JP2003112233A - ベントプラグ及び鋳型の造形用金型 - Google Patents
ベントプラグ及び鋳型の造形用金型Info
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Abstract
て、簡素な構成において、ベントプラグの詰まりを抑制
して造形空間内の通気性を確保し、鋳型の品質ひいては
この鋳型により造形される鋳物の品質を向上させること
ができるようにする。 【解決手段】 鋳型の造形用金型のベントホール2に取
り付けられるベントプラグ4を、ベントホール2に取り
付けられる筒形状の外筒4Aと、外筒4Aの一方の開口
端部4Aaを塞ぐ開口可能な舌片状の蓋部4Baとをそ
なえて構成し、舌片状の蓋部4Baを、開口端部4Aa
に取り付けたシート状の弾性部材4Bに切り込みを入れ
ることにより形成する。
Description
鋳型を造形するのに使用される、ベントプラグ及び鋳型
の造形用金型に関する。
の鋳砂を硬化させて鋳型を造形することが行なわれてい
る。このような鋳型の造形方法の一例として鋳砂を加熱
することなく鋳型を造形できるコールドボックス法があ
る。コールドボックス法では、例えば、レジンパートI
・パートII(パートI:フェノール−ホルマリン樹脂の
石油系溶剤溶液,パートII:ポリイソシアネートの石油
系溶剤溶液)と砂とを混練機により混練して鋳砂を調整
し、この鋳砂をブローヘッドにより所定圧力(例えば3
kg/cm2)で金型内の造形空間に圧入する(これを
ブローイングという)。そして、この造形空間内の鋳砂
にアミンガス(強アルカリ性揮発性可燃液体)を注入す
ると(これをガッシングという)、アミンガスと鋳砂の
レジンパートI・パートIIとが接触し、レジンパートI
・パートIIが化学反応を起こして鋳砂が硬化し、鋳型と
して形成される。
グする際には、鋳砂をエアで圧入するが、エアと異なり
比重の大きな鋳砂を造形空間の奥まったところ等に充填
することは難しい。このため、造形空間の1以上の所定
箇所にエアベントを設けて通気性を良くすることが一般
的に行なわれており、これにより、造形空間での鋳砂の
廻りが良くなり、鋳砂が造形空間に均一に充填されるよ
うになる。
6を参照して説明する。造形用金型の上型金具110に
は、上型金具110と下型金具130との間に形成され
る造形空間120と外部140とを連通させるようにし
てベントホール100が貫設されており、この下端にエ
アベント101が設けられている。また、ベントホール
100の上端には、チェックベント(ベントプラグ)1
02が挿入/螺合されている。
(a),(b)に示すように、円筒形状のベント本体1
02aと、ベント本体102aに挿入されたボール10
2bとをそなえて構成されている。ベント本体102a
は図示するようにその外周面にネジ溝を有しベントホー
ル100の上部に螺合されている。また、ベント本体1
02aの軸方向中央にはストッパピン102cが径方向
に沿って掛け渡されている。
102cと、ベント本体102aの一方の開口端102
dとの間でベント本体102a内に収容されており、こ
の開口端102dの径はボール102bの径よりも小さ
く設定されている。そして、チェックベント102は、
図示するようにこの開口端102dが下方に向くように
上型金具110への取り付けられる。
より、ブローイングが行なわれると、図示しない挿入口
から造形空間120に鋳砂とともに注入された圧縮エア
は図5に矢印で示すようにエアベント101を介して上
方のベントホール100に流入する。この圧縮エアの上
昇流を受けてベント本体102aの開口端102dに着
座していたボール102bがこの開口端102dから上
昇し、ボール102bと開口端102dとの間から圧縮
エアが排出される。即ち、造形空間120と外部140
とが連通状態となって、通気性が良好となり、鋳砂を造
形用金型内に均一に充填できるようになる。
シングヘッドにより上型金具110に設けられた図示し
ない挿入口から造形空間120にアミンガスが注入され
るが、このアミンガスがさらにベントホール100から
不要に造形空間120内の鋳砂に注入されてしまうと過
剰に鋳砂が硬化されてしまう。しかし、上記チェックベ
ント102では、アミンガスが外部140から流入して
もボール102bは下方の開口端102dに着座してい
るで、アミンガスがベントホール100から造形空間1
20内に侵入してしまうことが防止されるようになって
いる。
た図5及び図6(a),(b)に示すチェックベント1
02では、ブローイング時に圧縮エアとともに鋳砂が造
形空間120から排出されるが、この際、鋳砂がボール
102bやベント本体102aに付着してボール102
bの作動不良を引き起こしてしまう虞がある。このた
め、鋳砂がチェックベント102内に残留するようにな
り、ガッシング時に注入されたアミンガスの一部がチェ
ックベント102内に侵入すると、チェックベント10
2内に残留した鋳砂が硬化してチェックベント102内
及びボール102bに固着する虞がある。
トホール100内に硬化した鋳砂がますます蓄積される
ようになり、造形空間120内の通気性が低下し、鋳砂
の充填不良、鋳型の品質不良、ひいてはこの鋳型により
造形される鋳物の品質低下を招く虞がある。また、ベン
ト本体102aとボール102bとの隙間に鋳砂が固着
してしまうと、このような微小な隙間から鋳砂を除去す
るためには、このチェックベント102を上型金具11
0から一旦取り外した後、所定の設備をそなえた施設に
持ち込んで清掃作業を行なわなければならず手間がかか
るという課題もある。
コールドボックス法造形金型では、金型内において造形
用キャビティの周囲に連通孔が形成されるとともに、こ
れらの造形用キャビティと連通孔とがエアベントを介し
て連通接続され、さらにこの連通孔には第1切替弁と第
2切替弁とが分岐して設けられている。この技術では、
第1切替弁と第2切替弁とをそれぞれ適宜開閉すること
により、ブローイング,ガッシングの通常作業に加え、
エアを造形用キャビティに送ってエアベントの清掃作業
を行なえるようになっている。
通孔を設けたり、第1切替弁及び第2切替弁を設けたり
する等、金型の構成が非常に複雑になってしまうという
課題がある。本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、簡素な構成において、ベントプラグの詰まり
を抑制して造形空間内の通気性を確保し、鋳型の品質ひ
いてはこの鋳型により造形される鋳物の品質を向上させ
ることができるようにした、ベントプラグ及び鋳型の造
形用金型を提供することを目的とする。
の本発明のベントプラグでは、ブローイング時に造形用
金型の造形空間に供給されたエアがベントホールを介し
て筒形状の外筒の一方の開口端部に流入すると、この開
口端部を塞ぐようにして設けられたシート状の弾性部材
に切り込みを入れることにより形成された舌片状の蓋部
が開口し、造形空間と造形用金型の外部とが連通状態と
なって造形空間内の通気性が確保され、造形空間内へ均
一に鋳砂が充填される。
は、舌片状の蓋部が、一端に鍔を有する内筒の他端に内
筒と一体に取り付けられているので、内筒を外筒に挿入
することにより、舌片状蓋を、上記の一方の開口端部を
塞ぐように外筒に容易に取り付けることができる。請求
項3記載の本発明の鋳型の造形用金型では、内部の造形
空間と外部との間にベントホール及び請求項1又は2記
載のベントプラグが設けられており、ブローイング時に
造形用金型の造形空間に供給されたエアがベントプラグ
流入すると、舌片状の蓋部が開口して、造形空間と造形
用金型の外部とが連通状態となって造形空間内の通気性
が確保され、造形空間内へ均一に鋳砂が充填される。
施の形態について説明する。まず、本発明の一実施形態
としてのベントプラグ及び鋳型の造形用金型について説
明する。図1〜図4は本実施形態のベントプラグ及び鋳
型の造形用金型について示す図である。
うに、上型金具1Aと、下型金具1Bとをそなえて構成
され、金具1A,1Bとの間に所定形状の造形空間1C
が形成されている。この造形空間1C内に、砂,レジン
パートI・パートIIとが混練され調整された鋳砂を充填
した後、アミンガスを注入することで鋳砂を硬化させ所
定形状の鋳型を造形できるようになっている。
形空間1C内での鋳砂の廻りを良くして、鋳砂を造形空
間1C内に均一に充填できるように、上型金具1Aに
は、1以上の所定箇所にベントホール2が穿設されてい
る。ベントホール2の下端には通気口3aを有するエア
ベント3が造形空間1Cに面して設置されている。ま
た、ベントホール2の上端には、ベントプラグ4が取り
付けられている。
(b)に示すように、外周面にネジ溝が形成された円筒
形状の外筒4Aと、この外筒4Aの一方の開口端部4A
aに取り付けられた複数の舌片状の蓋部4Baとをそな
えて構成されており、外筒4Aはベントホール2の上端
に螺合されている。また、図2(a),(b)に示すよ
うに、舌片状の蓋部4Baは、上記開口端部4Aaを塞
ぐようにして取り付けられる円形のシート状部材4Bに
放射状に切り込みを入れることにより、シート状部材4
Bに全周にわたって複数形成されている。シート状部材
4Bは、一端に環状の鍔部4Caを有する円筒形状の内
筒4Cの他端に取り付けられており、シート状部材4B
と内筒4Cとはシリコンゴム材(弾性部材)により一体
に形成されている。以下、シート状部材4B及び内筒4
Cからなる一体品を円筒状ゴム部材4Dという。
Aの内径よりも僅かに大きく設定されており、円筒状ゴ
ム部材4Dをその弾性を利用して外筒4Aに挿入し固定
できるようになっている。また、鍔部4Caの外径は外
筒4Aの内径よりも十分に大きく設定されており、下方
の造形空間1C側からエア圧を受けても円筒状ゴム部材
4Dが外筒4Aから抜けないようになっている。
2(b)に示すように同一直径上に溝4Ab,4Abが
設けられており、ベントプラグ4の上型金具1Aへの取
り付け/取り外しはこの溝4Ab,4Abを利用してマ
イナスドライバにより行なえるようになっている。本発
明の一実施形態としてのベントプラグ及び鋳型の造形用
金型は上述したように構成されているので、ブローイン
グ時、図示しない注入口から鋳砂と共に造形空間1Cに
注入されたエアが、図1中に矢印で示すようにベントプ
ラグ4に流入すると、舌片状の蓋部4Baが上方に弾性
変形して開口し、この開口部からエアが外部に流出す
る、したがって、造形空間1Cの通気性が確保され、造
形用金型内での鋳砂の廻りを良くして、鋳砂を造形用金
型内に均一に充填できる。
5及び図6に示す従来チェックベントのように内部にボ
ールのような作動部がないので、エアと共に流入する鋳
砂の付着によるかかる作動部の作動不良がなく、従来の
チェックベントに比べエアの排出がスムーズに行なわれ
るようになるという利点がある。また、内部に作動部が
ないので作動部を核として鋳砂が内部に付着してしまう
ことがなく、内部に詰まりが発生することを防止できる
という利点もある。
からエアとともに排出され舌片状の蓋部4Ba上やその
周辺に付着した鋳砂を、例えば図示しないエアガンなど
によりエアベント3側から高圧のエアを吹き込むことに
より払い飛ばして清掃できる。したがって、上述したよ
うな簡素な構成において、ベントプラグ4を上型金具1
Aから取り外すことなく生産現場において容易に清掃を
行なえるという利点がある。
びエアに接触して消耗したり鋳砂が固着したりするの
は、円筒状ゴム部材4Dだけであり、この円筒状ゴム部
材4Dを図3に示すように単に外筒4Aに挿入するだけ
で容易にベントプラグ4を組み付けることができる。し
たがって、この円筒状ゴム部材4Dだけを交換して外筒
4Aは使い回すことが可能となり、コストの抑制が可能
となる。
に、エアベントからアミンガスを造形空間内に注入させ
ると造形空間内の鋳砂が過剰に硬化する虞があると一般
に言われているが、必ずしもそうとは言えず、エアベン
トからアミンガスを注入することにより、鋳砂の硬化不
足を防いだり鋳砂を硬化するのに要するサイクルタイム
を短縮できたりするケースもあることが判明している。
本ベントプラグ4においては、舌片状の蓋部4Baから
造形空間1C内にアミンガスを注入することが可能であ
り、鋳砂の硬化不足の防止及びかかるサイクルタイムの
短縮化が可能となっている。
形用金型は、上述した実施形態に限定されず、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変形を行なうことが可能で
ある。例えば、上述した実施形態では、円形のシート状
部材4Bに全周にわたって舌片状の蓋部4Baを形成し
ているが、図4(a)に示すようにシート状部材4Bの
一部に舌片状の蓋部4Ba′を形成する構成としても良
い。この場合、図4(a)のX−X断面(蓋部4Ba′
の断面)を図4(b)に示すように構成することによ
り、上述した従来技術のようにガッシング時にアミンガ
スがベントプラグから造形空間に侵入しないように構成
することも可能である。
間)からのエア流に対しては上方に弾性変形して開口す
る一方、上方からのアミンガス流に対しては、蓋部4B
a′の端面がベース部(シート状部材4Bの蓋部4B
a′でない部分)4Bbの端面に当接して開口しないよ
うになるのである。
ントプラグによれば、ブローイング時に造形空間に供給
されたエアが外筒に流入すると、舌片状の蓋部が開口
し、造形空間と造形用金型の外部とが連通状態となって
造形空間内の通気性が確保され、これにより、造形空間
内へ均一に鋳砂を充填することができ、鋳型の品質ひい
てはこの鋳型により造形される鋳物の品質を向上させる
ことができる。
作部による排気抵抗がなく排気が滑らかに行なわれるよ
うになり、外筒に舌片状の蓋部を設けるといった簡素な
構成により、内部に鋳砂が固着することによる詰まりを
防止できるという利点がある。加えて、舌片状の蓋部の
周辺に残留/固着した鋳砂を造形空間よりエアを注入す
ることにより除去できるので、造形用金型から取り外す
ことなく清掃を容易に行なえるという利点がある。
は、舌片状の蓋部が、一端に鍔を有する内筒の他端に内
筒と一体に取り付けられているので、内筒を外筒に挿入
することにより、舌片状蓋を、上記の一方の開口端部を
塞ぐように外筒に容易に取り付けることができ、したが
って、エア及び鋳砂に接触して摩耗する舌片状蓋及び内
筒だけを交換することことができ、外筒を使い回してコ
ストの低減を図れるという利点もある。
によれば、内部の造形空間と外部とがベントホール及び
請求項1又は2記載のベントプラグにより接続されてい
るので、簡素な構成により、安定して造形空間内の通気
性が確保され、造形空間内へ均一に鋳砂を充填すること
ができ、鋳型の品質ひいてはこの鋳型により造形される
鋳物の品質を向上させることができる。
鋳型の造形用金型の構成を示す模式的な断面図である。
成を示す図であり、(a)はその模式的な断面図、
(b)はその舌片状の蓋部及び外筒先端の構成を示す模
式的な斜視図である。
かる外筒への舌片状の蓋部の取り付けを説明するための
模式的な斜視図である。
形例の構成を示す図であり、(a)は模式的な平面図、
(b)は(a)のX−X矢視断面である。
型の造形用金型の構成を示す模式的な断面図である。
を示す図であり、(a)はその模式的な断面図、(b)
はその模式的な斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋳型の造形用金型のベントホールに取り
付けられるベントプラグであって、 該ベントホールに取り付けられる筒形状の外筒と、 該外筒の一方の開口端部を塞ぐ開口可能な舌片状の蓋部
とをそなえて構成され、 該舌片状の蓋部が、該開口端部に取り付けられたシート
状の弾性部材に切り込みを入れることにより形成された
ことを特徴とする、ベントプラグ。 - 【請求項2】 該舌片状の蓋部が、一端に鍔を有する内
筒の他端に該内筒と一体に取り付けられ、 該内筒を該外筒に挿入することにより、該舌片状蓋が上
記の一方の開口端部を塞ぐように該外筒に取り付けられ
ていることを特徴とする、請求項1記載のベントプラ
グ。 - 【請求項3】 内部の造形空間と外部とをベントホール
を介して連通可能に接続される、鋳型の造形用金型であ
って、 請求項1又は2記載のベントプラグが該舌片状の蓋部を
該外部に向けて該ベントホールに取り付けられているこ
とを特徴とする、鋳型の造形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001306797A JP3644423B2 (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | ベントプラグ及び鋳型の造形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001306797A JP3644423B2 (ja) | 2001-10-02 | 2001-10-02 | ベントプラグ及び鋳型の造形用金型 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003112233A true JP2003112233A (ja) | 2003-04-15 |
JP3644423B2 JP3644423B2 (ja) | 2005-04-27 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110039001A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-07-23 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种铸造上芯盒排气孔防进气的方法及结构 |
CN110252963A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-09-20 | 侯马市东鑫机械铸造有限公司 | 用于铸造生产线上的射砂整体工装 |
CN110899626A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-24 | 安徽富坤机械设备有限公司 | 一种保持砂芯型腔内压的排气塞 |
-
2001
- 2001-10-02 JP JP2001306797A patent/JP3644423B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110252963A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-09-20 | 侯马市东鑫机械铸造有限公司 | 用于铸造生产线上的射砂整体工装 |
CN110899626A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-24 | 安徽富坤机械设备有限公司 | 一种保持砂芯型腔内压的排气塞 |
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