JP2003117076A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003117076A JP2001321617A JP2001321617A JP2003117076A JP 2003117076 A JP2003117076 A JP 2003117076A JP 2001321617 A JP2001321617 A JP 2001321617A JP 2001321617 A JP2001321617 A JP 2001321617A JP 2003117076 A JP2003117076 A JP 2003117076A
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裕 大竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールの停止制御の精度を向上し、かつ、リ
ールの停止時の振動を抑えることが可能なスロットマシ
ンを提供する。 【解決手段】 リールの停止条件が成立した場合、ta
の時点からリールモータの励磁相(φ1、φ2)をT1
期間励磁してリールモータのロータを急速制動しつつオ
ーバーシュートさせ、オーバーシュート先(3ステップ
先)にあるロータの目標停止角度位置(リールの停止位
置)までロータを回転させた時点tbで、目標停止角度
位置に対応する停止相(φ3)および2つのブレーキ相
(φ2、φ4)を励磁し、ロータを停止相のホールディ
ングトルク安定点に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンに
関し、詳しくは複数の識別情報が配列されたリールが設
けられた可変表示装置を有するスロットマシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的なスロットマシンでは、
ステッピングモータによりリールが駆動される。特に、
スロットマシンでは、目標の識別情報でリールを正確に
停止させなければならないため、リールを停止させる条
件が成立した場合、たとえば、ステッピングモータの隣
り合う2つの励磁相を同時に励磁して、リールを急停止
させる必要がある。
【0003】ところが、このように2つの励磁相を同時
に励磁してリールに急制動をかけた場合、ステッピング
モータの過渡応答の影響によって、リールが停止する際
の振動を十分に抑えることができず、停止時にリールが
“ブルブル”と振動して見苦しいという問題があっ
た。
【0004】そのため、従来より、停止制御方式として
は、ステッピングモータの全相を同時に励磁してリール
を停止させる全相励磁方式が採用されていた。この全相
励磁方式は、詳しくは、以下の方法によってステッピン
グモータの駆動を停止させるものである。
【0005】たとえば、励磁相としてφ1相からφ4相
の4相を有するステッピングモータにおいて、φ1相を
正規に流れる電流と、当該φ1相と対向するφ3相を正
規に流れる同一レベルの電流とは、コア周辺を流れる電
流として逆方向に流れる。したがって、異なる磁界の発
生によりトルクを発生しない。しかしながら、ステッピ
ングモータの回転中は誘導電圧によって逆起電力が生
じ、たとえば、φ1相、φ3相に流れる電流の差分のト
ルクが発生する。このため、対向するφ1相、φ3相を
励磁すると、リールの回転にブレーキがかかることにな
る。この現象は、対向するφ2相、φ4相を励磁した場
合も同様に発生する。このため、全相を励磁した場合、
その全相励磁を開始してからステッピングモータが減速
しつつ所定ステップ数だけ駆動した(滑った)後、ディ
テントトルクの安定点にステッピングモータが振動する
ことなく完全停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】全相励磁方式では、全
相励磁を開始した時点からステッピングモータが“滑
る”ステップ数を考慮して、停止制御を行なう必要があ
る。しかしながら、全相励磁方式でリールを停止させる
と、リールの速度、リールイナーシャ、モータ摩擦、モ
ータディテントトルクなど、メカニカルな要素により停
止位置にばらつきが出てしまう。また、予定停止位置よ
りも進んだ位置で停止した場合、次回、リールを回転さ
せる際に最初に励磁された励磁相(スタート相)へステ
ッピングモータのロータが一旦、引込まれるという現象
が発生し、見た目に不自然な動作が発生するおそれがあ
った。
【0007】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、リールの停止制御の精度を向上
し、かつ、リールの停止時の振動を抑えることが可能な
スロットマシンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 複数種類の識別情報が設けられたリールを有す
る可変表示装置(たとえば、リール4)を備えたスロッ
トマシンであって、前記リールを回転駆動するステッピ
ングモータ(たとえば、リールモータ402)と、該ス
テッピングモータを制御する制御手段(たとえば、遊技
制御基板100)とを含み、該制御手段は、回転中のリ
ールを停止させる条件が成立した場合(たとえば、スト
ップ信号の入力を受けて選択された停止図柄が、停止位
置に停止できる位置に到来した)、前記ステッピングモ
ータの複数の励磁相(たとえば、φ1〜φ4)のうち、
隣合う第1励磁相および第2励磁相を併せて励磁する2
相励磁制御(たとえば、φ1、φ2の励磁)を実行した
後(たとえば、SM3)、前記第2励磁相、該第2励磁
相と隣合う第3励磁相、および前記第2励磁相と前記ス
テッピングモータのロータを挟んで対向する位置にある
第4励磁相を併せて励磁する3相励磁制御(たとえば、
φ2、φ3、φ4の励磁)を実行して(たとえば、SM
5)、前記ロータを停止させることを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、前記2相励磁制御に
よってロータの回転が急速に制動されつつオーバーシュ
ートする。このため、オーバーシュート先にロータの目
標停止角度位置を設定しておれば、前記2相励磁制御に
よって、ロータが回転速度を急速に減じながら前記目標
停止角度位置へと誘導されるようになる。その後、さら
に、前記3相励磁制御によって、前記第2励磁相および
前記第4励磁相によるブレーキを得ながら、勢いを弱め
られたロータが前記第3励磁相のホールディングトルク
安定点において停止する。このため、目標停止角度位置
を前記第3励磁相のホールディングトルク安定点に設定
しておれば、前記第2励磁制御および前記第3励磁制御
によって、正確かつ振動を生じさせることなく、ロータ
を目標停止角度位置で停止させることができる。その結
果、リールの停止制御の精度を向上し、かつ、リールの
停止時の振動を抑えることが可能となる。
【0010】(2) 前記制御手段は、1−2相励磁方
式で前記ステッピングモータを制御して前記リールを回
転駆動させる(図5参照)ことを特徴とする。
【0011】上記の構成によれば、ステップ角を細かく
することができ、細やかな制御を行なうことが可能にな
る。また、そのため、安定かつスムースにリールを停止
させることができる。
【0012】(3) 前記制御手段は、回転中のリール
を停止させる条件が成立した場合(たとえば、ストップ
信号の入力を受けて選択された停止図柄が、停止位置に
停止できる位置に到来した)、1−2相励磁方式におい
て1相励磁から2相励磁に切換わるタイミングに合せ
て、前記リールを停止させるための前記2相励磁制御を
開始する(たとえば、SM2、SM3)ことを特徴とす
る。
【0013】上記の構成によれば、1−2相励磁方式に
おいて1相励磁から2相励磁に切換わるタイミングを利
用してスムースかつ容易に前記2相励磁制御に移行でき
る。
【0014】(4) 前記制御手段は、少なくとも前記
ロータの停止状態が安定するまでの間(たとえば、T
2)、前記3相励磁制御を継続する(たとえば、SM
5、SM6)ことを特徴とする。
【0015】上記の構成によれば、リールを確実に停止
した状態にすることができる。(5) 前記制御手段
は、前記3相励磁制御を実行した後、前記第3励磁相の
励磁状態を維持しつつ前記第2励磁相および前記第4励
磁相を消磁する(たとえば、SM7)ことを特徴とす
る。
【0016】上記の構成によれば、前記3相励磁制御を
実行した後、前記第3励磁相の励磁状態を維持しつつ前
記第2励磁相および前記第4励磁相を消磁するため、前
記第2励磁相および前記第4励磁相が不必要に励磁され
ることがなく、モータ発熱を抑えることができる。ま
た、前記第3励磁相については、その励磁状態が維持さ
れるため、前記第3励磁相のホールディングトルク安定
点で停止させたロータが、ディテントトルク安定点へと
移動してしまうことがない。
【0017】(6) 前記ステッピングモータの総ステ
ップ数は、前記リールに配列された識別情報の総数の整
数倍(たとえば、図4において、168ステップ:21
図柄×8ステップ)であることを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、前記ステッピングモ
ータの総ステップ数は、前記リールに配列された識別情
報の総数の整数倍であるため、リールにおける各識別情
報に対して、前記ステッピングモータのステップ数を均
等に割当てることができる。このため、たとえば、総ス
テップ数を1リールの識別情報総数で除した余り分のス
テップをプログラム上、リールの最終識別情報と先頭識
別情報との間に割当てて制御する必要がなく、制御プロ
グラムが複雑化しない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、スロットマシン1の全体正面図で
ある。スロットマシン1は、本体に対して前面扉2が開
放可能に取り付けられている。前面扉2は、施錠装置5
3の鍵穴に挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操
作することにより開放させることが可能になる。
【0021】前面扉2下部の左右には、略三角形状の右
下部遊技効果ランプ部37、左下部遊技効果ランプ部3
8が設けられている。また、前面扉2上部の左右にはス
ピーカカバー58が設けられ、スロットマシン1の下方
には下部スピーカ部59が設けられている。
【0022】スピーカカバー58、右下部遊技効果ラン
プ部37、および左下部遊技効果ランプ部38によって
囲まれる領域部分には、上部前面飾り枠8が設けられて
おり、上部前面飾り枠8の下方には、下部前面飾り枠9
が設けられている。
【0023】上部前面飾り枠8は、遊技効果ランプ部3
0a〜30eおよび入賞図柄説明表示パネル5が設けら
れた上段部分と、遊技パネル6や各種表示部が設けられ
た略楕円型の中段部分と、遊技パネル6の下部から前面
側に突出して形成され、メダル投入部51や各種操作ボ
タン43〜46、41L,41C,41R、スタートレ
バー42等が設けられた下段部分とからなる。下部前面
飾り枠9には、スロットマシンの機種名称等が描かれた
タイトルパネル7が設けられている。
【0024】入賞図柄説明表示パネル5の略中央部分に
は演出用の液晶表示器50が設けられている。下部前面
飾り枠9の下方には、遊技媒体の一例となるメダルが払
出されるメダル払出穴54と前述した下部スピーカ部5
9とが形成されている。メダル払出穴54の下方には、
灰皿56が形成されたメダル受け皿55が取付けられて
いる。
【0025】上部前面飾り枠8の遊技パネル6の周囲に
は、右斜め上部遊技効果ランプ部33と、左斜め上部遊
技効果ランプ部34と、右中部遊技効果ランプ部31
a,31bと、左中部遊技効果ランプ部32a,32b
とが設けられている。また、スタートレバー42の左斜
め下には左斜め下部遊技効果ランプ部36が設けられ、
メダル詰まり解除ボタン46の右斜め下には右斜め下部
遊技効果ランプ部35が設けられている。
【0026】遊技パネル6には、スロットマシン1の本
体側に設けられた左リール4L,中リール4C,右リー
ル4Rを透視可能な透視窓40と、透視窓40の上方に
位置する小役告知表示部24,25,26と、透視窓4
0の左側に位置する1枚賭け表示部21、2枚賭け表示
部22a,22b、および3枚賭け表示部23a,23
bと、透視窓40の右側に位置するゲームオーバー表示
部14、リプレイ表示部15、ウエイト表示部16、ス
タート表示部17、および投入指示表示部(インサート
メダル表示部ともいう。)18と、透視窓40の下側に
位置するクレジット表示部11、ゲーム回数表示部1
2、およびペイアウト表示部13とが設けられている。
【0027】クレジット表示部11、ゲーム回数表示部
12、およびペイアウト表示部13は、LED(Light
Emitting Diode)が内蔵された7セグメント表示器によ
り構成されている。
【0028】1枚賭け表示部21、2枚賭け表示部22
a,22b、および3枚賭け表示部23a,23bは、
遊技者がゲームに賭けた賭数を表示する。各賭け表示部
は、図示のように透視窓40に描かれた5つの入賞ライ
ンのいずれかと対応しており、賭数に応じた有効な入賞
ラインを識別可能に報知する有効ライン表示部と兼用さ
れている。
【0029】小役告知表示部24,25,26には、各
々異なる種類の入賞図柄が1つずつ描かれている。具体
的には、小役告知表示部24には「白7」図柄が、小役
告知表示部25には「模様付7」図柄が、小役告知表示
部26には「BAR」図柄が描かれている。これらの小
役告知表示部24〜26は、所定の小役入賞を発生させ
ることがスロットマシンの制御部により許容されている
こと、すなわち、所定の小役入賞が内部当選しているこ
とを、その小役入賞に対応する入賞図柄を点灯させるこ
とによって告知するための表示部である。
【0030】ゲームオーバー表示部14は、ビッグボー
ナスが終了することにより打止状態となった場合、およ
び何らかのエラーが発生して遊技を進行させることがで
きない状態となった場合に点灯する。リプレイ表示部1
5は、リプレイ入賞が発生した場合に点灯する。スター
ト表示部17は、賭数が設定されることによりスタート
操作をすることが可能な状態となった場合に点灯し、有
効なスタート操作が検出されることにより消灯する。投
入指示表示部18は、メダルを受付可能な状態である場
合に点滅し、最大の賭数が設定され、かつ、クレジット
数が上限数に至った場合、ゲームが開始された場合等に
消灯する。
【0031】ウエイト表示部16は、ウエイトタイム中
にスタート操作が検出された場合に点灯し、ウエイトタ
イムが経過した後に消灯する。ウエイトタイムは、ゲー
ムがあまりに早く進行し過ぎてしまうことを規制するた
めにスロットマシンに設定された、ゲーム進行規制期間
である。
【0032】クレジット表示部11は、クレジット数を
表示する。クレジットとは、遊技者所有の有価価値とし
てスロットマシン1側で記憶されているメダル数であ
る。このクレジットは、スロットマシン1へのメダルの
投入、および払出しのある入賞の発生によって加算更新
され、賭数を設定したり、精算操作に基づいてメダルを
払出したりすることによって減算更新される。スロット
マシン1は、最大、メダル50枚分の価値をクレジット
として記憶可能である。クレジット数が上限数(=5
0)に達した場合には、投入指示表示部18が消灯す
る。そして、記憶の上限を超えるクレジットの加算更新
の要求が発生した場合には、その上限を超えるメダルが
メダル払出穴54から払出される。
【0033】ゲーム回数表示部12は、ビッグボーナス
中のボーナス入賞状況や、レギュラーボーナス中の入賞
回数等を表示する。ペイアウト表示部13は、1ゲーム
中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与されるクレジ
ット数を1ゲーム毎に表示する。
【0034】遊技パネル6の下部から前面側に突出して
形成された部分の上面には、メダル投入口52が形成さ
れたメダル投入部51と、精算ボタン45と、1枚BE
Tボタン43と、MAXBETボタン44とが設けられ
ている。
【0035】1枚BETボタン43は、1クレジットを
賭ける際に押圧するボタンである。MAXBETボタン
44は、1ゲームにおいて許容される賭数の最大数(た
とえばメダル3枚分)をクレジットに記憶されている範
囲内でゲームに賭ける際に押圧するボタンである。精算
ボタン45は、スロットマシン1に記憶されているクレ
ジットに基づいて、メダル払出穴54からメダルの払出
しを受ける際に押圧するボタンである。
【0036】遊技パネル6の下部から前面側に突出して
形成された部分の側面には、スタートレバー42と、左
ストップボタン41L,中ストップボタン41C,右ス
トップボタン41Rと、メダル詰まり解除ボタン46と
が設けられている。
【0037】スタートレバー42は、ゲームを開始する
際に操作するレバーである。賭数を設定した後、このス
タートレバー42を操作することにより各リール4L,
4C,4Rが一斉に回転し始める。なお、各リール4
L,4C,4Rの間のリール手前側には、各リール間の
隙間を塞ぐためのリール間塞ぎ部材57が設けられてい
る。
【0038】各ストップボタン41L,41C,41R
は、ゲームが開始した後、回転しているリールを停止さ
せる際に操作するボタンである。メダル詰まり解除ボタ
ン46は、メダル投入口52に投入したメダルがスロッ
トマシン1の内部で詰まった場合、メダル詰まりを解消
させる際に操作するボタンである。
【0039】図2は、スロットマシンの制御基板を説明
するためのブロック図である。スロットマシン1に設け
られた各種基板のうち、遊技制御基板100によって遊
技の進行が制御され、演出制御基板101によって遊技
の進行に応じた演出制御がなされる。遊技制御基板10
0は、リール中継基板103aおよび演出制御基板10
1と接続されている。さらに、遊技制御基板100は、
リール中継基板103aを介して、外部出力基板104
と接続されている。
【0040】遊技制御基板100の制御部111から演
出制御基板101へは、バッファ回路122を介して、
演出制御用の各種のコマンドが出力される。演出制御基
板101には、マイクロコンピュータからなる制御部1
31と、各スピーカ(図示省略)から音を出力させるた
めのスピーカ駆動回路136と、液晶表示器50を表示
制御するための表示駆動回路137と、各種ランプを点
灯あるいは点滅させるためのランプ駆動回路138と、
バックアップ電源139と、バッファ回路141とが搭
載されている。バッファ回路141は、遊技制御基板1
00の外部から内部へ信号が入力されることを阻止する
不可逆性出力手段として機能する。
【0041】制御部131は、CPU132と、制御プ
ログラムを格納するROM134と、必要なデータの書
込みおよび読出しができるRAM133と、I/Oポー
ト135とを含む。
【0042】遊技制御基板100に設けられた制御部1
11は、制御動作を所定の手順で実行することのできる
CPU(Central Processing Unit)112と、CPU
112の制御プログラムを格納するROM(Read Only
Memory)114と、必要なデータの書込みおよび読出し
ができるRAM(Random Access Memory)113と、C
PU112と外部回路との信号の整合性をとるためのI
/Oポート115とを含む。
【0043】また、遊技制御基板100には、電源投入
時にCPU112にリセットパルスを与える初期リセッ
ト回路118と、CPU112にクロック信号を与える
クロック発生回路119と、クロック発生回路119か
らのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCP
U112に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回
路)121と、一定範囲の乱数を高速で連続的に発生し
ている乱数発生回路123と、乱数発生回路123から
乱数をサンプリングするサンプリング回路124と、バ
ッファ回路122と、各種スイッチからの信号が入力さ
れるスイッチ回路116と、停電時にRAM113の記
憶を保持させるためのバックアップ電源125と、モー
タ回路117とが設けられている。モータ回路117
は、リール中継基板103aを介して、各リール4L,
4C,4R別に設けられたリールモータ402と接続さ
れている。
【0044】制御部111は、スタートレバー42が操
作されたことを示すスタート信号が入力された場合に、
モータ回路117を介して、リールモータ402を駆動
し、各リール4L,4C,4Rを一斉に回転開始させ
る。
【0045】スタート信号は、スタートレバー42の操
作を検出するスタートスイッチ420により、スイッチ
回路116を介して制御部111に入力されるととも
に、サンプリング回路124に入力される。
【0046】サンプリング回路124は、スタートスイ
ッチ420の検出信号が入力されたタイミングで、乱数
発生回路123から1個の乱数をサンプリングし、その
乱数をCPU112に引き渡す。CPU112は、その
サンプリングされた乱数と、ROM114内に格納され
ている入賞役別の入賞判定テーブルとを参照して、入賞
の発生を許容するか否かを入賞役別に決定し、その決定
結果をRAM114に記憶させる。これにより、スター
ト操作のタイミングで、入賞役の当選の有無が決定され
る。入賞の発生が許容されていることを、“内部当選し
ている”という。いずれかの入賞役が内部当選した場
合、その入賞役に対応する当選フラグがスロットマシン
1の内部で設定される。
【0047】制御部111は、ストップボタン41L,
41C,41Rが操作されたことを示すストップ信号が
入力されるか、若しくは、リールの回転開始から規定時
間が経過した場合に、回転中のリールを停止させる停止
制御を開始する。ストップ信号は、ストップボタン41
L,41C,41Rの操作を検出するためにストップボ
タン別に設けられたストップスイッチ411L,411
C,411Rにより、スイッチ回路116を介して制御
部111に入力される。
【0048】制御部111は、ストップ信号を検出した
時点から予め定められた引込み可能範囲(たとえば、リ
ール配列において5図柄以内)内にある図柄のいずれか
を停止させる。たとえば、当選フラグが設定されたゲー
ムでは、その当選フラグに対応する入賞役の当り図柄が
引込み可能範囲にあれば、その当り図柄を停止させる。
一方、当選フラグが設定されていないゲームでは、引込
み可能範囲内の図柄のうち、入賞が発生しない図柄を停
止図柄として選択して、その選択した図柄を停止させ
る。
【0049】図3に、リールモータ402のブロック図
を示す。リールモータ402は、たとえば、ハイブリッ
ド(Hybrid)形ステッピングモータであり、ステ−タ4
02bと、これに対向するロータ402aとで構成され
ている。なお、ロータ402aは、図示を省略する多数
の歯車状突極を有し、これに回転軸と同方向に磁化され
た永久磁石が組み込まれている。このリールモータ40
2は、モータ回路117からパルス信号を受け、ステー
タ402bの各相(たとえば、φ1〜φ4)が所定の順
序に従って励磁されることにより、ロータ402aを回
転させる。
【0050】図4は、各リール4L,4C,4Rの展開
図である。図において、「左」は左リール4Lの外周に
描かれた図柄を示した図であり、「中」は中リール4C
の外周に描かれた図柄を示した図であり、「右」は右リ
ール4Rの外周に描かれた図柄を示した図である。図示
のように、各リール4L,4C,4Rには、図柄が21
ずつ配列されている。また、各図柄に対してリールモー
タ408のステップ数が8ステップずつ均等に割当てら
れている。このため、リールモータ408の総ステップ
数(1回転時に必要なパルス数)は168である。
【0051】従来、リールモータの総ステップ数は、リ
ールに配列された図柄数の整数倍に設定されていなかっ
た。このため、従来、たとえば、総ステップ数を図柄総
数で除した余り分のステップをプログラム上、リールの
最終図柄と先頭図柄との間(図柄番号0の図柄と図柄番
号20の図柄との間)に割当てて制御していた。その結
果、制御プログラムが複雑化するという問題があった。
【0052】本実際の形態では、リールモータのステッ
プ数が図柄の配列数の整数倍のステップ数(168ステ
ップ:21図柄×8ステップ)となっているために、制
御プログラムが複雑化するという従来の問題が生じな
い。
【0053】図5は、リールモータ402の制御方法を
説明するためのタイミングチャートである。図におい
て、φ1、φ2、φ3、φ4は、リールモータ402の
各励磁相を示し、「ON」は励磁状態を、「OFF」は
消磁状態を、各々示す。また、グラフAは、リールモー
タ402のロータの回転ステップ数の変位を示す。
【0054】本発明のリールモータの停止制御の特徴
は、次の通りである。すなわち、ストップ信号の入力を
受けて選択された停止図柄が、停止位置に停止できる位
置に到来することによって、回転中のリールを停止させ
る条件が成立した場合に、全励磁相のうち、隣合った2
つの励磁相(たとえば、φ1とφ2)のみを同時に励磁
して急制動をかけ、当該2つの励磁相の各々のホールデ
ィングトルクによってロータが停止する平衡点からロー
タをオーバーシュートさせつつ勢いを急速に弱めさせ
る。本願発明のポイントは、そのオーバーシュート先
に、ロータの目標停止角度位置(リールの停止位置)を
予定している点である。すなわち、オーバーシュート
後、ロータが目標停止角度の状態となる直前で、励磁パ
ターンを切替えて、目標停止角度の位置に対応する励磁
相(たとえば、φ3:停止相またはホールド相とい
う。)を励磁し、当該励磁相のホールディングトルクに
よってロータを停止させることで、ロータを目標停止角
度の状態で正確に停止させる。さらに、停止相を励磁す
る際、その停止相を挟んで相反する2つの相(たとえ
ば、φ2とφ4:ブレーキ相またはキャンセル相とい
う。)を併せて励磁する。ロータが目標停止角度位置の
直前にまで回転したときには、ロータの勢いは減衰され
ているが、停止相のみならず、2つのブレーキ相をも同
時に励磁することによって、ブレーキ力を強めて、ロー
タを目標停止角度で正確に、かつ、振動を伴うことなく
停止させるのである。これにより、ロータと一体的に回
転するリールは、目標停止位置に正確に、かつ、振動を
伴うことなく停止する。
【0055】以下に、リールモータ402の制御方法に
ついて、図5を参照して、詳細に説明する。
【0056】本発明では、回転中のリールを停止させる
条件が成立するまでの間、1−2相励磁方式でリールモ
ータ402を駆動してリールを回転させる。1−2相励
磁方式でリールモータが制御される期間では、φ1〜φ
4を励磁するパルス信号が図示のタイミングでON/O
FFして、図5の丸枠数字1および2で示されるよう
に、ロータの回転方向に沿って、…(φ2,φ3)、
(φ3)、(φ3,φ4)、(φ4)、(φ4,φ
1)、(φ1)…の順で、1相、2相、1相、2相と交
互に励磁相が励磁される。この1−2相励磁方式では、
たとえば、(φ1,φ2)、(φ2,φ3)、(φ3,
φ4)、(φ4,φ1)…の順で常時2相を励磁する方
式、あるいは、φ1、φ2、φ3、φ4、φ1…の順で
常時1相のみを励磁する方式に比較して、ステップ角を
細かくすることができ、細やかな制御を行なうことが可
能になる。また、1−2相励磁方式は、他の励磁方式と
比較して振動が少なく、より安定でスムーズな停止制御
に移行することができる。
【0057】回転中のリールを停止させる条件が成立し
た場合(たとえば、ストップ信号の入力を受けて選択さ
れた停止図柄が、停止位置に停止できる位置に到来した
場合)には、2相が励磁された状態からリールの停止制
御に移行する。たとえば、リールを停止させる条件が、
図5の最右列の丸枠数字1で示される期間に成立した場
合には、2つの相が励磁される状態に移行する時点ta
まで待って、停止制御に移行する。
【0058】リールの停止制御は、図5の「T1」、
「T2」に示されるように、2段階で行なわれる。「T
1」で行なわれる制御を「2相励磁制御」と呼び、「T
2」で行なわれる制御を「3相励磁制御」と呼ぶ。
【0059】2相励磁制御は、1−2相励磁方式でリー
ルモータが制御されている状態において、1相のみを励
磁した状態から2相を励磁する状態に切換わった段階
(図5のta)から開始され、その2相を励磁する状態
を所定のホールド時間T1だけ保持する制御である。た
とえば、図5の場合、(φ1、φ2)のON状態がホー
ルド時間T1だけ保持されている。(φ1、φ2)の2
相のみが所定時間励磁されるので、高速回転していたリ
ールモータのロータは,グラフAに示されるように、急
制動がかけられる。
【0060】ホールド時間T1は、「脱調を引起こすこ
とになるオーバーシュート量」に応じて定める。このオ
ーバーシュート量は、モータのホールディングトルクの
大きさやリールイナーシャ、バネ常数等によって異な
る。このため、過渡動作を確認して「脱調を引起こすこ
とになるオーバーシュート量」を実際に測定(たとえ
ば、レーザー測長)する必要がある。
【0061】この実施の形態では、そのオーバーシュー
ト量がステッピングモータの4ステップ分であるものと
して説明する。この場合、ホールド時間T1は、リール
モータが3ステップ分駆動するのに必要な時間として設
定する。そして、ロータの目標停止角度位置を、そのホ
ールド時間に合わせて、「2相励磁制御」が開始された
段階から3ステップ先に設定する。
【0062】このため、ホールド時間T1が経過した時
点tbでは、ロータが目標停止角度の直前の位置にあ
り、かつ、その回転速度が制動された状態にある。そこ
で、tbの時点で励磁パターンを切替えて「3相励磁制
御」を開始する。すなわち、φ1を消磁し、停止角度位
置に対応する停止相(φ3)と、当該停止相を挟んで相
反する位置にある2つのブレーキ相(φ2、φ4)とを
期間T2の間、励磁する。これにより、グラフAの実線
に示すように、ブレーキ相φ2、φ4によるブレーキを
得ながら停止相φ3のホールディングトルク安定点でロ
ータが停止する。その結果、ロータと一体的に結合され
ているリールは、目標位置に正確かつ振動することなく
停止する。
【0063】なお、グラフAの破線は、ta以後も2相
励磁制御が継続された場合のロータの過渡応答の動作を
示している。図示のように、2相励磁制御が継続された
場合、やがて、ロータは平衡点に収束するが、それまで
の間でリールが“ブルブル”と見苦しく振動することを
避けられない。
【0064】3相励磁制御がT2の間実行された後、ブ
レーキ相φ2、φ4を消磁し、停止相φ3の励磁状態を
維持したまま、モータ電圧をLにする。ロータの停止後
も停止相φ3の励磁状態を維持するのは、ホールディン
グトルクとディテントトルクとの位相差や摩擦の影響に
よるずれによってロータが停止相φ3のホールディング
トルク安定点から外れることを防止するためである。こ
れにより、リールが一旦停止した後に微動すること、お
よび、次回、リールモータを起動する場合の起動位置が
ずれてしまうことを防止できる。
【0065】次に、以上のリールモータの制動手順をフ
ローチャートに基づいて説明する。図6は、リールを停
止させる際に実行されるモータ停止制御処理の概要を説
明するためのフローチャートである。モータ停止制御処
理は遊技制御基板100に搭載された制御部111によ
って実行される。なお、このフローチャートでは、停止
相がφ3、ブレーキ相がφ1、φ2である場合を例にし
ている。
【0066】最初にリールの停止制御を開始する時期で
あるか否かが判断され、たとえば、ストップ信号の入力
を受けて選択された停止図柄が、停止位置に停止できる
位置に到来した場合に、YESと判断される(SM
1)。
【0067】この場合、励磁相φ1〜φ4のうち、1相
のみが励磁されている期間であるか否かが判断され(S
M2)、2相が励磁されている期間である場合には、1
相励磁に切換わるまで処理待ちとなる。そして、1相励
磁期間であると判断された場合、「2相励磁制御」を開
始するべく、たとえば、φ1、φ2のみを励磁する(S
M3)。そして、ホールド時間T1が経過するまで「2
相励磁制御」が継続される。これにより、ロータが急速
に制動される。
【0068】ホールド時間T1が経過した場合(SM4
でYES)、「3相励磁制御」を開始するべく、たとえ
ば、φ1を消磁し、停止相(φ3)、および2つのブレ
ーキ相(φ2、φ3)を励磁する処理が実行される(S
M5)。そして、時間T2が経過するまで「3相励磁制
御」が継続される。これにより、ロータが停止相のホー
ルディングトルク安定点で停止する。
【0069】ホールド時間T2が経過した場合(SM6
でYES)、ブレーキ相としての機能を果たした2つの
励磁相(φ2、φ3)が消磁され、停止相(φ3)のみ
が励磁状態とされる(SM7)。これにより、ロータが
停止相のホールディングトルク安定点で停止した状態が
保持される。また、ブレーキ相の不必要な励磁が継続す
ることがないため、モータ発熱を抑えることができる。
【0070】以上説明した本発明によれば、リールが1
つの励磁相(停止相)の安定点で正確かつ振動を伴うこ
となく停止し、待機中の保持により再起動時もスムーズ
な動きになる。また、電気的な制御となるために、リー
ル停止位置が安定する。
【0071】次に、以上の発明の実施の形態の変形例や
特徴点について以下に列挙する。 (1) 上記実施の形態では、(φ1,φ2)の2つの
励磁相が励磁されている段階からリールの停止制御が開
始され、φ3が停止相となる場合について、例を挙げて
説明した。しかしながら、(φ1,φ2)の2つの励磁
相が励磁されている段階から常にリールの停止制御が開
始されるわけではない。
【0072】たとえば、図5を参照して、リールを停止
させる条件が左から1つ目の丸枠数字1のタイミングで
成立した場合には、(φ3,φ4)の2つの励磁相が励
磁される段階からリールの停止制御が開始される。この
場合、(φ3,φ4)の励磁状態がホールド時間T1継
続された後、停止相となるφ1、およびブレーキ相とな
るφ2、φ4が励磁されることになる。
【0073】すなわち、「3相励磁制御」直前に実行さ
れる「2相励磁制御」の励磁パターンは、上記ステッピ
ングモータの場合、以下の4パターンである。
【0074】 (i) φ1、φ2 (ii) φ3、φ2 (iii) φ3、φ4 (iv) φ1、φ4 そして、上記4パターンに対応して、「3相励磁制御」
の励磁パターンが定められており、(i)では、「停止
相:φ3、ブレーキ相:φ2およびφ4」(ii)では、
「停止相:φ4、ブレーキ相:φ1およびφ3」、(ii
i)では、「停止相:φ1、ブレーキ相:φ2およびφ
4」、(iv)では、「停止相:φ2、ブレーキ相:φ1
およびφ3」となる。
【0075】(2) 図5のT2期間では、ブレーキ相
(たとえば、φ2、φ4)を励磁することなく、停止相
(たとえば、φ3)のみを励磁して、「3相励磁制御」
の場合とほぼ同様に、ロータを停止させることも可能で
ある。この場合、図5に示されるように、時刻tbの時
点でのロータのオーバーシュート量が極力最大値に近い
(回転速度が0に近い)ことが望ましい。
【0076】(3) 2相励磁のタイミングでホールド
後のリール最終停止位置を2ステップ(1−2相励磁)
先にして、同様の制御により停止させることも可能であ
る。但し、この場合には、3ステップ先での制御と比較
した場合、ダンピングが残るため、その分を収束させる
時間が余分に必要となるため、T2の時間が長くなる場
合がある。
【0077】(4) 図5を参照して、モータ電圧は、
図中T2の期間中にHからLに切替え、T2の期間に突
入してから若干の変動をしているリールの変動周期を長
くして、見た目に滑らかにリールが停止するようにして
もよい。
【0078】(5) リールの回転を開始させてからリ
ールの停止条件が成立するまでの間、1−2相励磁方式
によってリールを回転させたが、これに代えて、たとえ
ば、(φ1,φ2)、(φ2,φ3)、(φ3,φ
4)、(φ4,φ1)…の順で常時2相を励磁する2相
励磁方式、または、φ1、φ2、φ3、φ4、φ1…の
順で常時1相のみを励磁する1相励磁方式を採用しても
よい。
【0079】(6) リールを停止させる条件が成立し
た場合には、図5に示されるように、2つの相が励磁さ
れる状態に移行する時点taまで待って、停止制御に移
行するが、これに代えて、リールを停止させる条件が成
立した場合、2つの相が励磁される状態に移行するのを
待つことなく、停止制御を開始するようにしてもよい。
【0080】(7) スロットマシン1により、1ゲー
ムに賭ける賭数が設定されることによりゲームを開始さ
せることが可能となり、可変表示装置(たとえば、リー
ル4)で識別情報(たとえば、図柄)の変動が開始され
た後に表示結果が導出表示されることにより1ゲームの
終了条件が成立し、該可変表示装置の表示結果に応じて
入賞が発生し得るスロットマシンが構成されている。遊
技制御基板100により、ゲーム状態を制御する遊技制
御手段が構成されている。演出制御基板101により、
スロットマシンの演出内容を制御する演出制御手段が構
成されている。
【0081】(8) 複数の識別情報が配列されたリー
ルが設けられた可変表示装置を有するスロットマシンで
あって、前記リールの回転を制御する制御手段(たとえ
ば、遊技制御基板100)と、該制御手段の制御に従い
前記リールを回転駆動するステッピングモータ(たとえ
ば、リールモータ402)とを含み、前記制御手段は、
前記ステッピングモータの複数の励磁相のうち、所定の
停止相(たとえば、φ3)と、当該停止相と隣合いかつ
各々が対向する位置にある2つの制動相(たとえば、φ
2、φ4)とを励磁して、前記ステッピングモータのロ
ータを前記停止相の位置で停止させることを特徴とす
る。前記制御手段は、前記リールを停止させる場合、前
記停止相および前記2つの制動相を励磁する前に、前記
ステッピングモータのロータの回転方向において前記停
止相(たとえば、φ3)よりも先に位置する制動相(た
とえば、φ2)と、当該制動相よりも先に位置する励磁
相(たとえば、φ1)とを所定時間(たとえば、T1)
励磁することを特徴とする。
【0082】(9) 上記実施の形態では、ステッピン
グモータとして、ハイブリッド型のステッピングモータ
を例に挙げて説明した。しかしながら、これに代えて、
PM(Permanent Magnet)形のステッピングモータ、あ
るいは、可変リラクタンス形(Variable Reluctance Ty
pe)のステッピングモータを採用してもよい。
【0083】(10) 今回開示された各実施の形態は
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スロットマシンの全体正面図である。
【図2】 遊技制御基板および演出制御基板の構成を説
明するためのブロック図である。
【図3】 リールモータを構成するステッピングモータ
のブロック図である。
【図4】 リールの展開図である。
【図5】 リールモータの制御方法を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図6】 モータ停止制御処理の概要を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン、4 リールユニット、4L,4
C,4R リール、41L,41C,41R ストップ
ボタン、42 スタートレバー、100 遊技制御基
板、111 遊技制御基板側の制御部、402 リール
モータ(ステッピングモータ)、402a ロータ、4
02b ステータ。
フロントページの続き (72)発明者 手呂内 賢二 栃木県佐野市赤見町2188 日本電産コパル 電子株式会社佐野事業所内 (72)発明者 大竹 裕 栃木県佐野市赤見町2188 日本電産コパル 電子株式会社佐野事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の識別情報が設けられたリール
    を有する可変表示装置を備えたスロットマシンであっ
    て、 前記リールを回転駆動するステッピングモータと、 該ステッピングモータを制御する制御手段とを含み、 該制御手段は、回転中のリールを停止させる条件が成立
    した場合、前記ステッピングモータの複数の励磁相のう
    ち、隣合う第1励磁相および第2励磁相を併せて励磁す
    る2相励磁制御を実行した後、前記第2励磁相、該第2
    励磁相と隣合う第3励磁相、および前記第2励磁相と前
    記ステッピングモータのロータを挟んで対向する位置に
    ある第4励磁相を併せて励磁する3相励磁制御を実行し
    て、前記ロータを停止させることを特徴とする、スロッ
    トマシン。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、1−2相励磁方式で前
    記ステッピングモータを制御して前記リールを回転駆動
    させることを特徴とする、請求項1に記載のスロットマ
    シン。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、回転中のリールを停止
    させる条件が成立した場合、1−2相励磁方式において
    1相励磁から2相励磁に切換わるタイミングに合せて、
    前記リールを停止させるための前記2相励磁制御を開始
    することを特徴とする、請求項2に記載のスロットマシ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、少なくとも前記ロータ
    の停止状態が安定するまでの間、前記3相励磁制御を継
    続することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記3相励磁制御を実
    行した後、前記第3励磁相の励磁状態を維持しつつ前記
    第2励磁相および前記第4励磁相を消磁することを特徴
    とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスロッ
    トマシン。
  6. 【請求項6】 前記ステッピングモータの総ステップ数
    は、前記リールに配列された識別情報の総数の整数倍で
    あることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか
    に記載のスロットマシン。
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