JP2003115339A - ピアシング端子 - Google Patents

ピアシング端子

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JP2003115339A
JP2003115339A JP2001309706A JP2001309706A JP2003115339A JP 2003115339 A JP2003115339 A JP 2003115339A JP 2001309706 A JP2001309706 A JP 2001309706A JP 2001309706 A JP2001309706 A JP 2001309706A JP 2003115339 A JP2003115339 A JP 2003115339A
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Yasuhiro Hattori
康弘 服部
Hirotaka Yamada
浩孝 山田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貫通後の接触導通している部位のずれを防止す
ることができる接続信頼性が良好なピアシング端子を提
供すること。 【解決手段】接続されるFFC1の長手方向に沿って延
びる平形導体3の幅よりも狭く形成された基部6と、こ
の基部6の左右両側から上方に向かって立設される導体
接続部10L,10Rとを備えて、この導体接続部10
L,10RをFFC1に貫通させて平形導体3と接触導
通させるピアシング端子には、導体接続部10L,10
Rと接触導通された平形導体3の下方へのずれを規制す
る段部12a,12bが設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の電気装
置等に用いられるワイヤーハーネス等のケーブルの接続
に関し、特に平形ケーブル(FFC:フレキシブルフラ
ットケーブルやFPC:フレキシブルプリント回路板な
ど)の平形導体に接続されるピアシング端子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の内部配線等の省スペース
化及び軽量化を図るためFFCなどの平形ケーブルが、
配線するのに隙間のない場所、例えば自動車のルーフ内
やシート内などに用いられる。FFCの構造は、絶縁性
フィルムの上に銅箔等を布線して、複数条の平形導体の
パターンを形成した後、このパターン上に同じく絶縁性
のフィルムを貼り合わせたラミネート構造によって、可
撓性を有するものになっている。
【0003】このようなFFCへの端子の接続方法とし
ては、絶縁フィルム内の平形導体の幅よりも幅狭に形成
された端子の基部に起立して設けられた複数の導体接続
部を、ケーブルの片面から突き通した後、内側にかしめ
ることで電気的および機械的に接続するピアシング端子
を用いたものがある。この接続方法では、絶縁フィルム
を剥がすことなく簡便に接続することができるという利
点がある。
【0004】このようなピアシング端子としては、例え
ば図7に示されるようなものがある。この図は接続前の
FFC70とピアシング端子71の外観斜視図を示して
おり、ピアシング端子71は導電性板材より加工された
もので、図示しない相手側の端子と嵌合して接触導通す
るための嵌合部72と、FFC70内部の平形導体73
を突き通って接触導通するための導体接続部74を有す
る基部75とが連結した構成となっている。
【0005】基部は断面略U字状に形成されており、そ
の基部75の左右両側には、上方に起立した複数の導体
接続部74L,74Rが、先端76L,76Rに向かっ
て徐々に先細状になるように設けられており、FFC7
0を平形導体73ごと片面から貫通することが可能とさ
れている。
【0006】図8は接続後のFFC70とピアシング端
子71の外観斜視図、図9はその接続部の断面図を示し
ている。図示されるように、このようなピアシング端子
71のFFC70への接続は、この導体接続部74L,
74RをFFC70内部の平形導体73に片面から突き
通して内側にかしめることにより行われる。貫通した導
体接続部74L,74Rの内外側面が、貫通によって平
形導体73に形成された内側破断面77aと外側破断面
77bとの接触で導通することになり、内側にかしめる
ことでその接触荷重を発生させると共に、この接触導通
した状態を機械的に保持することで接続信頼性を確保し
ようとするものである。
【0007】特に導体接続部74L,74Rを内側に折
り曲げたことにより内側破断面77aにおける接触荷重
は外側破断面77bにおけるそれと比べて大きいものと
なっており、この部分での接触荷重を維持することが接
続信頼性の確保に繋がるというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術のピアシング端子の構造のものでは、図8の接続
部詳細図および図9の断面図に示されるように、導体接
続部74L,74Rによって突き通した部分のFFC7
0の絶縁フィルム78および平形導体73が浮き上がっ
て湾曲した状態になり、上下方向に対する振動などの外
力によっては、平形導体73に形成された破断面77
a,77bと導体接続部74L,74Rの内外側面との
接触している部位、特に内側破断面77aと接触導通し
ている部位の接触面がずれてしまう。
【0009】内側破断面77aとの接触部分の上方への
ずれは、折り曲げられた導体接触部74L,74Rの途
中位置の曲げ部79L,79Rによって規制されるが、
特に下方へのずれが規制されていないのでずれが生じて
しまう。接触導通している接触面がずれてしまうと、接
触不良を起こしたり、十分な接触荷重により気密性を保
って接触していた接触面が空気に触れてしまって酸化を
招いた結果接触抵抗が増加してしまうなどの不具合を起
こしてしまい、ピアシング端子の電気的な接続信頼性に
欠けるという問題があった。
【0010】本発明の解決しようとする課題は、貫通後
の接触導通している部分のずれを防止することができる
接続信頼性が良好なピアシング端子を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明に係るピアシング端子は、接続される平形ケーブ
ルの長手方向に沿って延びる平形導体の幅よりも狭く形
成された基部と、この基部の左右両側から上方に向かっ
て立設される導体接続部とを備え、該導体接続部を前記
平形ケーブルに貫通させて前記平形導体と接触導通させ
てなるピアシング端子において、前記導体接続部と接触
導通された前記平形導体の下方には該平形導体の下方へ
の移動を規制する規制手段が設けられていることを要旨
とするものである。
【0012】上記構成を有する本発明に係るピアシング
端子によれば、導体接続部が貫通して接触導通された平
形導体の下方には該平形導体の下方への移動を規制する
規制手段が設けられているので、浮き上がってしまった
貫通部分における破断面が接触している部分の下方への
ずれが防止されるので、振動等によって接触導通してい
る接触面がずれてしまうおそれがなく接続信頼性が向上
する。
【0013】このような規制手段は、請求項2に記載の
ように導体接続部に設けることが可能で、その場合請求
項3に記載のように導体接続部の一部を段状に形成した
段部であっても良い。また、請求項4に記載のように基
部に設けることが可能で、その場合請求項5に記載のよ
うに基部の一部を打ち出し加工にて形成した張り出し部
であっても良く、請求項6に記載のように基部の一部を
切欠加工にて形成した張り出し部であっても良い。この
ように簡易な構成で上記の効果を奏する規制手段を設け
ることができるので、製作も容易で低コストである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施形態
を図面を参照して詳細に説明する。尚、本実施形態に係
るピアシング端子は、FFC(フレキシブルフラットケ
ーブル)またはFPC(フレキシブルプリント回路板)
等の平形導体を有する平形ケーブルに適用されるもの
で、本実施例では特にFFCに適用した場合について説
明する。
【0015】図1は接続前のFFC1とピアシング端子
4を示した外観斜視図である。FFC1は、複数条の平
形導体3が所定間隔を開けて平行に配設され、表裏両面
から絶縁材料よりなる絶縁フィルム2で挟着されたラミ
ネート構造を有する可撓性のケーブルで隙間のない場所
での配線に適している。
【0016】このFFCに接続されるピアシング端子4
は、導電性板材をプレス成形することによって形成され
ており、図示しない相手側端子と嵌合接続されるための
嵌合部5と、その嵌合部5の後端に延設された基部6と
で構成される。嵌合部5はこの場合メス型タイプで、挿
入される相手側となるオス型端子のタブに接触導通する
弾性接触片5aがその内部に設けられている。尚、嵌合
部5はオス型タイプであっても良い。
【0017】この嵌合部5の後端から延設された基部6
の幅は、接続されるFFC1の平形導体3の幅よりも狭
く、その断面は略U字形状に形成されており、左右の側
面を形成する側板7L,7Rと、底面を形成する底板8
とを有した構成になっている。この基部6の左右両側の
側板7L,7Rの上端9L,9Rからは導体接続部10
L,10Rが起立して設けられており、この場合左右の
導体接続部10L,10Rが互いに対面しないように長
て方向に交互に等間隔に並設されている。尚、この実施
例では基部6の左右側板7L,7Rからそれぞれ3つの
導体接続部が設けられているが、その数は接続されるF
FC1の平形導体3との接続の仕様(電気的特性,機械
的強度等)に応じて設定されるもので、適宜変更可能で
ある。
【0018】導体接続部10L,10Rは上方に向かっ
て先細状に形成されており、先端11L,11Rはかし
めを行い易くするため丸くなっているが、頂部と側面の
稜線は鋭い刃を有しており、FFC1を内部の平形導体
3ごと片面から貫通することが可能となっている。ま
た、導体接続部10L、10Rのそれぞれの内側の側面
と外側の側面の途中位置(この場合FFC1の貫通され
た部分が浮き上がり状態とされる位置)には段状に形成
された内側段部12aと外側段部12bが設けられてお
り、貫通した際のFFC1の下面に当接する位置になる
ように設定されている。この段部12a,12bは、貫
通後のFFC1(平形導体3)の下方へのずれを防止す
るためのものである。
【0019】このような構成のピアシング端子4のFF
C1への接続の手順について説明する。図2(a)に示
すように、内部の平形導体3をピアシング端子4の位置
に合せつつFFC1を基部6の導体接続部10L,10
Rの上に載置して押込むと、導体接続部10L,10R
が、裏面側から平形導体3の左右の側縁の少し内側位置
に差し込まれて表側に貫通される。
【0020】このとき導体接続部10L,10Rが平形
導体3を貫通することによって内側破断面13a,外側
破断面13bが形成されると共に、その破断面13a,
13bがそれぞれ導体接続部10L,10Rの内外側面
と接触し、貫通した導体接続部10L,10Rの先端1
1L,11Rは内側に折り曲げられるようにかしめるこ
とで接続は完了する(図3(b)参照)。
【0021】図3(b)に示されるように貫通後のFF
C1の絶縁フィルム2および平形導体3の貫通部分は、
基部6の側板7L,7Rの上端9L,9R水平面を基準
に見た場合、貫通によって形成された平形導体3の破断
面13a,13b部分の位置が最も高く、その破断面1
3a,13bから離れるにつれて徐々に低くなる断面略
山状の形になる。このように、貫通された平形導体3の
破断面13a,13b、つまり導体接続部10L,10
Rの内外側面との接触部位の位置は、基部6の側板7
L,7Rの上端9L,9R水平面よりも高い位置に浮き
上がって湾曲した状態となっており、この状態で接触導
通されている。
【0022】このとき導体接続部10L、10Rのそれ
ぞれの内外側面の途中位置に形成された段部12a,1
2bがFFC1の貫通部分下面に当接しているので、浮
き上がったFFC1の貫通部分はその段部12a,12
bによって支持され、下方への移動(ずれ)が規制され
る。つまり、FFC1の貫通部分は、内側に折り曲げら
れた導体接続部10L,10Rの曲げ部14L,14R
によって表側から、導体接続部10L、10Rの内外側
面に形成された段部12a,12bによって裏側から挟
まれた状態になっており、特に上下方向の振動等の外力
によってずれることが防止されている。
【0023】このような規制手段としての段部12a,
12bを従来技術のものに追加することで破断面13
a,13bと導体接続部10L,10Rの内外側面との
接触部位の下方へのずれが防止されるので、振動等の外
力によって接触導通している接触面がずれてしまうこと
による接触不良や、十分な接触荷重により気密性が保た
れていた接触面がずれることによって空気に触れてしま
って酸化を招き、その結果接触抵抗が増加する不具合な
どが防止され、ピアシング端子の接続信頼性が向上す
る。
【0024】また、この段部12a、12bのような規
制手段を貫通する複数の導体接続部10L,10Rにそ
れぞれ設けることで、左右の導体接続部10L,10R
との間の貫通後のFFC1が、それら規制手段が相互に
作用することによって、より下方へのずれが防止される
ことになる。
【0025】この場合、内側の破断面13aにおける接
触荷重は外側の破断面13bにおけるそれと比べて通常
大きくなるので、内側段部12aのみを導体接続部10
L,10Rの内側に設ける構成でも良い。
【0026】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。以下説明するピアシング端子は上述の実施形態と
は導体接続部と接触導通された平形導体の下方への移動
を規制する規制手段の形態のみが異なっているだけなの
で、上述と同一の構成については同符号を附して説明は
省略し、異なる点を中心に説明する。
【0027】図3は第2の実施形態に係るピアシング端
子を示しており、図3(a)のピアシング端子18は基
部6を後方から見た斜視図である。図示されるように基
部6の側板7L,7Rの導体接続部10L,10Rの基
端部位置からは、それぞれ内側に向かって一部が打ち出
し加工によって形成された張り出し部19が設けられて
いる。
【0028】図3(b)の断面図に示されるように、各
張り出し部19の基部6内側への張り出し量は、基部6
の内側中央位置程度で、その上端の当接部20が貫通後
のFFC1の下面に当接するように設定されている。こ
れにより浮き上がったFFC1の貫通部分はその張り出
し部19によって支持され、下方への移動(ずれ)が規
制される。
【0029】このような規制手段としての張り出し部1
9を従来技術のものに追加することで破断面13a,1
3bと導体接続部10L,10Rの内外側面との接触部
位の下方へのずれが防止されるので、振動等の外力によ
って接触導通している接触面がずれてしまうことによる
接触不良や、十分な接触荷重により気密性が保たれてい
た接触面がずれることによって空気に触れてしまって酸
化を招き、その結果接触抵抗が増加する不具合などが防
止され、ピアシング端子の接続信頼性が向上する。
【0030】また、図3のピアシング端子18の変形例
として図4に示される第3の実施の形態に係るピアシン
グ端子22がある。図4(a)のピアシング端子22は
基部6を後方から見た斜視図を示している。図示される
ように、基部6の側板7L,7Rの上端9L,9R部分
をそれぞれ内側に向かって一部打ち出し加工によて形成
された張り出し部23が対面する導体接続部10L,1
0Rに対向するように設けられている。
【0031】図4(b)の断面図に示されるように、各
張り出し部23は基部6内側のほぼ中央まで張り出され
ており、その上端の当接部24は貫通後のFFC1の下
面に当接するように設定されている。これにより浮き上
がったFFC1の貫通部分はその張り出し部19によっ
て支持され、下方への移動(ずれ)が規制される。
【0032】このような規制手段としての張り出し部2
3を従来技術のものに追加することで破断面13a,1
3bと導体接続部10L,10Rの内外側面との接触部
位が下方へずれてしまうことが防止されるので、振動等
の外力によって引き起こされる接触不良等の不具合が防
止され、ピアシング端子の接続信頼性が向上する。
【0033】さらに、図5に示されるような第4の実施
の形態に係るピアシング端子26がある。図5(a)の
ピアシング端子26は基部6を後方から見た斜視図を示
している。図示されるように基部6の側板7L,7Rの
上端9L,9R部分の一部を切り欠いて内側に折り曲げ
形成した張り出し部27が対面する導体接続部10L,
10Rに対向するように設けられている。
【0034】図5(b)の断面図に示されるように、各
張り出し部27は基部6内側のほぼ中央まで張り出され
ており、その上端の当接部28は貫通後のFFC1の下
面に当接するように設定されている。これにより浮き上
がったFFC1の貫通部分はその張り出し部27によっ
て支持され、下方への移動(ずれ)が規制される。
【0035】このような規制手段としての張り出し部2
7を従来技術のものに追加することで破断面13a,1
3bと導体接続部10L,10Rの内外側面との接触部
位の下方へのずれが防止されるので、振動等の外力によ
って接触導通している接触面がずれてしまうことによる
接触不良等の不具合が防止され、ピアシング端子の接続
信頼性が向上する。
【0036】図3〜図5を用いて、第2〜第4の実施の
形態に係るピアシング端子に設けられた規制手段として
機能する張り出し部19,23,27について説明した
が、それぞれの張り出し部上端の当接部20,24,2
8の基部6内側での位置は、その貫通部において浮き上
がったFFC1の形状に合せて適宜設定して変更可能で
ある。その場合、当接させる位置は接触導通している平
形導体3の内側破断面13a近傍のFFC1の下面位置
であることが好ましく、また張り出しの方向も水平方向
ではなくやや上向き方向に向けた構成にしても良い。
【0037】次に、第5の実施の形態に係るピアシング
端子30について図6を用いて説明する。図6(a)は
ピアシング端子30を後方から見た斜視図を示してい
る。図示されるようにこのピアシング端子30に設けら
れる基部31の幅は、上述した実施の形態における基部
6の幅よりも狭くほぼ半分の幅とされている。
【0038】この場合、上述のような規制手段として機
能するのは、基部31の側板7L,7Rの上端9L,9
Rとなっており、接触導通している平形導体3の内側破
断面13a近傍のFFC1の下面位置にこれら上端9
L,9Rが当接するように基部31の幅が設定される。
【0039】このような構成でも、浮き上がったFFC
1の貫通部分は上端9L,9Rによって支持され、その
下方への移動(ずれ)が規制される。つまり、従来技術
のものよりも幅狭に基部を形成することで破断面13
a,13bと導体接続部10L,10Rの内外側面との
接触部位の下方へのずれが防止されるので、振動等の外
力によって接触導通している接触面がずれてしまうこと
による接触不良等の不具合が防止され、ピアシング端子
の接続信頼性が向上する。
【0040】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施できることは勿論である。要は、導体接
続部が貫通して接触導通された平形導体の下方には該平
形導体の下方への移動を規制する規制手段が設けられて
いる構成なら何れの形態であっても良く、上記の実施例
には限定されない。また、上記実施例では左右の導体接
続部を対面しないように長て方向に交互に等間隔に設け
た構成について説明したが、もちろ左右の導体接続部を
対面させた構成のタイプのものにも適用可能なのはいう
までもない。尚、本発明に係るピアシング端子は例示し
たFFCに限らず、FPC(フレキシブルプリント回路
板)等の平形導体への接続にも適用することは可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るピアシング端子によれば、
導体接続部が貫通して接触導通された平形導体の下方に
は該平形導体の下方への移動を規制する規制手段が設け
られているので、浮き上がってしまった貫通部分の下方
へのずれが防止されるので、振動等によって接触導通し
ている接触面がずれてしまうおそれがなく接続信頼性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るピアシング端子
を示した図である。
【図2】図1に示したピアシング端子の接続断面図を示
した図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るピアシング端子
を示した図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るピアシング端子
を示した図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るピアシング端子
を示した図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るピアシング端子
を示した図である。
【図7】従来一般に用いられてきたピアシング端子を示
した図である。
【図8】図7の接続後のピアシング端子を示した外観斜
視図である。
【図9】図7の接続後のピアシング端子を示した断面図
である。
【符号の説明】
1 FFC 2 絶縁フィルム 3 平形導体 4 ピアシング端子 5 嵌合部 6 基部 7L,7R 側板 8 底板 9L,9R 上端 10L,10R 導体接続部 11L,11R 先端 12a,12b 段部 13a,13b 破断面 14L,14R 曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 康弘 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 山田 浩孝 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 AA04 AA14 AA24 5E077 BB05 BB11 BB37 DD11 FF03 FF08 JJ10 JJ20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続される平形ケーブルの長手方向に沿
    って延びる平形導体の幅よりも狭く形成された基部と、
    この基部の左右両側から上方に向かって立設される導体
    接続部とを備え、該導体接続部を前記平形ケーブルに貫
    通させて前記平形導体と接触導通させてなるピアシング
    端子において、前記導体接続部と接触導通された前記平
    形導体の下方には該平形導体の下方への移動を規制する
    規制手段が設けられていることを特徴とするピアシング
    端子。
  2. 【請求項2】 前記規制手段は前記導体接続部に設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のピアシング
    端子。
  3. 【請求項3】 前記規制手段は前記導体接続部の一部を
    段状に形成した段部よりなることを特徴とする請求項2
    に記載のピアシング端子。
  4. 【請求項4】 前記規制手段は前記基部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のピアシング端子。
  5. 【請求項5】 前記規制手段は前記基部の一部を打ち出
    し加工にて形成した張り出し部よりなることを特徴とす
    る請求項4に記載のピアシング端子。
  6. 【請求項6】 前記規制手段は前記基部の一部を切欠加
    工にて形成した張り出し部よりなることを特徴とする請
    求項4に記載のピアシング端子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7001203B2 (en) 2003-11-21 2006-02-21 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Piercing terminal for coaxial cable

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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