JP2003113569A - 自動車内装用不織布および自動車内装材 - Google Patents

自動車内装用不織布および自動車内装材

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JP2003113569A
JP2003113569A JP2001307148A JP2001307148A JP2003113569A JP 2003113569 A JP2003113569 A JP 2003113569A JP 2001307148 A JP2001307148 A JP 2001307148A JP 2001307148 A JP2001307148 A JP 2001307148A JP 2003113569 A JP2003113569 A JP 2003113569A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高伸長性および低モジュラス性を有し、柔軟性
に優れ、表皮材や発泡体の動きに追従でき、シワの発生
を防止できる裏基布として好適な自動車内装用不織布お
よびこれを用いた自動車内装材を提供する。 【解決手段】(1) 破断伸度が40%以上で部分熱圧着面
積が3〜30%であるポリアミド系長繊維不織布であっ
て、該ポリアミド系長繊維不織布が、ナイロン6を主成
分とし、かつナイロン610またはナイロン612を1
〜20重量%含有し、該ナイロン610またはナイロン
612の相対粘度が前記ナイロン6の相対粘度よりも
0.5〜4高い混合樹脂を用いて得られるポリアミド系
長繊維で構成された自動車内装用不織布。(2) 前記ポリ
アミド系長繊維不織布を少なくとも一部に用いた自動車
内装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車内装用不織布
および自動車内装材に関し、さらに詳しくは座席シート
部材、天井部材、ドアトリム部材、ピラー部材等の各種
自動車の内装材の一部に使用される、高伸長性および低
モジュラス性(伸長時の応力)を有するポリアミド系長
繊維不織布、およびこれを用いた追従性、成形加工性、
縫製加工性、作業性、製品外観品位などに優れた自動車
内装材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車座席シートは、表皮材、発泡体
(クッション材)および裏基布で構成されるが、特に裏
側に使用する裏基布は、座席形状に縫製加工する際にミ
シン台上で滑り易くして作業性を向上させ、また座席形
状の発泡体(硬質ウレタンフォーム)に、縫製加工され
た自動車座席シートを表皮材を表面側にして被せる際の
発泡体同士の接触をなくして滑り易くし、取り付け作業
を容易にし、さらに発砲体同士の接触によるキシミ音な
どの異音の発生を防止する役割を有する。従来より、裏
基布としては、トリコット、メリヤスなどの編み物、織
物、不織布が広く使用されている。最近は特にシートの
表皮材が柔らかくなり、外観品位、意匠性などが高級化
されているが、裏基布の伸長性や発泡体に対する追従
性、特に縦方向の追従性が不十分なため、座席前部の丸
形状部分などの表皮材にシワが発生するという問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
問題を解決し、高伸長性および低モジュラス性を有し、
柔軟性に優れ、特に座席前部の丸形状部分の表皮材や発
泡体の動きに追従してシワの発生を防止することができ
る裏基布として好適な自動車内装用不織布およびこれを
用いた自動車内装材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、特定の相対粘度差を有する
特定のポリアミド系樹脂を特定の割合で混合して得られ
るポリアミド系長繊維不織布が、従来にはない優れた高
伸長性、低モジュラス性、柔軟性を有し、これを自動車
内装材の裏基布として用いると表皮材にシワ等が発生す
るのを防止できることを見いだし、本発明に到達したも
のである。上記課題を達成するために本願で特許請求さ
れる発明は以下の通りである。
【0005】(1)破断伸度が40%以上で部分熱圧着
面積が3〜30%であるポリアミド系長繊維不織布であ
って、該ポリアミド系長繊維不織布が、ナイロン6を主
成分とし、かつナイロン610またはナイロン612を
1〜20重量%含有し、該ナイロン610またはナイロ
ン612の相対粘度が前記ナイロン6の相対粘度よりも
0.5〜4倍高い混合樹脂を用いて得られるポリアミド
系長繊維で構成されていることを特徴とする自動車内装
用不織布。 (2)前記ポリアミド系長繊維不織布の目付Xと、巾5
cmの縦方向における20%伸長時の応力Yとの関係
が、Y=KXであり、該Kが2.6以下であることを特
徴とする(1)に記載の自動車内装用不織布。 (3)前記ポリアミド系長繊維不織布の100℃におけ
る破断伸度が、50〜300%であることを特徴とする
(1)または(2)に記載の自動車内装用不織布。 (4)(1)〜(3)のいずれかに記載のポリアミド系
長繊維不織布を少なくとも一部に用いた自動車内装材。 (5)前記ポリアミド系長繊維不織布が、厚み1〜20
mmのウレタンフォームに接着されている(4)に記載の
自動車内装材。 (6)前記ポリアミド系長繊維不織布が、厚み10〜5
0μm の合成樹脂フイルムに接着されている(4)に記
載の自動車内装材。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリアミド系
長繊維不織布は、ナイロン6(ポリカプロラクタム)を
主成分とし、かつナイロン610(ポリヘキサメチレン
セバカミド)またはナイロン612(ヘキサメチレンジ
アミン−ドデカン二酸重合体)を1〜20重量%含有す
るポリアミド系長繊維で構成され、該ナイロン610ま
たはナイロン612としては、ナイロン6の相対粘度よ
りも0.5〜4高い相対粘度を有するものが用いられ
る。
【0007】ナイロン610またはナイロン612の含
有量を1〜20重量%とすることにより、公知のスパン
ボンド法による溶融紡糸を糸切れなどを生じさせること
なく、安定して行うことができる。またナイロン610
またはナイロン612の相対粘度をナイロン6の相対粘
度よりも0.5〜4の範囲で高くすることにより、優れ
た柔軟性と高伸長性および低モジュラス性を有するポリ
アミド系長繊維、ひいてはポリアミド系長繊維不織布を
得ることができる。この作用効果は明らかでないが、ナ
イロン610またはナイロン612の相対粘度とその含
有量が上記特性に大きく影響し、特に相対粘度の高いナ
イロン610またはナイロン612をナイロン6に適度
に分散させることにより、ナイロン6の配向が抑制さ
れ、低モジュラスで、高伸度のポリアミド系長繊維が得
られるためと推定される。
【0008】前記ナイロン6に混合されるナイロン61
0またはナイロン612の好ましい含有量は3〜15重
量%、より好ましくは3〜10重量%である。ナイロン
610とナイロン612は単独で用いても、混合して用
いてもよい。また前記ナイロン6としては、通常2〜4
の範囲の相対粘度を有するものが使用され、ナイロン6
10またはナイロン612としては、上記ナイロン6の
相対粘度よりも0.5〜4、好ましくは1〜3高い相対
粘度を有するものが使用される。
【0009】本発明におけるポリアミド系長繊維不織布
は、上記ナイロン6およびナイロン610または612
の混合樹脂を公知のスパンボンド法の溶融紡糸で連続フ
イラメントのウエブとした後、一対のエンボスロールと
平滑ロールで部分熱圧着することにより得ることができ
る。本発明における不織布の部分熱圧着率は、不織布全
体の面積に対して3〜30%、好ましくは、5〜20
%、より好ましくは、5〜15%である。部分熱圧着率
は、不織布の引張強度、破断伸度、中間応力(初期モジ
ュラ)などの特性に影響し、上記部分熱圧着率が3%未
満では、繊維接合部が少ないため、毛羽たち易く、強度
が低下する。一方、30%を超えると繊維接合部が多く
なり、強度、中間応力(モジュラス)が高くなり、伸長
性、柔軟性が不足する。該不織布の熱圧着による接合部
一個の面積は0.1〜10mm2 の範囲が好ましく、また
該接合部は不織布に均一に配置されているのが好まし
い。
【0010】またポリアミド系長繊維不織布は、その縦
方向および横方向の破断伸度が40%以上、好ましくは
45〜150%、より好ましくは50〜100%である
ことが必要である。破断伸度が40%を超えることによ
り、伸長し易くなり、これを裏基布として用いた場合、
丸いコーナー部分などに追従させる際に破れ難く、作業
がし易いという効果が得られる。破断伸度が40%未満
では、座席シート形状等に加工するのが困難となる。ま
た上記ポリアミド系長繊維不織布の加熱時(100℃)
の破断伸度は50〜300%が好ましく、60〜200
%がより好ましく、さらに好ましくは70〜150%で
ある。不織布の加熱時の破断伸度が大きいと80〜18
0℃加熱雰囲気における伸長加工が容易となり、熱プレ
ス成形加工性が良好となる。破断伸度が50%未満では
伸長加工性が劣る場合がある。
【0011】さらにポリアミド系長繊維不織布は、その
目付Xと巾5cmの縦方向における20%伸長時の応力
Yの関係が、Y=KXで表され、該Kが2.6以下であ
るのが好ましく、より好ましくは2.4以下、さらに好
ましくは1.8〜2.3の範囲である。20%伸長時の
応力(初期モジュラス)Yと目付Xは、ほぼ直線関係に
あり、その傾き(K)が小さいほど、20%伸長時の応
力(初期モジュラス)が低くなり、追従性、成形加工性
等が向上する。ポリアミド系長繊維不織布の目付Xは、
10〜200g/m2 が好ましく、より好ましくは15
〜150g/m2 である。また該不織布の巾5cmの縦方
向における20%伸長時の応力Yは、目付10g/m2
の場合、Yは26N/5cm以下が好ましく、より好まし
くは23N/5cm以下、さらに好ましくは20N/5cm
以下である。目付50g/m2 の場合は130N/5cm
以下が好ましく、より好ましくは115N/5cm以下、
さらに好ましくは100N/5cm以下である。
【0012】上記不織布を構成するポリアミド系長繊維
の繊維繊度は20dtex以下が好ましく、より好ましくは
1〜10dtexである。本発明におけるポリアミド系長繊
維不織布は、優れた柔軟性と高伸長性および低モジュラ
ス性を有するため、自動車内装材の裏基布として好適に
用いることができ、外観品位および意匠性を向上させる
ことができる。
【0013】例えば、該ポリアミド長繊維不織布と、嵩
比重が0.01〜0.05で、厚みが1〜20mm、好ま
しくは1.5〜10mmのウレタンフォームをフレームラ
ミネート方式で接着するか、または接着剤等で接着し、
その後、該ウレタンフォーム側に表皮材を同様に接着し
て表皮材/ウレタンフォーム/ポリアミド系長繊維不織
布の3層構造とし、座席シート部材、ドアトリム部材、
ピラー部材等の自動車内装材として使用される。またポ
リアミド系長繊維不織布に、厚み10〜50μm のポリ
エチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂フイルムを押し
出しラミネート方式または接着剤等で接着し、自動車の
成形用天井材の一部に使用される。例えば、表皮材、接
着性フイルム、ガラス繊維不織布、断熱材および上記不
織布とフイルムのラミネート品を重ね、加熱雰囲気下で
プレス成形加工して成形天井材に加工される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、例中の特性は下記の方法で測定した。 (1)目付:JIS−L−1906に準じ、試料20×
25mmを切り取り、重量を測定し、その平均値を単位面
積当たりの質量に換算して求めた。 (2)厚み:JIS−L−1906に準じて10kpa で
測定する。 (3)平均繊維径:顕微鏡で500倍の拡大写真をと
り、繊維10本の平均で示した。 (4)相対粘度:98%硫酸を溶媒とし、濃度1g/dl、
温度25℃にてオストワルド粘度菅にて測定した。 (5)引張強度、破断伸度:島津製作所社製オートグラ
フAGS-5G 型を用い、試料幅5cm長さ30cmを取り、つ
かみ間隔10cm、引張速度20cm/ 分で伸長し、得られ
た切断時の強度、伸度を測定する。但し、20%伸長時
の応力を中間モジュラスとして読みとる。また100℃
での特性は試料を100℃に加熱して測定した。
【0015】実施例1〜8および比較例1〜3 表1に示す相対粘度を有するナイロン6とナイロン61
0を表1に示す配合で混合し、公知のスパンボンド法に
よりナイロン長繊維不織布を製造した。すなわち、相対
粘度2.5のナイロン6に、相対粘度3.5または5.
2のナイロン610をその含有量が5重量%、10重量
%、20重量%となるようそれぞれ混合した。混合樹脂
を溶融紡糸装置に供給して温度270℃で均一に溶融混
合して紡糸口金から紡糸し、牽引用エアーサッカーの圧
気流量を調節して紡糸速度4100m/分にて引き取
り、1.9dtexのナイロン繊維ウエッブを得た。次いで
該繊維ウエッブを、部分圧着率が23%、12%、5%
であるエンボスロールを用いて温度145℃で部分熱圧
着した。
【0016】また比較例1ではナイロン6と同じ相対粘
度(2.5)を有するナイロン610を用いた不織布、
比較例2ではナイロン6を100重量%用いた不織布、
比較例3では部分熱圧着率が40%である不織布を製造
した。得られたナイロン長繊維不織布の特性を表1に示
したが、実施例1〜8で得られた不織布は、縦および横
方向ともに破断伸度が40%以上という高伸度を示し、
また低モジュラス性を示したが、比較例1〜3では、低
伸度で高モジュラスのものしか得られなかった。
【0017】
【表1】
【0018】実施例9 実施例1で得られたナイロン長繊維不織布を用いて以下
のようにして座席シート部材を製造した。ナイロン長繊
維不織布と、比重0.02で厚み2.0mmのウレタンフ
ォームを、該ウレタンフォームの表面を加熱バーナーで
溶融しながら接着するフレームラミネート方法で積層し
た後、逆側のウレタンフォームにジャージ編地の表皮材
を同様にして接着させて3層構成の座席シート部材とし
た。得られた座席シート部材を座席形状に縫製加工した
が作業性は良好であった。またこの縫製加工品を座席シ
ートの発泡体に取り付けたが、不織布が低モジュラスの
ために150mm径の円形丸形にも追従し、さらに伸長
された後、元の形状にもどる伸長回復性、追従性、柔軟
性、伸長性、作業性、取扱性が良好で、表皮材にシワが
入らず、外観品位および意匠性の高いものが得られた。
【0019】実施例10〜13 実施例5〜8で得られた各ナイロン長繊維不織布に、押
出しラミネート方式により厚み25μmの高密度ポリエ
チレンをTダイから押出して接着させて2層構造のシー
トとした。得られたシートの加熱温度100℃での不織
布特性を表2に示した。該シートの加熱時の不織布の破
断伸度は、いずれの場合も、120%以上と高伸度であ
り、加工適性が優れていることが分かった。
【0020】
【表2】
【0021】実施例14 実施例11で得られたナイロン長繊維不織布を用いて成
形天井材の加工を行った。ナイロン長繊維不織布にガラ
ス繊維不織布、断熱材(硬質ウレタン発泡シート)、ガ
ラス繊維不織布、接着性フィルム、表皮材の順に重ね、
約130℃に加熱した金型で30秒間プレス成形加工し
て成形天井材を得た。得られた成形天井材を自動車に取
付けたが、裏基布のナイロン長繊維不織布が天井の凹凸
形状に追従でき、伸度不足による浮き状態もなく、破れ
も生じなかった。接着剤の浸み出しもなく、伸長性、熱
成形性、取扱性、作業性、生産性などが良好であった。
【0022】実施例15 実施例7で得られたナイロン長繊維不織布と、比重0.
02、厚み5.0mmのウレタンフォームを、該ウレタ
ンフォームの表面を加熱バーナーで溶融しながら接着す
るフレームラミネート方法で積層した。同様に表皮材を
ラミネートした後、成形金型に装着し、該不織布側から
ポリプロピレン樹脂を注入し、ドアトリムを得た。裏基
布の目的とするポリプロピレン樹脂の浸み出しがなく、
高伸度であるため表皮への追従性が十分であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の自動車内装用不織布は、特定の
ポリアミド樹脂を用いて得られ、低モジュラス性、高伸
長性を示し、柔軟性、伸長性、追随性、成形加工性、取
扱性などに優れるため、座席シート、ドアトリム、ピラ
ー、カバーパット等の自動車内装部材として特に有用で
ある。また本発明の自動車内装材は、上記ポリアミド系
長繊維不織布を裏基布として用いているため、座席等の
凹凸形状部分に追随でき、シワの発生を防止でき、外観
品位および意匠性などの高級化を達成することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 13/02 B60R 13/02 B C Fターム(参考) 3D023 BA01 BB02 BB08 BB09 BB25 BC01 BD01 BD03 BD08 BD28 BE04 4F100 AK48A AK51B AL05A DG04A DG15A DJ01B EC03A EJ40 GB33 JA06A JA13A JK02A JK08A JK13 JL01 JL05 YY00A YY00B 4L047 AA23 AA25 AA27 AB03 BA08 BD01 CA06 CA07 CA12 CB01 CB09 CC09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破断伸度が40%以上で部分熱圧着面積
    が3〜30%であるポリアミド系長繊維不織布であっ
    て、該ポリアミド系長繊維不織布が、ナイロン6を主成
    分とし、かつナイロン610またはナイロン612を1
    〜20重量%含有し、該ナイロン610またはナイロン
    612の相対粘度が前記ナイロン6の相対粘度よりも
    0.5〜4高い混合樹脂を用いて得られるポリアミド系
    長繊維で構成されていることを特徴とする自動車内装用
    不織布。
  2. 【請求項2】 前記ポリアミド系長繊維不織布の目付X
    と、巾5cmの縦方向における20%伸長時の応力Yと
    の関係が、Y=KXであり、該Kが2.6以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車内装用不織布。
  3. 【請求項3】前記ポリアミド系長繊維不織布の100℃
    における破断伸度が、50〜300%であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の自動車内装用不織布。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリア
    ミド系長繊維不織布を少なくとも一部に用いた自動車内
    装材。
  5. 【請求項5】 前記ポリアミド系長繊維不織布が、厚み
    1〜20mmのウレタンフォームに接着されている請求項
    4に記載の自動車内装材。
  6. 【請求項6】 前記ポリアミド系長繊維不織布が、厚み
    10〜50μm の合成樹脂フイルムに接着されている請
    求項4に記載の自動車内装材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2017188283A1 (ja) * 2016-04-28 2018-11-22 旭化成建材株式会社 樹脂発泡体及び複合体

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