JP2003113016A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents
油中水型乳化化粧料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】油中水型乳化化粧料で高内相、流動性、経持安
定性に優れ、保湿性機能性(耐水性、保護効果)、安全
性等の面で充分満足し得るものを提供する.肌当たりも
優しく、使用後のさっぱり感)、安全性(低刺激性)、
に極めて優れた油中水型乳化化粧料. 【解決手段】 A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜10.0重量% B)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜10.0重量% C)水溶性高分子電解質及び/又は低分子電解質 0.05〜3.0重量% を含有し、更に好ましくは グリセリン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、 ソルビタン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、 0.1〜5.0重量% を含有する油中水型乳化化粧料を提供するものである.
定性に優れ、保湿性機能性(耐水性、保護効果)、安全
性等の面で充分満足し得るものを提供する.肌当たりも
優しく、使用後のさっぱり感)、安全性(低刺激性)、
に極めて優れた油中水型乳化化粧料. 【解決手段】 A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜10.0重量% B)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜10.0重量% C)水溶性高分子電解質及び/又は低分子電解質 0.05〜3.0重量% を含有し、更に好ましくは グリセリン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、 ソルビタン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、 0.1〜5.0重量% を含有する油中水型乳化化粧料を提供するものである.
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油中水型乳化化粧料
についてであり、更に詳しくは特定のゲル化剤(a)、
乳化剤(b)、水溶性高分子及び/又は低分子電解質
(c)を含有し更に好ましくはグリセリン分枝脂肪酸及
び/又は不飽和脂肪酸エステル、ソルビタン分枝脂肪酸
及び/又は不飽和脂肪酸エステルを含有し、保湿性、使
用感に優れ流動性、経時安定性、安全性にも優れた油中
水型乳化化粧料に関する. 【0002】 【従来の技術及び問題点】従来、色々な油中水型乳化化
粧料が開発されているが、高内相、流動性、経時安定
性、に優れ、保湿性、使用感、安全性に優れた油中水型
乳化化粧料を得ることは困難であり、その中でも特にシ
リコーン系(ノンオイル)油中水型乳化化粧料、極性油
系の油中水型乳化化粧料が難しく、二相分離型化粧料が
市場の中心となっており、現在市場にある油中水型乳化
化粧料は性能に於いて満足するものは少なく、何らかの
問題を抱える化粧品が多いのが現状ある. 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、油中水型乳化化
粧料に於いてみずみずしく、さっぱりとした使用感を出
すために、内水相比を高くしたり、油分としてシリコー
ン油を用いたり、電解質を添加したりしている.しかし
ながら特にシリコーン系(ノンオイル系)、極性油系で
内水相比の高い、流動性に優れた、高内水相型油中水型
乳化化粧料を調整しようとすると、従来の技術では経時
安定性の点で満足出来るものは得られない.本発明は、
油中水型乳化化粧料で高内相、流動性、経時安定性、に
優れ、保湿性、使用性、安全性等の面で充分満足しえる
基剤を提供することを目的とする. 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等が鋭意研究を
重ねた結果、経時温度安定性の良いゲル化剤の架橋型ポ
リエーテル変性シリコーンと乳化性に優れた乳化剤とし
てのポリエーテル変性シリコーンと水溶性高分子/又は
低分子電解質、を含有し、更に好ましくはグリセリン分
枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、ソルビタン
分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステルを含有する
ことによって高内相、流動性、経時安定性、に優れ、保
湿性、使用性(さっぱりとみずみずしい感触)安全性に
優れた油中水型乳化化粧料が得られることを見いだし、
本発明を完成した. 【0005】即ち、本発明は架橋型ポリエーテル変性シ
リコーン 0.05〜10.0重量%、ポリエーテル変
性シリコーン 0.05〜10.0重量%、水溶性高分
子電解質及び/又は低分子電解質 0.05〜3.0重
量%、を含有し、更に好ましくはグリセリン分枝脂肪酸
及び/又は不飽和脂肪酸エステル、ソルビタン分枝脂肪
酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル 0.1〜5.0
%、を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料で
ある. 【0006】以下、本発明の構成について詳述する. 架橋型ポリエーテル変性シリコーン 含水性シリコーンゲル化剤 シリコーンKSG−20はジメチルメチルハイドロジェ
ンポリシロキサンを両末端に不飽和基を有するポリオキ
シエチレンで架橋させたタイプである.ポリエーテルで
シリコーンを架橋した3次元構造を持つ原料で、100
CS以下の低粘性ジメチルシリコーン油をゲル化すると
共に含水能を有する.基礎、ファンデーション、アイシ
ャドウ、架橋型ポリエーテル変性シリコーン混合物、シ
リコーンKSG−20、21、シリコーンKSG−30
は側鎖に長鎖アルキル基を有するジメチルメチルハイド
ロジェンポリシロキサンを、両末端に不飽和基を有する
ポリオキシエチレンで架橋させたもの、即ちKSG−2
0に長鎖の炭化水素鎖が側鎖部分として導入されたもの
である.炭化水素鎖の長さ、ジメチルシロキサン単位、長鎖の炭
化水素鎖を持つシロキサン単位、架橋度のバランスをと
ることにより、トリグリセライド、エステル、流動パラ
フィンなど極性の高いものから低いものまでをゲル化出
来、水を内包し(水が大きい粒子で入る)W/Oタイプ
の油性ゲルを形成する.長鎖アルキル変性の架橋型ポリ
エーテル変性シリコーン、シリコーンKSG−30、シ
リコーンKSG−31、ファンデーション、口紅、アイ
シャドー、基礎化粧品、 【0007】ポリエーテル変性シリコーン(シリコーン
コポリオール)はポリオキシアルキレン変性オルガノポ
リシロキサンでシリコーン主鎖の側鎖及び/又は末端
に、ポリオキシアルキレン鎖を有する化合物を指す.更
に、側鎖及び/又は末端に水素、炭素数1〜18までの
アルキル鎖、フェニル基、炭素数1〜10までのフルオ
ロアルキル鎖を有しているものを指す.具体的には、ジ
メチコンコーポリオール、ポリオキシアルキレン・アル
キル共変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキ
レン・パーフルオロアルキル共変性オルガノシロキサン
があげられる.例えば、ポリオキシエチレン・メチルポ
リシロキサン共重体[信越化学社のシリコーンKF60
15(HLB=4.5) シリコーンKF6017(H
LB=4.5)等、東レダウニング社のシリコーンSH
3772C(HLB=6.0)、ポリオキシアルキレン
アルキル変性オルガノポリシロキサン[ゴールドシュミ
ット・テー・ハー社のABIL EM−90=メチルポ
リシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(オ
キシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサ
ン重合体、ゴールドシュミット・テー・ハー社のABI
L WE−09=セチルジメチコンコポリオール・イソ
ステアリン酸ポリグリセリル−4・ラウリン酸ヘキシ
ル]、ポリオキシエチレン・トリフルオロプロピル共変
性シリコーン(HLB=4)ポリエーテルとしてはポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重体がある.
HLB値が1〜6の範囲にあるものが特に好ましい.H
LB値が6を越えるとW/O乳化性、耐汗性が低下する
問題がある. 【0008】水溶性高分子電解質は海藻抽出物としてア
ルギン酸塩、カラギーナン、アルゲコロイド、植物果実
粘質物としてペクチン酸塩、微生物産生粘出物としてキ
サンタンガム、セルローズ誘導体としてカルボキシメチ
ルセルローズNa、アクリル酸共重物としてカルボキシ
ビニルポリマー、ポリアクリル酸Na、その他・ヒアル
ロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na、DNA−Na等
が挙げられる. 【0009】無機塩としては塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、有機塩と
してはアミノ酸塩としてL−グルタミン酸Na、L−ア
スパラギン酸Na、ピロリドンカルボン酸Na、有機酸
塩として、乳酸Na、クエン酸Na、リンゴ酸Na、酒
石酸Na、 【0010】グリセリン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂
肪酸エステルとしてはイソステアリン酸グリセリン(H
LB=3.7)、イソステアリン酸ジグリセリン(HL
B=5.5)、ジイソステアリン酸ジグリセリン(HL
B=3.7)、ポリグリセロールジイソステアレート
(HLB=6.0)、ポリグリセロールトリイソステラ
ート(HLB=4.0)、ペンタイソステアリン酸デカ
グリセリル(HLB=3.5)、その他、オクタン酸グ
リセリン、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、モノ
オレイン酸グリセリン(HLB=3.7)、モノオレイ
ン酸ジグリセリル(HLB=5.5)、ジグリセロール
ジオレエート(HLB=3.7)、ペンタオレイン酸ヘ
キサグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル(H
LB=3.5)、ヘプタオレイン酸デカグリセリル、等
である.ソルビタン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸
エステルとしてはイソステアリン酸ソルビタン(HLB
=5.0)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HL
B=4.5)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB=
4.3)、セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.
7)、トリオレイン酸ソルビタン(HLB=1.7)等
である. 【0011】本発明油中水型乳化化粧料に必要に応じて
一価アルコール、有機及び無機顔料美容剤、薬剤、紫外
線吸収剤、着色剤、香料、防腐剤、酸化防止剤などを本
発明の効果を損なわない範囲で適宣配合出来る. 【0012】以下に実施例を挙げ本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない.【0013】 実施例 4 W/O乳液 1)ジカプリン酸プロピレングリコール 10.0 2)トリオクタン酸グリセリン 2.0 3)シリコーンKF995 10.0 4)KSG−21 1.0 5)シリコーンKF6015 3.0 6)グリセリンモノイソステアレート 1.0 7)キサンタンガム 0.15 8)PCA−Na 0.5 9)精製水 72.35 実施例 5 W/Oリキッドファンデーション 1)シリコーン表面処理肌色組成物 10.0 2)ジカプリン酸プロピレングリコール 15.0 3)シリコーンSH344 8.0 4)シリコーンDC345 6.0 5)KSG−31 1.0 6)アビルEM−90 1.5 7)モノイソステアリン酸グリセリン 2.0 8)PCA−Na 0.5 9)グリセリン 1.0 10)精製水 55.0 軽い伸びで肌への密着性良く、キメ細かな艶、ハリのある仕上がり. 【0014】 【発明の効果】油中水型乳化化粧料で高内相、流動性、
経時安定性に優れ、保湿性、使用性、機能性(耐水性、
保護効果)、安全性等の面で充分満足し得るものを提供
することが出来た.
についてであり、更に詳しくは特定のゲル化剤(a)、
乳化剤(b)、水溶性高分子及び/又は低分子電解質
(c)を含有し更に好ましくはグリセリン分枝脂肪酸及
び/又は不飽和脂肪酸エステル、ソルビタン分枝脂肪酸
及び/又は不飽和脂肪酸エステルを含有し、保湿性、使
用感に優れ流動性、経時安定性、安全性にも優れた油中
水型乳化化粧料に関する. 【0002】 【従来の技術及び問題点】従来、色々な油中水型乳化化
粧料が開発されているが、高内相、流動性、経時安定
性、に優れ、保湿性、使用感、安全性に優れた油中水型
乳化化粧料を得ることは困難であり、その中でも特にシ
リコーン系(ノンオイル)油中水型乳化化粧料、極性油
系の油中水型乳化化粧料が難しく、二相分離型化粧料が
市場の中心となっており、現在市場にある油中水型乳化
化粧料は性能に於いて満足するものは少なく、何らかの
問題を抱える化粧品が多いのが現状ある. 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、油中水型乳化化
粧料に於いてみずみずしく、さっぱりとした使用感を出
すために、内水相比を高くしたり、油分としてシリコー
ン油を用いたり、電解質を添加したりしている.しかし
ながら特にシリコーン系(ノンオイル系)、極性油系で
内水相比の高い、流動性に優れた、高内水相型油中水型
乳化化粧料を調整しようとすると、従来の技術では経時
安定性の点で満足出来るものは得られない.本発明は、
油中水型乳化化粧料で高内相、流動性、経時安定性、に
優れ、保湿性、使用性、安全性等の面で充分満足しえる
基剤を提供することを目的とする. 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等が鋭意研究を
重ねた結果、経時温度安定性の良いゲル化剤の架橋型ポ
リエーテル変性シリコーンと乳化性に優れた乳化剤とし
てのポリエーテル変性シリコーンと水溶性高分子/又は
低分子電解質、を含有し、更に好ましくはグリセリン分
枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、ソルビタン
分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステルを含有する
ことによって高内相、流動性、経時安定性、に優れ、保
湿性、使用性(さっぱりとみずみずしい感触)安全性に
優れた油中水型乳化化粧料が得られることを見いだし、
本発明を完成した. 【0005】即ち、本発明は架橋型ポリエーテル変性シ
リコーン 0.05〜10.0重量%、ポリエーテル変
性シリコーン 0.05〜10.0重量%、水溶性高分
子電解質及び/又は低分子電解質 0.05〜3.0重
量%、を含有し、更に好ましくはグリセリン分枝脂肪酸
及び/又は不飽和脂肪酸エステル、ソルビタン分枝脂肪
酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル 0.1〜5.0
%、を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料で
ある. 【0006】以下、本発明の構成について詳述する. 架橋型ポリエーテル変性シリコーン 含水性シリコーンゲル化剤 シリコーンKSG−20はジメチルメチルハイドロジェ
ンポリシロキサンを両末端に不飽和基を有するポリオキ
シエチレンで架橋させたタイプである.ポリエーテルで
シリコーンを架橋した3次元構造を持つ原料で、100
CS以下の低粘性ジメチルシリコーン油をゲル化すると
共に含水能を有する.基礎、ファンデーション、アイシ
ャドウ、架橋型ポリエーテル変性シリコーン混合物、シ
リコーンKSG−20、21、シリコーンKSG−30
は側鎖に長鎖アルキル基を有するジメチルメチルハイド
ロジェンポリシロキサンを、両末端に不飽和基を有する
ポリオキシエチレンで架橋させたもの、即ちKSG−2
0に長鎖の炭化水素鎖が側鎖部分として導入されたもの
である.炭化水素鎖の長さ、ジメチルシロキサン単位、長鎖の炭
化水素鎖を持つシロキサン単位、架橋度のバランスをと
ることにより、トリグリセライド、エステル、流動パラ
フィンなど極性の高いものから低いものまでをゲル化出
来、水を内包し(水が大きい粒子で入る)W/Oタイプ
の油性ゲルを形成する.長鎖アルキル変性の架橋型ポリ
エーテル変性シリコーン、シリコーンKSG−30、シ
リコーンKSG−31、ファンデーション、口紅、アイ
シャドー、基礎化粧品、 【0007】ポリエーテル変性シリコーン(シリコーン
コポリオール)はポリオキシアルキレン変性オルガノポ
リシロキサンでシリコーン主鎖の側鎖及び/又は末端
に、ポリオキシアルキレン鎖を有する化合物を指す.更
に、側鎖及び/又は末端に水素、炭素数1〜18までの
アルキル鎖、フェニル基、炭素数1〜10までのフルオ
ロアルキル鎖を有しているものを指す.具体的には、ジ
メチコンコーポリオール、ポリオキシアルキレン・アル
キル共変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキ
レン・パーフルオロアルキル共変性オルガノシロキサン
があげられる.例えば、ポリオキシエチレン・メチルポ
リシロキサン共重体[信越化学社のシリコーンKF60
15(HLB=4.5) シリコーンKF6017(H
LB=4.5)等、東レダウニング社のシリコーンSH
3772C(HLB=6.0)、ポリオキシアルキレン
アルキル変性オルガノポリシロキサン[ゴールドシュミ
ット・テー・ハー社のABIL EM−90=メチルポ
リシロキサン・セチルメチルポリシロキサン・ポリ(オ
キシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサ
ン重合体、ゴールドシュミット・テー・ハー社のABI
L WE−09=セチルジメチコンコポリオール・イソ
ステアリン酸ポリグリセリル−4・ラウリン酸ヘキシ
ル]、ポリオキシエチレン・トリフルオロプロピル共変
性シリコーン(HLB=4)ポリエーテルとしてはポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重体がある.
HLB値が1〜6の範囲にあるものが特に好ましい.H
LB値が6を越えるとW/O乳化性、耐汗性が低下する
問題がある. 【0008】水溶性高分子電解質は海藻抽出物としてア
ルギン酸塩、カラギーナン、アルゲコロイド、植物果実
粘質物としてペクチン酸塩、微生物産生粘出物としてキ
サンタンガム、セルローズ誘導体としてカルボキシメチ
ルセルローズNa、アクリル酸共重物としてカルボキシ
ビニルポリマー、ポリアクリル酸Na、その他・ヒアル
ロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na、DNA−Na等
が挙げられる. 【0009】無機塩としては塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、有機塩と
してはアミノ酸塩としてL−グルタミン酸Na、L−ア
スパラギン酸Na、ピロリドンカルボン酸Na、有機酸
塩として、乳酸Na、クエン酸Na、リンゴ酸Na、酒
石酸Na、 【0010】グリセリン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂
肪酸エステルとしてはイソステアリン酸グリセリン(H
LB=3.7)、イソステアリン酸ジグリセリン(HL
B=5.5)、ジイソステアリン酸ジグリセリン(HL
B=3.7)、ポリグリセロールジイソステアレート
(HLB=6.0)、ポリグリセロールトリイソステラ
ート(HLB=4.0)、ペンタイソステアリン酸デカ
グリセリル(HLB=3.5)、その他、オクタン酸グ
リセリン、イソステアリン酸ポリグリセリル−4、モノ
オレイン酸グリセリン(HLB=3.7)、モノオレイ
ン酸ジグリセリル(HLB=5.5)、ジグリセロール
ジオレエート(HLB=3.7)、ペンタオレイン酸ヘ
キサグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル(H
LB=3.5)、ヘプタオレイン酸デカグリセリル、等
である.ソルビタン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸
エステルとしてはイソステアリン酸ソルビタン(HLB
=5.0)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HL
B=4.5)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB=
4.3)、セスキオレイン酸ソルビタン(HLB=3.
7)、トリオレイン酸ソルビタン(HLB=1.7)等
である. 【0011】本発明油中水型乳化化粧料に必要に応じて
一価アルコール、有機及び無機顔料美容剤、薬剤、紫外
線吸収剤、着色剤、香料、防腐剤、酸化防止剤などを本
発明の効果を損なわない範囲で適宣配合出来る. 【0012】以下に実施例を挙げ本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない.【0013】 実施例 4 W/O乳液 1)ジカプリン酸プロピレングリコール 10.0 2)トリオクタン酸グリセリン 2.0 3)シリコーンKF995 10.0 4)KSG−21 1.0 5)シリコーンKF6015 3.0 6)グリセリンモノイソステアレート 1.0 7)キサンタンガム 0.15 8)PCA−Na 0.5 9)精製水 72.35 実施例 5 W/Oリキッドファンデーション 1)シリコーン表面処理肌色組成物 10.0 2)ジカプリン酸プロピレングリコール 15.0 3)シリコーンSH344 8.0 4)シリコーンDC345 6.0 5)KSG−31 1.0 6)アビルEM−90 1.5 7)モノイソステアリン酸グリセリン 2.0 8)PCA−Na 0.5 9)グリセリン 1.0 10)精製水 55.0 軽い伸びで肌への密着性良く、キメ細かな艶、ハリのある仕上がり. 【0014】 【発明の効果】油中水型乳化化粧料で高内相、流動性、
経時安定性に優れ、保湿性、使用性、機能性(耐水性、
保護効果)、安全性等の面で充分満足し得るものを提供
することが出来た.
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 7/00 A61K 7/00 N
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】次の成分(a)、(b)、及び(c) (a)架橋型ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜10.0重量% (b)ポリエーテル変性シリコーン 0.05〜10.0重量% (c)水溶性高分子電解質及び/又は低分子電解質 0.05〜3.0重量% を含有し、更に好ましくは グリセリン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、 ソルビタン分枝脂肪酸及び/又は不飽和脂肪酸エステル、 0.1〜5.0重量% を含有する油中水型乳化化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337117A JP2003113016A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 油中水型乳化化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001337117A JP2003113016A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 油中水型乳化化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003113016A true JP2003113016A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19151829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001337117A Pending JP2003113016A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 油中水型乳化化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003113016A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127306A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Kao Corp | 油中水型乳化化粧料 |
JP2010120913A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Kao Corp | 油中水型乳化組成物 |
WO2013136616A1 (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-19 | 株式会社 資生堂 | 高内水相油中水型乳化組成物 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001337117A patent/JP2003113016A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127306A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Kao Corp | 油中水型乳化化粧料 |
JP2010120913A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Kao Corp | 油中水型乳化組成物 |
WO2013136616A1 (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-19 | 株式会社 資生堂 | 高内水相油中水型乳化組成物 |
JP2013216649A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-10-24 | Shiseido Co Ltd | 高内水相油中水型乳化組成物 |
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