JP2003117376A - メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法 - Google Patents

メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法

Info

Publication number
JP2003117376A
JP2003117376A JP2001316039A JP2001316039A JP2003117376A JP 2003117376 A JP2003117376 A JP 2003117376A JP 2001316039 A JP2001316039 A JP 2001316039A JP 2001316039 A JP2001316039 A JP 2001316039A JP 2003117376 A JP2003117376 A JP 2003117376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
container
agitator
cooling
mechanical alloying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001316039A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Ogura
佳積 小倉
Atsushi Ono
淳 大野
Yasuhiro Sakaguchi
康弘 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001316039A priority Critical patent/JP2003117376A/ja
Publication of JP2003117376A publication Critical patent/JP2003117376A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム複合粉末の生産性を向上するこ
と。 【解決手段】 MA装置100の容器1にアジテータア
ーム2を有する内筒3を入れて、ドーナッツ状のポット
Pを形成し、容器1および内筒3を水冷ジャケット1
2、15により冷却する。これにより、ポットPの体積
の割りに表面積が大きくなり、且つ内筒3およびアジテ
ータアーム2を冷却していることから、全体的に冷却能
力が向上し、MA装置100の運転を停止して冷却を行
う時間が短縮化或いは省略できる。この結果、アルミニ
ウム複合粉末の生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用済み燃料集
合体を収納するバスケットを構成するアルミニウム複合
材の製造に好適なメカニカルアロイング装置およびアル
ミニウム複合粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】核燃料サイクルの終期にあって燃焼を終
え使用できなくなった核燃料集合体を、使用済み核燃料
という。現在、この使用済み核燃料は、再処理するまで
貯蔵施設において貯蔵管理されている。例えば使用済み
燃料集合体を収容するキャスクやキャニスターと呼ばれ
る圧力容器では、角パイプを束ねて構成したバスケット
を胴本体に収納し、この角パイプ内に使用済み燃料集合
体を収容する。
【0003】近年では、バスケットを構成する角パイプ
として、アルミニウム材にボロンを添加したものが用い
られ始めており、このような角パイプを用いれば、角パ
イプの間に配置していた中性子吸収材を省略できるか
ら、角パイプを最小間隔で配置することができる。この
ため、使用済み燃料プールでは、プールのピット内に挿
入できる角パイプの本数が増え、その分、使用済み燃料
集合体の収容数を増加させることができる。
【0004】このような角パイプは、キャスク、横型サ
イロ、プール、ボールドなどの各種貯蔵方式にも適用す
ることができるが、バスケットを構成するにしてもその
生産すべき本数が多いので、角パイプを効率的に生産で
きる技術が要求されている。また、使用済み燃料集合体
から発生する中性子を確実に吸収する必要があるため、
角パイプの構造には高い健全性が要求される。
【0005】また、角パイプは、使用済み燃料集合体を
貯蔵する際に使用するものであるが、当該角パイプ式の
バスケットの他に平板式のバスケットが知られており、
このような平板式のバスケットにおいても効率的な生産
性および構造の健全性が要求されている。さらに、加圧
水型炉(PWR:Pressurized Water Reactor)用の使
用済み燃料集合体は、その重量が大きいため、これを収
容するバスケットにはより大きな強度が求められる。
【0006】このような角パイプ等の製造方法として
は、本願出願人による特許第3207841号に開示の
製造方法が知られている。この製造方法では、マトリッ
クス材としてのAlまたはAl合金粉末に、BまたはB
化合物および酸化物などの第三粒子を添加し、メカニカ
ルアロイング(MA:Mechanical Alloying)を施すこ
とで、材料の強度向上を図る。
【0007】MAには、図8に示すような一般的なMA
装置500を用いる。このMA装置500は、容器50
1内に複数のアジテータアーム502を枝状に突出させ
たアジテータ503を差し入れ、且つ容器501内に多
数のボール504を入れた構成であり、容器501には
水冷ジャケット505が設けられている。また、容器5
01内部にはガス入口507からアルゴンガス等の不活
性ガスが導入され、粉末の酸化防止と共に空冷を行う。
不活性ガスは、ガス出口506から導出される。アジテ
ータ503は、モータ508により駆動される。符号5
09は粉末投入口、符号510は粉末排出口である。
【0008】当該MA処理により、Al粉末またはAl
合金粉末がボール504により押しつぶされ且つ折りた
たまれて扁平化する。また、MA処理により、Bまたは
B化合物が微細粉砕されて、Alマトリックス中に均一
にすり込まれ、合金化される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なMA装置によりアルミニウム粉末と、BやB4C等の
B化合物とを混合する場合には、次のような問題点があ
る。 MA法では、AlまたはAl合金粉末等に対して機
械的エネルギーが加わることに起因して発熱するため、
アルミニウムが溶ける温度以下、或いは凝集する温度以
下で混合する必要があるが、MA装置の冷却能力には限
界があるため、一定温度に達した場合には冷却するため
に一旦装置を停止するか、回転を低くして発熱を抑える
必要がある。このため、生産性が向上しない。 混合用のボールやアジテータによりFe等の不純物
がMA粉末に混入し、角パイプの靭性が低下する。 MA法により処理したアルミニウム複合粉末は非常
に活性であるため、高温のままでMA装置から排出する
と空気中の酸素と結合して燃焼する。これに対して、M
A装置内で一定時間冷却を行う等の作業を行うと、その
間、MA処理ができないのでアルミニウム複合粉末の生
産性を低下させる原因となる。
【0010】そこで、この発明の第一の目的は、上記ア
ルミニウム複合粉末の生産性を高めることにある。ま
た、この発明の第二の目的は、アルミニウム複合材の靭
性を向上することにある。更に、この発明の第三の目的
は、アルミニウム複合粉末の燃焼を防止することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるメカニカルアロイング装置では、
多数のボールを容器内に入れ、この容器内に複数のアジ
テータアームを有するアジテータを入れると共に、当該
アジテータにより攪拌するメカニカルアロイング装置に
おいて、前記容器の内面とアジテータの外面とを用いて
形成する環状の冷却面が含まれる。
【0012】環状の冷却面とすることで、体積を増加さ
せた場合でも表面積を大きくできる。具体例については
後述するが(図4参照)、これに限定されるものではな
い。前記環状の冷却面としては、例えば断面矩形のドー
ナッツ形状をした冷却面を挙げることができる(図1参
照)。体積に対する表面積が大きい場合、冷却面が広く
なるため、冷却能力が高くなる。このため、メカニカル
アロイング中または後のアルミニウム複合粉末の冷却時
間が短時間で済むか或いは冷却することなく取り出すこ
とができ、アルミニウム複合粉末の生産性を高めること
ができる。
【0013】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置では、複数種類の粉末が投入されると共にポット内を
冷却する冷却手段を有する容器と、前記容器内に入れた
複数のボールと、前記容器内に位置し且つ複数のアジテ
ータアームを枝状に設け、実質的に環状となるポットを
形成するアジテータとが含まれる。
【0014】環状となるポットは、通常のポットに比べ
て体積に対する表面積を大きくできるから、冷却能力を
高くできる。このため、メカニカルアロイング中または
後のアルミニウム複合粉末の冷却時間が短時間で済むか
或いは冷却することなく取り出すことができるので、ア
ルミニウム複合粉末の生産性を高めることができる。な
お、環状のポットには、少なくとも下記図1、5、7に
示す形状のものが含まれる。
【0015】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、複数種類の粉末が投入されると共にポット内を
冷却する冷却手段を有する容器と、前記容器内に入れた
複数のボールと、前記容器内に位置し且つ複数のアジテ
ータアームを枝状に設け、実質的に環状となるポットを
形成するアジテータとを含むので、アルミニウム複合粉
末の生産性を高められる。
【0016】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、上記構成において、更に、前記アジテータに冷却
手段を設けたものである。アジテータに冷却手段を設け
ることで、容器内の冷却能力を高めることができるか
ら、更にアルミニウム複合粉末の生産性を高めることが
できる。冷却手段としては、例えばアジテータ内に形成
した水冷ジャケットや、アジテータに設けたペルチェ素
子等を挙げることができる。
【0017】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、上記構成において、更に、前記アジテータアーム
に冷却手段を設けたものである。アジテータアームに冷
却手段を設けることで、容器の内面とアジテータの外面
のようにメカニカルアロイングが行われている周囲から
冷却するのではなく、メカニカルアロイングが行われて
いる領域内を直接冷却できる。このため、冷却能率が更
に向上し、アルミニウム複合粉末の生産性を更に高める
ことができる。
【0018】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、多数のボールを入れた容器内にアルミニウム粉末
と中性子吸収材粉末との混合粉末を入れ、容器内を攪拌
するメカニカルアロイング装置において、前記ボール自
体またはボールの表面を、アルミニウム複合材の機械的
性能を劣化させない材料で構成したものである。
【0019】メカニカルアロイング中にボールの材料が
混合粉末に混入することで、アルミニウム複合材の靭性
等が低下するが、ボール自体或いはボール表面をアルミ
ニウム複合材の機械的性質を低下させない材料で構成す
ることで、係る材料が混合粉末に混入しても、前記靭性
低下等の諸問題を発生させない。このため、アルミニウ
ム複合材の信頼性を向上させ、例えば使用済み燃料集合
体を収納するバスケットの材料として好適なものとな
る。
【0020】前記アルミニウム粉末にはアルミニウム合
金粉末が含まれ、前記中性子吸収材にはボロンやボロン
化合物の粉末が含まれる。また、ボールを用いる限り、
メカニカルアロイング装置の形式は問わない。
【0021】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、多数のボールを入れた容器内にアルミニウム粉末
と中性子吸収材粉末との混合粉末を入れ、容器内を攪拌
するメカニカルアロイング装置において、前記ボール自
体またはボールの表面を、酸化物、窒化物、炭化物また
は硼化物からなる材料で構成したものである。
【0022】メカニカルアロイング中にボールの材料で
ある酸化物等が混合粉末に混入することで、アルミニウ
ムマトリックス中に分散され、結晶粒子のすべりを阻害
する結果、材料の強度をさらに高くすることができる。
なお、ボールから酸化物等を混入させると同時に、混合
粉末にこれら酸化物等の粒子を添加することを妨げな
い。
【0023】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、多数のボールを容器内に入れ、この容器内に複数
のアジテータアームを有するアジテータを入れると共
に、当該アジテータにより攪拌するメカニカルアロイン
グ装置において、前記アジテータアーム自体またはアジ
テータアームの表面を、アルミニウム複合材の機械的性
能を劣化させない材料で構成したものである。
【0024】メカニカルアロイング中にアジテータアー
ムの材料が混合粉末に混入することで、アルミニウム複
合材の靭性等が低下するが、アジテータアーム自体或い
はアジテータアーム表面をアルミニウム複合材の機械的
性質を低下させない材料で構成することで、係る材料が
混合粉末に混入しても、前記靭性低下等の諸問題を発生
させない。このため、アルミニウム複合材の信頼性を向
上させ、例えば使用済み燃料集合体を収納するバスケッ
トの材料として好適なものとなる。
【0025】特に、上記材料としてはAl23を用いる
のが好適である。
【0026】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合粉
末を入れる容器が処理後の粉末を排出する粉末排出口を
有し、当該容器内に多数のボールを入れ、容器内を攪拌
するメカニカルアロイング装置において、前記粉末排出
口に、内部が不活性ガス雰囲気となるタンク内に前記処
理後の粉末を一時的に入れて冷却するバッファータンク
を設けたものである。
【0027】メカニカルアロイング処理ではアルミニウ
ム粉末に機械的エネルギーが加わるために発熱する。処
理後に高温となったアルミニウム粉末をそのまま空気中
に取り出すと、酸化して燃焼を起こす。そこで、容器か
ら排出する場合には、一時的にバッファータンク内に処
理後の粉末を入れてそこで冷却を行う。冷却手段は、自
然冷却または強制冷却のどちらでも良い。このようにす
れば、アルミニウム粉末が燃焼することがない。また、
バッファータンクが容器と別にあることで、バッファー
タンクに処理後のアルミニウム粉末を入れておけば、容
器内で次のアルミニウム粉末を処理できる。このため、
アルミニウム複合粉末の生産性が向上する。
【0028】つぎの発明によるメカニカルアロイング装
置は、アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合粉
末を入れる容器が処理後の粉末を排出する粉末排出口を
有し、当該容器内に多数のボールを入れると共に複数の
アジテータアームを有するアジテータを入れ、当該アジ
テータにより容器内を攪拌するメカニカルアロイング装
置において、前記容器の内面とアジテータの外面とを用
いて形成する環状の冷却面が含まれると共に、前記ボー
ル自体またはボールの表面を、アルミニウム複合材の機
械的性能を劣化させない材料で構成し、且つ前記粉末排
出口に、内部が不活性ガス雰囲気となるタンク内に前記
処理後の粉末を一時的に入れて冷却するバッファータン
クを設け、更に前記容器内に前記混合粉末を自動計量し
て投入する自動投入手段を備えたものである。
【0029】このシステムでは、環状の冷却面により容
器内の冷却能力を高めることができるので、アルミニウ
ム粉末の冷却負担が減る。また、バッファータンクに一
時的に処理後のアルミニウム粉末を入れて冷却するの
で、次の混合粉末を自動計量投入装置により容器内に投
入して処理できるので、連続的な運転が可能となり、生
産性が向上する。また、ボールの材料が混合粉末に混入
しても、アルミニウム複合材の靭性等を劣化させること
がないので、信頼性の高い材料を提供できる。
【0030】つぎの発明によるアルミニウム複合粉末の
製造方法では、容器内に投入したアルミニウム粉末と中
性子吸収材粉末との混合粉末をメカニカルアロイングす
る手順と、当該メカニカルアロイング処理後の粉末を不
活性ガス雰囲気のバッファータンクに入れる手順と、バ
ッファータンクにおける粉末の冷却期間に、前記容器内
に次のアルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合粉
末を投入してメカニカルアロイングする手順とが含まれ
る。
【0031】係る手順をもってすれば、容器内でアルミ
ニウム粉末を冷却する必要がないため、生産性が向上す
る。また、アルミニウム粉末が燃焼することがない。
【0032】つぎの発明によるアルミニウム複合粉末の
製造方法では、アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末と
の混合粉末をメカニカルアロイングするにあたり、処理
後のアルミニウム複合材の機械的性能を劣化させない材
料で構成したボールまたは当該材料がコーティングされ
たボールを用いるものである。
【0033】アルミニウムにボールの材料が混入して処
理後のアルミニウム複合材の機械的性質を劣化させるこ
とがあるが、用いるメカニカルアロイング装置を選定す
る場合、上記のような問題を起こさないボールを持つ装
置によりメカニカルアロイングを行うと良い。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この実施の形
態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、
或いは実質的同一のものが含まれる。
【0035】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係るMA装置を示す断面図である。図2は、
図1に示したMA装置のアジテータ部分を示す拡大断面
図である。このMA装置100は、アルミニウム粉末を
MA処理するのに好適であり、蓋により内部を密閉可能
な円筒形の容器1と、複数のアジテータアーム2を有す
る内筒(アジテータ)3と、内筒3を回転駆動するモー
タ4と、粉末を投入する粉末投入口5と、MA処理した
粉末を一時的に取り出すバッファータンク6と、制御装
置7とを備えたシステム構成である。容器1および内筒
3はステンレス製である。また、容器1および内筒3に
より形成されるドーナッツ形状のポットPには、複数の
ボール8が投入されている。なお、同図ではボール8の
数や動きを省略して記載したが、実際は、ポットPの体
積に対して所定の割合を占めるだけのボール8が投入さ
れる。
【0036】一般的なボールの材料は鉄系であるが、こ
の発明のボール8では、AlまたはAl合金粉末へのF
e混入に起因した材料の靭性低下を防止するため、ボー
ル材料としてAlまたはAl合金に混入しても靭性低下
を起こさない材料を用いるようにする。好ましくは、酸
化物、窒化物、炭化物、硼化物等の材料、具体例として
はAl23、ZrO2、SiO2、MgO、TiO2、C
23、Si34、BN、SiC、WC、Cr32、Z
rB2、B4C等を用いる。或いは、鉄製のボールの表面
にセラミックス等をコーティングしたものを用いる。ま
た、後述するように、材料強度向上の観点からこれらを
積極的にAlまたはAl合金粉末に混入添加させるよう
にしても良い。係る構成は、上記従来のMA装置500
(図8参照)に適用しても効果的である。
【0037】内筒3を駆動するモータ4は、制御装置7
によりその駆動停止や回転数等が制御される。粉末投入
口5には、粉末を自動計測して投入する自動計量投入装
置9が設けられている。この自動計量投入装置9は、公
知の装置を用いることができ、例えば一旦トレイ上に粉
末を載せると共にこのトレイに設けた重量センサにより
トレイ上の粉末の重量を検出し、制御装置により所定量
か否かを判断する(詳細は図示省略)。粉末は自動計量
投入装置9の上流に設けたホッパ10に投入されてい
る。粉末量の調整は、バルブ11により行う。
【0038】容器1の内面近傍には水冷ジャケット12
が設けられている。水冷ジャケット12は、外部に設け
た水タンク13から供給を受ける。水タンク13からの
水の供給は、流量調整弁14により制御される。また、
内筒3の外周面近傍にも水冷ジャケット15が設けられ
ている。この水冷ジャケット15は、内筒3下部の導入
路16と連結し、更に内筒3上部の排出路17に連結し
てある。水タンク13からの配管18は合流部19に接
続され、回転する導入部16の配管を介して内筒3の水
冷ジャケット15に導入される。排出路17はモータ軸
20内を貫通し、分岐部20aにより外部に分岐され、
その分岐先はコンデンサー28に接続されている。コン
デンサー28の冷却媒体には、空気、水その他の冷媒を
用いることができ、コンデンサー28はそれらに応じた
構造を採用する。
【0039】前記水冷ジャケット12は、容器壁内に螺
旋状に形成しても良いし、全体で一室または複数室を有
するようにしても良い(同図では簡略化のため一室構造
として記載した)。また、容器1の外周にパイプを巻き
付けることで形成しても良い。前記内筒3は、筒状の外
部円筒3aに対して小径の内部円筒3bを差し込むこと
で水冷ジャケット15となる空間を形成する。螺旋状の
水冷ジャケット15を形成する場合は、内部円筒3bの
外面または外部円筒3aの内面に、螺旋状の突起を設け
れば良い。また、内筒3の内周にパイプを巻き付けるこ
とで形成しても良い。
【0040】また、内筒3には、複数のアジテータアー
ム2が枝状に突出しており、各アジテータアーム2内に
は冷却水路21が形成されている。図2に示すように、
アジテータアーム2内の冷却水路21は、内部の水冷ジ
ャケット15に連結しており、この水冷ジャケット15
から冷却水の供給を受ける。アジテータアーム2の下側
冷却水路21aの入口部分近傍には、当該冷却水路21
aに積極的に冷却水を入れるための、案内壁22が形成
されている。冷却水は、この案内壁22により冷却水路
21aに導かれ、上側の冷却水路21bから水冷ジャケ
ット15に導出される。アジテータアーム2は、冷却水
路21を形成するために分割片を溶接した構造であり、
且つ内筒3に対して溶接固定される。なお、案内壁22
は、図示したような半円形に限定されず、一方の冷却水
路21aに冷却水を導くことができれば、その形状及び
取り付け位置は限定されない。
【0041】また、一般的なアジテータアーム2の材料
であるFeがアルミニウム粉末に混入することで材料の
靭性低下を引き起こすことになるため、アジテータアー
ム2自体をアルミニウム粉末に混入しても靭性低下を起
こさない材料により形成するか、或いはアジテータアー
ム2の表面に係る材料をコーティングするのが好まし
い。図3に示すように、アジテータアーム2の表面にコ
ーティング層23を形成する場合は、アジテータアーム
2と内筒3とを同じ材料にできるので溶接が容易である
(溶接部24)。アジテータアーム2の表面に対するコ
ーティングには、蒸着、溶射、メタルインサートモール
ド、溶接等の方法を適宜選択して用いる。
【0042】更に、上記同様の観点から、容器1の内面
1aおよび内筒3の外面3cに、アルミニウム粉末へ混
入しても靭性低下を起こさない材料をコーティングする
ようにしても良い。容器内面1aおよび内筒外面3cか
らもアルミニウム粉末に構成材料が混入することがある
からである。また、容器1および内筒3自体を係る材料
により構成しても良い。前記材料としては、例えば酸化
物、窒化物、炭化物、硼化物等の材料、具体例としては
Al23、ZrO2、SiO2、MgO、TiO 2、Cr2
3、Si34、BN、SiC、WC、Cr32、Zr
2、B4C等を挙げることができる。また、上記同様に
係る構成は、従来のMA装置500(図8参照)に適用
しても効果的である。
【0043】図1に戻り、容器1内にはアルゴンガスや
ヘリウムガス等の不活性ガスを導入するガス入口26が
設けられている。この不活性ガスにより内部の冷却を行
い、その後、不活性ガスは底部のガス出口25から導出
される。ガス入口26には、図示しないガスタンクおよ
び流量調整弁が接続されている。
【0044】バッファータンク6は、加熱され活性状態
のアルミニウム粉末が空気中の酸素に触れて燃焼するの
を防止するためのものである。このため、バッファータ
ンク6には、アルゴンガスやヘリウムガス等の不活性ガ
スを導入するガス入口32と、当該不活性ガスを導出す
るガス出口31とが設けられている。また、バッファー
タンク6には、同図に示すような水冷ジャケット33を
設けるのが好ましい。水冷ジャケット33は、水タンク
13から水の供給を受ける。また、この水冷ジャケット
33は、容器1の水冷ジャケット12と連結している。
水冷ジャケット33の代わりに、タンク外周に放熱フィ
ンを設けても良い(図示省略)。さらに、バッファータ
ンク6を脱着可能に設け、バッファータンクが満杯にな
ったら次の受入のために空のバッファータンク6と交換
し、満杯になったバッファータンク6のアルミニウム粉
末は別の場所で冷却するようにしてもよい。このように
すると、処理後のアルミニウム粉末をバッファータンク
6で冷却するための時間にほとんど制約がなくなるの
で、MA処理の稼働率を高くできる。
【0045】空冷および水冷により内部のアルミニウム
粉末を不活性ガス雰囲気で冷却することで、アルミニウ
ム粉末の燃焼を防止できる。粉末の排出口27とバッフ
ァータンク6との間には、MA処理した粉末を取り出す
際に開放する弁34が設けられている。当該弁34とし
ては、流量を調整する必要がないため、例えばスルーコ
ンジット型弁等が好適である。また、弁34の開閉動作
は制御装置7の指令に基づいて行う。また、バッファー
タンク6の底部には、粉末の排出口35が設けられてい
る。排出した粉末は、図示しないコンベヤ等に設置した
ボックス36に入れられ、所定場所まで搬送される。
【0046】次に、このMA装置100によるAlまた
はAl合金粉末のMA処理について説明する。キャスク
やキャニスターのバスケットに用いる角パイプには、B
またはB化合物を添加したアルミニウム複合材を用い
る。更に、このアルミニウム複合材では、BまたはB化
合物のほかに、酸化物などの第三粒子を添加し、MAを
施すことにより、材料強度の向上を図る。そのために
は、まず、上記ポットP内にマトリックス材としてのA
lまたはAl合金粉末と、中性子吸収材であるBまたは
B化合物の粉末と、酸化物、窒化物、炭化物または硼化
物を含む第三粒子とを投入する。
【0047】なお、混合粉末の投入の際は、予め混合粉
末を自動計量投入装置9により計量し、所定量に達した
場合にポットP内に投入するようにする。ホッパ10に
貯める混合粉末は、Vミキサー等で混合されている。な
お、自動計量投入装置9に入れる際に、自動計量投入装
置9内にて前記アルミニウム粉末、BまたはB化合物、
及び第三粒子を混合するようにしても良い。その場合、
図示したホッパ10とバルブ11とが夫々に必要にな
る。また、混合粉末をポットPに投入するに先立ち、当
該ポットP内にアルゴンガス等の不活性ガスを導入して
不活性ガス雰囲気としておく。
【0048】この場合の第三粒子の添加量は、0.1重
量%以上30重量%以下とする。0.1重量%よりも小
さいと、強度向上の効果がなく、30重量%よりも大き
いと製作した材料の伸びが低下するからである。また、
Alマトリックス中における前記第三粒子の平均粒径
は、0.01μm以上10μm以下とする。0.01μ
mより小さいものは、市場において非常に高価であって
大量に入手し難いものである。また、10μmより大き
いものは、材料の強度向上に寄与しにくいためである。
【0049】つぎに、BまたはB化合物の添加量は、1
重量%以上20重量%以下とする。1重量%よりも小さ
いと中性子吸収能に不足が生じ、20重量%より大きい
と材料の伸びおよび靭性が低下するからである。また、
BまたはB化合物の平均粒径は、0.01μm以上10
0μm以下とする。0.01μmより小さいものは高価
であり、100μmより大きいものは強度の低下を招く
からである。
【0050】また、中性子吸収能を有する元素であれ
ば、BまたはB化合物のほか、Cd、Hf、希土類元素
などの中性子吸収断面積の大きなものを用いるようにし
てもよい。たとえば沸騰水型炉(BWR:Boiling Wate
r Reactor)の場合には、主にBまたはB化合物が用い
られるが、PWRの場合には、Ag−In−Cd合金が
用いられる。なお、Ag−In−Cd合金の組成は、I
nを15重量%、Cdを5重量%にするのが一般的であ
る。希土類元素には、Eu、Sm、Gdなどの酸化物を
用いることができる。
【0051】第三粒子に用いる酸化物としては、たとえ
ばAl23、ZrO2、SiO2、MgO、TiO2、C
23を挙げることができる。窒化物としてはたとえば
Si34、BNを用いることができる。また、炭化物に
はたとえばSiC、WC、Cr32を、硼化物としては
たとえばZrB2を用いることができる。なお、用いる
第三粒子は、ここに例示したものに限定されず、これ以
外のものも必要に応じて適宜選択することができる。
【0052】第三粒子については、予めAlまたはAl
合金粉末に混合するものと、上述した通りボール8やア
ジテータアーム2等のMA装置100の構成部品から混
入するものがある。例えばこの場合では、ボール8を構
成する材料またはボール8にコーティングする材料は、
上記酸化物、窒化物、炭化物又は硼化物となる。
【0053】使用し得るAlまたはAl合金粉末は、純
アルミニウム地金(JIS1xxx系)、Al−Cu系
アルミニウム合金(JIS 2xxx系)、Al−Mg
系アルミニウム合金(JIS 5xxx系)、Al−M
g−Si系アルミニウム合金(JIS 6xxx系)、
Al−Zn−Mg系アルミニウム合金(JIS 7xx
x系)、Al−Fe系アルミニウム合金(Fe含有率が
1〜10重量%)の他にも、たとえばAl−Mn系アル
ミニウム合金(JIS 3xxx系)などがあり、強
度、延性、加工性、耐熱性など必要とする特性に応じて
選択することが可能である。
【0054】また、これらのAlまたはAl合金には、
均一で微細な組織を持つ急冷凝固粉を使用する。この急
冷凝固粉を得るための急冷凝固法としては、単ロール
法、双ロール法、エアアトマイズやガスアトマイズなど
のアトマイズ法といった周知技術を採用できる。このよ
うな急冷凝固法によって得られたAl合金粉末には、平
均粒径が5〜150μmのものを用いるのが好ましい。
【0055】その理由は、平均粒径が5μm未満では微
粉のために各粒子が擬集をするので、結局大きな粒子の
塊になることとアトマイズ法による製造の限界(微細な
粉末だけを分け取る必要があり、粉末製造歩留が極端に
悪化して、コストを急増させる)のためであり、平均粒
径が150μmを超えると急冷凝固でなくなるなどのア
トマイズ法による製造の限界と、微細な添加粒子との均
一混合が困難になるといった問題とのためである。最も
望ましい平均粒径は50〜120μmである。急冷擬固
の急冷速度は、102℃/sec以上、望ましくは103
℃/sec以上である。
【0056】一方、上記AlまたはAl合金粉末と混合
するBまたはB化合物は、特に高速中性子の吸収能が大
きいという特徴を有している。なお、本発明で使用可能
な好適なB化合物としては、B4C、B23 などがあ
る。なかでもB4Cは、単位量当たりのB含有量が多く
少量の添加で大きな中性子吸収能を得られる他、非常に
高い硬度を有するなど構造材への添加粒子として特に好
適である。なお、第三粒子は、酸化物、窒化物、炭化物
または硼化物から構成されるが、これら以外の粒子を含
むことを妨げない。たとえば高強度性を付与するための
添加元素として、エタノール(C2H5OH)、Zr、Tiな
どを混ぜておくようにしてもよい。
【0057】MA処理によりAlまたはAl合金粉末と
B4C粉末を混合する場合、これら混合粉末に対してエ
タノールを18〜22ml/kg、好ましくは20ml
/kg程度添加することで、Al43がAl粉末とB4
C粉末との間に析出し、高温高強度で伸び特性に優れる
アルミニウム複合材料が得られる。
【0058】続いて、上記配合割合にて投入した混合粉
末をMA処理する。このMA処理にあたり、予め容器1
および内筒3の水冷ジャケット12,15に冷却水を流
し、ポットP内を冷却しておく。水タンク13に貯めら
れている冷却水は、図示しないポンプにより夫々の水冷
ジャケット12,15に送られる。水冷ジャケット1
2,15による冷却手段には、AlまたはAl合金がM
A処理時の機械的エネルギーにより発熱した場合でも、
少なくとも融点を超えない位まで冷却できる冷却能力が
必要である。このため、冷却水の流量や水冷ジャケット
の形状や体積等は、係る条件を満たすように決定する。
なお、冷却水は、図1中の符号A→B→Cのように循環
する循環式とするのが好ましい。
【0059】また、高強度性を付与するための添加元素
として、エタノールを添加した場合、焼結ビレット製造
時のガス発生が問題となるが、不活性ガス雰囲気におい
て150℃以上加熱することで、粉末に吸着しているエ
タノールが除去されて、焼結時の真空焼成が容易にな
る。即ち、MA処理時の発熱を利用してエタノールを除
去し、真空焼成時のガス発生を防止することが可能であ
り、このため、水冷ジャケット12,15および不活性
ガスによる冷却は、ポットP内が150℃未満になるま
で冷却能力は必要でない。
【0060】MA処理を行う場合、制御装置7はモータ
4を駆動制御して内筒3を容器1内で回転させる。MA
処理中、ボール8はアジテータアーム2により攪拌され
容器1内を循環し、その過程でボール8同士がぶつかり
合い、AlまたはAl合金粉末がボール8により粉砕お
よび圧接され、更には押しつぶされ且つ折りたたまれて
扁平化する。また、MA処理により、BまたはB化合物
および第三粒子が微細粉砕されて、Alマトリックス中
に均一にすり込まれる。また、これらの扁平粒子はMA
後にAl或いはAl合金および第三粒子を含んだ通常の
粒子形状になる。
【0061】ここで、MA処理中において、混合粉末中
にボール8からFeが混入することはない。ボール8自
体は、酸化物等で構成され且つボール材料は上記第三粒
子として材料強度向上に寄与するものであるから、ボー
ル材料の混入の有無にかかわらず、アルミニウム複合材
料の靭性低下は防止されることになる。
【0062】このように第三粒子を添加し且つMA処理
を施すことにより、材料強度を飛躍的に向上させること
ができる。具体的には、通常の混合装置(たとえばクロ
スロータリーミキサーやVミキサーなど)を用いて混合
し焼結形成した材料に比べて、その強度を3倍まで向上
できることが判った。また、高い硬度を有するBまたは
B化合物を微細かつ均一にマトリックス中に分散し、そ
れによってBの凝集を防止するようにしているので、押
出性を向上することができる。このため、押出用のダイ
スの磨耗低減にも効果がある。
【0063】なお、第三粒子の添加にあたっては、Al
粉末またはAl合金粉末を予め酸化処理してその粒子の
表面に酸化皮膜を形成し、上記MA工程において当該酸
化皮膜を微細に粉砕し、Alマトリックス中に分散させ
るようにしてもよい。Al粉末またはAl合金粉末の酸
化処理は、原料粉末を大気中で加熱処理することにより
行う。Al粉末またはAl合金粉末を加熱容器に入れ、
400℃〜500℃で加熱しつつ攪拌する。これを数時
間行うことにより、Al粉末またはAl合金粉末の表面
に十分な酸化皮膜を形成することができる。
【0064】次に、このMA装置100は、ポットPが
ドーナッツ形状をしていることから冷却能力が極めて高
い。特に上記アルミニウム複合粉末を効率的に製造する
場合、ポットPの体積を大きくする必要があるところ、
従来形式のMA装置500をそのまま大型化すると、ポ
ットP内壁の面積が体積増加に比べて余り増加しない。
このため、水冷を主冷却手段とするMA装置100では
冷却能力が不足することになり、生産性を低下させると
いう問題があった。一方、ポットPをドーナッツ型にす
ると、ポット体積を増加させた場合でもポット内面の面
積を大きくできるという利点がある。このため、冷却面
積が大きくなってポットP内の冷却効率が向上するか
ら、生産性が飛躍的に向上する。
【0065】図4を用いて具体例に説明すると、MA装
置を大型化する場合、容積Vは直径Dの3乗に比例し、
表面積Aは直径Dの2乗に比例して大きくなり、従来構
成のMA装置500(図中(a))では、直径Dを大き
くするに従ってA/V値が小さくなる(図中(b)の表
参照)。これに対して、上記実施の形態1に係るMA装
置100は、ポットがドーナッツ形状であるから(図中
(c))、同じ容積比で高いA/V値を得ることができ
る(図中(d)の表参照)。なお、同表中の符号dは、
内筒の直径である。このように、同じ容積比であっても
ポット内面の面積を大きくできるので、冷却効率が向上
することが判る。特に容積比が高いもの程、その差が顕
著となる。
【0066】そして、ドーナッツ型のポットPはポット
内面の面積を増やすことのみならず、内筒3に水冷ジャ
ケット15を設けることを可能としている。即ち、従来
のアジテータでは、回転軸に冷却水路を設けるのは困難
であり、設けたとしても水路径が極めて小さくなり且つ
十分な表面積が確保できないため、ポット内の冷却には
適していなかったが、ポットPをドーナッツ形状とする
ことで、内筒3に十分な径または容積を持つ水冷ジャケ
ット15を設けることが可能になったので、上記表面積
の増大と相俟ってポットPの冷却に好適となる。MA装
置100の冷却能力が向上すると、従来のようにMA装
置500を停止して冷却する必要がなくなるので、生産
性を飛躍的に向上できる。
【0067】また、このMA装置100では、アジテー
タアーム2を冷却しているので、冷却能力を更に高める
ことができる。即ち、アジテータアーム2の部分の面積
は、複数本合わせるとある程度の面積を有し且つボール
8と直接当たることから、高い冷却効率を実現してい
る。
【0068】次に、MA処理したAl複合粉末は、弁3
4を開放することで排出口27からバッファータンク6
内に排出される。バッファータンク6内は、不活性ガス
雰囲気であり且つ水冷ジャケット33による冷却が行わ
れている。Al複合粉末は、MA処理により加熱状態に
あり外部の空気に触れると燃焼する恐れがあるため、不
活性ガス雰囲気中で燃焼を起こさせることなく冷却す
る。そして、所定温度まで冷却した後、排出口35から
Al複合粉末を排出する。次の混合粉末のMA処理時に
は、弁34を閉じる。また、次のMA処理は、バッファ
ータンク6でAl複合粉末を冷却している期間に行う。
このようにすれば、Al複合粉末を安全に取り出すこと
ができる。また、ポットP内で冷却する必要がないた
め、一旦Al複合粉末をバッファータンク6に取り出せ
ば、次のMA処理を進めることができる。このため、ア
ルミニウム複合粉末の生産性が向上する。
【0069】(実施の形態2)図5は、この発明の実施
の形態2に係るMA装置を示す断面図である。このMA
装置200は、アジテータ201が円錐形状である点に
特徴があり、その他の構成は、上記実施の形態1のMA
装置100と略同様の構成であるからその説明を省略す
る。アジテータ201の外面近傍には水冷ジャケット2
02が形成されている。この水冷ジャケット202で
は、アジテータ201の回転軸203に設けた分岐部2
04から冷却水が導入出される。水冷ジャケット202
は、アジテータ201全体に一室設けても良いし、円錐
バネのように螺旋状に形成しても良い(図示省略)。
【0070】円錐形状のアジテータ201はステンレス
製であり、例えば、内円錐部201aの外面に水冷ジャ
ケット202を構成する所定の突起を形成し(図示省
略)、この内円錐部201aを外円錐部201bの内部
に入れ込み、蓋201cをすることで形成される。ま
た、このMA装置200では、アジテータアーム205
内に冷却水路が設けられていない。即ち、アジテータア
ーム205に冷却水路を設けなくても、アジテータ20
1に設けた水冷ジャケット202により十分な冷却が行
える場合は、アジテータアーム205の冷却は必要な
い。勿論、アジテータアーム205に冷却水路を設けれ
ば、より冷却能力が向上する。
【0071】円錐形状のアジテータ201を用いること
で、ドーナッツ型のポットPの場合に比べ、同じ容積で
あってもその表面積を大きくできる。このため、ポット
P内の冷却能力が向上するから、アルミニウム複合粉末
の生産性が飛躍的に高くなる。なお、円錐斜面201d
は、図6(a)に示すように多少湾曲していても構わな
いし、同図(b)に示すように円錐台形状となっていて
も構わない。また、同図(c)に示すように、一部円筒
形状となっていても構わない。これらは何れの場合もそ
の表面積を増加できるので、冷却能力の向上に好適であ
る。
【0072】(実施の形態3)図7は、この発明の実施
の形態3に係るMA装置を示す断面図である。このMA
装置300は、容器301およびアジテータ302が全
体的に太鼓形状となり、ポット内面が球面となる点に特
徴がある。その他の構成は、実施の形態1に係るMA装
置100と同様であるからその説明を省略する。
【0073】アジテータ302の外面には複数のアジテ
ータアーム303が突出している。アジテータ302の
外面近傍には水冷ジャケット304が形成されている。
また、アジテータアーム303の内部には冷却水路30
5が形成されており、この冷却水路305は前記水冷ジ
ャケット304と繋がっている(詳細は図2参照)。太
鼓形状のアジテータ302はステンレス製であり、例え
ば、内太鼓部302aの外面に水冷ジャケット304を
構成する所定の突起を形成し(図示省略)、この内太鼓
部302aを外太鼓部302bの内部に入れ込むことで
形成される。
【0074】この水冷ジャケット304では、アジテー
タ302の回転軸305に設けた分岐部306から導入
出される。水冷ジャケット304は、アジテータ302
全体に一室設けても良いし、螺旋状に形成しても良い
(図示省略)。また、容器301の内面近傍にも水冷ジ
ャケット307が形成されている。
【0075】太鼓形状のアジテータ302を用いること
で、ドーナッツ型のポットPの場合に比べ、同じ容積で
あってもその表面積を大きくできる。このため、ポット
P内の冷却能力が向上するので、アルミニウム複合粉末
の生産性が高くなる。なお、アジテータ302の一部に
球面を形成するようにしても、表面積を増加できるので
冷却能力の向上に役立つ。また、円錐形状の場合に比べ
てポット容量が全体的に均一であるから、ボール8が均
一に流れ、好ましいMA処理ができる。また、MA装置
300は、全体的に太鼓形状ではなく、完全な球状とす
るようにしても同様の効果がある。
【0076】上記実施の形態1〜3のMA装置100〜
300は、AlまたはAl合金粉末をMA処理するのに
好適であるが、これに限定されるものではない。例えば
チタン合金やマグネシウム合金等の活性金属をMA処理
するのに適している。また、このMA装置100〜30
0により製造したAl複合粉末は、使用済み燃料集合体
を収納するバスケットの材料として好適である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のメカニ
カルアロイング装置では、ボールを入れる容器の内面
と、攪拌するアジテータの外面とを用いて形成する環状
の冷却面を有するので、冷却能力が高まり、生産性が向
上する。
【0078】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、複数種類の粉末が投入されると共にポット内を
冷却する冷却手段を有する容器と、前記容器内に入れた
複数のボールと、前記容器内に位置し且つ複数のアジテ
ータアームを枝状に設け、実質的に環状となるポットを
形成するアジテータとを含むので、アルミニウム複合粉
末の生産性を高められる。
【0079】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、アジテータに水冷手段を設けたので、冷却能力
が更に高くなるから、アルミニウム複合粉末の生産性を
より高められる。
【0080】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、アジテータアームに冷却手段を設けたので、冷
却能力が更に高くなるから、アルミニウム複合粉末の生
産性をより高められる。
【0081】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、メカニカルアロイングに用いるボール自体また
はボールの表面を、アルミニウム複合材の機械的性能を
劣化させない材料で構成する。また、この発明のメカニ
カルアロイング装置では、メカニカルアロイングに用い
るアジテータアーム自体またはアジテータアームの表面
を、アルミニウム複合材の機械的性能を劣化させない材
料で構成する。このため、アルミニウム複合材の靭性低
下等を防止し、信頼性の高い材料を製造することができ
る。
【0082】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、メカニカルアロイングに用いるボール自体また
はボールの表面を、酸化物、窒化物、炭化物または硼化
物で構成することで、アルミニウム複合材の強度を向上
できる。特に、上記材料としてはAl23を用いるのが
好適である。
【0083】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合
粉末を入れる容器が処理後の粉末を排出する粉末排出口
を有し、当該容器内に多数のボールを入れ、容器内を攪
拌するメカニカルアロイング装置において、前記粉末排
出口に、内部が不活性ガス雰囲気となるタンク内に前記
処理後の粉末を一時的に入れて冷却するバッファータン
クを設けたので、アルミニウム粉末の燃焼を防止し、且
つアルミニウム複合粉末の生産性を高めることができ
る。
【0084】また、この発明のメカニカルアロイング装
置では、アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合
粉末を入れる容器が処理後の粉末を排出する粉末排出口
を有し、当該容器内に多数のボールを入れると共に複数
のアジテータアームを有するアジテータを入れ、当該ア
ジテータにより容器内を攪拌するにあたり、前記容器の
内面とアジテータの外面とを用いて形成する環状の冷却
面が含まれると共に、前記ボール自体またはボールの表
面を、アルミニウム複合材の機械的性能を劣化させない
材料で構成し、且つ前記粉末排出口に、内部が不活性ガ
ス雰囲気となるタンク内に前記処理後の粉末を一時的に
入れて冷却するバッファータンクを設け、更に前記容器
内に前記混合粉末を自動計量して投入する自動投入手段
を備えたので、アルミニウム粉末の燃焼を防止し、且つ
アルミニウム複合粉末の生産性を高めることができる。
【0085】また、この発明のアルミニウム複合粉末の
製造方法では、容器内に投入したアルミニウム粉末と中
性子吸収材粉末との混合粉末をメカニカルアロイングす
る手順と、当該メカニカルアロイング処理後の粉末を不
活性ガス雰囲気のバッファータンクに入れる手順と、バ
ッファータンクにおける粉末の冷却期間に、前記容器内
に次のアルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合粉
末を投入してメカニカルアロイングする手順とを含むの
で、アルミニウム粉末の燃焼を防止し、且つアルミニウ
ム複合粉末の生産性を高めることができる。
【0086】また、この発明のアルミニウム複合粉末の
製造方法では、アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末と
の混合粉末をメカニカルアロイングするにあたり、処理
後のアルミニウム複合粉末の機械的性能を劣化させない
材料で構成したボールまたは当該材料がコーティングさ
れたボールを用いるので、処理後のアルミニウム複合材
の靭性低下等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るMA装置を示す
断面図である。
【図2】図1に示したMA装置のアジテータ部分を示す
拡大断面図である。
【図3】アジテータアームの変形例を示す断面図であ
る。
【図4】容器形状の相違に基く、面積と体積との比を示
す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係るMA装置を示す
断面図である。
【図6】図5に示すMA装置の変形例を示す概略断面図
である。
【図7】この発明の実施の形態3に係るMA装置を示す
断面図である。
【図8】一般的なMA装置を示す構成図である。
【符号の説明】
100 MA装置 1 容器 2 アジテータアーム 3 内筒 4 モータ 5 粉末投入口 6 バッファータンク 7 制御装置 8 ボール 9 自動計量投入装置 10 ホッパ 11 バルブ 12 水冷ジャケット 13 水タンク 14 流量調整弁 15 水冷ジャケット 25 ガス入口 26 ガス出口 27 排出口 31 ガス入口 32 ガス出口 33 水冷ジャケット 34 弁 35 排出口
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22F 1/00 B22F 1/00 E N (72)発明者 坂口 康弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 4G035 AB48 AE15 4G037 CA03 CA05 EA04 4G078 AA13 AA22 AB01 BA05 CA01 DA03 EA03 EA12 4K018 AA14 AB01 AB02 AB03 AB04 BA08 BC16 HA10 KA28

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のボールを容器内に入れ、この容器
    内に複数のアジテータアームを有するアジテータを入れ
    ると共に、当該アジテータにより攪拌するメカニカルア
    ロイング装置において、 前記容器の内面とアジテータの外面とを用いて形成する
    環状の冷却面が含まれるメカニカルアロイング装置。
  2. 【請求項2】 複数種類の粉末が投入されると共にポッ
    ト内を冷却する冷却手段を有する容器と、 前記容器内に入れた複数のボールと、 前記容器内に位置し且つ複数のアジテータアームを枝状
    に設け、実質的に環状となるポットを形成するアジテー
    タと、を含むメカニカルアロイング装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記アジテータに冷却手段を設け
    た請求項1または2に記載のメカニカルアロイング装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、前記アジテータアームに冷却手段
    を設けた請求項3に記載のメカニカルアロイング装置。
  5. 【請求項5】 多数のボールを入れた容器内にアルミニ
    ウム粉末と中性子吸収材粉末との混合粉末を入れ、容器
    内を攪拌するメカニカルアロイング装置において、 前記ボール自体またはボールの表面を、アルミニウム複
    合材の機械的性能を劣化させない材料で構成したメカニ
    カルアロイング装置。
  6. 【請求項6】 多数のボールを入れた容器内にアルミニ
    ウム粉末と中性子吸収材粉末との混合粉末を入れ、容器
    内を攪拌するメカニカルアロイング装置において、 前記ボール自体またはボールの表面を、酸化物、窒化
    物、炭化物または硼化物からなる材料で構成したメカニ
    カルアロイング装置。
  7. 【請求項7】 多数のボールを容器内に入れ、この容器
    内に複数のアジテータアームを有するアジテータを入れ
    ると共に、当該アジテータにより攪拌するメカニカルア
    ロイング装置において、 前記アジテータアーム自体またはアジテータアームの表
    面を、アルミニウム複合材の機械的性能を劣化させない
    材料で構成したメカニカルアロイング装置。
  8. 【請求項8】 前記材料は、Al23である請求項5〜
    7のいずれか一つに記載のメカニカルアロイング装置。
  9. 【請求項9】 アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末と
    の混合粉末を入れる容器が処理後の粉末を排出する粉末
    排出口を有し、当該容器内に多数のボールを入れ、容器
    内を攪拌するメカニカルアロイング装置において、 前記粉末排出口に、内部が不活性ガス雰囲気となるタン
    ク内に前記処理後の粉末を一時的に入れて冷却するバッ
    ファータンクを設けたメカニカルアロイング装置。
  10. 【請求項10】 アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末
    との混合粉末を入れる容器が処理後の粉末を排出する粉
    末排出口を有し、当該容器内に多数のボールを入れると
    共に複数のアジテータアームを有するアジテータを入
    れ、当該アジテータにより容器内を攪拌するメカニカル
    アロイング装置において、 前記容器の内面とアジテータの外面とを用いて形成する
    環状の冷却面が含まれると共に、 前記ボール自体またはボールの表面を、アルミニウム複
    合材の機械的性能を劣化させない材料で構成し、 且つ前記粉末排出口に、内部が不活性ガス雰囲気となる
    タンク内に前記処理後の粉末を一時的に入れて冷却する
    バッファータンクを設け、 更に前記容器内に前記混合粉末を自動計量して投入する
    自動投入手段を備えたメカニカルアロイング装置。
  11. 【請求項11】 容器内に投入したアルミニウム粉末と
    中性子吸収材粉末との混合粉末をメカニカルアロイング
    する手順と、 当該メカニカルアロイング処理後の粉末を不活性ガス雰
    囲気のバッファータンクに入れる手順と、 バッファータンクにおける粉末の冷却期間に、前記容器
    内に次のアルミニウム粉末と中性子吸収材粉末との混合
    粉末を投入してメカニカルアロイングする手順と、を含
    むアルミニウム複合粉末の製造方法。
  12. 【請求項12】 アルミニウム粉末と中性子吸収材粉末
    との混合粉末をメカニカルアロイングするにあたり、処
    理後のアルミニウム複合材の機械的性能を劣化させない
    材料で構成したボールまたは当該材料がコーティングさ
    れたボールを用いるアルミニウム複合粉末の製造方法。
JP2001316039A 2001-10-12 2001-10-12 メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法 Withdrawn JP2003117376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001316039A JP2003117376A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001316039A JP2003117376A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003117376A true JP2003117376A (ja) 2003-04-22

Family

ID=19134108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001316039A Withdrawn JP2003117376A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003117376A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013111724A1 (ja) * 2012-01-25 2013-08-01 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 混練用ロータ、混練機、及び混練用ロータの製造方法
ITPD20120180A1 (it) * 2012-06-05 2013-12-06 Cer Group S R L Agitatore per la stabilizzazione di semilavorati leganti liquidi destinati alla composizione di articoli ceramici
KR101928149B1 (ko) * 2016-11-17 2018-12-11 구재삭 다단계 열 교환 교반 날개 방식의 연속식 고속 화학 반응기
CN109331736A (zh) * 2018-11-28 2019-02-15 象山日利机械有限公司 二次拌粉设备
KR101986180B1 (ko) * 2019-02-12 2019-06-05 신종호 분말야금 제조설비 및 이를 이용한 분말야금 제조방법
DE112012000784B4 (de) * 2011-12-06 2020-10-01 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. Mischrotor und Mischer
JP2021097606A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 株式会社佐藤菌苑 茸菌床の製造方法及びそれによる茸菌床及び菌床材料の冷却装置
WO2023176827A1 (ja) * 2022-03-14 2023-09-21 国立大学法人東北大学 回転式反応器

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112012000784B4 (de) * 2011-12-06 2020-10-01 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. Mischrotor und Mischer
JP2013150955A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp 混練用ロータ、混練機、及び混練用ロータの製造方法
US9586340B2 (en) 2012-01-25 2017-03-07 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corporation Rotor for kneading, kneading machine, and method for manufacturing rotor for kneading
WO2013111724A1 (ja) * 2012-01-25 2013-08-01 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 混練用ロータ、混練機、及び混練用ロータの製造方法
ITPD20120180A1 (it) * 2012-06-05 2013-12-06 Cer Group S R L Agitatore per la stabilizzazione di semilavorati leganti liquidi destinati alla composizione di articoli ceramici
WO2013182943A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-12 Cer Group S.R.L. Stirrer for stabilizing liquid binding unfinished products intended to form ceramic items
CN104540653A (zh) * 2012-06-05 2015-04-22 瑟尔集团有限公司 用于稳定旨在形成陶瓷制品的液态粘合性未完工产品的搅拌器
CN104540653B (zh) * 2012-06-05 2016-10-12 瑟尔集团有限公司 用于稳定旨在形成陶瓷制品的液态粘合性未完工产品的搅拌器
US9757700B2 (en) 2012-06-05 2017-09-12 Cer Group S.R.L. Stirrer for stabilizing liquid binding unfinished products intended to form ceramic items
KR101928149B1 (ko) * 2016-11-17 2018-12-11 구재삭 다단계 열 교환 교반 날개 방식의 연속식 고속 화학 반응기
CN109331736A (zh) * 2018-11-28 2019-02-15 象山日利机械有限公司 二次拌粉设备
CN109331736B (zh) * 2018-11-28 2024-03-19 象山日利机械有限公司 一种二次拌粉设备
KR101986180B1 (ko) * 2019-02-12 2019-06-05 신종호 분말야금 제조설비 및 이를 이용한 분말야금 제조방법
JP2021097606A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 株式会社佐藤菌苑 茸菌床の製造方法及びそれによる茸菌床及び菌床材料の冷却装置
JP7328694B2 (ja) 2019-12-20 2023-08-17 株式会社佐藤菌苑 茸菌床の製造方法
WO2023176827A1 (ja) * 2022-03-14 2023-09-21 国立大学法人東北大学 回転式反応器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW497104B (en) Aluminum composite material, aluminum composite powder and its manufacturing method, spent fuel storage member and its manufacturing method
TW483007B (en) Manufacturing method for spent fuel storage member and mixed powder
US6902699B2 (en) Method for preparing cryomilled aluminum alloys and components extruded and forged therefrom
US4248630A (en) Method of adding alloy additions in melting aluminum base alloys for ingot casting
US6432160B1 (en) Method and apparatus for making a thixotropic metal slurry
JP2585900B2 (ja) 耐熱性強化部材の製造方法
US3778249A (en) Dispersion strengthened electrical heating alloys by powder metallurgy
JP2003117376A (ja) メカニカルアロイング装置およびアルミニウム複合粉末の製造方法
KR20010050427A (ko) 알루미늄 복합재 및 그 제조 방법과 그것을 이용한 바스켓및 캐스크
KR20010075462A (ko) 중성자 흡수성능을 구비한 알루미늄 복합재 및 그 제조방법
US10037828B2 (en) Storage container for spent nuclear fuel
CN115595477B (zh) 一种铝基复材及其制备方法
WO2013147406A1 (ko) 마그네슘 합금의 결정립 미세화제 및 미세화 방법, 이를 이용한 마그네슘 합 금의 제조방법 및 이에 따라 제조되는 마그네슘 합금
TW552590B (en) Method of manufacturing a radioactive-substance storage member, billet for use in extrusion of the same, and square pipe
US6926754B2 (en) Method for preparing metallic superalloy articles having thermophysically melt incompatible alloying elements, without melting
CN1522308A (zh) Cr-Ti-V系储氢合金的制造方法
JP2013121887A (ja) 金属窒化物の製造方法及びそれを用いた窒化物蛍光体の製造方法
JP2005199124A (ja) メディア攪拌型粉砕機
JP2002020828A (ja) アルミニウム合金材およびその製造方法、それを用いたバスケットおよびキャスク
JP3283508B2 (ja) 安定な酸化物形成元素を含有するマトリックスを有する鋳造複合材料
CN101240381A (zh) 低压铸造汽车车轮用铝合金组织的复合细化
JPS5814361B2 (ja) 水素貯蔵用材料の製造法
JP2002095948A (ja) アトライター装置
US2961390A (en) Method of preparing uranium, thorium, or plutonium oxides in liquid bismuth
JP2004321914A (ja) 微粉処理方法、粉砕方法、粉砕システム、回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104