JP2003117422A - 夾雑物の破砕装置 - Google Patents
夾雑物の破砕装置Info
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Abstract
ーンの目開が増加しないようにすることにより、スクリ
ーン側から破砕手段側への捕捉夾雑物の移送を円滑に行
って、夾雑物の破砕を確実に行うことができる夾雑物の
破砕装置を提供すること。 【解決手段】 多数の円板1を所定の間隔をあけて回転
軸3に固定した複数本の円柱状ディスクユニット1A、
1Bを、隣接する円柱状ディスクユニット1A、1Bの
円板1同士が重なり合うよう配設したディスクスクリー
ンSと、このディスクスクリーンSにより流入を阻止さ
れて送られた夾雑物を破砕する破砕手段Cとを備えた夾
雑物の破砕装置の破砕手段Cに隣接する円柱状ディスク
ユニット1Aの円板1の厚さTを、他の円柱状ディスク
ユニット1Bの円板1よりも厚く形成する。
Description
に関し、特に、河川や湖沼等よりポンプ場等へ水を引き
込む取水口や分岐水路に設置され、粗大な夾雑物(ご
み)がそのまま取水口等へ流入することを阻止するとと
もに、下流側に流下させることなく、許容される大きさ
まで破砕した後、水と共に取水口等に引き込むようにし
た夾雑物の破砕装置に関するものである。
へ引き込む場合、粗大な夾雑物がそのまま取水口へ流入
することを阻止するために、取水口にスクリーンを設置
するようにしている。しかしながら、このような取水口
に設置したスクリーンは、多量の夾雑物が捕捉されるこ
とにより、スクリーン目を閉塞して取水口に水を引き込
むことができなくなったりする問題があり、また、捕捉
された夾雑物を掻き上げる掻き上げ装置を配設した場合
には、掻き上げたごみの処理に手数を要するという問題
があった。
クリーンを兼ねた破砕装置を取水口に設置し、粗大な夾
雑物がそのまま取水口へ流入することを阻止し、許容さ
れる大きさまで破砕した後、水と共に取水口に引き込む
ようにした破砕装置を提案した。このスクリーンを兼ね
た破砕装置は、同厚の多数の円板を一定の間隔をあけて
回転軸に固定して円柱状ディスクユニットを形成し、こ
の円柱状ディスクユニットを複数、隣接する円柱状ディ
スクユニットの円板同士が重なり合うように、かつ円柱
状ディスクユニットの回転軸が鉛直方向になるように並
設し、さらに、これら円柱状ディスクユニットのうちの
隣接する少なくとも2本を、粗大ごみを噛み込んで破砕
できるように、円板の外周に破砕歯を形成するとともに
逆方向に回転駆動するようにした破砕手段として構成す
るものであった。
破砕装置は、円板の板厚を全て同じ厚さとした円柱状デ
ィスクユニットを隣接配設したディスクスクリーンと、
前記破砕手段とを隣接配置してしていることから、ディ
スクスクリーンにて捕捉した夾雑物を、円柱状ディスク
ユニットの回転により破砕手段側に移送する際に、破砕
手段とディスクスクリーンの間でスクリーンの開口寸法
が増加し、これにより、移送されてきた夾雑物が円柱状
ディスクユニットの目を通過し、破砕されないものが生
じるという問題があった。
有する問題点に鑑み、破砕手段とディスクスクリーンの
間で有効スクリーン目開きを少なくすることにより、ス
クリーン側から破砕手段側への捕捉夾雑物の移送を円滑
に行って、夾雑物の破砕を確実に行うことができる夾雑
物の破砕装置を提供することを目的とする。
め、本発明の夾雑物の破砕装置は、多数の円板を所定の
間隔をあけて回転軸に固定した複数本の円柱状ディスク
ユニットを、隣接する円柱状ディスクユニットの円板同
士が重なり合うよう配設したディスクスクリーンと、該
ディスクスクリーンにより流入を阻止されて送られた夾
雑物を破砕する破砕手段とを備えた夾雑物の破砕装置に
おいて、破砕手段に隣接する円柱状ディスクユニットの
円板の厚さを、他の円柱状ディスクユニットの円板より
も厚く形成したことを特徴とする。
する円柱状ディスクユニットの円板の厚さを、他の円柱
状ディスクユニットの円板よりも厚く形成したことか
ら、破砕手段とディスクスクリーンの間でディスクスク
リーンの有効スクリーン目開きを少なくすることがで
き、これにより、スクリーン側から破砕手段側への捕捉
夾雑物の移送を円滑に行うことができる。
柱状ディスクユニットの円板の厚さをT、破砕手段に隣
接しない円柱状ディスクユニットの円板の厚さをt、円
板の取付ピッチをPとしたとき、 T≧(P−t)/2 の関係を有するように構成することができる。
ンの間でスクスクリーンの有効スクリーン目開きが増加
することがないため、捕捉した夾雑物を、ディスクスク
リーン側から破砕手段側に確実に移送することができ
る。
れた多数のディスクカッターを所定の間隔をあけて回転
軸に固定した複数の円柱状ディスクカッターユニット
を、隣接するディスクカッターユニットのディスクカッ
ター同士が重なり合うよう配設し、かつ隣接するディス
クカッターユニットが相反方向に回転駆動するように構
成することができる。
クリーン面及び破砕部に滞留させることなく確実に破砕
し、円滑に取水を行うことができる。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
の一実施例を示す。この夾雑物の破砕装置Aは、河川、
湖沼等に設けた取水路Bの取水口Gに設置することによ
り、粗大な夾雑物(粗大ごみ)がそのまま取水口Gへ流
入することを阻止し、許容される大きさまで破砕した
後、水と共に取水口Gに引き込むようにするもので、フ
レーム5に複数枚の円板を所定間隔で配設した円柱状デ
ィスクユニット1A、1Bを並列して構成するディスク
スクリーンSと、このディスクスクリーンSに隣接し、
破砕歯を形成した複数枚の円板を円柱状に配設したディ
スクカッターユニット1Cよりなる破砕手段Cとを一体
にして構成される。
を、スクリーンの目幅となるスペーサ2を介することに
より、所定の間隔をあけて回転軸3に固定した円柱状デ
ィスクユニット1A、1Bを複数本、隣接する円柱状デ
ィスクユニット1A、1Bの円板1同士が重なり合うよ
うに、かつ円柱状ディスクユニット1A、1Bの回転軸
3がほぼ水直方向になるように並設し、フレーム5に軸
受(図示省略)を介して回転可能に支持し、かつ駆動装
置4にて、各円柱状ディスクユニット1A、1Bが同一
方向に回転駆動されるように構成する。この駆動装置4
は、特に限定されるものではないが、各円柱状ディスク
ユニット1A、1Bの回転軸3を、電動モータ等の駆動
源よりチェーン、スプロケットホイール、歯車等の適宜
の伝動機構により回転駆動するようにしている。
円柱状ディスクユニット1Bとは、図1(B)に示すよ
うに、円板1の厚さが異なるようにする。円柱状ディス
クユニット1Bは、水中の粗大な夾雑物を捕捉し、主と
して取水をろ過するもので、この円柱状ディスクユニッ
ト1Bを複数本、取水口を横切るように上流側から並列
配設するとともに、最下流側に配設される破砕手段Cに
隣接するように、円柱状ディスクユニット1Aを少なく
とも1本配設する。なお、水中にある夾雑物が取水によ
り確実にスクリーン面へ導入されるように、櫛歯形の導
入ガイド6を配設し、かつ該櫛歯形の導入ガイド6の先
端部を、最上流側位置に配設する円柱状ディスクユニッ
ト1Bの円板間に挿入するようにする。
ッターユニット1Cに隣接して配設される円柱状ディス
クユニット1Aは、図1(B)、図2(B)に示すよう
に、円柱状ディスクユニット1Bを構成する円板1の板
厚tよりもその円板1の板厚Tを厚いものを採用し、か
つ円柱状ディスクユニット1Bと円板1の取付ピッチP
を等しくすることにより有効スクリーン目幅を少なく
し、破砕手段C側への夾雑物の送り出し効果を高められ
るようにする。この場合、円柱状ディスクユニット1A
の円板1の板厚をT、円柱状ディスクユニット1Bの円
板1の板厚をt、円板1の取付ピッチをPとする。そし
て、この円柱状ディスクユニット1Aの円板1の板厚
T、円柱状ディスクユニット1Bの円板1の板厚t、各
円板1の取付ピッチPを、 T≧(P−t)/2 となるようにする。これにより、円柱状ディスクユニッ
ト1Bが並設される主としてディスクスクリーンSのろ
過部においては、有効スクリーン目幅を大きくしてろ過
効率を向上させる一方、円柱状ディスクユニット1Aに
おいては円板の板厚が厚いため、円柱状ディスクユニッ
ト1Aの円板1、1間の隙間が小さくなって、吸い込み
水量が少なくなり、移送される夾雑物の円柱状ディスク
ユニット1Aの外周面への吸付力が弱くなって、ディス
クスクリーンS側から破砕手段C側への夾雑物の送り出
しを効率的に行うことができる。
スクカッターユニット1Cは、2本1組とし、スクリー
ンSの円柱状ディスクユニット1Bと同じように、複数
枚の円板又は多角形板10を回転軸3にスペーサ2を介
して所定間隔に配設して構成し、これを2本隣接する
際、隣接される円板10、10同士が重なり合うように
する。また、このディスクカッターユニット1Cを構成
する円板10は、その外周部に破砕歯11を形成する。
図示の実施例では、スクリーンSの円柱状ディスクユニ
ット1Bの円板1よりも小径の円板10の外周面に破砕
歯11を4カ所突出するようにしたものであるが、円板
10の外周面に鋸歯を連続して形成することも可能で、
このカッター用の円板10及び破砕歯11の形状は、図
示のものに限定されるものではない。2本1組とし、隣
接配置する円柱状のディスクカッターユニット1Cは、
これを相互に逆方向に回転駆動するように構成すること
により、ディスクスクリーンS側から移送されてくる粗
大夾雑物を順次噛み込んで、許容される大きさまで破砕
できるようにし、その後、水と共に取水口Gに引き込む
ようにしている。
の回転駆動は、ディスクスクリーンS側の円柱状ディス
クユニット1A、1Bの回転駆動とは、個別的に行うよ
うにする。この場合、円柱状ディスクユニット1A、1
Bと、ディスクカッターユニット1Cとの回転速度は、
特に限定されることなく、等速とすることも、或いは異
速とすることも可能である。また、円柱状ディスクユニ
ット1A、1Bの駆動手段として、特に限定されるもの
ではないが、モータ等の駆動装置41から各円柱状ディ
スクユニット1A、1Bにチェーンを掛け渡すことによ
り、同じ方向に回転駆動されるように、或いは歯車によ
り同方向に回転駆動するようにすることもできる。
実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記
載した構成に限定されるものではなく、例えば、円柱状
ディスクユニット1Aを破砕手段C側から複数本配設す
る等、発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構
成を変更することができる。
砕手段に隣接する円柱状ディスクユニットの円板の厚さ
を、他の円柱状ディスクユニットの円板よりも厚く形成
したことから、破砕手段とディスクスクリーンの間でデ
ィスクスクリーンの有効スクリーン目開きを少なくする
ことができ、これにより、スクリーン側から破砕手段側
への捕捉夾雑物の移送を円滑に行って、夾雑物の破砕を
確実に行うことができる。
ユニットの円板の厚さをT、破砕手段に隣接しない円柱
状ディスクユニットの円板の厚さをt、円板の取付ピッ
チをPとしたとき、 T≧(P−t)/2 の関係を有するように構成することにより、破砕手段と
ディスクスクリーンの間でスクスクリーンの有効スクリ
ーン目開きが増加することがないため、捕捉した夾雑物
を、ディスクスクリーン側から破砕手段側に確実に移送
することができる。
された多数のディスクカッターを所定の間隔をあけて回
転軸に固定した複数の円柱状ディスクカッターユニット
を、隣接するディスクカッターユニットのディスクカッ
ター同士が重なり合うよう配設し、かつ隣接するディス
クカッターユニットが相反方向に回転駆動するように構
成することにより、捕捉された粗大夾雑物を、スクリー
ン面及び破砕部に滞留させることなく確実に破砕し、円
滑に取水を行うことができる。
(A)は横断平面図、(B)は正面図である。
(B)は破砕手段に隣接する円柱状ディスクユニットの
側面図である。
クユニットと破砕手段を示す部分拡大正面図である。
た状態を示す平面図である。
ト 1B ろ過用の円柱状ディスクユニット 1C ディスクカッターユニット 1 円板 10 円板 11 破砕歯 2 スペーサ 3 回転軸 4 駆動装置 41 駆動装置 5 フレーム 6 櫛歯形の導入ガイド
Claims (3)
- 【請求項1】 多数の円板を所定の間隔をあけて回転軸
に固定した複数本の円柱状ディスクユニットを、隣接す
る円柱状ディスクユニットの円板同士が重なり合うよう
配設したディスクスクリーンと、該ディスクスクリーン
により流入を阻止されて送られた夾雑物を破砕する破砕
手段とを備えた夾雑物の破砕装置において、破砕手段に
隣接する円柱状ディスクユニットの円板の厚さを、他の
円柱状ディスクユニットの円板よりも厚く形成したこと
を特徴とする夾雑物の破砕装置。 - 【請求項2】 破砕手段に隣接する円柱状ディスクユニ
ットの円板の厚さをT、破砕手段に隣接しない円柱状デ
ィスクユニットの円板の厚さをt、円板の取付ピッチを
Pとしたとき、 T≧(P−t)/2 の関係を有するようにしたことを特徴とする請求項1記
載の夾雑物の破砕装置。 - 【請求項3】 破砕手段を、外周に破砕歯が形成された
多数のディスクカッターを所定の間隔をあけて回転軸に
固定した複数の円柱状ディスクカッターユニットを、隣
接するディスクカッターユニットのディスクカッター同
士が重なり合うよう配設し、かつ隣接するディスクカッ
ターユニットが相反方向に回転駆動するように構成した
ことを特徴とする請求項1又は2記載の夾雑物の破砕装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001317999A JP4160287B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | スクリーンを兼ねた夾雑物の破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001317999A JP4160287B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | スクリーンを兼ねた夾雑物の破砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003117422A true JP2003117422A (ja) | 2003-04-22 |
JP4160287B2 JP4160287B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=19135779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001317999A Expired - Fee Related JP4160287B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | スクリーンを兼ねた夾雑物の破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4160287B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100626410B1 (ko) | 2004-07-26 | 2006-09-20 | 인선지에스 주식회사 | 매립 폐기물 및 건설 폐기물 선별 장치 |
KR20190021667A (ko) * | 2017-08-23 | 2019-03-06 | (주)에이씨아이케미칼아시아 | 말림 방지형 스크리닝 유닛 및 이를 포함하는 디스크 스크린 |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001317999A patent/JP4160287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100626410B1 (ko) | 2004-07-26 | 2006-09-20 | 인선지에스 주식회사 | 매립 폐기물 및 건설 폐기물 선별 장치 |
KR20190021667A (ko) * | 2017-08-23 | 2019-03-06 | (주)에이씨아이케미칼아시아 | 말림 방지형 스크리닝 유닛 및 이를 포함하는 디스크 스크린 |
KR101987641B1 (ko) * | 2017-08-23 | 2019-06-11 | (주)에이씨아이케미칼아시아 | 말림 방지형 스크리닝 유닛 및 이를 포함하는 디스크 스크린 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4160287B2 (ja) | 2008-10-01 |
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