
毛管間隔(スリット)が形成される。スリットノズル3
は、 その出口部が液面から突出した状態と、液面内部
に浸漬した状態とに設定変更することができる。そのた
め、スリットノズル3の下面の一部に支持軸4が結合さ
れており、 この支持軸4は不図示の駆動機構により上
下駆動される。また、支持軸4の上下動に伴い塗布液1
が漏れてこないようにするため、蛇腹部材5が設けられ
ている。 【0004】一方、テーブル11の下面にフィルムや板
状の被塗布物10が取り付けられる。テーブル11の内
部には真空吸着機構(不図示)が設けられており、被塗
布物10をテーブル11の下面に吸着する。被塗布物1
0の下面が塗布面に該当し、スリットノズル3の先端が
上向きに向いており、両者は向かい合っている。そこ
で、テーブル11を矢印A方向に一定速度で搬送するこ
とにより、毛管作用によりスリットノズル3の先端から
連続的に塗布液を供給し、被塗布物10の塗布面に薄膜
を形成することができる。被塗布物10は、所定の幅寸
法を有しており、スリットノズル3の先端も幅方向(図
の紙面に垂直な方向)に沿って延びている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記装置を利用して被
塗布物に薄膜を形成する場合に課題は、以下の通りであ
る。薄膜形成の生産性を上げるためには、被塗布物10
の搬送速度(塗工速度)を上げる必要がある。ところ
が、被塗布物10の搬送速度を上げようとすると(例え
ば、1.5m/min以上)、塗布面に形成される膜の
厚さが厚くなる傾向があるため、所望の厚さの薄膜を形
成できなくなる。また、被塗布物の搬送速度を上げる
と、スリットノズルからの塗布液の供給がうまくいか
ず、液切れしやすくなる。 【0006】そこで、本願の発明者らは鋭意検討した結
果、塗布液を供給する場合の条件設定を適切に行うこと
により、生産性を向上させながらも、所望の薄膜を形成
できることを見出した。よって、本発明の課題は、生産
性を向上させながらも、所望の薄膜を形成できる薄膜形
成方法を提供することである。 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る薄膜形成方法は、フィルム又は板状の被塗
布物の塗布面が下向きの状態で一定速度で搬送しなが
ら、前記塗布面に向かい合う上向きのスリットノズルか
ら、 毛管作用により塗布液を供給することにより、前
記被塗布物の前記塗布面に薄膜を形成する薄膜形成方法
であって、前記スリットノズルの毛管間隔δが、 50μ≦δ≦300μm 前記スリットノズルの先端と前記塗布面との間隔hが、 150μm≦h≦300μm 前記スリットノズルの出口部における液流速をV1、前
記スリットノズルが浸漬される液槽へ塗布液を供給する
ための配管における液流速をV2とすると、 0<V2≦V1× 0.5 となるように設定されていることを特徴とするものであ
る。 【0007】まず、スリットノズルの毛管間隔δ(図1
参照)を、50μm≦δ≦300μmとなるように設定
する。 50μm>δだと、液切れし、δ>300μm
だと、塗膜が厚すぎるという問題がある。 【0008】また、スリットノズルの先端と塗布面との
間隔h(図1参照)を、150μm≦h≦300μmと
なるように設定する。 150μm>hだと、液だまり
が生じ、塗りムラが発生する。h>300μmだと、液
切れするという問題がある。 【0009】さらに、スリットノズルの出口部における
液流速をV1(図1参照)、液槽へ塗布液を供給するた
めの配管における液流速をV2(図2参照)とすると、
0<V2≦V1× 0.5 となるように設定されている。
かかる液流速の設定は、スリットノズルの毛管間隔と配
管の断面積とを所定の比率に設定することで得られる。
V2>V1× 0.5 になると、塗膜が厚すぎるという
問題がある。 【0010】上記条件をすべて満たしたときに、生産性
を向上させながらも、所望の薄膜を形成できる薄膜形成
方法を提供することができる。例えば、被塗布物の搬送
速度を1.5/min以上にしながらも、塗布膜の厚さ
を10μm以下(ただし、この値は塗布直後の厚さであ
る。)の薄膜に形成することができる。 【発明の実施の形態】本発明にかかる薄膜形成方法を実
施するのに好適な薄膜塗工装置を説明する。図1は、薄
膜塗工装置の概略構成を示す断面図であり、図2は、図
1の矢印B方向から見た断面図である。 【0011】図1において、塗布液1が充填される液槽
2が設けられており、塗布液1の中にスリットノズル3
の一部が浸漬されている。スリットノズル3は、第1ス
リット部材30と、第2スリット部材31とを有し、こ
の第1・第2スリット部材30,31により毛管間隔δ
(スリット)が形成される。スリットノズル3は、その
出口部が液面から突出した状態と、液面内部に浸漬した
状態とに設定変更することができる。そのため、スリッ
トノズル3の下面の一部に支持軸4が結合されており、
この支持軸4は不図示の駆動機構により上下駆動され
る。また、支持軸4の上下動に伴い塗布液1が漏れてこ
ないようにするため、蛇腹部材5が設けられている。 【0012】一方、テーブル11の下面にフィルムや板
状の被塗布物10が取り付けられる。テーブル11の内
部には真空吸着機構(不図示)が設けられており、被塗
布物10をテーブル11の下面に吸着する。被塗布物1
0の下面が塗布面に該当し、スリットノズル3の先端が
上向きに向いており、両者は向かい合っている。そこ
で、テーブル11を矢印A方向に一定速度で搬送するこ
とにより、毛管作用によりスリットノズル3の先端から
連続的に塗布液を供給し、被塗布物10の塗布面に薄膜
を形成することができる。被塗布物10は、所定の幅寸
法を有しており、スリットノズル3の先端も幅方向(図
1の紙面に垂直な方向)に沿って延びている。 【0013】図2は、被塗布物10の幅方向に沿った断
面図である。スリットノズル3は、被塗布物10の幅を
十分にカバーするだけのスリット長さを有する。 支持
軸4及び蛇腹部材5は、幅方向両側に一対設けられてい
るが、図示の都合上、 図2では一方のみが示される。 【0014】液槽2の端部の下面側に、塗布液を貯蔵し
た貯蔵タンク20が設けられ、ポンプ21により塗布液
がくみ出される。ポンプ21の下流側にフィルター22
が設けられ、異物等が除去される。貯蔵タンク20の塗
布液は、配管23a,23b,23cを通って、開口部
24を介して液槽2に供給される。また、液槽2の下面
には別の開口部25が形成されており、余分な塗布液は
配管26を通って、貯蔵タンク26に戻される。 【0015】また、開口部24の上方には、 別の開口
部27が形成され、略L字形の液面調整用配管28が取
り付けられている。液面調整用配管28には、液面セン
サー29が設けられており、液槽2の塗布液の液面高さ
を常時モニターする。制御部18は、液面センサー29
からの信号に基づいて、液槽2内の液面高さが一定にな
るように、ポンプ21を駆動するモータ19を制御す
る。 【0016】本発明による被塗布物は、フィルムや板状
(シート状も含む)の被塗布物であり、この被塗布物の
塗布面に例えば低反射コーティングを行うものである。
パソコンのモニター装置、ビデオカメラのモニター部に
は、液晶表示素子が用いられているが、画面に外光が反
射すると表示画面が見難くなるという問題があり、液晶
表示素子の偏光板に低反射コーティングを行っている。
かかる低反射コーティングを行う場合に、本発明による
薄膜形成方法は特に好適である。 【0017】かかる場合において、被塗布物として好適
な素材について説明する。被塗布物としては、可撓性を
有する基材であればよく、例えば、プラスチックフィル
ムが挙げられ、プラスチックの材質としては、例えば、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、三酢
酸セルロースなどがあげられる。 【0018】次に、低反射膜コーティングを形成する場
合の好適な塗布液について説明する。塗布液としては、
金属アルコキシド1種類以上又は紫外線硬化型樹脂1種
類以上を主成分とした液が好適である。 【0019】金属アルコキシドは、低温で容易に無機質
層を得ることができる塗布液の原料として好適である。
また複数の金属アルコキシドを組み合わせることによ
り、任意の光学特性を有する薄膜が形成できる。金属ア
ルコキシドとしては、例えば、シリコンアルコキシド、
チタンアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド、アル
ミニウムアルコキシド、アンチモンアルコキシド等があ
げられる。 【0020】好適な金属アルコキシドの具体例として
は、シリコンアルコキシドテトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジエ
チルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルジメトキシメチルシラン等が
上げられる。また、上記紫外線硬化型樹脂としては、特
に光学薄膜を形成させるのに用いられる紫外線硬化型樹
脂がそのまま用いられる。例えば、ポリエーテル樹脂、
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れる。 【0021】また、塗布液中には、固形分濃度を調整す
るために有機溶剤等が混合され用いられる。 この有機
溶剤としては、例えば、炭化水素系、アルコール系、エ
ーテル系、エステル系等があげられる。特に、 ヘキサ
ン、シクロヘキサン、トルエン、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、メチルエチルケトン、酢酸エチル等が
好適である。 【0022】<作用>次に、図1、 図2の薄膜塗工装
置を用いて薄膜を形成する場合の工程を簡単に説明す
る。 【0023】塗工を行わない場合は、スリットノズル3
の全体が液槽2の塗布液内に浸漬されている。塗布を開
始する場合、塗布開始位置に被塗布物10をセットす
る。次に、液槽内に浸漬しているスリットノズル3を上
昇させる。スリットノズル3の先端を被塗布物10の塗
布面に近接させる。この近接させる距離は、図1に示さ
れる間隔hよりも短い距離である。これにより、スリッ
トノズル3の先端の塗布液が塗布面に接触する。 【0024】ついで、 スリットノズル3をわずかな距
離だけ下降させる。この状態で、スリットノズル3の先
端と塗布面との距離は、図1に示すhとなる。これによ
り、毛管作用が発生する。被塗布物10を矢印A方向に
一定速度で搬送することにより、毛管作用により塗布液
が連続的に供給される。 【0025】<薄膜形成のための条件設定>次に、 上
記のように被塗布物に薄膜を形成するための条件を説明
する。本発明においては、生産性を上げるために、被塗
布物を比較的速い速度、具体的には、1.5m/min
以上の速度で搬送する。 しかし、被塗布物の搬送速度
を上げると、 別の問題を生じる。すなわち、 搬送速度
を上げると、被塗布物の塗布面に形成される塗布膜の厚
さが厚くなる傾向にある。したがって、所望の薄膜を形
成するためには、条件設定に工夫が必要である。また、
搬送速度を上げると、スリットノズル3の先端からの塗
布液の供給がうまくいかず、液切れが生じやすくなり、
塗布ムラが発生する。したがって、この点も考慮する必
要がある。そこで、以下説明するような設定を行ってい
る。 【0026】まず、スリットノズル3の毛管間隔δが、
50μ≦δ≦300μm となるように設定する。50
μm>δだと、液切れし、δ>300μmだと、塗膜が
厚すぎるという問題があるからである。 【0027】また、スリットノズルの先端と塗布面との
間隔h(図1参照)を、150μm≦h≦300μmと
なるように設定する。 150μm>hだと、液だまり
が生じ塗りムラが発生する。h>300μmだと、液切
れという問題があるからである。 【0028】さらに、スリットノズルの出口部における
液流速をV1(図1参照)、塗布液を供給する配管にお
ける液流速をV2(図2参照)とすると、0<V2≦V
1×0.5 となるように設定されている。かかる液流速
の設定は、スリットノズルの毛管間隔と配管の断面積と
を所定の比率に設定することで得られる。 V2>V1
× 0.5 になると、液切れするという問題がある。 【0029】また、本発明で用いられる塗布液の固形分
濃度は、3.0wt%以上のものを使用する。また、キ
ャピラリー数Caは、0.1以下とするのが好ましい。
キャピラリー数Caとは、 Ca=(液粘度kg/(m・sec))×(被塗布物速
度m/sec)/(液の表面張力kg/sec2 ) で示される無次元の定数である。 【0030】得られる薄膜の厚みは、塗布直後(図1に
tで示す。)において、10μm以下の薄膜である。塗
布液を塗布した後は、溶剤等が乾燥して蒸発するので、
製品段階の薄膜の厚みはもっと薄くなる(例えば、0.
3μm程度)。 【0031】上記のようにして得られる低反射膜コーテ
ィングは、可視光線の反射率が3%以下となる。 【0032】 【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。例中にある%は、特にことわらないかぎ
り重量基準である。 【0033】塗布液として、反射防止塗料”オプスター
JM5022"(ジェイエスアール(株)製;フッ素系の樹脂
3%含有塗料)を、メチルイソブチルケトンで2%濃度
に希釈したものを用いた。また被塗布物として、幅80
0mm、長さ800mm、厚さ2. 0mmの耐擦傷性ポリメ
チルメタクリレート樹脂板(住友化学工業(株)製の表
面ハードコート処理板" スミペックス E MR-2 000")を
用いた。このポリメチルメタクリレート樹脂板を、図3
に示す塗工装置のテーブル3に真空吸着固定した。 【0034】まず、塗布ノズルのノズル間隔を任意の値
に設定し、被塗布物41を、吸着板が反転させて、上向
きになっている塗布ノズルの上部に搬送し、塗布ノズル
を被塗布物に接近させ、塗布ノズル先端より排出される
塗布液を被塗布物に接触させる。その後任意の設定間隔
まで塗布ノズルを被塗布物から離し、流速V2にて塗料
供給を行ない塗布ノズル内で流速V1に保ちつつ、速度
3. 0m/minにて被塗布物を搬送させ、その表面に
塗膜を形成する。得られた塗工物は、40℃で10分間
乾燥後、500mJ/cm2 紫外線を照射し、被膜を硬
化させた。 【0035】表1に塗布ノズルスリット間隔,塗布ノズ
ルと被塗布物の間隔(塗布GAP)、塗料供給速度種々
組み合わせて、得られた塗膜の状態をそれぞれ示す。こ
の表の結果から、本発明(実施例)が優れていることが
分かる。 【0036】 【表1】<別実施形態>本発明は低反射コーティングに限定され
るものではなく、耐擦傷性、帯電防止性、防汚染性、防
曇性、光線吸収性等の各機能を付与する目的の場合にも
適用することができる。さらに、着色剤等を含む塗布液
を塗布し、種々の機能性被膜、保護膜、着色膜、意匠性
被膜等を形成する場合にも応用することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】薄膜塗工装置の概略構成を示す断面図 【図2】図1の矢視Bから見た薄膜塗工装置の断面図 【図3】本発明に従い、塗布ロールを用いて板状の被塗
布物に塗布している状態を模式的に示す図 【符号の説明】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 清 愛媛県新居浜市惣開町5番1号 住友化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC02 AC94 CA02 CA22 CA34 CA39 CB02 CB07 CB36 DA03 DA06 DB40 DB48 DC18 DC24 EA07 EB22 EB33 EB37 EB38 EB52 4F041 AA02 AA12 AB01 BA10 BA32 BA57 CA02 CA12 4F042 AA02 AA22 AB00 BA04 CA01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 フィルム又は板状の被塗布物の塗布面が
    下向きの状態で一定速度で搬送しながら、前記塗布面に
    向かい合う上向きのスリットノズルから、毛管作用によ
    り塗布液を供給することにより、前記被塗布物の前記塗
    布面に薄膜を形成する薄膜形成方法であって、 前記スリットノズルの毛管間隔δが、 50μ≦δ≦300μm 前記スリットノズルの先端と前記塗布面との間隔hが、 150μm≦h≦300μm 前記スリットノズルの出口部における液流速をV1、前
    記スリットノズルへ塗布液を供給するための配管におけ
    る液流速をV2とすると、 0<V2≦V1× 0.5 となるように設定されていることを特徴とする薄膜形成
    方法。
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