JP2003112435A - 液体供給装置および液体吐出記録装置 - Google Patents

液体供給装置および液体吐出記録装置

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge
    • B41J2/17509Whilst mounted in the printer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクタンクからインクジェットヘッドへイ
ンク供給する系において、大型化を招かず、インクジェ
ットヘッドのノズルに対して負圧を働かせてインク垂れ
落ちを防止する。 【解決手段】 変形しないインクタンク22とここから
記録ヘッド11にインク供給するインク供給管17とイ
ンクタンク22を大気に開放する大気開放管26とから
インク供給装置が構成されている。大気開放管26の先
端26bが記録ヘッド11のノズル15の液体吐出口の
高さより低い位置に在り、大気開放管26内にはインク
と空気(外気)との界面が存在し、この界面にインクの
メニスカス27が形成されている。これにより、通常の
使用環境では、大気開放管26内のメニスカス27によ
って生じる表面張力の力により、記録ヘッド11のノズ
ル15に対して一定の負圧が働いて、ノズル15からイ
ンクが漏れ出すことを防いでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材に記録液
体を吐出して記録を行う液体吐出記録装置及び、それに
用いられる液体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙などの被記録材に画像(ここで
は、意味の有無を問わず、文字や図形や模様等を含めて
画像という)を形成する記録装置の一形態として、微小
な吐出口から微小なインク滴を吐出させるインクジェッ
ト記録装置がある。インクジェット記録装置は、一般
に、インク滴を吐出するためのノズルを有する記録ヘッ
ドと、記録ヘッドに供給するインクを収容するインクタ
ンクとを有している。そして、インクタンクから記録ヘ
ッドにインクが導かれ、記録ヘッドのノズルの吐出口付
近に設けられたエネルギー発生体、たとえば発熱素子ま
たは圧電素子を、記録信号に基づいて駆動して、吐出口
からインク滴を吐出して被記録材に付着することにより
記録が行われる。このインクジェット記録装置は、いわ
ゆるノンインパクト方式の記録装置であり、高速記録や
様々な記録媒体への記録が可能であって、記録時の騒音
がほとんど生じないなどの利点を有しており、広く普及
している。
【0003】このインクジェット記録装置においては、
吐出すべき所定量の微小インク滴以外にインクが吐出口
から流出すること、すなわち、非駆動時(記録待機中な
ど)の吐出口からのインクの漏れ出しや、記録中の吐出
口からのインクの過剰な流出を防ぐために、吐出口にお
いてインクを常に負圧状態に保つことが必要である。
【0004】従来は、インクを負圧状態に保つために、
インクを収容したインクタンクの高さを吐出口よりも低
くし、水頭差を利用する構成が採用されている。そし
て、この水頭差によって規定されるインクの保持圧が、
どのような状態でも一定に保たれるようにするために、
インクタンクは、内部のインク量に応じてその容積が変
化する必要がある。例えば、記録ヘッドにインクを供給
してインクタンク内のインク量が減少した時にはそれに
応じてインクタンクの容積が減少し、記録ヘッドからイ
ンクが流入してインクタンク内のインク量が増加した時
にはそれに応じインクタンクの容積が増大する構成にす
る必要がある。したがって、一般的には、インクタンク
として、アルミラミネート袋などの可撓性の容器が用い
られている。
【0005】このような従来のインクジェット供給装置
を有するインクジェット記録装置の概略構成が、図8に
模式的に示されている。これは、インクを吐出して記録
を行うインクジェット方式の記録ヘッド110と、記録
ヘッド110にインクを供給するインク供給装置とを有
している。
【0006】インク供給装置は、インクを収容する可撓
性のアルミラミネート袋(インクタンク)210と、ア
ルミラミネート袋210を覆う高剛性の筐体であるタン
クケース200と、アルミラミネート袋210から記録
ヘッド110にインクを供給するパイプ状の連結部材で
あるインク供給管170と、インク供給管170とアル
ミラミネート袋210とを結合するためのジョイント1
90とを有している。
【0007】記録ヘッド110は、インクを吐出するノ
ズル150と、各ノズル150に均等にインクを供給す
るためのインク溜りである共通液室140と、インク供
給装置から供給されて共通液室140に至る前のインク
を一時的に収容するサブタンク120と、サブタンク1
20から共通液室140へ供給されるインクに含まれて
いるごみを取り除くためのフィルター130と、未使用
の記録ヘッドに最初にインクを供給する際に、ポンプ
(図示せず)などによりインクを吸入するためのインク
吸引管180とを有している。
【0008】このインクジェット記録装置においては、
アルミラミネート袋210はインクで満たされており、
空気の存在しない密閉空間を構成している。このアルミ
ラミネート袋210から、ジョイント190およびイン
ク供給管170を介して、記録ヘッド110にインクが
供給されている。記録ヘッド110の内部においては、
サブタンク120にある程度の量のインクが収容され、
そのサブタンク120から、共通液室140を介して各
ノズル150までインクが供給されている。サブタンク
120は、全容積がインクで満たされているのではな
く、空気の溜まっている部分が残っている。また、イン
ク吸引管180は図示しないゴム栓やバルブ等で密閉さ
れており、インクが漏れないようになっている。各ノズ
ル150の先端にはインクのメニスカス160が形成さ
れており、このメニスカス160の表面張力により、イ
ンクが、垂れ落ちないようにノズル150の先端の吐出
口付近に保持されている。このとき、記録ヘッド110
よりもアルミラミネート袋210を低く配置し、ノズル
150先端の吐出口と、アルミラミネート袋210のイ
ンク出口(ジョイント190が取り付けられている部
分)との間に水頭差hを生じさせることで、インクのメ
ニスカス160をノズル150内の適切な位置に位置さ
せるとともに、インクが垂れ落ちないように適度の表面
張力を働かせている。
【0009】この従来のインクジェット記録装置におい
て、記録動作に伴う発熱等により記録ヘッド110内の
温度が上がった場合、サブタンク120にある空気が膨
張してサブタンク120内の圧力が上昇する。そこで、
サブタンク120内のインクが、インク供給管170を
通ってインクタンク200に逆流することによって、サ
ブタンク120内の圧力上昇が解消される。逆流したイ
ンクは、アルミラミネート袋210に収容される。可撓
性のアルミラミネート袋は、膨らむように変形すること
によって、記録ヘッド110からのインクの逆流に伴う
インク量の増加に対応する。この結果、記録ヘッド11
0内のインクの負圧状態は一定に保たれ、インクの垂れ
落ちを防ぐメニスカス160に変化は生じない。
【0010】また、このインクジェット記録装置におい
て、記録動作により記録ヘッド110内のインクが消費
された場合、サブタンク120内のインクが減少してサ
ブタンク120内の圧力が低下する。そこで、アルミラ
ミネート袋210内のインクが、インク供給管170を
通ってサブタンク120に流入することによって、サブ
タンク120内の圧力低下が解消される。それによっ
て、アルミラミネート袋210内のインクが減少して、
可撓性のアルミラミネート袋210は変形しながらスム
ースなインク供給を行う。
【0011】このように、サブタンク120とアルミラ
ミネート袋210との間をインクが流れることにより、
記録ヘッド110内のインクの負圧状態は一定に保たれ
ている。すなわち、記録ヘッド110およびインク供給
装置の全体の圧力の増減を、アルミラミネート袋210
の変形による容積の増減によって吸収している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のインクジェット記録装置では、インクの垂れ落ち防止
やスムースなインク供給を可能にするために、可撓性の
アルミラミネート袋210の変形によってインクの圧力
が調整されている。そのため、アルミラミネート袋21
0が可撓性を有し変形可能であることが必要であり、さ
らに、アルミラミネート袋210の変形、特に容積が増
大する変形を妨げないように、アルミラミネート袋21
0の周囲には、十分な空間が空いている必要がある。例
えば、図8に示す構成の場合、アルミラミネート袋21
0を囲むタンクケース200を、アルミラミネート袋2
10が大きく膨らむのを妨げないように大容積に形成し
なければならない。このことが、インクジェット記録装
置全体の大きさを大きくせざるを得ない原因となってい
る。
【0013】一方、近年では、インクジェット記録装置
の高速性、高耐久性、静粛性、低ランニングコスト等の
性能の向上に伴い、大量印刷が必要な場合にインクジェ
ット記録装置が用いられる場合がある。これに伴って、
インクタンクのインク容量も大容量化が求められてい
る。また、インクジェット記録方式はカラー化が容易で
あり、近年ではほとんどのインクジェット記録装置がカ
ラー記録可能である。そのため、黒1色だけでなく、4
色、6色、または7色など多数のインクが必要となり、
大容量のインクタンクを多数設ける必要があるなど、イ
ンクジェット記録装置がさらに大型化してしまう要因に
なっている。そのような状況において、図8に示す従来
の構成では、可撓性のアルミラミネート袋210などの
変形可能なインクタンクを用いるため、インクタンクの
外側のスペースを確保しなければならず、インクを収容
する体積効率が非常に悪く、インクの容量に比べインク
供給装置の占有する体積が大きい。
【0014】このように、従来のインクジェット記録装
置は、大型化してしまう要因が多数重なっており、利便
性等を考慮した小型軽量化の要請には到底応えられない
状況にある。結局、従来のインクジェット記録装置にお
いて、大型化が求められる大量印刷や精細なカラー記録
を可能にすることと、利便性を高めるために小型軽量化
することとは、全く両立できなかった。
【0015】そこで本発明の目的は、インクタンクから
インクジェットヘッドへインク供給する系において、イ
ンクタンクの変形に依らずにインクの垂れ落ち防止等の
ための記録ヘッドノズルに対する負圧調整が可能であ
り、従来の構成に比べて装置の小型化に寄与し得るイン
ク供給装置(液体供給装置)およびそれを用いたインク
ジェット記録装置(液体吐出記録装置)を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、液体を吐出する記録ヘッドに液体を供給す
る液体供給装置であって、前記記録ヘッドに供給する液
体を収納する液体収納容器と、前記記録ヘッドと前記液
体収納容器とを連結する第1の連結部と、一端が前記液
体収納容器内にあり他端が大気に開放されている第2の
連結部とを有し、前記液体収納容器に連結する前記第2
の連結部の一端が前記記録ヘッドの液体吐出口の高さよ
り低い位置に在り、前記第2の連結部内に液体と大気と
の界面が存在し、前記界面に形成されるメニスカスの表
面張力により、前記記録ヘッドの液体吐出口に対して負
圧を発生させていることを特徴とする。
【0017】この液体供給装置において、大気に開放さ
れている前記第2の連結部の他端が前記第2の連結部の
一端よりも高い位置で、かつ、前記記録ヘッドの液体吐
出口の高さより低い位置に在ることがより好ましい。ま
た、前記第1の連結部および前記第2の連結部はそれぞ
れ前記液体収納容器の底面から下方に伸び、途中で上方
に折り曲げられていることが考えられる。
【0018】さらに、前記第2の連結部の両端の間に、
前記液体収納容器から溢れ出した液体を一時保管するバ
ッファー室が設けられていることが好ましい。この場
合、前記バッファー室の中に液体吸収部材が入っていた
り、前記バッファー室に設けられた大気連通穴が下向き
になっているとよい。
【0019】以上のような液体供給装置は、前記液体収
納容器内および前記記録ヘッド内の圧力変動に応じて前
記第2の連結部内の前記界面が移動することにより前記
負圧が一定に保たれることを特徴とする。
【0020】さらに、前記第1の連結部は、前記記録ヘ
ッド内の液体が消費された際に前記記録ヘッドに前記液
体収納容器から液体を供給し、前記第2の連結部は、前
記液体収納容器内の圧力が減少した時に前記液体収納容
器内に大気を導入するものである。
【0021】上記のとおり、本発明の液体供給装置で
は、記録ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器
と、記録ヘッドと液体収納容器とを連結する第1の連結
部と、一端が液体収納容器内にあり他端が大気に開放さ
れている第2の連結部とを有し、液体収納容器に連結す
る第2の連結部の一端を記録ヘッドの液体吐出口の高さ
より低く位置に設け、第2の連結部内に液体と大気の界
面が存在するように構成し、この界面に形成されたメニ
スカスの表面張力の力により、記録ヘッドの液体の吐出
口に対して負圧を発生させていることにより、記録ヘッ
ドの吐出口から液体が垂れ落ちないようにしている。さ
らに、前記液体収納容器内および前記記録ヘッド内の圧
力変動に応じて前記第2の連結部内の前記界面が移動す
ることにより前記負圧が一定に保たれている。そのた
め、液体収納容器は変形する必要がなく単なる筐体であ
ればよいので、材質の制約が少なく、低コストで簡単に
製造できる。そして、液体収納容器の全容積に液体を充
填させておくことができ、しかも液体収納容器の周囲に
スペースを確保する必要がないため、液体の収容効率が
とてもよい。また、液体供給装置をあまり大型化せずに
すむため、液体供給装置を備えた液体吐出記録装置全体
の省スペース化に寄与する。
【0022】また、上記のような構成の液体供給装置と
前記記録ヘッドとを有し、前記記録ヘッドから記録媒体
に液体を吐出して記録を行う液体吐出記録装置も本発明
に属する。これによると、液体供給装置があまり大型化
しないため、液体吐出記録装置全体の小型化が図れる。
特に、大量印刷や精細なカラー記録を行う液体吐出記録
装置の場合に効果的である。
【0023】また、第2の連結部の両端の間に液体を一
時保管するバッファー室を設けたことにより、このバッ
ファー室が、液体収納容器内の空気が温度上昇によって
膨張することで液体収納容器外に押し出した液体の受け
皿となって、液体収納容器の液体で記録装置の機内が汚
れることを防ぐことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0025】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態の液体供給装置を含む液体吐出記録装置の概略構
成が、図1に模式的に示されている。これは、インクを
吐出して記録を行うインクジェット方式の記録ヘッド1
1と、記録ヘッド11にインクを供給するインク供給装
置とを有するインクジェット記録装置である。本実施形
態では使用する液体としてインクを例にとって説明する
が、本発明はこれに限られない。
【0026】インク供給装置は、鉛直下向きに配置さ
れ、インクを収容するインクタンク22と、インクタン
ク22から記録ヘッド11にインクを供給するパイプ状
の第1の連結部であるインク供給管17と、インクタン
ク22に大気を導入するパイプ状の第2の連結部である
大気開放管26とを有している。
【0027】インクタンク22は、例えば、厚さ0.5
mm以上のポリエチレン、ポリプロピレン、ノリル等に
より形成された、容易には変形しない高剛性の筐体から
なるものである。
【0028】インク供給管17は、ステンレス等からな
るパイプ状の針部24を含んでおり、この針部24は、
インクタンク22の底面に設けられた孔部を塞ぐゴム栓
25を貫通してインクタンク22の内部に挿入可能であ
る。同様に、大気開放管26は、ステンレス等からなる
パイプ状の針部30を含んでおり、この針部30は、イ
ンクタンク22の底面に設けられた孔部を塞ぐゴム栓3
1を貫通してインクタンク22の内部に挿入可能であ
る。
【0029】また、インク供給管17は垂直に立つ針部
24の下端で水平方向に折れ曲がり、再び上向きに折れ
曲がって記録ヘッド11のサブタンク12の底面付近の
側壁からヘッド内部に連結されている。一方、大気開放
管26は垂直に立つ針部30の下端で水平方向に折れ曲
がり、再び上向きに折れ曲がっている。
【0030】インクタンク22の底面に設けられている
孔部は、未使用のインクタンク22にインクを注入する
際には注入口として開放されており、インク注入後にゴ
ム栓25,31により塞がれる。図1に示すように記録
装置本体に装着される際に、針部24,30が、それぞ
れゴム栓25,31を貫通してインクタンク22内部に
差し込まれる。それによって、針部24を含むインク供
給管17(第1の連結部)を介して、インクタンク22
と記録ヘッド11とが連通するとともに、針部30を含
む大気開放管26(第2の連結部)を介して、インクタ
ンク22内部が大気に開放されている。インクタンク2
2が記録装置本体に装着される前、または記録装置本体
から取り外された後は、ゴム栓25,31が孔部を塞ぐ
ので、インクタンク22からインクが流出することはな
い。このとき、針部24,30によって穴が開けられて
いても、ゴム栓25,31の弾性によって、針部24が
引き抜かれると同時にその穴は塞がれる。
【0031】記録ヘッド11は、図8に示す従来の記録
ヘッド11と実質的に同じ構成であり、インクを吐出す
るノズル15と、各ノズル15に均等にインクを供給す
るためのインク溜りである共通液室14と、インク供給
装置から供給されて共通液室14に至る前のインクを一
時的に収容するサブタンク12と、サブタンク12から
共通液室14へ供給されるインクに含まれているごみを
取り除くためのフィルター13と、未使用の記録ヘッド
に最初にインクを供給する際にポンプ(図示せず)など
によりインクを吸入するためのインク吸引管18とを有
している。記録ヘッド11はノズル15を下向きにして
ノズル15と共通液室14とサブタンク12の位置が鉛
直方向に並ぶように記録装置本体に装着される。
【0032】このインクジェット記録装置においては、
インクタンク22から、インク供給管17を介して、記
録ヘッド11にインクが供給されている。記録ヘッド1
1の内部においては、サブタンク12にある程度の量の
インクが収容され、そのサブタンク12から、共通液室
14を介して各ノズル15までインクが供給されてい
る。針部24を含むインク供給管17の内部は、全長に
亘ってインクで満たされている。サブタンク12は、全
容積がインクで満たされているのではなく、空気の溜ま
っている部分が残っている。また、インク吸引管18は
記録ヘッド11内へのインク充填のためのインク吸引に
用いられた後は図示しないバルブ等で密閉されており、
インクが漏れないようになっている。各ノズル15の先
端にはインクのメニスカス16が形成されており、この
メニスカス16の表面張力により、インクが、垂れ落ち
ないようにノズル15の先端の吐出口付近に保持されて
いる。
【0033】本発明では、インクタンク22は、使用開
始時には全容積がインクで満たされていてもよいが、イ
ンクが消費されてくると、全容積がインクで満たされて
いるのではなく、空気の溜まっている部分が残っている
状態になる。また、大気開放管26の先端26bが記録
ヘッド11のノズル15の液体吐出口の高さより低い位
置に在り、大気開放管26内にはインクと空気(外気)
との界面が存在し、この界面にインクのメニスカス27
が形成されている。これにより、通常の使用環境では、
大気開放管26内のメニスカス27によって生じる表面
張力の力により、記録ヘッド11のノズル15に対して
一定の負圧が働いて、ノズル15からインクが漏れ出す
ことを防いでいる。この際、前記の負圧を発生させるメ
ニスカス形成のために大気開放管26の内径の大きさが
重要になってくる。ここでは、大気開放管26の内径は
直径0.1mm〜10mm程度に設定され、より好まし
くは、0.1mm〜2mm程度に設定される。
【0034】上記の構成のインクジェット記録装置にお
いて、記録動作に伴う発熱等により記録ヘッド11内の
温度が上がった場合、サブタンク12にある空気が膨張
してサブタンク12内の圧力が上昇する。そこで、サブ
タンク12内のインクが、インク供給管17を通ってイ
ンクタンク22に逆流することによって、サブタンク1
2内の圧力上昇が解消される。逆流したインクは、イン
クタンク22に収容される。このとき、インクタンク2
2内の圧力が上昇するためインクタンク22内のインク
が加圧され、大気開放管26の中に深く入り込む。すな
わち、インクのメニスカス27の位置が降下する。圧力
上昇が大きい場合には、大気開放管26が屈曲して水平
に延びる中間部分までインクのメニスカス27が移動し
たり、極端な場合には、大気開放管26の折り曲げて上
に向けられた開放端26aからインクが瞬間的に飛び出
ることも考えられる。
【0035】また、このインクジェット記録装置におい
て、記録動作により記録ヘッド11内のインクが消費さ
れた場合、サブタンク12内のインクが減少してサブタ
ンク12内の圧力が低下する。そこで、インクタンク2
2内のインクが、インク供給管17を通ってサブタンク
12に流入することによって、サブタンク12内の圧力
低下が解消される。それに伴って、インクタンク22内
のインクが減少してインクタンク22内の圧力が低下す
るため、大気開放管26を介して大気が吸引され、イン
クタンク22中に気泡28がその減少したインクに見合
うだけ取り込まれる。このとき、大気開放管26内のメ
ニスカス27は、図1に示すようにインクタンク22内
部の大気開放管26の先端26bに位置する。その後、
適量の気泡(大気)28が取り込まれたら、インクタン
ク22内が所定の圧力に復帰して安定し、大気の取り込
みが終了する。
【0036】このように大気開放管26内におけるイン
クと大気の界面、すなわちメニスカス27が移動するこ
とによって、サブタンク12内の圧力変動が吸収され、
記録ヘッド11内のインクの負圧状態は一定に保たれ、
インクの垂れ落ちを防ぐノズル15内のメニスカス16
に変化は生じない。
【0037】従来のインク供給装置は、図8に示したよ
うに、インタンクであるアルミラミネート袋210の変
形によって圧力変動を吸収するため、アルミラミネート
袋210の変形が規制されないように、その周囲に十分
なスペースを空けておく必要がある。また、記録ヘッド
110のノズル150とアルミラミネート袋210との
相対的な高さによって生じる水頭差hにより負圧を発生
させているので、ノズル150とアルミラミネート袋2
10の配置に制限がある。
【0038】これに対し、本発明のインク供給装置は、
インクタンク22を大気に開放する大気開放管26に生
じるインクと大気との界面のメニスカス27の移動によ
って圧力の変動を吸収するため、インクタンク22が変
形する必要はなく、インクタンク22の周囲にスペース
を空けておく必要はない。ノズル15からインクを漏れ
させないための負圧を発生させるのは、記録ヘッド11
のノズル15の先端の吐出口の位置と大気開放管26の
先端26bの位置に依るので、インクタンク22の大き
さには何の規制もない。特に、記録ヘッド11のノズル
15とインクタンク22の上部との位置関係には何の規
制対象とならないので、例えば、記録ヘッド11のノズ
ル15より上側にインクタンク22の上部があっても全
く問題ない。このインクタンク22は、収容すべきイン
ク量に応じた筐体からなり、その全容積にインクを収容
しておくことができるので、インク収容効率が非常に良
好である。
【0039】また、図1からも分かるように、ノズル1
5の先端の吐出口の位置(高さH1)と、通常の使用状
態でメニスカスが形成される大気開放管26の先端26
bの位置(高さH2)と、大気開放管26の開放端26
aの位置(高さH3)との位置関係は、ノズル15から
のインクの溢れを防ぐために、次のような関係をとる。
【0040】まず、ノズル15の吐出口と、インクタ
ンク22の大気開放管26の先端26bとの位置関係
は、上述しているように、H1>H2 としている。こ
の位置関係によって、本例の液体供給装置は通常の使用
環境において記録ヘッド11のノズル15からインクが
流れ出すこともなく、一定の負圧がノズル15に働いて
安定な吐出が行われる。
【0041】次に、インクタンク22の大気開放管2
6の先端26bと、大気開放管26の開放端26aとの
位置関係は、図1に示すように、H2<H3 としてい
る。
【0042】記録ヘッドによる記録動作を停止している
時に外気温が上がると、インクタンク22内に溜まって
いる空気が膨張する。この膨張は本例の液体供給装置で
はノズル15から解消されるか、あるいは大気開放管2
6の開放端26aかのどちらかしかない。
【0043】しかし、ノズル15のノズル径と大気開放
管26の内径(穴径)とでは、大気開放管26の内径の
方が大きくできているので、そこに出来るメニスカスに
よるインク保持力は圧倒的にノズルの方が大きい。その
ため、空気の膨張は大気開放管26内部を通ってその開
放端26aにインクが移動することで解消される。
【0044】このとき、もしも H2>H3 なる関係
であると、何らかの外乱によりノズル15でのメニスカ
ス16が壊れてノズル15から空気が入り込んだ場合、
記録ヘッド11、インクタンク22内のインクは全て大
気開放管26の開放端26aの穴から流れ出てしまうお
それがある。したがって、この場合を考慮して、H2<
H3 なる関係が望ましい。
【0045】さらに、ノズル15の吐出口と大気開放
管26の開放端26aとの位置関係は、外気温が上昇し
た状態(インクが大気開放管26内部を通ってその開放
端26a近くまでを満たしている状態)で、ノズル15
からインクがあふれ出してしまうことになっては問題と
なるので、H1>H3 なる関係が望ましい。
【0046】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態の液体供給装置を含む液体吐出記録装置を
模式的に示している。図1に示したインク供給系では、
記録装置機内の温度上昇や外気温の上昇等によりインク
タンク内部に蓄積された空気が膨張し、インクタンク内
のインクがインクタンクの外に出ようとし、大気開放管
に入り込む。そのため、第1の実施の形態ではインクタ
ンク内の圧力上昇を十分見越して、ノズルまたは大気開
放管からインクが溢れ出ないような大気開放管の開放端
の高さを設定している。しかし、第1の実施の形態のよ
うに大気開放管だけしか存在しない場合、インクタンク
の内圧が急激に上昇すると、大気開放管の開放端からイ
ンクが飛び出て記録装置内を汚すことが起こり得る。
【0047】そこで本実施形態では、図2に示すよう
に、大気開放管26の折り曲げて上に向けられた端部
に、インクタンク22から溢れ出したインクを一時保管
するインク受け皿となるインクバッファー室29が接続
され、インクバッファー室19の側壁の最上部に大気開
放穴33が設けられている。このような構成により、イ
ンクタンク内の空気の膨張によってインクが機内へ飛び
出す前にインクバッファー室19で、インクの飛び出し
を抑えることができる。
【0048】さらに好ましいインク供給系となるため
に、図3に示すように、大気開放穴33を有するインク
バッファー室19の中にインク吸収体(例えばスポン
ジ)32を入れることで、インクバッファー室19での
インクの自由な動きを規制してもよい。あるいは、図4
に示すように、インクバッファー室29に設けられた大
気開放穴33の向きを下方に設けることで、インク供給
系への空気中のごみの混入を防止することもできる。
【0049】次に、環境変化によりインクタンク22よ
り溢れ出すインクの受け皿となるインクバッファー室2
9の体積について説明する。
【0050】インクタンク22の体積をV(一定)、イ
ンクタンク22内のインクの体積をVi、インクタンク
22内の溜まった空気をVa、インクバッファー室29
の体積をVB とすると、V(一定)=Vi+Va で
ある。
【0051】本例のインク供給系を含むインクジェット
記録装置は一般的に5〜35℃の環境で使用され、さら
に、記録装置の機内の温度上昇を15℃としても、イン
クタンク温度は50℃までしか上昇しないが、安全を考
えて+10℃を追加して最大60℃まで上昇した場合を
考える。
【0052】5℃で使用していたインクジェット記録装
置が60℃まで上昇したとすると、この時のインクタン
ク22内の空気の体積Va’は、 Va’=Va・(273+60)/(273+5)≒
1.2Va したがって、0.2Va分の空気がインクバッファー室
29に向けて流れ出す。
【0053】その流れ出すインク量の最大値を考える
と、流れ出す0.2Vaに相当するインク量がインクタ
ンク22内に残っていることが必要である。それは、 Vi=0.2Va V−Va=0.2Va ∴Va=(1/1.2)V=(5/6)V Va=(5/6)Vの時、インクタンク22より流れ出
すインク量が最も大きくなる可能性があり、その最大値
は、0.2Va=(1/5)×(5/6)V=(1/
6)Vしたがって、インクバッファー室29の体積VB
は、VB≧(1/6)V の関係を満たす必要がある。
【0054】さらに、本実施形態においても、第1の実
施の形態と同様の理由で、ノズル15の吐出口とイン
クタンク22の大気開放管26の先端26bとの位置関
係をH1>H2とし、インクタンク22の大気開放管
26の先端26bと、インクバッファー室29の大気開
放穴31との位置関係をH2<H3’とし、ノズル1
5の吐出口とインクバッファー室29の大気開放穴31
との位置関係をH1>H3’としている。
【0055】ここで、図5〜図7を参照し、図2に示し
た液体供給装置におけるインクの流れについて、A.通
常の記録時、B.記録動作を停止している状態で外気温
が上昇した時、C.外気温が上昇してインクバッファー
室29にインクが溜まった状態で記録動作が開始された
場合、をそれぞれ説明する。
【0056】A.通常の記録時 記録前(図2に示す状態)は、ノズル15のメニスカス
16による力と大気開放管26内のメニスカス27によ
る力とが釣り合っている。このとき、インクバッファー
室29は空である(図5のステップS1)。
【0057】記録動作が開始されると、ノズル15より
インクが吐出される(図5のステップS2)。
【0058】ノズル15からの吐出に必要なインクがイ
ンクタンク22から記録ヘッド11へ供給される(図5
のステップS3)。
【0059】そして、インクタンク22から供給された
インク量に応じた空気が大気開放管26からインクタン
ク22内に入り込む(図5のステップS4)。
【0060】記録動作が継続している場合は、ステップ
S2からステップS4までの段階を繰り返す(図5のス
テップS5)。一方、記録動作が継続していない場合
は、ノズル15のメニスカス16による力と大気開放管
26のメニスカス27による力とが釣り合ってる状態で
止まる。このとき、インクバッファー室29は空のまま
である(図5のステップS6)。
【0061】B.記録動作を停止している状態で記録装
置機内の温度や外気温等が上昇した時 記録を停止している状態(図2に示す状態)では、ノズ
ル15のメニスカス16による力と大気開放管26内の
メニスカス27による力とが釣り合っている。このとき
インクバッファー室29は空である(図6のステップS
11)。
【0062】外気温等が上昇すると、インクタンク22
内に溜まっている空気が膨張する(図6のステップS1
2、S13)。大気開放管26内のメニスカス27が壊
れ、空気が膨張した分のインクがインクバッファー室2
9に流れ出す(図6のステップS14)。
【0063】この空気が膨張した分のインクがインクバ
ッファー室29にて溜まり、大気開放穴31から漏れ出
ない位置で止まる(図6のステップS15)。
【0064】C.外気温等が上昇してインクバッファー
室29にインクが溜まった状態で記録動作が開始された
場合 図6のステップS15の状態では、インクバッファー室
29はインクで満たされている。このとき、ノズル15
のメニスカス16はインクバッファー室29内のインク
の水位より高いので、その水頭差分で保持されている
(図7のステップS21)。
【0065】記録動作が開始されると、ノズル15より
インクが吐出される(図7のステップS22)。
【0066】ノズル15からの吐出に必要なインクがイ
ンクタンク22から記録ヘッド11へ供給される(図7
のステップS23)。
【0067】インクタンク22から記録ヘッド11へ供
給されたインク量に応じたインクが、インクバッファー
室29よりインクタンク22へ供給される(図7のステ
ップS24)。
【0068】インクバッファー室29内にインクが残っ
ている状態で、引き続いて記録動作を行う場合は、ステ
ップS2からステップS4までの段階を繰り返す(図7
のステップS25、S26)。インクバッファー室29
内にインクが残っている状態で、記録動作が停止した場
合は、ノズル15のメニスカス16はインクバッファー
室29内のインクの水位より高いので、その水頭差分で
保持されている(図7のステップS27)。
【0069】また、インクバッファー室29内にインク
が残っていない状態で、ノズル15よりインクを吐出し
ているときは、ノズル15からの吐出に必要なインクが
インクタンク22から記録ヘッド11へ供給され、イン
クタンク22から記録ヘッド11へ供給されたインク量
に応じた空気が、大気開放管26よりインクタンク22
内に入り込む(図7のステップS28〜S30)。
【0070】引き続いて記録動作を行う場合は、ステッ
プS2からステップS4までの段階を繰り返す(図7の
ステップS31)。一方、記録動作が停止した場合は、
ノズル15のメニスカス16による力と大気開放管26
のメニスカス27による力とが釣り合っている状態でイ
ンクの流れが止まる。このとき、インクバッファー室2
9は空の状態である。
【0071】このように本実施形態の構造によれば、上
記のA、B、Cの場合において記録装置の機内へのイン
ク溢れが無い良好な記録動作が可能である。
【0072】なお、以上に説明した第1及び第2の実施
の形態では、1個のインクタンク22および1個の記録
ヘッド11について詳述したが、カラー記録などのため
複数種類のインクを用いる必要があり複数のインクタン
ク22および記録ヘッド11が設けられる場合、図1に
示す構成を複数並べて設置すればよい。
【0073】本発明は、記録ヘッド11が被記録媒体
(図示せず)の搬送方向と交差する方向に往復移動しな
がら被記録媒体にインク吐出を行うシリアルタイプのイ
ンクジェット記録装置にも、記録ヘッド11が被記録媒
体の記録領域の全幅以上の長さを有し移動せずにインク
吐出を行うフルラインタイプのインクジェット記録装置
にも適用できる。また、本発明の記録ヘッド11の構成
は、図示した例には限定されず、流路や液室の構成が異
なっていてもよい。インク吐出の原理に関しても、バブ
ルジェット(登録商標)方式に限定されるものではな
く、いかなる構成および吐出原理のインクジェット記録
ヘッドであっても構わない。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、液体を吐出する液体吐
出ヘッドを用いて記録を行なう液体吐出記録装置に用い
られ、記録ヘッドに対して供給すべき液体をそれ自身が
容易に変形することの無い材質でできた筐体からなる液
体収納容器と、液体収納容器に連結された管状の第1お
よび第2の連結部とを有し、第1の連結部は記録ヘッド
と連結されており、第2の連結部は液体収納容器の内部
を大気に連通させた液体供給装置において、第2の連結
部の液体収納容器内に入れられた一端を記録ヘッドの液
体吐出口の高さより低い位置に設け、第2の連結部内に
液体と大気の界面が存在するように構成し、その界面に
形成されたメニスカスの表面張力の力により、記録ヘッ
ドの液体吐出口に対して負圧を発生させていることによ
り、通常の使用環境は勿論のこと、使用環境の周囲温度
が大きく変化しても、記録ヘッドの液体吐出口から液体
が垂れ落ちないようにして、安定した吐出を実現するこ
とが可能である。
【0075】このような液体供給系に用いる液体収納容
器(インクタンク)は、変形する必要がなく単なる筐体
であればよいので、材質の制約が少なく、低コストで簡
単に製造できる。そして、液体収納容器の全容積に液体
(インク)を充填させておくことができ、しかも液体収
納容器の周囲にスペースを確保する必要がないため、液
体の収容効率がとてもよい。そして、液体供給装置をあ
まり大型化せずにすむため、液体供給装置を備えた液体
吐出記録装置(インクジェット記録装置)全体の省スペ
ース化に寄与する。特に、大量または多種の液体を収容
する必要がある、大量印刷や精細なカラー記録が可能な
液体吐出記録装置においては、本発明により大型化を避
ける構成とすることが極めて効果的である。
【0076】また、上記の第2の連結部の液体収納容器
から大気開放穴までの間に、液体収納容器内の空気が温
度上昇によって膨張することで液体収納容器外に押し出
した液体の受け皿となるバッファー室を設けたことによ
り、液体収納容器の液体で記録装置の機内が汚れること
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の液体供給装置(イ
ンク供給装置)を含む液体吐出記録装置(インクジェッ
ト記録装置)の概略構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の液体供給装置(イ
ンク供給装置)を含む液体吐出記録装置(インクジェッ
ト記録装置)の概略構成を模式的に示す図である。
【図3】図2に示すインクバッファー室の変形例を示す
図である。
【図4】図2に示すインクバッファー室の変形例を示す
図である。
【図5】図2の液体供給装置において記録ヘッドが通常
の記録動作を行なっているときのインクの流れを説明す
るためのフローチャートである。
【図6】図2の液体供給装置において記録ヘッドが記録
動作を行なっていない状態で外気温が上昇した時のイン
クの流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】図2の液体供給装置において、外気温が上昇し
てインクバッファー室にインクが溜まった状態で記録動
作が開始された場合のインクの流れを説明するためのフ
ローチャートである。
【図8】従来のインク供給装置を含むインクジェット記
録装置の要部を示す模式図である。
【符号の説明】
11 記録ヘッド 12 サブタンク 13 フィルター 14 共通液室 15 ノズル 16 メニスカス 17 インク供給管(第1の連結部材) 18 インク吸引管 22 インクタンク 24 針部 25 ゴム栓 26 大気開放管(第2の連結部材) 26a 開放端(他端) 26b 先端(一端) 27 メニスカス 28 気泡 29 インクバッファー室 30 針部 31 ゴム栓 32 インク吸収体 33 大気開放穴
フロントページの続き (72)発明者 山久保 毅 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山口 裕久雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA26 KB08 KB37 KC17 KC27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出する記録ヘッドに液体を供給
    する液体供給装置であって、 前記記録ヘッドに供給する液体を収納する液体収納容器
    と、前記記録ヘッドと前記液体収納容器とを連結する第
    1の連結部と、一端が前記液体収納容器内にあり他端が
    大気に開放されている第2の連結部とを有し、 前記液体収納容器に連結する前記第2の連結部の一端が
    前記記録ヘッドの液体吐出口の高さより低い位置に在
    り、前記第2の連結部内に液体と大気との界面が存在
    し、前記界面に形成されるメニスカスの表面張力によ
    り、前記記録ヘッドの液体吐出口に対して負圧を発生さ
    せていることを特徴とする液体供給装置。
  2. 【請求項2】 大気に開放されている前記第2の連結部
    の他端が前記第2の連結部の一端よりも高い位置に在
    る、請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 【請求項3】 大気に開放されている前記第2の連結部
    の他端が前記記録ヘッドの液体吐出口の高さより低い位
    置に在る、請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の連結部および前記第2の連結
    部はそれぞれ前記液体収納容器の底面から下方に伸び、
    途中で上方に折り曲げられている請求項1から3のいず
    れか1項に記載の液体供給装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の連結部の両端の間に、前記液
    体収納容器から溢れ出した液体を一時保管するバッファ
    ー室が設けられた請求項1から4のいずれか1項に記載
    の液体供給装置。
  6. 【請求項6】 前記液体収納容器内および前記記録ヘッ
    ド内の圧力変動に応じて前記第2の連結部内の前記界面
    が移動することにより前記負圧が一定に保たれる、請求
    項1から5のいずれか1項に記載の液体供給装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の連結部は、前記記録ヘッド内
    の液体が消費された際に前記記録ヘッドに前記液体収納
    容器から液体を供給し、前記第2の連結部は、前記液体
    収納容器内の圧力が減少した時に前記液体収納容器内に
    大気を導入する、請求項1から6のいずれか1項に記載
    の液体供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    液体供給装置と、前記記録ヘッドとを有し、前記記録ヘ
    ッドから記録媒体に液体を吐出して記録を行う液体吐出
    記録装置。
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