JP2003112245A - 金属射出成形方法及び装置 - Google Patents

金属射出成形方法及び装置

Info

Publication number
JP2003112245A
JP2003112245A JP2001309822A JP2001309822A JP2003112245A JP 2003112245 A JP2003112245 A JP 2003112245A JP 2001309822 A JP2001309822 A JP 2001309822A JP 2001309822 A JP2001309822 A JP 2001309822A JP 2003112245 A JP2003112245 A JP 2003112245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
ejector pin
release agent
movable
air blow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001309822A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamaguchi
毅 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP2001309822A priority Critical patent/JP2003112245A/ja
Publication of JP2003112245A publication Critical patent/JP2003112245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エジェクタピンが突き出ている時
に離型剤を噴霧して冷却させ、その後、エジェクタピン
を戻した後又は戻す途中でエアブローを行い、離型剤の
巻き込みを低減し、エジェクタピンのかじりを防止する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明による金属射出成形方法及び装置
は、可動側金型(8A)の成形品(9)をエジェクタピン(11)
で突き出し、このエジェクタピン(11)を離型剤で冷却さ
せ、このエジェクタピン(11)を戻した後又は戻す時に第
2エアブロー(31)によって離型剤を除去し、成形品の品
質を向上させる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属射出成形方法
及び装置に関し、特に、エジェクタピンを可動側金型か
ら突き出した状態下でエアブロー及び離型剤噴霧を行っ
た後、エジェクタピンの戻し完了時にエアブローを行う
か、又はエアブロー中にエジェクタピンを戻すことによ
り、成形品の不良原因となる離型剤の巻き込みを低減
し、かつ、エジェクタピンのかじりを防止するための新
規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられている金属射出成形機に
おける離型剤噴霧装置及び製品取り出し機としては、図
8で示される特開2000−61608号公報の構成が
あった。図8において、1は金属成形機の型締め装置の
固定盤、2は製品取り出し装置、3は空圧又は油圧で駆
動する成形品を掴むための取り出しチャック、4はエア
シリンダや油圧シリンダもしくはサーボモータで伸縮さ
れて取り出しチャックを型締め装置内に進入させるため
の取り出しアーム、5は離型剤噴霧装置、6は離型剤の
スプレー噴霧ノズルとエアブローノズルがついている噴
霧ヘッド、7はエアシリンダや油圧シリンダもしくはサ
ーボモータで伸縮されて離型剤60噴霧時に噴霧ヘッド
を型締め装置内に進入させるための噴霧アーム、8、8
Aは固定側金型と可動型金型、9は金型8、8A内に金
属溶湯を射出してできる成形品である。また従来の成形
法における成形サイクルを図9に示す。図9において、
第1ステップ100で第1エアブロー30、第2ステッ
プ101で離型剤噴霧、第3ステップ102で第2エア
ブロー31、第4ステップ103で金型の型閉じ、第5
ステップ104で射出、第6ステップ105で計量、第
7ステップ106で冷却、第8ステップ107で型開
き、第9ステップ108で成形品の突き出し、第10ス
テップ109で成形品の取り出し及び第11ステップ1
10で戻しエジェクタピン戻しとなっていた。また、図
10から図15は、従来の金属射出成形機の成形工程を
示している。すなわち、可動側金型8Aが開き(図1
0)、成形品9が突き出され(図11)、エジェクタピ
ン11が戻り(図12)、第1エアブロー30が行われ
(図13)、離型剤60が噴霧され(図14)、第2エ
アブロー31が行われる(図15)までの工程を示す。
但し、6は離型剤ノズル6aとエアブローノズル6bが
ついている噴霧ヘッド、7はエアシリンダや油圧シリン
ダもしくはサーボモータで伸縮されて離型剤噴霧時に噴
霧ヘッドを型締め装置内に進入させるための噴霧アー
ム、8Aは可動側金型、11は成形品9を突き出すエジ
ェクタピン、12は複数のエジェクタピン端部の凸部を
2枚のプレートで挟む方式でエジェクタピン11を固定
しているエジェクタプレート、13は型締め装置の可動
盤、14は可動盤13に取り付けられ金属射出成形機の
制御装置によって操作されるエジェクタ駆動用油圧シリ
ンダ、17はエジェクタ作動プレート16に取り付けら
れ金型内のエジェクタプレート12とは固定されていな
いエジェクタ押し棒、18はエジェクタ押し棒17引き
戻り時に自動的にエジェクタプレート12とエジェクタ
ピン11が引き戻るようにするためのバネ、19はバネ
18によってエジェクタプレート12が戻らなかった場
合には型閉じ時に図示されない固定側金型にあたってエ
ジェクタプレート12を強制的に元の位置に戻すための
リターンピンである。図16から図21は、前述の図1
0から図15で示された従来構成の他の従来構成を示す
もので、リターンピン19にバネ18を有していないと
共に前記エジェクタ押し棒17の代わりの強制引き戻し
棒15の先端がエジェクタプレート12に接続・固定さ
れている構成である。図16には従来から使われている
金属射出成形機で強制引き戻し棒15を使った場合の可
動側金型8Aが開き(図16)、成形品9が突き出され
(図17)、エジェクタピン11が戻り(図18)、第
1エアブロー30され(図19)、離型剤噴霧機によっ
て離型剤が噴霧され(図20)、第2エアブロー31さ
れる(図21)までの工程を示す。15は可動盤の貫通
穴にあり金型内のエジェクタプレート12とエジェクタ
駆動用油圧シリンダ14によって動かされるエジェクタ
作動プレート16を連結する前記強制引き戻し棒、6a
はスプレーヘッドに取り付けられた銅パイプの先端に液
体を霧状に吐出する拡散ノズルをとりつけた離型剤ノズ
ルであり、図示されない成形機の周囲に置かれた離型剤
希釈装置によって原液離型剤を水で数十から百数十倍に
希釈した離型剤を金型表面に噴霧するもの、6bはスプ
レーヘッドに取り付けられた銅パイプによって工場設置
のコンプレッサーから送られてきた圧縮エアーを吐出す
るエアブローノズルである。
【0003】次に、動作について説明する。従来、金属
射出成形における標準的な成形サイクルは前述した図9
に示すごとく、可動側金型10を閉じ加熱筒内の溶融金
属材料を金型内に射出し、金型を閉じた状態で成形品が
十分に固まるまで冷却した後に、金型を開き、エジェク
タピン11の突き出しにより成形品9を可動側金型から
突き出して製品取り出し機で成形機外部へと取り出し、
エジェクタピン11が戻った後に離型剤噴霧装置5が型
締め装置内に進入して金型に残ったバリなどを飛ばすた
めの第1エアブロー30、離型剤噴霧、余剰離型剤を除
去するための第2エアブロー31を行って1サイクルが
終了する。なお、冷却工程中に加熱筒内では次のサイク
ルで射出される金属溶湯が計量される。
【0004】さらに詳細に離型剤噴霧時の工程を説明す
る。まず、図10から図15の構成において、金型が開
かれると成形機のエジェクタ押し棒17が設定長さだけ
押し出され、金型のエジェクタプレート12を押し、エ
ジェクタピン11が押し出される。このエジェクタピン
11によって押し出された成形品9は、成形機から取出
し装置へと発せられた型開き完了信号を受けて型締め装
置内に進入してきた図14の製品取り出し機2に取り出
される。この取り出し機2が成形品9を掴むまでの時間
はエジェクタピン11を突出させる必要があり、あらか
じめ取り出し機が掴むまでの時間を予測して設定された
保持時間が経過するまでエジェクタピン11を突出させ
た状態で保持し、その後成形機押し棒が引き戻される。
エジェクタ押し棒17による保持力がなくなるとリター
ンピン19位置に配置されたバネ18の復元力によって
エジェクタプレート12が押されて戻り、エジェクタピ
ン11が後退する。このエジェクタピン11後退後に装
置内に進入してきた離型剤噴霧装置5によって最初は金
型表面に残ったバリなどを除去するための第1エアブロ
ー30を、続いて離型剤ノズル6aから離型剤を設定さ
れた時間(およそ1,2秒)だけ噴霧し、最後に金型表
面に残った余分な離型剤を除去するための第2エアブロ
ー31を行う。離型剤噴霧工程が終了すると次のショッ
トサイクルに移り型閉じをして射出工程に入る。
【0005】また、エジェクタピン11の突出する位置
にスライド中子があって型開き時にはスライドがずれて
エジェクタピンが突出可能であり、型閉じ時にはエジェ
クタピン11が引っ込んだところにスライド中子がずれ
てくるような金型の場合、エジェクタピン11を破損さ
せないために型閉じ前に確実にエジェクタピン11を引
き戻したい場合には図16から図21のように、強制引
き戻し棒15でエジェクタプレート12と成形機のエジ
ェクタ引き戻し装置を連結させる方法をとる場合があ
る。基本的には図10から図15の金型と同じ工程で進
み、製品取り出し後にエジェクタ押し棒17の代わりに
強制引き戻し棒15が成形機油圧シリンダ14の作用で
後退し、強制引き戻し棒15と連結されているエジェク
タプレート12も同時に後退してエジェクタピン11が
戻るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の金属射出成形方
法及び装置は、以上のように構成されていたため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、従来の装置では
エジェクタピンが金型内に引き戻った状態で離型剤を噴
霧しているので、射出された溶融金属によって金型が昇
温されたときに他の金型部分のように図示されない温調
媒体(油、水など)の配管によって冷却されることもな
く、金型表面に噴霧される離型剤によって冷却されるこ
ともないのでエジェクタピンの温度が上がり、金型と焼
きつきやかじりを発生させる可能性があった。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、エジェクタピンを突出させ
た状態で離型剤を噴霧することでエジェクタピンを冷却
してエジェクタピンの焼きつきによるかじりや動作不良
を防止し、さらに第2エアブローの前又は終了前にエジ
ェクタピンを引き戻すことによりエジェクタピン周面に
付着した離型剤を引き戻し動作によって金型表面に押し
出し、エアブローで完全に除去することによりエジェク
タピンに残った離型剤の巻き込みによる成形品への湯じ
わや膨れなどの欠陥をなくすようにした金属射出成形方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による金属射出成
形方法は、可動側金型の金型キャビティに位置する成形
品を、前記可動側金型内で作動自在に設けられたエジェ
クタピンの突き出し動作によって前記可動側金型から取
り出し、前記エジェクタピンが前記可動側金型から突き
出た状態で第1エアブロー及び離型剤噴霧を行い、前記
離型剤噴霧後に前記エジェクタピンを前記可動側金型に
戻した後、前記金型キャビティの表面に対して第2エア
ブローを行う方法であり、また、可動側金型の金型キャ
ビティに位置する成形品を、前記可動側金型内で作動自
在に設けられたエジェクタピンの突き出し動作によって
前記可動側金型から取り出し、前記エジェクタピンが前
記可動側金型から突き出た状態で第1エアブロー及び離
型剤噴霧を行い、前記離型剤噴霧後の第2エアブローの
開始後かつ終了前に前記エジェクタピンを前記可動側金
型に戻す方法であり、また、本発明による金属射出成形
装置は、可動側金型の金型キャビティに位置する成形品
を、前記可動側金型内で作動自在に設けられたエジェク
タピンの突き出し動作によって前記可動側金型から取り
出すようにした金属射出成形装置において、前記可動側
金型から突き出た前記エジェクタピンに離型剤噴霧を行
うための離型剤噴霧装置と、前記エジェクタピンが前記
可動側金型に戻ったことを検出し戻り完了信号を前記離
型剤噴霧装置に送信するための検出器及び信号線と、を
備え、前記戻り完了信号を検出後、前記金型キャビティ
の表面に対してエアブローを行うようにした構成であ
り、また、可動側金型の金型キャビティに位置する成形
品を、前記可動側金型内で作動自在に設けられたエジェ
クタピンの突き出し動作によって前記可動側金型から取
り出すようにした金属射出成形装置において、前記可動
側金型から突き出た前記エジェクタピンに離型剤噴霧を
行うための離型剤噴霧装置と、前記エジェクタピンが前
記可動側金型に戻ったことを検出し、前記戻り完了信号
を前記離型剤噴霧装置に送信するための検出器及び信号
線と、を備え、前記離型剤噴霧後に行われるエアブロー
の開始後に前記エジェクタピンの戻り動作を行わせ、前
記エジェクタピンの戻り完了信号を検出後に、前記エア
ブローを終了させるようにした構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による金
属射出成形方法及び装置の好適な実施の形態について説
明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を
用いて説明する。また、従来例で示した図8の金属射出
成形機の構成は全体構成として本発明でも同一のものを
用いているので援用するものとする。図1は可動盤13
に設けられた可動側金型8Aを示しており、この可動側
金型8Aにリターンピン19を介してエジェクタピン1
1を有するエジェクタプレート12が作動自在に設けら
れ、この可動盤13に設けられたエジェクタ駆動用油圧
シリンダ14及びエジェクタ作動プレート16を介して
作動自在に設けられた強制引き戻し棒15の先端はエジ
ェクタプレート12に接続・固定されている。
【0010】次に、動作について述べる。まず、本発明
における第1の形態の成形サイクルは図6に示す通りで
ある。すなわち、金型を閉じ加熱筒内の溶融金属材料を
金型内に射出し、金型を閉じた状態で成形品が十分に固
まるまで冷却した後に、金型を開き、エジェクタピン1
1の突き出しにより成形品9を可動側金型8Aから突き
出して図8の製品取り出し機2で成形機外部へと取り出
し、離型剤噴霧装置5が型締め装置内に進入して金型に
残ったバリなどを飛ばすための第1エアブロー30を行
い、離型剤噴霧を行った後にエジェクタピン11を後退
させ、その後余剰離型剤を除去するための第2エアブロ
ー31を行って1サイクルが終了する。なお、冷却工程
中に加熱筒内では次のサイクルで射出される金属溶湯が
計量される。
【0011】さらに詳細に離型剤噴霧時の工程を図1か
ら図5にしたがって説明する。金型が開かれると成形機
の強制引き戻し棒15が設定長さだけ押し出され、金型
のエジェクタプレート12を押し、エジェクタピン11
が押し出される。このエジェクタピン11によって押し
出された成形品9は、成形機から取り出し装置2へと発
せられた型開き完了信号を受けて型締め装置内に進入し
てきた図8の製品取り出し装置2により取り出される。
エジェクタピン11後退後に装置内に進入してきた離型
剤噴霧装置5によって最初は可動側金型8A表面に残っ
たバリなどを除去するための第1エアブロー30を、続
いて離型剤ノズル6aから離型剤を設定された時間(お
よそ1,2秒)だけ噴霧する。これらエアブローや離型
剤は離型剤噴霧装置5で制御されており、第1、第2エ
アブロー30、31、離型剤噴霧それぞれあらかじめ設
定入力されたタイマー時間だけ順次行うように制御され
ている。本発明では離型剤噴霧後すなわち離型剤噴霧タ
イマーの計時完了後に離型剤制御装置から成形機に対し
離型剤噴霧完了を知らせる電気信号が発せられる。離型
剤噴霧完了信号を受けた成形機はエジェクタ駆動用油圧
シリンダ14を動かして強制引き戻し棒15を後退させ
ることでエジェクタピン11が可動側金型8A内に引き
戻される。このときにエジェクタピン11周面に付着し
た離型剤液がエジェクタピン11の穴表面に集まるの
で、金型表面に残った余分な離型剤とともに第2エアブ
ロー31によって吹き飛ばして除去する。離型剤噴霧工
程が終了すると次のショットサイクルに移り型閉じをし
て射出工程に入る。
【0012】なお図1では強制引き戻し棒15を使った
例を示したが、図10のようにエジェクタ押し棒17を
使った金型のエジェクタ方式でも十分に耐久性のあるバ
ネ18を使うなどして押し棒を戻した時にエジェクタピ
ン11が確実に戻るようにすれば、同じように制御を変
更して、離型剤噴霧後に押し棒17を戻してバネ18の
力でエジェクタピン11を引き戻し、その後で第2エア
ブロー31を行うことも可能である。また、本発明では
第2エアブロー31終了前にエジェクタピン11が引き
戻されればよいので、図7に示すように離型剤噴霧完了
信号を受けた後、予め設定された成形機の遅延タイマー
経過後にエジェクタピン11を後退させることで、第2
エアブロー31開始時にはエジェクタピン11を突き出
しておいてエアブローで除去できる離型剤を大まかに除
去しておき、その後第2エアブロー31終了前にエジェ
クタピン11を引き戻してピン穴にたまる離型剤を除去
する方法をとることもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明による金属射出成形方法及び装置
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、エジェクタピンにはバ
ネを取り付けることなく、エジェクタピンを可動側金型
から突出させた状態で、離型剤を噴霧することでエジェ
クタピンを冷却してエジェクタピンの焼きつきによるか
じりや動作不良を防止することができる。また、エジェ
クタピンを戻した後に第2エアブローを行うことによ
り、エジェクタピンの戻しによって金型キャビティの表
面に付着した離型剤等を完全に除去し、次回の金属成形
時における成形品への付着等を防止することができる。
また、第2エアブロー終了前にエジェクタピンを戻すこ
とにより、エジェクタピン周面に付着した離型剤を戻し
動作時に金型表面に押し出し、エアブローで完全に除去
することができ、エジェクタピンに残った離型剤の巻き
込みによる成形品への湯じわや膨れなどの欠陥をなくす
ことができ、成形品の高品位化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属射出成形機の可動側を示す断
面図である。
【図2】図1のエジェクタ状態を示す断面図である。
【図3】図2のエジェクタ後の第1エアブローを示す断
面図である。
【図4】図3の第1エアブロー後の離型剤噴霧を示す断
面図である。
【図5】図4の噴霧後の第2エアブロー状態を示す断面
図である。
【図6】図1から図5に対応した本発明の成形サイクル
を示すフロー図である。
【図7】本発明の他の成形サイクルを示すフロー図であ
る。
【図8】従来の金属射出成形機を示す斜視図である。
【図9】図8の成形サイクルを示すフロー図である。
【図10】従来の金属射出成形機の可動側を示す断面図
である。
【図11】図10のエジェクタ状態を示す断面図であ
る。
【図12】図11のエジェクタピンの戻し状態を示す断
面図である。
【図13】図12の第1エアブロー状態を示す断面図で
ある。
【図14】図13の第1エアブロー後の離型剤噴霧状態
を示す断面図である。
【図15】図14の噴霧後の第2エアブローを示す断面
図である。
【図16】図3の他の従来例を示す断面図である。
【図17】図16のエジェクタ状態を示す断面図であ
る。
【図18】図17のエジェクタピンを完全に戻した状態
を示す断面図である。
【図19】図18の第1エアブローを示す断面図であ
る。
【図20】図19の第1エアブロー後の離型剤噴霧状態
を示す断面図である。
【図21】図20の噴霧後の第2エアブローを示す断面
図である。
【符号の説明】
5 離型剤噴霧装置 8A 可動側金型 8Aa 金型キャビティ 9 成形品 11 エジェクタピン 13 可動盤 15 強制引き戻し棒 17 エジェクタ押し棒 19 リターンピン 30 第1エアブロー 31 第2エアブロー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動側金型(8A)の金型キャビティ(8Aa)
    に位置する成形品(9)を、前記可動側金型(8A)内で作動
    自在に設けられたエジェクタピン(11)の突き出し動作に
    よって前記可動側金型(8A)から取り出し、前記エジェク
    タピン(11)が前記可動側金型(8A)から突き出た状態で第
    1エアブロー(30)及び離型剤噴霧を行い、前記離型剤噴
    霧後に前記エジェクタピン(11)を前記可動側金型(8A)に
    戻した後、前記金型キャビティ(8Aa)の表面に対して第
    2エアブロー(31)を行うことを特徴とする金属射出成形
    方法。
  2. 【請求項2】 可動側金型(8A)の金型キャビティ(8Aa)
    に位置する成形品(9)を、前記可動側金型(8A)内で作動
    自在に設けられたエジェクタピン(11)の突き出し動作に
    よって前記可動側金型(8A)から取り出し、前記エジェク
    タピン(11)が前記可動側金型(8A)から突き出た状態で第
    1エアブロー(30)及び離型剤噴霧を行い、前記離型剤噴
    霧後の第2エアブロー(31)の開始後かつ終了前に前記エ
    ジェクタピン(11)を前記可動側金型(8A)に戻すことを特
    徴とする金属射出成形方法。
  3. 【請求項3】 可動側金型(8A)の金型キャビティ(8Aa)
    に位置する成形品(9)を、前記可動側金型(8A)内で作動
    自在に設けられたエジェクタピン(11)の突き出し動作に
    よって前記可動側金型(8A)から取り出すようにした金型
    射出成形装置において、前記可動側金型(8A)から突き出
    た前記エジェクタピン(11)に離型剤噴霧を行うための離
    型剤噴霧装置(5)と、前記エジェクタピン(11)が前記可
    動側金型(8A)に戻ったことを検出し戻り完了信号を前記
    離型剤噴霧装置(5)に送信するための検出器(50)及び信
    号線と、を備え、前記戻り完了信号を検出後、前記金型
    キャビティ(8Aa)の表面に対してエアブローを行うよう
    に構成したことを特徴とする金属射出成形装置。
  4. 【請求項4】 可動側金型(8A)の金型キャビティ(8Aa)
    に位置する成形品(9)を、前記可動側金型(8A)内で作動
    自在に設けられたエジェクタピン(11)の突き出し動作に
    よって前記可動側金型(8A)から取り出すようにした金属
    射出成形装置において、前記可動側金型(8A)から突き出
    た前記エジェクタピン(11)に離型剤噴霧を行うための離
    型剤噴霧装置(5)と、前記エジェクタピン(11)が前記可
    動側金型(8A)に戻ったことを検出し、戻り完了信号を前
    記離型剤噴霧装置(5)に送信するための検出器(50)及び
    信号線と、を備え、前記離型剤噴霧後に行われるエアブ
    ロー開始後に前記エジェクタピンの戻り動作を行わせ、
    前記エジェクタピン(11)の戻り完了信号を検出後に、前
    記エアブローを終了させるように構成したことを特徴と
    する金属射出成形装置。
JP2001309822A 2001-10-05 2001-10-05 金属射出成形方法及び装置 Pending JP2003112245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001309822A JP2003112245A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 金属射出成形方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001309822A JP2003112245A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 金属射出成形方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003112245A true JP2003112245A (ja) 2003-04-15

Family

ID=19128903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001309822A Pending JP2003112245A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 金属射出成形方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003112245A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4524331B1 (ja) * 2009-08-27 2010-08-18 新田谷 敦 鋳造方法
JP2012171798A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミック焼結体の製造方法及びグロープラグの製造方法
JP2012200776A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 離型剤塗布装置およびこれを用いた離型剤塗布方法
JP2012218027A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd バリ除去方法及びその装置
CN109261934A (zh) * 2018-12-06 2019-01-25 成都文博蓉耀科技有限公司 一种高效率压铸模具
JP2022126141A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 リョービ株式会社 ダイカスト金型のエアブロー機構、ダイカスト法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4524331B1 (ja) * 2009-08-27 2010-08-18 新田谷 敦 鋳造方法
JP2011045907A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Nittaya Atsushi 鋳造方法
JP2012171798A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミック焼結体の製造方法及びグロープラグの製造方法
JP2012200776A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 離型剤塗布装置およびこれを用いた離型剤塗布方法
JP2012218027A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd バリ除去方法及びその装置
CN109261934A (zh) * 2018-12-06 2019-01-25 成都文博蓉耀科技有限公司 一种高效率压铸模具
JP2022126141A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 リョービ株式会社 ダイカスト金型のエアブロー機構、ダイカスト法
JP7135135B2 (ja) 2021-02-18 2022-09-12 リョービ株式会社 ダイカスト金型のエアブロー機構、ダイカスト法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0273586B1 (en) Vertical injection apparatus
JP4336425B2 (ja) ブロー成形方法
JP2807619B2 (ja) 樹脂成形機
WO1994014591A1 (en) Plastic molding apparatus
JPH07137097A (ja) ディスク成形品の成形方法
JP2003112245A (ja) 金属射出成形方法及び装置
JP2003145593A (ja) 大型導光板の成形方法および大型導光板の成形用金型
CN112387953A (zh) 一种压铸机抽芯方法
JP3320362B2 (ja) 金属射出成形機の成形品取出し方法及び装置
JP3222830B2 (ja) ディスク成形装置のゲートカット装置及びゲートカット方法
JP2009061767A (ja) 射出プレス成形方法
JP2000071259A (ja) 成形品突き出し装置および成形品突き出し方法
US4162886A (en) Device for removing a runner from a multiple plate die
JP3240605B2 (ja) インサート成形方法
JP2002192566A (ja) 射出成形金型
JPH10202705A (ja) ベローズ部を有する成形品の成形方法
US5662952A (en) Injection mould with a pre-opening jack
US9505055B2 (en) Method for removing a part made of a material having a glass-transition temperature from a mold
JPH05293860A (ja) 射出成形方法
JPH10277720A (ja) ダイカスト金型
JP2003311791A (ja) 射出成形金型
JP3168402B2 (ja) 射出成形金型装置
KR100493791B1 (ko) 동시 커버링재 성형장치 및 성형방법
JP3725791B2 (ja) 粉体離型剤塗布方法及び金型
JP2667995B2 (ja) 射出成形金型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060509