JP3785245B2 - 取水口のごみ進入阻止装置 - Google Patents

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徹生 山縣
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川等における潅漑用水、発電所の冷却水、上水用水等の取水路の取水口に設置し、河川から取水口内に流入しようとするごみを河川側で阻止し、河川の下流方向へ流下させて、取水口においてごみが捕捉されたり、滞留しないようにした取水口のごみ進入阻止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、河川等から、潅漑用水、発電所の冷却水、上水用水等の用途で取水する場合、あるいは、河川の浄化や大雨時の水量の調整を目的として取水する場合、取水路の取水口にごみ進入阻止装置を設置し、河川から取水口内にごみが流入しないようにしている。
【0003】
このような目的で、取水口に設けられるごみ進入阻止装置のうち、最も一般的なものとして、バースクリーンがあるが、バースクリーンの場合、バースクリーンにより捕捉したごみを定期的に掻き上げ、掻き上げたごみを焼却場又は埋立地等へ搬送して処分するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、ごみ進入阻止装置の維持・管理に多大な手間を要するという問題点があった。
なお、バースクリーンにより捕捉したごみを掻き上げる作業は、必要に応じて、自動除塵機を設置して自動的に行うことが可能であるが、一旦掻き上げたごみを河川等に投棄することは河川管理上許されないため、掻き上げたごみを焼却場又は埋立地等へ搬送して処分する作業は、人手により行う必要があった。
【0005】
本発明は、上記従来の取水口のごみ進入阻止装置の有する問題点を解決し、河川から取水口内に流入しようとするごみを河川側で阻止し、河川の下流方向へ流下させて、取水口においてごみが捕捉されたり、滞留しないようにした取水口のごみ進入阻止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の取水口のごみ進入阻止装置は、多数の円板を所定の間隔をあけて回転軸に固定して構成した円筒状スクリーンを、複数、隣接する円筒状スクリーンの円板同士が重なり合うように取水口に配設してなる取水口のごみ進入阻止装置において、河川の下流側に位置する円筒状スクリーンの外径を、上流側に位置する円筒状スクリーンの外径より、順次大径となるように構成し、各円筒状スクリーンの円板の河川側 外周面の移動方向が河川の流水方向と同方向となるように駆動回転することにより、円筒状スクリーンの外周面に吸着された河川を流下するごみを、河川の幅方向中心に向けて押し出し、吸着力を弱めて、下流に向けて移動させるようにしたことを特徴とする。
この場合において、各円筒状スクリーンの回転軸を設置線が河川の流れと平行になるように配列することが望ましい。
【0007】
この取水口のごみ進入阻止装置は、河川の下流側に位置する円筒状スクリーンの外径を、上流側に位置する円筒状スクリーンの外径より、順次大径となるように構成し、各円筒状スクリーンの円板の河川側の外周面の移動方向が河川の流水方向と同方向となるように駆動回転することにより、円筒状スクリーンの外周面に吸着された河川を流下するごみを、河川の幅方向中心に向けて押し出し、吸着力を弱めて、下流に向けて移動させるようにしているので、この回転軸を回転駆動すると、すべての円筒形スクリーンを同じ回転数で回転させた場合、下流側に位置する円筒状スクリーンの外周面の周速度が、上流側に位置する円筒状スクリーンの外周面の周速度より速くなるとともに、円筒状スクリーンの外周面に吸着したごみが、外径を大径に形成した下流側に位置する円筒状スクリーンにより、河川の幅方向中心に向けて押し出されることとなるため、河川を流下するごみは、円筒状スクリーンの外周面に捕捉されたり、滞留することなく、円筒状スクリーンの回転及び流水の作用によって、下流に向けて強制的、かつ円滑に流下されるものとなり、取水口へのごみの流入を阻止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の取水口のごみ進入阻止装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1に、本発明の取水口のごみ進入阻止装置の一実施例を示す。
この取水口のごみ進入阻止装置4は、河川1に設けた取水路2の取水口3に配設されるもので、フレーム41に、多数の円板51を所定の間隔をあけて回転軸52に固定して構成した円筒状スクリーン5を、複数、隣接する円筒状スクリーン5の円板51同士が重なり合うように配設して構成する。
【0010】
この多数の円板51からなる円筒状スクリーン5は、円板51を固定した回転軸52を、フレーム41に設けたモータ42により回転駆動することにより、回転されるように構成されている。
【0011】
そして、各円筒状スクリーン5は、円筒状スクリーン5、すなわち、円板51の河川側の外周面の移動方向が河川の流水方向と略同方向となるように、同一方向に回転(図1(a)の平面図において、左回転)させるようにする。
【0012】
この場合において、河川の下流側に位置する円筒状スクリーン5、すなわち、円板51の外径Dnを、上流側に位置する円筒状スクリーン5、すなわち、円板51の外径D1より、順次大径となるように構成する。
これにより、この回転軸52をモータ42により回転駆動すると、多数の円板51で構成されたすべての円筒状スクリーン5を同じ回転数で回転させた場合、下流側に位置する円筒状スクリーン5の円板51の外周面の周速度が、上流側に位置する円筒状スクリーン5の円板51の外周面の周速度より速くなるとともに、円筒状スクリーン5の外周面に吸着したごみが、外径を大径に形成した下流側に位置する円筒状スクリーン5により、河川の幅方向中心に向けて押し出されることとなるため、河川1を流下するごみは、円筒状スクリーン5の外周面に捕捉されたり、滞留することなく、円筒状スクリーン5の回転及び流水の作用によって、下流に向けて強制的、かつ円滑に流下されるものとなり、取水口2へのごみの流入を阻止することができる。
この場合、各円板51の外周面の周速度は、必ずしも、河川の流水速度と一致させる必要はなく、特に限定的なものではないが、通常、河川の上流側に位置する円筒状スクリーン5の円板51の外周面の周速度を河川の流水速度よりやや速めに設定するようにする。
【0013】
また、軸52には、所要の板厚と外径を備えた多数の円板51を円筒状スクリーン5の目幅となる間隔で固定するが、この円板51間の間隔を正確に定めるため、円板51間にディスタンスピース(図示省略)を配設することもできる。
【0014】
また、ごみ進入阻止装置4の最上流側に位置する円筒状スクリーン5の外周には、この円筒状スクリーン5とフレーム41の間隙を通って、取水口3へごみが流入しないように、円弧状のカバー部材を配設するようにし、一方、最下流側に位置する円筒状スクリーン5の円板51aは、その板厚を他の円筒状スクリーン5の円板51よりも厚く形成ことにより、他の円板が重なり合うことのない下流側の円板51a間の間隙を通って、取水口3へごみが流入しないようにする。
【0015】
ところで、本実施例においては、ごみ進入阻止装置4の設置のし易さ、円筒状スクリーン5の外周面に沿うごみの移動のし易さ等を考慮して、各円筒状スクリーン5の回転軸52を設置線が河川1の流れと平行になるように配列するようにしたが、これに限定されず、例えば、各円筒状スクリーン5の円板51の取水路2側の端部の共通接線が河川1の流れと平行になるように配列することもできる。
【0016】
次に、この取水口のごみ進入阻止装置の動作について説明する。
河川1に設けた取水路2の取水口3の全幅に亘って設置したごみ進入阻止装置4のすべての円筒状スクリーン5の回転軸52を、モータ42により同じ回転数で回転駆動する。
これにより、多数の円板51で構成された円筒状スクリーン5のうち、下流側に位置する円筒状スクリーン5の円板51の外周面の周速度が、上流側に位置する円筒状スクリーン5の円板51の外周面の周速度より速くなるとともに、河川1を流下するごみが、取水口3に流入する水流の作用によって円筒状スクリーン5の外周面に吸着されても、吸着されたごみは、外径を大径に形成した下流側に位置する円筒状スクリーン5により、河川1の幅方向中心に向けて押し出され、吸着力が弱まるとともに、下流に向けて移動されるため、河川1を流下するごみは、円筒状スクリーン5の外周面に捕捉されたり、滞留することなく、円筒状スクリーン5の回転及び流水の作用によって、下流に向けて強制的、かつ円滑に移動され、河川1を流下するものとなる。
そして、河川1を流下するごみは、円筒状スクリーン5を備えたごみ進入阻止装置4にて取水口3内への流入を阻止され、取水口3を介して取水路2へ導入された水は、ごみが混入していない濾過されたものとなる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の取水口のごみ進入阻止装置によれば、河川の下流側に位置する円筒状スクリーンの外径を、上流側に位置する円筒状スクリーンの外径より、順次大径となるように構成し、各円筒状スクリーンの円板の河川側の外周面の移動方向が河川の流水方向と同方向となるように駆動回転することにより、円筒状スクリーンの外周面に吸着された河川を流下するごみを、河川の幅方向中心に向けて押し出し、吸着力を弱めて、下流に向けて移動させるようにしているので、この回転軸を回転駆動すると、すべての円筒形スクリーンを同じ回転数で回転させた場合、下流側に位置する円筒状スクリーンの外周面の周速度が、上流側に位置する円筒状スクリーンの外周面の周速度より速くなるとともに、円筒状スクリーンの外周面に吸着したごみが、外径を大径に形成した下流側に位置する円筒状スクリーンにより、河川の幅方向中心に向けて押し出されることとなるため、河川を流下するごみは、円筒状スクリーンの外周面に捕捉されたり、滞留することなく、円筒状スクリーンの回転及び流水の作用によって、下流に向けて強制的、かつ円滑に流下されるものとなる。これにより、従来のバースクリーンにように、掻き上げたごみを焼却場又は埋立地等へ搬送して処分する作業が不要となることを始めとして、ごみ進入阻止装置の維持・管理を簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の取水口のごみ進入阻止装置の一実施例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 河川
2 取水路
3 取水口
4 ごみ進入阻止装置
41 フレーム
5 円筒状スクリーン
51 円板
52 回転軸

Claims (2)

  1. 多数の円板を所定の間隔をあけて回転軸に固定して構成した円筒状スクリーンを、複数、隣接する円筒状スクリーンの円板同士が重なり合うように取水口に配設してなる取水口のごみ進入阻止装置において、河川の下流側に位置する円筒状スクリーンの外径を、上流側に位置する円筒状スクリーンの外径より、順次大径となるように構成し、各円筒状スクリーンの円板の河川側の外周面の移動方向が河川の流水方向と同方向となるように駆動回転することにより、円筒状スクリーンの外周面に吸着された河川を流下するごみを、河川の幅方向中心に向けて押し出し、吸着力を弱めて、下流に向けて移動させるようにしたことを特徴とする取水口のごみ進入阻止装置。
  2. 各円筒状スクリーンの回転軸を設置線が河川の流れと平行になるように配列したことを特徴とする請求項1記載の取水口のごみ進入阻止装置。
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