JP2003113471A - ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体及びその製造方法 - Google Patents
ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2003113471A JP2003113471A JP2001307436A JP2001307436A JP2003113471A JP 2003113471 A JP2003113471 A JP 2003113471A JP 2001307436 A JP2001307436 A JP 2001307436A JP 2001307436 A JP2001307436 A JP 2001307436A JP 2003113471 A JP2003113471 A JP 2003113471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diamond
- carbon film
- content
- carbon
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板の表面エネルギーが異なる場合でも、基
板上に円滑に形成することができるとともに、導電性及
び光学透過性の向上を図ることができるダイヤモンド様
炭素膜透明電極積層体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板(ガラス基板)11と、この基板1
1上の下層から上層に順次sp2 含有割合の高いダイヤ
モンド様炭素層12Aからsp3 含有割合の高いダイヤ
モンド様炭素層12Bとsp2 含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層12Cを有するダイヤモンド様炭素膜12
を具備する。
板上に円滑に形成することができるとともに、導電性及
び光学透過性の向上を図ることができるダイヤモンド様
炭素膜透明電極積層体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板(ガラス基板)11と、この基板1
1上の下層から上層に順次sp2 含有割合の高いダイヤ
モンド様炭素層12Aからsp3 含有割合の高いダイヤ
モンド様炭素層12Bとsp2 含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層12Cを有するダイヤモンド様炭素膜12
を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤモンド様炭
素膜透明導電積層体及びその製造方法に関するものであ
る。
素膜透明導電積層体及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤモンド様炭素膜は、炭化水
素を励起し、分解して得た高硬度炭素膜である。耐摩耗
性があること、平坦な表面が得られること、各種の金属
等との静止摩擦係数、動摩擦係数が小さいこと等から、
樹脂、金属の表面保護膜として、大いに利用されるよう
になってきている。
素を励起し、分解して得た高硬度炭素膜である。耐摩耗
性があること、平坦な表面が得られること、各種の金属
等との静止摩擦係数、動摩擦係数が小さいこと等から、
樹脂、金属の表面保護膜として、大いに利用されるよう
になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、保護膜とし
て使われるダイヤモンド様炭素膜は光透過性が悪く、光
透過性を改善するためにsp3 の含有割合を高くしよう
とすると、表面エネルギーが異なる基板の場合には応力
がかかるため、光透過性が優れるsp3 含有割合の高い
ダイヤモンド様炭素膜を基板上に直接堆積することは困
難である。
て使われるダイヤモンド様炭素膜は光透過性が悪く、光
透過性を改善するためにsp3 の含有割合を高くしよう
とすると、表面エネルギーが異なる基板の場合には応力
がかかるため、光透過性が優れるsp3 含有割合の高い
ダイヤモンド様炭素膜を基板上に直接堆積することは困
難である。
【0004】すなわち、ガラス等の表面エネルギーの異
なる非結晶基板にsp3 リッチDLC膜を堆積すると、
その表面エネルギーの違いから、DLC膜の表面にクラ
ックが発生し、平滑表面を特徴とするDLC膜の特徴が
損なわれる。
なる非結晶基板にsp3 リッチDLC膜を堆積すると、
その表面エネルギーの違いから、DLC膜の表面にクラ
ックが発生し、平滑表面を特徴とするDLC膜の特徴が
損なわれる。
【0005】また、DLC膜の導電性は窒素をドープす
ることにより実現することができる。しかし、導電性の
良いDLC膜の光学透過性は悪く、透過率はITO膜に
は遠く及ばなかった。そして、光学透過性を改善する
と、導電性が悪化し、光学透過性と電気導電性はトレー
ドオフの関係にあった。
ることにより実現することができる。しかし、導電性の
良いDLC膜の光学透過性は悪く、透過率はITO膜に
は遠く及ばなかった。そして、光学透過性を改善する
と、導電性が悪化し、光学透過性と電気導電性はトレー
ドオフの関係にあった。
【0006】本発明は、上記状況に鑑みて、基板の表面
エネルギーが異なる場合でも、基板上に円滑に形成する
ことができるとともに、導電性及び光学透過性の向上を
図ることができるダイヤモンド様炭素膜透明電極積層体
及びその製造方法を提供することを目的とする。
エネルギーが異なる場合でも、基板上に円滑に形成する
ことができるとともに、導電性及び光学透過性の向上を
図ることができるダイヤモンド様炭素膜透明電極積層体
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体において、
基板と、この基板側から順にグラファイト成分が多いs
p2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層からダイヤ
モンド成分が多いsp3 の含有割合の高いダイヤモンド
様炭素層を有するダイヤモンド様炭素膜を具備すること
を特徴とする。
成するために、 〔1〕ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体において、
基板と、この基板側から順にグラファイト成分が多いs
p2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層からダイヤ
モンド成分が多いsp3 の含有割合の高いダイヤモンド
様炭素層を有するダイヤモンド様炭素膜を具備すること
を特徴とする。
【0008】〔2〕上記〔1〕記載のダイヤモンド様炭
素膜透明導電積層体において、前記sp3 の含有割合の
高いダイヤモンド様炭素層上にさらにグラファイト成分
が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層を
具備することを特徴とする。
素膜透明導電積層体において、前記sp3 の含有割合の
高いダイヤモンド様炭素層上にさらにグラファイト成分
が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層を
具備することを特徴とする。
【0009】〔3〕ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層
体の製造方法において、基板を形成し、この基板側から
順に上層に向かって連続的又は段階的に、グラファイト
成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素
層からダイヤモンド成分が多いsp3 の含有割合の高い
ダイヤモンド様炭素層を堆積し、ダイヤモンド様炭素膜
を形成することを特徴とする。
体の製造方法において、基板を形成し、この基板側から
順に上層に向かって連続的又は段階的に、グラファイト
成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素
層からダイヤモンド成分が多いsp3 の含有割合の高い
ダイヤモンド様炭素層を堆積し、ダイヤモンド様炭素膜
を形成することを特徴とする。
【0010】〔4〕上記〔3〕記載のダイヤモンド様炭
素膜透明導電積層体の製造方法において、前記sp3 の
含有割合の高いダイヤモンド様炭素層上にさらにグラフ
ァイト成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド
様炭素層を堆積することを特徴とする。
素膜透明導電積層体の製造方法において、前記sp3 の
含有割合の高いダイヤモンド様炭素層上にさらにグラフ
ァイト成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド
様炭素層を堆積することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0012】ここでは、成膜方法についてはCVD法で
説明するが、PVD法などを用いることもできる。
説明するが、PVD法などを用いることもできる。
【0013】また、主反応ガスは、一例としてメタンを
用いる。
用いる。
【0014】まず、メタンガスと窒素ガス(ドーパン
ト)を反応チャンバに導入し、接地されたアノード電極
と高周波電源にインピーダンス整合器を介して接続され
たカソード電極の間でプラズマを発生させる。基板はカ
ソード電極上に設置し、カソードのバイアス電圧は高周
波フィルターを通して高周波成分を除去した直流電圧を
監視する。カソードのバイアス電圧と高周波電源出力電
力はコンピュータによる自動制御もしくは手動による監
視・制御で時間軸で制御する。
ト)を反応チャンバに導入し、接地されたアノード電極
と高周波電源にインピーダンス整合器を介して接続され
たカソード電極の間でプラズマを発生させる。基板はカ
ソード電極上に設置し、カソードのバイアス電圧は高周
波フィルターを通して高周波成分を除去した直流電圧を
監視する。カソードのバイアス電圧と高周波電源出力電
力はコンピュータによる自動制御もしくは手動による監
視・制御で時間軸で制御する。
【0015】ダイヤモンド成分が多いsp3 の含有割合
の高いsp3 リッチ膜は、バイアス電圧の絶対値が低い
ときに成膜されるので、バイアス電圧の絶対値が大きい
状態より順に連続的もしくは段階的に変化させてバイア
ス電圧が低い状態まで遷移させる。
の高いsp3 リッチ膜は、バイアス電圧の絶対値が低い
ときに成膜されるので、バイアス電圧の絶対値が大きい
状態より順に連続的もしくは段階的に変化させてバイア
ス電圧が低い状態まで遷移させる。
【0016】図1は本発明の第1実施例を示すダイヤモ
ンド様炭素膜透明導電積層体の断面図、図2はそのダイ
ヤモンド様炭素膜透明導電積層体の製造工程図である。
ンド様炭素膜透明導電積層体の断面図、図2はそのダイ
ヤモンド様炭素膜透明導電積層体の製造工程図である。
【0017】図1において、1はシリコン単結晶を除く
材料からなる基板、ここでは、ガラス基板、2Aはその
ガラス基板1上の下層から順次上方に形成されたグラフ
ァイト成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド
様炭素層、2Bはそのsp2の含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層2A上に下層から順次上方に形成されたダ
イヤモンド成分が多いsp3 の含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層である。2は、このようにして形成される
ダイヤモンド様炭素膜である。
材料からなる基板、ここでは、ガラス基板、2Aはその
ガラス基板1上の下層から順次上方に形成されたグラフ
ァイト成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド
様炭素層、2Bはそのsp2の含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層2A上に下層から順次上方に形成されたダ
イヤモンド成分が多いsp3 の含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層である。2は、このようにして形成される
ダイヤモンド様炭素膜である。
【0018】以下、そのダイヤモンド様炭素膜透明導電
積層体の製造方法について図2を参照しながら説明す
る。
積層体の製造方法について図2を参照しながら説明す
る。
【0019】(1)まず、図2(a)に示すように、シ
リコン単結晶を除く材料からなる基板、ここでは、ガラ
ス基板1を形成する。
リコン単結晶を除く材料からなる基板、ここでは、ガラ
ス基板1を形成する。
【0020】(2)次に、図2(b)に示すように、透
明性は低いが歪みの少ないグラファイト成分が多いsp
2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層2Aを自己バ
イアス−1300Vでまず堆積する。
明性は低いが歪みの少ないグラファイト成分が多いsp
2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層2Aを自己バ
イアス−1300Vでまず堆積する。
【0021】(3)図2(c)に示すように、堆積途中
で自己バイアスを、次第に小さくしていき、最終的には
−150V程度の自己バイアスでダイヤモンド成分が多
いsp3 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層2Bを形
成し、ダイヤモンド様炭素膜2を作製することができ
る。
で自己バイアスを、次第に小さくしていき、最終的には
−150V程度の自己バイアスでダイヤモンド成分が多
いsp3 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層2Bを形
成し、ダイヤモンド様炭素膜2を作製することができ
る。
【0022】より詳細には、圧力が10mTorrで、
N2 分量圧力3mTorrの雰囲気で、自己バイアス−
1300Vで3分間、自己バイアス−1300〜−15
0Vで12分間(連続的に下降させる制御)、自己バイ
アス−150Vで5分間の条件でダイヤモンド様炭素の
成膜を行う。
N2 分量圧力3mTorrの雰囲気で、自己バイアス−
1300Vで3分間、自己バイアス−1300〜−15
0Vで12分間(連続的に下降させる制御)、自己バイ
アス−150Vで5分間の条件でダイヤモンド様炭素の
成膜を行う。
【0023】したがって、低い応力でガラス基板上に透
明なダイヤモンド様炭素膜を形成することができる。
明なダイヤモンド様炭素膜を形成することができる。
【0024】また、上記したようにダイヤモンド様炭素
膜を構成したことにより、光学透過性を改善すると、導
電性が悪化するために起こる光学透過性と電気導電性は
トレードオフ関係にあるが、そのトレードオフを改善す
ることができる。
膜を構成したことにより、光学透過性を改善すると、導
電性が悪化するために起こる光学透過性と電気導電性は
トレードオフ関係にあるが、そのトレードオフを改善す
ることができる。
【0025】図3は本発明の第2実施例を示すダイヤモ
ンド様炭素膜透明導電積層体の断面図、図4はそのダイ
ヤモンド様炭素膜透明導電積層体の製造工程図である。
ンド様炭素膜透明導電積層体の断面図、図4はそのダイ
ヤモンド様炭素膜透明導電積層体の製造工程図である。
【0026】この実施例では、上記した第1実施例のs
p3 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層2B上に更に
sp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Cを
形成する。
p3 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層2B上に更に
sp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Cを
形成する。
【0027】以下、そのダイヤモンド様炭素膜透明導電
積層体の製造方法について図4を参照しながら説明す
る。
積層体の製造方法について図4を参照しながら説明す
る。
【0028】(1)まず、図4(a)に示すように、シ
リコン単結晶を除く材料からなる基板、ここでは、ガラ
ス基板11を形成する。
リコン単結晶を除く材料からなる基板、ここでは、ガラ
ス基板11を形成する。
【0029】(2)次に、図4(b)に示すように、透
明性は低いが歪みの少ないグラファイト成分が多いsp
2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Aを自己
バイアス−1300Vでまず堆積する。
明性は低いが歪みの少ないグラファイト成分が多いsp
2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Aを自己
バイアス−1300Vでまず堆積する。
【0030】(3)図4(c)に示すように、堆積途中
で自己バイアスを、次第に小さくしていき、最終的には
−150V程度の自己バイアスでダイヤモンド成分が多
いsp3 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Bを
形成する。
で自己バイアスを、次第に小さくしていき、最終的には
−150V程度の自己バイアスでダイヤモンド成分が多
いsp3 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Bを
形成する。
【0031】(4)次いで、図4(d)に示すように、
透明性は低いが歪みの少ないグラファイト成分が多いs
p2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Cを形
成し、ダイヤモンド様炭素膜12を作製することができ
る。
透明性は低いが歪みの少ないグラファイト成分が多いs
p2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層12Cを形
成し、ダイヤモンド様炭素膜12を作製することができ
る。
【0032】したがって、低い応力でガラス基板上に透
明なダイヤモンド様炭素膜を形成することができる。
明なダイヤモンド様炭素膜を形成することができる。
【0033】また、上記したようにダイヤモンド様炭素
膜を構成したことにより、光学透過性を改善すると、導
電性が悪化するために起こる光学透過性と電気導電性は
トレードオフ関係にあるが、そのトレードオフを改善す
ることができる。
膜を構成したことにより、光学透過性を改善すると、導
電性が悪化するために起こる光学透過性と電気導電性は
トレードオフ関係にあるが、そのトレードオフを改善す
ることができる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、基板がシリコン単結晶以外の場合でも、基板上
に円滑にダイヤモンド様炭素膜を形成することができ
る。つまり、低い応力でシリコン単結晶以外の材料から
なる基板上に透明なダイヤモンド様炭素膜を形成するこ
とができる。
よれば、基板がシリコン単結晶以外の場合でも、基板上
に円滑にダイヤモンド様炭素膜を形成することができ
る。つまり、低い応力でシリコン単結晶以外の材料から
なる基板上に透明なダイヤモンド様炭素膜を形成するこ
とができる。
【0036】また、ダイヤモンド様炭素膜を構成したこ
とにより、光学透過性を改善すると導電性が悪化するた
めに起こる光学透過性と電気導電性のトレードオフを改
善することができる。
とにより、光学透過性を改善すると導電性が悪化するた
めに起こる光学透過性と電気導電性のトレードオフを改
善することができる。
【0037】さらに、導電性があり透明性が良好なため
ダイヤモンド様炭素膜からなる透明導電膜として好適で
ある。
ダイヤモンド様炭素膜からなる透明導電膜として好適で
ある。
【図1】本発明の第1実施例を示すダイヤモンド様炭素
膜透明導電積層体の断面図である。
膜透明導電積層体の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すダイヤモンド様炭素
膜透明導電積層体の製造工程図である。
膜透明導電積層体の製造工程図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すダイヤモンド様炭素
膜透明導電積層体の断面図である。
膜透明導電積層体の断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すダイヤモンド様炭素
膜透明導電積層体の製造工程図である。
膜透明導電積層体の製造工程図である。
1,11 シリコン単結晶を除く材料からなる基板
(ガラス基板) 2,12 ダイヤモンド様炭素膜 2A,12A sp2 含有割合の高いダイヤモンド様
炭素層 2B,12B sp3 含有割合の高いダイヤモンド様
炭素層 12C sp2 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層
(表面層)
(ガラス基板) 2,12 ダイヤモンド様炭素膜 2A,12A sp2 含有割合の高いダイヤモンド様
炭素層 2B,12B sp3 含有割合の高いダイヤモンド様
炭素層 12C sp2 含有割合の高いダイヤモンド様炭素層
(表面層)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 友景 肇
福岡県福岡市城南区七隈3−13−13
(72)発明者 崔 雲
福岡県福岡市城南区東油山2−22−2−4
ソレイユ東油山D−102
(72)発明者 井芹 陽一
福岡県田川市大字川宮1424−1
Fターム(参考) 4K029 AA09 BA34 BB02 BC03 BC09
4K030 AA09 BA28 BB12 CA06 FA01
HA01 HA07 LA23
Claims (4)
- 【請求項1】(a)基板と、(b)該基板側から順にグ
ラファイト成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモ
ンド様炭素層からダイヤモンド成分が多いsp3 の含有
割合の高いダイヤモンド様炭素層を有するダイヤモンド
様炭素膜を具備することを特徴とするダイヤモンド様炭
素膜透明導電積層体。 - 【請求項2】 請求項1記載のダイヤモンド様炭素膜透
明導電積層体において、前記sp3 の含有割合の高いダ
イヤモンド様炭素層上にさらにグラファイト成分が多い
sp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素層を具備す
ることを特徴とするダイヤモンド様炭素膜透明導電積層
体。 - 【請求項3】(a)基板を形成し、(b)該基板側から
順に上層に向かって連続的又は段階的に、グラファイト
成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素
層からダイヤモンド成分が多いsp3 の含有割合の高い
ダイヤモンド様炭素層を堆積し、ダイヤモンド様炭素膜
を形成することを特徴とするダイヤモンド様炭素膜透明
導電積層体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のダイヤモンド様炭素膜透
明導電積層体の製造方法において、前記sp3 の含有割
合の高いダイヤモンド様炭素層上にさらにグラファイト
成分が多いsp2 の含有割合の高いダイヤモンド様炭素
層を堆積することを特徴とするダイヤモンド様炭素膜透
明導電積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001307436A JP2003113471A (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001307436A JP2003113471A (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003113471A true JP2003113471A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19126900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001307436A Withdrawn JP2003113471A (ja) | 2001-10-03 | 2001-10-03 | ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003113471A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069695A1 (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-04 | Kaneka Corporation | 透明導電膜およびその製造方法 |
JP2009135003A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Kaneka Corp | 透明導電膜とその製造方法 |
WO2016175088A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | 京セラ株式会社 | 被覆部材 |
JP2017117800A (ja) * | 2017-02-22 | 2017-06-29 | キヤノン株式会社 | 透過型x線ターゲットおよび透過型x線ターゲットの製造方法 |
JP2018107148A (ja) * | 2018-04-04 | 2018-07-05 | キヤノン株式会社 | X線ターゲットおよびx線ターゲットの製造方法 |
-
2001
- 2001-10-03 JP JP2001307436A patent/JP2003113471A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069695A1 (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-04 | Kaneka Corporation | 透明導電膜およびその製造方法 |
JP2009135003A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Kaneka Corp | 透明導電膜とその製造方法 |
WO2016175088A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | 京セラ株式会社 | 被覆部材 |
JP2017117800A (ja) * | 2017-02-22 | 2017-06-29 | キヤノン株式会社 | 透過型x線ターゲットおよび透過型x線ターゲットの製造方法 |
JP2018107148A (ja) * | 2018-04-04 | 2018-07-05 | キヤノン株式会社 | X線ターゲットおよびx線ターゲットの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007243142A (ja) | 薄膜太陽電池とその加工処理 | |
CN103382549B (zh) | 一种多层结构高阻隔薄膜的制备方法 | |
KR100812504B1 (ko) | 전도성 고경도 탄소박막의 제조 방법 및 박막 전계 발광소자용 전극으로의 응용 | |
US20230243029A1 (en) | Tetrahedral amorphous hydrogenated carbon and amorphous siloxane diamond-like nanocomposite | |
JP5295102B2 (ja) | 導電性保護膜及びその製造方法 | |
JP2003113471A (ja) | ダイヤモンド様炭素膜透明導電積層体及びその製造方法 | |
CN109764264B (zh) | 一种深海照明led光源装置及制备方法 | |
CN101736313B (zh) | 一种在锗基片上制备类金刚石膜的方法 | |
JP2003113470A (ja) | ダイヤモンド様炭素膜積層体及びその製造方法 | |
JP3370318B2 (ja) | ダイヤモンド状炭素膜を設けた部材 | |
JP2005126758A5 (ja) | ||
KR100613657B1 (ko) | 다이아몬드상 카본 막을 버퍼 층으로 사용하는 복합 투명도전 박막 | |
JP3431914B2 (ja) | 炭素または炭素を主成分とする膜の作製方法 | |
JPH06131968A (ja) | 電界放出型電子源およびアレイ状基板 | |
JP4493902B2 (ja) | 透明導電膜の製造方法 | |
CN113213774A (zh) | 石墨烯玻璃及其制备方法 | |
JP3192109B2 (ja) | 電気用部材 | |
JP2003109774A (ja) | 有機電界発光素子及びその製造方法 | |
JP3236848B2 (ja) | 電気部品 | |
JP3321139B2 (ja) | 部 材 | |
JP3267959B2 (ja) | ダイヤモンド状炭素膜作製方法 | |
KR20220125606A (ko) | 신축성 하이브리드 투명 전극의 제조방법 | |
JP3310647B2 (ja) | 炭素膜で覆われた部材 | |
JP3366593B2 (ja) | 炭素または炭素を主成分とする膜の作製方法 | |
JP3254202B2 (ja) | 炭素膜または炭素を主成分とする膜が設けられた部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20031031 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040129 |
|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |