JPH1066856A - W/o型エマルジョン用の乳化剤 - Google Patents
W/o型エマルジョン用の乳化剤Info
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- JPH1066856A JPH1066856A JP9160849A JP16084997A JPH1066856A JP H1066856 A JPH1066856 A JP H1066856A JP 9160849 A JP9160849 A JP 9160849A JP 16084997 A JP16084997 A JP 16084997A JP H1066856 A JPH1066856 A JP H1066856A
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- emulsion
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- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘度が低く、溶剤または分散系を必要とせ
ず、かつ所望の乳化作用をできる限り低い濃度で発揮す
る、W/O型エマルジョンをベースとする乳化剤を提供
する。 【解決手段】 一般式: 【化1】 [式中、Rは−(CH2−)mO−(C2H4O−)x
(C3H6O−)yR1であり、mは2〜4であり、x
は3〜100であり、yは0〜50であり、R1はH、
CH3、CH2CH3であり、nは50〜200であ
る]のコポリマーをW/O型エマルジョン用乳化剤とし
て、エマルジョンの全重量に対して、0.1〜20重量
%の量で使用する。
ず、かつ所望の乳化作用をできる限り低い濃度で発揮す
る、W/O型エマルジョンをベースとする乳化剤を提供
する。 【解決手段】 一般式: 【化1】 [式中、Rは−(CH2−)mO−(C2H4O−)x
(C3H6O−)yR1であり、mは2〜4であり、x
は3〜100であり、yは0〜50であり、R1はH、
CH3、CH2CH3であり、nは50〜200であ
る]のコポリマーをW/O型エマルジョン用乳化剤とし
て、エマルジョンの全重量に対して、0.1〜20重量
%の量で使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、α、ω−ポリエー
テルポリシロキサンをW/O型乳化剤として、特に制汗
製剤において使用することに関する。
テルポリシロキサンをW/O型乳化剤として、特に制汗
製剤において使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】公知の、市場に流通している制汗ゲルは
通例以下のものから構成される:制汗活性の作用物質、
例えば塩化アルミニウム、アルミニウム塩素水化物、活
性アルミニウム塩素水化物、およびジルコニウム塩、
水、油類、特にシリコーン油、ならびに乳化剤。
通例以下のものから構成される:制汗活性の作用物質、
例えば塩化アルミニウム、アルミニウム塩素水化物、活
性アルミニウム塩素水化物、およびジルコニウム塩、
水、油類、特にシリコーン油、ならびに乳化剤。
【0003】通常これらの製剤は、作用物質塩を水に溶
解し、かつ該溶液を不連続成分として、相応のW/O型
乳化剤を含有する油相に撹拌しながら混入することによ
り製造される。
解し、かつ該溶液を不連続成分として、相応のW/O型
乳化剤を含有する油相に撹拌しながら混入することによ
り製造される。
【0004】通常これらのW/O型製剤は不透明であ
る。しかし水相の屈折率を油相の屈折率に一致させる
と、透明なW/O型ゲルが生じる。通常この水相にポリ
アルコール、例えば糖アルコール、またはポリエチレン
グリコールを25〜50重量%の量で添加する。必要量
はエマルジョンの種類および量に依存し、かつ簡単な実
験により容易に確認することができる。エマルジョンの
その他の成分、例えば保存料、芳香油、着色剤、および
安定剤は通例、これらが溶解するか、または容易に分散
することができる相に添加する。引き続き必要に応じ
て、例えばコロイドミルで均質化することができる。
る。しかし水相の屈折率を油相の屈折率に一致させる
と、透明なW/O型ゲルが生じる。通常この水相にポリ
アルコール、例えば糖アルコール、またはポリエチレン
グリコールを25〜50重量%の量で添加する。必要量
はエマルジョンの種類および量に依存し、かつ簡単な実
験により容易に確認することができる。エマルジョンの
その他の成分、例えば保存料、芳香油、着色剤、および
安定剤は通例、これらが溶解するか、または容易に分散
することができる相に添加する。引き続き必要に応じ
て、例えばコロイドミルで均質化することができる。
【0005】ポリシロキサンベースの乳化剤系の使用は
公知であり、かつ例えば米国特許4、988、504号
明細書に詳細に記載されている。それまでに公知であっ
たポリシロキサン乳化剤に対して、米国特許4、98
8、504号明細書では、 a)式: R2SiO2/2[式中、Rは水素、または1〜12個
の炭素原子を有する、置換された、または非置換の炭化
水素基である]の単位、 b)式: RR1SiO2/2[式中、R1は式: −Ra 3−(OR2)n−OR4(式中、R2は−CH
2CH2−であり、R3は1〜20個の炭素原子を有す
る、置換さた、または非置換のアルキレン基であり、R
4はRであり、nは5〜20の値を有し、aは0または
1である)のポリアルキレンエーテルである]の単位、
ならびに c)シロキサン鎖の末端基からなり、この場合、成分
a)の分子量が25000〜35000であるべき乳化
剤が提案されている。
公知であり、かつ例えば米国特許4、988、504号
明細書に詳細に記載されている。それまでに公知であっ
たポリシロキサン乳化剤に対して、米国特許4、98
8、504号明細書では、 a)式: R2SiO2/2[式中、Rは水素、または1〜12個
の炭素原子を有する、置換された、または非置換の炭化
水素基である]の単位、 b)式: RR1SiO2/2[式中、R1は式: −Ra 3−(OR2)n−OR4(式中、R2は−CH
2CH2−であり、R3は1〜20個の炭素原子を有す
る、置換さた、または非置換のアルキレン基であり、R
4はRであり、nは5〜20の値を有し、aは0または
1である)のポリアルキレンエーテルである]の単位、
ならびに c)シロキサン鎖の末端基からなり、この場合、成分
a)の分子量が25000〜35000であるべき乳化
剤が提案されている。
【0006】側位のポリオキシアルキレン基を有する該
乳化剤は、安定性および少ないワックス成分に関して、
制汗スティックのための特性の改善をもたらす。
乳化剤は、安定性および少ないワックス成分に関して、
制汗スティックのための特性の改善をもたらす。
【0007】ヨーロッパ特許0407089号明細書
は、透明なシリコーン油中水型エマルジョンに関し、哺
乳類の皮膚または毛への外用に適しており、水以外に以
下のものを含有している: i. 揮発性ポリジメチルシロキサン1〜50重量%、 ii. 分子量10000〜50000、かつ構造式:
は、透明なシリコーン油中水型エマルジョンに関し、哺
乳類の皮膚または毛への外用に適しており、水以外に以
下のものを含有している: i. 揮発性ポリジメチルシロキサン1〜50重量%、 ii. 分子量10000〜50000、かつ構造式:
【0008】
【化2】
【0009】[式中、Rは−Hまたは式:
【0010】
【化3】
【0011】(式中、aは9〜115の値を有し、bは
0〜50の値を有し、xは133〜673の値を有し、
yは25〜0.25の値を有する)の基である]を有す
る、ポリオキシエチレン側鎖および/またはポリオキシ
プロピレン側鎖を有するジメチルポリシロキサンのポリ
マーを含有する、シリコーン界面活性剤含有物質0.1
〜20重量%、ならびに iii.少なくとも多価アルコールである、透明剤1〜
50重量%。
0〜50の値を有し、xは133〜673の値を有し、
yは25〜0.25の値を有する)の基である]を有す
る、ポリオキシエチレン側鎖および/またはポリオキシ
プロピレン側鎖を有するジメチルポリシロキサンのポリ
マーを含有する、シリコーン界面活性剤含有物質0.1
〜20重量%、ならびに iii.少なくとも多価アルコールである、透明剤1〜
50重量%。
【0012】従ってここで提案されているシロキサン乳
化剤もまた、側鎖にポリオキシエチレン基およびポリオ
キシプロピレン基を有し、かつ高分子量を特徴としてい
る。該エマルジョンは記載によれば、良好な貯蔵安定性
および熱安定性、ならびに皮膚を痛めない特性を有して
いる。しかし該シロキサン乳化剤の場合、極めて高い粘
度が欠点となり、溶剤中でなくては処理できない。その
ため該乳化剤は有利には、粘度5mm2.s−1未満を
有していなくてはならない短鎖(D4、D5)シリコー
ン油中で分散系として使用する。この場合有利には10
%の乳化剤製剤を使用する。そのため該乳化剤の使用は
必然的に短鎖シリコーン油の混入と結びついており、か
つそのために所望の制汗ゲルの成分の選択が制限されて
くる。
化剤もまた、側鎖にポリオキシエチレン基およびポリオ
キシプロピレン基を有し、かつ高分子量を特徴としてい
る。該エマルジョンは記載によれば、良好な貯蔵安定性
および熱安定性、ならびに皮膚を痛めない特性を有して
いる。しかし該シロキサン乳化剤の場合、極めて高い粘
度が欠点となり、溶剤中でなくては処理できない。その
ため該乳化剤は有利には、粘度5mm2.s−1未満を
有していなくてはならない短鎖(D4、D5)シリコー
ン油中で分散系として使用する。この場合有利には10
%の乳化剤製剤を使用する。そのため該乳化剤の使用は
必然的に短鎖シリコーン油の混入と結びついており、か
つそのために所望の制汗ゲルの成分の選択が制限されて
くる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、粘度が低く、ひいては溶剤または分散系を使用しな
くても処理ができ、かつ所望の乳化作用をできる限り低
い濃度で発揮するような、W/O型エマルジョンをベー
スとする制汗製剤のための乳化剤を提供することであ
る。該乳化剤は安定性が高く、かつこの安定性を熱的負
荷がかかる場合にも維持するべきである。この場合化粧
品への適用範囲のために乳化剤は生理学上問題のないも
のでなくてはならない。
は、粘度が低く、ひいては溶剤または分散系を使用しな
くても処理ができ、かつ所望の乳化作用をできる限り低
い濃度で発揮するような、W/O型エマルジョンをベー
スとする制汗製剤のための乳化剤を提供することであ
る。該乳化剤は安定性が高く、かつこの安定性を熱的負
荷がかかる場合にも維持するべきである。この場合化粧
品への適用範囲のために乳化剤は生理学上問題のないも
のでなくてはならない。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、一般式:
り、一般式:
【0015】
【化4】
【0016】[式中、Rは−(CH2−)mO−(C2
H4O−)x(C3H6O−)yR1でありmは2〜4
であり、xは3〜100であり、yは0〜50であり、
R1はH、CH3、CH2CH3であり、nは50〜2
00である]のコポリマーを、W/O型エマルジョン用
の乳化剤として、エマルジョンの全重量に対して、0.
1〜20重量%の量で使用することにより解決される。
H4O−)x(C3H6O−)yR1でありmは2〜4
であり、xは3〜100であり、yは0〜50であり、
R1はH、CH3、CH2CH3であり、nは50〜2
00である]のコポリマーを、W/O型エマルジョン用
の乳化剤として、エマルジョンの全重量に対して、0.
1〜20重量%の量で使用することにより解決される。
【0017】この場合オキシエチレン基のオキシプロピ
レン基に対する重量比は、有利にはポリエチレンオキシ
ドのポリプロピレンオキシドに対する重量比が100:
10〜20:80であるように選択する。
レン基に対する重量比は、有利にはポリエチレンオキシ
ドのポリプロピレンオキシドに対する重量比が100:
10〜20:80であるように選択する。
【0018】R1がH、およびnが100〜150であ
り、かつポリエチレンオキシドのポリプロピレンオキシ
ドに対する重量比が80:20〜40:60であるコポ
リマーは特に有利である。
り、かつポリエチレンオキシドのポリプロピレンオキシ
ドに対する重量比が80:20〜40:60であるコポ
リマーは特に有利である。
【0019】オキシエチレン単位およびオキシプロピレ
ン単位は統計学的に分布するかまたはブロック式に配置
されていてもよい。
ン単位は統計学的に分布するかまたはブロック式に配置
されていてもよい。
【0020】本発明による乳化剤は、公知の乳化剤と異
なり、末端のシロキサン基がポリエーテル基で変性され
ている。この種のグラフトコポリマーは通常の、櫛形に
変性したタイプと異なり、1ポリマー分子当たりポリエ
ーテル基2という低い変性度を有する。全分子中の疎水
性基(指数yおよび指数n)および親水性基(指数x)
の変性により、本発明により使用するポリエーテルシロ
キサンは所望のHLB値および必要な界面活性度に調整
することができる。この場合乳化剤は比較的低い分子量
で生じ、このことにより意外にも、高温、凍結/露−サ
イクル、および長期貯蔵に対して著しい安定性を有する
エマルジョンを製造することができるようになる。この
場合本発明により使用する乳化剤は従来技術に対して一
連の利点を有する。該乳化剤は100%の生成物として
も粘度が低く、かつ処理しやすく、かつ従来の化合物よ
りも容易に製造することができる。溶剤を含有する生成
物と比較した場合、必要とする使用濃度はより低く、こ
のことは論理学上の範囲において著しい節減につなが
る。従来技術の生成物にはシリコーン油が使用されてい
る。これに対し本発明による化合物にとっては、必要に
応じてシリコーン油を含有しない製剤が可能であるとい
う利点が生じる。
なり、末端のシロキサン基がポリエーテル基で変性され
ている。この種のグラフトコポリマーは通常の、櫛形に
変性したタイプと異なり、1ポリマー分子当たりポリエ
ーテル基2という低い変性度を有する。全分子中の疎水
性基(指数yおよび指数n)および親水性基(指数x)
の変性により、本発明により使用するポリエーテルシロ
キサンは所望のHLB値および必要な界面活性度に調整
することができる。この場合乳化剤は比較的低い分子量
で生じ、このことにより意外にも、高温、凍結/露−サ
イクル、および長期貯蔵に対して著しい安定性を有する
エマルジョンを製造することができるようになる。この
場合本発明により使用する乳化剤は従来技術に対して一
連の利点を有する。該乳化剤は100%の生成物として
も粘度が低く、かつ処理しやすく、かつ従来の化合物よ
りも容易に製造することができる。溶剤を含有する生成
物と比較した場合、必要とする使用濃度はより低く、こ
のことは論理学上の範囲において著しい節減につなが
る。従来技術の生成物にはシリコーン油が使用されてい
る。これに対し本発明による化合物にとっては、必要に
応じてシリコーン油を含有しない製剤が可能であるとい
う利点が生じる。
【0021】本発明による乳化剤は、線状または環状で
あってもよいシリコーン油を有するW/O型エマルジョ
ンの製造に適している。シリコーン油、例えばオクタメ
チルシクロテトラシロキサンが有利である。シリコーン
油と一緒にその他の油類またはワックス類を乳化するこ
とも可能である。
あってもよいシリコーン油を有するW/O型エマルジョ
ンの製造に適している。シリコーン油、例えばオクタメ
チルシクロテトラシロキサンが有利である。シリコーン
油と一緒にその他の油類またはワックス類を乳化するこ
とも可能である。
【0022】そのような油類は例えば合成スキンオイ
ル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルス
テアレート、ラウリン酸ヘキシルエステル、油酸オレイ
ルエステルである。さらに液状ワックス、例えばホホバ
油が適している。
ル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルス
テアレート、ラウリン酸ヘキシルエステル、油酸オレイ
ルエステルである。さらに液状ワックス、例えばホホバ
油が適している。
【0023】油相のその他の成分はもちろん植物性また
は動物性油脂、例えばミンク油、魚油、蹄油、骨油、ヒ
マシ油、ヒマワリ油、アボカド油、オリーブ油、ピーナ
ッツ油、パーム油であってもよい。乳化するべきエステ
ル油およびシリコーン油に、さらにマイクロワックスま
たはその他の粘稠剤を添加することも可能であり、得ら
れるエマルジョンの稠度をこれらの添加により、液状か
ら固形まで調整することが可能である。
は動物性油脂、例えばミンク油、魚油、蹄油、骨油、ヒ
マシ油、ヒマワリ油、アボカド油、オリーブ油、ピーナ
ッツ油、パーム油であってもよい。乳化するべきエステ
ル油およびシリコーン油に、さらにマイクロワックスま
たはその他の粘稠剤を添加することも可能であり、得ら
れるエマルジョンの稠度をこれらの添加により、液状か
ら固形まで調整することが可能である。
【0024】低温安定性を向上するためにはエマルジョ
ンにポリアルコール、例えばグリセリン、1,2−プロ
ピレングリコール、ソルビットを0.5〜15重量%の
量で添加することが可能である。熱安定性は電解質、例
えば塩化ナトリウム、塩化カルシウム、および/または
硫酸マグネシウムを添加することにより改善することが
できる。これらの添加物は0.5〜10.0重量%で使
用する。さらにステアリン酸亜鉛またはステアリン酸ア
ルミニウムを添加することにより製剤の安定性を改善す
ることが可能である。
ンにポリアルコール、例えばグリセリン、1,2−プロ
ピレングリコール、ソルビットを0.5〜15重量%の
量で添加することが可能である。熱安定性は電解質、例
えば塩化ナトリウム、塩化カルシウム、および/または
硫酸マグネシウムを添加することにより改善することが
できる。これらの添加物は0.5〜10.0重量%で使
用する。さらにステアリン酸亜鉛またはステアリン酸ア
ルミニウムを添加することにより製剤の安定性を改善す
ることが可能である。
【0025】乳化剤の使用濃度は少なくとも1重量%で
あるとよく、油相は全製剤の15〜50重量%を形成し
てもよい。
あるとよく、油相は全製剤の15〜50重量%を形成し
てもよい。
【0026】エマルジョンは水含有量が70〜85重量
%である場合にペースト状の稠度を有する。水を少なく
すると系の粘度は低下してローション様の稠度となり、
かつしかも極めて粘度の低いエマルジョンを製造するた
めには、使用する水をさらに減少させることもできる。
%である場合にペースト状の稠度を有する。水を少なく
すると系の粘度は低下してローション様の稠度となり、
かつしかも極めて粘度の低いエマルジョンを製造するた
めには、使用する水をさらに減少させることもできる。
【0027】制汗用W/O型エマルジョンは、シリコー
ン油、特にポリシロキサンD4およびD5を単独でまた
はスキンオイルと併用して、乳化剤つまりポリエーテル
シロキサンに溶解し、かつ分散させることにより、通例
の方法で製造する。乳化剤が高融点成分、例えばシリコ
ーンワックス、またはミツロウを含有している場合に
は、油相をこれらの成分の融点範囲以上に加温する。
ン油、特にポリシロキサンD4およびD5を単独でまた
はスキンオイルと併用して、乳化剤つまりポリエーテル
シロキサンに溶解し、かつ分散させることにより、通例
の方法で製造する。乳化剤が高融点成分、例えばシリコ
ーンワックス、またはミツロウを含有している場合に
は、油相をこれらの成分の融点範囲以上に加温する。
【0028】次いで水相を、撹拌下で徐々に油相に添加
する。透明なW/O型エマルジョンゲルの場合は水相の
屈折率を油相の屈折率と一致させる。このことは水相の
水に対するポリアルコール(グリセリン、プロピレング
リコール、ソルビットなど)の比率を相応に調整するこ
とで行うことができる。
する。透明なW/O型エマルジョンゲルの場合は水相の
屈折率を油相の屈折率と一致させる。このことは水相の
水に対するポリアルコール(グリセリン、プロピレング
リコール、ソルビットなど)の比率を相応に調整するこ
とで行うことができる。
【0029】
1.乳化剤 表は本発明による適用に適切な幾つかの乳化剤の化学構
造を表す:
造を表す:
【0030】
【表1】
【0031】2.製剤例 2.1.製造 表2は本発明によるエマルジョンないしはエマルジョン
ゲルの組成を表す。
ゲルの組成を表す。
【0032】エマルジョンは撹拌機を有する容器で製造
する。容器中に成分Aを入れ、かつ場合により融解す
る。撹拌しながら、場合により食塩、プロピレングリコ
ール、調剤に応じてアルミニウム塩(溶液で)を溶解し
ている水を、乳化剤および油からなる混合物に添加す
る。
する。容器中に成分Aを入れ、かつ場合により融解す
る。撹拌しながら、場合により食塩、プロピレングリコ
ール、調剤に応じてアルミニウム塩(溶液で)を溶解し
ている水を、乳化剤および油からなる混合物に添加す
る。
【0033】透明なゲル状の製剤の場合にはポリアルコ
ール(例えばプロピレングリコール、グリセリン、また
はソルビトール)を添加することにより水相の屈折率を
油相の屈折率と一致させる。
ール(例えばプロピレングリコール、グリセリン、また
はソルビトール)を添加することにより水相の屈折率を
油相の屈折率と一致させる。
【0034】得られたW/O型エマルジョンないしはW
/O型エマルジョンゲルを必要に応じて、例えばコロイ
ドミルまたは圧力の原理に従って作動するホモジナイザ
ーで均質化することが可能である。製造したエマルジョ
ンは粒子の直径1μ未満の粒度を有する。
/O型エマルジョンゲルを必要に応じて、例えばコロイ
ドミルまたは圧力の原理に従って作動するホモジナイザ
ーで均質化することが可能である。製造したエマルジョ
ンは粒子の直径1μ未満の粒度を有する。
【0035】2.2.エマルジョン例1〜7 エマルジョン1、3、4、5、6、7はクリーム状ない
しはゲル状の稠度を有し、エマルジョン2は液状であ
る。エマルジョンないしはエマルジョンゲルは20℃お
よび45℃で貯蔵した場合、3カ月間安定している。エ
マルジョンは5回、−15℃に冷却しかつ引き続き20
℃に加温した後でも安定性が損なわれない。エマルジョ
ンを20℃で6カ月貯蔵した後でも粘度の低下は認めら
れない。
しはゲル状の稠度を有し、エマルジョン2は液状であ
る。エマルジョンないしはエマルジョンゲルは20℃お
よび45℃で貯蔵した場合、3カ月間安定している。エ
マルジョンは5回、−15℃に冷却しかつ引き続き20
℃に加温した後でも安定性が損なわれない。エマルジョ
ンを20℃で6カ月貯蔵した後でも粘度の低下は認めら
れない。
【0036】製剤例の2および5は肌の手入れ用エマル
ジョンである。エマルジョンはなめらかで光沢のある外
観を有する。該エマルジョンは極めて良好に肌に分散す
ることができ、すばやく浸透し、かつ心地よい、ビロー
ドのような、ややひんやりした肌の感触をもたらす。
ジョンである。エマルジョンはなめらかで光沢のある外
観を有する。該エマルジョンは極めて良好に肌に分散す
ることができ、すばやく浸透し、かつ心地よい、ビロー
ドのような、ややひんやりした肌の感触をもたらす。
【0037】製剤例の1、3、4、6、および7は制汗
剤として使用するための透明なエマルジョンである。該
製剤の透明度は水相の屈折率を油相の屈折率と一致させ
ることにより達成される。該製剤は極めて良好に肌に分
散することができ、かつ肌の表面にビロードのようなな
めらかな感触を残す。
剤として使用するための透明なエマルジョンである。該
製剤の透明度は水相の屈折率を油相の屈折率と一致させ
ることにより達成される。該製剤は極めて良好に肌に分
散することができ、かつ肌の表面にビロードのようなな
めらかな感触を残す。
【0038】
【表2】
【0039】*1)ABIL Wax 9801(ポリ
シロキサン−ポリアルキレン−コポリマー)、(Th.
Goldschmidt AG) *2)TEGO Deo CW 90(防臭作用物
質)、(Th. Goldschmidt AG) *3)Reach 501(制汗作用物質、水中50
%)、(Reheis) *4) Reach 36GLY(制汗作用物質、水中3
6%)、(Reheis) 3.製剤例 3.1.乳化剤 比較のために市場に流通している製品「Formula
tion aid DC 3225 C」Dow Co
rning、を使用する。これはオクタメチルシクロテ
トラシロキサンおよびデカメチルシクロペンタシロキサ
ン中、変性(グラフトコポリマー)としてポリエチレン
グリコール/ポリプロピレングリコール基を有する、櫛
形に変性したポリジメチルシロキサンの不透明な分散系
である。該分散系から、しばらくすると既に明色の沈殿
物が沈殿する。
シロキサン−ポリアルキレン−コポリマー)、(Th.
Goldschmidt AG) *2)TEGO Deo CW 90(防臭作用物
質)、(Th. Goldschmidt AG) *3)Reach 501(制汗作用物質、水中50
%)、(Reheis) *4) Reach 36GLY(制汗作用物質、水中3
6%)、(Reheis) 3.製剤例 3.1.乳化剤 比較のために市場に流通している製品「Formula
tion aid DC 3225 C」Dow Co
rning、を使用する。これはオクタメチルシクロテ
トラシロキサンおよびデカメチルシクロペンタシロキサ
ン中、変性(グラフトコポリマー)としてポリエチレン
グリコール/ポリプロピレングリコール基を有する、櫛
形に変性したポリジメチルシロキサンの不透明な分散系
である。該分散系から、しばらくすると既に明色の沈殿
物が沈殿する。
【0040】これに対し、本発明による乳化剤は透明で
均質な生成物である。市場の比較製品の場合のような分
離現象は本発明による乳化剤では見られなかった。
均質な生成物である。市場の比較製品の場合のような分
離現象は本発明による乳化剤では見られなかった。
【0041】3.2.製剤 表3の調剤は前記のように製造した。
【0042】
【表3】
【0043】*4) Reach 36GLY(制汗作用
物質、水中36%)、(Reheis) 3.3.比較:ゲル製剤の粘度 製剤例 3 8 粘度 45000mPas 49000mPas 調剤例3および8の粘度は類似している。
物質、水中36%)、(Reheis) 3.3.比較:ゲル製剤の粘度 製剤例 3 8 粘度 45000mPas 49000mPas 調剤例3および8の粘度は類似している。
【0044】 3.4.肌の手入れ用製剤のシリコーン油の割合 製剤例 9 10 11 シリコーン油の割合 0% 27% 27% 調剤例におけるシリコーン油の割合は乳化剤により決定
する。市場の比較製品、DC 3225 Cは、シリコ
ーン油89%を含有している。例10が示すように、D
C 3225 Cでシリコーン油を含有しないエマルジ
ョンを製造することは不可能である。これに対して本発
明による乳化剤では、シリコーン油を含有しない製剤
(例9)のみならず、 DC 3225 Cで製造でき
る製剤と同量のシリコーン油を含有する製剤(例11)
を製造することもまた可能である。
する。市場の比較製品、DC 3225 Cは、シリコ
ーン油89%を含有している。例10が示すように、D
C 3225 Cでシリコーン油を含有しないエマルジ
ョンを製造することは不可能である。これに対して本発
明による乳化剤では、シリコーン油を含有しない製剤
(例9)のみならず、 DC 3225 Cで製造でき
る製剤と同量のシリコーン油を含有する製剤(例11)
を製造することもまた可能である。
【0045】4.制汗製剤の効果試験 4.1.試験調剤 表4に記載した製剤を全試験における効果の測定に使用
する。アルミニウムの含有量はこれら全ての製剤におい
て6%である。
する。アルミニウムの含有量はこれら全ての製剤におい
て6%である。
【0046】
【表4】
【0047】*3)Reach 501(制汗作用物
質、水中50%)、(Reheis) 4.2.アルミニウムの遊離 試験した製剤において活性含有物質(アルミニウム塩素
水化物溶液)は内部の水相中に溶液として存在する。効
果を発揮するためにはアルミニウム塩素水化物溶液は外
部の油相に流出しなくてはならない。活性含有物質(ア
ルミニウム塩素水化物溶液)の遊離速度を製剤例12お
よび13で調査する。
質、水中50%)、(Reheis) 4.2.アルミニウムの遊離 試験した製剤において活性含有物質(アルミニウム塩素
水化物溶液)は内部の水相中に溶液として存在する。効
果を発揮するためにはアルミニウム塩素水化物溶液は外
部の油相に流出しなくてはならない。活性含有物質(ア
ルミニウム塩素水化物溶液)の遊離速度を製剤例12お
よび13で調査する。
【0048】このために製剤を水95%で希釈する。5
分間振とうした後で一定量の水溶液中のアルミニウム含
有量を測定する。この5分値が出発点を示す。希釈液を
さらに振とうし、1時間および24時間後にそのつどあ
らたに一定量を分析のために取り出す。水溶液中のアル
ミニウムの含有量を原子吸光分光分析により測定する。
分間振とうした後で一定量の水溶液中のアルミニウム含
有量を測定する。この5分値が出発点を示す。希釈液を
さらに振とうし、1時間および24時間後にそのつどあ
らたに一定量を分析のために取り出す。水溶液中のアル
ミニウムの含有量を原子吸光分光分析により測定する。
【0049】結果を表5にまとめてある。製剤例12お
よび13では同様にアルミニウムの遊離速度が速いこと
が明らかになる。
よび13では同様にアルミニウムの遊離速度が速いこと
が明らかになる。
【0050】
【表5】
【0051】4.3.制汗効果の生体内テスト 4.3.1.予備調査(被験者の選別) 前腕の掌側の表面に同程度の発汗(汗の発生)を有する
被験者を選別する。
被験者を選別する。
【0052】このためにまず相応の皮膚表面をアルコー
ルで拭う。これは残留水分を除去するためである。次い
で95%アルコール中ヨウ素3%の混合物を表面全体に
塗布する。表面の乾燥後、デンプンおよびヒマシ油(5
0:50w/w)からなる懸濁液を皮膚に塗布する。被
験者を気温37℃および相対湿度35%に調候した部屋
に置く。この場合のテスト時間は個々の被験者の汗の発
生次第である。別の手順としては、被験者を早歩きさせ
て汗を発生させる。
ルで拭う。これは残留水分を除去するためである。次い
で95%アルコール中ヨウ素3%の混合物を表面全体に
塗布する。表面の乾燥後、デンプンおよびヒマシ油(5
0:50w/w)からなる懸濁液を皮膚に塗布する。被
験者を気温37℃および相対湿度35%に調候した部屋
に置く。この場合のテスト時間は個々の被験者の汗の発
生次第である。別の手順としては、被験者を早歩きさせ
て汗を発生させる。
【0053】発汗により水が遊離する。水の存在下でヨ
ウ素とデンプンは強く青色に着色する包接化合物(ヨウ
素デンプン錯体)を形成する。処理した表面を観察して
同程度の表面を調べる。
ウ素とデンプンは強く青色に着色する包接化合物(ヨウ
素デンプン錯体)を形成する。処理した表面を観察して
同程度の表面を調べる。
【0054】4.3.2.制汗製剤を用いた処理 皮膚表面をテスト製剤12および13で処理するため
に、浸漬による吸蔵技術を応用する(Occlusion by Imm
ersion Technique, OBIT)。
に、浸漬による吸蔵技術を応用する(Occlusion by Imm
ersion Technique, OBIT)。
【0055】処理するべき皮膚表面をまず水で洗浄す
る。底に穴(直径1cm)を有する小さなプラスチック
ビーカー(直径2.5cm)を接着テープで皮膚表面に
固定する。これを12人の被験者の前腕にそれぞれ2〜
3個のビーカーを用いて実施する。ビーカーの穴から一
定量のサンプル溶液1.0〜1.4mlを塗布する。接
触時間30分後、この処理を終了する。次いでビーカー
を除去し、かつ余剰の制汗剤を水で洗い流す。処理した
表面は後の確認のために印を付ける。
る。底に穴(直径1cm)を有する小さなプラスチック
ビーカー(直径2.5cm)を接着テープで皮膚表面に
固定する。これを12人の被験者の前腕にそれぞれ2〜
3個のビーカーを用いて実施する。ビーカーの穴から一
定量のサンプル溶液1.0〜1.4mlを塗布する。接
触時間30分後、この処理を終了する。次いでビーカー
を除去し、かつ余剰の制汗剤を水で洗い流す。処理した
表面は後の確認のために印を付ける。
【0056】4.3.3.制汗効果の測定 処理の30分および4時間後、制汗製剤の効果測定を実
施する。このためにまず、相応の皮膚表面をアルコール
で拭う。これは残留水分を除去するために行う。次いで
95%アルコール中ヨウ素3%の混合物を全面に塗布す
る。表面の乾燥後、デンプンおよびヒマシ油(50:5
0w/w)からなる懸濁液を皮膚に塗布する。被験者を
気温37℃および相対湿度35%に調候した部屋で発汗
させる。該処理の時間はこの場合、個々の被験者の汗の
発生次第である。次いで処理した面を視覚的に調査し、
かつ制汗活性を0〜100%のスケールで評価する。数
値は制汗剤の処理により汗を分泌しなかった汗腺の割合
を表す。
施する。このためにまず、相応の皮膚表面をアルコール
で拭う。これは残留水分を除去するために行う。次いで
95%アルコール中ヨウ素3%の混合物を全面に塗布す
る。表面の乾燥後、デンプンおよびヒマシ油(50:5
0w/w)からなる懸濁液を皮膚に塗布する。被験者を
気温37℃および相対湿度35%に調候した部屋で発汗
させる。該処理の時間はこの場合、個々の被験者の汗の
発生次第である。次いで処理した面を視覚的に調査し、
かつ制汗活性を0〜100%のスケールで評価する。数
値は制汗剤の処理により汗を分泌しなかった汗腺の割合
を表す。
【0057】前記のテストモデルに基づき、そのつど平
均して製剤12および13それぞれにより30分および
4時間後、発汗が20〜30%減少する。
均して製剤12および13それぞれにより30分および
4時間後、発汗が20〜30%減少する。
【0058】本例は、本発明による乳化剤で効果の高い
制汗製剤を製造することができることを示している。
制汗製剤を製造することができることを示している。
【0059】本発明により使用するべき乳化剤で製造し
たW/O型エマルジョンは工業目的、例えば家具、塗装
板、および床の手入れ剤およびつや出しにとっても適切
である。
たW/O型エマルジョンは工業目的、例えば家具、塗装
板、および床の手入れ剤およびつや出しにとっても適切
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス イェニ ドイツ連邦共和国 ヴィッテン マルクト ヴェーク 28 ツェー (72)発明者 ホルガー ライトライター ドイツ連邦共和国 ハッティンゲン ラン ゲ シュトラーセ 41 アー (72)発明者 アルフレート ヴァルター ドイツ連邦共和国 エッセン エフマンシ ュトラーセ 10
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 [式中、 Rは−(CH2−)mO−(C2H4O−)x(C3H
6O−)yR1であり mは2〜4であり、 xは3〜100であり、 yは0〜50であり、 R1はH、CH3、CH2CH3であり、 nは50〜200である]のコポリマーからなる、エマ
ルジョンの全重量に対して0.1〜20重量%の量で使
用する、W/O型エマルジョン用乳化剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19624550.8 | 1996-06-20 | ||
DE19624550A DE19624550A1 (de) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | alpha,omega-Polyetherpolysiloxane als W/O-Emulgatoren |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1066856A true JPH1066856A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=7797427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160849A Pending JPH1066856A (ja) | 1996-06-20 | 1997-06-18 | W/o型エマルジョン用の乳化剤 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0819426B1 (ja) |
JP (1) | JPH1066856A (ja) |
AT (1) | ATE272386T1 (ja) |
CA (1) | CA2207113A1 (ja) |
DE (2) | DE19624550A1 (ja) |
ES (1) | ES2222490T3 (ja) |
PL (1) | PL186052B1 (ja) |
PT (1) | PT819426E (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001247452A (ja) * | 2000-02-19 | 2001-09-11 | Goldschmidt Ag | 化粧用および医薬用水中油型エマルション |
JP2002145803A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Pigeon Corp | マッサージオイル |
KR20190003476A (ko) | 2016-04-28 | 2019-01-09 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 유화화장료 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2776513B1 (fr) * | 1998-03-26 | 2001-04-20 | Oreal | Emulsion e/h, composition comprenant une telle emulsion et utilisation en cosmetique, pharmacie ou hygiene |
FR2776514B1 (fr) | 1998-03-26 | 2001-03-09 | Oreal | Emulsion e/h, composition comprenant une telle emulsion et utilisation en cosmetique, pharmacie ou hygiene |
FR2776515B1 (fr) * | 1998-03-26 | 2001-02-09 | Oreal | Emulsion e/h, composition comprenant une telle emulsion et utilisation en cosmetique, pharmacie ou hygiene |
DE19824418A1 (de) * | 1998-05-30 | 1999-12-02 | Goldschmidt Ag Th | Transparente Sonnenschutzgele |
DE10234882B4 (de) * | 2002-07-31 | 2004-09-09 | Beiersdorf Ag | Kosmetische und/oder dermatologische Zubereitung und deren Verwendung |
DE10243992A1 (de) | 2002-09-21 | 2004-04-01 | Goldschmidt Ag | Polyestergruppen aufweisende amphiphile Organopolysiloxane und deren Verwendung als Emulgatoren oder Dispergierhilfsmittel |
US20060067961A1 (en) * | 2004-09-30 | 2006-03-30 | Kimberly-Clark Worldwide,Inc. | Skin cooling compositions |
US20060067962A1 (en) * | 2004-09-30 | 2006-03-30 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Skin cooling compositions |
US20080014166A1 (en) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Clariant International, Ltd. | Cosmetic or pharmaceutical compositions comprising modified polyorganosiloxanes |
US8735524B2 (en) * | 2011-09-09 | 2014-05-27 | Air Products And Chemicals, Inc. | Silicone containing compositions and uses thereof |
WO2017076856A1 (en) * | 2015-11-05 | 2017-05-11 | Basf Se | Process for preparing polyalkylene ether-modified polysiloxanes and use thereof |
EP3371247B1 (en) | 2015-11-05 | 2019-08-07 | Basf Se | Process for preparing polyalkylene ether-modified polysiloxanes and use thereof |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0266921A3 (en) * | 1986-11-06 | 1990-05-30 | Shiseido Company Limited | Skin irritation alleviation agent and composition thereof |
US4988504A (en) * | 1987-08-19 | 1991-01-29 | General Electric Company | Silicone surfactants |
US5132047A (en) * | 1988-02-09 | 1992-07-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Organopolysiloxane emulsion composition |
JPH0768115B2 (ja) * | 1989-05-17 | 1995-07-26 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
GB8914905D0 (en) * | 1989-06-29 | 1989-08-23 | Unilever Plc | Cosmetic composition |
-
1996
- 1996-06-20 DE DE19624550A patent/DE19624550A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-06-05 CA CA002207113A patent/CA2207113A1/en not_active Abandoned
- 1997-06-10 DE DE59711819T patent/DE59711819D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-10 ES ES97109342T patent/ES2222490T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-10 PT PT97109342T patent/PT819426E/pt unknown
- 1997-06-10 AT AT97109342T patent/ATE272386T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-06-10 EP EP97109342A patent/EP0819426B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-18 JP JP9160849A patent/JPH1066856A/ja active Pending
- 1997-06-19 PL PL97320655A patent/PL186052B1/pl unknown
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001247452A (ja) * | 2000-02-19 | 2001-09-11 | Goldschmidt Ag | 化粧用および医薬用水中油型エマルション |
JP2002145803A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Pigeon Corp | マッサージオイル |
KR20190003476A (ko) | 2016-04-28 | 2019-01-09 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 유화화장료 |
US11351107B2 (en) | 2016-04-28 | 2022-06-07 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Emulsified cosmetic |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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EP0819426B1 (de) | 2004-08-04 |
EP0819426A2 (de) | 1998-01-21 |
EP0819426A3 (de) | 2001-05-09 |
CA2207113A1 (en) | 1997-12-20 |
DE19624550A1 (de) | 1998-01-08 |
PT819426E (pt) | 2004-10-29 |
ATE272386T1 (de) | 2004-08-15 |
PL186052B1 (pl) | 2003-09-30 |
ES2222490T3 (es) | 2005-02-01 |
DE59711819D1 (de) | 2004-09-09 |
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