JP2003116408A - 口 栓 - Google Patents

口 栓

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JP2003116408A
JP2003116408A JP2001316510A JP2001316510A JP2003116408A JP 2003116408 A JP2003116408 A JP 2003116408A JP 2001316510 A JP2001316510 A JP 2001316510A JP 2001316510 A JP2001316510 A JP 2001316510A JP 2003116408 A JP2003116408 A JP 2003116408A
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JP
Japan
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rod
fitting surface
tip
fitting
plug
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Pending
Application number
JP2001316510A
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English (en)
Inventor
Masahiko Matsumoto
聖比古 松本
Shiyoutaro Tanigawa
尚太郎 谷川
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 状況に応じて適当な嵌着状態とすることが可
能であり、脱着操作が容易な口栓を提供する。 【解決手段】 この口栓10は、元竿1の穂先側端部に
挿入される柱状の挿入部分11及び挿入部分の穂先側に
形成された頭部分12とを有する。そして、挿入部分1
1は、竿元側の小径部分11aと穂先側の大径部分11
bとからなる2段構造であり、小径部分11aの外周面
及び大径部分11bの外周面は、それぞれ元竿1の穂先
側端部内周面に嵌合可能な第1嵌合面及び第2嵌合面と
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竿体や玉網の柄の
穂先側端部に装着される口栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釣竿の中には、複数の筒状の竿体
を順次連結して一本の竿体となり、穂先側の竿体から順
次竿元側の竿体内に収納可能なものがある。このような
釣竿においては、最も大径かつ竿元側に位置する竿体
(元竿)内に穂先側の竿体を順次収納した上で、この元
竿の穂先側端部に口栓をはめて、釣竿を短く収納する。
【0003】また、釣りを行う際に用いる玉網において
も、複数の筒状体を順次連結して一本の柄とし、その先
端に網枠が連結されているものもある。このような玉網
においても、上述の釣竿と同様に、網枠を柄から外した
上で、最も大径かつ手元側に位置する筒状体内に先端側
の筒状体を順次収納し、この手元側の筒状体の先端側端
部に口栓をはめて、玉網の柄を短く収納することにな
る。
【0004】この従来の口栓は、天然・合成の木材やア
ルミニウム等の金属または弾性合成樹脂から構成される
略円筒型の栓部材である。具体的には、円筒状の一部分
を竿体の穂先側から挿入してはめ込み、竿体等の穂先側
端部内周面に嵌着させて装着し、栓をするようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の口栓
では、竿体等に対して十分な嵌合力を確保するために、
竿体等に挿入される部分の外径が竿体等の穂先側端部内
径に十分に合致するように設定されている。しかし、こ
のような精密な径の設定による嵌合力の向上は、逆に口
栓の脱着操作を煩雑にするという側面もある。例えば、
釣りを終えて釣竿を完全に収納するような場合はともか
く、単に釣り場所を変えるべく移動するために釣竿など
を仮に収納する場合もある。このような仮収納状態にお
いても、一々口栓を完全に竿体に嵌着するのでは、口栓
の脱着操作が煩雑である。一方で、口栓の脱着操作を容
易にするために嵌合力を弱めに設定すれば、釣りを終え
て竿体等を完全に収納する場合に、口栓が外れてしまう
恐れもある。
【0006】本発明の課題は、状況に応じて嵌合程度を
調整でき、脱着操作が容易となる口栓を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1の口栓は、竿体や
玉網の柄の穂先側端部に装着される口栓であって、竿体
または玉網の柄の穂先側端部に挿入される柱状の挿入部
分及び挿入部分の穂先側に形成された頭部分とを有する
弾性を有する素材からなる本体部を備えている。そし
て、挿入部分は、竿元側の小径部分と穂先側の大径部分
とからなる2段構造であり、小径部分の外周面及び大径
部分の外周面は、それぞれ竿体または玉網の柄の穂先側
端部内周面に嵌合可能な第1嵌合面及び第2嵌合面であ
る。
【0008】この口栓は、竿体や玉網の柄を収納した際
に、他の竿体等を収納した竿体などの穂先側の端部に挿
入部分を挿入して嵌着させて栓をするものである。釣り
場を移動するなどすぐに口栓を外して再び竿体などを引
き延ばす場合には、挿入部分の小径の第1嵌合面のみを
竿体などに挿入して嵌着させる。一方、釣りを終えて竿
体等を完全に収納する場合には、第1嵌合面のみではな
くさらに大径化している第2嵌合面も竿体などに押し込
み、十分に口栓を竿体に嵌着させる。このように、この
口栓は場合に応じて2段階の異なる嵌合状態とすること
ができる。
【0009】発明2の口栓は、発明1の口栓であって、
第1嵌合面は竿元側ほど小径化するテーパ面となってい
る。この口栓では、第1嵌合面が所定のテーパ面となっ
ており、口栓を竿体等に挿入し易く、脱着作業がより容
易になる。また、第1嵌合面をより竿体などに挿入する
ことで段階的に嵌合力を向上し、任意に適度な嵌合力を
演出できる。
【0010】発明3の口栓は、発明1または2の口栓で
あって、第1嵌合面には周方向に間隔を隔てて軸方向に
延びる複数の溝が形成されている。この口栓では、第1
嵌合面の複数の溝が第1嵌合面と竿体などの内周面との
固着を防止し、口栓の脱着作業をより容易にする。発明
4の口栓は、発明2または3の口栓であって、第2嵌合
面は竿元側ほど小径化するテーパ面となっており、第1
嵌合面と第2嵌合面とは連続する2段テーパである。
【0011】この口栓では、第1嵌合面のみではなく第
2嵌合面もテーパ面となっており、順次各嵌合面を竿体
などに挿入することで段階的に嵌合力を向上し、任意に
適度な嵌合力を演出できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態を採
用した口栓10は、図1に示すように釣竿の元竿1の穂
先側端部に装着される栓部材である。この釣竿は、筒状
の元竿1の穂先側に順次元上竿2,中竿3,穂先竿4と
振出形式で連結され一本の竿体として用いられるもので
あり、収納時には、順次竿元側の竿体内部に収納され
る。そして、元竿1内に元上竿2〜穂先竿4が収納され
た後に、口栓1が元竿1の穂先側端部に装着され、元竿
1内の各竿体が穂先側に飛び出してしまうのを抑えてい
る。
【0013】この口栓10は、略柱状の本体部からな
り、元竿1の穂先側端部に挿入される柱状の挿入部分1
1と挿入部分11の穂先側に形成された頭部分12とを
有している。この本体部は、PBTやNBR等の弾性を有
するゴム材若しくは天然・合成の木材,コルク材などか
ら構成される円筒型部材である。そして、挿入部分11
は、以下のような2段階構造となっている。
【0014】図3にも詳しく示すように、挿入部分11
は、竿元側の小径部分11aと穂先側の大径部分11b
とからなる。小径部分11aは元竿1の穂先側端部内径
にほぼ合致するようにその外径が設定される部分であ
り、且つ、その外径において竿元側ほど小径,穂先側ほ
ど大径化するようにテーパが施されており、これらの外
周面が元竿1の穂先側端部内周面に嵌着する第1嵌合面
となっている。詳しくは、軸方向中央付近が元竿1の穂
先側端部内径と一致する程度に外径を設定するのが好ま
しい。また、この第1嵌合面となっている小径部分11
aの外周面には、周方向に間隔を隔てて軸方向に延びる
複数の溝11cが周面を削って形成されている。なお、
この小径部分11aに於いては挿入部分11の内部を中
空としてもよい。
【0015】一方、大径部分11bは小径部分11aに
比べて大径化するように径外方向に部分的に突出したフ
ランジ状の部分である。そして、その外周面が元竿1の
穂先側端部内周面に嵌合する第2嵌合面となっている。
その外径はおよそ元竿1の穂先側端部内径よりやや大き
くなるように設定するのが好ましく、強く挿入部分11
を元竿1に押し込むことによって、元竿1の穂先側端部
内径に嵌着する(図2参照)。
【0016】なお、このようなフランジ状の大径部分1
1bを口栓10に形成する場合、図5に示すように、こ
の口栓10を装着する元竿1の穂先側端部内周の所定の
位置に内周面全体にわたって溝1aを形成してもよい。
この溝1aに大径部分11bの第2嵌着面を嵌着させる
ことで、さらに、口栓10の元竿1に対する嵌合力を向
上させ得ることになる。
【0017】この口栓10は、以下のように状況に応じ
て適宜元竿1に嵌合させて用いることになる。まず、釣
り場を移動するなどすぐに口栓10を外して再び穂先竿
4などを元竿1から引き延ばす場合には、挿入部分11
の小径部分11aの第1嵌合面のみを元竿1に挿入して
嵌着させる(図1参照)。この際、小径の第1嵌合面を
比較的緩い嵌合調子に設定することで、いわゆる「仮止
め」状態となり、容易に口栓10を外して再度釣りを行
うことが可能である。また、複数の溝11cが形成され
ており、不当に固着してしまうこともない。さらに、第
1嵌合面はテーパ面であり、第1嵌合面の元竿1に対す
る挿入程度に応じて適度な嵌合力を得ることも可能であ
る。
【0018】一方、釣りを終えて穂先竿4などを順次元
竿1内に完全に収納して釣竿をしまう場合には、大径部
分11bの第2嵌合面も元竿1に押し込み、十分に口栓
10を元竿1に嵌着させることになる(図2参照)。 [他の実施形態] (a)図5に、他の実施形態を採用した口栓20を示
す。
【0019】この口栓20は上記実施形態と同様に、元
竿1に対して2段階の嵌着を可能とするものである。第
1嵌合面を形成する小径部分21aは上記実施形態と同
様のテーパ面となっている。第2嵌合面を形成する大径
部分21bは、上記実施形態のような部分的なフランジ
ではなく頭部22に連続して形成されている。 (b)図6に、さらに他の実施形態を採用した口栓30
を示す。
【0020】この口栓30の挿入部分31も小径部分3
1aと大径部分31bとを有する点では上記実施形態と
同様であるが、大径部分31bも小径部分31aと同様
に竿元側ほど大径化するようなテーパ面となっている。
大径部分31bのテーパは小径部分31aのテーパに比
べてそのテーパ率が大きく傾斜が急になるように設定す
るのがよい。 (c)上記各実施形態として説明した各口栓は、それぞ
れ玉網の柄に用いる口栓として流用することも可能であ
る。即ち、複数の筒状体を順次振出形式に連結した玉網
の柄も、上記釣竿の場合と同様に収納する場合がある
が、この場合も2段階にわたる口栓の柄に対する嵌着が
可能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかる口栓によれば、状況に応
じて適当な嵌着状態とすることが可能であり、脱着操作
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した口栓10を元竿
1に仮装着した状態を示した図。
【図2】図1の口栓10を元竿1に十分に装着した状態
を示した図。
【図3】図1の口栓10の斜視図。
【図4】図1の元竿1の変形例を示した図。
【図5】本発明の他の実施形態を採用した口栓20を示
した図。
【図6】本発明の他の実施形態を採用した口栓30を示
した図。
【符号の説明】
1 元竿 10,20,30 口栓 11 本体部 12 頭部 11a 小径部分 11b 大径部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竿体や玉網の柄の穂先側端部に装着される
    口栓であって、 前記竿体または玉網の柄の穂先側端部に挿入される柱状
    の挿入部分及び前記挿入部分の穂先側に形成された頭部
    分とを有する弾性を有する素材からなる本体部を備え、 前記挿入部分は、竿元側の小径部分と穂先側の大径部分
    とからなる2段構造であり、前記小径部分の外周面及び
    前記大径部分の外周面は、それぞれ前記竿体または玉網
    の柄の穂先側端部内周面に嵌合可能な第1嵌合面及び第
    2嵌合面である口栓。
  2. 【請求項2】前記第1嵌合面は竿元側ほど小径化するテ
    ーパ面となっている、請求項1に記載の口栓。
  3. 【請求項3】前記第1嵌合面には周方向に間隔を隔てて
    軸方向に延びる複数の溝が形成されている、請求項1ま
    たは2に記載の口栓。
  4. 【請求項4】前記第2嵌合面は竿元側ほど小径化するテ
    ーパ面となっており、前記第1嵌合面と第2嵌合面とは
    連続する2段テーパである、請求項2または3に記載の
    口栓。
JP2001316510A 2001-10-15 2001-10-15 口 栓 Pending JP2003116408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7313886B2 (en) * 2005-07-19 2008-01-01 Brown Bill D Fishing rod securing device
JP2011030510A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Shimano Inc 釣り竿の尻栓取付構造

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