JP2003110426A - アナログ・ディジタル変換回路及びその制御方法 - Google Patents

アナログ・ディジタル変換回路及びその制御方法

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JP2003110426A JP2001298637A JP2001298637A JP2003110426A JP 2003110426 A JP2003110426 A JP 2003110426A JP 2001298637 A JP2001298637 A JP 2001298637A JP 2001298637 A JP2001298637 A JP 2001298637A JP 2003110426 A JP2003110426 A JP 2003110426A
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accumulation
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簡 清水
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/02Delta modulation, i.e. one-bit differential modulation
    • H03M3/022Delta modulation, i.e. one-bit differential modulation with adaptable step size, e.g. adaptive delta modulation [ADM]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック周波数の低いパルス信号を用いて、
高速でアナログ・ディジタル変換できるアナログ・ディ
ジタル変換回路を提供する。 【解決手段】 第1の入力端に第1のアナログ信号が供
給される減算回路部と、減算回路部の出力信号が供給さ
れる検出回路部と、検出回路部の出力信号が供給され、
複数の累算モードのうち、検出回路部の出力信号に応じ
て決定されるいずれかの累算モードを選択し、選択され
た累算モードに応じた時間間隔及び増分値を用いて累算
を行う制御回路部と、制御回路部の出力信号が供給さ
れ、制御回路部の出力信号を第2のアナログ信号に変換
し、減算回路部の第2の入力端に供給するディジタル・
アナログ変換回路部と、を具備することを特徴とするア
ナログ・ディジタル変換回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアナログ・
ディジタル変換回路に関し、詳しくは、入力されたアナ
ログ信号をディジタル変換した後、再びアナログ変換
し、入力信号と比較して、両者がほぼ等しくなったとき
のディジタル信号を出力信号とするアナログ・ディジタ
ル変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等に代表される携帯機器に用い
られる二次電池の充放電を制御する際、この二次電池の
充放電電流を測定し、測定値に基づいて制御がなされ
る。電流を測定する場合、電流の積分値が重要であるた
め、電流値を時間的に離散的ではなく連続値として測定
できることが望ましい。また、放電電流は、一般に急激
に変化するため、高速に動作するアナログ・ディジタル
(以下、A/Dと称す)変換回路が必要である。これら
の要求を満たすA/D変換回路として、ΔΣ型A/D変
換回路が適当である。通常、A/D変換回路は、一定の
周波数のクロックパルス信号に同期して動作する。ΔΣ
型A/D変換回路のクロックパルス信号の周波数は、信
号帯域幅の100倍以上であり、例えば、オーディオ機
器においては1MHzである。
【0003】一方、二次電池を使用する携帯機器の内部
回路は、低消費電力であることが要求される。したがっ
て、上記した充放電電流の計測回路を構成するために必
要な各種回路の消費電力も少ないことが必要である。こ
のため、クロック周波数が低く制限される場合があり、
例えば32.768kHz等が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、A/D変換回路110は、クロックパルスの動作
タイミングに基づいて各動作が行われる。したがって、
上記したようにクロックパルスの周波数が低く制限され
る場合、A/D変換回路は高速に動作できず、電流値を
連続的に測定することができない。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、クロック周
波数の低いパルス信号を用いて、高速でA/D変換でき
るA/D変換回路を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログ・ディ
ジタル変換回路は、上記課題を解決するため、第1の入
力端に第1のアナログ信号が供給される減算回路部と、
前記減算回路部の出力信号が供給される検出回路部と、
前記検出回路部の出力信号が供給され、複数の累算モー
ドのうち、前記検出回路部の出力信号に応じて決定され
るいずれかの累算モードを選択し、選択された累算モー
ドに応じた時間間隔及び増分値を用いて累算を行う制御
回路部と、前記制御回路部の出力信号が供給され、前記
制御回路部の出力信号を第2のアナログ信号に変換し、
前記減算回路部の第2の入力端に供給するディジタル・
アナログ変換回路部と、を具備することを特徴とする。
【0007】本発明の別の観点によれば、入力された第
1のアナログ信号の値に応じて予め規定された時間間隔
ごとに予め規定された増分値を累算した累算値をディジ
タル信号とする工程と、このディジタル信号を第2のア
ナログ信号へと変換する工程と、前記第2のアナログ信
号と前記第1のアナログ信号とを減算した後、この減算
結果に応じた検出信号を生成する工程と、前記検出信号
に応じて、複数の累算モードのうちの何れかを選択する
工程と、前記選択された累算モードに応じた時間間隔及
び増分値を用いて累算を行う工程と、を具備することを
特徴とするアナログ・ディジタル変換回路の制御方法を
提供できる。
【0008】更に、本発明に係る実施の形態には種々の
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、略同一の機能及び構成を有する構成要素について
は、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行
う。
【0010】図1は、本発明に係るA/D変換回路の構
成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明
に係るA/D変換回路1は、減算回路2、検出回路部
3、制御回路部4、ディジタルローパスフィルタ回路部
5、ディジタル・アナログ(以下、D/Aと称す)変換
回路部7を有する。
【0011】アナログ入力信号11は、減算回路2の非
反転入力端子(加算入力端子)に供給される。この減算
回路2は、後述するD/A変換回路部6の出力信号をア
ナログ入力信号11から減算し、その結果を出力する。
減算回路2の出力信号21は、検出回路部3に供給され
る。この検出回路部3は、例えば、抵抗素子とコンデン
サにより構成される通常のローパスフィルタからなるア
ナログローパスフィルタ回路部3aと、このアナログロ
ーパスフィルタ回路部3aの出力信号が供給される比較
回路部とにより構成される。アナログローパスフィルタ
回路部3aは、入力信号を濾波する。
【0012】比較回路部3bは、アナログローパスフィ
ルタ回路部3aの出力信号に応じて正または負の極性を
有する出力信号31を出力する。アナログローパスフィ
ルタ回路部3aの出力信号が正の場合、すなわち、アナ
ログ入力信号11の絶対値がD/A変換回路部6の出力
信号61の絶対値より大きい場合、比較回路部3bは、
出力信号31として+1を出力する。一方、出力信号3
が負の場合、すなわち、アナログ入力信号1の絶対値が
D/A変換回路部6の出力信号61の絶対値より小さい
場合、比較回路部3bは出力信号31として−1を出力
する。
【0013】比較回路部3bの出力信号31は、アキュ
ムレータ制御回路部4a及びアキュムレータ4bからな
る制御回路部4に供給される。アキュムレータ制御回路
部4aは、比較回路部3bの出力信号31に応じて、順
次、アキュムレータ4bでの累算動作を制御する。この
制御回路部4は、通常モード、加速モード、減速モード
からなる3つの累算モードを有しており、何れのモード
となるかは、比較回路部3bの出力信号31の極性に応
じてアキュムレータ制御回路部4aにより決定される。
【0014】制御回路部4は、概略、以下のように動作
する。制御回路部4は、通常時、通常モードとされてい
る。通常モードの場合、アキュムレータ制御回路部4a
の制御によりアキュムレータ4bは、例えばクロックパ
ルス等の予め設定された時間間隔、及び所定の増分に従
って累算を行う。後述する一定の条件を満たすと制御回
路部4は加速モードに移行する。加速モードにおいて、
アキュムレータの累算動作速度は加速度的に速くなる。
【0015】また、上記加速モードにおいて、後述する
一定の条件を満たすとD/A変換制御回路部4は減速モ
ードに移行する。減速モードでは、アキュムレータ4b
は、通常モードでの時間間隔より通常モードでの増分よ
り少ない増分に従って累算を行う。かつ、減速モードに
おいて、アキュムレータの累算動作速度は加速度的に遅
くなる。この後、一定の条件を満たすことにより通常モ
ードへと移行する。なお、制御回路部4の詳しい動作、
条件については、後に詳述する。
【0016】上記制御回路部4の出力信号41は、ディ
ジタルローパスフィルタ回路部5に供給されるととも
に、D/A変換回路部6に供給される。ディジタルロー
パスフィルタ回路部5は、入力信号を濾波する。
【0017】D/A変換回路部6は、入力信号をアナロ
グ信号へ変換し、その結果としての出力信号61を出力
する。この出力信号は、上記減算器回路部2の反転入力
端子(減算入力端子)に供給され、帰還回路を形成す
る。
【0018】上記したように、アナログ入力信号11
が、検出回路部3、制御回路部4、D/A変換回路部6
を介して、アナログ信号61減算回路部2の反転入力端
子に供給される。減算回路部2において、これらアナロ
グ入力信号11とアナログ信号61とが減算される。こ
の動作が繰り返され、減算した結果が所定の範囲内に収
まったときのディジタルローパスフィルタ回路部5の出
力信号51が、A/D変換回路1の出力信号とされる。
【0019】また、AD変換回路1の外部に設けられた
パルス生成回路7により生成されたクロックパルスが制
御回路部4及びディジタルローパスフィルタ回路部5に
供給される。この制御回路部4及びディジタルローパス
フィルタ回路部5の各動作タイミングは、クロックパル
スに同期している。
【0020】図2乃至図4は、上記制御回路部4の動作
を示すフローチャートである。以下、図2乃至図4を参
照して、上記制御回路部4の動作を説明する。
【0021】図2は、制御回路部4の通常モードにおけ
る動作を示している。この通常モードにおいて、累算さ
れてから次に累算されるまでの時間間隔はクロックパル
スの周期と等しい。以下、この時間間隔を時間間隔tと
表す。図2に示すように、通常モードのステップS1に
おいて、比較回路部3bの出力信号である入力信号31
の極性が変わったか否かが判定される。極性が変わった
場合、すなわちアナログ入力信号1とD/A変換回路部
6の出力信号61の大小関係が反転した場合、増分ΔV
=1×極性がアキュムレータ4bに累算される(ステッ
プS2)。この後、通常モードが維持される(ステップ
S3)。
【0022】一方、入力信号41の極性が変わらない場
合、 ΔV=(同極性の連続数/(t×極性))の整数部 により表される増分ΔVがアキュムレータ4bに累算さ
れる(ステップS4)。次に、同極性の連続数が閾値T
h(例えば32)を越えているか否かが判定される(ス
テップS5)。連続数が閾値Th以下の場合、ステップ
S3へ移行する。連続数が閾値Th以上の場合、時間間
隔tが2分の1とされ(ステップS6)、制御回路部4
は加速モードへ移行する(ステップS7)。
【0023】上記したように、通常モードでは、制御回
路部4の入力信号31の極性が変わった場合、増分ΔV
は所定の値のままとされ、通常モードが維持される。同
じ極性が連続した場合、連続した回数に応じて増分が大
きくされる。さらに極性の連続数が所定の回数(閾値T
h)を越えた場合、時間間隔tは、以後2分の1とさ
れ、この後、制御回路部4は加速モードへ移行する。
【0024】図3は、制御回路部4の加速モードにおけ
る動作を示している。図3に示すように、加速モードの
ステップS11において、制御回路部4の入力信号31
の極性が変わったか否かが判定される。極性が変わった
場合、最後に加算された増分ΔVの逆極性がアキュムレ
ータ4bに累算され(ステップS12)、制御回路部4
は減速モードに移行する(ステップS13)。
【0025】一方、入力信号31の極性が変わらない場
合、 ΔV=(同極性の連続数/(t×極性))の整数部 により表される増分ΔVがアキュムレータ4bに加算さ
れる(ステップS14)。次に、同極性の連続数が閾値
Thを越えているか否かが判定される(ステップS1
5)。連続数が閾値Th以下の場合、制御回路部4は減
速モードへ移行する(ステップS13)。連続数が閾値
Th以上の場合、時間間隔tは、以後2分の1とされ
(ステップS16)、加速モードが維持される(ステッ
プS17)。
【0026】上記したように、加速モードでは、制御回
路部4の入力信号31の極性が変わった場合、最後に累
算された増分ΔVが減算されるとともに、制御回路部4
は減速モードに移行する。同じ極性が連続した場合、連
続した回数に応じて増分ΔVが大きくされ、さらに極性
の連続数が所定の回数(閾値Th)を越えた場合、時間
間隔tが2分の1とされた後、加速モードが維持され
る。
【0027】図4は、制御回路部4の減速モードにおけ
る動作を示している。図4に示すように、減速モードの
ステップS21において、制御回路部4の入力信号31
の極性が変わったか否かが判定される。極性が変わった
場合、最後に累算された増分ΔVの2分の1の逆極性
が、アキュムレータ4bに累算された後(ステップS2
2)、時間間隔tが、以後2倍とされる(ステップS2
3)。
【0028】一方、入力信号31の同じ極性が連続した
場合、 ΔV=(同極性の連続数/(t×極性))の整数部 により表される増分ΔVがアキュムレータ4bに累算さ
れる(ステップS24)。次に、同極性の連続数が閾値
Thを越えているか否かが判定される(ステップS2
5)。制御回路部4は、連続数が閾値Thを越えている
場合、ステップS23へ移行する。連続数が閾値Thを
越えていない場合、減速モードが維持される(ステップ
26)。
【0029】ステップS23の後、時間間隔tが、通常
モード時の時間間隔t、すなわちクロックパルスの周期
と等しい時間間隔tを越えているか否かが判定される
(ステップS27)。時間間隔tが通常モード時の時間
間隔tを超えている場合、制御回路部4は、制御回路部
4は、通常モードに移行する(ステップS28)。一
方、時間間隔tが通常モード時の時間間隔tを超えてい
ない場合、ステップS26へ移行し、減速モードが維持
される。
【0030】上記したように、減速モードでは、制御回
路部4の入力信号31の極性が変わった場合、加速モー
ドにおいて最後に加算された増分の2分の1の逆極性を
累算(最後に累算された増分の2分の1を減算)した
後、時間間隔tが2倍とされる。一方、同じ極性が連続
した場合、連続した回数に応じて増分ΔVが小さくされ
る。さらに極性の連続数が所定の回数(閾値Th)以上
の場合、時間間隔tが2倍とされ、所定の回数以下の場
合、減速モードが維持される。
【0031】また、時間間隔tが2倍とされた後、この
時間間隔tが通常モード時の時間間隔tを超えている場
合、制御回路部4は通常モードに移行する。一方、時間
間隔tが通常モード時の時間間隔t以下の場合、減速モ
ードが維持される。
【0032】図5,6は、上記A/D変換回路1の動作
を実現するプログラムを、awk言語を用いて記述した
例である。
【0033】図7は(a)〜(c)は、上記A/D変換
回路1の動作を示す波形図であり、図5,6に示すプロ
グラムを用いてA/D変換回路1の動作をシミュレート
したものである。
【0034】図7(a)において、実線にて示されるア
ナログ入力信号11は、時刻1000及び2000クロ
ックにおいてステップ状に変化する。破線はアナログロ
ーパスフィルタ回路部3aの出力信号21を示してお
り、アナログ入力信号11が濾波された結果である。一
点鎖線は、D/A変換回路部6の出力信号61を示して
いる。
【0035】図7(a)に示すように、出力信号61
は、アナログ入力信号11より遅れて変化し始める。時
刻約1120クロックから時刻1200クロック周辺ま
での間が上記加速モードであり、この後、1220クロ
ック周辺までが減速モードである。
【0036】図7(b)は、図7(a)における動作の
加速係数を示している。この加速係数が1以上で増加し
ている範囲が加速モードである。すなわち、図7(b)
に示すように、時刻1060クロックから1160クロ
ックまでの間、次の累算動作までの時間間隔が徐々に短
くなる。この後、時刻1160クロックで加速モードに
移行して、加速度的に累算速度が増加する。一方、時刻
1200クロックから1220クロックまでの間は減速
モードであり、加速度的に累算速度が減少する。この
後、次の累算動作までの時間間隔が徐々に長くなる。
【0037】図7(c)は、図7(a)における動作の
アナログ入力信号11と、A/D変換回路1の出力信号
51の誤差を拡大して表示したものである。図7(c)
に示すように、誤差がフルスケールの0.625%まで
収まるのに要する時間が約300クロックである。すな
わち、従来のA/D変換回路においては、同様に誤差が
フルスケールの0.625%まで収まるのに要する時間
は、例えば約600クロックであり、従来のA/D変換
回路に比べ、追従性が良好である。
【0038】本発明に係るA/D変換回路1によれば、
制御回路部4は、比較回路部3bの出力信号41の極性
の変化、及び連続数に応じて通常モード、加速モード、
減速モードの何れかとなる。通常時の通常モードでは、
予め規定された増分及び時間間隔に従って累算動作を行
う。通常モードにおいて、一定の条件を満たすと加速モ
ードに移行し、加速モードでは、累算動作速度は加速度
的に増加する。さらに、加速モードにおいて、一定の条
件を満たすと減速モードに移行し、減速モードでは、累
算動作速度は加速度的に減少する。また、減速モードに
おいて、一定の条件の下、通常モードに移行する。
【0039】上記したように、例えばアナログ入力信号
がステップ状に変化した場合、制御回路部4は加速モー
ドに移行し、D/A変換回路部6の出力信号61は、短
期間にアナログ入力信号11の値まで累算される。加速
モードにおいて、D/A変換回路部6の出力信号61
が、アナログ入力信号11の値を越えると、制御回路部
4は減速モードに移行し、D/A変換回路部6の出力信
号61とアナログ入力信号11との誤差が、短期間でフ
ルスケールの0.625%となる。したがって、A/D
変換動作の追従性が良好となる。このため、クロックパ
ルスの周波数が低い場合でも、高速にA/D変換するこ
とができる。
【0040】なお、上記実施形態において、加速モード
においては、増分ΔVを増大するとともに時間間隔tを
減少し、減速モードにおいては、増分ΔVを減少すると
ともに時間間隔tを増大する。しかし、これに限らず、
例えば、加速モードにおいては、増分ΔVを増大する
か、あるいは時間間隔tを減少するのみとし、減速モー
ドにおいては、増分ΔVを減少するか、あるいは時間間
隔tを増大するのみとすることもできる。
【0041】その他、本発明の思想の範疇において、当
業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るも
のであり、それら変更例及び修正例についても本発明の
範囲に属するものと了解される。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
クロック周波数の低いパルス信号を用いて高速でA/D
変換できるA/D変換回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るA/D変換回路の回路構成を示す
図。
【図2】図1に示す制御回路部の通常モードの動作を簡
略に示すフローチャート。
【図3】図1に示す制御回路部の加速モードの動作を簡
略に示すフローチャート。
【図4】図1に示す制御回路部の減速モードの動作を簡
略に示すフローチャート。
【図5】本発明に係るA/D変換回路の動作を示すaw
k言語で記述したプログラムを示す図。
【図6】図5に続くプログラムを示す図。
【図7】本発明に係るA/D変換回路の動作例を示す波
形図。
【符号の説明】
1…A/D変換回路、 2…減算回路、 3…検出回路部 3a…アナログローパスフィル回路部、 3b…比較回路部 4…制御回路部、 4a…アキュムレータ制御回路部 4b…アキュムレータ 5…ディジタルローパスフィルタ、 6…D/A変換回路、 7…パルス生成回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の入力端に第1のアナログ信号が供給
    される減算回路部と、 前記減算回路部の出力信号が供給される検出回路部と、 前記検出回路部の出力信号が供給され、複数の累算モー
    ドのうち、前記検出回路部の出力信号に応じて決定され
    るいずれかの累算モードを選択し、選択された累算モー
    ドに応じた時間間隔及び増分値を用いて累算を行う制御
    回路部と、 前記制御回路部の出力信号が供給され、前記制御回路部
    の出力信号を第2のアナログ信号に変換し、前記減算回
    路部の第2の入力端に供給するディジタル・アナログ変
    換回路部と、を具備することを特徴とするアナログ・デ
    ィジタル変換回路。
  2. 【請求項2】前記制御回路部は、 累算を行うアキュムレータ回路部と、 前記アキュムレータ回路部における累算を制御するアキ
    ュムレータ制御回路部と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載のアナログ
    ・ディジタル変換回路。
  3. 【請求項3】前記検出回路部は、 前記減算回路部の出力信号を濾波するローパスフィルタ
    回路部と、 前記ローパスフィルタ回路部の信号が供給され、この信
    号と基準値とを比較する比較回路部と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載のアナログ
    ・ディジタル変換回路。
  4. 【請求項4】前記減算回路部は前記第1のアナログ信号
    から前記第2のアナログ信号を減算し、その結果前記第
    1のアナログ信号と前記第2のアナログ信号との電位差
    が所定の範囲内となったとき、前記制御回路部の出力信
    号を前記アナログ・ディジタル変換回路の出力信号とす
    ることを特徴とする請求項1に記載のアナログ・ディジ
    タル変換回路。
  5. 【請求項5】前記検出回路部は正または負の極性の信号
    を出力し、 前記複数の累算モードは第1乃至第3の累算モードから
    なり、前記制御回路部は、 前記第1の累算モードにおいて予め規定された時間間隔
    ごとに予め規定された増分値を累算し、前記検出回路部
    の出力信号の同一極性が閾値と等しい回数以上連続した
    場合、前記第2の累算モードに移行し、前記検出回路部
    の前記出力信号の前記極性が変化した場合、前記第1の
    累算モードを維持し、 前記第2の累算モードにおいて前記検出回路部の前記出
    力信号の同一極性が連続した場合、前記増分値を増大さ
    せ、前記時間間隔を減少させた後、前記第2の累算モー
    ドを維持し、前記検出回路部の前記出力信号の前記極性
    が変化した場合、前記第3の累算モードに移行し、 前記第3の累算モードにおいて前記増分値を減少させ、
    前記時間間隔を増大させた後、前記時間間隔が前記第1
    の累算モードにおける前記時間間隔以上となった場合、
    前記第1の累算モードに移行し、前記時間間隔が前記第
    1の累算モードにおける前記時間間隔以下の場合、前記
    第3の累算モードを維持することを特徴とする請求項1
    に記載のアナログ・ディジタル変換回路。
  6. 【請求項6】前記制御回路部は、 前記第2の累算モードにおいて、前記検出回路部の前記
    出力信号の同一極性が連続した場合、前記増分値を増大
    させるか、あるいは前記時間間隔を減少させ、 前記第3の累算モードにおいて、前記増分値を減少させ
    るか、あるいは前記時間間隔を増大させることを特徴と
    する請求項5に記載のアナログ・ディジタル変換回路。
  7. 【請求項7】前記制御回路部は、 前記第2の累算モードにおいて、前記検出回路部の前記
    出力信号の同一極性が連続した回数が前記閾値以下の場
    合、前記増分値を増大させた後、前記第3の累算モード
    に移行し、 前記第3の累算モードにおいて、前記検出回路部の前記
    出力信号の同一極性が連続した回数が前記閾値以下の場
    合、前記増分値を減少させた後、前記第3の累算モード
    を維持することを特徴とする請求項5に記載のアナログ
    ・ディジタル変換回路。
  8. 【請求項8】入力された第1のアナログ信号の値に応じ
    て予め規定された時間間隔ごとに予め規定された増分値
    を累算した累算値をディジタル信号とする工程と、 このディジタル信号を第2のアナログ信号へと変換する
    工程と、 前記第2のアナログ信号と前記第1のアナログ信号とを
    減算した後、この減算結果に応じた検出信号を生成する
    工程と、 前記検出信号に応じて、複数の累算モードのうちの何れ
    かを選択する工程と、 前記選択された累算モードに応じた時間間隔及び増分値
    を用いて累算を行う工程と、 を具備することを特徴とするアナログ・ディジタル変換
    回路の制御方法。
  9. 【請求項9】前記検出信号は、正または負の極性の信号
    であって、 前記アナログ・ディジタル変換回路の制御方法は、 予め規定された時間間隔及び予め規定された増分値を用
    いて累算する第1の累算モードにおいて、前記検出信号
    の同一極性が閾値と等しい回数以上連続した場合、前記
    時間間隔が減少するとともに前記増分値が増大する第2
    の累算モードへ移行する工程と、 前記第2の累算モードにおいて、前記検出信号の同一極
    性が連続した場合、前記時間間隔が増大するとともに前
    記増分値が減少する第3の累算モードへ移行する工程
    と、 前記第3の累算モードにおいて、前記時間間隔が前記第
    1の累算モードにおける前記時間間隔以上となった場
    合、前記第1の累算モードへと移行し、前記時間間隔が
    前記第1の累算モードにおける前記時間間隔以下の場
    合、前記第3の累算モードを維持する工程とを具備する
    ことを特徴とする請求項8に記載のアナログ・ディジタ
    ル変換回路の制御方法。
  10. 【請求項10】前記アナログ・ディジタル変換回路の制
    御方法は、前記減算の結果、前記第1のアナログ信号と
    前記第2のアナログ信号との電位差が所定の範囲内とな
    ったときの前記ディジタル信号を前記アナログ・ディジ
    タル変換回路の出力信号とすることを特徴とする請求項
    9に記載のアナログ・ディジタル変換回路の制御方法。
  11. 【請求項11】前記アナログ・ディジタル変換回路の制
    御方法は、 前記第2の累算モードにおいて、前記検出信号の同一極
    性が連続した場合、前記増分値を増大させるか、あるい
    は前記時間間隔を減少させ、 前記第3の累算モードにおいて、前記増分値を減少させ
    るか、あるいは前記時間間隔を増大させることを特徴と
    する請求項9に記載のアナログ・ディジタル変換回路の
    制御方法。
  12. 【請求項12】前記アナログ・ディジタル変換回路の制
    御方法は、 前記第2の累算モードにおいて、前記検出信号の同一極
    性が連続した回数が前記閾値以下の場合、前記増分値を
    増大させた後、前記第3の累算モードに移行し、 前記第3の累算モードにおいて、前記検出信号の同一極
    性が連続した回数が前記閾値以下の場合、前記増分値を
    減少させた後、前記第3の累算モードを維持することを
    特徴とする請求項9に記載のアナログ・ディジタル変換
    回路の制御方法。
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