JP2003113066A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JP2003113066A JP2003113066A JP2001340038A JP2001340038A JP2003113066A JP 2003113066 A JP2003113066 A JP 2003113066A JP 2001340038 A JP2001340038 A JP 2001340038A JP 2001340038 A JP2001340038 A JP 2001340038A JP 2003113066 A JP2003113066 A JP 2003113066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vitamin
- derivatives
- cosmetics
- cosmetic
- wrinkle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、従来の化粧料では満足し得なかった
シワの防止、およびシワ改善という目的に対して積極的
に作用する化粧料を提供するものである。 【解決手段】本発明の化粧料は、イソフラボン類とビタ
ミンＣまたはビタミンＣ誘導体を併用配合することによ
り、効果的にシワの防止、およびシワ改善効果を発現し
得るものである。
シワの防止、およびシワ改善という目的に対して積極的
に作用する化粧料を提供するものである。 【解決手段】本発明の化粧料は、イソフラボン類とビタ
ミンＣまたはビタミンＣ誘導体を併用配合することによ
り、効果的にシワの防止、およびシワ改善効果を発現し
得るものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、大豆抽出液の乳酸菌発
酵液とビタミンＣおよびその誘導体を配合することによ
り、シワの防止およびシワの改善効果を特徴とする化粧
料に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】皮膚の肌荒れ、シワの発生機序について
は一部不明な点もあるが、一般にはホルモンの異常や日
光からの紫外線の刺激がシワの生成に関与すると考えら
れている。特に４０歳以降の女性においては、女性ホル
モンの分泌量の低下と肌状態の低下に相関関係があり、
女性ホルモンの補給などの対処が重要である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、女性ホ
ルモンの投与、塗布などは効果の発現に個人差があり、
一般的な化粧品使用は困難である。そこで、女性ホルモ
ンと同様な作用を有する成分であるイソフラボン類につ
いて研究がなされたが、その作用は女性ホルモンを補う
程度で、その効果の発現がきわめて緩慢であり、シワの
改善効果が十分ではない。 【０００４】さらにこれまで汎用されているビタミンＣ
およびその誘導体もシワの改善効果を有するが、その効
果を十分に発揮するためには、化粧品に３％以上配合す
ることが必要であり、この様に高濃度のビタミンＣおよ
びその誘導体を配合した化粧品剤型の安定化は困難であ
ったため、既存の化粧品では有効性を十分に発揮するも
のは無かった。 【０００５】 【発明が解決するための手段】そこで本発明者らは、シ
ワの防止およびシワの改善効果に関する化粧料について
鋭意研究を重ねた結果、イソフラボン類とビタミンＣお
よびその誘導体の組み合わせにおいて、シワの防止、お
よび改善効果を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。 【０００６】 【発明の実施の形態】本発明の化粧料は、イソフラボン
類とビタミンＣまたはビタミンＣの誘導体を併用配合さ
れることが特徴である。 【０００７】本発明の化粧料におけるイソフラボン類は
大豆乳酸菌発酵液から得られ、配合量は抽出液として、
０．０１〜９９．０重量％であり、さらに好ましくは
０．１〜９９．０重量％の範囲である。配合量が、０．
０１重量％未満では、本発明の技術効果に対する必要性
が乏しい。さらにビタミンＣまたはビタミンＣ誘導体の
併用配合は、０．０１〜１０．０重量％であり、さらに
好ましくは０．１〜５．０重量％の範囲である。 【０００８】本発明におけるイソフラボン類は植物より
抽出されるもので、特に大豆を乳酸菌発酵することによ
り、高分子量成分を低分子量化、または除去して経皮吸
収性を高めたイソフラボン類を含有する抽出液が有効で
ある。単に大豆やその他の豆類から抽出して得られる液
には本発明の効果が望めない。 【０００９】本発明の化粧料としては、洗顔料、化粧
水、美容液、乳液、クリーム、ジェル、パック、ハップ
剤等のスキンケア化粧品、下地クリーム、ファンデーシ
ョン等のメークアップ化粧品をそのまま使用するか、あ
るいはエアゾール式、ポンプ式、または押出し式、もし
くはこれらに類する機構で用いる化粧品、さらに浴剤等
様々な剤型を提供することができる。 【００１０】本発明の化粧料には、水、アルコール、界
面活性剤（カチオン、アニオン、ノニオン、両性界面活
性剤等）、保湿剤（グリセリン、１，３−ブチレングリ
コール、プロピレングリコール、アミノ酸、尿素、ピロ
リドンカルボン酸塩、核酸類、単糖類、少糖等およびそ
れらの誘導体ほか）、増粘剤（多糖類、ポリアクリル酸
塩、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、キチン、キトサン、アルギ
ン酸、カラギーナン、キサンタンガム、メチルセルロー
ス等およびそれらの誘導体ほか）、油脂（ワックス、ワ
セリン、炭化水素、トリグリセライド、エステル油等お
よびそれらの誘導体ほか）、防腐剤（オキシ安息香酸誘
導体、デヒドロ酢酸塩、フェノキシエタノール等および
それらの誘導体ほか）、殺菌剤（イオウ、トリクロカル
バアニリド、サリチル酸、ヒノキチオール等およびそれ
らの誘導体ほか）、紫外線吸収剤（パラアミノ安息香
酸、メトキシケイ皮酸等およびそれらの誘導体ほか）、
抗炎症剤（アラントイン、グリチルリチン酸等およびそ
れらの誘導体ほか）、美白剤（アルブチン、エラグ酸、
グルタチオン、コウジ酸、システイン、パンテテイン−
Ｓ−スルホン酸、ハイドロキノン、レゾルシン等および
それらの誘導体ほか）、抗酸化剤（トコフェロール、Ｂ
ＨＡ、ＢＨＴ等およびそれらの誘導体ほか）、キレート
剤（エデト酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸等および
それらの誘導体ほか）、植物エキス（アロエ、オウゴ
ン、オウバク、海藻、カミツレ、甘草、キクワ、トウ
キ、ボタン、マロニエ、ローズマリー、ユーカリ等およ
びこれらの含有成分精製物または発酵物ほか）、動物エ
キス（ミルク、各種ペプタイド、プラセンタ、ローヤル
ゼリー等およびこれらの含有成分精製物または発酵物ほ
か）、ｐＨ調整剤（無機酸、無機酸塩、有機酸、有機酸
塩等およびそれらの誘導体ほか）、ビタミン類（ビタミ
ンＡ類、ビタミンＢ類、ビタミンＤ類等およびそれらの
誘導体ほか）を本発明の目的を達成する範囲内で０．０
０１〜９９．９重量％の範囲で配合することができる。
なお、本発明の化粧料を構成する成分は決して上述に限
られるものではなく、化粧料に用い得る成分であれば任
意に選択できる。 【００１１】ハップ剤においては上記成分に加えて、基
剤（カオリン、ベントナイト等）、ゲル化剤（ポリアク
リル酸塩、ポリビニルアルコール等）を本発明の目的を
達成する範囲内で０．００１〜９９．９重量％の範囲で
配合することができる。 【００１２】浴剤においては、硫酸塩、炭酸水素塩、ホ
ウ酸塩、色素、保湿剤を本発明の目的を達成する範囲内
で０．００１〜９９．９重量％の範囲で適宜配合し、パ
ウダータイプ、液剤タイプに調製が可能である。 【００１３】以下、実施例により本発明の構成を詳細に
説明するが、本発明はこれよって限定されるものではな
い。実施例に先立ち、各実施例で行った試験法について
説明する。 【００１４】 【製造例１】加熱処理した大豆１ｋｇを精製水適量です
り潰し豆乳を得た。それを乳酸菌にて１０日間発酵させ
た。これをろ過して大豆乳酸菌発酵液を得た。（蒸発残
留物５．０％） 【００１５】 【比較製造例１】加熱処理した大豆１ｋｇを精製水適量
ですり潰し豆乳を得た。それをろ過して大豆抽出液を得
た。（蒸発残留物５．０％） 【００１６】 【シワ防止試験】ヘアレスマウスの背部皮膚に直径２ｃ
ｍの区画を設定し毎日 １ＭＥＤの紫外線ＵＶ−Ａおよ
びＢを３０日間照射した。紫外線照射の毎直後に、試験
ローションを塗布した。（ローション組成は表１．に示
した。）３０日間後、次の判定基準に基づき、シワの度
合いを確認した。 表３．の結果から、大豆乳酸菌発酵液とビタミンＣ誘導
体の併用使用はシワ防止に優れた効果を示し、ビタミン
Ｃ誘導体の単品使用または大豆抽出液とビタミンＣ誘導
体の併用使用に比べて十分高い効果を有していることが
示唆された。 【００１７】 【実施例１】 ローション 成 分 重量％ 製造例１で得られた大豆乳酸菌発酵液 ５．０ ビタミンＣリン酸マグネシウム ３．０ 濃グリセリン ４．０ １，３−ブチレングリコール ８．０ エタノール ５．０ 防腐剤 適量 精製水 全量が１００．０となる量 【００１８】 【実施例２】 ミルクローション 成 分 重量％ 植物性スクワラン ２．０ 流動パラフィン １．５ ビタミンＣリン酸マグネシウム ３．０ メチルポリシロキサン ０．１ ＰＯＥ（２０）ソルビタンモノオレエート １．５ ソルビタンモノオレエート ０．３ 製造例１で得られた大豆乳酸菌発酵液 ５．０ 乳酸 ０．５ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０．５ 水酸化カリウム 適量 １，３−ブチレングリコール ５．０ 防腐剤 適量 精製水 全量が１００．０となる量 【００１９】 【比較実施例１】比較ローション 実施例１の製造例１で得られた製造例１で得られた大豆
乳酸菌発酵液の代わりに精製水を配合して、全量を調整
した他は、実施例１に準じて調製した。 【００２０】 【比較実施例２】比較ミルクローション 実施例１の製造例１で得られた製造例１で得られた大豆
乳酸菌発酵液の代わりに精製水を配合して、全量を調整
した他は、実施例２に準じて調製した。 【００２１】 【美肌効果評価】実施例および比較実施例で調製した各
種化粧料を肌に不満を持つ健常人５０名のボランティア
を２５名ずつ２群に分けて、１群（実施例使用群）には
実施例１〜３を、もう一方の群（比較実施例使用群）に
は比較実施例１〜３を朝夕毎日２回、肌の不満部に使用
させて、使用開始後１週間毎に肌の不満部（シワ、カサ
ツキ、肌荒れ、くすみの４項目）に対する軽快程度を表
２の判定基準に基づいて評価した。なお、最終観察期間
は使用開始後８週間とした。その結果、実施例使用群は
比較実施例使用群に比べて肌の不満に対する軽快傾向が
早く現れ、最終観察時の効果も顕著であることがわかっ
た。（表３．） 【００２２】 【まとめ】大豆乳酸菌発酵液とビタミンＣの誘導体を併
用配合した化粧料は、効果的に小じわ、カサツキ、肌荒
れならびにくすみを解消、軽減させて、本来美肌化粧料
に期待される効果を遺憾なく発揮し得るものである。
酵液とビタミンＣおよびその誘導体を配合することによ
り、シワの防止およびシワの改善効果を特徴とする化粧
料に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】皮膚の肌荒れ、シワの発生機序について
は一部不明な点もあるが、一般にはホルモンの異常や日
光からの紫外線の刺激がシワの生成に関与すると考えら
れている。特に４０歳以降の女性においては、女性ホル
モンの分泌量の低下と肌状態の低下に相関関係があり、
女性ホルモンの補給などの対処が重要である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、女性ホ
ルモンの投与、塗布などは効果の発現に個人差があり、
一般的な化粧品使用は困難である。そこで、女性ホルモ
ンと同様な作用を有する成分であるイソフラボン類につ
いて研究がなされたが、その作用は女性ホルモンを補う
程度で、その効果の発現がきわめて緩慢であり、シワの
改善効果が十分ではない。 【０００４】さらにこれまで汎用されているビタミンＣ
およびその誘導体もシワの改善効果を有するが、その効
果を十分に発揮するためには、化粧品に３％以上配合す
ることが必要であり、この様に高濃度のビタミンＣおよ
びその誘導体を配合した化粧品剤型の安定化は困難であ
ったため、既存の化粧品では有効性を十分に発揮するも
のは無かった。 【０００５】 【発明が解決するための手段】そこで本発明者らは、シ
ワの防止およびシワの改善効果に関する化粧料について
鋭意研究を重ねた結果、イソフラボン類とビタミンＣお
よびその誘導体の組み合わせにおいて、シワの防止、お
よび改善効果を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。 【０００６】 【発明の実施の形態】本発明の化粧料は、イソフラボン
類とビタミンＣまたはビタミンＣの誘導体を併用配合さ
れることが特徴である。 【０００７】本発明の化粧料におけるイソフラボン類は
大豆乳酸菌発酵液から得られ、配合量は抽出液として、
０．０１〜９９．０重量％であり、さらに好ましくは
０．１〜９９．０重量％の範囲である。配合量が、０．
０１重量％未満では、本発明の技術効果に対する必要性
が乏しい。さらにビタミンＣまたはビタミンＣ誘導体の
併用配合は、０．０１〜１０．０重量％であり、さらに
好ましくは０．１〜５．０重量％の範囲である。 【０００８】本発明におけるイソフラボン類は植物より
抽出されるもので、特に大豆を乳酸菌発酵することによ
り、高分子量成分を低分子量化、または除去して経皮吸
収性を高めたイソフラボン類を含有する抽出液が有効で
ある。単に大豆やその他の豆類から抽出して得られる液
には本発明の効果が望めない。 【０００９】本発明の化粧料としては、洗顔料、化粧
水、美容液、乳液、クリーム、ジェル、パック、ハップ
剤等のスキンケア化粧品、下地クリーム、ファンデーシ
ョン等のメークアップ化粧品をそのまま使用するか、あ
るいはエアゾール式、ポンプ式、または押出し式、もし
くはこれらに類する機構で用いる化粧品、さらに浴剤等
様々な剤型を提供することができる。 【００１０】本発明の化粧料には、水、アルコール、界
面活性剤（カチオン、アニオン、ノニオン、両性界面活
性剤等）、保湿剤（グリセリン、１，３−ブチレングリ
コール、プロピレングリコール、アミノ酸、尿素、ピロ
リドンカルボン酸塩、核酸類、単糖類、少糖等およびそ
れらの誘導体ほか）、増粘剤（多糖類、ポリアクリル酸
塩、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、キチン、キトサン、アルギ
ン酸、カラギーナン、キサンタンガム、メチルセルロー
ス等およびそれらの誘導体ほか）、油脂（ワックス、ワ
セリン、炭化水素、トリグリセライド、エステル油等お
よびそれらの誘導体ほか）、防腐剤（オキシ安息香酸誘
導体、デヒドロ酢酸塩、フェノキシエタノール等および
それらの誘導体ほか）、殺菌剤（イオウ、トリクロカル
バアニリド、サリチル酸、ヒノキチオール等およびそれ
らの誘導体ほか）、紫外線吸収剤（パラアミノ安息香
酸、メトキシケイ皮酸等およびそれらの誘導体ほか）、
抗炎症剤（アラントイン、グリチルリチン酸等およびそ
れらの誘導体ほか）、美白剤（アルブチン、エラグ酸、
グルタチオン、コウジ酸、システイン、パンテテイン−
Ｓ−スルホン酸、ハイドロキノン、レゾルシン等および
それらの誘導体ほか）、抗酸化剤（トコフェロール、Ｂ
ＨＡ、ＢＨＴ等およびそれらの誘導体ほか）、キレート
剤（エデト酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸等および
それらの誘導体ほか）、植物エキス（アロエ、オウゴ
ン、オウバク、海藻、カミツレ、甘草、キクワ、トウ
キ、ボタン、マロニエ、ローズマリー、ユーカリ等およ
びこれらの含有成分精製物または発酵物ほか）、動物エ
キス（ミルク、各種ペプタイド、プラセンタ、ローヤル
ゼリー等およびこれらの含有成分精製物または発酵物ほ
か）、ｐＨ調整剤（無機酸、無機酸塩、有機酸、有機酸
塩等およびそれらの誘導体ほか）、ビタミン類（ビタミ
ンＡ類、ビタミンＢ類、ビタミンＤ類等およびそれらの
誘導体ほか）を本発明の目的を達成する範囲内で０．０
０１〜９９．９重量％の範囲で配合することができる。
なお、本発明の化粧料を構成する成分は決して上述に限
られるものではなく、化粧料に用い得る成分であれば任
意に選択できる。 【００１１】ハップ剤においては上記成分に加えて、基
剤（カオリン、ベントナイト等）、ゲル化剤（ポリアク
リル酸塩、ポリビニルアルコール等）を本発明の目的を
達成する範囲内で０．００１〜９９．９重量％の範囲で
配合することができる。 【００１２】浴剤においては、硫酸塩、炭酸水素塩、ホ
ウ酸塩、色素、保湿剤を本発明の目的を達成する範囲内
で０．００１〜９９．９重量％の範囲で適宜配合し、パ
ウダータイプ、液剤タイプに調製が可能である。 【００１３】以下、実施例により本発明の構成を詳細に
説明するが、本発明はこれよって限定されるものではな
い。実施例に先立ち、各実施例で行った試験法について
説明する。 【００１４】 【製造例１】加熱処理した大豆１ｋｇを精製水適量です
り潰し豆乳を得た。それを乳酸菌にて１０日間発酵させ
た。これをろ過して大豆乳酸菌発酵液を得た。（蒸発残
留物５．０％） 【００１５】 【比較製造例１】加熱処理した大豆１ｋｇを精製水適量
ですり潰し豆乳を得た。それをろ過して大豆抽出液を得
た。（蒸発残留物５．０％） 【００１６】 【シワ防止試験】ヘアレスマウスの背部皮膚に直径２ｃ
ｍの区画を設定し毎日 １ＭＥＤの紫外線ＵＶ−Ａおよ
びＢを３０日間照射した。紫外線照射の毎直後に、試験
ローションを塗布した。（ローション組成は表１．に示
した。）３０日間後、次の判定基準に基づき、シワの度
合いを確認した。 表３．の結果から、大豆乳酸菌発酵液とビタミンＣ誘導
体の併用使用はシワ防止に優れた効果を示し、ビタミン
Ｃ誘導体の単品使用または大豆抽出液とビタミンＣ誘導
体の併用使用に比べて十分高い効果を有していることが
示唆された。 【００１７】 【実施例１】 ローション 成 分 重量％ 製造例１で得られた大豆乳酸菌発酵液 ５．０ ビタミンＣリン酸マグネシウム ３．０ 濃グリセリン ４．０ １，３−ブチレングリコール ８．０ エタノール ５．０ 防腐剤 適量 精製水 全量が１００．０となる量 【００１８】 【実施例２】 ミルクローション 成 分 重量％ 植物性スクワラン ２．０ 流動パラフィン １．５ ビタミンＣリン酸マグネシウム ３．０ メチルポリシロキサン ０．１ ＰＯＥ（２０）ソルビタンモノオレエート １．５ ソルビタンモノオレエート ０．３ 製造例１で得られた大豆乳酸菌発酵液 ５．０ 乳酸 ０．５ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０．５ 水酸化カリウム 適量 １，３−ブチレングリコール ５．０ 防腐剤 適量 精製水 全量が１００．０となる量 【００１９】 【比較実施例１】比較ローション 実施例１の製造例１で得られた製造例１で得られた大豆
乳酸菌発酵液の代わりに精製水を配合して、全量を調整
した他は、実施例１に準じて調製した。 【００２０】 【比較実施例２】比較ミルクローション 実施例１の製造例１で得られた製造例１で得られた大豆
乳酸菌発酵液の代わりに精製水を配合して、全量を調整
した他は、実施例２に準じて調製した。 【００２１】 【美肌効果評価】実施例および比較実施例で調製した各
種化粧料を肌に不満を持つ健常人５０名のボランティア
を２５名ずつ２群に分けて、１群（実施例使用群）には
実施例１〜３を、もう一方の群（比較実施例使用群）に
は比較実施例１〜３を朝夕毎日２回、肌の不満部に使用
させて、使用開始後１週間毎に肌の不満部（シワ、カサ
ツキ、肌荒れ、くすみの４項目）に対する軽快程度を表
２の判定基準に基づいて評価した。なお、最終観察期間
は使用開始後８週間とした。その結果、実施例使用群は
比較実施例使用群に比べて肌の不満に対する軽快傾向が
早く現れ、最終観察時の効果も顕著であることがわかっ
た。（表３．） 【００２２】 【まとめ】大豆乳酸菌発酵液とビタミンＣの誘導体を併
用配合した化粧料は、効果的に小じわ、カサツキ、肌荒
れならびにくすみを解消、軽減させて、本来美肌化粧料
に期待される効果を遺憾なく発揮し得るものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 4C083 AA031 AA032 AB032 AC022
AC102 AC122 AC302 AC442
AD152 AD272 AD641 AD642
CC04 CC05 DD23 DD27 DD31
EE12
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】大豆抽出液の乳酸菌発酵液とビタミンＣお
よびその誘導体を配合することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340038A JP2003113066A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340038A JP2003113066A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003113066A true JP2003113066A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19154300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001340038A Pending JP2003113066A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003113066A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007000586A1 (en) * | 2005-06-29 | 2007-01-04 | Quest International Services B.V. | Improvements in skin and hair care |
| JP2009501160A (ja) * | 2005-07-07 | 2009-01-15 | ドゥーサン コーポレーション | ヤエナリ乳酸菌培養物及びその製造方法、並びに該培養物を含有する化粧料組成物 |
| JP2010529960A (ja) * | 2007-06-06 | 2010-09-02 | ビーエーエスエフ ビューティ ケア ソリューションズ フランス エスエーエス | ＭＣ−１Ｒ、ＭＣ−２Ｒ、およびμオピオイド受容体調節 |
| JP2011529486A (ja) * | 2008-07-31 | 2011-12-08 | コリアナ・コズメティック・カンパニー・リミテッド | 緑豆発酵−酵素抽出液を含む皮膚老化防止用化粧料組成物 |
| JP2017055665A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 有限会社イントロン | 有用産物の生産方法 |
-
2001
- 2001-10-01 JP JP2001340038A patent/JP2003113066A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007000586A1 (en) * | 2005-06-29 | 2007-01-04 | Quest International Services B.V. | Improvements in skin and hair care |
| JP2009501160A (ja) * | 2005-07-07 | 2009-01-15 | ドゥーサン コーポレーション | ヤエナリ乳酸菌培養物及びその製造方法、並びに該培養物を含有する化粧料組成物 |
| JP2010529960A (ja) * | 2007-06-06 | 2010-09-02 | ビーエーエスエフ ビューティ ケア ソリューションズ フランス エスエーエス | ＭＣ−１Ｒ、ＭＣ−２Ｒ、およびμオピオイド受容体調節 |
| JP2016128438A (ja) * | 2007-06-06 | 2016-07-14 | ビーエーエスエフ ビューティ ケア ソリューションズ フランス エスエーエスＢＡＳＦ Ｂｅａｕｔｙ Ｃａｒｅ Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ Ｆｒａｎｃｅ Ｓ．Ａ．Ｓ． | ＭＣ−１Ｒ、ＭＣ−２Ｒ、およびμオピオイド受容体調節 |
| JP2011529486A (ja) * | 2008-07-31 | 2011-12-08 | コリアナ・コズメティック・カンパニー・リミテッド | 緑豆発酵−酵素抽出液を含む皮膚老化防止用化粧料組成物 |
| JP2017055665A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 有限会社イントロン | 有用産物の生産方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0940523A (ja) | クロレラ水抽出物含有線維芽細胞増殖促進物質 | |
| JPH0552806B2 (ja) | ||
| JPH11279069A (ja) | 活性酸素消去剤 | |
| JP4831849B2 (ja) | 活性酸素消去剤およびその用途 | |
| JP3027302B2 (ja) | 養毛・育毛料 | |
| JPH10203955A (ja) | 抗菌性低刺激化粧料 | |
| JPH11322630A (ja) | 抗菌剤、並びにそれを含む皮膚外用剤及び皮膚洗浄剤 | |
| JP4583655B2 (ja) | 抗アレルギー皮膚外用組成物 | |
| JP2000355515A (ja) | 化粧料組成物 | |
| JP2001302440A (ja) | 化粧料 | |
| JPH05139951A (ja) | 美白化粧料 | |
| JP2015124188A (ja) | 皮脂合成抑制剤 | |
| JP2003113066A (ja) | 化粧料 | |
| JP2007045733A (ja) | ヒアルロニダーゼ阻害剤 | |
| WO2023094517A1 (en) | A topical composition | |
| JP2009209063A (ja) | 皮膚外用剤または皮膚化粧料 | |
| JPH11315007A (ja) | コラーゲン産生促進剤および皮膚外用剤 | |
| JPH05301812A (ja) | 皮膚外用剤 | |
| JP2001199873A (ja) | 外用組成物 | |
| JP2000212057A (ja) | 化粧料組成物 | |
| WO2008041608A1 (fr) | Préparation externe cutanée et produit de soin capillaire | |
| JP2003238429A (ja) | 線維芽細胞賦活剤及びこれを含む皮膚外用剤 | |
| JPH09176030A (ja) | 皮脂分泌促進剤 | |
| JPH10203954A (ja) | 抗菌性低刺激化粧料 | |
| JP3799340B2 (ja) | ヒドロキシチロソール、皮膚外用剤への応用 |