JP2003113704A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JP2003113704A JP2001307031A JP2001307031A JP2003113704A JP 2003113704 A JP2003113704 A JP 2003113704A JP 2001307031 A JP2001307031 A JP 2001307031A JP 2001307031 A JP2001307031 A JP 2001307031A JP 2003113704 A JP2003113704 A JP 2003113704A
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Takanobu Sugiyama
孝伸 杉山
Shinichi Takemura
信一 竹村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブスプリング反力等により制御軸に作用
する荷重によって制御軸センサ14の出力に誤差が生
じ、制御精度が低下することを防止する。 【解決手段】 吸気弁のリフト・作動角を連続的に増減
変化させることができるリフト・作動角可変機構が用い
られる。リフト・作動角可変機構は、中間部材としての
ロッカアームを含む複数のリンクからなり、ロッカアー
ムが嵌合する制御偏心カムを備えた制御軸の回転角度に
よって、その特性が変化する。制御軸の回転角度はポテ
ンショメータからなる制御軸センサ14によって検出さ
れる。制御軸に設けたピン84と制御軸センサ14側の
ベースプレート83のスリット82との係合によって回
転が伝達されるが、スリット82の方向は、アイドル運
転時に制御軸に作用する荷重方向に沿っており、荷重F
による誤差が最小となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の吸気
弁に用いられる可変動弁装置、特に、吸気弁のリフト特
性を連続的に可変制御可能な可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平8−260923号公報
には、吸気弁の作動角を連続的に可変制御可能な可変動
弁装置が開示されている。この装置は、内燃機関本体に
回転自在に支持され、かつ内燃機関の回転に同期して回
転する駆動軸と、同じく内燃機関本体に回転自在に支持
され、かつ油圧アクチュエータによって回転角度が制御
される制御軸と、上記駆動軸の回転運動がピンを介して
伝達されて回転運動するとともに、その回転運動の内燃
機関本体に対する中心位置が、上記制御軸の回転角度に
応じて変化する中間部材としての環状ディスクと、この
環状ディスクの回転運動に伴って回転し、吸気弁を押圧
するカムと、を備えており、環状ディスクの回転中心位
置が変化することにより該環状ディスクさらにはカムが
不等速回転し、弁開閉時期ならびに作動角が変化するよ
うに構成されている。
【0003】そして、上記制御軸の実際の回転位置を検
出するために、制御軸の回転角度に応じたセンサ出力を
発生する回転角度センサつまりポテンショメータが設け
られており、運転条件に応じた目標回転位置となるよう
に上記油圧アクチュエータがクローズドループ制御され
ている。上記ポテンショメータは、内燃機関本体、例え
ばシリンダヘッドに固定されており、上記制御軸の端部
に直結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように制御軸に回転角度センサを直結した構成では、制
御軸の振動や荷重による変位が回転角度センサの軸に直
接伝達されてしまい、回転角度センサの耐久性が低くな
る、という問題がある。
【0005】つまり、内燃機関本体に固定される回転角
度センサを制御軸に対し同軸上に配置したとしても、内
燃機関本体に回転自在に支持される制御軸は、その軸受
部のクリアランスの範囲内で径方向に動きうるので、バ
ルブスプリング反力や各部の慣性力によって制御軸が荷
重を受けると、制御軸中心とセンサ軸中心との間で相対
位置変化が発生し、回転角度センサの耐久性に悪影響を
与える虞がある。
【0006】一方、このような制御軸と回転角度センサ
との相対位置変化を許容するような何らかの継手構造を
介して両者を接続したり、あるいは、電磁式等の非接触
回転角度センサを用いたような場合には、上記の相対位
置変化に起因して、センサ出力誤差が大きく発生するこ
とがある。
【0007】そこで、この発明は、上記のような荷重に
よる制御軸と回転角度センサとの相対位置変化を許容し
つつ、この相対位置変化に伴う検出精度の低下を抑制す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
内燃機関本体に回転自在に支持され、かつ内燃機関の回
転に同期して回転する駆動軸と、内燃機関本体に回転自
在に支持され、かつアクチュエータによって回転角度が
制御される制御軸と、上記駆動軸の回転運動が伝達され
て回転運動もしくは揺動運動するとともに、その回転運
動もしくは揺動運動の内燃機関本体に対する中心位置
が、上記制御軸の回転角度に応じて変化する中間部材
と、を含み、上記中間部材の運動に伴って吸気弁がリフ
トするとともに、上記中心位置の変化によりリフト特性
が変化するように構成された内燃機関の可変動弁装置に
おいて、内燃機関本体に固定され、かつ上記制御軸の回
転角度に応じたセンサ出力を発生する回転角度センサを
有し、この回転角度センサは、上記制御軸の中心と該回
転角度センサとの相対位置変化に対するセンサ出力誤差
が、特定の相対位置変化方向で最小となり、アイドル運
転時に、上記の特定の相対位置変化方向が、上記制御軸
の中心に作用する荷重方向と略一致していることを特徴
としている。
【0009】すなわち、この可変動弁装置は、基本的
に、上記制御軸の回転角度に応じてリフト特性が変化す
る構成となっており、制御軸の回転角度をアクチュエー
タを介して動かすことで、リフト特性が可変制御され
る。そして、制御軸の実際の回転角度が、回転角度セン
サによって検出される。
【0010】ここで、回転角度センサとして、組付誤差
の吸収や振動伝達の回避のために制御軸と直結しない構
成とすると、制御軸の中心と回転角度センサとの相対位
置変化に伴ってセンサ出力誤差が発生するが、実際の具
体的なレイアウトによって、このセンサ出力誤差が、あ
る方向の相対位置変化では比較的大きくなり、また逆に
特定の相対位置変化方向で最小となる場合がある。
【0011】本発明では、このようにセンサ出力誤差が
最小となる方向が、アイドル運転時において、制御軸の
中心に作用する荷重方向と略一致している。アイドル運
転時は、空気量が少なく、かつ燃焼も不安定化しやすい
ので、センサ出力誤差ひいては制御誤差によってリフト
特性がばらつくと、運転性に与える影響が大きく、好ま
しくない。本発明では、アイドル運転時におけるセンサ
出力誤差が小さくなり、それだけアイドル運転時の制御
精度が向上する。
【0012】例えば請求項4の発明では、上記回転角度
センサと上記制御軸とは、制御軸端部に偏心して設けら
れたピンと、このピンと係合するように回転角度センサ
側に設けられた半径方向に延びたスリットと、を介して
互いに連結されている。従って、上記スリットの方向に
沿った相対位置変化では、センサ出力誤差が最小とな
り、これと直交する方向の相対位置変化では、センサ出
力誤差が大となる。また、スリットはピンとともに回転
するので、このスリットにより規定される出力誤差最小
となる特定の相対位置変化方向は、制御軸の回転角度に
よってさらに変化するものとなる。
【0013】そのため、このものでは、アイドル運転時
に、該アイドル条件に対応して制御される制御軸の姿勢
つまり回転角度を考慮した上で、上記のスリットおよび
ピンの方向が決定される。
【0014】また例えば請求項5の発明では、上記回転
角度センサは、内燃機関本体側に固定されたピックアッ
プと、上記制御軸に固定された被検出部と、を備えてな
る非接触センサであり、制御軸の中心と上記ピックアッ
プとを結ぶ方向が上記の特定の相対位置変化方向とな
る。このものでは、制御軸が回転しても、誤差最小とな
る特定相対位置変化方向は、変化しない。従って、アイ
ドル時における制御軸の姿勢に関係なく、荷重方向のみ
からピックアップの位置を決定しうる。
【0015】請求項1の発明をより具体化した請求項2
の発明では、アイドル運転中のリフト特性の下で、吸気
弁開時期に制御軸中心に作用する荷重方向と吸気弁閉時
期に制御軸中心に作用する荷重方向との間に、上記の特
定の相対位置変化方向が含まれている。つまり、制御軸
に作用する荷重は、バルブスプリングの反力や種々の運
動部材の慣性力に起因して生じる(但し、アイドル時に
は、慣性力による荷重は小さく、バルブスプリング反力
による荷重が支配的となる)のであるが、その作用方向
は、吸気弁リフトの進行に伴って多少変化する。そこ
で、この請求項2の発明では、吸気弁開時期における荷
重方向と吸気弁閉時期における荷重方向との範囲内に、
上記の特定の相対位置変化方向を設け、相対位置変化に
よるセンサ出力誤差を、リフト期間の間、実質的に最小
に保つようにした。
【0016】これに対し、請求項3の発明は、アイドル
運転中のリフト特性の下で、最大リフト時に制御軸中心
に作用する荷重方向に、上記の特定の相対位置変化方向
が略一致していることを特徴としている。上記のよう
に、アイドル時にはバルブスプリング反力による荷重が
支配的となるので、一般に最大リフトのときに制御軸に
最も大きな荷重が作用し、その変位も大となる。従っ
て、この変位がセンサ出力に及ぼす影響を抑制できる。
【0017】制御軸の回転角度に応じてリフト特性が変
化する可変動弁装置の機構は、いくつかの形式が知られ
ている。請求項6の発明においては、上記中間部材は、
上記制御軸に設けた偏心カムを中心に揺動運動するロッ
カアームであり、このロッカアームの運動が揺動カムを
介して吸気弁に伝達されるようになっている。
【0018】また請求項7に係る発明は、内燃機関本体
に回転自在に支持され、かつ内燃機関の回転に同期して
回転するとともに、駆動偏心カムを備えた駆動軸と、上
記偏心カムの外周に回転可能に嵌合したリンクアーム
と、内燃機関本体に回転自在に支持され、かつアクチュ
エータによって回転角度が制御されるとともに、制御偏
心カムを備えた制御軸と、上記制御偏心カムに回転可能
に装着され、かつ上記リンクアームにより揺動されるロ
ッカアームと、上記駆動軸に回転自在に支持されるとと
もに、上記ロッカアームにリンクを介して連結され、該
ロッカアームに伴って揺動することにより吸気弁を押圧
する揺動カムと、を備え、上記制御軸の制御偏心カムの
回転位置によって吸気弁のリフトがその作動角とともに
増減変化するように構成された内燃機関の可変動弁装置
において、内燃機関本体に固定され、かつ上記制御軸の
回転角度に応じたセンサ出力を発生する回転角度センサ
を有し、この回転角度センサは、上記制御軸の中心と該
回転角度センサとの相対位置変化に対するセンサ出力誤
差が、特定の相対位置変化方向で最小となり、アイドル
運転時に、上記の特定の相対位置変化方向が、上記駆動
軸の中心と上記制御軸の中心とを結ぶ直線の方向と略一
致していることを特徴としている。
【0019】すなわち、上記のような基本的構成の可変
動弁装置では、アイドル運転時に制御軸に作用する荷重
の方向は、駆動軸の中心と制御軸の中心とを結ぶ直線の
方向にほぼ一致する。従って、この方向の相対位置変化
に対しセンサ出力誤差が最小となるようにすれば、前述
したように、荷重による変位の影響を最小限とすること
が可能である。なお、この形式の可変動弁装置では、制
御軸の回転角度に応じて、吸気弁のリフトと作動角とが
同時にかつ連続的に変化するので、スロットル弁に依存
せずにシリンダ内への吸入吸気量を制御することも可能
である。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、荷重による制御軸と
回転角度センサとの相対位置変化が許容されるとともに
直接的な振動伝達を防止することができ、かつ同時に、
この相対位置変化に伴うセンサ出力誤差ひいては制御誤
差による運転性への悪影響を最小限に抑制することがで
きる。特に、アイドル時の制御精度を一層高めることが
でき、例えばスロットル弁に依存しない吸気量制御で最
も問題となるアイドル時の安定性が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明を、自動車用火花
点火式ガソリン機関の吸気弁に適用した実施の形態につ
いて説明する。
【0022】図1は、内燃機関の吸気弁側可変動弁装置
全体の構成を示す構成説明図であり、この可変動弁装置
は、吸気弁のリフト・作動角を変化させる本発明に係る
リフト・作動角可変機構1と、そのリフトの中心角の位
相(図示せぬクランクシャフトに対する位相)を進角も
しくは遅角させる位相可変機構21と、が組み合わされ
て構成されている。
【0023】まず、リフト・作動角可変機構1を説明す
る。なお、このリフト・作動角可変機構1は、本出願人
が先に提案したものであるが、例えば特開平11−10
7725号公報等によって公知となっているので、その
概要のみを説明する。
【0024】リフト・作動角可変機構1は、シリンダヘ
ッド(図示せず)に摺動自在に設けられた吸気弁11
と、シリンダヘッド上部のカムブラケット(図示せず)
に回転自在に支持された駆動軸2と、この駆動軸2に、
圧入等により固定された駆動偏心カム3と、上記駆動軸
2の上方位置に同じカムブラケットによって回転自在に
支持されるとともに駆動軸2と平行に配置された制御軸
12と、この制御軸12の制御偏心カム18に揺動自在
に支持された中間部材としてのロッカアーム6と、各吸
気弁11の上端部に配置されたタペット10に当接する
揺動カム9と、を備えている。上記駆動偏心カム3とロ
ッカアーム6とはリンクアーム4によって連係されてお
り、ロッカアーム6と揺動カム9とは、リンク部材8に
よって連係されている。
【0025】上記駆動軸2は、後述するように、タイミ
ングチェーンないしはタイミングベルトを介して機関の
クランクシャフトによって駆動されるものである。
【0026】上記駆動偏心カム3は、円形外周面を有
し、該外周面の中心が駆動軸2の軸心から所定量だけオ
フセットしているとともに、この外周面に、リンクアー
ム4の環状部が回転可能に嵌合している。
【0027】上記ロッカアーム6は、略中央部が上記制
御偏心カム18によって揺動可能に支持されており、そ
の一端部に、連結ピン5を介して上記リンクアーム4の
アーム部が連係しているとともに、他端部に、連結ピン
7を介して上記リンク部材8の上端部が連係している。
上記制御偏心カム18は、制御軸12の軸心から偏心し
ており、従って、制御軸12の角度位置に応じてロッカ
アーム6の揺動中心は変化する。
【0028】上記揺動カム9は、駆動軸2の外周に嵌合
して回転自在に支持されており、側方へ延びた端部に、
連結ピン17を介して上記リンク部材8の下端部が連係
している。この揺動カム9の下面には、駆動軸2と同心
状の円弧をなす基円面と、該基円面から所定の曲線を描
いて延びるカム面と、が連続して形成されており、これ
らの基円面ならびにカム面が、揺動カム9の揺動位置に
応じてタペット10の上面に当接するようになってい
る。
【0029】すなわち、上記基円面はベースサークル区
間として、リフト量が0となる区間であり、揺動カム9
が揺動してカム面がタペット10に接触すると、徐々に
リフトしていくことになる。なお、ベースサークル区間
とリフト区間との間には若干のランプ区間が設けられて
いる。
【0030】上記制御軸12は、図1に示すように、一
端部に設けられたリフト・作動角制御用アクチュエータ
13によって所定角度範囲内で回転するように構成され
ている。このリフト・作動角制御用アクチュエータ13
は、例えばウォームギア15を介して制御軸12を駆動
するサーボモータ等からなり、図示せぬエンジンコント
ロールユニットからの制御信号によって制御されてい
る。ここで、制御軸12の回転角度は、回転角度センサ
つまり制御軸センサ14によって検出され、この検出し
た実際の制御状態に基づいて上記アクチュエータ13が
クローズドループ制御される。
【0031】このリフト・作動角可変機構1の作用を説
明すると、駆動軸2が回転すると、駆動偏心カム3のカ
ム作用によってリンクアーム4が上下動し、これに伴っ
てロッカアーム6が揺動する。このロッカアーム6の揺
動は、リンク部材8を介して揺動カム9へ伝達され、該
揺動カム9が揺動する。この揺動カム9のカム作用によ
って、タペット10が押圧され、吸気弁11がリフトす
る。
【0032】ここで、リフト・作動角制御用アクチュエ
ータ13を介して制御軸12の角度が変化すると、ロッ
カアーム6の揺動運動の中心位置が動いて該ロッカアー
ム6の初期位置が変化し、ひいては揺動カム9の初期揺
動位置が変化する。
【0033】例えば制御偏心カム18が図の上方へ位置
しているとすると、ロッカアーム6は全体として上方へ
位置し、揺動カム9の連結ピン17側の端部が相対的に
上方へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム9
の初期位置は、そのカム面がタペット10から離れる方
向に傾く。従って、駆動軸2の回転に伴って揺動カム9
が揺動した際に、基円面が長くタペット10に接触し続
け、カム面がタペット10に接触する期間は短い。従っ
て、リフト量が全体として小さくなり、かつその開時期
から閉時期までの角度範囲つまり作動角も縮小する。
【0034】逆に、制御偏心カム18が図の下方へ位置
しているとすると、ロッカアーム6は全体として下方へ
位置し、揺動カム9の連結ピン17側の端部が相対的に
下方へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム9
の初期位置は、そのカム面がタペット10に近付く方向
に傾く。従って、駆動軸2の回転に伴って揺動カム9が
揺動した際に、タペット10と接触する部位が基円面か
らカム面へと直ちに移行する。従って、リフト量が全体
として大きくなり、かつその作動角も拡大する。
【0035】上記の制御偏心カム18の初期位置は連続
的に変化させ得るので、これに伴って、バルブリフト特
性は、連続的に変化する。つまり、リフトならびに作動
角を、両者同時に、連続的に拡大,縮小させることがで
きる。各部のレイアウトによるが、例えば、リフト・作
動角の大小変化に伴い、吸気弁11の開時期と閉時期と
がほぼ対称に変化する。
【0036】次に、位相可変機構21は、上記駆動軸2
の前端部に設けられたスプロケット22と、このスプロ
ケット22と上記駆動軸2とを、所定の角度範囲内にお
いて相対的に回転させる位相制御用アクチュエータ23
と、から構成されている。上記スプロケット22は、図
示せぬタイミングチェーンもしくはタイミングベルトを
介して、クランクシャフトに連動している。上記位相制
御用アクチュエータ23は、例えば油圧式、電磁式など
の回転型アクチュエータからなり、エンジンコントロー
ルユニットからの制御信号によって制御されている。こ
の位相制御用アクチュエータ23の作用によって、スプ
ロケット22と駆動軸2とが相対的に回転し、バルブリ
フトにおけるリフト中心角が遅進する。つまり、リフト
特性の曲線自体は変わらずに、全体が進角もしくは遅角
する。また、この変化も、連続的に得ることができる。
この位相可変機構21もやはり図示せぬセンサの検出信
号に基づいてクローズドループ制御される。
【0037】このような可変動弁装置を吸気弁側に備え
た本実施例の内燃機関では、吸気弁11の微小リフトを
実現できることから、スロットル弁に依存せずに、吸気
弁11の可変制御によって吸気量を制御することが可能
である。
【0038】図2および図3は、本発明の要部である制
御軸センサ14の詳細を示している。この実施例では、
制御軸センサ14は、センサ軸81の回転角度に応じた
センサ出力を発生する回転型ポテンショメータからな
り、センサ軸81が上記制御軸12に対し同軸上となる
ように、シリンダヘッドの一部(符号101で示す)に
固定されている。センサ軸81と制御軸12とは、それ
ぞれの中心位置の誤差ないしは変位を許容し得るよう
に、互いに直結されておらず、制御軸12の端面の外周
部にピン84が設けられているとともに、半径方向のス
リット82を備えたベースプレート83が上記センサ軸
81に取り付けられており、上記スリット82に上記ピ
ン84が係合して、制御軸12の回転がセンサ軸81に
伝達されている。
【0039】上記のような制御軸センサ14の構成にお
いては、制御軸12の軸受部のクリアランスによる半径
方向の変位によって、センサ出力が誤差を含むものとな
る。図4および図5は、この出力誤差を説明するもの
で、荷重Fによって制御軸12が半径方向へ変位したと
きに、図4に示すように、ピン84およびスリット82
の位置が、荷重Fの方向に対し略直交する方向にあると
すると、角度θとして示すようにベースプレート83が
回転し、大きなセンサ出力誤差が発生する。これに対
し、図5に示すように、ピン84およびスリット82の
位置が、荷重Fの方向に沿ったものであると、ベースプ
レート83は回転せず、センサ出力誤差が最小となる。
このように、ピン84とスリット82とを用いた継ぎ手
構造においては、制御軸12の中心とセンサ軸81の中
心との相対位置変化が、スリット82の方向に沿ったも
のである場合に、センサ出力誤差が最小となる。
【0040】一方、制御軸12に作用する荷重は、図示
せぬバルブスプリングの付勢力に抗して吸気弁11をリ
フトさせるために生じる荷重と、運動するロッカアーム
6やその他のリンク部材の慣性力のために生じる荷重
と、を合わせたものであり、吸気弁11のリフト量や機
関回転速度によってその方向は様々に変化する。しか
も、スリット82の方向は、制御軸12の回転角度によ
って変化し、つまり運転条件によって種々異なるものと
なる。従って、制御軸12に作用する荷重の方向とスリ
ット82の方向とを常に一致させることは不可能であ
る。そのため、本実施例では、最も高い制御精度が要求
されるアイドル運転時に、荷重の方向とスリット82の
方向とが一致するように構成してある。
【0041】図6は、上記のリフト・作動角可変機構1
において、アイドル運転時に使用されるリフト特性(例
えばリフト・作動角が極小となる特性)の下で、吸気弁
11が最大にリフトしたときに制御軸12に作用するバ
ルブスプリング反力による荷重Fの方向を示している。
この方向は、単純に幾何学的に求められる。アイドル運
転のような低速回転時には、慣性力による荷重は非常に
小さく、バルブスプリング反力による荷重Fが支配的と
なる。従って、アイドル運転時の制御状態で、この荷重
Fの方向とスリット82の方向とが一致するように、ベ
ースプレート83の取付角度を設定すれば、アイドル運
転時に発生する相対位置変化によるセンサ出力誤差を最
小にすることができる。
【0042】図7は、荷重の方向についてさらに詳細に
説明するもので、上記リフト・作動角可変機構1のリン
ク構成をスケルトン図として示してある。そして、アイ
ドル運転時のリフト特性において、吸気弁開時期(IV
O)のリンク状態を実線で、吸気弁最大リフト時のリン
ク状態を破線で、吸気弁閉時期(IVC)のリンク状態
を一点鎖線で、それぞれ示してある。図中のFoは、吸
気弁開時期直後の荷重を、Fcは、吸気弁閉時期直前の
荷重を、それぞれ示している。また、Fmは、最大リフ
ト時の荷重を示し、従って、前述した図6の荷重Fと同
じものである。このように、制御軸12に作用する荷重
の方向は、実際には、吸気弁開時期から吸気弁閉時期の
間で、リフトの進行に伴って多少変化する。制御軸12
と制御軸センサ14との相対位置変化が最大となるの
は、荷重の大きさが最大となる吸気弁最大リフト時であ
るから、このときの荷重Fmの方向とスリット82の方
向とを一致させることが最も望ましいが、リフト期間中
の荷重の方向、つまり荷重Foの方向から荷重Fcの方
向までの範囲内に、スリット82の方向があれば、セン
サ出力誤差を十分に小さくすることが可能である。
【0043】また、上記実施例のようなリンク構成を有
するリフト・作動角可変機構1においては、アイドル運
転時に制御軸12に作用する荷重の方向(上記の荷重F
oの方向〜荷重Fcの方向)は、駆動軸2の中心と制御
軸12の中心とを結ぶ直線Lの方向にほぼ一致する。従
って、簡易的に、この直線Lの方向とスリット82の方
向とが一致するように、ベースプレート83の取付角度
を決定してもよい。
【0044】図8は、アイドル運転時に得られる制御軸
センサ14の出力を示している。図示するように、基本
的に制御軸12の回転角度に対応したレベルの信号が出
力されるが、各気筒の吸気弁11のリフト期間において
は、制御軸12に荷重が作用し、誤差が発生する。破線
は、従来の特性を示しており、本発明においては、この
誤差出力を、実線で示すように小さくすることができ
る。この結果、制御における不感帯を小さくすることが
可能となり、より高精度な制御を実現できる。
【0045】次に、アイドル時に、リフト・作動角の可
変制御によってアイドル回転数制御を行う場合の荷重方
向について説明する。つまり、前述した図7では、アイ
ドル運転時に、概ね一定のリフト・作動角に制御される
ものとして説明したが、吸気弁11のリフト・作動角の
可変制御でアイドル回転数制御を行う場合には、負荷変
動を相殺するように、リフト・作動角が若干広い範囲で
変化するものとなる。図9の(a)は、アイドル時に使
用される最小のリフト・作動角の制御時における荷重方
向を示したもので、吸気弁開時期および吸気弁閉時期の
リンク状態を実線で、吸気弁最大リフト時のリンク状態
を破線で、それぞれ示してあり、図中のFoが、吸気弁
開時期直後の荷重を、Fcが、吸気弁閉時期直前の荷重
を、それぞれ示している。図9の(b)は、アイドル時
に使用される最大のリフト・作動角の制御時における荷
重方向を示したもので、同様に、吸気弁開時期および吸
気弁閉時期のリンク状態を実線で、吸気弁最大リフト時
のリンク状態を破線で、それぞれ示してあり、図中のF
oが、吸気弁開時期直後の荷重を、Fcが、吸気弁閉時
期直前の荷重を、それぞれ示している。ここで、図9の
(a)と(b)とでは、リフト・作動角が大小異なるこ
とから、特に、制御軸12の回転角度が異なっている。
なお、図中のP点は、制御偏心カム18の中心(ロッカ
アーム6の揺動中心)を示しており、制御軸12の回転
角度が変化すると、このP点の位置が変化する。
【0046】上記のように制御軸12の回転角度が変化
する場合には、これに伴ってスリット82の方向が変わ
ってしまうので、ベースプレート83の取付角度を決定
するに際しては、これを考慮する必要がある。図10
は、図9の制御軸12部分のみに着目したものであっ
て、(a)および(b)は、図9の(a)および(b)
の荷重方向をそのまま示したものである。この荷重方向
は、機関本体、例えばシリンダヘッドの上下左右の座標
を基準としたものである。これに対し、図の(c)は、
いずれか一方、例えば図(a)の制御軸12の回転角度
を、図(b)の制御軸12の回転角度と一致させて、そ
れぞれの荷重方向を重ね合わせたものである。つまり、
制御軸12自体を基準として、これに作用する荷重方向
を示している。従って、この場合には、図(c)に示す
4つの荷重方向を包含する角度αの範囲内に、ベースプ
レート83の取付角度を設定することが望ましい。
【0047】同様に、図11は、アイドル時に、リフト
・作動角の可変制御によってアイドル回転数制御を行う
場合に、最小のリフト・作動角に制御したときの最大リ
フト時の荷重方向F1と、最大のリフト・作動角に制御
したときの最大リフト時の荷重方向F2と、に着目した
ものである。図(A)の太い実線は、最小のリフト・作
動角の制御状態を、細い実線は、最大のリフト・作動角
の制御状態を示す。前述したように、荷重F1のときの
制御軸12の回転角度と荷重F2のときの制御軸12の
回転角度とは異なるので、それぞれのP点が一致するよ
うに両者を重ね合わせれば、(B)に示すように、制御
軸12自体を基準とした荷重方向の範囲が求められるの
で、その範囲に対応する角度βの範囲内に、ベースプレ
ート83の取付角度を設定すればよい。
【0048】次に、図12および図13は、制御軸セン
サ14の異なる実施例を示している。この制御軸センサ
14は、電磁式の非接触センサとして構成したものであ
って、制御軸12の端部に、放射状に多数のスリット9
2を形成した被検出部となる円盤91が固定されている
とともに、この円盤91の外周に半径方向に対向するよ
うに電磁ピックアップ93が設けられている。この電磁
ピックアップ93は、符号101で示すシリンダヘッド
の一部に固定されている。この構成においては、電磁ピ
ックアップ93と制御軸12の中心とを結ぶ半径線の方
向で、その相対位置変化に対するセンサ出力誤差が最小
となる。従って、アイドル運転時における前述したよう
な荷重方向を考慮して、電磁ピックアップ93の取付位
置が決定される。なお、この構成では、制御軸12が回
転しても、電磁ピックアップ93と円盤91との関係は
変化しないので、アイドル運転時における制御軸12の
制御状態を考慮する必要はない。
【0049】以上、この発明の一実施例について説明し
たが、この発明は、特開平8−260923号公報に記
載されているような形式の可変動弁装置においても同様
に適用することが可能である。但し、この形式の可変動
弁装置では、制御軸の回転角度に応じて作動角が変化す
るものの、最大リフト量は常に一定となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る可変動弁装置全体の構成を示す
斜視図。
【図2】制御軸センサの一実施例を示す側面図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】荷重方向と出力誤差との関係を示す説明図。
【図5】出力誤差が最小となる荷重方向を示す説明図。
【図6】アイドル運転時に制御軸に作用する荷重の方向
を示す説明図。
【図7】スケルトン図において荷重方向をより詳しく示
す説明図。
【図8】制御軸センサの出力の一例を示す特性図。
【図9】アイドル運転時にリフト・作動角を可変制御す
る場合で、最小のリフト・作動角のときの吸気弁開閉時
期の荷重方向(a)と最大のリフト・作動角のときの吸
気弁開閉時期の荷重方向(b)とを対比して示す説明
図。
【図10】最小リフト・作動角のときの荷重方向(a)
と最大リフト・作動角のときの荷重方向(b)とこれら
を重ね合わせた荷重方向範囲(c)とを示す説明図。
【図11】最小リフト・作動角のときと最大リフト・作
動角のときの最大リフト時の荷重方向(A)とこれらを
重ね合わせた荷重方向範囲(B)を示す説明図。
【図12】制御軸センサの異なる実施例を示す側面図。
【図13】その要部を制御軸の軸方向から見た正面図。
【符号の説明】
1…リフト・作動角可変機構 2…駆動軸 6…ロッカアーム 11…吸気弁 12…制御軸 18…制御偏心カム 14…制御軸センサ 82…スリット 83…ベースプレート 84…ピン
フロントページの続き (72)発明者 竹村 信一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G016 AA06 AA19 CA21 CA31 CA44 CA46 CA47 CA48 DA01 DA25 DA27 GA00 3G018 AB07 CA02 CA07 CA13 DA71 DA83 DA85 EA22 FA01 FA06 FA07 GA02 3G092 AA11 DA01 DA02 DA05 DG08 FA06 GA04 HE00Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関本体に回転自在に支持され、か
    つ内燃機関の回転に同期して回転する駆動軸と、 内燃機関本体に回転自在に支持され、かつアクチュエー
    タによって回転角度が制御される制御軸と、 上記駆動軸の回転運動が伝達されて回転運動もしくは揺
    動運動するとともに、その回転運動もしくは揺動運動の
    内燃機関本体に対する中心位置が、上記制御軸の回転角
    度に応じて変化する中間部材と、 を含み、上記中間部材の運動に伴って吸気弁がリフトす
    るとともに、上記中心位置の変化によりリフト特性が変
    化するように構成された内燃機関の可変動弁装置におい
    て、 内燃機関本体に固定され、かつ上記制御軸の回転角度に
    応じたセンサ出力を発生する回転角度センサを有し、 この回転角度センサは、上記制御軸の中心と該回転角度
    センサとの相対位置変化に対するセンサ出力誤差が、特
    定の相対位置変化方向で最小となり、 アイドル運転時に、上記の特定の相対位置変化方向が、
    上記制御軸の中心に作用する荷重方向と略一致している
    ことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 【請求項2】 アイドル運転中のリフト特性の下で、吸
    気弁開時期に制御軸中心に作用する荷重方向と吸気弁閉
    時期に制御軸中心に作用する荷重方向との間に、上記の
    特定の相対位置変化方向が含まれていることを特徴とす
    る請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 【請求項3】 アイドル運転中のリフト特性の下で、最
    大リフト時に制御軸中心に作用する荷重方向に、上記の
    特定の相対位置変化方向が略一致していることを特徴と
    する請求項1または2に記載の内燃機関の可変動弁装
    置。
  4. 【請求項4】 上記回転角度センサと上記制御軸とは、
    制御軸端部に偏心して設けられたピンと、このピンと係
    合するように回転角度センサ側に設けられた半径方向に
    延びたスリットと、を介して互いに連結されており、上
    記スリットの方向により規定される上記の特定の相対位
    置変化方向が、制御軸の回転角度によってさらに変化す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内
    燃機関の可変動弁装置。
  5. 【請求項5】 上記回転角度センサは、内燃機関本体側
    に固定されたピックアップと、上記制御軸に固定された
    被検出部と、を備えてなる非接触センサであり、制御軸
    の中心と上記ピックアップとを結ぶ方向が上記の特定の
    相対位置変化方向となることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 【請求項6】 上記中間部材は、上記制御軸に設けた偏
    心カムを中心に揺動運動するロッカアームであり、この
    ロッカアームの運動が揺動カムを介して吸気弁に伝達さ
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    内燃機関の可変動弁装置。
  7. 【請求項7】 内燃機関本体に回転自在に支持され、か
    つ内燃機関の回転に同期して回転するとともに、駆動偏
    心カムを備えた駆動軸と、 上記偏心カムの外周に回転可能に嵌合したリンクアーム
    と、 内燃機関本体に回転自在に支持され、かつアクチュエー
    タによって回転角度が制御されるとともに、制御偏心カ
    ムを備えた制御軸と、 上記制御偏心カムに回転可能に装着され、かつ上記リン
    クアームにより揺動されるロッカアームと、 上記駆動軸に回転自在に支持されるとともに、上記ロッ
    カアームにリンクを介して連結され、該ロッカアームに
    伴って揺動することにより吸気弁を押圧する揺動カム
    と、 を備え、上記制御軸の制御偏心カムの回転位置によって
    吸気弁のリフトがその作動角とともに増減変化するよう
    に構成された内燃機関の可変動弁装置において、 内燃機関本体に固定され、かつ上記制御軸の回転角度に
    応じたセンサ出力を発生する回転角度センサを有し、 この回転角度センサは、上記制御軸の中心と該回転角度
    センサとの相対位置変化に対するセンサ出力誤差が、特
    定の相対位置変化方向で最小となり、 アイドル運転時に、上記の特定の相対位置変化方向が、
    上記駆動軸の中心と上記制御軸の中心とを結ぶ直線の方
    向と略一致していることを特徴とする内燃機関の可変動
    弁装置。
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