JP2003111685A - 浴室体験装置 - Google Patents

浴室体験装置

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JP2003111685A
JP2003111685A JP2001305913A JP2001305913A JP2003111685A JP 2003111685 A JP2003111685 A JP 2003111685A JP 2001305913 A JP2001305913 A JP 2001305913A JP 2001305913 A JP2001305913 A JP 2001305913A JP 2003111685 A JP2003111685 A JP 2003111685A
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JP
Japan
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movable
bathtub
height
chair
bathroom
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Pending
Application number
JP2001305913A
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English (en)
Inventor
Koji Watanabe
幸次 渡辺
Takeshi Yoshida
健 吉田
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅設計にユニバーサルデザインを導入する
際に、浴槽及び椅子の高さの違いによる浴室の利便性を
実際に体験するための装置を提供する。 【解決手段】 本浴室体験装置100は、可動浴槽10
1と、可動浴槽101の側方に設けられた可動椅子10
2と、可動浴槽101を昇降させるための昇降機構10
3と、可動椅子102を昇降させるための昇降機構10
4と、昇降機構103及び昇降機構104を動作させる
ための操作パネル105と、可動浴槽101の高さを示
す可動浴槽高さ寸法モジュール106と、可動椅子の高
さを示す可動椅子高さ寸法モジュール107とを具備し
てなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居住者や設計者等
に、浴槽及び椅子の高さの違いによる浴室の利便性を体
験させるための浴室体験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅設計において所謂バリアフリ
ーが重要視されているが、一生涯にわたり快適に住みつ
づけることのできる生涯住宅を設計するには、単に高齢
者にとっての住み易さだけでなく、例えば、妊婦や運動
障害者等、あらゆる人にとって住み易い住宅設計、所謂
ユニバーサルデザインとなっていることも必要である。
【0003】具体的に、浴室のユニバーサルデザインで
あれば、浴槽の高さや、浴槽へ出入りする際の補助とな
る椅子の有無及びその高さをどの程度にすればよいかと
いうことについて、健常者のみでなく、将来的に足腰の
筋力が衰えた場合や運動障害者が使用する場合等までを
考慮して検討する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】住宅の浴室において
は、例えば浴室の広さについては一定の基準で等級別に
分けられており、一般に等級が高い程、その利便性も高
くなると考えられるが、浴槽の高さ等については未だ確
立した基準はない。また、設計図面のみから、それに表
された浴槽や椅子が居住者にとって使い易いものである
かを想像することも一般の者には難しい。従って、設計
図面に表された寸法等の情報のみに基づいて浴室の利便
性を理解することは困難であるため、設計段階で浴室の
利便性を検討したとしても、居住者は建築後の住宅の浴
室を使用してみて、又は実際に椅子が必要となった場合
に、新たに具体的な要望が生じることが多いが、施工後
に浴槽の高さ等を変更することは容易ではない。
【0005】一方、設計者等の住宅設計に関わる者は、
設計図面等から実際の浴室がどのようなものかを想像す
ることは比較的容易であると考えられるが、例えば、設
計者が若年齢の健常者である場合に、高年齢者や運動障
害者が居住する住宅の浴室の利便性を、夫々の立場で想
像することは難しい。従って、住宅設計の依頼者等か
ら、高齢者や運動障害者等の具体的な家族構成に基づい
て浴槽の高さ等をどのようにすればよいかという質問が
あった場合に、設計者等が適確に回答することができな
いことがあるという問題もあった。
【0006】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、住宅設計にユニバーサルデザインを導入する
際に、浴槽及び椅子の高さの違いによる浴室の利便性を
実際に体験するための装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
浴室体験装置は、浴室の利便性を体験するための装置で
あって、浴室の床面に対して昇降自在に設けられた可動
浴槽と、可動浴槽に隣接し、浴室の床面に対して昇降自
在に設けられた可動椅子と、可動浴槽及び可動椅子を夫
々昇降させるための昇降機構と、昇降機構の動作を制御
するための制御手段とを具備してなるものである。
【0008】また、本発明(請求項2)は、請求項1に
記載の浴室体験装置において、前記可動浴槽の床面から
の高さを示す可動浴槽高さ寸法モジュールと、前記可動
椅子の床面からの高さを示す可動椅子高さ寸法モジュー
ルとを具備するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係る浴室体験装置100の構成を示す概略斜視図で
あるが、図に示すように、本浴室体験装置100は、可
動浴槽101と、可動浴槽101の側方に設けられた可
動椅子102と、可動浴槽101を昇降させるための昇
降機構103と、可動椅子102を昇降させるための昇
降機構104と、昇降機構103及び昇降機構104を
動作させるための操作パネル105と、可動浴槽101
の高さを示す可動浴槽高さ寸法モジュール106と、可
動椅子の高さを示す可動椅子高さ寸法モジュール107
とを具備してなるものである。
【0010】可動浴槽101は、図に示すように、一般
的な矩形の浴槽であるが、その他周知且つ任意のタイプ
の浴槽を用いることもできる。洗い場の床1には、可動
浴槽101の平面外形と合致する空洞部2が形成されて
おり、該空洞部2に、可動浴槽101が床面に昇降自在
に嵌め込まれており、床下には、図2に示すように、昇
降機構103が設置されて可動浴槽101と連結されて
いる。昇降機構103の詳細な構成については図示して
いないが、例えば、油圧ポンプや電動モータ等の駆動源
とリンク機構等との組み合わせによって昇降機構103
を構成することができる。なお、可動浴槽101は浴槽
の高さの違いによる利便性を実体験するためのものであ
るから、給湯設備等を設ける必要はない。
【0011】可動椅子102は、図に示すように、座面
となる天板20と該天板20を支持する支持台21とか
らなるものであり、洗い場の床1には、可動椅子102
の支持台21の平面外形と合致する空洞部3が形成さ
れ、該空洞部3に支持台21が昇降自在に嵌め込まれて
おり、これにより、前記可動浴槽101と隣接するよう
にして壁際に可動椅子102が配置されている。床下に
は、可動椅子102を昇降させるための昇降機構104
が設置され支持台21と連結されている。該昇降機構1
04の詳細な構成も図示していないが、前記昇降機構1
03と同様である。
【0012】壁4には、操作パネル105が設けられて
いる。該操作パネル105は、前記昇降機構103、1
04と電気的に接続されて、夫々を動作させるものであ
り、可動浴槽101を上昇させるための上昇ボタン5
0、可動浴槽101を下降させるための下降ボタン5
1、可動椅子102を上昇させるための上昇ボタン5
2、及び可動椅子102を下降させるための下降ボタン
53が配置されている。
【0013】また、壁5には可動浴槽高さ寸法モジュー
ル106が、壁4には可動椅子高さ寸法モジュール10
7が設けられている。該可動浴槽高さ寸法モジュール1
06及び可動椅子高さ寸法モジュール107は、前記可
動浴槽101の床面からの高さ又は前記可動椅子102
の床面からの高さを夫々示すものであって、可動浴槽1
01又は可動椅子102の昇降範囲において10cm毎
に目盛りが付され、該目盛りの近傍に高さ寸法を示す数
字が記載されたものである。これにより、可動浴槽10
1及び可動椅子102の上端の高さを即時に視覚的に知
ることができる。なお、目盛り間隔や高さ寸法の記載間
隔は任意に変更できることは勿論である。
【0014】以下、本浴室体験装置100の使用方法に
ついて説明する。生涯住宅の居住者となるべき者は、浴
室の利便性を実体験するために、可動浴槽101に実際
に出入りする。本浴室体験装置100は、例えば住宅展
示会場等で使用されるので、勿論衣服を着た状態で出入
りすればよい。可動浴槽101の高さによって、可動浴
槽101に入るために浴槽を跨ぎ込む動作は異なる。即
ち、可動浴槽101が高ければ、浴槽を跨ぐために足を
高く上げる必要がある一方、可動浴槽101が低ければ
跨ぎ込むための動作は少ないが、浴槽の底が床面より低
くなった分だけ床面から降りるような動作となるので、
高齢者にとっては不安定な動作となる。これらを考慮し
て、操作パネル105の操作により可動浴槽101の高
さを適宜変化させて可動浴槽101への出入りを繰り返
し、自分に最も適した浴槽の高さを実体験で検討する。
これを、身長や足の筋力が異なる家族夫々が実際に体験
し、生涯住宅に居住する家族に最も適当な浴槽の高さを
検討する。
【0015】生涯住宅の居住者となる高齢者や運動生涯
者には、前述した検討を行ってもらう場合に可動椅子1
02も使用する。例えば、高齢者は関節に柔軟性が無く
なり、筋力も衰えていることが多いので、浴槽への出入
りの動作が不安定になり易く、転倒の危険性もあるが、
浴槽への出入りに椅子等を使用して座りながら身体を移
動させれば、転倒の危険性も少なくなる。これを実際
に、浴槽への出入りの補助として可動椅子102を使用
し、その有用性を実体験する。また、可動浴槽101及
び可動椅子102を夫々昇降させて、最も使い易い高さ
を実体験で検討する。なお、健常者や住宅の設計者等に
おいては、高齢者や運動障害者の立場から浴室の利便性
を検討してもらうために、手足に重りを着けたり、関節
を拘束する運動拘束具を装着して高齢者等の動作負担を
身体に課して前述と同様の動作を行う。
【0016】このようにして、生涯住宅の居住者等が浴
槽へ出入りするには、浴槽の高さをどの程度とすれば最
も使い易いか、また浴槽への出入りの補助となる椅子を
設けるべきか否か等を、居住者夫々の家族構成や将来的
に足腰の筋力が衰えた場合等を想定して、実体験に基づ
いて検討することができる。これにより、家族構成や将
来生活等を想定したユニバーサルデザインを浴室の設計
に採り入れることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る浴室体験装置によれば、浴
室の床面に対して昇降自在に設けられた可動浴槽と、可
動浴槽に隣接し、浴室の床面に対して昇降自在に設けら
れた可動椅子と、可動浴槽及び可動椅子を夫々昇降させ
るための昇降機構と、昇降機構の動作を制御するための
制御手段とを具備するので、居住者等は、使い易い浴槽
の高さや椅子の必要性を実体験に基づいて理解すること
ができる。これにより、家族構成や将来生活等を想定し
た浴室の設計、即ちユニバーサルデザインを行うことが
でき、居住者の満足度が高い生涯住宅を実現できる。
【0018】また、本発明によれば、前記可動浴槽の床
面からの高さを示す可動浴槽高さ寸法モジュールと、前
記可動椅子の床面からの高さを示す可動椅子高さ寸法モ
ジュールとを具備するので、居住者等が、現在及び将来
において使い易い浴槽及び椅子の高さを、直ちに視覚的
に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る浴室体験装置100
の外観を示す概略斜視図である。
【図2】浴室体験装置100の内部構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
100 浴室体験装置 101 可動浴槽 102 可動椅子 103、104 昇降機構 105 操作パネル(制御手段) 106 可動浴槽高さ寸法モジュール 107 可動椅子高さ寸法モジュール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の利便性を体験するための装置であ
    って、 浴室の床面に対して昇降自在に設けられた可動浴槽と、 可動浴槽に隣接し、浴室の床面に対して昇降自在に設け
    られた可動椅子と、 可動浴槽及び可動椅子を夫々昇降させるための昇降機構
    と、 昇降機構の動作を制御するための制御手段とを具備して
    なるものであることを特徴とする浴室体験装置。
  2. 【請求項2】 前記可動浴槽の床面からの高さを示す可
    動浴槽高さ寸法モジュールと、前記可動椅子の床面から
    の高さを示す可動椅子高さ寸法モジュールとを具備する
    ものであること特徴とする請求項1に記載の浴室体験装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102540942A (zh) * 2011-12-31 2012-07-04 太仓市康辉科技发展有限公司 浴椅的电气控制系统及使用方法

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