JP2003113335A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2003113335A
JP2003113335A JP2001305337A JP2001305337A JP2003113335A JP 2003113335 A JP2003113335 A JP 2003113335A JP 2001305337 A JP2001305337 A JP 2001305337A JP 2001305337 A JP2001305337 A JP 2001305337A JP 2003113335 A JP2003113335 A JP 2003113335A
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glycol
anionic
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晶彦 谷口
Masayuki Tsuda
政之 津田
Shunichi Higashiyama
俊一 東山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アニオン性染料インクとカチオン性染料イン
クとを併用した場合においても、安定した吐出が可能
で、高信頼性、高精度の記録ができるインクジェット記
録方法を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録方法であって、アニ
オン性染料を含むインクを充填したインク容器及びカチ
オン性染料を含むインクを充填したインク容器を1つず
つ用いるものであり、前記アニオン性染料を含むインク
及び/又は前記カチオン性染料を含むインクは、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール及びポリエチ
レングリコールからなる群より選択される少なくとも2
種のグリコール、ポリビニルピロリドン、並びに、水を
含む。前記インクジェットヘッドに前記インクの一方を
充填したインク容器を接続して記録を行った後、他の一
方のインクを充填したインク容器と交換して接続して記
録を行う、インクジェット記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置を使用するインクジェット記録方法に関する。 【0002】 【従来の技術】インクジェット記録方法とは、急激に加
熱することで発生した気泡の作用で微細ノズルからイン
クを吐出するバブル方式、電圧印加により変形する圧電
素子の作用で微細ノズルからインクを吐出するピエゾ方
式等のインク吐出方式により、基本色である数色のイン
クを、数ピコリットル〜数十ピコリットルの微小液滴に
して選択的に紙面上に着弾させることにより画像を形成
する記録方法である。 【0003】上記インクジェット記録方法は、微小液滴
の吐出を高精度で制御することによって、フルカラーに
近い色の再現及び粒状感のない画像の形成を可能とし、
高い印字品質及び高い印画品質を実現できる点において
優れている。しかしながら、そのような高精度で微小液
滴の吐出を行うためには充分に細い吐出ノズルを用いた
高精度の着弾制御技術が必要であり、インク中のゴミ、
不純物は除去される必要がある。そのためインクジェッ
ト記録用水性インクには精密濾過がなされ、インクに接
する全ての部品には充分に洗浄された材料が使用される
必要がある。 【0004】ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアン
の4色のインクからなるインクセットを用いる一般的な
フルカラーインクジェットプリンタは、紙への着色性及
び毒性の観点からその多くがアニオン性染料を含むアニ
オン性染料インクを使用している。しかしながら、アニ
オン性染料インクは、特にイエロー等の色において鮮明
さが不充分であり、より鮮明な画像に対する要望があ
る。この要望を満たすためには、マーカーペン等に使用
されており、鮮明な発色性を有するカチオン性染料を使
用することが好ましい。一方、カチオン性染料を含むカ
チオン性染料インクは、それぞれ単色での鮮明さはある
が、全てのインクに使用した場合は、色のバランスの面
から好適とは言いがたい。したがって、鮮明かつ色バラ
ンスのよい画像を得るには、アニオン性染料インクとカ
チオン性染料インクとを併用することが好ましい。 【0005】アニオン性染料インクとカチオン性染料イ
ンクとを併用して記録を行う場合、インクジェットプリ
ンタヘッドには、アニオン性染料インクが充填されたイ
ンク容器とカチオン性染料インクが充填されたインク容
器と交互に接続されることが必要となる。このとき、イ
ンクジェットプリンタヘッド内部にインクが残留する
と、アニオン性染料インクとカチオン性染料インクとが
混合し、不溶性無機塩の生成又は染料析出による析出物
が生成するおそれがある。析出物の生成量は、染料の種
類及び濃度、並びに、溶剤の種類及び濃度等によって異
なるが、析出物が生成することで、ヘッドフィルター及
びノズルにおいて目詰まりが発生し、高精度の吐出の着
弾制御ができなくなる。 【0006】従来の方法では、上述した問題に対して、
アニオン性染料インクとカチオン性染料インクとが混合
しないように、ヘッド内部を洗浄液等で置換してからイ
ンクの入れ替えを行う等の処理が必要であったが、時間
がかかるうえに、インク及び洗浄液等が多量に必要とな
るという問題があった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、アニオン性
染料インクとカチオン性染料インクとを併用した場合に
おいても、ヘッドフィルター及びノズルでの目詰まりを
発生することなく安定した吐出が可能で、高信頼性、高
精度の記録ができるインクジェット記録方法を提供する
ことを目的とする。 【0008】 【発明を解決するための手段】本発明は、インク容器内
のインクをインクジェットヘッドより吐出して、任意の
媒体に画像情報を記録するインクジェット記録方法であ
って、アニオン性染料を含むインクを充填したインク容
器及びカチオン性染料を含むインクを充填したインク容
器を少なくとも1つずつ用いるものであり、前記アニオ
ン性染料を含むインク及び/又は前記カチオン性染料を
含むインクは、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール及びポリエチレングリコールからなる群より選
択される少なくとも2種のグリコール、ポリビニルピロ
リドン、並びに、水を含むものであり、前記インクジェ
ットヘッドに前記アニオン性染料を含むインクを充填し
たインク容器と前記カチオン性染料を含むインクを充填
したインク容器のいずれか一方を接続して記録を行った
後、他の一方のインクを充填したインク容器と交換して
接続して記録を行うものであるインクジェット記録方法
である。以下に本発明を詳述する。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録方法
は、アニオン性染料を含むインクを充填したインク容器
及びカチオン性染料を含むインクを充填したインク容器
を少なくともそれぞれ1つずつ用い、インク容器内のイ
ンクをインクジェットヘッドにより吐出して、任意の媒
体に画像情報を記録するものである。 【0010】上記アニオン性染料を含むインク及び上記
カチオン性染料を含むインクの少なくとも一方は、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール及びポリエ
チレングリコールからなる群より選択される少なくとも
2種のグリコールを含むものである。上記ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール及びポリエチレング
リコールはアニオン性染料を含むインクに含まれている
ことが好ましい。 【0011】本発明で用いられるインクに含まれている
アニオン性染料及びカチオン性染料は、水溶液中におい
てそれぞれカチオンとアニオンとに解離する。したがっ
て、アニオン性染料インクとカチオン性染料インクとを
混合した場合、混合したインク中でアニオン性染料中の
アニオンとカチオン性染料中のカチオンとが引き合い、
染料の母体同士が結合することによって析出物を生じる
と考えられる。一般的にアニオンとカチオンとは互いに
引き合いやすく、析出物の生成を防ぐことは困難である
が、染料に起因する析出物は染料溶解性の悪い溶媒から
発生しやすく、染料溶解性と析出物の発生しやすさは、
反比例するものと考えられる。これは、溶媒によって染
料の周りを取り囲む強さが異なるためと考えられる。 【0012】そこで、本発明者は、析出物の生成を抑制
できる染料溶解性の高い溶媒について鋭意検討を重ねた
結果、アニオン性染料及びカチオン性染料に対する溶解
性が非常に良好な溶媒として、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、及び、ポリエチレングリコー
ルを見出した。これらのグリコールが持つ炭化水素基及
び水酸基の割合、並びに、分子の大きさが、上記染料を
取り囲むのに好適であると考えられ、更に量体が異なる
2種以上の上記グリコールを含むことでより大きな効果
が得られることを見出した。上記グリコールが、アニオ
ン性染料及びカチオン性染料のどちらに対してより好適
に効果を示すかは定かでないが、アニオン性染料とカチ
オン性染料とが混合されたときは、どちらか一方又は双
方の染料に作用し、インクからの析出物の生成を著しく
抑制できる。 【0013】上記ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール及びポリエチレングリコールからなる群より
選択される2種のグリコールの配合量は、上記アニオン
性染料を含むインク及び/又は上記カチオン性染料を含
むインクのインク全量に対して10〜45重量%が好ま
しい。10重量%未満であると、アニオン性染料を含む
インクとカチオン性染料を含むインクとを混合した際又
はインク中の揮発成分が蒸発した際に析出が発生する恐
れがあり、45重量%を超えると、揮発成分蒸発後の粘
度が高くなるため吐出性、メンテナンス性の面で不具合
が生じることがある。上記ポリエチレングリコールを選
択する場合は、ポリエチレングリコールの平均分子量は
200〜600が好ましい。200未満であると、染料
を取り囲む能力が不足しアニオン性染料を含むインクと
カチオン性染料を含むインクとを混合した際に析出が発
生する恐れがあり、600を超えると揮発成分蒸発後の
粘度が高くなるため吐出性、メンテナンス性の面で不具
合が生じることがある。 【0014】上記アニオン性染料を含むインク及び上記
カチオン性染料を含むインクの少なくとも一方は、ポリ
ビニルピロリドンを含むものである。本発明者は、上記
グリコールを用いることで、インクからの析出物を抑制
できることを見出したが、染料の種類によっては効果が
不充分であった。本発明者は更に鋭意検討を重ねた結
果、インク溶媒に更に水溶性高分子、特にポリビニルピ
ロリドンを加えた場合に、より効果的に析出を抑制でき
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。上記ポ
リビニルピロリドンが、インク中の水分子との水和現象
によりクラスターを形成し、上記グリコールに取り囲ま
れたアニオン性染料とカチオン性染料は更に結合が困難
になるものと思われる。 【0015】上記ポリビニルピロリドンの配合量は、上
記アニオン性染料を含むインク及び/又は上記カチオン
性染料インクの全量に対して0.1〜5重量%が好まし
い。0.1重量%未満であると、染料を取り囲む能力が
不足しアニオン性染料を含むインクとカチオン性染料を
含むインクとを混合した際に析出が発生する恐れがあ
り、5重量%を超えると揮発成分蒸発後の粘度が高くな
るため吐出性、メンテナンス性の面で不具合が生じるこ
とがある。より好ましくは0.3〜3重量%、更に好ま
しくは0.5〜1.5重量%である。上記ポリビニルピ
ロリドンの平均分子量は2000〜20000が好まし
い。2000未満であると、染料を取り囲む能力が不足
しアニオン性染料を含むインクとカチオン性染料を含む
インクとを混合した際に析出が発生する恐れがあり、2
0000を超えると、揮発成分蒸発後の粘度が高くなる
ため吐出性、メンテナンス性の面で不具合が生じること
がある。より好ましくは2000〜3000である。 【0016】上記アニオン性染料としては特に限定され
ず、例えば、C.I.ダイレクトイエロー 8、11、
12、27、28、33、39、44、50、58、8
5、86、87、88、89、98、100、110、
132;C.I.アシッドイエロー 1、3、7、1
1、17、23、25、29、36、38、40、4
2、44、76、98、99;C.I.リィアクティブ
イエロー 2、3、17、25、37、42;C.I.
フードイエロー 3;C.I.ダイレクトレッド 2、
4、9、11、20、23、24、31、39、46、
62、75、79、80、83、89、95、197、
201、218、220、224、225、226、2
27、228、229、230;C.I.アシッドレッ
ド 6、8、9、13、14、18、26、27、3
2、35、42、51、52、80、83、87、8
9、92、106、114、115、133、134、
145、158、198、249、265、289;
C.I.リィアクティブレッド 7、12、13、1
5、17、20、23、24、31、42、45、4
6、59;C.I.フードレッド 87、92、94;
C.I.ダイレクトブルー 1、15、22、25、4
1、76、77、80、86、90、98、106、1
08、120、158、163、168、199、22
6;C.I.アシッドブルー 1、7、9、15、2
2、23、25、29、40、43、59、62、7
4、78、80、90、100、102、104、11
7、127、138、158、161;C.I.リィア
クティブブルー 4、5、7、13、14、15、1
8、19、21、26、27、29、32、38、4
0、44、100;C.I.ダイレクトバイオレット1
07;C.I.ダイレクトブラック 17、19、2
2、31、32、51、62、71、74、112、1
13、154、168、195;C.I.アシッドブラ
ック 2、48、51、52、110、115、15
6;C.I.フードブラック1、2等を挙げることがで
きる。これらのアニオン性染料は、単独で用いられても
よく、2種以上が併用されてもよい。上記アニオン性染
料の配合量は、上記アニオン性インクを含むインク全量
に対して0.1〜20重量%が好ましく、より好ましく
は0.3〜15重量%、更に好ましくは0.5〜10重
量%である。 【0017】上記カチオン性染料としては特に限定され
ず、例えば、C.I.ベーシックイエロー1、2、1
1、13、14、19、21、25、32、33、3
6、40、51;C.I.ベーシックオレンジ2、1
5、21、22;C.I.ベーシックレッド1、2、
9、12、13、37、38、39、92;C.I.ベ
ーシックバイオレット1、3、7、10、14;C.
I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、19、2
4、25、26、28、29、45、54、65;C.
I.ベーシックグリーン1、4;C.I.ベーシックブ
ラウン1、12;C.I.ベーシックブラック2、8等
を挙げることができる。これらのカチオン性染料は、単
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記カチオン性染料の配合量は、上記カチオン性インク
を含むインク全量に対して0.1〜10重量%が好まし
く、より好ましくは0.2〜3重量%である。 【0018】上記水としては特に限定されないが、脱イ
オン水(純水)を使用することが好ましい。上記水の配
合量は、インク粘度を正常に吐出できるよう低く保つた
めに、前記アニオン性染料を含むインク及び/又は前記
カチオン性インクを含むインクの全量に対して40重量
%以上であることが好ましい。 【0019】本発明のインクジェット記録方法に用いら
れるインクは、湿潤剤及び浸透剤を含有するものであっ
てもよい。上記湿潤剤は、主にノズル吐出部でのインク
成分の析出及びインクの乾固を防止する目的で添加され
る。上記湿潤剤としては特に限定されず、例えば、ポリ
アルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリプロピレングリコール、1,2,6−ヘ
キサントリオール、チオジグリコール、1,3−ブタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、ヘキシレングリ
コール等のアルキレングリコール類;グリセリン;2−
ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等のピロリド
ン類を挙げることができる。これらの湿潤剤は、単独で
用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。 【0020】上記ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール及びポリエチレングリコールからなる群より
選択される少なくとも2種のグリコール、並びに、ポリ
ビニルピロリドンを含むインクにおいては,上記ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール及びポリエチ
レングリコールは、湿潤剤の性質を有しており、上記他
の湿潤剤と併用するまでもないが、併用することも可能
である。それらの含有量は、インク全量に対して10〜
45重量%が好ましい。10重量%未満であると、湿潤
作用が不充分となり、インク成分の析出及びインクの乾
固等の問題を生じることがあり、45重量%を超える
と、インクが必要以上に増粘し、インクの吐出性に悪影
響をあたえることがある。一方、上記ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール及びポリエチレングリコ
ールを含有しないインクに上記湿潤剤を添加する場合、
その配合量は、インク全量に対して5〜50重量%が好
ましい。5重量%未満であると、湿潤作用が不充分とな
り、インク成分の析出及びインクの乾固等の問題を生じ
ることがあり、50重量%を超えると、インクが必要以
上に増粘し、インクを吐出できなくなったり、記録紙上
でのインクの乾燥が極端に遅くなる等の問題を生じるこ
とがある。より好ましくは10〜40重量%である。 【0021】上記浸透剤は、記録紙へのインクの浸透速
度を速めることにより、紙面上でのインクの乾燥を速
め、ブリーディング及びフェザリングを防止する目的で
添加される。なお、ブリーディングとは、記録紙上での
異なる色の境界でのにじみを意味し、フェザリングと
は、インクの浸透に伴う紙の繊維に沿ったヒゲ状のにじ
みを意味する。上記浸透剤としては、低臭気性で蒸気圧
の低い多価アルコールモノアルキルエーテルを使用する
ことが好ましい。上記多価アルコールモノアルキルエー
テルとしては特に限定されないが、例えば、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブ
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエー
テル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、
ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル等が好適に使用される。 【0022】上記多価アルコールアルキルエーテルの配
合量は、本発明で用いられるインクのインク全量に対し
て2〜20重量%が好ましい。2重量%未満であると、
記録紙へのインクの浸透速度が遅いため、インクの記録
紙上での乾燥時間及びにじみの問題を生じることがあ
り、20重量%を超えると、記録紙へのインクの浸透が
過剰となるため、記録紙の裏までインクが達してしまっ
たり、にじみの問題を生じることがある。 【0023】本発明で用いられるインクには、記録紙へ
のインクの浸透性及び乾燥性を制御する目的で、エタノ
ール、イソプロピルアルコール等の1価アルコールを使
用することもできる。更に必要に応じて従来公知の樹脂
バインダー、ポリビニルピロリドン以外の水溶性高分
子、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調
整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤等を使用することもで
きる。本発明で用いられるインク吐出方式が、熱エネル
ギーの作用によってインクを吐出させる方式である場
合、本発明で用いられるインクは、例えば、比熱、熱膨
張係数及び熱電導率等の熱的な物性値が調整されること
もある。 【0024】本発明のインクジェット記録方法によって
カラー画像を形成する場合には、例えば、ブラック、イ
エロー、マゼンタ及びシアンのインクにそれぞれアニオ
ン性染料を含むインクが充填されたインク容器及びカチ
オン性染料を含むインクが充填されたインク容器を用意
し、4つの記録ベッドに対してそれぞれ交換して使用す
る。本発明の記録方法によれば、1つのヘッドを有する
モノカラープリンターを用いて1つの色の記録後に続け
て別の色の記録を行う場合に、一方がアニオン性染料イ
ンクであり、他方がカチオン性染料インクであっても析
出物は発生しない。 【0025】以上のように、本発明のインクジェット記
録方法は、従来技術の問題点が充分に解決されており、
アニオン性染料インクとカチオン性染料インクとが混合
しても析出物が発生しないので、アニオン性染料インク
で記録した後にカチオン性染料インクで記録、又は、カ
チオン性染料インクで記録した後にアニオン性染料イン
クで記録する場合においても、ヘッド内部を洗浄液等で
置換する等の処理なしにヘッドフィルター及びノズルで
の目詰まりを防止し、高精度の吐出の着弾制御による高
信頼性、高精度の記録を実現できる。 【0026】 【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。 【0027】下記の組成のアニオン性染料インクを調整
した。 (実施例1) <アニオン性染料ブラックインク組成> C.I.フードブラック2 0.7重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 12.0重量% ジエチレングリコール 15.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.7重量% ジプロピレングリコールモノブチルエーテル 3.0重量% 純水 68.6重量% 【0028】 (実施例2) <アニオン性染料ブラックインク組成> C.I.フードブラック2 0.5重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 25.0重量% ジエチレングリコール 5.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.6重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 2.0重量% 純水 66.9重量% 【0029】 (実施例3) <アニオン性染料イエローインク組成> C.I.アシッドイエロー23 1.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 12.0重量% ジエチレングリコール 14.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 1.0重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3.0重量% 純水 69.0重量% 【0030】 (実施例4) <アニオン性染料イエローインク組成> C.I.アシッドイエロー23 0.8重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 11.0重量% トリエチレングリコール 8.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 1.0重量% ジプロピレングリコールモノブチルエーテル 6.0重量% 純水 73.2重量% 【0031】 (実施例5) <アニオン性染料マゼンタインク組成> C.I.アシッドレッド52 1.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 12.0重量% ジエチレングリコール 14.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 1.0重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3.0重量% 純水 69.0重量% 【0032】 (実施例6) <アニオン性染料マゼンタインク組成> C.I.アシッドレッド52 1.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 19.2重量% ジエチレングリコール 9.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.9重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3.0重量% 純水 66.9重量% 【0033】 (実施例7) <アニオン性染料シアンインク組成> C.I.アシッドブルー9 1.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 15.0重量% ジエチレングリコール 8.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 1.4重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 3.0重量% 純水 71.6重量% 【0034】 (実施例8) <アニオン性染料シアンインク組成> C.I.アシッドブルー9 2.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量300) 19.0重量% ジエチレングリコール 12.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.5重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 3.0重量% 純水 63.5重量% 【0035】 (比較例1) <アニオン性染料ブラックインク組成> C.I.ダイレクトブラック154 0.5重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量300) 19.2重量% グリセリン 6.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.9重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 4.0重量% 純水 69.4重量% 【0036】 (比較例2) <アニオン性染料ブラックインク組成> C.I.フードブラック2 0.5重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量300) 19.2重量% グリセリン 6.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.9重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 4.0重量% 純水 69.4重量% 【0037】 (比較例3) <アニオン性染料イエローインク組成> C.I.ダイレクトイエロー88 0.8重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 14.0重量% 2−ピロリドン 17.0重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 3.0重量% 純水 65.2重量% 【0038】 (比較例4) <アニオン性染料イエローインク組成> C.I.ダイレクトイエロー11 0.7重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 14.0重量% 2−ピロリドン 15.0重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 2.0重量% 純水 68.3重量% 【0039】 (比較例5) <アニオン性染料マゼンタインク組成> C.I.アシッドレッド52 1.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 19.0重量% ジエチレングリコール 8.0重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 4.0重量% 純水 68.0重量% 【0040】 (比較例6) <アニオン性染料マゼンタインク組成> C.I.ダイレクトレッド9 1.0重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 19.0重量% ジエチレングリコール 8.0重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 4.0重量% 純水 68.0重量% 【0041】 (比較例7) <アニオン性染料シアンインク組成> C.I.ダイレクトブルー199 1.5重量% 2−ピロリドン 19.7重量% ジエチレングリコール 9.0重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.9重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 2.0重量% 純水 66.9重量% 【0042】 (比較例8) <アニオン性染料シアンインク組成> C.I.アシッドブルー9 1.0重量% 2−ピロリドン 19.7重量% ジエチレングリコール 9.5重量% ポリビニルピロリドン(重量平均分子量2500) 0.9重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 2.0重量% 純水 66.9重量% 【0043】後述の吐出評価及び混合評価において、上
記アニオン性染料インクと組み合わせて評価に用いたカ
チオン性染料インクを下記の組成に基づいて調整した。 <カチオン性染料ブラックインク組成―1> C.I.ベーシックブラック2 0.6重量% グリセリン 16.0重量% 2−ピロリドン 12.0重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0重量% 純水 66.4重量% 【0044】 <カチオン性染料ブラックインク組成―2> C.I.ベーシックブラック2 0.6重量% グリセリン 16.0重量% 2−ピロリドン 12.0重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 3.0重量% 純水 68.4重量% 【0045】 <カチオン性染料イエローインク組成―1> C.I.ベーシックイエロー40 0.4重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 14.0重量% トリエチレングリコール 3.0重量% 2−ピロリドン 17.0重量% ジプロピレングリコールモノブチルエーテル 4.0重量% 純水 61.6重量% 【0046】 <カチオン性染料イエローインク組成―2> C.I.ベーシックイエロー1 0.5重量% グリセリン 16.0重量% 2−ピロリドン 12.0重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5.0重量% 純水 66.5重量% 【0047】 <カチオン性染料マゼンタインク組成―1> C.I.ベーシックレッド1 0.5重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 14.0重量% トリエチレングリコール 2.0重量% 2−ピロリドン 17.0重量% ジエチレングリコールモノメチルエーテル 3.0重量% 純水 63.5重量% 【0048】 <カチオン性染料マゼンタインク組成―2> C.I.ベーシックレッド1 0.5重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 14.0重量% 2−ピロリドン 17.0重量% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 2.0重量% 純水 66.5重量% 【0049】 <カチオン性染料シアンインク組成―1> C.I.ベーシックブルー3 0.5重量% グリセリン 14.0重量% ポリエチエレングリコール(平均重量分子量200) 10.0重量% ジプロピレングリコールモノブチルエーテル 5.0重量% 純水 70.5重量% 【0050】 <カチオン性染料シアンインク組成―2> C.I.ベーシックブルー1 0.4重量% ポリエチレングリコール(重量平均分子量200) 14.0重量% 2−ピロリドン 17.0重量% ジエチレングリコールモノエチルエーテル 2.0重量% 純水 66.6重量% 【0051】(性能評価)上記組成のインクそれぞれに
ついて、各インク材料を充分に混合攪拌した後、0.2
μmのメンブランフィルタで濾過して性能評価に使用し
た。 【0052】評価1:吐出評価 吐出装置には、記録ヘッド内のインクにピエゾ素子振動
による圧力を与えて液滴を発生させて記録を行うオンデ
マンドタイプのマルチヘッド(吐出オリフィス径40μ
m、駆動電圧30V、周波数10kHz)を使用した。
吐出試験は、上記組成のカチオン性染料インクを充填し
たインク容器を接続した吐出装置により吐出を行った
後、上記組成のカチオン性染料インクを充填していたイ
ンク容器を取り外し、アニオン性染料インクを充填した
インク容器を接続した。上記アニオン性染料インクを充
填したインク容器内のインクがなくなるまで、又は、ノ
ズルの目詰まりにより吐出ができなくなるまで、吐出試
験を行った。吐出試験において、インクが吐出されない
不吐出及び吐出方向にずれを生じた曲がり等の不具合が
あった場合には、インク吐出部に負圧をかけてそのイン
ク吐出部の中のインクを強制排出するパージ等により回
復させた。以下の基準により評価を行った。 ◎…不吐出及び曲がりが全くなかった。 ○…不吐出及び曲がりがわずかにあったが、パージ等に
より回復した。 △…不吐出及び曲がりがあり、パージ等により回復しな
かった。 ×…ほとんど全てのノズルから吐出しなくなり、パージ
等により回復しなかった。 表1に結果を示した。 【0053】 【表1】【0054】評価2:混合評価 前記実施例1〜8及び比較例1〜8で作製したアニオン
性染料インクそれぞれについて上記組成のカチオン性染
料インクと混合した後、析出物の発生の有無を顕微鏡で
観察して評価した。以下の基準により評価を行った。 ○…析出物が全く見られなかった。 △…析出物が少し見られた。 ×…析出物が多く見られた。 表2に結果を示した。 【0055】 【表2】 【0056】表1及び表2に示した通り、本発明の実施
例で作製したアニオン性染料インクは、カチオン性染料
インクと混合した場合でも析出物が発生しない。したが
って、アニオン性染料インクが充填された容器とカチオ
ン性染料インクが充填された容器とを交換しながら使用
しても、ヘッドフィルター及びノズルにおいて目詰まり
が発生せず、高精度の吐出着弾制御が可能となる。 【0057】 【発明の効果】本発明は、上述の構成よりなるので、ア
ニオン性染料インクとカチオン性染料インクを併用した
場合においても、ヘッドフィルター及びノズルでの目詰
まりを発生することなく安定した吐出が可能で、高信頼
性、高精度の記録ができるインクジェット記録方法を提
供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 東山 俊一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA05 FC01 2H086 BA01 BA02 BA52 BA53 BA57 BA58 BA59 4J039 AD23 BC09 BE03 BE04 BE05 CA03 EA41 EA42 EA44 GA24

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 インク容器内のインクをインクジェット
    ヘッドより吐出して、任意の媒体に画像情報を記録する
    インクジェット記録方法であって、アニオン性染料を含
    むインクを充填したインク容器及びカチオン性染料を含
    むインクを充填したインク容器を少なくとも1つずつ用
    いるものであり、前記アニオン性染料を含むインク及び
    /又は前記カチオン性染料を含むインクは、ジエチレン
    グリコール、トリエチレングリコール及びポリエチレン
    グリコールからなる群より選択される少なくとも2種の
    グリコール、ポリビニルピロリドン、並びに、水を含む
    ものであり、前記インクジェットヘッドに前記アニオン
    性染料を含むインクを充填したインク容器と前記カチオ
    ン性染料を含むインクを充填したインク容器のいずれか
    一方を接続して記録を行った後、他の一方のインクを充
    填したインク容器と交換して接続して記録を行うもので
    あることを特徴とするインクジェット記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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