JP2003115075A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2003115075A
JP2003115075A JP2001307051A JP2001307051A JP2003115075A JP 2003115075 A JP2003115075 A JP 2003115075A JP 2001307051 A JP2001307051 A JP 2001307051A JP 2001307051 A JP2001307051 A JP 2001307051A JP 2003115075 A JP2003115075 A JP 2003115075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者が、ATM等の自動取引装置を簡易に遠
隔利用できるようにする。 【解決手段】自動取引装置に通信部を設け、利用者の携
帯端末と通信を可能とし、利用者は携帯端末を介して、
音声ガイダンスに従い、携帯端末のキー操作を行うこと
により、利用者はタッチパネルを操作することなく、紙
幣等を受取る時のみATMに触れることとなり、普段慣
れ親しんでいる個人の保有する携帯端末での操作となる
ため、きわめて簡易にATMを利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、現金の
預け入れ、引出し、振込み等の銀行業務サービス等を行
うことの可能な現金自動取引装置、いわゆるATM(Au
tomated Teller Machine)やCD(Cash Dispenser)、そ
の他交通機関等の旅券を販売する自動発券機等の自動取
引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窓口業務の合理化、省力化、利用
者サービス向上を目的として、企業や公共機関等の事業
者が利用者操作型の自動取引装置を設置しており、この
ような自動取引装置には、例えば金融機関で用いられる
現金自動取引装置や現金自動支払装置、交通機関で用い
られる自動発券機などがある。このような自動取引装置
には、利用者が操作する入力装置としてタッチパネルを
採用しているものがある。タッチパネルは、ソフトウェ
アや新たなサービスの追加に対して柔軟な対応ができる
という利点を有する。
【0003】また、第三者に暗証番号等を察知されるこ
とを防止するため、電話型の入力装置を設け、この電話
型の入力装置から音声で操作誘導を出力して、利用者が
操作可能とする自動取引装置も提案されている。
【0004】その他に、タッチパネル等の操作画面、ま
たは電話型の入力装置等自動取引装置が備え付けられて
おらず、利用者が所有する無線端末により操作を行う自
動取引装置も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動取引装置は
利用者が装置に設けた入力装置を介してのみ各種の取引
を行うことを前提としており、利用者が自動車等に乗っ
たままである場合には、タッチパネル等による操作では
操作しにくい、または自動車から降りる必要があるとい
う問題があった。
【0006】また、操作性の向上や画面上の情報量の増
加により、操作画面が大画面化しており第三者から暗証
番号を察知される恐れがある。そこで第三者に暗証番号
を察知されることを防止するため、電話型の入力装置を
設けた自動取引装置も提案されているが、電話型の入力
装置は実装スペースやコストアップの問題がある。
【0007】加えて特開平10−149400では無線
電話でも自動取引装置を操作する開示はあるが、タッチ
パネル等の操作画面を設けないことを前提としており、
利用者は自動取引装置の認証番号を必ず記憶している必
要があり、操作性に問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動取引装置
は、利用者が通常形態可能な端末により操作可能なよう
に、利用者が自動取引装置との接続を行うため、操作画
面及び操作面に表示してある認証番号に携帯端末から発
信し、発信された内容を受信する受信部と、入力内容を
認識する制御部、操作案内を音声変換する音声ガイダン
ス部、利用者に操作案内を送信する送信部を備えている
ため、利用者は携帯端末を介して所望する取引が行える
ように構成した。
【0009】この場合、携帯端末は普段利用者が使用し
ている端末を利用するため、装置に設けられている電話
型の入力装置と比較して、利用者が慣れている。その結
果として自動取引装置の利用が簡易化される。
【0010】そして、口座情報及び利用者が携帯する端
末と接続を確立するのに必要な情報が記憶された取引カ
ード、前記カードの記憶内容を読み取ることが可能な取
引カード処理部とカード処理部で読み取られた利用者の
情報を認識する制御部、制御部で認識した利用者の携帯
する端末の接続情報、いわゆる電話番号に発信可能な送
信部、利用者が受信を確認した後に、操作案内を音声変
換する音声ガイダンス部を備え、前記の場合と同様に利
用者の所望する取引が行えるようにも構成されている。
この場合は自動取引装置が、利用者の携帯端末に取引カ
ードの情報を元に自動的に発信するため利用者が自動取
引装置の番号を自動取引装置操作画面、操作面の表示部
に表示してある認証番号に発信する必要がなくなり、よ
り一層自動取引装置の利用が簡易化されるまた、この発
明における自動取引装置は利用者より入力された内容を
受信部を介して制御部で認識し、認識した内容を制御部
において音声コードに変換し、変換された音声コードを
元に音声ガイダンス部において合成音声を生成し、その
音声を送信部より利用者の携帯端末に伝達することによ
り、利用者が操作画面を見ること無く、入力内容を確認
できるため、銀行名等を指定しなければならない振込み
操作などが容易となる。
【0011】さらに本発明における自動取引装置の制御
部を音声認識可能とすることにより、利用者の話す音声
を受信部を介して制御部で認識し、操作案内を行うこと
により利用者のキー入力が不要となり、自動取引装置の
操作が簡易化される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1はこの発明の一実施形態が適用された
自動取引システム3のブロック図構成を示している。こ
の自動取引システム3は基本的には、自動取引装置1と
自動取引装置1を遠隔操作により利用する携帯端末2と
から構成されている。
【0014】この場合の携帯端末とは、利用者が携帯可
能な端末、いわゆる携帯電話、モバイルPCを対象とし
ており、上述の携帯端末2は図9に示すように、0〜9
の数字キーボタン2a〜2jおよびキーボタン2k及びキ
ーボタン2lを有し、自動取引装置1の利用者である利
用者は、このキーボタンを介して自動取引装置1の操作
を行う。また、キーボタン2eには「5」の位置を示す
エンボス31が設けられている。
【0015】以下の説明において、自動取引装置1とし
ては、現金の預け入れ、現金の引出し、振込み等の銀行
業務サービスを行うことの可能な自動預金支払機、いわ
ゆるATM(Automated Teller Machine)を対象として
いるが、現金自動支払機いわゆるCD(Cash Dispenser)
にも同様に適用することができる。
【0016】図2はこの実施形態の自動取引システム3
の外観構成を示している。自動取引システム3は上述し
たように自動取引装置1と、利用者が携帯可能な携帯端
末2から構成されている。
【0017】自動取引装置1は、本体部4を有してお
り、この本体部4は、利用者とのインターフェースとし
て、口座番号等の口座情報が記録されたいわゆるキャッ
シュカードとしてのカード(以下、取引カードとも言
う)5が挿入排出されると共に取引状態を記憶したレシ
ート6が排出されるカード挿入・レシート・カード排出
口(単に挿入排出口ともいう)7と、通帳8が挿入排出
される通帳排出口9と入金のための紙幣10の投入口ま
たは出金のための紙幣10の排出口として機能する紙幣
投入排出口11と、表示されるガイダンスに基づいて利
用者が入力操作等の操作を行う利用者操作部を兼ねる表
示部12とを有する。更に、利用者が自動取引装置1に
接続するために必要な各装置固有の接続番号が表示され
ている点字表示部13aと、支払は「1」キーボタン、
振込は「2」キーボタン、残高照会は「3」キーボタン
等、取引内容を示すキーボタンが点字表示されている点
字表示部13bとが備えられている。この接続番号は表
示部12の画面にも表示されており、一般回線電話の番
号あるいは、携帯電話等の移動通信機器の番号あるい
は、数桁の記号、英数字により構成されている。なお、
カード挿入・レシート・カード排出口7には、周知の振
込み券も排出挿入できる構成とされている。
【0018】表示部12は、ディスプレイを含み、いわ
ゆるタッチパネルとしても機能する入力部(入力手段)
と画像等を表示する画面(画面部)を有する。この意味
から、以下の説明において、表示部12は単にタッチパ
ネルともいう。
【0019】図1において、自動取引装置1は取引業務
を含めてこの自動取引装置1全体を制御する制御部(取
引業務制御部ともいう)14を有し、この制御部14に
一端が公衆回線に接続される回線制御部15と、カード
処理部16及び通帳処理部17と、紙幣供給・格納部1
8と、スピーカー等の音声発生手段を有し、音声コード
から合成音声を生成する音声ガイダンス部19と、取引
情報を一旦記憶する記憶部20と、表示部12及び電波
により利用者からの情報信号を受信する受信部21と、
操作案内等を電波により利用者に送信する送信部22が
接続されている。利用者の操作する携帯端末2との送受
信方式が無線方式である。
【0020】自動取引装置1を構成するカード処理部1
6は、利用者の挿入したカード5に記憶されている口座
番号、利用者の所有する携帯端末との連絡番号等の情報
を読み取り、また、自動取引装置1が行った取引の内容
をレシート6に印字して発行する機能を有する。通帳処
理部17は、利用者の挿入した通帳8に取引内容を印字
する機能を有する。紙幣供給・格納部18は制御部14
の命令に応じて、出金のための紙幣10の供給及び入金
された紙幣10の格納を行う。回線制御部15は、公衆
回線を介して銀行等に備え付けられている図示していな
いホストコンピュータと接続されている。ホストコンピ
ュータは、利用者情報ファイル等をデータベースに格納
し、利用者情報ファイルには、利用者の取引履歴がデー
タとして格納されている。以下に、自動取引装置1の操
作について説明する。 (実施形態1)自動取引装置1の利用者であって、携帯
端末2の利用者が自動取引装置1に近づいた時(自動車
等の乗り物にのったままの状態も含む)、図示していな
い赤外線センサが働き、音声ガイダンス部19より「い
らっしゃいませ」との音声ガイダンスがなされると共に
(ステップS1)、表示部12上の画面には、図3に示
す支払(出金)ボタン23と、入金(預け入れ)ボタン
24と、残高照会ボタン25と、通帳記入ボタン26
と、振替ボタン27と、振込みボタン28と、装置固有
の接続番号29とが表示された初期画面29が表示され
る(ステップS2)。
【0021】利用者が所有する携帯端末2を操作し、表
示部12または点字表示部13aに表示された接続番号
29に発信を行うと(ステップS3)、自動取引装置1
の受信部21を介して制御部14で携帯端末2との接続
を確認し、これにより、自動取引装置1の制御部14の
作用により、音声ガイダンス部19によってなされる音
声ガイダンスが自動取引装置1のスピーカー23を介さ
ず、送信部22および携帯端末2を介して利用者に対し
てのみ操作案内がなされるよう遠隔操作用に切り替わる
(ステップS4)。携帯端末2との接続を確立する際に
は、遠隔地からの誤受信の恐れがあるため、赤外線セン
サが動作している場合に、携帯端末2からの発信を受信
した場合についてのみ制御部14においてこれを認識し
接続は確立される。このように、自動取引装置1との取
引において、携帯端末2で現金自動取引装置1に電気的
に接続した利用者が自動取引装置1の前にいる人であ
る、ということを自動取引装置1で認識することで、勝
手に自動取引装置1に電話接続し、取引を行なう利用者
を排除することができる。尚、正当な利用者が操作中に
誤受信を受付けないことは言うまでもない。
【0022】そして、「カードを○○の位置にあるカー
ド挿入口に挿入してください」と音声ガイダンスがなさ
れる(ステップS5)。また、遠隔操作用に切り替わっ
た時には、初期設定、いわゆるデフォルトでは、以降、
セキュリティ確保及び省電力化のため表示部12の画面
処理が中止される。ステップS5の音声ガイダンスに基
づき、利用者は、取引カード5を自動取引装置1上の位
置を○○として音声で指定されたカード挿入口7から挿
入する(ステップS6)。このステップS6において、
取引カード5が挿入されたとき、カード処理部16を通
じて口座番号が読み取られ、自動取引装置1の記憶部2
0に一時的に記憶される(ステップS7)。
【0023】次に、図5に示すように「ご希望の取引番
号を入力してください。お支払(出金)は1を、ご入金
(預け入れ)は2を、残高照会は3を、通帳記入は4
を、振替処理は5を、お振込み処理は6を押してくださ
い」との音声ガイダンスがなされる(ステップS8)。
この音声ガイダンスに基づき、利用者により携帯端末2
のキーボタン2aが押され、支払処理が選択されると
(ステップS9)、これに基づき、制御部14は、利用
者の選択した番号に対応する取引種別の修正または決定
を確認するため、「出金をご希望ですか。よろしければ
1を、他のお取引をご希望の場合は2を押してくださ
い」と音声ガイダンスを行う(ステップS10)。これ
により携帯端末2中の、決定または修正を示すキーボタ
ンが押される(ステップS11)。
【0024】ステップS11において、確定(決定)を
示すキーボタン2aが押されたことを自動取引装置1側
で受信したときは、次のステップの処理を行い、修正の
意味を表すキーボタン2bが押されたことを受信したと
きは、ステップS8の処理に戻る(ステップS12)。
【0025】ここでは、次ステップの処理に進み、「暗
証番号を入力してください。入力が終わりましたら#
(シャープ)を押してください」と音声ガイダンスがさ
れ(ステップS13)、利用者により携帯端末2の操作
キーの操作による暗証番号のキー入力があると(ステッ
プS14)、その暗証番号が制御部14の記憶部20に
格納される(ステップS15)。
【0026】次に「もう一度暗証番号を入力してくださ
い、入力が終わりましたら#を押してください」との音
声ガイダンスがなされる(ステップS16)。このよう
に暗証番号を2度入力するようにしているのは、秘密性
の高い暗証番号を音声で確認することを回避するためで
ある。再び、暗証番号のキー入力がなされたとき(ステ
ップS17)、この暗証番号が記憶部20に格納され
(ステップS18)、記憶部20に既に格納されている
一回目に入力した暗証番号と同じであるか比較され、一
致した場合は次ステップの処理に進み、不一致の場合に
はステップS13の処理に戻る(ステップS19)。
【0027】暗証番号が一致した場合には、制御部14
は、利用者の正当性確認処理を行う(ステップS2
0)。すなわち、制御部14は、回線制御部15を介し
て銀行等のホストコンピュータと交信する。ホストコン
ピュータは、自身のデータベース中の利用者情報ファイ
ルを検索して、口座番号と暗証番号とから利用者の正当
性を判断し、回線制御部15を介して制御部14に判断
結果を通知する。利用者が正当でないことを示す判断結
果が通知された場合には、暗証番号が正確でないことを
音声ガイダンスで知らせ、暗証番号の入力ステップであ
る、ステップS14にもどる。
【0028】確認されると次ステップの処理に進み、
「お取引金額を入力してください。終わりましたら#を
押してください」と音声ガイダンスがなされる(ステッ
プ21)。取引金額、この場合、出金したい金額の入力
が利用者より携帯端末2のキー操作によりなされ(ステ
ップS22)、入力された取引金額が、記憶部20に格
納される(ステップS23)。この場合においても、音
声で取引金額を確認することを回避するために、「もう
一度お取引金額を入力してください。入力が終わりまし
たら#を押してください」との音声ガイダンスがなされ
る(ステップS24)。
【0029】再び、取引金額のキー入力がなされたとき
(ステップS25)、この取引金額が、記憶部20に格
納される(ステップS26)。この2度目の取引金額と
ステップS22で先に入力された取引金額とが同じ金額
であるかどうかが比較され、一致した場合には次処理に
進み、不一致の場合には、ステップS21の処理に戻る
(ステップS27)。
【0030】ここでは、次ステップの処理以降の既存の
(通常)サービス処理に進む。そして、「取引中です。
しばらくお待ちください」と音声ガイダンスを行った後
(ステップS28)、「紙幣とカード、ご利用レシート
をお取りください。ご利用ありがとうございました」と
音声ガイダンスがなされる(ステップS29)。
【0031】このとき、紙幣供給・格納部18を通じ
て、紙幣投入排出口11に紙幣を供給し、また、カード
処理部16を通じてカード挿入・レシート・カード排出
口7からカード5を返却する(ステップS30)。以上
が、携帯端末2を利用して自動取引装置1から出金処理
を行った場合の動作説明である。 (実施形態2)次にこの発明の他の実施の形態を上述の
実施形態1で記述したステップS8の取引き種別の選択
においてキーボタン2dを押して、通帳記入を選択した
場合について以下説明を行う。この場合、ステップS1
〜S7の動作は実施形態1と同様のため省略する。ま
た、通帳記入処理はカードを必要としないためS5〜S
7の動作を省略できる。
【0032】ステップS8において、キーボタン2cが
押された操作に基づき(ステップS31)、制御部14
は、利用者の取引番号に対応する取引種別の修正または
確認を実施形態1のステップS10〜12と同様に行
う。
【0033】そして、次ステップ処理に進み「通帳を○
○の位置にある通帳挿入口にお入れください」と音声ガ
イダンスがなされる(ステップS32)。ステップS3
2の音声ガイダンスに基づき、利用者である利用者は、
通帳8を自動取引装置1上、上述したように、位置を○
○として指定された通帳挿入排出口9から挿入する(ス
テップS33)。このステップS33において、通帳8
が挿入されたとき、通帳処理部17を通じて口座番号が
読み取られ、制御部14は回線制御部15を介して、銀
行等のホストコンピュータと交信する。ホストコンピュ
ータは自身のデータベース中の利用者情報ファイルを検
索して、口座番号に対応する口座の過去の取引情報の未
記帳分を判断し、その取引情報を、回線制御部15を介
して制御部14の記憶部20に格納する(ステップS3
4)。通帳処理部17は記憶部20に格納されている過
去の取引情報を通帳8に印字する(ステップS35)。
【0034】次に、「音声による過去取引履歴の音声案
内をご希望の方は1を、ご希望でない方は2を押してく
ださい」を音声ガイダンスがなされる(ステップS3
6)。音声ガイダンスに基づき利用者により携帯端末の
キーボタン2bが押され、音声による案内を希望しなか
った場合は、「ただいま通帳を記入しております。しば
らくお待ちください」との音声ガイダンスがなされる
(ステップS38)。
【0035】一方、音声ガイダンスに基づき利用者によ
り携帯端末のキーボタン2aが押され、音声による案内
を希望すると(ステップS37)、「過去何件までの取
引履歴をご案内いたしますか。ご希望の件数を入力して
ください。入力が終わりましたら#を押してください」
と音声ガイダンスがなされる(ステップS39)。音声
ガイダンスに基づき利用者が2件の再生を希望したもの
とする(ステップS40)。
【0036】次に「2件の取引内容をご案内します。6
月29日 お支払い ○×生命 2万円 7月10日
お預かり カード 5万円 残高 20万円」と音声ガ
イダンスがなされる(ステップ41)。通帳処理部17
を介して制御部14において通帳8の印字の終了の確認
を行い(ステップS42)、印字が終了していれば「通
帳をお受取りください。ご利用ありがとうございまし
た」と音声ガイダンスがなされ(ステップS43)、印
字が終了していなければステップS38に戻り、終了を
確認した時点でステップS43に進む。この時、通帳処
理部17を介して、通帳挿入・排出口9から通帳8が返
却される(ステップ44)。以上が、携帯端末2を使用
して通帳記入を行った場合の動作である。 (実施形態3)次にこの発明の他の実施の形態を実施形
態1で記述したステップS8の取引き種別の選択におい
てキーボタン2fを押して、振込み処理を選択した場合
(ステップS45)について以下説明を行う。このと
き、「お振り込みをご希望ですか。よろしければ1を他
のお取引をご希望の場合は2を押してください。」との
音声ガイダンスがなされる(ステップS46)と音声ガ
イダンスがなされる。
【0037】この後、図5に示した暗証番号の入力・確
認処理が終了し、さらに、利用者の正当性判断処理が終
了した時点で「お振り込み先を入力します。ボタンによ
る入力をご希望の方は1を、音声による入力をご希望の
方は2を押してください」と音声ガイダンスがなされる
(ステップS60)。
【0038】この音声ガイダンスに基づき利用者は、携
帯端末2のキーボタンを操作しいずれかの操作を選択す
る、つまり、キーボタン2aを押してボタンによる、振
り込み先の入力を選択したものとする(ステップS6
1)。なお、音声による入力を選択した場合については
後述、実施形態4において説明する。
【0039】次に「お振り込み先をご指定ください、終
わりましたら#を押してください」と音声ガイダンスが
なされ(ステップS47)、利用者はそれに基づき、携
帯端末2のキーボタンを操作し、振込み先を指定する
(ステップS48)。この時、携帯端末2のキーボタン
には図10の変換表に基づきカナ文字が当てはめられて
おり、カナ入力を可能としている。利用者より携帯端末
2を介して入力されたカナ情報は、受信部21を介し
て、制御部14で音声コードに変換され、音声ガイダン
ス部19において合成音声が生成され、送信部22を介
して携帯端末2から前記合成音声が案内される。そして
利用者によって入力された振込み先は、記憶部20に記
憶される(ステップS49)。
【0040】次に、「お振り込み先の口座番号をご指定
ください。終わりましたら#を押してください」と音声
ガイダンスがあると(ステップS50)、この音声ガイ
ダンスに基づき利用者は、携帯端末2より口座番号を入
力する。(ステップS51)入力された口座番号は、記
憶部20に記憶される(ステップS52)。
【0041】次に「お振り込み金額を入力してくださ
い。終わりましたら#を押してください」との音声ガイ
ダンスがあり(ステップS53)、振込み金額の入力が
なされると(ステップS54)、記憶部20に格納され
る(ステップS55)。
【0042】次に、「入力内容を確認いたします。お振
り込み先 ○×銀行 △□支店 口座番号 12345
67 口座名義人 A お振り込み金額 10万円 以
上の内容でよろしければ1を、入力内容を修正するとき
は2を 再度内容を確認するときは3を押してくださ
い」と音声ガイダンスがなされる(ステップS56)。
キーボタン2aが押されれば次ステップへ、キーボタン
が押されればステップS47にもどり、キーボタン2c
が押されればステップS55の音声ガイダンスが再度案
内される。
【0043】そしてキーボタン2aが押され次ステップ
の既存のサービス処理に進み、「振込み処理中です。し
ばらくお待ちくださいと音声ガイダンスを行った後(ス
テップS57)、「振込み処理が終了しました。カード
をお取りください。ご利用ありがとうございました」と
音声ガイダンスがなされる。(ステップS58)この
時、カード処理部16を通じてカード挿入・レシート・
カード排出口7からカード5が返却される(ステップS
59)。以上が通常の振り込み動作説明である。
【0044】以下、特に図は使用せずに、振込み動作に
おいて利用者の口座の残高が振込み金額に達していなか
った場合について説明する。
【0045】振込み金額に利用者の口座の残高が達して
いなかった場合は、音声により携帯端末の利用料に加算
するか、処理を中止するか選択可能な状態となり、携帯
端末の利用料に加算する処理を選択した場合は、振込み
金額に足りない分を、別途携帯端末の利用料として請求
を受ける。本動作を実施可能なように、例えば交通機関
の自動発券機を構成すると、現金クレジットカード等を
所持していなくても、携帯端末の利用料で乗車券等が購
入可能となる。本動作はその他、物を販売することによ
り現金の取引が必要となる自動取引装置において適用可
能であることは言うまでもない。 (実施形態4)上述の実施形態3のステップS60にお
いてキーボタン2bを押して音声による入力を選択した
場合は(ステップS62)、受信部21を介して制御部
14が入力内容を受け、音声入力モードに切り替え(ス
テップS63)、「振込み先を受話器に向かってお話く
ださい。終わりましたら#を押してください」と音声ガ
イダンスがなされる(ステップS64)。これに基づき
利用者は振り込み先を指定する(ステップS65)。
【0046】利用者からの入力内容を受信部21を介し
て制御部14において認識、音声コードに変換し、音声
ガイダンス部19において合成音声が生成され、次に
「お振り込み先を確認します。 お振り込み先 ○×銀
行 △□支店 以上でよろしければ1を、再度入力を行
う場合は2を押してください」と音声ガイダンスがなさ
れる(ステップS66)。「1」が選択されれば次ステ
ップへ進み、「2」が選択されればステップ63に戻り
再度振り込み先を指定する。「1」が押され、次のステ
ップに進むが、これ以降の動作は、上述(実施形態3)
のステップ50以降と同様である。 (実施形態5)本発明においてカード5に利用者である
利用者の携帯する携帯端末2への接続番号が登録されて
いる場合について説明する。
【0047】上述の説明ではステップS6のカード挿入
以前にステップS3において携帯端末2と自動取引装置
1の接続を行っているが、カード5をステップ3以前に
カード・レシートカード挿入口7に挿入すると、カード
5に記憶されている接続番号をカード処理部16を介し
て制御部14において認識し送信部22を介して利用者
の持つ携帯端末2に発信される。そして利用者が受信を
確認すると、ステップ8の音声ガイダンスがなされ、上
述の実施形態1〜実施形態4の動作が可能となる。この
構成により利用者は現金自動取引装置1の番号等を見ず
ともカードを差し込むだけで自動的に所望の取引が可能
となる。また、現金自動取引装置1の番号に悪戯で電話
するような利用者を防止することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、利用者携帯可能な端末により、自動取引装置を含む
装置の利用を可能としているので、利用者が普段使用し
ている携帯端末のため、操作には習熟しており、結果と
して、きわめて簡易に自動取引装置を遠隔利用すること
ができるという効果が達成される。
【0049】また自動取引装置に、携帯端末の指令に基
づく操作案内を音声ガイダンス部より出力可能とし、ま
た、制御部において音声の認識を可能にしたため、自動
取引装置を容易に利用できるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態が適用された自動取引シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態が適用された自動取引装
置の外観斜視図である
【図3】自動取引装置の初期画面の説明図である。
【図4】自動取引システムにおいて、出金処理の動作説
明図である(1/3)
【図5】自動取引システムにおいて、出金処理の動作説
明図である(2/3)
【図6】自動取引システムにおいて、出金処理の動作説
明図である(3/3)
【図7】自動取引システムにおいて、記帳処理の動作説
明図である
【図8】自動取引システムにおいて、振込み処理の動作
説明図である
【図9】この発明の一実施形態が適用された携帯端末の
外観図である
【図10】図9の携帯端末においてのカナ入力時の変換
図である
【符号の説明】
1…自動取引装置、2…携帯端末、3…自動取引システ
ム、4…本体部、5…キャッシュカード、6…レシー
ト、7…レシート・カード排出口、8…通帳、9…通帳
排出口、10…紙幣、11…紙幣投入排出口、12…表
示部、13a…点字表示部、13b…点字表示部、14…
制御部、15…回線処理部、16…カード処理部、17
…通帳処理部、18…紙幣供給格納部、19…音声ガイ
ダンス部、20…記憶部、21…受信部、22…送信
部、23…支払ボタン、24…入金ボタン、25…残高
照会ボタン、26…通帳記入ボタン、27…振替ボタ
ン、28…振込みボタン、29…接続番号、30…初期
画面、31…エンボス、2a〜2l…キーボタン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者が携帯している携帯端末から接続可
    能な認証番号を有する接続部と、操作の内容を表示する
    又は点字にて表された操作部と、制御部とを有し、前記
    携帯端末から前記認証番号が入力されたことに基づき、
    前記制御部は、前記接続部と前記携帯端末との交信を確
    立し、前記携帯端末からの操作を前記操作部の機能と略
    同機能にする制御を行なうことを特徴とする自動取引装
    置。
  2. 【請求項2】利用者が保有する取引カードに予め記憶さ
    れた利用者の保有する携帯端末の認証番号を読み取るカ
    ード取扱部と、前記カード取扱部から読み出された認証
    番号を認識する認識部と、前記認識部で認識した認識番
    号への交信を確立する確立部と、前記確立部での交信確
    立に基づき外部からの操作を可能にする制御部とを有す
    ることを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の自動取引装置にお
    いて、音声ガイダンスにより過去の取引状況を案内する
    案内部を有することを特徴とした自動取引装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動取引装置において、利
    用者が携帯端末より希望する件数、日付等を入力するこ
    とにより、利用者が希望する情報を提供する提供部を有
    することを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の自動取引装置において、過
    去の取引状況を案内する音声ガイダンスにより取引状況
    のデータを携帯端末に転送することを特徴とする自動取
    引装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の自動取引装置にお
    いて、携帯端末より入力するデータを音声変換する変換
    部を有することを特徴とする自動取引装置。
  7. 【請求項7】請求項1または2記載の自動取引装置にお
    いて、携帯端末より利用者が話す音声を受信して音声認
    識部で認識し、送信部を介して利用者に操作内容を確認
    することを特徴とする自動取引装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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