JP2003117274A - 刺繍ミシン - Google Patents

刺繍ミシン

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JP2003117274A
JP2003117274A JP2001312930A JP2001312930A JP2003117274A JP 2003117274 A JP2003117274 A JP 2003117274A JP 2001312930 A JP2001312930 A JP 2001312930A JP 2001312930 A JP2001312930 A JP 2001312930A JP 2003117274 A JP2003117274 A JP 2003117274A
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Hitoshi Koyake
等 小宅
Makoto Tajima
良 田島
Hiromi Kawai
広海 河合
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラメータ設定情報を、容易に、迅速に
変更することができ、作業効率のよい刺繍ミシンを提供
する。 【解決手段】 処理手段は、カスタマイズ信号が入力さ
れた場合には、入力されたパラメータ情報をカスタマイ
ズパラメータ情報として記憶する。パラメータ設定要求
信号が入力された場合、カスタマイズパラメータ情報が
記憶されていれば、カスタマイズパラメータ情報を含む
カスタマイズパラメータ設定画面を表示手段び表示し、
カスタマイズパラメータ設定画面で設定された各パラメ
ータの設定情報を記憶手段に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍ミシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、業務用刺繍ミシンによって刺繍
を行う場合、予め、各種パラメータを設定する必要があ
る。設定するパラメータとしては、例えば、刺繍しよう
とする刺繍の柄データの選択、選択された柄データを実
際にどのように刺繍するか、刺繍ミシンの稼動条件等が
ある。刺繍ミシンは、各パラメータの設定情報に基づい
て刺繍を行う。各種パラメータを設定する場合には、例
えば、刺繍ミシンに設けられた設定パネル(タッチセン
サーパネル)が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、刺繍ミシン
のパラメータは、一般的に、数十項目あり、予め所定の
設定情報が設定されている。いずれかのパラメータを変
更する必要がある場合、ユーザーは、設定パネルに各種
パラメータを一覧表示させ、その中から所定のパラメー
タを選択し、そのパラメータの設定情報を変更する。こ
の場合、各種パラメータの表示順序は予め定められてい
るので、例えば、数十項目ある各種パラメータの中から
所定のパラメータを選択することは、容易ではない。例
えば、表示順序が遅いパラメータの設定情報を変更する
場合には、ページ送り操作等が必要となる。ところで、
通常、全てのパラメータの設定を変更することは殆どな
い。また、設定情報を変更する頻度が高いパラメータ
は、ユーザーによって異なっている。そこで、本発明
は、パラメータの設定情報を、容易に、迅速に変更する
ことができ、もって、作業効率のよい刺繍ミシンを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、処理手段と、記憶手段
と、表示手段とを備え、処理手段は、記憶手段に記憶さ
れている各パラメータの設定情報に基づいて刺繍縫いを
実行するとともに、パラメータ設定要求信号が入力され
た場合には、記憶手段に記憶されている、設定可能なパ
ラメータを示すパラメータ情報を含むパラメータ設定画
面を表示手段に表示し、パラメータ設定画面で設定され
た各パラメータの設定情報を記憶手段に記憶する刺繍ミ
シンであって、処理手段は、カスタマイズ信号が入力さ
れた場合には、入力されたパラメータ情報をカスタマイ
ズパラメータ情報として記憶し、カスタマイズパラメー
タ設定要求信号が入力された場合には、記憶手段に記憶
されているカスタマイズパラメータ情報を含むカスタマ
イズパラメータ設定画面を表示手段に表示し、カスタマ
イズパラメータ設定画面で設定された各パラメータの設
定情報を記憶手段に記憶する刺繍ミシンである。請求項
1に記載の刺繍ミシンによれば、ユーザーは、予め、設
定情報を変更する頻度あるいは可能性が高いパラメータ
を、カスタマイズパラメータ情報として、記憶させてお
き、カスタマイズパラメータ設定要求信号を入力するこ
とによって、カスタマイズパラメータ情報を表示させる
ことができるので、パラメータの選択が容易である。こ
れにより、パラメータの設定情報の変更を迅速に行うこ
とができ、作業効率が向上する。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、処理手段
と、記憶手段と、表示手段とを備え、処理手段は、記憶
手段に記憶されている各パラメータの設定情報に基づい
て刺繍縫いを実行するとともに、パラメータ設定要求信
号が入力された場合には、記憶手段に記憶されている、
設定可能なパラメータを示すパラメータ情報を含むパラ
メータ設定画面を表示手段に表示し、パラメータ設定画
面で設定された各パラメータの設定情報を記憶手段に記
憶する刺繍ミシンであって、処理手段は、カスタマイズ
信号が入力された場合には、入力されたパラメータ情報
をカスタマイズパラメータ情報として記憶し、パラメー
タ設定要求信号が入力された場合、カスタマイズパラメ
ータ情報が記憶されていれば、カスタマイズパラメータ
情報を含むカスタマイズパラメータ設定画面を表示手段
に表示し、カスタマイズパラメータ設定画面で設定され
た各パラメータの設定情報を記憶手段に記憶する刺繍ミ
シンである。請求項2に記載の刺繍ミシンによれば、ユ
ーザーは、予め、設定情報を変更する頻度、あるいは可
能性の高いパラメータを、カスタマイズパラメータ情報
として記憶させ、パラメータ設定要求信号を入力するこ
とによって、カスタマイズパラメータ情報を表示させる
ことができるので、パラメータの選択が容易となる。こ
れにより、パラメータの設定情報の変更を迅速に行うこ
とができ、作業効率が向上する。
【0006】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の刺繍ミシンであって、処理手段は、カ
スタマイズパラメータ情報を順序情報とともに記憶し、
カスタマイズパラメータ設定画面にカスタマイズパラメ
ータ情報を順序情報に対応した順序で表示する刺繍ミシ
ンである。請求項3に記載の刺繍ミシンによれば、ユー
ザーは、カスタマイズパラメータ情報を所定の順序で表
示させることができるので、パラメータの選択が一層容
易となる。
【0007】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の刺繍ミシンであって、処理手段
は、カスタマイズ信号が入力された場合には、パラメー
タ情報の一覧を表示手段に表示し、表示手段に表示され
たパラメータ情報の一覧の中から選択されたパラメータ
情報をカスタマイズパラメータ情報として記憶する刺繍
ミシンである。請求項4に記載の刺繍ミシンによれば、
ユーザーは、表示手段に表示されたパラメータ情報の一
覧の中からカスタマイズパラメータ情報を選択すること
ができるので、カスタマイズパラメータ情報を選択する
操作が容易である。
【0008】また、請求項5に記載の発明は、記憶手段
に記憶されている各パラメータの設定情報に基づいて刺
繍縫いを実行するとともに、各パラメータの設定情報を
設定可能なパラメータ設定機能を備える刺繍ミシンであ
って、記憶手段に記憶されている、設定可能なパラメー
タを示すパラメータ情報の中から選択されたパラメータ
情報をカスタマイズパラメータ情報として記憶手段に記
憶し、カスタマイズパラメータ情報として記憶されてい
るパラメータ情報に対して設定された設定情報を記憶手
段に記憶するカスタマイズ機能を備える刺繍ミシンであ
る。請求項5に記載の刺繍ミシンによれば、ユーザー
は、予め、設定情報を変更する頻度、あるいは可能性が
高いパラメータを、カスタマイズパラメータ情報とし
て、記憶させておくことができるので、パラメータを容
易に選択することができる。
【0009】また、請求項6に記載の発明は、記憶手段
に記憶されている各パラメータの設定情報に基づいて刺
繍縫いを実行するとともに、各パラメータの設定情報を
設定可能なパラメータ設定機能を備える刺繍ミシンであ
って、記憶手段に記憶されている、設定可能なパラメー
タを示すパラメータ情報の中から選択されたパラメータ
情報をカスタマイズパラメータ情報として記憶手段に記
憶し、カスタマイズパラメータ情報として記憶されてい
るパラメータ情報を含むカスタマイズパラメータ設定画
面を表示手段に表示し、カスタマイズパラメータ設定画
面で設定された各パラメータの設定情報を記憶手段に記
憶するカスタマイズ機能を備える刺繍ミシンである。請
求項6に記載の刺繍ミシンによれば、ユーザーは、予
め、カスタマイズパラメータ情報を記憶させ、カスタマ
イズ設定画面に表示されるカスタマイズパラメータ情報
の中から選択することができるので、各パラメータ情報
を選択する操作が容易である。
【0010】また、請求項7に記載の発明は、記憶手段
に記憶されている各パラメータの設定情報に基づいて刺
繍縫いを実行するとともに、各パラメータ情報の設定情
報を設定可能なパラメータ設定機能を備える刺繍ミシン
であって、記憶手段に記憶されている、設定可能なパラ
メータを示すパラメータ情報の中から選択されたパラメ
ータ情報を、指示された順序情報とともにカスタマイズ
パラメータ情報として記憶手段に記憶し、カスタマイズ
パラメータ情報として記憶されているパラメータ情報
を、指示された順序情報に対応する順序で、表示手段の
カスタマイズパラメータ設定画面に表示し、カスタマイ
ズパラメータ設定画面で設定された各パラメータの設定
情報を記憶手段に記憶するカスタマイズ機能を備える刺
繍ミシンである。請求項7に記載の刺繍ミシンによれ
ば、カスタマイズパラメータ設定画面にカスタマイズパ
ラメータ情報が、予め設定した順序で表示させることが
できるので、パラメータの選択が容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、刺繍ミシンの一実施の形態
の概略図を示している。図1において、ミシンテーブル
80の上方に位置するアーム82には、1基のミシンヘ
ッド84が設けられている。ミシンヘッド84は、例え
ば、9本の針棒(図示していない)を備えている。そし
て、選択された針棒が他の関連部材の動きと同期して上
下に往復駆動される。また、ミシンテーブル80の上面
において、X、Y方向に駆動制御される枠86には、例
えば、布などの被刺繍物が直接または刺繍枠を介してセ
ットされている。この枠86の駆動と、前記針棒及びそ
の関連部材の駆動とによって被刺繍物に所定の刺繍縫い
が実行可能である。ミシンヘッド84は、1つの刺繍ミ
シンにつき複数設けられていてもよい。また、針棒の数
は9本でなくてもよい。
【0012】また、ミシンテーブル80の端部寄りに
は、例えば、表示器2を備えた操作パネル1が設けられ
ている。表示器2は、例えば、タッチセンサー式になっ
ていて、操作者は、表示器2に表示された画面を見なが
ら、各種刺繍の条件等を画面に触れながら設定操作する
ことができる。表示器2は、タッチセンサー式ではな
く、キーボード等の入力手段が別に設けられていてもよ
い。
【0013】次に、図2〜図19を参照して、本実施の
形態の動作を説明する。図2〜図15は、表示器2に表
示される表示例である。図16は、刺繍ミシンの一般的
なブロック図である。図17、18は、初期設定時の処
理を示すフローチャート図である。図19は、パラメー
タを設定する「カスタマイズパラメータ設定画面」を作
成する時の手順である。ここで、パラメータとは、刺繍
ミシンの稼動条件を決定するための項目情報であり、一
般的には数十項目ある。例えば、自動色換(今まで使用
していた針棒での刺繍が終了した後、自動で次の針棒に
変更する)を実行するか否か、自動起動(自動色換終了
後に自動で刺繍を続行する)を実行するか否か等の項目
があり、刺繍ミシンの基本動作を決定している。図1で
示す操作パネル1は、中空の筐体で覆われており、内部
に、例えば、図16に示すように処理手段(CPU)1
b、記憶手段(RAM、ROM等)1cが設けられた制
御基板が設けられている。処理手段1bは、表示器2及
びミシン部と各種データの送受信が可能な構成となって
いる。また、操作パネル1には、例えば、外部機器90
とケーブル1eで接続されて各種データを送受信可能な
構成とするコネクタ部1dが設けられている。外部機器
90とのデータの送受信には、上述のように有線方式で
もよいし、無線方式でもよい。すなわち、コネクタ部1
dはなくてもよい。
【0014】記憶手段1cには、図19に示すように、
刺繍ミシンの動作を実行するための種々のデータが記憶
されている。例えば、刺繍柄番号に対応する刺繍柄の種
類を示す図柄データDB1、針棒に対応する糸色(実際
には、例えば、糸が巻いてあるボビンの番号)を示す針
棒−糸色データDB2、選択された刺繍柄のどの部分に
どの針棒を使用するかを示す(図4〜図6に示す「針棒
選択画面」で設定する)針棒選択画面設定データDB
3、刺繍ミシンの機械稼動条件(後述する、“通常縫
い”もしくは“皮縫い”もしくは“3D縫い”)が設定
された時に自動的に変更する固有のパラメータデータD
B4(例えば、図6のd列に示す、機械稼動条件の表示
“表示なし”、“A”、“B”に対応する固有のパラメ
ータ群の種類、例えば、“通常縫い”もしくは“皮縫
い”もしくは“3D縫い”)、例えば、刺繍柄100、
200、300の刺繍データ(ステッチ数に対応する
X、Y方向の変位及び動作命令)を示す刺繍データDB
5、画面上のパラメータ番号に対応するパラメータ項目
と設定情報を示すパラメータデータDB6、刺繍ミシン
の一般的な機械稼動条件の種類(“通常縫い”もしくは
“皮縫い”もしくは“3D縫い”)に対応する固有のパ
ラメータ群の各設定情報を示す稼動条件−パラメータデ
ータDB7、後述する「カスタマイズパラメータ設定画
面」が作成されている場合の画面上のカスタマイズパラ
メータ番号(順序情報)に対応するパラメータ番号を示
すカスタマイズパラメータデータDB8が記憶されてい
る。そして、処理手段1bは、記憶手段1cから必要な
データを適宜読み出したり、データを更新したりしなが
ら、刺繍ミシンの動作を実行する。この動作の手順は、
記憶手段1cの中に予め記憶されているプログラムに従
って、処理手段1bが実行する。
【0015】次に、フローチャート図(図17、図1
8)を用い、図2〜図15の表示器2の表示例を参照に
して、刺繍ミシンの初期設定を行うための一般的な処理
の例を説明する。まず、ステップS10で、刺繍ミシン
に電源が投入されているか否か判別する。電源が投入さ
れていれば、ステップS12に進む。電源が投入されて
いなければ、待機する。ステップS12では、図2に示
す「メイン画面」を表示する。そして、ステップS20
に進む。
【0016】ここで、図2に示す「メイン画面」の表示
例について説明する。「メイン画面」では、例えば、選
択された刺繍柄(図3に示す「刺繍柄選択画面」でユー
ザーが選択する)が表示される表示部3、所定の針棒で
の刺繍が終了した後に枠86を移動させるオフセット位
置の設定状態(オフセット位置まで移動するか否か)を
示す表示部4、選択された刺繍柄のどの部分にどの針棒
を使用するかを示す(図4に示す「針棒選択画面」でユ
ーザーが選択する)針棒の使用順序の設定状態表示部
5、図3に示す「刺繍柄選択画面」が表示される刺繍柄
選択キー7、図11に示す「パラメータ設定画面」もし
くは図15に示す「カスタマイズパラメータ設定画面」
を表示するパラメータ設定画面表示キー8が設けられて
いる(ユーザーが予めカスタマイズパラメータを登録し
ている場合には、「カスタマイズパラメータ設定画面」
を優先して表示する。)。本実施の形態では、まだ「刺
繍柄選択画面」で刺繍柄が選択されていない時には、図
2に示すように、「刺繍柄を選択して下さい」という旨
のコメントが表示部3に表示されているが、例えば、1
番目に登録されている刺繍柄が自動的に選択され、表示
されるようにしてもよい。また、選択される頻度の高い
刺繍柄が自動的に選択され表示されるようにしてもよ
い。
【0017】ステップS20では、図2に示す「メイン
画面」で、刺繍柄選択キー7が操作されているか否か判
別する。操作されていれば、ステップS22に進む。操
作されていなければ、待機する。ステップS22では、
図3に示す「刺繍柄選択画面」を表示する。そして、ス
テップS24に進む。
【0018】ここで、図3に示す「刺繍柄選択画面」の
表示例について説明する。「刺繍柄選択画面」では、例
えば、予め登録されている刺繍柄100、200、30
0の表示部9、前の画面に戻すためのキー10、シリア
ルI/Fを介して各種データを送受信する場合(例え
ば、図16に示す、ケーブル1eを介して外部機器90
とデータを送受信する場合)の選択キー11、選択され
た刺繍柄の刺繍データをステッチ単位で編集する「デー
タ編集画面」(図8)を表示するキー12、選択された
刺繍柄のどの部分にどの針棒を使用するかを決定する
「針棒選択表示画面」(図4)を表示するキー13、リ
ターンキー14が設けられている。
【0019】ステップS24では、所定の操作を行い刺
繍柄を選択して、ステップS26に進む。ステップS2
6では、刺繍柄が選択されたか否か判別する。選択され
ていれば、ステップS28に進む。選択されていなけれ
ば、ステップS24に戻る。ステップS28では、選択
された刺繍柄の刺繍データを図16に示す記憶手段1c
(例えば、図19に示す刺繍データDB5)から読み出
しセットする。刺繍データとは、例えば、ステッチ数に
対応するX方向の変位(Xデータ)及びY方向の変位
(Yデータ)及びファンクション(STOP、JUMP
等の動作命令)である。そして、ステップS30に進
む。ステップS30では、図3に示す「刺繍柄選択画
面」で、針棒選択キー13が操作されているか否か判別
する。操作されていれば、図18に示すステップS32
に進む。操作されていなければ、待機する。ステップS
32では、図4に示す「針棒選択画面」の初期画面を表
示する。そして、ステップS34に進む。
【0020】ここで、図4に示す「針棒選択画面」の表
示例について説明する。図4に示す「針棒選択画面」の
初期画面には、例えば、以下の表示部が設けられてい
る。 ・決定された刺繍柄の表示部15。ステップS22〜2
6で(図3に示す「刺繍柄選択画面」を用いて)決定さ
れた刺繍柄を表示する。 ・針棒設定状態表示部16。表示部16のa列〜d列及
び1行〜6行について、以降、例えば、表示部16の1
行目のa列を表示部16(1−a)と表す。表示部16
のa列は、例えば、刺繍の工程(刺繍ステップ)を針棒
単位で区分した刺繍ステップ番号が表示される。また、
表示部16のb列には、例えば、針棒の番号と糸の色が
表示される。また、表示部16のc列は、例えば、オフ
セットの設定状態(対応する刺繍ステップ終了後に前述
のオフセット位置まで枠86を移動させるか否か)が表
示される。また、表示部16のd列には、例えば、対応
する針棒を使用している時の、後述する「機械稼動条
件」が表示されている。表示部16(1−a)はa列が
刺繍ステップ番号であることを示す表示“#”、表示部
16(1−b)はb列が針棒の番号と糸の色であること
を示すイラスト、表示部16(1−c)はオフセットの
オン/オフを切り換えるキー(“OF”キー)、表示部
16(1−d)は「機械稼動条件」を設定するキー
(“SM”キー)、が表示されている。図4に示す初期
画面では、表示部16の2行目及び3行目は無表示であ
る。表示部16の4行目では、刺繍ステップ1ステップ
目のデータを設定するが、図4に示す初期画面では、未
設定の状態である。また、4行目には、アンダーライン
が表示され、現在、アクティブ状態(入力、変更可能状
態)である。アクティブ状態である行は矢印キー20を
用いて選択することができる。表示部16の5行目で
は、刺繍ステップ2ステップ目のデータを設定するが、
図4に示す初期画面では、未設定の状態である。表示部
16の6行目では、刺繍ステップ3ステップ目のデータ
を設定するが、図4に示す初期画面では、未設定の状態
である。
【0021】ここで、表示部16のd列で設定する「機
械稼動条件」とは、縫い方のモードであり、例えば、
“通常縫い”(通常のモード、表示部16のd列には無
表示)、“皮縫い”(皮を縫うために適しているモー
ド、表示部16のd列には“A”と表示)、“3D縫
い”(ウレタン等を用いる立体的な刺繍に適しているモ
ード、表示部16のd列には“B”と表示)がある。上
記刺繍ステップ毎の機械稼動条件を選択することによ
り、当該刺繍ステップが実施される時に、自動的に、各
種パラメータ(刺繍ミシンの稼動条件を設定するパラメ
ータ)のうちの関連するパラメータが、選択された「機
械稼動条件」に適するパラメータに変更される。この動
作は、処理手段1bにより、予め記憶されているプログ
ラムに基づいて(図19、図20に示す固有パラメータ
データDB4及び稼動条件−パラメータDB7に記憶さ
れているデータを用いて)行われる。従来は、刺繍ステ
ップ毎に各種パラメータを個別に変更する必要があるの
で面倒であった。本実施の形態では、図4〜6に示す
「針棒選択画面」で、「機械稼動条件」を選択すること
により、自動的に関連するパラメータが変更されるの
で、初期設定が容易である。「機械稼動条件」によるパ
ラメータの変更は、当該刺繍ステップが実施される前
に、パラメータの全部を、選択された「機械稼動条件」
に適するパラメータ群に上書きするようにしてもよい。
これによれば、処理手段1bの処理が容易である。
【0022】更に、図4に示す「針棒選択画面」の初期
画面には、以下の表示部が設けられている。 ・前の画面に戻すためのキー17。 ・針棒の削除キー18。矢印キー20で削除したい針棒
が表示されているステップ数をアクティブ状態にして、
キー18を操作すると当該針棒が刺繍のステップから削
除される。 ・針棒の挿入キー19。アクティブ状態で表示されてい
るステップの前に挿入される。 ・矢印キー20。針棒設定状態表示部16でアクティブ
状態の行(アンダーラインの位置)を移動させる。 ・糸色変更キー20a。操作すると、「針棒色パレット
画面」(図7)を表示する。 ・リターンキー21。 ・針棒指定キー22。各針棒指定キーには、現在セット
してある糸の色がカラー表示されている。
【0023】ここで、例えば、図4に示す「針棒選択画
面」での設定例を説明する。例えば、選択されている刺
繍柄が、図3に示す刺繍柄100であり、周囲の楕円部
101は“通常縫い”で濃ピンク色(刺繍ステップ;1
ステップ)、内部の文字「A」102は“3D縫い”で
紫色(刺繍ステップ;2ステップ)、内部の文字「B」
103は“3D縫い”で青色(刺繍ステップ;3ステッ
プ)であるとする。また、1ステップの楕円部101を
刺繍した後には、2ステップの“3D縫い”を実行する
ために、ウレタン板を被刺繍物の直下にセットする必要
があるため枠86をオフセットする(オフセット位置
は、操作者がいる方向に予め設定する)こととする。
【0024】図4に示す「針棒選択画面」の初期画面で
は、1ステップ目を示す表示部16の4行目がアクティ
ブ状態となっている。そこで、針棒指定キー群22のう
ちの5番キーを操作する。すると、図5に示すように、
表示部16(4−b)に、5番の針棒を示す“5”と
“5”の糸色である濃ピンクが表示される。次に、表示
部16(1−c)の“OF”キーを1回操作する。する
と、表示部16(4−c)が点灯する(オフセットが設
定される)。1ステップ目は、「機械稼動条件」は、
“通常縫い”なので、表示部16(4−d)は無表示の
ままでよい。次に、下向きの矢印キー20を1回操作す
ると、2ステップ目を示す表示部16の5行目がアクテ
ィブ状態となる。そこで、針棒指定キー群22のうちの
3番キーを操作する。すると、図5に示すように、表示
部16(5−b)に、3番の針棒を示す“3”と“3”
の糸色である紫色が表示される。2ステップ目は、オフ
セットは必要ないので、表示部16(5−c)は消灯し
ているままでよい。次に、表示部16(1−d)の“S
M”キーを2回操作(“SM”キーを1回操作する毎に
表示部16(5−d)の欄に“(無表示)”→“A”→
“B”→“(無表示)”と繰り返し表示される。)す
る。すると、表示部16(5−d)に“B”と表示され
る(“3D縫い”が設定される)。同様にして、3ステ
ップ目も設定し、リターンキー21を操作すると、針棒
選択データが決定され、図6に示すような画面が表示さ
れる。図4、図5に示す表示部16の4行目〜6行目
は、リターンキー21を操作されると、4行目の内容が
2行目、5行目の内容が3行目、6行目の内容が4行目
に表示され、(空欄を詰め、)このデータで決定された
ことが分かり易い。
【0025】ステップS36では、図4〜図6に示す糸
色変更キー20aが操作されているか否か判別する。操
作されていなければ、ステップS40に進む。操作され
ていれば、ステップS38に進む。ステップS38で
は、図7に示す「針棒色パレット画面」が表示される。
この画面では、選択された針棒の糸の色をパレット22
aの中の任意の色に変更することができる。針棒に対応
する糸色を変更することができる。例えば、1番の針棒
の糸色を現在の赤からパレット22aの右から3列目で
上から2行目の色に変更したい場合、針棒指定キー表示
22の1番に触れ、次に、パレット22aの上記のキー
に触れる。すると、針棒指定キー表示22の糸色表示部
22bは、パレット22aで指定した糸色に変更され、
実際、1番の針棒には指定した糸がセットされる構成と
なっている。図7に示す「針棒色パレット画面」で針棒
の糸の色を変更すると、その後、図4〜図6に示す「針
棒選択画面」を表示すると、当該針棒に対応する糸の色
の表示は変更後のカラー表示になっている。そして、ス
テップS40に進む。従来は、針棒の糸を変更する場合
には、当該針棒にセットされている糸を手動で交換して
いたので、面倒であった。本実施の形態では、図7に示
す「針棒色パレット画面」で上記所定の操作をすること
により、針棒の糸が交換され、針棒指定キー表示22の
糸色表示部22bに交換された糸の色が反映されるので
利便性が向上する。
【0026】ステップS40では、針棒の設定が終了し
たか否か判別する。終了していれば、ステップS42に
進む。終了していなければ、ステップS34に戻る。ス
テップS42では、刺繍データの個別編集をする必要が
あるか否か判別する。具体的には、図3に示す「刺繍柄
選択画面」で、データ編集キー12が操作されているか
否か判別する。操作されていればステップS44に進
む。操作されていなければ、ステップS49に進む。ス
テップS44では、図8に示す「データ編集画面」を表
示する。ここでは、ステップS22〜26で選択された
刺繍柄を刺繍するための刺繍データが表示される。そし
て、ステップS46に進む。ステップS46では、所要
の刺繍データを編集する。そして、ステップS48に進
む。
【0027】ここで、図8に示す「データ編集画面」と
刺繍データの編集方法の一例を説明する。ステッチデー
タ情報表示部40には、#列にステッチ数、X列にXデ
ータ、Y列にYデータ、F列にファンクションコードが
表示されている。また、例えば、ステッチデータ情報表
示部40の下方に、ステッチ数を指定するキー41、X
データを指定するキー42、Yデータを指定するキー4
3、ファンクションコード(JUMP、STOP等)を
指定するキー44が表示されている。また、例えば、ス
テッチデータ情報表示部40の右側に、表示枠45、サ
ーチキー46、矢印キー47(上向き矢印キー47a、
下向き矢印キー47b)、1ステッチ挿入キー48、1
ステッチ削除キー49、数値キー49a、リターンキー
49bが表示されている。ここで、例えば、166ステ
ッチ目のXデータ“5”を“6”に変更する場合、例え
ば、図8に示す数値キー49aで「166」を入力し、
サーチキー46を操作すると、166ステッチを含む部
分が表示され(図9)、166ステッチが矩形枠で囲ま
れて表示される。そこで、Xデータを指定するキー42
を操作すると、表示枠45に現在のXデータ“5”が表
示される。ここで、上向き矢印キー47aを1回操作す
ると、表示枠45に“6”が表示される。そして、リタ
ーンキー49bを操作すると、166ステッチのXデー
タが6に変更され、ステッチデータ情報表示部40の表
示も変更される。
【0028】ここでは、数値キーでステッチ番号を入力
し、ステッチ番号でサーチしたが、ファンクションコー
ドやステッチ長でサーチしてもよい。例えば、ファンク
ションコードでサーチする場合、ファンクションコード
を指定するキー44を操作すると、現在選択されている
(矩形枠で囲まれて表示されている)ステッチのファン
クションコードが表示枠45に表示される。そこで表示
枠45の下方の矢印キーを操作する毎に、種々のファン
クションコード名が表示枠45に表示されるので、所望
のファンクションコード名が表示された時点で、サーチ
キー46を操作すると、当該ファンクションコードが入
ったステッチが検索されて、そのステッチの前後10ス
テッチ分がステッチデータ情報表示部40に表示され、
検索されたステッチは矩形枠で囲まれて表示される。例
えば、図10は、表示枠45に“JUMP”を表示させ
て、サーチキー46を操作した後の画面表示である。更
に、下向きのサーチキー46を操作すると、234ステ
ッチ以降で“JUMP”が入ったステッチを検索する。
図10の場合では、235ステッチが検索される。
【0029】また、Xデータのステッチ長でサーチする
場合、Xデータを指定するキー42を操作すると、現在
選択されている(矩形枠で囲まれて表示されている)ス
テッチのXデータが表示枠45に表示される。そこで表
示枠45の下方の矢印キーを操作するか数値キーを操作
して、所望のXデータを表示する。そして、サーチキー
46を操作すると、当該Xデータのステッチ長が入った
ステッチが検索されて、そのステッチの前後10ステッ
チ分がステッチデータ情報表示部40に表示され、検索
されたステッチは矩形枠で囲まれて表示される。また、
Yデータのステッチ長でサーチする場合も同様である。
従来は、上述したようなステッチ長によるサーチをする
機能は備えていなかった。例えば、仕上がった刺繍を見
て刺繍データを変更する場合は、本実施の形態のよう
に、ステッチ長でサーチすることができると便利であ
る。このように、ファンクションコードやステッチ長で
サーチする場合、上部のサーチキー46aは、ステッチ
番号の小さい方向に、下部のサーチキー46bは、ステ
ッチ番号の大きい方向に、検索を進める。この操作中、
上向き矢印キー47aを操作すると、現在表示している
データの10ステッチ分前(ステッチ番号の小さい方
向)のデータを表示する。また、下向き矢印キー47b
を操作すると、現在表示しているデータの10ステッチ
分後(ステッチ番号の大きい方向)のデータを表示す
る。また、矢印キー47a、47bは、操作する毎に1
ステッチずつ前もしくは後のデータを表示するようにし
てもよい。
【0030】ステップS48では、データ編集が終了し
たか否か判別する。データ編集が終了していれば、ステ
ップS49に進む。データ編集が終了していなければ、
ステップS46に戻る。ステップS49では、図2に示
す「メイン画面」で、パラメータ設定キー16が操作さ
れているか否か判別する。パラメータ設定キー16が操
作されていれば、ステップS50に進む。パラメータ設
定キー16が操作されていなければ、ステップS54に
進む。ステップS50では、後述するパラメータ設定処
理を行う。そして、ステップS52に進む。数十種類あ
る各種パラメータは、電源投入時には初期値(例えば
“通常縫い”のパラメータ群)が設定されていて、ステ
ップS50で改めてパラメータ設定処理が実行されなけ
れば、各種パラメータの初期値に基づいて刺繍ミシンが
動作する。ステップS52では、パラメータの設定が終
了したか否か判別する。終了していれば、ステップS5
4に進む。終了していなければ、ステップS50に戻
る。ステップS54では、初期設定が終了したか否か判
別する。初期設定が終了していなければ、リターンす
る。初期設定が終了していれば、初期設定処理を終了す
る。
【0031】次に、図18に示すステップ50の、“パ
ラメータ設定処理”について、図11〜15の表示例
と、図19に示す手順の例に基づいて、詳細を説明す
る。前述のとおり、刺繍ミシンの動作を決定する各種パ
ラメータは、電源投入時には初期値が設定されている
(例えば、“通常縫い”)。ステップS34で(図4〜
6に示す「針棒選択画面」を用いて)、刺繍ステップ毎
の「機械稼動条件」(縫い方のモード)として“A”
(皮縫い)が設定されると、当該刺繍ステップを実行す
る時に、皮縫いに適するように所要のパラメータが初期
値から変更される。また、“B”(3D縫い)が設定さ
れると、当該刺繍ステップを実行する時に、3D縫いに
適するように所要のパラメータが初期値から変更され
る。しかしながら、例えば、一部のパラメータを個別に
初期値から変更しておきたい場合には、“パラメータ設
定処理”を行う。「針棒選択画面」(図14)で、「機
械稼動条件」(“A”(皮縫い)もしくは、“B”
(3D縫い))が設定された後に“パラメータ設定処
理”を個別に行うと、個別に設定されたパラメータの設
定値が優先される。そして、個別にパラメータの設定し
た後に「機械稼動条件」が設定されると、「機械稼動条
件」の固有のパラメータ設定値が優先される。また、い
ずれの場合も、個別に設定されたパラメータの設定値が
優先されるようにしてもよい。
【0032】図2に示す「メイン画面」において、パラ
メータ設定キー8を操作すると、図11に示す「パラメ
ータ設定画面」が表示される。ここでは、1ページ目と
して、パラメータ1〜パラメータ10のパラメータと設
定値(電源投入時は“通常縫い”の初期値)がパラメー
タの表示部50に表示されている。パラメータが全部で
60項目あるとすれば、ページ切換キー51の“P2”
キーを操作すると、パラメータ11〜パラメータ20の
項目と初期値がパラメータ項目の表示部50に表示され
る。そして、ページ切換キー51の“P3”キーを操作
すると、パラメータ21〜パラメータ30の項目と初期
値がパラメータ項目の表示部50に表示される。そし
て、再び“P3”キーを操作すると、図12に示すよう
に、ページ切換キー51の右側にページ切換キー52
(“P4”、“P5”、“P6”キー)が表示され、同
様にしてパラメータ31〜パラメータ60の項目と設定
値を表示することができる。また、“P3”キーを1回
操作したときに、自動的にページ切換キー52(“P
4”、“P5”、“P6”キー)が表示されるようにし
てもよい。
【0033】通常、あるパラメータの設定情報を変更す
る場合、矩形枠を矢印キー53で移動させて、当該パラ
メータの表示部分に移動する。そして、リターンキー5
4を操作すると、当該パラメータの設定が変更可能な状
態として選択される(アクティブ状態となる)。そこ
で、数値キー52を用いて数値を変更したり、矢印キー
53を操作してYES/NOを切り換えて、所要の設定
に変更する。そして、リターンキー54を操作すると、
当該パラメータの設定の変更が決定される。
【0034】次に、“パラメータ設定画面のカスタマイ
ズ機能”について説明する。図11、図12に示す「パ
ラメータ設定画面」で、カスタマイズ信号入力(例え
ば、カスタマイズキー55を操作)すると、図13に示
す「カスタマイズパラメータ選択画面」が表示される。
ここでは、ユーザーは、例えば、設定を変更する頻度、
あるいは可能性が高いパラメータを選択し、カスタマイ
ズパラメータ設定画面に表示させることが可能である。
図13に示す「カスタマイズパラメータ選択画面」に
は、例えば、設定可能なパラメータの一覧を表示するパ
ラメータの表示部60が設けられている。図13に示す
表示部60には、1番〜14番の14種類のパラメータ
が表示されているが、例えば、矢印キー61を操作して
矩形枠62をスクロールすることにより、60種類全て
のパラメータが表示可能である。そして、所望のパラメ
ータを選択する選択操作を行う。例えば、矢印キー61
を操作して矩形枠62を所要のパラメータの位置に移動
させた後、リターンキー63を操作する。すると、カス
タマイズパラメータ表示部64の矩形枠65内に、矩形
枠62内の所要のパラメータがカスタマイズパラメータ
として表示される。図14では、1番のカスタマイズパ
ラメータとして“7.オートジャンプ”が選択された場
合を示している。表示部64に“7.オートジャンプ”
が表示されると、表示部64の矩形枠65は、自動的に
次の行に移動表示される。更に所要のパラメータをカス
タマイズパラメータとして選択する場合には、このよう
な動作を繰り返す。そして、選択操作が終了した場合に
は、リターンキー63を操作する。このようにして、
「カスタマイズパラメータ選択画面」を用いて、図15
に示す「カスタマイズパラメータ設定画面」で表示させ
るカスタマイズパラメータを選択する。
【0035】カスタマイズパラメータが選択されると、
ユーザーが、図2に示す「メイン画面」でパラメータ設
定画面要求信号を入力(例えば、パラメータ設定画面表
示キー8を操作)すると、図15に示す「カスタマイズ
パラメータ設定画面」が表示される。ここでは、ユーザ
ーが60種類のパラメータの中から選択したパラメータ
が、カスタマイズパラメータ表示部70に表示されてい
る。図15では、1番のカスタマイズパラメータとして
は、7番のパラメータ“オートジャンプ”が、2番のカ
スタマイズパラメータとしては、11番のパラメータ
“F.B.全頭縫い”が、3番のカスタマイズパラメー
タとしては、12番のパラメータ “F.B.手前縫
い”が、表示されている。そこで、矢印キー71を操作
して矩形枠72を所要のパラメータの位置に移動させた
後、リターンキー73を操作する。すると、当該パラメ
ータの設定情報が変更可能な状態となる(例えば、文字
の色が変わる)。そこで、数値キー75を用いて数値を
変更したり、矢印キー71を用いてYES/NOを切り
換える。複数のパラメータの設定情報を変更する場合に
は、この操作を繰り返し、リターンキー73を操作す
る。ここで、ページキー76の“P1”を操作すると、
「パラメータ設定画面」の1ページ目が表示される。
「パラメータ設定画面」の1ページ目には、図8に示す
ページキー51の隣に、「カスタマイズパラメータ設定
画面」の存在を示すキー(例えば、図15の「Cstキ
ー」77と同様)が付加されている。ページキー76の
“P2”、“P3”を操作した場合も同様である。この
ように、作成された「カスタマイズパラメータ設定画
面」は、「パラメータ設定画面」の1ページ目の前に表
示される。すなわち、「カスタマイズパラメータ設定画
面」→「パラメータ設定画面」の1ページ目→「パラメ
ータ設定画面」の2ページ目→「パラメータ設定画面」
の3ページ目の順序でパラメータの設定画面が並んでい
る。そして、「パラメータ設定画面」の1ページ目〜3
ページ目が表示されている状態では、上記「Cstキ
ー」77を操作すると、図15に示す「カスタマイズパ
ラメータ設定画面」を表示することができる。
【0036】「カスタマイズパラメータ設定画面」にパ
ラメータの追加や削除をしたい場合には、図15に示す
「カスタマイズパラメータ設定画面」のカスタマイズキ
ー74、もしくは、図11、図12に示す「パラメータ
設定画面」のカスタマイズキー55を操作する。する
と、現在選択されているパラメータが表示部64に表示
されている「カスタマイズパラメータ選択画面」(図1
3参照)が表示され、所定の操作を行うことによりパラ
メータの追加や削除が可能となる。
【0037】次に「カスタマイズパラメータ設定画面」
を作成するための手順について図19に基づいて説明す
る。まず、図11、図12に示す「パラメータ設定画
面」で、カスタマイズキー55が操作されると、処理手
段1bにカスタマイズ信号が入力される(手順
(1))。処理手段1bは、記憶手段1cに記憶されて
いるパラメータデータDB6を読み出す(手順
(2))。処理手段1bは、表示器2に、例えば、図1
3に示す「カスタマイズパラメータ選択画面」のパラメ
ータ項目表示部60に、パラメータデータDB6から読
み出した各種パラメータの項目を挿入して表示させる
(手順(3))。そして、表示器2に、図13に示すよ
うな「カスタマイズパラメータ選択画面」が表示されて
いる状態で、60項目のパラメータの中からユーザーが
選択した所要のパラメータ(カスタマイズパラメータ情
報)が、処理手段1bに入力される(手順(4))。選
択するパラメータは単数でも複数でもよい。処理手段1
bは、選択されたパラメータを記憶手段1cのカスタマ
イズパラメータデータDB8に記憶させる(手順
(5))。このようにして、パラメータの中から所要の
パラメータを選択して、カスタマイズパラメータデータ
DB8に記憶させ、図15に示すような「カスタマイズ
パラメータ設定画面」を作成することができる。
【0038】以降、図2に示す「メイン画面」でパラメ
ータ設定画面表示キー8が操作されると、処理手段1b
に、パラメータ設定要求信号が入力される(手順(1
1))。処理手段1bは、記憶手段1cのカスタマイズ
パラメータデータDB8からカスタマイズパラメータデ
ータ及びパラメータデータDB6からパラメータデータ
を読み出す(手順(12))。処理手段1bは、表示手
段2に、例えば、図15に示す「カスタマイズパラメー
タ設定画面」を表示させる(手順(13))。図15で
は、“オートジャンプ”、“F.B.全頭縫い”、
“F.B.手前縫い”という3種類のパラメータが選択
され、「カスタマイズパラメータ設定画面」で設定可能
となっている。すなわち、ユーザーが選択した3種類の
パラメータに関しては、設定値を変更するときに60種
類のパラメータの中から見つけ出す必要がない。
【0039】本発明の構成及び動作は本実施の形態に限
定されるものではない。表示器2に表示する表示画面の
形式は、実施の形態に限定されるものではない。実施の
形態では、「カスタマイズパラメータ設定画面」でパラ
メータを選択する時に、選択した順序を示す順序情報も
記憶させておき、「カスタマイズパラメータ設定画面」
に順序情報に従った順序で表示させたが、順序情報は、
別途設定するようにしてもよい。また、例えば、「メイ
ン画面」で、パラメータ設定画面表示キー8とは別にカ
スタマイズパラメータ設定画面表示キーを設け、「パラ
メータ表示画面」と「カスタマイズパラメータ設定画
面」を個別に表示させるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3、
5、7に記載の刺繍ミシンによれば、パラメータの設定
情報を容易に迅速に変更することができ、作業効率が向
上する。また、請求項4、6に記載の刺繍ミシンによれ
ば、カスタマイズパラメータ情報を選択する操作が容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略図である。
【図2】表示器2の表示例である。
【図3】表示器2の表示例である。
【図4】表示器2の表示例である。
【図5】表示器2の表示例である。
【図6】表示器2の表示例である。
【図7】表示器2の表示例である。
【図8】表示器2の表示例である。
【図9】表示器2の表示例である。
【図10】表示器2の表示例である。
【図11】表示器2の表示例である。
【図12】表示器2の表示例である。
【図13】表示器2の表示例である。
【図14】表示器2の表示例である。
【図15】表示器2の表示例である。
【図16】刺繍ミシンのブロック図である。
【図17】初期設定時の処理を示すフローチャート図で
ある。
【図18】初期設定時の処理を示すフローチャート図で
ある。
【図19】「カスタマイズパラメータ設定画面」を作成
する手順を示す図である。
【符号の説明】
1 操作パネル 2 表示器 8 パラメータ設定画面表示キー 55 カスタマイズキー 100 刺繍柄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 広海 愛知県春日井市牛山町1800番地 東海工業 ミシン株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA15 AA21 CB04 CE23 LA11 LA29 LA53 LA55 LA57 LA59 LA67 LA92 LB02 MA03 MA07 NA48 NA51 NA53 NA55 NA64 NA71 NB18 QA06 QA07 QA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理手段と、記憶手段と、表示手段とを
    備え、処理手段は、記憶手段に記憶されている各パラメ
    ータの設定情報に基づいて刺繍縫いを実行するととも
    に、パラメータ設定要求信号が入力された場合には、記
    憶手段に記憶されている、設定可能なパラメータを示す
    パラメータ情報を含むパラメータ設定画面を表示手段に
    表示し、パラメータ設定画面で設定された各パラメータ
    の設定情報を記憶手段に記憶する刺繍ミシンであって、 処理手段は、カスタマイズ信号が入力された場合には、
    入力されたパラメータ情報をカスタマイズパラメータ情
    報として記憶し、カスタマイズパラメータ設定要求信号
    が入力された場合には、記憶手段に記憶されているカス
    タマイズパラメータ情報を含むカスタマイズパラメータ
    設定画面を表示手段に表示し、カスタマイズパラメータ
    設定画面で設定された各パラメータの設定情報を記憶手
    段に記憶する、刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】 処理手段と、記憶手段と、表示手段とを
    備え、処理手段は、記憶手段に記憶されている各パラメ
    ータの設定情報に基づいて刺繍縫いを実行するととも
    に、パラメータ設定要求信号が入力された場合には、記
    憶手段に記憶されている、設定可能なパラメータを示す
    パラメータ情報を含むパラメータ設定画面を表示手段に
    表示し、パラメータ設定画面で設定された各パラメータ
    の設定情報を記憶手段に記憶する刺繍ミシンであって、 処理手段は、カスタマイズ信号が入力された場合には、
    入力されたパラメータ情報をカスタマイズパラメータ情
    報として記憶し、パラメータ設定要求信号が入力された
    場合、カスタマイズパラメータ情報が記憶されていれ
    ば、カスタマイズパラメータ情報を含むカスタマイズパ
    ラメータ設定画面を表示手段に表示し、カスタマイズパ
    ラメータ設定画面で設定された各パラメータの設定情報
    を記憶手段に記憶する、刺繍ミシン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の刺繍ミシンで
    あって、処理手段は、カスタマイズパラメータ情報を順
    序情報とともに記憶し、カスタマイズパラメータ設定画
    面にカスタマイズパラメータ情報を順序情報に対応した
    順序で表示する刺繍ミシン。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の刺繍ミ
    シンであって、処理手段は、カスタマイズ信号が入力さ
    れた場合には、パラメータ情報の一覧を表示手段に表示
    し、表示手段に表示されたパラメータ情報の一覧の中か
    ら選択されたパラメータ情報をカスタマイズパラメータ
    情報として記憶する刺繍ミシン。
  5. 【請求項5】 記憶手段に記憶されている各パラメータ
    の設定情報に基づいて刺繍縫いを実行するとともに、各
    パラメータの設定情報を設定可能なパラメータ設定機能
    を備える刺繍ミシンであって、 記憶手段に記憶されている、設定可能なパラメータを示
    すパラメータ情報の中から選択されたパラメータ情報を
    カスタマイズパラメータ情報として記憶手段に記憶し、
    カスタマイズパラメータ情報として記憶されているパラ
    メータ情報に対して設定された設定情報を記憶手段に記
    憶するカスタマイズ機能を備える、刺繍ミシン。
  6. 【請求項6】 記憶手段に記憶されている各パラメータ
    の設定情報に基づいて刺繍縫いを実行するとともに、各
    パラメータの設定情報を設定可能なパラメータ設定機能
    を備える刺繍ミシンであって、 記憶手段に記憶されている、設定可能なパラメータを示
    すパラメータ情報の中から選択されたパラメータ情報を
    カスタマイズパラメータ情報として記憶手段に記憶し、
    カスタマイズパラメータ情報として記憶されているパラ
    メータ情報を含むカスタマイズパラメータ設定画面を表
    示手段に表示し、カスタマイズパラメータ設定画面で設
    定された各パラメータの設定情報を記憶手段に記憶する
    カスタマイズ機能を備える、刺繍ミシン。
  7. 【請求項7】 記憶手段に記憶されている各パラメータ
    の設定情報に基づいて刺繍縫いを実行するとともに、各
    パラメータ情報の設定情報を設定可能なパラメータ設定
    機能を備える刺繍ミシンであって、 記憶手段に記憶されている、設定可能なパラメータを示
    すパラメータ情報の中から選択されたパラメータ情報
    を、指示された順序情報とともにカスタマイズパラメー
    タ情報として記憶手段に記憶し、カスタマイズパラメー
    タ情報として記憶されているパラメータ情報を、指示さ
    れた順序情報に対応する順序で、表示手段のカスタマイ
    ズパラメータ設定画面に表示し、カスタマイズパラメー
    タ設定画面で設定された各パラメータの設定情報を記憶
    手段に記憶するカスタマイズ機能を備える、刺繍ミシ
    ン。
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