JP2003112000A - ガス衣類乾燥機 - Google Patents

ガス衣類乾燥機

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JP2003112000A
JP2003112000A JP2001308304A JP2001308304A JP2003112000A JP 2003112000 A JP2003112000 A JP 2003112000A JP 2001308304 A JP2001308304 A JP 2001308304A JP 2001308304 A JP2001308304 A JP 2001308304A JP 2003112000 A JP2003112000 A JP 2003112000A
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彰 荘司
Takashi Komatsu
隆 小松
Yoshiaki Sakida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス燃焼部により加熱された熱風を回転ドラ
ム内に供給して衣類を乾燥させるガス衣類乾燥機におい
て、制御手段が故障(誤動作や暴走)した状態で、何ら
かの原因で失火しても、失火を判定してガスが噴出しな
いようにする。 【解決手段】 衣類を撹拌する回転ドラム内へファンに
より熱風を導入して排出し、熱風の熱源となるバーナー
7へのガスの供給経路に電磁弁8を設けるとともに比例
制御弁9によりバーナー7の燃焼量を制御し、制御手段
17により乾燥運転を制御する。制御手段17は、バー
ナー7の温度を検知する温度検知手段13からの温度デ
ータによりバーナー7の失火を判定し、温度検知手段1
3からの温度データによりバーナー7の失火を判定する
燃焼状態監視手段19を有し、制御手段17、燃焼状態
監視手段19のいずれかでバーナー7の失火を判定した
とき、電磁弁8または比例制御弁9の少なくとも1つを
閉じるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源となるガス燃
焼部により加熱された熱風を回転ドラム内に供給して衣
類を乾燥させるガス衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス衣類乾燥機は、図7
および図8に示すように構成していた。以下、その構成
について説明する。
【0003】図7および図8に示すように、乾燥機本体
1は、下部に駆動源となるモータ2を設けており、この
モータ2と乾燥機本体1の背面側に設けたファン(送風
手段)3およびこのファン3の前方に設けた回転ドラム
4との間にそれぞれベルト5、6を張設して、モータ2
の駆動によりファン3および回転ドラム4を回転させる
ようにしている。
【0004】また、乾燥機本体1の前方下部に熱源とな
るバーナー7を配設し、その燃焼量を制御するために電
磁弁8と比例制御弁9を設けている。ファン3の回転に
より、バーナー7により加熱された熱風が熱風吹出口1
1を介して回転ドラム4に導入され、回転ドラム4内に
収容された被乾燥物(衣類)を加熱乾燥する。矢印Aは
熱風の流れを示している。
【0005】電極12は、運転中に回転ドラム4内の衣
類に接触する位置に配設している。この電極12は一対
の導電部材とその間の絶縁部材により構成し、導電部材
間の抵抗値を検出することによって回転ドラム4内の衣
類の乾燥状態を検知するようにしている。点火器10は
バーナー7内のガス噴出口の上方に配設し、ガスに着火
させる。温度検知手段13は、熱電対などで構成し、バ
ーナー7内の炎の上方に配設し、バーナー7内の空気の
温度を検知するようにしている。
【0006】また、乾燥検知手段14は、電極12の抵
抗値より回転ドラム4内の衣類の乾燥状態を検知する。
駆動手段15は、モータ2、電磁弁8、比例制御弁9、
点火器10を駆動するもので、制御手段16により制御
される。制御手段16は、乾燥検知手段14からの衣類
の乾燥状態データに基づき、駆動手段15を介してモー
タ2、電磁弁8、比例制御弁9、点火器10の動作を制
御する。
【0007】上記構成において図9を参照しながら動作
を説明する。ステップ20で運転を開始すると、制御手
段16は、ステップ21にて、駆動手段15によりモー
タ2を駆動し、回転ドラム4とファン3を動作させる。
ステップ22で駆動手段15により電磁弁8を開き、ス
テップ23で比例制御弁9を制御してガスの噴出量を調
整する。
【0008】ついで、ステップ24で点火器10を動作
させてガスに着火する。ステップ25で温度検知手段1
3により炎の温度を検知し、第3の所定温度S0以上で
あるかどうかを判定する。第3の所定温度S0以上でな
いときはステップ26に進み、ステップ26で点火器1
0を動作させてから20秒経過しても第3の所定温度S
0以上に達しない場合は、ステップ27にてガス栓が締
められている等による不着火または立ち消えと判断し、
ステップ28で報知手段(図示せず)より異常を報知す
るとともに、ステップ29で比例制御弁9を閉じる。
【0009】つぎに、ステップ30で電磁弁8を閉じ、
ステップ31にてバーナー7や回転ドラム4内に残って
いるガスが乾燥機本体1外に排出される第1の遅延時間
の間、回転ドラム4とファン3を動作させ、ステップ3
2で停止し、ステップ33で動作を終了する。
【0010】ステップ25で正常に着火したときは、ス
テップ34で着火検知し、ステップ35で点火器10の
動作を止める。ステップ36で電極12を入力とする乾
燥検知手段14により衣類の乾燥状態を検知する。乾燥
が終了すると、ステップ37で比例制御弁9を閉じ、ス
テップ38で電磁弁8を閉じる。そして、ステップ39
にて衣類を適温まで冷ます第2の遅延時間だけ送風運転
を行う。送風時間が終了すると、ステップ32へ移行す
る。
【0011】乾燥運転中に何らかの原因でバーナー7の
炎が消えたとき、ステップ40で温度検知手段13によ
る炎の温度が第1の所定温度T0以下になるため、ステ
ップ41で失火判定を行う。以下、同様にステップ28
〜33を行う。
【0012】乾燥運転中に火が消える要因として考えら
れるのは、たとえばガスホースが押さえつけられたり、
ガスの流れる経路に塵などが詰ったりしたときであるが
このような場合、早急にガスの噴出が止められていた。
【0013】また、安全性の向上のため、ガスの噴出に
ついては電磁弁8と比例制御弁9の2つの弁があり、一
方が故障しても他方により必ずガスが出ないように制御
される。
【0014】また、制御手段16は複雑な制御を行う必
要からマイクロコンピュータなどで構成されており、プ
ログラムによって電磁弁8、比例制御弁9などの各負荷
を制御しているが、近年、電磁波やインバータ回路搭載
機器からのノイズにより、マイクロコンピュータなどが
誤動作したり、暴走したりすることがあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のガス
衣類乾燥機では、制御手段16が故障(誤動作や暴走)
してしまうと、失火しても、制御手段16は失火を判定
できないため、電磁弁8や比例制御弁9は動作しつづ
け、ガスが噴出しつづける状態になり、危険であるとい
う問題を有していた。
【0016】また、失火時に電磁弁8や比例制御弁9を
動作させてガスの噴出をすぐ止めてもガスがバーナー7
内や回転ドラム4内に残留しガスの匂いがするため、使
用者に不安感を与えるという問題を有していた。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、制御手段が故障(誤動作や暴走)した状態で、何ら
かの原因で失火しても、失火を判定して電磁弁や比例制
御弁を閉じて、ガスが噴出しないようにすることを目的
としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を撹拌する回転ドラム内へ送風手段に
より熱風を導入して排出し、熱風の熱源となるガス燃焼
部へのガスの供給経路に電磁弁を設けるとともに比例制
御弁によりガス燃焼部の燃焼量を制御し、制御手段によ
り回転ドラムと送風手段を駆動するモータ、電磁弁、比
例制御弁などの動作を制御して乾燥運転を制御するよう
構成し、制御手段は、ガス燃焼部の温度を検知する温度
検知手段からの温度データによりガス燃焼部の失火を判
定し、温度検知手段からの温度データによりガス燃焼部
の失火を判定する燃焼状態監視手段を有し、制御手段、
燃焼状態監視手段のいずれかでガス燃焼部の失火を判定
したとき、電磁弁または比例制御弁の少なくとも1つを
閉じるようにしたものである。
【0019】これにより、制御手段が故障(誤動作や暴
走)した状態で、何らかの原因で失火しても、燃焼状態
監視手段でガス燃焼部の失火を判定できるので、ガスが
噴出し続ける状態になる危険もなく、電磁弁もしくは比
例制御弁の少なくとも1つを閉じて、ガスの噴出を止め
ることができ、安全性を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、衣類を撹拌する回転ドラムと、前記回転ドラム内へ
熱風を導入し排出する送風手段と、前記熱風の熱源とな
るガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検知する温度
検知手段と、前記ガス燃焼部へのガスの供給経路に設け
た電磁弁と、前記ガス燃焼部の燃焼量を制御する比例制
御弁と、前記回転ドラムと前記送風手段を駆動するモー
タと、前記モータ、前記電磁弁、前記比例制御弁などの
動作を制御して乾燥運転を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記温度検知手段からの温度データに
より前記ガス燃焼部の失火を判定し、前記温度検知手段
からの温度データにより前記ガス燃焼部の失火を判定す
る燃焼状態監視手段を有し、前記制御手段、燃焼状態監
視手段のいずれかで前記ガス燃焼部の失火を判定したと
き、前記電磁弁または比例制御弁の少なくとも1つを閉
じるようにしたものであり、制御手段が故障(誤動作や
暴走)した状態で、何らかの原因で失火しても、燃焼状
態監視手段でガス燃焼部の失火を判定できるので、ガス
が噴出しつづける状態になる危険もなく、電磁弁もしく
は比例制御弁の少なくとも1つを閉じて、ガスの噴出を
止めることができ、安全性を向上することができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、燃焼状態監視手段は、制御手段の
故障時にガス燃焼部の失火を判定するようにしたもので
あり、制御手段が故障(誤動作や暴走)したとき、燃焼
状態監視手段でガス燃焼部の失火を判定できるので、ガ
スが噴出しつづける状態になる危険もなく、電磁弁もし
くは比例制御弁の少なくとも1つを閉じて、ガスの噴出
を止めることができ、安全性を向上することができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、燃焼状態監視手段は、制
御手段が失火を判定する第1の所定温度よりも低い第2
の所定温度で失火を判定するようにしたものであり、制
御手段が正常に動作しているときは、誤検知などで正常
運転の途中で負荷の動作を止めてしまい、使用できなく
なったりすることもなくすことができる。また、使用者
が誤ってガス栓を閉じ失火しても制御手段が先に失火判
定をするので、使用者にガス栓を開けることを知らせる
ことができ、燃焼状態監視手段が誤検知して先に電磁弁
や比例制御弁を閉じてしまい、制御手段は電磁弁や比例
制御弁の回路故障と判断して、誤って故障修理技術者に
修理を依頼するように使用者に知らせるという不都合を
なくすことができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、燃焼状態監視手段は、制
御手段が失火を判定する第1の所定温度に達した後、第
1の所定時間後に失火を判定するようにしたものであ
り、制御手段が正常に動作しているときは、誤検知など
で正常運転の途中で負荷の動作を止めてしまい、使用で
きなくなったりすることもなくすことができる。また、
使用者が誤ってガス栓を閉じ失火しても制御手段が先に
失火判定をするので、使用者にガス栓を開けることを知
らせることができ、燃焼状態監視手段が誤検知して先に
電磁弁や比例制御弁を閉じてしまい、制御手段は電磁弁
や比例制御弁の回路故障と判断して、誤って故障修理技
術者に修理を依頼するように使用者に知らせるという不
都合をなくすことができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、燃焼状態監視手段は、制御手
段が着火検知する第3の所定温度以上に達した後、動作
を開始するようにしたものであり、制御手段が着火検知
した後、燃焼状態監視手段が動作を開始するので、制御
手段が正常に動作しているときは、燃焼状態監視手段が
誤検知して、正常運転の途中で負荷動作を誤って止める
などの不都合をなくすことができる。
【0025】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、燃焼状態監視手段は、電磁弁
と比例制御弁のいずれも動作しているときのみ、動作す
るようにしたものであり、制御手段が正常に動作してい
るときは、ガスがガス燃焼部に供給されているときのみ
燃焼状態監視手段が動作するので、誤検知などにより、
正常運転の途中で誤って負荷の動作を止めるなどの不都
合をなくすことができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、燃焼状態監視手段は、失火判定時
にモータを駆動し送風手段を第2の所定時間駆動するよ
うにしたものであり、失火時に電磁弁や比例制御弁を動
作させてガスの噴出をすぐ止めた後、送風手段によりガ
ス燃焼部や回転ドラムに風を送り、残留するガスを乾燥
機本体外に排出することができ、使用者に残留ガスによ
る不安感を与えることがなくなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略し、さらに、乾燥機本体の構
成は図7に示す従来例と同じであるので説明を省略す
る。
【0028】(実施例1)図1に示すように、制御手段
17は、マイクロコンピュータなどで構成し、駆動手段
18を介して、モータ2、電磁弁8、比例制御弁9、点
火器10などの動作を制御して乾燥運転を制御するとと
もに、温度検知手段13からの温度データによりバーナ
ー(ガス燃焼部)7の失火を判定するよう構成してい
る。
【0029】燃焼状態監視手段19は、温度検知手段1
3からの温度データによりバーナー7の失火を判定する
とともに、制御手段17による駆動手段18の駆動状態
を入力し、かつ、制御手段17と独立して、駆動手段1
8を介して、モータ2、電磁弁8、比例制御弁9などの
動作を制御するよう構成している。また、燃焼状態監視
手段19は電磁界やノイズの影響を小さくするため、マ
イクロコンピュータを使用せず、ロジック回路により構
成している。
【0030】ここで、燃焼状態監視手段19は、制御手
段17が失火を判定する第1の所定温度よりも低い第2
の所定温度で失火を判定するようにし、制御手段17の
故障時にバーナー7の失火を判定するようにしている。
【0031】上記構成において図2および図3を参照し
ながら動作を説明する。図2のステップ50で運転を開
始すると、電磁弁8、比例制御弁9を開き、図3の時刻
t1にて点火器10を動作し、時刻t2にて温度検知手
段13により炎の温度が第3の所定温度S0であること
を検知することで、バーナー7への着火を検知する。
【0032】つぎに、図2のステップ51にて、温度検
知手段13によりバーナー7内の炎の温度がS1以上か
判定する。図3の時刻t3にてバーナー7内の炎の温度
がS1に達すると、燃焼状態監視手段19が動作を開始
する。ここで、炎の温度S1は、S1≧S0という関係
にあり、燃焼状態監視手段19は常にガスが燃焼してい
るときのみ動作する。よって、一時停止時や送風運転し
ているときは動作していないため、誤動作が起こりにく
い。
【0033】乾燥運転中に何らかの原因でバーナー7の
炎が消えると、制御手段17が正常に動作しているとき
は、温度検知手段13による炎の温度が第1の所定温度
T0以下になる時刻t4にて、失火判定を行う。
【0034】制御手段17が故障している場合は、図2
のステップ52で温度検知手段13によりバーナー7内
の炎の温度が第2の所定温度T1以下か判定する。ここ
で、第2の所定温度T1は、制御手段17が失火を判定
する第1の所定温度T0よりも低い温度であり、制御手
段17が正常に動作しているときは、制御手段17が先
に失火判定するようにし、燃焼状態監視手段19が失火
判定しないようにしている。
【0035】これは、燃焼状態監視手段19は制御手段
17と独立して駆動手段18を制御するため、制御手段
17が駆動手段18により各負荷を動作させていても、
燃焼状態監視手段19は強制的にそれぞれの負荷を個別
に停止させることができるので、燃焼状態監視手段19
が誤って動作して、正常運転時に負荷を停止させるよう
な不都合を発生させないためである。
【0036】ステップ52で炎の温度が第2の所定温度
T1以下になったにもかかわらず、制御手段17が失火
判定できない場合は、ステップ53、54で、制御手段
17が故障(誤動作や暴走)していることにより比例制
御弁9と電磁弁8のオフ信号が出力されていないので、
燃焼状態監視手段19により、ステップ55(図3の時
刻t3)で失火判定を行い、ステップ56で比例制御弁
9を閉じ、ステップ56で電磁弁8を閉じ、ステップ5
8で運転を終了する。
【0037】制御手段17が正常に動作している場合
は、燃焼状態監視手段19はステップ51からステップ
54までの動作を繰り返し、炎の状態を監視する。特
に、ガス機器は人命に危険を及ぼす可能性があるため、
二重三重の安全構造が必要となる。
【0038】このように、本実施例によれば、電磁界
や、インバータを使用した機器から発生するノイズによ
りマイクロコンピュータなどの電子機器が誤動作して
も、ガスを安全に止めて、ガス漏れなどの危険がないガ
ス衣類乾燥機を提供することができる。
【0039】また、制御手段17が正常に動作している
ときは、誤検知などにより、正常運転の途中で誤って負
荷の動作を止めるなどの不都合をなくすことができる。
【0040】また、制御手段17が正常に動作している
ときは、たとえば使用者が誤ってガス栓を閉じ失火して
も制御手段17が先に失火を判定するので、使用者にガ
ス栓を開けることを知らせることができ、燃焼状態監視
手段19が誤検知して先に電磁弁8や比例制御弁9を閉
じてしまい、制御手段17は電磁弁8や比例制御弁9の
回路故障と判断して、誤って故障修理技術者に修理を依
頼するように使用者に知らせるという不都合をなくすこ
とができる。
【0041】(実施例2)図1に示す燃焼状態監視手段
19は、制御手段17が失火を判定する第1の所定温度
T0に達した後、第1の所定時間後に失火を判定するよ
うにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0042】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。ステップ60で運転を開始すると、燃焼状
態監視手段19は、温度検知手段13によりバーナー7
内の炎の温度が温度S1以上か判定し、バーナー7内の
炎の温度がS1以上であれば、燃焼状態監視手段19が
動作を開始する。
【0043】制御手段17が故障(誤動作や暴走)して
いる状態で、乾燥運転中に何らかの原因でバーナー7の
炎が消えると、ステップ62で温度検知手段13により
バーナー7内の炎の温度が第1の所定温度T0以下か判
定する。この第1の所定温度T0は制御手段17が失火
判定する炎の温度と同じである。バーナー7内の炎の温
度が第1の所定温度T0以下になると、ステップ63に
て第1の所定時間t経過した後(図3の時刻t6)、上
記実施例1と同様にステップ55にて失火判定を行う。
ここで、第1の所定時間tは、制御手段17が正常に失
火判定する場合は、燃焼状態監視手段19は動作しない
ような時間に設定している。
【0044】ステップ53〜ステップ58の動作は、上
記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0045】このように本実施例によれば、電磁界やノ
イズによりマイクロコンピュータなどの電子機器が誤動
作しても、ガスを安全に止めて、ガス漏れなどの危険が
ないガス衣類乾燥機を提供することができる。
【0046】また、制御手段17が正常に動作している
ときは、誤検知などにより、正常運転の途中で誤って負
荷の動作を止めるなどの不都合をなくすことができる。
【0047】また、制御手段17が正常に動作している
ときは、たとえば使用者が誤ってガス栓を閉じ失火して
も制御手段17が先に失火判定をするので、使用者にガ
ス栓を開けることを知らせることができ、燃焼状態監視
手段19が誤検知して先に電磁弁8や比例制御弁9を閉
じてしまい、制御手段17は電磁弁8や比例制御弁9の
回路故障と判断して、誤って故障修理技術者に修理を依
頼するように使用者に知らせるという不都合をなくすこ
とができる。
【0048】(実施例3)図1に示す燃焼状態監視手段
19は、電磁弁8と比例制御弁9のいずれも動作してい
るときのみ、動作するようにしている。他の構成は上記
実施例1と同じである。
【0049】上記構成において図5を参照しながら動作
を説明する。ステップ70で運転を開始すると、燃焼状
態監視手段19はステップ71にて比例制御弁9が開い
ているかを判定し、ステップ72にて電磁弁8が開いて
いるかを判定する。比例制御弁9と電磁弁8がともに開
いているとき、燃焼状態監視手段19は炎の状態を判定
する。比例制御弁9と電磁弁8の少なくとも1つが閉ま
っているときは、ガスが流れていないと判断して動作を
行わない。
【0050】以下、ステップ51〜ステップ58の動作
は、上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略す
る。
【0051】このように本実施例によれば、燃焼状態監
視手段19はバーナー7内にガスが噴出されている場合
のみ動作するので、通常の乾燥運転で燃焼状態監視手段
19が動作する期間が限定されるとともに、正常運転時
の一時停止時などに制御手段17が電磁弁8や比例制御
弁9を閉じたときに、燃焼状態監視手段19が誤検知し
て異常報知してしまうという不都合をなくすことができ
る。
【0052】(実施例4)図1に示す燃焼状態監視手段
19は、失火判定時にモータ2を駆動し、ファン3と回
転ドラム4を第2の所定時間駆動するようにしている。
他の構成は上記実施例1と同じである。
【0053】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。なお、ステップ50〜57は上記実施例1
の動作と同じであるので説明を省略する。
【0054】ステップ57で電磁弁8を閉めた後、ステ
ップ80で第2の所定時間、モータ2を駆動し、ファン
3と回転ドラム4を駆動して、バーナー7や回転ドラム
4内に残留しているガスを排出した後、ステップ81で
回転ドラム4とファン3を停止する。
【0055】このように、本実施例によれば、残留する
ガスを製品本体外に排出することができるため、使用者
に残留ガスによる不安感を与えることもない。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、衣類を撹拌する回転ドラムと、前記回転
ドラム内へ熱風を導入し排出する送風手段と、前記熱風
の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検
知する温度検知手段と、前記ガス燃焼部へのガスの供給
経路に設けた電磁弁と、前記ガス燃焼部の燃焼量を制御
する比例制御弁と、前記回転ドラムと前記送風手段を駆
動するモータと、前記モータ、前記電磁弁、前記比例制
御弁などの動作を制御して乾燥運転を制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は、前記温度検知手段からの温
度データにより前記ガス燃焼部の失火を判定し、前記温
度検知手段からの温度データにより前記ガス燃焼部の失
火を判定する燃焼状態監視手段を有し、前記制御手段、
燃焼状態監視手段のいずれかで前記ガス燃焼部の失火を
判定したとき、前記電磁弁または比例制御弁の少なくと
も1つを閉じるようにしたから、制御手段が故障(誤動
作や暴走)した状態で、何らかの原因で失火しても、燃
焼状態監視手段でガス燃焼部の失火を判定できるので、
ガスが噴出しつづける状態になる危険もなく、電磁弁も
しくは比例制御弁の少なくとも1つを閉じて、ガスの噴
出を止めることができ、安全性を向上することができ
る。
【0057】また、請求項2に記載の発明によれば、燃
焼状態監視手段は、制御手段の故障時にガス燃焼部の失
火を判定するようにしたから、制御手段が故障(誤動作
や暴走)したとき、燃焼状態監視手段でガス燃焼部の失
火を判定できるので、ガスが噴出しつづける状態になる
危険もなく、電磁弁もしくは比例制御弁の少なくとも1
つを閉じて、ガスの噴出を止めることができ、安全性を
向上することができる。
【0058】また、請求項3に記載の発明によれば、燃
焼状態監視手段は、制御手段が失火を判定する第1の所
定温度よりも低い第2の所定温度で失火を判定するよう
にしたから、制御手段が正常に動作しているときは、燃
焼状態監視手段が誤検知して先に電磁弁や比例制御弁を
閉じてしまい、制御手段は電磁弁や比例制御弁の回路故
障と判断して、誤って故障修理技術者に修理を依頼する
ように使用者に知らせるという不都合をなくすことがで
きる。
【0059】また、請求項4に記載の発明によれば、燃
焼状態監視手段は、制御手段が失火を判定する第1の所
定温度に達した後、第1の所定時間後に失火を判定する
ようにしたから、制御手段が正常に動作しているとき
は、燃焼状態監視手段が誤検知して先に電磁弁や比例制
御弁を閉じてしまい、制御手段は電磁弁や比例制御弁の
回路故障と判断して、誤って故障修理技術者に修理を依
頼するように使用者に知らせるという不都合をなくすこ
とができる。
【0060】また、請求項5に記載の発明によれば、燃
焼状態監視手段は、制御手段が着火検知する第3の所定
温度以上に達した後、動作を開始するようにしたから、
制御手段が着火検知した後、燃焼状態監視手段が動作を
開始するので、制御手段が正常に動作しているときは、
燃焼状態監視手段が誤検知して、正常運転の途中で負荷
動作を誤って止めるなどの不都合をなくすことができ
る。
【0061】また、請求項6に記載の発明によれば、燃
焼状態監視手段は、電磁弁と比例制御弁のいずれも動作
しているときのみ、動作するようにしたから、制御手段
が正常に動作しているときは、ガスがガス燃焼部に供給
されているときのみ燃焼状態監視手段が動作するので、
誤検知などにより、正常運転の途中で誤って負荷の動作
を止めるなどの不都合をなくすことができる。
【0062】また、請求項7に記載の発明によれば、燃
焼状態監視手段は、失火判定時にモータを駆動し送風手
段を第2の所定時間駆動するようにしたから、失火時に
電磁弁や比例制御弁を動作させてガスの噴出をすぐ止め
た後、送風手段によりガス燃焼部や回転ドラムに風を送
り、残留するガスを乾燥機本体外に排出することがで
き、使用者に残留ガスによる不安感を与えることがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のガス衣類乾燥機のブロ
ック図
【図2】同ガス衣類乾燥機の要部動作フローチャート
【図3】同ガス衣類乾燥機の温度検知手段の温度変化を
示すタイムチャート
【図4】本発明の第2の実施例のガス衣類乾燥機の要部
動作フローチャート
【図5】本発明の第3の実施例のガス衣類乾燥機の要部
動作フローチャート
【図6】本発明の第4の実施例のガス衣類乾燥機の要部
動作フローチャート
【図7】従来のガス衣類乾燥機の断面図
【図8】同ガス衣類乾燥機のブロック図
【図9】同ガス乾燥機の要部動作フローチャート
【符号の説明】
2 モータ 3 ファン(送風手段) 4 回転ドラム 7 バーナー(ガス燃焼部) 8 電磁弁 9 比例制御弁 13 温度検知手段 17 制御手段 19 燃焼状態監視手段
フロントページの続き (72)発明者 崎田 義明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4L019 EA06 EB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を撹拌する回転ドラムと、前記回転
    ドラム内へ熱風を導入し排出する送風手段と、前記熱風
    の熱源となるガス燃焼部と、前記ガス燃焼部の温度を検
    知する温度検知手段と、前記ガス燃焼部へのガスの供給
    経路に設けた電磁弁と、前記ガス燃焼部の燃焼量を制御
    する比例制御弁と、前記回転ドラムと前記送風手段を駆
    動するモータと、前記モータ、前記電磁弁、前記比例制
    御弁などの動作を制御して乾燥運転を制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は、前記温度検知手段からの温
    度データにより前記ガス燃焼部の失火を判定し、前記温
    度検知手段からの温度データにより前記ガス燃焼部の失
    火を判定する燃焼状態監視手段を有し、前記制御手段、
    燃焼状態監視手段のいずれかで前記ガス燃焼部の失火を
    判定したとき、前記電磁弁または比例制御弁の少なくと
    も1つを閉じるようにしたガス衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 燃焼状態監視手段は、制御手段の故障時
    にガス燃焼部の失火を判定するようにした請求項1記載
    のガス衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 燃焼状態監視手段は、制御手段が失火を
    判定する第1の所定温度よりも低い第2の所定温度で失
    火を判定するようにした請求項1または2記載のガス衣
    類乾燥機。
  4. 【請求項4】 燃焼状態監視手段は、制御手段が失火を
    判定する第1の所定温度に達した後、第1の所定時間後
    に失火を判定するようにした請求項1または2記載のガ
    ス衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 燃焼状態監視手段は、制御手段が着火検
    知する第3の所定温度以上に達した後、動作を開始する
    ようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス衣
    類乾燥機。
  6. 【請求項6】 燃焼状態監視手段は、電磁弁と比例制御
    弁のいずれも動作しているときのみ、動作するようにし
    た請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス衣類乾燥
    機。
  7. 【請求項7】 燃焼状態監視手段は、失火判定時にモー
    タを駆動し送風手段を第2の所定時間駆動するようにし
    た請求項1記載のガス衣類乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101256147B1 (ko) 2007-12-27 2013-04-23 동부대우전자 주식회사 가스식 의류건조기의 제어방법
KR101308636B1 (ko) 2007-12-27 2013-09-12 동부대우전자 주식회사 가스식 의류건조기의 제어방법

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