JP2003112753A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2003112753A
JP2003112753A JP2002243539A JP2002243539A JP2003112753A JP 2003112753 A JP2003112753 A JP 2003112753A JP 2002243539 A JP2002243539 A JP 2002243539A JP 2002243539 A JP2002243539 A JP 2002243539A JP 2003112753 A JP2003112753 A JP 2003112753A
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lid
container
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JP2002243539A
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Hideo Kashiide
英男 樫出
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GINPOO PACK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体の開閉の手間を低減すると共に先の内容
物をほこりに触れさせることなく開閉し得る容器を提供
する。 【解決手段】 内容物を入れる皿部を区分けし得るよう
仕切壁16を備えた収納体13と、収納体13に嵌合し
て収納体13の内部を密閉する蓋体14とを備えた容器
10であって、蓋体14は、収納体13の仕切壁16に
接して皿部15,19,20を別々に密閉する仕切部を
備えると共に、一方の皿部19,20を密閉した状態で
他方の皿部15を開放し得るよう蓋体14の一部を開閉
可能に構成する。これにより、蓋体14を収納体13か
ら完全に取り外すことを不要にして蓋体14の開閉の手
間を低減し、内容物を迅速に充填することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の内容物を
入れる容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、惣菜やご飯等は容器に入れて販
売されており、惣菜やご飯等の内容物を入れる容器の一
例を示すと、図16に示す如く、容器1は、側壁2及び
仕切壁3により複数で大小の皿部4を形成する収納体5
と、収納体5の上部に外嵌し得るよう上蓋6に周縁7を
形成した蓋体8と備えている。
【0003】容器1に内容物を入れて弁当を形成する際
には、惣菜及びご飯等の異なる食材を収納体5の複数の
皿部4に区分けして入れ、蓋体8を外嵌して収納体5の
内部を密閉することにより弁当を構成している。又、弁
当を販売する際には、販売と同時にレンジを用いて内容
物の全てを温めるか、もしくは、温めることができない
惣菜を先に所定の皿部4に入れ、後にご飯等の温かいも
のを他の皿部4に入れて販売している。
【0004】ここで、温めることができない惣菜等の食
材のために、先に惣菜等の食材を収納体5に入れ、後で
ご飯等の温かい食材を入れて販売する手順を詳細に説明
すると、初めに、惣菜等の食材を入れた収納体5に蓋体
8を外嵌して密閉状態で準備し、販売時に収納体5から
蓋体8を外してご飯等の温かい食材を入れ、収納体5に
蓋体8を再び外嵌して販売している。なお、他の手順と
しては、温める必要のある食材を入れた収納体5に対し
蓋体8を外嵌して密閉状態で準備しておき、販売時にレ
ンジで温めた後、収納体5から蓋体8を外して常温もし
くは冷たい食材を入れ、再び収納体5に蓋体8を外嵌し
て販売するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このことから温度の異
なる内容物を容器1に入れて販売する場合には、先の内
容物を入れた収納体5から蓋体8を完全に取り外した
後、温度の異なる内容物を入れて再び蓋体8を収納体5
に外嵌する必要があるため、蓋体8の開閉に手間がかか
り、内容物を迅速に充填することができないという問題
があった。又、温度の異なる内容物を後で入れる際に
は、収納体5から蓋体8を取り外して先の内容物を完全
に露出させるため、ほこりが入り不衛生であつた。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、蓋体の開閉
の手間を低減すると共に先の内容物をほこりに触れさせ
ることなく開閉し得る容器を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、内
容物を入れる皿部を区分けし得るよう仕切壁を備えた収
納体と、該収納体に嵌合して収納体の内部を密閉する蓋
体とを備えた容器であって、前記蓋体は、収納体の仕切
壁に接して皿部を別々に密閉する仕切部を備えると共
に、一方の皿部を密閉した状態で他方の皿部を開放し得
るよう蓋体の一部を開閉可能に構成したことを特徴とす
る容器に係るものである。
【0008】本発明の請求項2は、内容物を入れる皿部
を区分けし得るよう仕切壁を備えた収納体と、該収納体
に内嵌して収納体の内部を密閉する蓋体とを備えた容器
であって、前記蓋体は、収納体の仕切壁に係止して皿部
を別々に密閉する仕切部を備えると共に、一方の皿部を
密閉した状態で他方の皿部を開放し得るよう蓋体の一部
を開閉可能に構成したことを特徴とする容器に係るもの
である。
【0009】本発明の請求項3は、収納体は仕切壁に凹
部を備え、蓋体は収納体の凹部に挿入して係止される凸
部を備えた請求項1又は2記載の容器に係るものであ
る。
【0010】本発明の請求項4は、蓋体の一部を開閉し
得る折曲線となるよう蓋体にヒンジ溝を形成した請求項
1〜3のいずれかに記載の容器に係るものである。
【0011】本発明の請求項5は、蓋体のヒンジ溝が接
する周縁の部分に、縁側凹部を形成した請求項1〜4の
いずれかに記載の容器に係るものである。
【0012】本発明の請求項6は、蓋体の一部を開閉し
得る取手部を備えた請求項1〜5のいずれかに記載の容
器に係るものである。
【0013】先の内容物を入れた容器を準備し且つ後に
他の内容物を容器に入れる場合には、先の内容物を収納
体の一方の皿部に入れて蓋体の嵌合により密閉状態で準
備し、後に、蓋体の一部を開いて他方の皿部に他の内容
物を入れ、蓋体の一部の嵌合により他方の皿部も密閉状
態にする。
【0014】このように、本発明の請求項1又は請求項
2によれば、先の内容物を入れた一方の皿部を密閉した
状態で、他方の皿部に他の内容物を入れるよう蓋体の一
部を開閉可能にするので、蓋体を収納体から完全に取り
外すことを不要にして蓋体の開閉の手間を低減し、結果
的に内容物を迅速に充填することができる。又、先の内
容物を入れた一方の皿部を密閉した状態で、他方の皿部
に他の内容物を入れるので、先の内容物にほこりが入る
ことを防止し、内容物を衛生的に扱うことができる。
【0015】請求項3に示す如く、収納体は仕切壁に凹
部を備え、蓋体は収納体の凹部に挿入して係止される凸
部を備えると、仕切壁と蓋体を容易に係止するので、一
方の皿部を密閉した状態で蓋体の一部を確実に開閉させ
ることができる。又、収納体の凹部と蓋体の凸部により
仕切壁と蓋体を係止して一方の皿部を密閉した状態にす
るので、先の内容物にほこりが入ることを確実に防止
し、内容物を一層衛生的に扱うことができる。
【0016】請求項4に示す如く、蓋体の一部を開閉し
得る折曲線となるよう蓋体にヒンジ溝を形成すると、ヒ
ンジ溝が折曲線となって蓋体の一部を容易に開閉するの
で、内容物を一層迅速に充填することができる。
【0017】請求項5に示す如く、蓋体のヒンジ溝が接
する周縁の部分に、縁側凹部を形成すると、蓋体の一部
を開閉する際に、ヒンジ溝が接する周縁に生じる応力を
緩和して蓋体の一部を容易に開閉するので、内容物を更
に一層迅速に充填することができる。
【0018】請求項6に示す如く、蓋体の一部を開閉し
得る取手部を備えると、取手部を把持して蓋体の一部を
容易且つ確実に開閉させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0020】図1〜図6は本発明の容器を実施する形態
の第一例を示すものである。
【0021】第一例の容器10は、内容物を入れるよう
側壁11により皿部12を形成する収納体13と、収納
体13に内嵌して収納体13の内部を密閉する一枚の蓋
体14と備えている。ここで、収納体13及び蓋体14
の材質はメラニン、ポリプロピレン系、PET系、スチ
レン系の合成樹脂でもよいし、紙製でもよいし、他に容
器10の形状を構成するならばどのような材質でもよ
い。
【0022】収納体13は、内容物を入れる皿部12を
略中央で仕切って大容量の第一皿部15を構成する第一
仕切壁16と、第一皿部15と逆側の皿部を第一仕切壁
16に対し略垂直方向に仕切って中容量の第二皿部17
を構成する第二仕切壁18と、第二皿部17と逆側の皿
部を第一仕切壁16と略平行に仕切って二つの小容量の
第三皿部19と第四皿部20を構成する第三仕切壁21
を備えている。ここで、第一仕切壁16は、頂部22に
略水平な平面を形成しており、頂部22の平面には、第
一仕切壁16の延在方向に沿って複数の楕円の凹部23
(図1では二個)を形成すると共に、第一皿部15、第
二皿部17、第三皿部19への漏れを防止するよう第一
仕切壁16の延在方向に沿う複数の突出部24(図1で
は二本)を備えている。又、凹部23は下方に向かって
口径が広がるよう僅かなテーパを形成している。
【0023】収納体13の側壁11には、外周に沿うよ
う所定幅の縁部25を形成する段部26を備えており、
段部26には、下方に向かって外方へ広がる僅かなテー
パを備える内側面27と、第一仕切壁16の頂部22に
連なる載置面28とを備え、段部26の内側面27の隅
部29には、収納体13の内側へ向かう内側係止用凸部
30を設け、段部26の第一皿部15側の隅部29には
取手部用溝26aを形成している。
【0024】一方、蓋体14は、収納体13の上部に内
嵌し得るよう収納体13の段部26の内側面27に接触
し且つ載置面28に載置し得る周縁31と、第一皿部1
5及び突出部24を覆う凸状の第一蓋部32と、第二皿
部17、第三皿部19、第四皿部20及び突出部24を
覆う凸状の第二蓋部33と、第一蓋部32と第二蓋部3
3を両側に配置し且つ収納体13の第一仕切壁16の頂
部22に載置し得る仕切部34とを備え、蓋体14の仕
切部34には、収納体13の凹部23に挿入して係止さ
れる複数の凸部35(図3では二個)を形成すると共
に、蓋体14の一部である第一蓋部32を揺動し得るよ
う仕切部34の延在方向に沿う一本のヒンジ溝36を形
成している。又、蓋体14の周縁隅部37の第一蓋部側
には斜め上方へ延在する所定長さの取手部38を形成し
ている。ここで、蓋体14のヒンジ溝36は、仕切部3
4の一部が上方へわずかに湾曲して蓋体14を横切るよ
う直線状に構成されており、ヒンジ溝36が接する周縁
31の部分には、湾曲の形状を外部へ開放させるよう縁
側凹部39を形成している。
【0025】以下、本発明を実施する形態の第一例の作
用を説明する。
【0026】容器10に内容物を入れて弁当を構成する
場合において、温めることができない惣菜等の内容物を
入れた容器10を先に準備する際には、収納体13の各
皿部15,17,19,20を露出させて惣菜等の内容
物を収納体13の第二皿部17、第三皿部19、第四皿
部20に区分けして入れ、次に、収納体13の段部26
に蓋体14の周縁31を配置すると共に仕切壁の頂部2
2の凹部23に蓋体14の仕切部34の凸部35を挿入
することにより蓋体14を収納体13に内嵌して密閉状
態で準備する。ここで、蓋体14の仕切部34は、凸部
35及び凹部23により収納体13の第一仕切壁16に
密接して第一皿部15と他の皿部17,19,20とを
夫々別々に密閉している。又、収納体13の段部26に
蓋体14の周縁31を配置した状態では、段部26の内
側面27のテーパ、内側係止用凸部30、頂部22の凹
部23により蓋体14を確実に係止し、蓋体14が容易
に外れることを防止している。
【0027】続いて、ご飯等の温かい内容物を容器10
に入れる際には、取手部38を把持して第一蓋部32を
開き、第一皿部15に温かい内容物を入れて第一蓋部3
2を戻すことにより第一皿部15を再び密閉状態にす
る。ここで、第一蓋部32は、仕切部34の凸部35が
頂部22の凹部23に係止されると共に、ヒンジ溝36
が折曲線になることによって開閉可能に構成されてい
る。
【0028】このように、本発明の第一例によれば、先
の内容物を入れた第二皿部17、第三皿部19、第四皿
部20を密閉した状態で、第一皿部15に他の内容物を
入れるよう第一蓋部32を開閉可能にするので、蓋体1
4を収納体13から完全に取り外すことを不要にして蓋
体14の開閉の手間を低減し、結果的に内容物を迅速に
充填することができる。又、先の内容物を入れた第二皿
部17、第三皿部19、第四皿部20を密閉した状態
で、第一皿部15に他の内容物を入れるので、先の内容
物にほこりが入ることを防止し、内容物を衛生的に扱う
ことができる。更に、第一皿部15、第二皿部17、第
三皿部19、第四皿部20に対応するよう蓋体14を別
々にすることなく一枚で構成するのでコストを抑制する
ことができる。
【0029】収納体13は第一仕切壁16に凹部23を
備え、蓋体14は収納体13の凹部23に挿入して係止
される仕切部34の凸部35を備えると、第一仕切壁1
6と蓋体14を容易に係止するので、第二皿部17、第
三皿部19、第四皿部20を密閉した状態で第一皿部1
5を確実に開閉させることができる。又、収納体13の
凹部23と蓋体14の凸部35により第一仕切壁16と
蓋体14を係止して第二皿部17、第三皿部19、第四
皿部20を密閉した状態を構成するので、先の内容物に
ほこりが入ることを確実に防止し、内容物を一層衛生的
に扱うことができる。
【0030】第一蓋部32を開閉し得る折曲線となるよ
う蓋体14にヒンジ溝36を形成すると、ヒンジ溝36
が折曲線となって第一蓋部32を容易に開閉するので、
内容物を一層迅速に充填することができる。
【0031】蓋体14のヒンジ溝36が接する周縁31
の部分に、縁側凹部39を形成すると、第一蓋部32を
開閉する際に、ヒンジ溝36が接する周縁31に生じる
応力を緩和して第一蓋部32を開閉するので、内容物を
更に一層迅速に充填することができる。
【0032】第一蓋部32を開閉し得る取手部38を備
えると、取手部38を把持して第一蓋部32を容易且つ
確実に開閉させることができる。
【0033】図7〜図10は本発明の容器を実施する形
態の第二例を示すものであり、図1〜図6と同一の符号
を付した部分は同一物を表わしている。
【0034】第二例の容器40は第一例の収納体13及
び蓋体14の形状を変形したものであり、収納体41
は、内容物を入れる皿部を略中央で斜めに仕切って二つ
の皿部を構成する第一仕切壁42と、一方の皿部を第一
仕切壁42に向かう方向に仕切って第一皿部43及び第
二皿部44を構成する第二仕切壁45と、他方の皿部を
第一仕切壁42に向かう方向に仕切って第三皿部46と
第四皿部47を構成する第三仕切壁48を備えている。
ここで、第一仕切壁42は、第一例と略同様に頂部49
に形成される凹部23と、第一仕切壁42の延在方向に
沿う複数の突出部24(図7では二本)と、外周に沿う
段部26とを備えている。
【0035】一方、蓋体50は、第一例と略同様に、収
納体41の上部に内嵌し得る周縁51と、第一皿部4
3、第二皿部44、突出部24を覆う凸状の第一蓋部5
2と、第三皿部46、第四皿部47及び突出部24を覆
う凸状の第二蓋部53と、第一蓋部52と第二蓋部53
を両側に配置し且つ収納体41の第一仕切壁42の頂部
49に載置し得る仕切部54とを備え、蓋体50の仕切
部54には、複数の凸部35(図9では二個)と、第一
蓋部52を折り曲げし得る一本のヒンジ溝55とを備え
ている。
【0036】以下、本発明を実施する形態の第二例の作
用を説明する。
【0037】容器40に内容物を入れて弁当を構成する
場合において、第一例と略同様に、温めることができな
い惣菜等の内容物を入れた容器40を先に準備する際に
は、収納体41の各皿部43,44,46,47を露出
させて惣菜等の内容物を収納体41の第三皿部46、第
四皿部47に区分けして入れ、次に収納体41の段部2
6に蓋体50の周縁51を配置すると共に第一仕切壁4
2の頂部49の凹部23に蓋体50の仕切部54の凸部
35を挿入することにより蓋体50を収納体41に内嵌
して密閉状態で準備する。
【0038】続いて、ご飯等の温かい内容物を容器40
に入れる際には、取手部38を把持して第一蓋部52を
開き、第一皿部43及び第二皿部44に温かい内容物を
入れて第一蓋部52を戻すことにより第一皿部43及び
第二皿部44を再び密閉状態にする。
【0039】このため、第二例は、第一例と略同様な作
用効果を得ることができる。
【0040】図11〜図15は本発明の容器を実施する
形態の第三例を示すものであり、図1〜図6と同一の符
号を付した部分は同一物を表わしている。
【0041】第三例の容器60は、第一例と略同様な収
納体13に対して蓋体61の形状を変形したものであ
り、蓋体61は、収納体13の上部に内嵌し得るよう収
納体13の段部26の内側面27に接触し且つ載置面2
8に載置し得る周縁62と、第一皿部15及び突出部2
4を覆う凸状の第一蓋部63と、第二皿部17、第三皿
部19、第四皿部20及び突出部24を覆う凸状の第二
蓋部64と、第一蓋部63と第二蓋部64を両側に配置
し且つ収納体13の第一仕切壁16の頂部22に載置し
得る仕切部65とを備え、蓋体61の仕切部65には、
収納体13の凹部23に挿入して係止される複数の凸部
35(図11では二個)を形成している。
【0042】又、蓋体61の仕切部65には、蓋体61
の一方である第一蓋部63を揺動し得るよう仕切部65
の延在方向に沿う第一のヒンジ溝66と、蓋体61の他
方である第二蓋部64を揺動し得るよう仕切部65の延
在方向に沿う第二のヒンジ溝67とを形成している。こ
こで、第一のヒンジ溝66及び第二のヒンジ溝67は、
第一例と略同様に、仕切部65の一部が上方へわずかに
湾曲して蓋体61を横切るよう直線状に構成されてお
り、第一のヒンジ溝66及び第二のヒンジ溝67が接す
る周縁62の部分には、湾曲の形状を外部へ開放させる
よう縁側凹部68を形成している。更に、蓋体61の第
一蓋部63側の周縁隅部69には、斜め上方へ延在する
所定長さの第一の取手部70を備えると共に、蓋体61
の第二蓋部64側の周縁隅部69には、斜め上方へ延在
する所定長さの第二の取手部71を備えている。
【0043】以下、本発明を実施する形態の第三例の作
用を説明する。
【0044】容器60に内容物を入れて弁当を構成する
場合において、第一例と略同様に、温めることができな
い惣菜等の内容物を入れた容器60を先に準備する際に
は、収納体13の各皿部を露出させて惣菜等の内容物を
収納体13の第二皿部17、第三皿部19、第四皿部2
0に区分けして入れ、次に収納体13の段部26に蓋体
61の周縁62を配置すると共に第一仕切壁16の頂部
22の凹部23に蓋体61の仕切部65の凸部35を挿
入することにより蓋体61を収納体13に内嵌して密閉
状態で準備する。
【0045】続いて、ご飯等の温かい内容物を容器60
に入れる際には、第一の取手部70を把持して第一蓋部
63を開き、第一皿部15に温かい内容物を入れて第一
蓋部63を戻すことにより第一皿部15を再び密閉状態
にする。
【0046】更に、調味料や振り掛け等の追加の内容物
を入れる際には、追加の内容物を入れる側の第一の取手
部70もしくは第二の取手部71を把持して第一蓋部6
3もしくは第二蓋部64を開き、追加の内容物を入れて
第一蓋部63もしくは第二蓋部64を戻すことにより収
納体13の内部を再び密閉状態にする。ここで、第一蓋
部63及び第二蓋部64は、仕切部65の凸部35が頂
部49の凹部23に係止されると共に、第一のヒンジ溝
66及び第二のヒンジ溝67が折曲線になることによっ
て開閉可能に構成されている。
【0047】このため、第三例は、第一例と略同様な作
用効果を得ることができる。又、所望の第一蓋部63も
しくは第二蓋部64を開くことにより、第一皿部15を
密閉した状態で第二皿部17、第三皿部19、第四皿部
20を露出し、もしくは第二皿部17、第三皿部19、
第四皿部20を密閉した状態で第一皿部15を露出しし
得るので、必要な場所に内容物を適宜追加することがで
きる。
【0048】なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ
限定されるものではなく、容器は図示の如く四角形に限
定されるものでなく円形等の形状でもよいこと、内容物
は食材に限定されるものでなく工業用材料でもよいこ
と、内容物を入れる手順は上記の例に限定されるもので
ないこと、取手部を複数備えてもよいこと、蓋体を収納
体に内嵌する代わりに外嵌するものでもよいこと、その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明の容器によ
れば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0050】I)本発明の請求項1又は請求項2によれ
ば、先の内容物を入れた一方の皿部を密閉した状態で、
他方の皿部に他の内容物を入れるよう蓋体の一部を開閉
可能にするので、蓋体を収納体から完全に取り外すこと
を不要にして蓋体の開閉の手間を低減し、結果的に内容
物を迅速に充填することができる。又、先の内容物を入
れた一方の皿部を密閉した状態で、他方の皿部に他の内
容物を入れるので、先の内容物にほこりが入ることを防
止し、内容物を衛生的に扱うことができる。
【0051】II)請求項3に示す如く、収納体は仕切
壁に凹部を備え、蓋体は収納体の凹部に挿入して係止さ
れる凸部を備えると、仕切壁と蓋体を容易に係止するの
で、一方の皿部を密閉した状態で蓋体の一部を確実に開
閉させることができる。又、収納体の凹部と蓋体の凸部
により仕切壁と蓋体を係止して一方の皿部を密閉した状
態にするので、先の内容物にほこりが入ることを確実に
防止し、内容物を一層衛生的に扱うことができる。
【0052】III)請求項4に示す如く、蓋体の一部
を開閉し得る折曲線となるよう蓋体にヒンジ溝を形成す
ると、ヒンジ溝が折曲線となって蓋体の一部を容易に開
閉するので、内容物を一層迅速に充填することができ
る。
【0053】IV)請求項5に示す如く、蓋体のヒンジ
溝が接する周縁の部分に、縁側凹部を形成すると、蓋体
の一部を開閉する際に、ヒンジ溝が接する周縁に生じる
応力を緩和して蓋体の一部を容易に開閉するので、内容
物を更に一層迅速に充填することができる。
【0054】V)請求項6に示す如く、蓋体の一部を開
閉し得る取手部を備えると、取手部を把持して蓋体の一
部を容易且つ確実に開閉させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第一例における容器の収
納体を示す平面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】本発明の実施の形態の第一例における容器の蓋
体を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV方向矢視図である。
【図5】第一例において収納体に蓋体を嵌合させた状態
を示す側面図である。
【図6】第一例において蓋体の一部を開放した状態を示
す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態の第二例における容器の収
納体を示す平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII方向矢視図である。
【図9】本発明の実施の形態の第二例における容器の蓋
体を示す平面図である。
【図10】図9のX−X方向矢視図である。
【図11】本発明の実施の形態の第三例における容器の
蓋体を示す平面図である。
【図12】図11のXII−XII方向矢視図である。
【図13】第三例において収納体に蓋体を嵌合させた状
態を示す側面図である。
【図14】第三例において蓋体の一部を開放した状態を
示す側面図である。
【図15】第三例において蓋体の他の一部を開放した状
態を示す側面図である。
【図16】従来の容器を示す斜視図である。
【符号の説明】 10 容器 12 皿部 13 収納体 14 蓋体 15 第一皿部(皿部) 16 第一仕切壁(仕切壁) 17 第二皿部(皿部) 19 第三皿部(皿部) 20 第四皿部(皿部) 23 凹部 31 周縁 34 仕切部 35 凸部 36 ヒンジ溝 38 取手部 41 収納体 42 第一仕切壁(仕切壁) 43 第一皿部(皿部) 44 第二皿部(皿部) 46 第三皿部(皿部) 47 第四皿部(皿部) 50 蓋体 51 周縁 54 仕切部 55 ヒンジ溝 60 容器 61 蓋体 62 周縁 65 仕切部 66 ヒンジ溝 67 ヒンジ溝 70 取手部 71 取手部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 AC05 BA10A BB14A BC07A EA17 EA32 EB27 EC08 FA01 FC01 3E084 AA05 AA14 AA24 AA26 AA34 AB10 BA01 CA03 CC03 CC05 CC07 DA03 DB09 DB18 DC03 DC05 DC07 FA07 GA06 GA08 GB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を入れる皿部を区分けし得るよう
    仕切壁を備えた収納体と、該収納体に嵌合して収納体の
    内部を密閉する蓋体とを備えた容器であって、前記蓋体
    は、収納体の仕切壁に接して皿部を別々に密閉する仕切
    部を備えると共に、一方の皿部を密閉した状態で他方の
    皿部を開放し得るよう蓋体の一部を開閉可能に構成した
    ことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 内容物を入れる皿部を区分けし得るよう
    仕切壁を備えた収納体と、該収納体に内嵌して収納体の
    内部を密閉する蓋体とを備えた容器であって、前記蓋体
    は、収納体の仕切壁に係止して皿部を別々に密閉する仕
    切部を備えると共に、一方の皿部を密閉した状態で他方
    の皿部を開放し得るよう蓋体の一部を開閉可能に構成し
    たことを特徴とする容器。
  3. 【請求項3】 収納体は仕切壁に凹部を備え、蓋体は収
    納体の凹部に挿入して係止される凸部を備えた請求項1
    又は2記載の容器。
  4. 【請求項4】 蓋体の一部を開閉し得る折曲線となるよ
    う蓋体にヒンジ溝を形成した請求項1〜3のいずれかに
    記載の容器。
  5. 【請求項5】 蓋体のヒンジ溝が接する周縁の部分に、
    縁側凹部を形成した請求項1〜4のいずれかに記載の容
    器。
  6. 【請求項6】 蓋体の一部を開閉し得る取手部を備えた
    請求項1〜5のいずれかに記載の容器。
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