JP2003110942A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2003110942A
JP2003110942A JP2001299615A JP2001299615A JP2003110942A JP 2003110942 A JP2003110942 A JP 2003110942A JP 2001299615 A JP2001299615 A JP 2001299615A JP 2001299615 A JP2001299615 A JP 2001299615A JP 2003110942 A JP2003110942 A JP 2003110942A
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JP2001299615A
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Kazutoshi Nakajima
和敏 中島
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷の蓄積時間によらず黒段差を一定値以下
に抑えることが可能であり、長時間蓄積を行った場合で
あっても黒浮きと言われる現象を抑制することができる
固体撮像装置を提供する。 【解決手段】 撮像部、水平転送部及び出力部を備える
固体撮像素子を使用した固体撮像装置において、黒レベ
ルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換部で加
算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチール
カメラやビデオカメラ等に用いられる固体撮像装置に関
する。詳しくは、有効画素領域と光学的黒部(以下、O
B部と言う)を有する固体撮像素子を使用した固体撮像
装置において、有効画素領域で発生した電荷を蓄積する
一方、OB部で発生した電荷は半導体基板に掃き出す様
な構造である固体撮像素子を使用した固体撮像装置に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子は、有効画素領域で蓄積し
た電荷を垂直転送部、水平転送部を介して出力部より電
気信号として取り出され、取り出された電気信号はビデ
オ等に記録されたり、あるいは直接伝送されて受信側に
置かれたテレビ等に再現される。ここで、出力部より取
り出される電気信号は、ディスプレイの輝度の黒等、即
ち黒レベルの基準としてOB部の出力レベルが採用され
ている。即ち、出力部より取り出される電気信号はOB
部の出力レベルが基準とされ、OB部と有効画素領域と
の出力レベルの差(以下、黒段差と言う)によって有効
画素領域の輝度が決定されている。
【0003】以下、図面を用いて固体撮像素子について
説明する。図4は固体撮像素子の水平転送部から電荷電
圧変換(以下、FDと言う)部101までの電位模式図
であり、電極(1)(以下、Hφ1と言う)102と電
極(2)(以下、Hφ2と言う)103に駆動パルスを
与えることによって電荷の転送を行い、Hφ1がオフの
状態になった時に水平転送部からFD部に電荷が転送さ
れる。なお、電荷がFD部に転送された後にリセットゲ
ート(以下、φRGと言う)104をオンの状態にする
ことでFD部に蓄積された電荷のリセットを行う。
【0004】図5は各パルスの動作タイミングを示す模
式図であり、図5中符号AはHφ1の駆動パルスの動作
タイミング、図5中符号BはHφ2の駆動パルスの動作
タイミング、図5中符号CはφRGの駆動パルスの動作
タイミング、図5中符号Dは後述するサンプルホールド
pre-charged相(以下、SHPと言う)のクランプパル
スの動作タイミング、図5中符号Eは後述するサンプル
ホールドdata相(以下、SHDと言う)のクランプパル
スの動作タイミングを示している。
【0005】また、図6はCCD(charge coupled dev
ice)の出力波形模式図を示したものであり、図5中符
号A及び符号Bで示すタイミングでHφ1及びHφ2に
駆動パルスを与えることによって図6中符号Fで示すC
CDの出力波形が得られ、このCCD出力を図7に示す
様な相関2重サンプリング(以下、CDSと言う)回路
に入力し、図5中符号Cで示すタイミングでφRGに駆
動パルスを与えると共に、図5中符号D及び符号Eで示
すタイミングでSHP及びSHDにクランプパルスを与
えることによって図6中符号Gで示すCCDの出力(C
DS後)波形が得られる。即ち、CDS回路はCCD出
力のうちSHPのクランプパルスでサンプリングされ基
準として用いられるpre-charged相(以下、P相と言
う)105と、CCDの出力のうちSHDのクランプパ
ルスでサンプリングされるそれぞれの画素のデータの出
力であるdata相(以下、D相と言う)106との差を差
動アンプによって減算処理を行うことによってCCDの
出力波形を整形しているものである。
【0006】ここで、従来の固体撮像素子は、例えば特
開平3−240379号公報に示すように、有効画素領
域で発生した電荷を蓄積する一方、OB部で発生した電
荷は半導体基板に掃き出す様な構造としていた。即ち、
OB部の遮光膜に透過光を生ずるような欠陥がある場合
に、その透過光により発生した電荷が、光を遮断した状
態であっても時間の経過とともに蓄積される電荷、即ち
暗電流成分に加わることになり、黒レベルの基準が透過
光によって変動し、その影響を受けてOB部が正確な黒
レベルの基準となり難かったために、OBで発生した電
荷を半導体基板に掃き出すことによって、遮光膜を透過
する光が発生したときであっても黒レベルの基準を担保
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、OB部
で発生した電荷を半導体基板に掃き出す様な構造の固体
撮像素子では、蓄積時間に応じて有効画素領域のみに暗
電流成分が増加し、暗電流成分によって有効画素領域の
出力レベルが大きくなってしまい、電荷の長時間蓄積を
行った場合に黒段差が大きくなり、本来黒であるところ
が明るくなる黒浮きと言われる現象が発生する。
【0008】図8は固体撮像素子の暗時における水平走
査線1本分の出力をCDS回路に入力することによって
得られた出力波形模式図を示しており、図8中符号Hは
短時間蓄積を行った際の有効画素領域107の出力レベ
ルを示しており、図8中符号Iは長時間蓄積を行った際
の有効画素領域107の出力レベルを示している。ここ
で、有効画素領域107に暗電流成分が時間の経過とと
もに蓄積するために、長時間蓄積を行った際の有効画素
領域107とOB部108との出力レベルの差(長時間
蓄積時黒段差)109は、短時間蓄積を行った際の有効
画素領域107とOB部108との出力レベルの差(短
時間蓄積時黒段差)110と比較すると大きくなってい
る。即ち、電荷の蓄積時間と黒段差との関係は図9に示
すように蓄積時間が大きくなるにつれて黒段差が大きく
なるために、長時間蓄積を行った場合には、本来黒であ
るところが明るくなる黒浮きと言われる現象が発生する
のである。
【0009】本発明は、以上の点に鑑みて創案されたも
のであって、電荷の蓄積時間によらず黒段差を一定値以
下に抑えることが可能であるために、長時間蓄積を行っ
た場合であっても黒浮きと言われる現象を抑制すること
ができる固体撮像装置を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る固体撮像装置は、複数の受光部がマ
トリクス上に配列され、前記受光部の垂直列毎に設けら
れた各受光部から電荷を転送する垂直転送部を有する撮
像部と、前記垂直転送部より電荷が転送され、転送され
た電荷を水平方向に転送する水平転送部と、該水平転送
部より電荷が転送され、転送された電荷を出力する出力
部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮像装置にお
いて、黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電
圧変換部で加算する。
【0011】ここで、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で加算することによって、光学
的黒部の出力レベルが大きくなり、黒段差を小さくする
ことができる。
【0012】また、本発明に係る固体撮像装置は、複数
の受光部がマトリクス上に配列され、前記受光部の垂直
列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送
部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送さ
れ、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部
と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷
を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固
体撮像装置において、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で電荷の蓄積時間に応じて加算
する。
【0013】ここで、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で電荷の蓄積時間に応じて加算
することによって、電荷の蓄積時間に応じて光学的黒部
の出力レベルが大きくなり、黒段差を小さくすることが
できる。
【0014】更に、本発明に係る固体撮像装置は、複数
の受光部がマトリクス上に配列され、前記受光部の垂直
列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送
部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送さ
れ、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部
と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷
を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固
体撮像装置において、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で加算すると共に、相関2重サ
ンプリング回路のサンプルホールドP相のクランプパル
ス及びサンプルホールドD相のクランプパルスの少なく
ともいずれか一方を所定期間停止する。
【0015】ここで、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で加算することによって、光学
的黒部の出力レベルが大きくなり、黒段差を小さくする
ことができる。また、相関2重サンプリング回路のサン
プルホールドP相のクランプパルス及びサンプルホール
ドD相のクランプパルスの少なくともいずれか一方を停
止することによって、電荷を電荷電圧変換部で加算した
光学的黒部のデータをクランプすることができる。
【0016】また、本発明に係る固体撮像装置は、複数
の受光部がマトリクス上に配列され、前記受光部の垂直
列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送
部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送さ
れ、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部
と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷
を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固
体撮像装置において、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で電荷の蓄積時間に応じて加算
すると共に、相関2重サンプリング回路のサンプルホー
ルドP相のクランプパルス及びサンプルホールドD相の
クランプパルスの少なくともいずれか一方を所定期間停
止する。
【0017】ここで、黒レベルの基準となる光学的黒部
の電荷を電荷電圧変換部で電荷の蓄積時間に応じて加算
することによって、電荷の蓄積時間に応じて光学的黒部
の出力レベルが大きくなり、黒段差を小さくすることが
できる。また、相関2重サンプリング回路のサンプルホ
ールドP相のクランプパルス及びサンプルホールドD相
のクランプパルスの少なくともいずれか一方を所定期間
停止することによって、電荷の蓄積時間に応じて電荷を
電荷電圧変換部で加算した光学的黒部のデータをクラン
プすることができる。
【0018】また、本発明に係る固体撮像装置は、複数
の受光部がマトリクス上に配列され、前記受光部の垂直
列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送
部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送さ
れ、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部
と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷
を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固
体撮像装置において、リセットゲートを停止することに
より黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧
変換部で加算すると共に、相関2重サンプリング回路の
サンプルホールドP相のクランプパルス及びサンプルホ
ールドD相のクランプパルスの少なくともいずれか一方
を所定期間停止する。
【0019】ここで、リセットゲートを停止することに
より黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧
変換部で加算することによって、光学的黒部の出力レベ
ルが大きくなり、黒段差を小さくすることができる。ま
た、相関2重サンプリング回路のサンプルホールドP相
のクランプパルス及びサンプルホールドD相のクランプ
パルスの少なくともいずれか一方を所定期間停止するこ
とによって、リセットゲートを停止することにより電荷
を電荷電圧変換部で加算した光学的黒部のデータをクラ
ンプすることができる。
【0020】また、本発明に係る固体撮像装置は、複数
の受光部がマトリクス上に配列され、前記受光部の垂直
列毎に設けられた各受光部から電荷を転送する垂直転送
部を有する撮像部と、前記垂直転送部より電荷が転送さ
れ、転送された電荷を水平方向に転送する水平転送部
と、該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷
を出力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固
体撮像装置において、リセットゲートを停止することに
より黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧
変換部で電荷の蓄積時間に応じて加算すると共に、相関
2重サンプリング回路のサンプルホールドP相のクラン
プパルス及びサンプルホールドD相のクランプパルスの
少なくともいずれか一方を所定期間停止する。
【0021】ここで、リセットゲートを停止することに
より黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧
変換部で電荷の蓄積時間に応じて加算することによっ
て、電荷の蓄積時間に応じて光学的黒部の出力レベルが
大きくなり、黒段差を小さくすることができる。また、
相関2重サンプリング回路のサンプルホールドP相のク
ランプパルス及びサンプルホールドD相のクランプパル
スの少なくともいずれか一方を所定期間停止することに
よって、リセットゲートを停止することにより電荷の蓄
積時間に応じて電荷を電荷電圧変換部で加算した光学的
黒部のデータをクランプすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
【0023】図1は、本発明を適用した固体撮像装置の
一例を説明するための各パルスの動作タイミング及びC
CDの出力波形模式図を示したものであり、図1中符号
JはHφ1の駆動パルスの動作タイミング、図1中符号
KはHφ2の駆動パルスの動作タイミング、図1中符合
LはφRGの駆動パルスの動作タイミング、図1中符号
Mは符号J及び符号Kで示すタイミングでHφ1及びH
φ2に駆動パルスを与えることによって得られるCCD
の出力波形、図1中符号NはSHPのクランプパルスの
動作タイミング、図1中符号OはSHDのクランプパル
スの動作タイミング、図1中符号Pは符号Mで示すCC
D出力をCDS回路に入力し、符号Lで示すタイミング
でφRGに駆動パルスを与えると共に、符号N及び符号
Oで示すタイミングでSHP及びSHDにクランプパル
スを与えることによって得られるCCDの出力(CDS
後)波形であり、図1中符号Qは黒レベルの基準となる
水平後OB部の出力レベルをクランプするクランプパル
スの動作タイミングを示している。また、図1中符号R
は長時間蓄積を行った際の有効画素領域1の出力レベル
を示しており、図1中符号Sは短時間蓄積を行った際の
有効画素領域の出力レベルを示している。なお、符号
(1)〜(20)は本発明の実施の形態の説明の便宜を
考慮し水平後OB部の画素に1画素毎に付したものであ
る。
【0024】ここで、長時間蓄積を行った際の有効画素
領域1と水平後OB部2との出力レベルの差(長時間蓄
積時黒段差)3は、短時間蓄積を行った際の有効画素領
域1と水平後OB部2との出力レベルの差(短時間蓄積
時黒段差)4と比較すると大きくなっている。一方、長
時間蓄積を行った場合であっても、φRGの駆動パルス
を停止した後にSHPのクランプパルスを停止し、その
後にSHDのクランプパルスを停止した場合における長
時間蓄積時黒段差(FD蓄積有り)5は短時間蓄積時黒
段差4と比較するとほぼ同一出力となっている。
【0025】即ち、本発明を適用した固体撮像装置の一
例では、φRGの駆動パルスを停止しFD部に水平後O
B部の電荷を蓄積し、(2)で示すタイミングでSHP
のクランプパルスを停止することによりSHDのクラン
プパルスを停止し水平後OB部の出力のD相をサンプリ
ングする際の基準となる水平後OB部の出力のP相を決
定し、P相との関係において所望の水平後OB部の出力
レベルを得るべく(5)で示すタイミングでSHDのク
ランプパルスを停止し4画素分の水平後OB部の電荷を
FD部に加算したデータをその後も保持し、(13)〜
(20)で示すタイミングで水平後OB部の出力レベル
をクランプするクランプパルスで4画素分の水平後OB
部の電荷をFD部に加算したデータをクランプする。
【0026】ここで、φRGの駆動パルスを停止するの
は、FD部に蓄積された電荷のリセットを停止し、FD
部に水平後OB部の電荷を蓄積し、所定の電荷がFD部
に加算された後にSHDのクランプパルスで水平後OB
部の出力のD相をサンプリングすることにより、長時間
蓄積をした場合であっても短時間蓄積時黒段差4とほぼ
同一の水平後OB部の出力レベルを得るためであって、
φRGの駆動パルスの停止のタイミングはSHP及びS
HDのクランプパルスの停止のタイミングとの関係にお
いて所望の水平後OB部の出力レベルが得られるのであ
れば、必ずしも(2)で示すタイミングでφRGの駆動
パルスを停止する必要はなく、例えば(4)で示すタイ
ミングや(5)で示すタイミングでφRGの駆動パルス
を停止しても良いことは勿論である。また、上記と同様
に、φRGの駆動パルスを停止するのは、所定の電荷が
FD部に加算された後にSHDのクランプパルスで水平
後OB部の出力のD相をサンプリングするためであっ
て、必ずしも(2)で示すタイミングで停止した後、
(11)で示すタイミングで駆動パルスを発生させる必
要は無いのであって、(2)で示すタイミングでφRG
の駆動パルスを停止した後に駆動パルスを発生させなく
ても良い。更に、(5)で示すタイミングでSHDのク
ランプパルスで水平後OB部の出力のD相をサンプリン
グした後であればφRGの駆動パルスを発生させるタイ
ミングはどのタイミングであっても良い。即ち、(2)
で示すタイミングで停止し、SHDのクランプパルスで
水平後OB部の出力のD相をサンプリングする(5)で
示すタイミングの間φRGの駆動パルスが停止していれ
ば、それ以後のφRGの駆動パルスはいかなる動作タイ
ミングであっても構わない。
【0027】また、SHPのクランプパルスを停止する
のは、SHDのクランプパルスを停止することにより水
平後OB部の出力のD相をサンプリングする際の基準と
なる水平後OB部の出力のP相を決定するためであり、
水平後OB部の出力のD相をサンプリングする際の基準
となる水平後OB部の出力のP相を決定することができ
るのであれば必ずしも(2)で示すタイミングでSHP
のクランプパルスを停止する必要は無いのであって、例
えば(3)で示すタイミングや(4)で示すタイミング
でSHPのクランプパルスを停止しても良い。更に、P
相はD相との関係において所望の水平後OB部の出力レ
ベルを得ることができれば充分であるから、所望の水平
後OB部の出力レベルを得ることができ、(13)〜
(20)で示すタイミングで水平後OB部の出力レベル
をクランプパルスでクランプした後のSHPのクランプ
パルスはいかなる動作タイミングであっても構わない。
【0028】また、SHDのクランプパルスを停止する
のは、上記した様に、SHPのクランプパルスを停止し
て決定された水平後OB部の出力のP相との関係におい
て、所望の水平後OB部の出力レベルを得るためであ
り、所望の水平後OB部の出力レベルを得ることができ
るのであれば、必ずしも(5)で示すタイミングでSH
Dのクランプパルスを停止する必要は無く、例えば
(4)で示すタイミングや(6)で示すタイミングでS
HDのクランプパルスを停止しても良い。更に、D相は
P相との関係において所望の水平後OB部の出力レベル
を得ることができれば充分であるから、所望の水平後O
B部の出力レベルを得ることができ、(13)〜(2
0)で示すタイミングで水平後OB部の出力レベルをク
ランプパルスでクランプした後のSHDのクランプパル
スはいかなる動作タイミングであっても構わない。ま
た、SHDのクランプパルスは所望の水平後OB部の出
力レベルを得ることができるタイミング、即ち(5)で
示すタイミングで水平後OB部の出力のD相をサンプリ
ングすることができれば充分であり、水平後OB部に関
して(5)以外のタイミングについてはSHDのクラン
プパルスは必ずしも必要なものでは無い。
【0029】また、(13)〜(20)で示すタイミン
グでクランプパルスにより水平後OB部の出力レベルを
クランプするのは、水平後OB部が所望の出力レベルに
なった後にクランプするためであり、本発明を適用した
固体撮像装置の一例では、CDS回路の回路規模を考慮
しサンプルホールドでのデータの保持時間を短縮すべく
(13)〜(20)で示すタイミングでクランプを行っ
ているが、クランプのタイミングは水平後OB部が所望
の出力レベルになった後であれば必ずしも(13)〜
(20)で示すタイミングでなくても良く、例えば
(7)〜(15)で示すタイミングでクランプを行って
も良い。なお、サンプルホールドはCDS回路を構成す
るコンデンサの容量によっても異なるが、データの保持
時間が決まっているので、サンプルホールドを行ってか
らクランプするまでの時間は短い方が好ましい。更に、
クランプパルスでの水平後OB部のクランプは所望の出
力レベルとなった水平後OB部の出力レベルをクランプ
することができれば充分であって、例えば(13)で示
すタイミングといったように、あるタイミングでクラン
プを行っても良く、必ずしも(13)〜(20)で示す
タイミングでクランプするといった様にクランプのタイ
ミングに幅をもたせる必要は無いが、クランプの精度向
上を図るべく、クランプのタイミングに幅をもたせる方
が好ましい。
【0030】本発明を適用した固体撮像装置では、図2
に示す様に水平後OB部に電荷を加算していない場合に
おける電荷の蓄積時間と黒段差との関係6と比較する
と、水平後OB部に電荷を加算した場合における電荷の
蓄積時間と黒段差の関係7は、電荷を長時間蓄積した場
合であっても黒段差を一定値以下に抑えることができ
る。また、電荷の蓄積時間によって有効画素領域の暗電
流成分は変化するが、電荷の蓄積時間に応じでSHDの
クランプパルスを停止するタイミングを変化させること
によって、電荷の蓄積時間によらず、黒段差を一定値以
下に抑えることができる。
【0031】図3は、本発明を適用した固体撮像装置の
他の一例を説明するための各パルスの動作タイミング及
びCCDの出力波形模式図を示したものである。即ち、
本発明を適用した固体撮像装置の他の一例では、φRG
の駆動パルスを停止しFD部に水平後OB部の電荷を蓄
積し、予め定められた(11)で示すタイミングでSH
Dのクランプパルスを停止しサンプリングする水平後O
B部の出力のD相との関係において所望の水平後OB部
の出力レベルを得るべく(8)で示すタイミングでSH
Pのクランプパルスを停止することにより水平後OB部
の出力のP相を決定し、予め定められた(11)で示す
タイミングでSHDのクランプパルスを停止し4画素分
の水平後OB部の電荷をFD部に加算したデータをその
後も保持し、(13)〜(20)で示すタイミングで水
平後OB部の出力レベルをクランプするクランプパルス
で4画素分の水平後OB部の電荷をFD部に加算したデ
ータをクランプする。
【0032】ここで、φRGの駆動パルスを停止するの
は、上記した本発明を適用した固体撮像装置の一例と同
様に、所定の電荷がFD部に加算された後にSHP及び
SHDのクランプパルスで水平後OB部の出力のP相及
びD相をサンプリングするためであって、φRGの駆動
パルスの停止のタイミングはSHP及びSHDのクラン
プパルスの停止のタイミングとの関係において所望の水
平後OB部の出力レベルが得られるのであれば、必ずし
も(2)で示すタイミングでφRGの駆動パルスを停止
する必要はなく、例えば(4)で示すタイミングや
(5)で示すタイミングでφRGの駆動パルスを停止し
ても良いことは勿論である。また、上記と同様に、φR
Gの駆動パルスを停止するのは、所定の電荷がFD部に
加算された後にSHP及びSHDのクランプパルスで水
平後OB部の出力のP相及びD相をサンプリングするた
めであり、必ずしも(2)で示すタイミングで停止した
後、(11)で示すタイミングで駆動パルスを発生させ
る必要は無いのであって、(2)で示すタイミングでφ
RGの駆動パルスを停止した後に駆動パルスを発生させ
なくても良い。更に、(11)で示すタイミングでSH
Dのクランプパルスで水平後OB部の出力のD相をサン
プリングした後であればφRGの駆動パルスを発生させ
るタイミングはどのタイミングであっても良い。即ち、
(2)で示すタイミングで停止し、SHDのクランプパ
ルスで水平後OB部の出力のD相をサンプリングする
(11)で示すタイミングの間φRGの駆動パルスが停
止していれば、それ以後のφRGの駆動パルスはいかな
る動作タイミングであっても構わない。
【0033】また、SHPのクランプパルスを停止する
のは、予め定められた(11)で示すタイミングで停止
するSHDのクランプパルスによってサンプリングする
水平後OB部の出力のD相との関係において所望の水平
後OB部の出力レベルを得るためであり、所望の水平後
OB部の出力レベルを得ることができるのであれば、必
ずしも(8)でしめすタイミングでSHPのクランプパ
ルスを停止する必要は無いのであって、例えば(7)で
示すタイミングや(9)で示すタイミングでクランプパ
ルスを停止しても良い。更に、SHPのクランプパルス
は所望の水平後OB部の出力レベルを得ることができる
タイミング、即ち(8)で示すタイミングで水平後OB
部の出力のP相をサンプリングすることができれば充分
であり、水平後OB部に関して(8)以外のタイミング
についてはSHPのクランプパルスは必ずしも必要なも
のでは無い。なお、(13)〜(20)で示すタイミン
グで水平後OB部の出力レベルをクランプパルスでクラ
ンプした後のSHPのクランプパルスはいかなる動作タ
イミングであっても構わない点は上記した本発明を適用
した固体撮像装置の一例と同様である。
【0034】また、予め定めるSHDのクランプパルス
を停止するタイミングは、P相との関係において所望の
水平後OB部の出力レベルを得ることができれば充分で
あるから、必ずしも(11)で示すタイミングである必
要は無いのであって、例えば(10)で示すタイミング
や(12)で示すタイミングであっても構わない。な
お、(13)〜(20)で示すタイミングで水平後OB
部の出力レベルをクランプパルスでクランプした後のS
HDのクランプパルスはいかなる動作タイミングであっ
ても構わない点及び水平後OB部に関して(11)で示
すタイミング以外のタイミングについてはSHDのクラ
ンプパルスは必ずしも必要なものでは無い点は上記した
本発明を適用した固体撮像装置の一例と同様である。
【0035】本発明を適用した固体撮像装置では、電荷
を長時間蓄積した場合であっても黒段差を一定値以下に
抑えることができる。また、電荷の蓄積時間に応じてS
HPのクランプパルスを停止させるタイミングを変化さ
せることによって、電荷の蓄積時間によらず、黒段差を
一定値以下に抑えることができる。更に、SHDのクラ
ンプパルスを停止するタイミング予め決定することがで
きるために、サンプルホールドを行ってからクランプす
るまでの時間を短縮することができるように、SHDの
クランプパルスを停止するタイミングを決定することが
可能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べてきた如く、本発明の固体撮像
装置によれば、電荷の蓄積時間によらず黒段差を一定値
以下に抑えることが可能となり、長時間蓄積を行った場
合であっても黒浮きと言われる現象を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した固体撮像装置の一例を説明す
るための各パルスの動作タイミング及びCCDの出力波
形模式図である。
【図2】電荷の蓄積時間と黒段差との関係を示すグラフ
である。
【図3】本発明を適用した固体撮像装置の他の一例を説
明するための各パルスの動作タイミング及びCCDの出
力波形模式図である。
【図4】固体撮像素子の水平転送部からFD部までの電
位模式図である。
【図5】各パルスの動作タイミングを示す模式図であ
る。
【図6】CCDの出力波形模式図である。
【図7】CDS回路の回路図である。
【図8】固体撮像素子の暗時における水平走査線1本分
の出力をCDS回路に入力することによって得られた出
力波形模式図である。
【図9】電荷の蓄積時間と黒段差との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 有効画素領域 2 水平後OB部 3 長時間蓄積時黒段差 4 短時間蓄積時黒段差 5 長時間蓄積時黒段差(FD蓄積有り) 6 水平後OB部に電荷を加算していない場合に
おける電荷の蓄積時間と黒段差との関係 7 水平後OB部に電荷を加算した場合における
電荷の蓄積時間と黒段差の関係 101 FD部 102 電極(1) 103 電極(2) 104 リセットゲート 105 pre-charged相 106 data相 107 有効画素領域 108 OB部 109 長時間蓄積時黒段差 110 短時間蓄積時黒段差

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光部がマトリクス上に配列さ
    れ、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電
    荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、 前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を
    水平方向に転送する水平転送部と、 該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出
    力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮
    像装置において、 黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換
    部で加算することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 複数の受光部がマトリクス上に配列さ
    れ、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電
    荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、 前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を
    水平方向に転送する水平転送部と、 該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出
    力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮
    像装置において、 黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換
    部で電荷の蓄積時間に応じて加算することを特徴とする
    固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 複数の受光部がマトリクス上に配列さ
    れ、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電
    荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、 前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を
    水平方向に転送する水平転送部と、 該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出
    力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮
    像装置において、 黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換
    部で加算すると共に、 相関2重サンプリング回路のサンプルホールドP相のク
    ランプパルス及びサンプルホールドD相のクランプパル
    スの少なくともいずれか一方を所定期間停止することを
    特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 複数の受光部がマトリクス上に配列さ
    れ、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電
    荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、 前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を
    水平方向に転送する水平転送部と、 該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出
    力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮
    像装置において、 黒レベルの基準となる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換
    部で電荷の蓄積時間に応じて加算すると共に、 相関2重サンプリング回路のサンプルホールドP相のク
    ランプパルス及びサンプルホールドD相のクランプパル
    スの少なくともいずれか一方を所定期間停止することを
    特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 複数の受光部がマトリクス上に配列さ
    れ、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電
    荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、 前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を
    水平方向に転送する水平転送部と、 該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出
    力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮
    像装置において、 リセットゲートを停止することにより黒レベルの基準と
    なる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換部で加算すると共
    に、 相関2重サンプリング回路のサンプルホールドP相のク
    ランプパルス及びサンプルホールドD相のクランプパル
    スの少なくともいずれか一方を所定期間停止することを
    特徴とする固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 複数の受光部がマトリクス上に配列さ
    れ、前記受光部の垂直列毎に設けられた各受光部から電
    荷を転送する垂直転送部を有する撮像部と、 前記垂直転送部より電荷が転送され、転送された電荷を
    水平方向に転送する水平転送部と、 該水平転送部より電荷が転送され、転送された電荷を出
    力する出力部とを備える固体撮像素子を使用した固体撮
    像装置において、 リセットゲートを停止することにより黒レベルの基準と
    なる光学的黒部の電荷を電荷電圧変換部で電荷の蓄積時
    間に応じて加算すると共に、 相関2重サンプリング回路のサンプルホールドP相のク
    ランプパルス及びサンプルホールドD相のクランプパル
    スの少なくともいずれか一方を所定期間停止することを
    特徴とする固体撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9118854B2 (en) 2012-10-23 2015-08-25 Olympus Corporation Methods and apparatus for providing optical black compensation of added images

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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