JP2003114122A - 被検体表面形状、被検体表面形状測定系の系統誤差、及び、移動機構の移動誤差の同定方法 - Google Patents

被検体表面形状、被検体表面形状測定系の系統誤差、及び、移動機構の移動誤差の同定方法

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JP2003114122A
JP2003114122A JP2001256280A JP2001256280A JP2003114122A JP 2003114122 A JP2003114122 A JP 2003114122A JP 2001256280 A JP2001256280 A JP 2001256280A JP 2001256280 A JP2001256280 A JP 2001256280A JP 2003114122 A JP2003114122 A JP 2003114122A
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Kiyokazu Okamoto
清和 岡本
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定系の所有するエリアセンサを形状データ
の取得手段として用い、他の取得手段を併用せず、被検
体の表面形状、測定系の系統誤差と被検体移動機構の移
動誤差を同定する。 【解決手段】 被検体表面12上の観測位置x、yにおけ
る被検体表面の高さzを示す形状真値のモデルとして整
次多項式z(x,y)を用い、次に、前記測定系に対して前記
被検体を前記xy平面内で移動させるx軸方向、y軸方向の
移動量をそれぞれα、βとするとき、測定系の観測位置
x、yにおけるz方向の系統誤差E(x,y)を含む測定値から
の移動前後の形状算出値z(0,0,x,y)、z(α,β,x,y)の算
出情報を求め、移動誤差が許容誤差内にあるような小さ
なα、βを与え、前記モデルの全ての係数Ak(y)、bk
同定して表面形状を定め、E(x,y)を同定し、次に大
きなα、βを与え、移動誤差を同定し、移動後の表面形
状を同定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体の表面形状
や、被検体表面形状測定系の系統誤差や、移動機構の移
動誤差を高精度に測定する測定方式に関する。更に詳し
く言えば、被検体の表面形状の測定範囲の広がり部分の
起伏を計測するエリアセンサを用いる被検体表面形状測
定装置に関する。
【0002】このようなエリアセンサの非接触型では、
参照面を内在し、被検面からの反射光束と参照面からの
反射光束との光学的光路差が、被検面の表面形状の起伏
に対応して光学的干渉の位相が変化し、この結果発生す
る光学的干渉の明暗を干渉縞として捉え、この干渉縞画
像情報を撮像し、取り込む検出素子としてCCDを用い
た光学干渉計がよく知られているが、本発明で用いるエ
リアセンサは、CCDを用いた光学干渉計に限らず、粗
さ計、AFM等の機械的触針を変位(被検面の起伏)検
出手段として用い、被検面に沿って平面的走査を行う走
査機構に取り付け、所定の走査範囲に対して被検面の起
伏を触針の走査位置毎に測定し、触針の走査範囲に対し
て被検体表面の起伏の情報を取得する方式でもよい。
【0003】
【従来の技術】ナノテクノロジーが関与する幾何計測の
高精度測定の許容誤差の範囲は、被検体表面形状の広が
りの範囲が対角線換算で10mm〜500mmの範囲で、半
導体ウェハのような平面に近い形状で10nm(オレンジ
色光波長の1/60)程度、又、非球面レンズの表面形
状でも同様な水準となっている。地球上で静止した水平
面の起伏は、対角線1mの広がりに対して約20nmであ
るが、工学的な被検体の表面形状の許容誤差は前記水平
面起伏以下になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、前記光学的干渉
計では、前記参照面の平坦度に関する精度向上に努めた
が、参照面の大きさが大きくなるに従い、要求を満たす
平坦度の参照面は極めて高価であり、且つ、大きくなる
に従い重量が増大するため、重力の影響、取付時の保持
力の作用と大きさによる参照面構造体の歪みの低減は困
難であり、且つ、光学的干渉をもたらす光束の光路中に
ある反射もしくは透過する参照面以外の光学的素子の特
性の不揃いが光束の波面の位相の不揃いをもたらし、合
わせて系統誤差を形成し、その値は、前記許容誤差以内
に収まることは極めて困難であった。このため、参照面
を組み込み終わった稼動状態における光学的干渉計の系
統誤差を同定し、この誤差の影響を形状測定値から除外
することが、高精度測定にとって重要な事項となった。
【0005】又、前記触針を前記走査機構に取り付けて
走査を行う場合、走査の動作に応じて、走査機構固有の
上下動、ピッチング、ヨーイング等の走査運動の誤差が
触針の変位の中に含まれるため、仮に触針変位と変位検
出信号が精度良く校正されていても、かかる誤差は前記
系統誤差をもたらす。
【0006】この系統誤差も前記許容誤差以下にするこ
とは容易ではない。従って、この場合も前記光学的干渉
計の場合と同様に、系統誤差を同定し、この誤差の影響
を形状測定値から除外することが、高精度測定には重要
な事項となった。
【0007】本発明は、この測定系の所有する前記エリ
アセンサを形状データの取得手段として用い、他の補助
的又は付加的形状データの取得手段を併用せず、同定時
の被検体の表面形状を規定する全ての未知量を同定し、
この同定により、前記表面形状の表面上の任意の2点の
相対位置関係を同定できる意味での表面形状の同定を実
現することを第1の課題とする。
【0008】本発明は、合わせて、前記測定系の系統誤
差を同定することを第2の課題とする。
【0009】更に、本発明は、前記系統誤差を同定した
後は、この系統誤差を記憶しておき、別の新たな被検体
の表面形状の測定時に、この系統誤差を含む形状データ
を基に算出した形状算出値より、記憶してある前記系統
誤差を差引くことにより、前記新たな被検体の正面形状
の真値を高精度に求めることを第3の課題とする。
【0010】以上に加えて、本発明は、移動誤差が許容
誤差に入るような小さな移動量α、βの下で系統誤差を
同定した後、広域、又は長尺の被検体の表面形状を走査
するための大きな移動量α、βを与えて、移動後の被検
体表面の形状の同定と、前記大きな移動量α、βに伴
う、移動機構のもたらす移動誤差の同定を行うことを第
4の課題とする。なお、前記系統誤差は、前記過程で同
定されたものの他に、別途同定された系統誤差を用いて
も差し支えないことは言うまでもない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、エリアセンサ
を用いて所定の領域の被検体表面形状を測定する測定系
において、前記測定系に対して、相対的に前記被検体を
平面内で移動させる移動機構を備え、前記平面をxy平
面、x、yの原点を前記エリアセンサの観測エリア内に固
定し、前記被検体表面のxy平面に直交する方向の高さの
値をzとするとき、前記被検体表面上の、測定開始時の
位置を前記zの値の原点にとり、前記観測エリアに固定
された直交x、y、z座標系で、前記被検体平面上の観測
点(x,y,z)について、x、yは観測位置、zはx、yにおける
前記被検体表面の高さを示す形状真値のモデルとして、
整次多項式
【数2】 を用い、次に、前記測定系に対して前記被検体を前記xy
平面内で移動させるx軸方向、y軸方向の移動量をそれぞ
れα、βとするとき、測定系の観測位置x、yにおけるz
方向の系統誤差E(x,y)を含む測定値からの形状算出値 移動前;z(0,0,x,y)=z(x,y)+E(x,y) 移動後;z(α,β,x,y)=z(x−α,y−β)+E(x,y)+移
動誤差 の算出情報を求め、前記移動誤差が許容誤差内にあるよ
うなα、βを与え、前記z(0,0,x,y)と前記z(α,β,x,y)
より前記形状真値を規定する前記モデルの全ての係数A
k(y)、bkを同定して前記形状真値z(x,y)を求めることに
より、前記第1の課題を解決したものである。
【0012】又、前記移動量α、βは、前記被検体を移
動させる移動機構のガイド支持間隔に対して数%以下の
微小な値にとり、移動に際して発生する移動誤差、即
ち、上下移動量とピッチング(角度)×移動方向の変位
とローリング(角度)×進行方向に直交する方向の変位
の和が許容誤差以下に収まるようにしたものである。
【0013】又、移動前に得られている測定値からの形
状算出値z(0,0,x,y)と、前記のようにして求めた形状真
値z(x,y)を用いて、前記系統誤差E(x,y)を、次式E(x,
y)=z(0,0,x,y)−z(x,y)により求めるようにして、前記
第2の課題を解決したものである。
【0014】更に、前記のようにして同定した系統誤差
を記憶させておき、任意の被検体の系統誤差を含む取得
形状データを用いて算出した形状算出値z´(0,0,x,y)に
含まれる系統誤差の影響を除去した形状真値z´(x,y)
を、前記記憶させてある系統誤差E(x,y)を用い、 z´(x,y)=z´(0,0,x,y)−E(x,y) により求めるようにして、前記第3の課題を解決したも
のである。
【0015】以上に加えて、既に同定した前記系統誤
差、又は、別途同定された系統誤差E(x,y)を用い、新た
に大きな移動量α、βを与えたとき得られる形状算出値
z(α,β,x,y)より系統誤差E(x,y)を差し引いた値 z1(α,β,x,y)=z(α,β,x,y)−E(x,y)=z(x-α,y-β)
+移動誤差 に対して移動量(α,0),(0,β),(α,β)を与えたとき
のz1の値、即ち、z1(α,0,x,y),z1(0,β,x,y),z1(α,
β,x,y)を用いて、被検体形状に関する前記モデルの全
ての係数Ak(y)、bkと、移動誤差とを求めるようにし
て、前記第4の課題を解決したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態を示す被検体
表面形状測定系である。
【0018】被検体10は、エリアセンサ20より測定
光束22を投射され、その表面12からの反射光束22
をエリアセンサ20が受け取り、エリアセンサ内部の参
照面からの反射光束と光学的干渉を発生させ、得られた
干渉縞を画像として内部のCCDが検出する。
【0019】周知の如く、かかる干渉縞画像を、それぞ
れ相互に光学的位相の異なる、通常3枚以上取得する必
要がある。光学的に位相を異なるようにする仕組みは、
幾通りもあり、(1)光束発光源の波長を可変にする
(この場合、発光素子は半導体であり、発光半導体への
注入電流を制御することで波長を比較的狭い範囲ながら
可変にすることができる)方式、(2)一定波長の下で
エリアセンサ内部の参照面の機械的位置を被検体表面に
対して相対的にz方向に所定の位相差になる値の変位を
させる機械的方式、更には、(3)一定波長の下ではあ
るが、被検体表面からの反射光束と参照面からの反射光
束を干渉させる以前に、この光束を3枚以上に分割し、
分割後、相互に光学的位相差をもたらす波長板を挿入
し、異なる光学的位相差をもつ反射光束を干渉させる光
学部品を経由させ、3枚以上の分割数に応じて配置され
た複数のCCDで同時に光学的位相差のある干渉縞画像
を撮像する方式等の如く多様である。
【0020】エリアセンサ20は、かくして取得された
形状データ24を形状算出部30に送出する。
【0021】形状算出部30の主体は、所定の形状算出
アルゴリズムを内蔵し、形状データ24を入力として、
外部へ出力する算出形状情報32を発生する。この際、
被検体10をエリアセンサ20に対して相対的に移動さ
せる移動指令34を位置制御部40へ印加する。
【0022】位置制御部40は、移動テーブル50に内
蔵されているモータに対し、移動制御エネルギ42を供
給し、このエネルギ42を供給された前記モータは、移
動テーブル50を移動させる。
【0023】テーブル50の移動は、位置検出スケール
60と、位置検出ヘッド62との間の相対的変位を発生
させる。この変位量は、前記検出ヘッド62より移動テ
ーブル50の位置検出情報64として、前記位置制御部
40へフィードバックされ、前記移動指令34に応じた
テーブル50の移動が実現される。通常、数nmのばらつ
きで移動量を高精度に制御することは容易に実現でき
る。
【0024】前記移動テーブル50には被検体10が固
定されており、前記移動指令34により被検体10の移
動が実現される。
【0025】前記テーブル50は剛体とみなされ、同じ
く剛体とみなされる移動機構ベース52との間の移動ガ
イド54により、移動の挙動、即ち、幾何学的移動の空
間経路が規定される。
【0026】前記経路を支配するガイド54の剛性を付
与する方式は数多くあり、機械的接触力をテーブル50
の長さの全長にわたって分布的に作用させるクロスロー
ラガイド、エアベアリングをガイド支持剛性発生部56
として用い、機械的には非接触ながら、エアベアリング
作用力の中心のスパン(ガイド支持間隔)Lがテーブル5
0の全長の80%程度に及ぶエアガイド等が用いられ
る。しかも、高精度測定系に使用するガイド54は、移
動の円滑さを実現するため、移動テーブル50側、移動
機構ベース52側共、高度なラッピング仕上げが施され
ているのが通例である。
【0027】この結果、移動によって発生する移動誤
差、即ち空間的な移動経路の変動として主要なものは上
下移動量G、ピッチング量P×(進行方向変位)、ロー
リング量R×(進行方向に直交する方向の変位)である
が、テーブル50の移動量が前記ガイド支持間隔Lの1
0%以内であれば、形状の起伏測定に及ぼす移動誤差は
G、P、Rの寄与分を合わせて通常1桁のnmオーダーに
収まるような移動機構は数多く実現されている。
【0028】そこで、前記高精度測定の許容誤差を10
nmとすれば、通常ガイド支持間隔Lの1%のテーブル5
0の移動量の範囲で、前記エリアセンサ20より形状デ
ータ24を測定するようにすれば、前記移動誤差は1〜
2nmに収まることになり、この場合、前記間隔Lの1%
程度の微小な移動量の下では、前記移動誤差を一々同定
しなくても、被検体の表面形状の起伏測定における無視
できる誤差として扱うことができる。
【0029】間隔Lが1%といっても、Lの値が200
mm〜500mmの移動機構においては、2mm〜5mmの値で
あり、前記エリアセンサ20のエリアの対角スパンの1
0%程度に達する十分な大きい値である。通常のエリア
センサとしてCCDを用い、対物の光学系倍率を1倍の
ように小さくとっても、CCDの検出画素ピッチの40
倍〜100倍であって、表面形状の算出モデルの次数を
十分に高次まで得ることができる。
【0030】かかるエリアセンサ20の例として、粗さ
計、AFM(Atomic Force Microscope)等の機械的触
針を変位(被検体表面形状の起伏)検出手段として用い
る場合の実施形態を図2に示す。
【0031】図2において、走査機構支持部70に対
し、互いに直交方向に変位検出触針74を移動させるこ
とのできる、x方向、y方向の走査機構72が設けられて
いる。移動機構ベース80には移動テーブル82が設け
られ、このテーブル82の上に被検体10が固定されて
いる。この例では、被検体表面12の一部が、走査機構
72の走査範囲に対応する観測エリア76となってい
る。
【0032】なお、図2では簡単のために、走査機構7
2の位置決め制御系(図1の位置制御部40以降とは独
立)と、触針変位検出から形状データ(図1の24に相
当)への変換過程は省略されている。
【0033】走査範囲である観測エリア76の対角サイ
ズは、触針72が粗さ計の場合、30mmオーダー、AF
Mの場合1mmオーダーと目的に応じて定められる。
【0034】本発明は、かかる移動機構のもたらす移動
誤差の挙動に着目し、高々数nmオーダーの表面形状起伏
量の誤差を許容しつつ、前記誤差の数倍から数十倍に及
ぶ表面形状測定系の系統誤差を同定し、取得形状データ
24より算出される系統誤差を含んだ形状計算値より、
系統誤差の影響を除去し、表面形状計測の高精度化を実
現しようとするものである。
【0035】このため、形状算出部30にて実行する形
状算出アルゴリズムは、以下に示すような新規なアルゴ
リズムである。
【0036】以下、図3を参照して、本発明のアルゴリ
ズムの説明を行う。
【0037】前記被検体10が移動する平面をxy平面と
称する。前記被検体10の前記xy平面に直交する方向の
表面の起伏は、前記被検体の高さを表わす。この高さの
値をzとし、この方向をz軸と称する(ステップ10
0)。
【0038】次に、z軸の原点は、測定開始時点の前記
被検体表面12上にとる(ステップ102)。
【0039】このx、y、z直交座標系は、エリアセンサ
20に対して固定されており、x、yは前記エリア内観測
位置である。前記被検体表面12の高さzを示す形状真
値のモデルして整次多項式
【数3】 を用いる(ステップ104)。ここで、前記被検体表面
上の、測定開始時の位置であるz軸の原点a0(0)は、a0
(0)=0と表わすことができる。
【0040】次に、前記測定系に対して、前記移動誤差
が用途の許容誤差より十分小さくなるような移動量α、
βは、それぞれx軸方向、y軸方向の移動量であり、これ
を定める(ステップ106)。
【0041】即ち、測定系の観測位置x、yにおけるz方
向の系統誤差をE(x,y)で示すと、エリアセンサ20か
らの取得形状データ24より算出される形状計算値z(u
1,u2,u3,u4)に対し、u1,u2が移動量の成分、u3,
u4が観測位置の成分を表わすと定義すれば、次式が得
られる。
【0042】 移動前:z(0,0,x,y)=z(x,y)+E(x,y) …(2) 移動後:z(α,β,x,y)=z(x−α,y−β)+E(x,y)+S(α,β,x,y)…(3) 但し、S(α,β,x,y):移動誤差 ここで、(2)、(3)式の左辺のz(0,0,x,y)、z(α,β,
x,y)は、いずれも既知量である。
【0043】なお、移動誤差の表面起伏zの測定値z(α,
β,x,y)に与える影響は、前記移動テーブル50の上下移
動量をG(α,β)、x軸方向の傾斜:ピッチング(角度)
をP(α,β)、y軸方向の傾斜:ローリング(角度)をR
(α,β)とおけば、 S(α,β,x,y)=G(α,β)+P(α,β)(x−α)+R(α,β)(y−β) …(4) のように表わすことができる。
【0044】α、βが前述のガイド支持間隔Lに比べて
1%程度であれば、S(α,β,x,y)の値は数nm以下とする
ことができる。
【0045】このような条件を用いて、S(α,β,x,y)を
(3)式より省略することができる。
【0046】かくして、 M(α,β,x,y)=z(α,β,x,y)−z(0,0,x,y) …(5) とおけば、M(α,β,x,y)は、取得形状データ24より算
出される系統誤差E(x,y)を含んだ形状算出値より系統
誤差E(x,y)を除去した既知量である。即ち
【数4】
【0047】(6)式は、モデル式(1)を用いた本ア
ルゴリズムの基本検討式である(ステップ108)。
【0048】(6)式において、β=0とおけば(つま
り、被検体10をx軸にαだけ移動し、y軸方向には移動
しなければ)、
【数5】
【0049】(7)式の左辺は既知量であり、右辺のA
k(y)(k=1〜n)が未知量である。
【0050】かくして、移動前、移動後のオーバラップ
エリア内でn個の観測位置xk(k=1,2,…,n)とyを指定
すれば、次式を得る(yは自在に指定可)。
【0051】
【数6】
【0052】(xk−α)n−xk n、(xk−α)n-1−xk n-1、…
xk、1が、独立になるようにxkを与えることは容易であ
る(xi≠xj,i≠j,xi,xj≠1)。
【0053】これにより、指定したyの値毎に、An(y)
〜A2(y)及びA2(y)α2−A1(y)αが定まる。A2(y)が
定まるのでA1(y)も定まる(ステップ110)。
【0054】次に(6)式において、α=0とおく(つま
り被検体10をx軸方向には移動させずに、y軸方向にβ
だけ移動させる)。
【0055】下式において、Ak(y)は既知量であるから
k(y-β)も既知量であり、xを指定するとき、右辺の第
1項、第2項は既知量となる。
【0056】
【数7】
【0057】右辺の確定した量
【数8】 を左辺に移項し、
【数9】
【0058】(10)式において、左辺のN(0,β,x,y)
は既知量である。従って指定したx毎にm個のy1,y2,…ym
を与えれば、右辺の全ての未知量bm,bm-1,…b2,b1が決
定されることは、(10)式より(8)式と同様の行列
代数式が得られるので容易に理解される。
【0059】(1)式より、
【数10】 において、x1,y1とx2,y2を指定すれば
【数11】 の様に一義的に定まる。かくして、被検体表面上の任意
の2点の相対位置を示すベクトルは、x1,y1とx2,y2を与
えて、ベクトル (x2−x1,y2−y1,z2(x2,y2)−z1(x1,y1)) の様に一義的に定まる。ベクトルは、座標系x,y,zに依
存しない幾何学量(座標系のとり方に依存しない不変
量)である。
【0060】勿論、座標系のとり方により、x2−x1,y2
−y1,z2−z1の成分の値は変化するが、このベクトルの
長さ
【数12】 は不変量であり、このベクトルの他のベクトル(x3
x1,y3−y1,z3−z1)に対する方向θは
【数13】 において、θは座標系のとり方に依らない、不変量であ
る。この様な意味で被検体の表面を示す表面形状は、座
標系のとり方に依存しない不変的な形状として一義的に
定まる。
【0061】以上により、2回の移動(α,0)並びに(0,
β)により、移動前、移動後のオーバーラップ観測エリ
ア内のn個のxの指定値とm個のyの指定値を用いて、形状
を規定する全ての未知量A0(y)〜An(y)、a0(y)を規定
する全ての未知量b1〜bmを定めることができる(ステッ
プ114)。
【0062】かくして、(1)式より形状真値z(x,y)が
同定される(ステップ114)。
【0063】次に、(1)式と(2)式により、既知量
z(0,0,x,y)と、同定され既知量となったz(x,y)を用い
て、系統誤差E(x,y)は、 E(x,y)=z(0,0,x,y)−z(x,y) …(15) のように同定される(ステップ116)。通常、E(x,
y)の値は10nmオーダーの許容誤差を超えることが多
く、先に無視した移動誤差S(α,β,x,y)の値の数倍以上
に達することがある。
【0064】このようにして、系統誤差E(x,y)が観測
エリア内で同定されたので、任意の形状計算値z´(0,0,
x,y)が得られれば、このときの形状真値z´(x,y)は、 z´(x,y)=z´(0,0,x,y)−E(x,y) …(16) により求められる。(16)式の操作で高精度化が達成
されるメリットは極めて大きい。
【0065】ここで具体例の説明で述べたように、移動
誤差S(α,β,x,y)の値が10nmオーダーの許容誤差の数
分の一以下に収まるような移動量α、βに止めているの
で、E(x,y)に含まれる誤差も、前記許容誤差に比べて
十分小さい範囲に収まる。
【0066】従って、(16)式にて求められるz´(x,
y)は、前記許容誤差に比べて十分小さい誤差で同定され
る効果が期待される。
【0067】なお、(16)式の形状計算値z´(0,0,x,
y)において、α、βは登場しない。従って、観測エリア
内で収まる被検体10の表面形状を同定する際、図1に
おいて、被検体10を移動させる手段、移動指令34の
発生過程、位置制御部40、移動テーブル50、移動機
構ベース52、移動ガイド54、ならびに付随する位置
検出スケール60、位置検出ヘッド62等は不要とする
ことができる。即ち、実際の被検体10の表面形状測定
においては、エリアセンサ20の測定光束投下範囲に被
検体10を置くだけですむメリットが得られる。
【0068】勿論、観測エリアに収容し切れない広がり
をもつ大きな被検体の表面形状の測定には、被検体10
の移動機構の移動指令34以降の要素は除くことはでき
ない。又、移動量α、βが大きな値(例えばガイド支持
間隔Lの10倍)をとる場合、移動誤差S(α,β,x,y)の
影響は表面形状の起伏を示すz(α,β,x,y)に印加される
ことは(3)式より明らかである。
【0069】以下、図4を参照して、移動量α、βが大
きな値をとる場合の被検体形状同定並びに移動誤差S
(α,β,x,y)の同定方法を説明する。
【0070】ここでは、図3のステップ116におい
て、(15)式により同定された系統誤差、又は、別途
同定された系統誤差E(x,y)を、移動後の前記形状算出値
z(α,β,x,y)より差し引いた値z1(α,β,x,y)を用い
る。(3)式より、 z1(α,β,x,y)=z(x-α,y-β)+S(α,β,x,y) …(17) ここで、S(α,β,x,y)は移動誤差のモデルで(4)式に
より示されている。
【0071】(17)式において、観測位置x,yをx=
α,y=βとすれば、 z1(α,β,α,β)=z(0,0)+S(α,β,α,β) =0+G(α,β)+p(α,β)×0+R(α,β)×0 =G(α,β) ・・・(18) により、まず上下移動量G(α,β)が直ちに求まり、既
知量となる(ステップ200)。
【0072】次に、観測位置のy座標をy=βとすれ
ば、
【数14】
【0073】観測位置のx座標をx=x1,x2,…xN
のように指定すれば、
【数15】 において、左辺の列ベクトルは既知量を成分とするベク
トルである。xiが、α及び他のxk(i≠k)と等しく
なければ、右辺の行列Xの行列式はファンデルモンデ
(Vandermonde)の行列式であるので正則(つまり行列
式の値≠0)であり、行列Xの逆行列が定まるので、A
N(0),…A2(0),A1(0)+p(α,β)が求められる(ステ
ップ202)。
【0074】 A1(0)+p(α,β)=J(α,β) …(21) とおく。J(α,β)は既知量である。
【0075】次に、移動量を(α,0)とした上、観測位置
を(x,0)とすると、移動前の計測値z 1(0,0,x,0)を併せ用
いて
【数16】 ここで、C(α)=−2αA2(0)+p(α,0) …(23) D(α)=α22(0)−αA1(0)−p(α,0)α…(24) 但し、移動前の上下移動量G(0,0)=0である。
【0076】かくして、次式が得られる。
【0077】
【数17】
【0078】(25)式において、左辺は既知量を成分
とする列ベクトルであり、(8)式と同様の過程によ
り、C(α),D(α)が求められる(ステップ20
4)。
【0079】A2(0)は既知量であるので、(23)式で
p(α,0)が定まる(ステップ206)。A2(0)とp(α,0)
を(24)式に代入すれば、
【数18】 のように求められる(ステップ208)。このA1(0)を
(21)式に代入すれば、
【数19】 のように同定される。(27)式の右辺は全て既知量で
ある。
【0080】更に、(17)式において、観測位置のx
座標をx=αとおけば、
【数20】 これより、観測位置のy座標をy=y1,y2,…yMの
ように指定すれば、
【数21】 において、左辺の列ベクトルは既知量を成分とするベク
トルであり、行列Yの行列式はファンデルモンデの行列
式であるので逆行列が存在し、bM,…b2,b1+R
(α,β)を求めることができる(ステップ212)。
【0081】 b1+R(α,β)=K(α,β) …(30) とおく。K(α,β)は既知量である。
【0082】更に、移動量を(0,β)とした上、観測位置
を(0,y)とすると、移動前の計測値z 1(0,0,0,y)を併せ用
いて、
【数22】 ここで、E(β)=−2βb2+R(0,β) …(32) F(β)=β22−βb1−R(0,β)β …(33) 但し、移動前の上下移動量G(0,0)=0である。
【0083】かくして、次式が得られる。
【0084】
【数23】
【0085】(34)式において、左辺の列ベクトルは
既知量を成分とするベクトルであり、(8)、(25)
式と同様にして、E(β)、F(β)を求めることがで
きる(ステップ214)。(32)、(33)式におい
て、b2は(29)式で求められた既知量である。
【0086】 b1=−1/β{β22+βE(β)+F(β)} …(35) かくして、b1は既知量となった(ステップ216)。
この結果、全てのbM,…b2,b1が求められた。この
1を(30)式に代入すれば、 R(α,β)=K(α,β)−b1 =K(α,β)+1/β[β22+βE(β)+F(β)] …(36) のように同定される(ステップ218)。(36)式に
おいて、右辺は全て既知量である。
【0087】最後に、移動量を(α,0)、観測位置を(x,
y)とすれば、
【数24】 とおけば、Q(α,0,x,y)は既知量である。(37)式に
おいて、新たに観測位置x=x1,x2,…xNを指定す
れば
【数25】
【0088】行列Xαの行列式は、ファンデルモンデの
行列式であるから、行列Xαの逆行列が存在し、A
N(y),…A1(y)を求めることができる(ステップ22
0)。
【0089】以上のようにして、(3)式に示すz(α,
β,x,y)と系統誤差E(x,y)とを用いて、移動量(α,β)が
大きい場合でも、被検体表面形状真値のモデル(1)式
における全ての係数AN(y),…A1(y)と、bM,…b1
同定され、同時に、(4)式に示す移動誤差S(α,β,
x,y)の全ての構成要素G(α,β)、P(α,β)、R(α,
β)を同定することができる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、測定系の所有するエリ
アセンサを形状データの取得手段として用い、他の補助
的又は付加的形状データの取得手段を併用せず、同定時
の被検体の表面形状を規定する全ての未知量を同定し、
この同定により、前記表面形状の表面上の任意の2点の
相対位置関係を同定できる意味での表面形状の同定を実
現し、合わせて、測定系の系統誤差を同定することがで
きる。
【0091】かくして、移動誤差が許容誤差以内に収ま
るような小さな移動量α、βを用いて、系統誤差を最初
に同定しておき、今度は移動誤差が許容誤差以内に収ま
らないような大きな移動量α、βを用いる場合でも、既
に同定した前記系統誤差を活用して被検体表面形状を同
定することができるばかりでなく、更に、前記移動誤差
も、その主要成分である上下移動量、ピッチング量
(角)、ローリンク量(角)がそれぞれ独立に同定され
る。
【0092】後者の効果は、本発明の測定系を稼動状態
にしておき、被検体表面の代わりに移動機構表面の形状
算出値を用いて、本発明の形状算出値を用いた新アルゴ
リズムにより、自律的校正がユーザ側だけで可能とな
り、これまでのような移動機構の真直度、ピッチング、
ローリング測定用の付加的センサ、専用校正プロセスを
全く不要とする移動誤差測定を実現する大きな効果をも
たらす。
【0093】この結果、本測定系のユーザの使用中に、
本測定系の系統誤差の再測定、本測定系の移動機構の移
動誤差の再測定が被検体表面の形状測定の過程の中で実
現でき、何等特別な校正手段や校正プロセスを用いなく
ても、自律的校正が被検体形状測定と同時に可能となる
ような、これまで不可能とされた効果が発現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す被検体表面形状測定
系の正面図
【図2】エリアセンサとして機械的触針を変位検出手段
として用いる場合の実施形態を示す斜視図
【図3】本発明に係る形状算出・系統誤差同定アルゴリ
ズムの手順を示す流れ図
【図4】同じく移動誤差同定アルゴリズムの手順を示す
流れ図
【符号の説明】
10…被検体 12…被検体表面 20…エリアセンサ 22…測定/反射光束 30…形状算出部 40…位置制御部 50、82…移動テーブル 60…位置検出スケール 62…位置検出ヘッド 72…走査機構 74…変位検出触針 76…観測エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA53 CC19 FF04 FF55 HH13 JJ26 MM03 PP12 QQ31 UU05 2F069 AA17 AA57 AA60 AA66 BB15 DD12 DD30 FF01 GG01 GG04 GG07 GG12 GG62 GG72 GG73 GG74 HH09 HH30 LL03 MM23 MM34 NN18 PP02 2F076 BA01 BD05 BD17 BE05 BE08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エリアセンサを用いて所定の領域の被検体
    表面形状を測定する測定系において、 前記測定系に対して、相対的に前記被検体を平面内で移
    動させる移動機構を備え、 前記平面をxy平面、x、yの原点を前記エリアセンサの観
    測エリア内に固定し、前記被検体表面のxy平面に直交す
    る方向の高さの値をzとするとき、前記被検体表面上
    の、測定開始時の位置を前記zの値の原点にとり、前記
    観測エリアに固定された直交x、y、z座標系で、前記被
    検体平面上の観測点(x,y,z)について、x、yは観測位
    置、zはx、yにおける前記被検体表面の高さを示す形状
    真値のモデルとして、整次多項式 【数1】 を用い、 次に、前記測定系に対して前記被検体を前記xy平面内で
    移動させるx軸方向、y軸方向の移動量をそれぞれα、β
    とするとき、測定系の観測位置x、yにおけるz方向の系
    統誤差E(x,y)を含む測定値からの形状算出値 移動前;z(0,0,x,y)=z(x,y)+E(x,y) 移動後;z(α,β,x,y)=z(x−α,y−β)+E(x,y)+移
    動誤差 の算出情報を求め、前記移動誤差が許容誤差内にあるよ
    うなα、βを与え、 前記z(0,0,x,y)と前記z(α,β,x,y)より前記形状真値を
    規定する前記モデルの全ての係数Ak(y)、bkを同定して
    前記形状真値z(x,y)を求めることを特徴とする被検体表
    面形状の同定方法。
  2. 【請求項2】前記移動量α、βは、前記被検体を移動さ
    せる移動機構のガイド支持間隔に対して数%以下の微小
    な値にとり、移動に際して発生する移動誤差、即ち、上
    下移動量とピッチング(角度)×移動方向の変位とロー
    リング(角度)×進行方向に直交する方向の変位の和が
    許容誤差以下に収まるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の被検体表面形状の同定方法。
  3. 【請求項3】移動前に得られている測定値からの形状算
    出値z(0,0,x,y)と、請求項1又は2により求めた形状真
    値z(x,y)を用いて、前記系統誤差E(x,y)を、次式 E(x,y)=z(0,0,x,y)−z(x,y) により求めることを特徴とする、被検体表面形状測定系
    の系統誤差の同定方法。
  4. 【請求項4】請求項3により同定した系統誤差を記憶さ
    せておき、 任意の被検体の系統誤差を含む取得形状データを用いて
    算出した形状算出値z´(0,0,x,y)に含まれる系統誤差の
    影響を除去した形状真値z´(x,y)を、前記記憶させてあ
    る系統誤差E(x、y)を用い、 z´(x,y)=z´(0,0,x,y)-E(x,y) により求めることを特徴とする被検体表面形状の同定方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1において、x方向、y方向の移動の
    回数は各1回(移動量α,β)であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の被検体表面形状の同定方法。
  6. 【請求項6】前記移動量α、βは、前記被検体を移動さ
    せる移動機構のガイド支持間隔に対して数%以上の大き
    な値にとり、移動に際して発生する前記移動誤差、即
    ち、上下移動量とピッチング(角度)×移動方向の変位
    と、ローリング(角度)×進行方向に直交する方向の変
    位との和が許容誤差を越える可能性のある場合、請求項
    3により求められた系統誤差、又は別途求められている
    系統誤差E(x,y)を、移動後の前記形状算出値z(α,β,x,
    y)より差し引いた値z1(α,β,x,y)、即ち、 z1(α,β,x,y)=z(α,β,x,y)−E(x,y)=z(x-α,y-β)
    +移動誤差 を用いて、移動量α、βを施した後の請求項1記載の被
    検体形状に関する前記モデルの全ての係数Ak(y),bk
    を同定して形状真値z(x,y)を求めると共に、移動誤差の
    上下移動量、ピッチング(角度)とローリング(角度)
    を同定して、これらより定まる移動誤差を求めることを
    特徴とする、被検体表面形状並びに移動機構の移動誤差
    の同定方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、x方向、y方向の移動
    の仕方は、(α,0)、(0,β)並びに(α,β)であることを
    特徴とする、請求項6に記載の被検体表面形状並びに移
    動機構の移動誤差の同定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104359445A (zh) * 2014-11-13 2015-02-18 张得礼 基于拉绳编码器的串联运动机构参数误差测量装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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