JP2003110266A - 電子ユニットの格納箱 - Google Patents

電子ユニットの格納箱

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JP2003110266A
JP2003110266A JP2001306381A JP2001306381A JP2003110266A JP 2003110266 A JP2003110266 A JP 2003110266A JP 2001306381 A JP2001306381 A JP 2001306381A JP 2001306381 A JP2001306381 A JP 2001306381A JP 2003110266 A JP2003110266 A JP 2003110266A
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cooling
storage box
box
cooling body
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JP2001306381A
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Isamu Yatougo
勇 八藤後
Mutsumi Suwada
睦 諏訪田
Takaaki Katsumata
孝明 勝亦
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却能力を十分に確保しながら、コンパクト
な電子ユニットの格納箱を提供するを提供する。 【解決手段】 電気部品を収めた電子ユニット3を収容
し、外部から供給され外部に排出される冷却空気によ
り、電子ユニット3を冷却する電子ユニットの格納箱1
において、少なくとも1つ以上の電子ユニット3,3
A,3B,3C,3Dを収容するとともに、電子ユニッ
ト3,3A,3B,3C,3Dの少なくとも一面に間隔
を設けて対向または接触され、前記冷却空気が通流され
る中空状に形成された冷却体5,5A,5B,5C,5
Dを収容した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子素子などの
電気部品を用いて構成された電子ユニットを格納する格
納箱に関し、特に、電子ユニットを間接空冷する構成を
備えた格納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両には、エンジンなどを制御す
る電子制御装置(以降、電子ユニットと称する)が搭載
されている。この電子ユニットは、その作動により発熱
するので、発熱した電子ユニットを自然冷却したり、空
冷装置などを設けて強制冷却するようにしている。
【0003】ところで、従来、電子ユニットは車両の室
内側に配置されていたが、近年、電子ユニットをエンジ
ン室内に配置する構成が採用されている。
【0004】すなわち、例えば、エンジン制御用の電子
ユニットを室内側に配置すると、エンジンと電子ユニッ
トとを接続する電線(ワイヤーハーネス)をエンジン室
内を引き回す必要があり、電線が長くなるとともに、車
室とエンジン室を仕切る車体パネルに貫通孔を設けて電
線を通過させる必要があるので、作業も煩わしくコスト
高を招く要因となっていた。
【0005】これに対して、電子ユニットをエンジン室
内に配置すると、上記車体パネルに貫通孔を設ける必要
が無く、電線の長さを短縮でき、関連する部品の軽量化
および低コスト化を図ることができる。また、エンジン
を車両に搭載する工程において、電線を取り回す作業が
簡略化され、かつ、電線の傷付きや破損を防止でき、さ
らに、取り回し作業の容易化から保守サービス性が向上
する利点がある。
【0006】しかしながら、エンジン室は、エンジンの
運転により発生した熱が室内の空気中に放散されて、高
温雰囲気にある。このため、エンジン室内の熱が、電子
ユニットに伝達されることを抑制するため、電子ユニッ
トを格納箱に収容した状態で、エンジン室に配置するこ
とが必須となっている。また、この電子ユニットを収容
する格納箱には、断熱性や冷却性のほかに、防塵性、防
水性を十分に備えていることが要求されている。
【0007】特に、電子ユニットは、本来は室温での使
用を前提にした電子部品によって構成されているので、
電子ユニット周囲の雰囲気温度が80℃以下、かつ、電
子ユニット内の電子素子自体の温度が105℃以下の場
合に、その動作が保証されており、格納箱の断熱機能に
加えて、電子ユニットの温度上昇を防止する冷却機能を
十分に備える必要がある。
【0008】このような電子ユニットを格納し空冷する
装置が、特開平9−207691号公報に記載されてい
る。この公報に記載された冷却装置は、電子部品からな
る電子ユニットを、冷却用空気の通路が区画形成された
冷却ボックス内に、その通路に隣接させて格納した構成
とされている。そして、この通路に外部からの冷却用空
気を通流することにより、電子ユニットおよびその内部
の電子素子などを間接的に冷却するようにしている。
【0009】この構成によれば、電子部品もしくは電子
回路などからなる電子ユニットを、冷却用空気に直接接
触させていないので、比較的に劣悪な環境条件の下に、
電子ユニットが設置される場合にも、この冷却装置を好
適に使用することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した冷
却構造を備えた格納箱においては、電子ユニットの周囲
に冷却空気を通流させる通路を確保したので、電子ユニ
ットの周囲を覆うように空間が配置されることになり、
格納箱自体が大型化し、エンジン室に対し比較的に大き
な容積を占有していた。また、特に、上記冷却空気の通
路は、その通路を形成する側壁が格納箱の外壁を兼用し
ていたり、外壁に接触または近傍に位置していたりする
ので、このような通路を通過する冷却空気は、外部から
格納箱の外壁が受ける熱に大きく影響されていた。した
がって、この影響を低減させて十分な冷却能力を確保す
るためには、冷却空気の流量を増加させたり、通路の内
部容積を大きく確保したりする必要があるので、通路が
拡大化する傾向にある。
【0011】そのため、エンジン室内の配置スペースに
余裕が少ないときには、大型化した格納箱が他の部品の
干渉してしまうので、部品の組み付け作業が困難になっ
てしまう不都合が生じた。
【0012】また、この格納箱の配置によっては、ラジ
エータファンの風や走行風の通風性が低下し、エンジン
の冷却効率が十分に得られないので、エンジン性能が制
約され、エンジンの能力をフルに発揮できないおそれが
ある。
【0013】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであり、冷却能力を十分に確保しながら、
コンパクトな電子ユニットの格納箱を提供することを目
的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、電気部品を収
めた電子ユニットを収容し、外部から供給され外部に排
出される冷却空気により、前記電子ユニットを冷却する
電子ユニットの格納箱において、少なくとも1つ以上の
前記電子ユニットを収容するとともに、前記電子ユニッ
トの少なくとも一面に間隔を設けて対向または接触さ
れ、前記冷却空気が通流される中空状に形成された冷却
体を、収容していることを特徴とするものである。
【0015】したがって、請求項1の発明では、冷却空
気を通流する冷却体を格納箱に収納し、格納箱によって
電子ユニットとともに冷却体を外部から遮熱しているの
で、電子ユニットの周囲に冷却空気を通流する空間を大
きく確保しなくても、冷却体により電子ユニットを十分
に冷却することが可能となるとともに、冷却体自体が小
さくて済むことになり、格納箱の小型化を図ることが可
能となる。
【0016】また、格納箱がエンジン室内に設置された
場合には、格納箱が小型化されていることから、格納箱
の周囲の他の部品に干渉することが軽減されるので、部
品の組み付け作業を容易に行なえるとともに、室内の通
風性を低下させること無く、エンジンの冷却効率が維持
されるので、エンジンの性能を十分に発揮することがで
き、車両の走行性能を向上することができる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、請求項1の構成に加え、前記冷却体の任意の箇所
に、前記冷却空気を導入する流入口および排出する流出
口とが設けられ、前記流入口から流出口に至る流路が、
冷却体内に区画されて形成されていることを特徴とする
ものである。
【0018】したがって、請求項2の発明では、請求項
1の発明の作用に加えて、冷却体内を区画して、冷却体
内に任意に流路を形成したことにより、流入口および流
出口を設ける箇所が制約されないので、これらの流出入
口自体や流出入口に接続される給排気用のダクトの配置
を自由に変更でき、格納箱が設置される周囲の構造物や
部品の配置に応じたダクトの引き回しが可能となる。こ
の結果、ダクトの取り付け性を向上できるとともに、ダ
クトが電子ユニットに接続される配線や周囲の構造物と
干渉することを回避することができる。
【0019】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、請求項2または3の構成に加え、前記流入
口または流出口が、前記格納箱の外壁に形成された開口
を介して、格納箱の外部に連通されるとともに、前記流
入口または流出口に、前記開口と流入口または流出口と
の間を密封するシール部材が設けられていることを特徴
とするものである。
【0020】したがって、請求項3の発明では、請求項
1または2の発明の作用に加えて、流入口及び流出口に
予めシール部材が設けられているので、冷却体が収容さ
れるのに伴い、流入口および流出口と格納箱の開口との
間にシール部材が介挿されて、これらの間を隙間無く密
封することが可能となり、その組み立て時には、入口及
び出口用のシール部材を別途、組付ける作業が削減され
るとともに、シール部材も一つで済むので、部品点数を
削減できる。
【0021】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明において、請求項1ないし3のいずれかの
構成に加え、前記電子ユニットおよび冷却体が、上側が
開口された箱本体と、前記箱本体の上側開口を閉止する
上蓋体とからなる密閉体に収容され、前記箱本体の上蓋
体との接合部に、上方に突出された突条を形成するとと
もに、前記突条に対応して、前記上蓋体の箱本体との接
合部に、下方に向けた溝条を形成し、さらに、前記溝条
の底部に、前記突条に押圧されるシール部材を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0022】したがって、請求項4の発明では、請求項
1ないし3のいずれかの作用に加えて、格納箱を構成す
る箱本体と上蓋体の接合部が凹凸嵌合され、かつその凹
部にシール部材を配置したことにより、箱本体と上蓋体
とが組み付けられた後には、箱本体と上蓋体との接合部
分において、その外側から内部に至る経路に複数の段差
が設けられるとともに、溝条のシール部材が弾性変形し
て突条に密着するので、接合部分に隙間が生じることを
防止でき、密閉性を向上することができる。
【0023】また、箱本体に対した上蓋体の接合部に溝
条を下向きに向けて設けたことにより、溝条内に微細な
ゴミなどが詰まることが回避されるとともに、上蓋体に
対した箱本体の接合端部に突条を上向きに向けて設けた
ことにより、突条に微細なゴミなどが付着する機会が減
少される。
【0024】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照してこの発明
の具体例を説明する。図1は、この発明の格納箱1の主
要構成を示す各部を展開した斜視図である。また、図2
(a)は、その正面図、図2(b)は、その各部を展開
した正面図である。さらに、図3(a)は、その左側面
図、図3(b)は、その各部を展開した左側面図であ
り、図4は、その平面図である。ここに示す例では、電
子部品からなる電子装置をケースに格納した電子ユニッ
ト3を、防水・防塵・耐熱・冷却機能を有する格納箱1
に収容するように構成されている。なお、本発明の電子
ユニット3の格納箱1は、エンジン室内に配置され、車
両に適用された例を説明していく。また、この例の電子
装置は、エンジン(図示せず)や変速装置(図示せず)
などを電子制御する重要部品であるコントロール・ユニ
ットとする。
【0025】この電子装置(図示せず)は、基本的に、
回路の配線パターンが印刷された回路基板(図示せず)
上に、各種の電気部品(図示せず)や電子部品(図示せ
ず)を所定に搭載した構成とされ、これらの電気・電子
部品の電磁波などに対する保護や耐衝撃性、放熱性を確
保するようにケースに収納されている。
【0026】これらの電気部品及び電子部品は、その通
電動作時に不可避的に熱を発する部品であり、各部品に
は、その定格の動作を保証する温度範囲が定められてい
る。したがって、電子装置の動作状況によって異なる
が、各部品の動作保証温度の近傍まで、または動作保証
温度を越えて部品を含めたケース内の温度が上昇する
と、電気的な回路動作が不調となったり、機能不全や部
品故障を招く虞がある。
【0027】なお、電子ユニット3の側面の所定箇所に
は、接続コネクタ(図示せず)が設けられ、この接続コ
ネクタに電子ユニット3内の電子装置の入出力線が接続
されており、このコネクタに接続される配線を束ねたワ
イヤーハーネス(図示せず)を介して、外部の各種装置
に電子ユニット3が電気的に接続されている。
【0028】すなわち、このワイヤーハーネスにより、
電子ユニット3が電源であるバッテリ(図示せず)に接
続されて動作電流が供給され、所定箇所に設けた各種の
センサ(図示せず)の出力線に接続されてセンサ信号が
入力され、各種の入力装置(図示せず)に接続されて各
種の指示信号が入力され、各種のアクチュエータ(図示
せず)に接続されて指令信号が出力され、表示装置(図
示せず)や報知装置(図示せず)に接続されて表示や報
知信号が出力されている。
【0029】そして、これらのセンサ信号や指示信号に
基づき、電子装置が所定の判断処理を行い、各種のアク
チュエータを用いて、判断に応じた制御を実現する動作
を行なうようにしている。また、各種センサなどから得
られた情報や各機器の動作状況を、電子装置が適宜、表
示装置や報知装置を用いて、情報表示して報知したり、
異常を警告したりしている。
【0030】この電子ユニット3は、その放熱量が最も
大きい面を上方に向けた状態で、格納箱1に収容されて
いる。
【0031】本例においては、電子ユニット3は平箱形
状に形成され、電子ユニット3の表面積が最も大きい面
を上下方向に向けて、格納箱1に収容されている。した
がって、電子ユニット3が格納箱1内で占有する上下方
向の高さが最少となっている。
【0032】すなわち、この電子ユニット3の放熱量が
最も大きい面とは、電子ユニット3の作動による発熱が
伝達される電子ユニット3のケース外面を構成する各面
において、その面の平均的な温度とその面が有した表面
積とを積算し、これらの各面ごとの積算値のうち、最も
大きな積算値を有した面を選択している。
【0033】また、どの面が放熱量が最も大きい面とな
るかは、電子ユニット3自身の姿勢や、電子ユニット3
内の電子部品の種類とその作動頻度などにある程度依存
するが、上述したように回路基板上に電気・電子部品を
搭載した構成が主流となっていることから、部品が平面
上に多数配置されたことになるので、これらの部品が配
置された基板面に対向したケース面が選択されることに
なり、この面は、最も大きな表面積と有した面となって
いる。
【0034】なお、電子ユニット3の内部の電気・電子
部品の配置を、その最も表面積が大きな電子ユニット3
のケースの一面に、それらの作動熱を積極的に伝達させ
る構成とすることが好ましい。さらには、その面に温度
ムラ無く、ほぼ均一な温度分布となるような部品の配置
が望ましく、この場合には、その面から作動熱が伝達さ
れる後述する冷却体5との熱交換や、その後の冷却体5
と冷却空気との熱交換が不均一とならずに効率化される
とともに、熱が伝達される経路の部材に、熱負荷や熱疲
労を与えることが最小限となり、部材の耐久性を向上す
ることができる。
【0035】そして、格納箱1は、電子ユニット3が取
り外し可能に装着された冷却体5と、この冷却体5を内
部に収納する外箱本体6と上蓋体7とから構成され、冷
却体5に格納箱1外のダクトが接続できるとともに、電
子ユニット3に配線が接続できるようにしている。すな
わち、この格納箱1は、少なくとも1つ以上の電子ユニ
ットを、その放熱量が多い面を上方に向けた状態で収容
するとともに、電子ユニットの少なくとも上面に間隔を
設けて対向または接触され、冷却空気が通流される中空
状に形成された冷却体を収容している。
【0036】なお、少なくとも、箱本体6および上蓋体
7は、熱伝導性の良好なポリプロピレンやポリアミドな
どの合成樹脂が素材として用いられ、軽量化や低コスト
化を図るとともに、エンジン室などの高熱源体が設置さ
れた場所によって必要とされる耐熱性を十分に確保する
ようにしている。
【0037】すなわち、この箱本体6は、上方が開口さ
れ、その内形状が、電子ユニット3の外形状と相似で所
定に大きな箱形状に形成され、その高さが、電子ユニッ
ト3と冷却体5とを合計した高さよりも所定に高く設定
され、電子ユニット3と冷却体5とを上下に重ねて収容
できるようにしている。
【0038】さらに、電子ユニット3の接続コネクタ
(図示せず)に対向した箱本体6の側面の箇所には、円
形の開口形状に開口部6Aが形成され、この接続コネク
タに接続されるワイヤーハーネス(図示せず)用にグロ
メット型のシール部材4を取着できるようにしている。
【0039】すなわち、このシール部材4は、開口部6
Aに嵌着されるリング状の基部と、円錐状の中間部を介
して、基部に接続されたパイプ状の先端部とから構成さ
れ、このパイプ状の先端部により、ワイヤーハーネスを
保持できるようにしている。また、これらのシール部材
4の各部は、ゴムなどのように絶縁性を備え柔軟性に富
み弾性変形可能な素材を用いて、一体に形成されてい
る。
【0040】したがって、格納箱1に収容した電子ユニ
ット3を外部の機器にワイヤーハーネスを介して電気的
に接続する場合には、このワイヤーハーネスを箱本体6
に設けた開口部6Aを通過させる際に、このワイヤーハ
ーネス用のシール部材4をワイヤーハーネスと開口部6
Aとの間に介装させることにより、箱本体6の密閉性を
確保するとともに、ワイヤーハーネスの保護を図るよう
にしている。
【0041】上蓋体7は、箱本体6と同一な平面形状を
有し、その下側が開口された平箱形状に形成され、箱本
体6の上方開口を閉止できるようにしている。
【0042】また、冷却体5は、熱伝導性に優れた合成
樹脂を素材に用いて、その平面形状が、格納箱1に収容
された状態の電子ユニット3の平面形状と類似した形状
の中空体状に形成され、その底面の表面積が、少なくと
も、電子ユニット3の上面と同一か上面よりも大きな面
積に設定されている。
【0043】そして、この冷却体5の底面は、電子ユニ
ット3の上面に対して、熱伝達可能に所定の間隙を設け
て対向または接触され、この冷却体5の底面が受熱面9
とされている。
【0044】したがって、冷却体5の底面を、電子ユニ
ット3の放熱量が最も大きい上面に対向または接触させ
たことにより、自然対流などによって、その発生した熱
が集まりやすく、しかも、最大の表面積を備えた電子ユ
ニット3の上面から、電子ユニット3の作動熱を冷却体
5の受熱面9に伝達させているので、高い熱効率が得ら
れるようにしている。
【0045】また、この電子ユニット3からの熱の受熱
面9が、上蓋体7と箱本体6との接合部よりも、上下方
向で下方に位置させているので、格納箱1の外部からの
影響が減少され、電子ユニット3の上面から冷却体5の
受熱面9への安定した熱伝達を行なえるようにしてい
る。
【0046】なお、車両の走行や、エンジンなどのエン
ジン室内の各種機器の作動に伴う振動を電子ユニット3
に伝達させないために、電子ユニット3と冷却体5との
間に、ウレタンなどの柔軟で振動を吸収する部材を介在
させても良い。
【0047】また、冷却体5には、冷却空気の流入口1
1と流出口12とが一体に設けられるとともに、その内
部を区画形成することにより、冷却体5の側面に、流入
口11と流出口12とが互いに近傍に配置されている。
【0048】すなわち、これらの流入口11および流出
口12は、角形状の横断面形状を有したパイプ状に形成
され、冷却体5の側面の幅方向に間隔を設けた箇所か
ら、側面に直交する方向に、互いに平行に突出されて設
けられている。また、流入口11および流出口12は、
冷却体5内に連通されるとともに、その先端に、角形状
に開口された開口11aおよび開口11bが設けられて
いる。
【0049】また、冷却体5の流入口11および流出口
12に対応した箱本体6の側面には、その上方の開口端
部から切欠かれて矩形状に開口された開口部6Bが設け
られ、この開口部を通過させて、流出入口11,12の
先端が外部に突出されている。
【0050】さらに、この流入口11および流出口12
の突出された延在部の中間には、シール部材13が設け
られている。
【0051】すなわち、このシール部材13は、冷却体
5を格納箱1内に収納したときに、格納箱1の流入口1
1および流出口12から外壁に相対する箇所に取付けら
れ、その周囲に亘って所定量、鍔状に突出されて形成さ
れている。
【0052】また、このシール部材13は、例えば、ゴ
ムなどのように柔軟で弾性に富む素材を用いて、少なく
とも、箱本体6および上蓋体7の側壁の厚みよりも、厚
い厚みを備えている。また、このシール部材13には、
流入口11および流出口12を挿通させる貫通孔が設け
られ、この貫通孔が流出入口11,12のそれぞれ外周
に密着することにより、流出入口11,12とシール部
材13との間の防水・防塵性が確保されている。
【0053】さらに、このシール部材13は、その外周
縁の形状が、箱本体6に形成された開口部6Bの開口形
状と、概略同一な形状に形成され、僅か上方の基端が箱
本体6の周縁から突出するように形成されている。
【0054】したがって、箱本体6に上蓋体7を組み付
けると、上蓋体7によって、シール部材13の挿入方向
の基端側が、さらに挿入方向に押付けられるので、シー
ル部材13の挿入方向の先端部分が開口部6B側に押圧
され、両者間の隙間が無くなる。この結果、シール部材
13と開口部6Bとの間の防水・防塵性が得られるの
で、流入口11および流出口12を箱本体6に形成した
開口部6Bを通過させて格納箱1から突出させながら、
箱本体6と上蓋体7とからなる格納箱1としての密閉性
が十分に確保される。
【0055】また、この組み付け時には、流入口11お
よび流出口12用のシール部材13を別途、組付ける手
間を削減しているので、組み立て性を向上できる。
【0056】さらに、流入口11および流出口12が冷
却体5の側面に互いに近傍に設置して平行に突出したこ
とにより、箱本体6を通過させるために単独の開口部6
Bを箱本体6に形成することで済むので、箱本体6の加
工コストが削減され、箱本体6の強度や密閉性が低下す
ることを軽減できるとともに、シール部材13も一つで
済むので、部品点数を削減できる。
【0057】また、冷却体5の内部は、所定の流路を形
成するように区画されており、流入口11および流出口
12を任意の箇所に配置できるようにしているととも
に、この冷却体5と電子ユニット3との熱交換や、熱が
伝達された冷却体5と冷却空気との熱交換の効率を向上
できるようにしている。
【0058】すなわち、図6(a)に示すように、冷却
体5の内部は、冷却体5の側面に並べられた流入口11
と流出口12との中間で内側の壁面から、対向する壁面
の近傍まで伸ばされた中央隔壁5aによって、連絡箇所
を設けながら流入口11側と流出口12側とに区画さ
れ、一方の流入口11から他方の流出口12に至るま
で、冷却体5の全域を巡るU状の流路が冷却体5内に形
成されている。
【0059】したがって、このように冷却体5内に隔壁
5aを設けて区画して、冷却体5内に任意に流路を形成
したことにより、流入口11および流出口12を冷却体
5に設ける箇所が制約されないので、これらの流出入口
11,12自体や流出入口11,12に接続される給排
気用のダクトの配置を自由に変更でき、格納箱1が設置
される周囲の構造物や部品の配置に応じたダクトの引き
回しが可能となる。
【0060】また、冷却体5内に流入口11から流出口
12に至る単一の流路を区画形成するようにしたが、複
数の流路に一旦分岐し、分岐した流路が流出口12また
はその近傍で集合するように区画形成しても良い。
【0061】したがって、例えば、少なくとも、エンジ
ン室内の高熱源体であるエンジンからの輻射熱を避ける
ような箇所に、流入口11を設けることができ、この場
合には、輻射熱による冷却体5内に導入する冷却空気の
温度上昇を僅かでも抑制できるので、冷却性能を向上さ
せることができる。
【0062】さらに、流入口11および流出口12の開
口11a,12aが互いに近傍に配置されているので、
流入口11または流出口12に、それぞれ、冷却空気を
供給または排出する専用のダクト(図示せず)を接続す
るときには、各ダクトの取り付け・取り外し作業を容易
に行なうことが可能となる。また、両ダクトの取り付け
状態を確認する場合にも、両流出入口11,12の開口
11a,12aが一箇所にまとめられているので、視認
などによる確認作業を容易に行なうことができる。
【0063】なお、上記の具体例においては、冷却体5
に流出入口11,12を同一の側面から同一の方向に突
出させて設けた構成としたが、流出入口11,12の設
置する箇所や個数、その形状は、これに限定されるもの
ではない。
【0064】すなわち、上記の例においては、流入口1
1および流出口12が箱本体6から突出された構成とし
たが、箱本体6の外面と、流出入口11,12の開口1
1a,11b面が同一面となるように構成し、箱本体6
からの流出入口11,12の突出部分を削減した構成と
しても良い。
【0065】したがって、この構成によれば、流入口1
1および流出口12が外部に突出されないので、格納箱
1として突起物が少ないコンパクトで取扱いが容易なも
のとなる。
【0066】また、冷却空気を送給する流入口11また
は流出口12を複数設けても良く、それに応じて冷却体
5内の流路を複数の流路に区画形成しても良い。
【0067】したがって、この場合には、複数のダクト
から冷却空気を従前と同様な送給圧で供給しても、単位
時間当たりの格納箱1内を通過するる冷却空気の総量を
増大できるので、この増量された冷却空気による熱の運
び出し量も増加され、冷却性能を増強することができ
る。
【0068】さらに、流入口11および流出口12の格
納箱1からの突出部分の中間を屈曲させたり、湾曲させ
たりして、その流出入口11,12の開口11a,12
aが向いている向きを、流入口11および流出口12が
突出された向きと異ならせたり、開口11a,12a同
士で互いに異ならせた構成としても良い。
【0069】したがって、流入口11および流出口12
の開口11a,12aを互いに異なる方向に向けて構成
した場合には、流入口11または流出口12に、それぞ
れダクトを接続するときに、それぞれ取り付け方向が異
なるので、ダクトの取り付け性や取り外し性が十分に確
保されるとともに、取り付けミスが生じる機会を減少す
ることができる。
【0070】また、流入口11および流出口12の開口
11a,11bが有した開口形状を、同一に形成した
が、互いに異なる開口形状に形成しても良い。
【0071】したがって、この場合には、流入口11お
よび流出口21の開口11a,12aを互いに異なる開
口形状に形成したことにより、これに対応した異なる開
口形状に取り付け部を有したダクトを接続することにな
るので、ダクトの取り付けミスを防止することができ
る。
【0072】さらに、上記流路は、冷却体5に一体に形
成された隔壁5aではなく、別部材の仕切り板を設ける
ことにより、冷却体5内を区画して流路を形成しても良
い。さらに、この場合には、冷却体5内に流路を形成す
る部材が、別部材の仕切り板とされているので、この仕
切り板に、流路を形成する機能に加えて、冷却体5から
冷却空気への熱伝達を促進させる機能を持たせるように
しても良い。
【0073】すなわち、例えば、仕切り板に冷却空気の
流れ方向に沿った放熱フィンを設けることにより、冷却
風との接触面積を増大させた構成としてもよく、この場
合には、冷却体5を構成する部材から冷却空気への熱伝
達を促進させ、冷却効率を向上させることができる。
【0074】また、例えば、仕切り板に、複数の突起な
どを規則的にまたは不規則に設けることによって、通流
される冷却空気に適度の乱流を形成する構成としてもよ
く、この場合には、冷却体5の構成部材から伝熱されず
に温度上昇が少ない冷却空気の部分を、構成部材の放熱
箇所に接触させる機会を増大できるとともに、通流され
る冷却空気を攪拌することにより、温度上昇された部分
と未上昇の部分とを混合させて均一化できるので、冷却
空気が吸収できる熱量が増大され、冷却能力を向上させ
ることができる。
【0075】そして、流入口11から導入された冷却空
気は、流路に沿って、冷却体5内のほぼ全域を通過し
て、他方の流出口12に至り、排出される。
【0076】すなわち、このような流路が冷却体5内に
形成されていない場合には、図7(b)に示すように、
破線で囲んで示す冷却体5内の局所的な領域が、冷却空
気が通流されにくいことから、電子ユニット3から伝わ
った作動熱が滞留したホットゾーンとなってしまうとと
もに、この領域の熱的な飽和状態が持続されてしまうの
で、電子ユニット3から冷却体5への熱を伝達する経路
が部分的に削減され、冷却体5による冷却能力が最大限
まで発揮されないことになる。
【0077】これに対して、図7(a)に示す本構成に
よれば、流入口11から冷却体5内の少なくとも受熱す
る箇所を巡って流出口13に至る冷却空気の流路が区画
されて形成されたことにより、常に冷却体5内の電子ユ
ニット3から伝達された熱の大部分を冷却空気によって
運び去り続けることができるので、冷却体5の電子ユニ
ット3に対する冷却効率を向上することができる。
【0078】また、この流入口11には、冷却体5に外
気を供給するパイプ状の吸入ダクト(図示せず)が接続
される一方、流出口12には、冷却体5から供給された
外気を排出するパイプ状の排出ダクト(図示せず)が接
続されるようになっている。
【0079】そして、この流入口11に接続される吸入
ダクトの先端は、車両の前進方向先端の車体下部に設置
され、外気を導入できるようにしている。また、流出口
12に接続される排出ダクトの終端は、エンジン室内の
ラジエータ部(図示せず)に設けられたモータ駆動され
るファン(図示せず)の吸入側付近の箇所に配置されて
いる。したがって、ラジエータ部に設けられたファンの
回転動作に伴い、負圧が発生し、吸入ダクトから外気が
導入され、この導入された外気は格納箱1の冷却体5内
を通過し、排出ダクトの一端部からラジエータ部側に排
出される。
【0080】したがって、上記冷却体5においては、電
子ユニット3における一面として最大の表面積を備えた
上面が、冷却体5の底面となる受熱面9に対向しまたは
接触されているので、電子ユニット3の作動により生じ
た作動熱の大部分が、効率的に受熱面9に伝達される。
他方、外気すなわち冷却空気が、流入口11から冷却体
5に導入される。この冷却用空気は、その冷却体5内が
区画形成されていることにより、その下面、少なくとも
受熱面9の全域に接触するように導かれ、受熱面9から
熱を運び去り、その結果、電子ユニット3が間接的に空
冷される。この場合、電子ユニット3は、自然対流など
によって、その発生した熱が集まりやすく、しかも最大
の表面積を備えた上面から熱が運び去られることになる
ので、効率よく冷却される。
【0081】そして、電子ユニット3の熱が伝達され温
度が幾分上昇した冷却空気は、流出口12から格納箱1
の外部に排出される。
【0082】なお、電子ユニット3の冷却体5への固定
は、金属製または樹脂製のブラケットを冷却体5の所定
箇所に設けることにより行なっても良く、これに限ら
ず、ロック部材を設けて行なったり、ボルト・ナットの
組み合わせで締結したりしても良く、適宜、適切なもの
を選択することができる。
【0083】このように、上記の冷却体5では、冷却空
気が冷却空気の流路の内部のみを通流され、冷却空気を
電子ユニット3に直接接触させていないので、電子ユニ
ット3が冷却空気によって汚されるなどの影響を受ける
ことがなく、電子ユニット3を清潔に保つことができ
る。特に、例えば、外部からの冷却空気とともに冷却体
5内に運ばれた水分がエンジン室内の高温状態によって
気化した場合にも、この水蒸気が電子ユニット3に触れ
ること無く、そのまま格納箱1から排出されることにな
る。
【0084】また、上記の冷却体5では、電子ユニット
3の上面から熱を運び去って冷却しているので、効率よ
く冷却することができ、全体として格納箱6の大きさを
コンパクトなものとすることができる。特に、電子ユニ
ット3の最も表面積の大きな面を上方に向け、この上面
から作動熱を運び去るようにしているので、高い熱効率
を得ることができる。この結果、電子ユニット3の他の
面、つまり電子ユニットの周囲に冷却体を配置すること
が不要となるので、格納箱1としてコンパクト化を図る
ことができる。
【0085】さらに、電子ユニット3の最も表面積の大
きな面を上方に向けた姿勢で電子ユニット3を格納箱1
に収納していることにより、少なくとも、電子ユニット
3自体の高さが低くなるとともに、電子ユニット3の発
熱量や冷却空気の風量にもよるが、電子ユニット3に応
じた冷却体5自体の高さも低くて済むことになる。した
がって、箱本体6に上蓋体7を取り付けたときの格納箱
1の高さを、電子ユニット3を収納しながら、最も低く
設定することができる。
【0086】この結果、このような高さを押さえた格納
箱1によれば、格納箱1によってエンジン室内のラジエ
ータファンの風や走行風などに必要な通風性が低下する
ことが軽減され、エンジンの冷却効率が十分に得らるの
で、エンジンの能力をフルに発揮でき、車両の走行性能
の向上を図ることができる。また、エンジン室内の通風
性を損なうことが少ないので、格納箱1の配置の制約を
緩和することができ、他の機器などとを組み合わせたレ
イアウトの自由度を向上することができる。
【0087】さらに、箱本体6と上蓋体7との接合部に
は、図6(a),(b)に示すように、互いに噛み合う
凹凸部が設けられるとともに、その凹部の底部には、シ
ール部材23が固定されている。
【0088】すなわち、箱本体6の上方への開口端に
は、その壁の厚さ方向の略中央から、壁面に沿った上方
に向けて、所定の長さに突出された突条21が、その開
口周縁に沿って設けられ、その先端側の横断面形状が角
形状に形成されている。また、蓋部材9の下方への開口
端には、その付近の壁の厚みが外側に向けて増加される
とともに、上記突条21に対応して、その壁の厚さ方向
の略中央に、突条21の突出長さよりも僅かに長い深さ
の溝条22が、その開口周縁に沿って設けられ、その底
部側の横断面形状が四角形状の形成されている。
【0089】また、この溝条22の底部には、上記突条
21の先端により押圧されて弾性変形可能なシール部材
23が設置されている。
【0090】すなわち、このシール部材23は、その横
断面形状が角形状に形成され、溝条22の全周に亘っ
て、設置されている。また、このシール部材23には、
例えば、独立発泡させたゴムなどのように、柔軟な弾性
に富み防水性を有した素材が用いられている。
【0091】したがって、箱本体6と上蓋体7との接合
箇所に、突条21と溝条22とをそれぞれ設け、溝条2
2にシール部材23を設置し、箱本体6と上蓋体7とを
凹凸嵌合させた構成としたことにより、格納箱本体6と
上蓋体7とが組み付けられた後には、溝条22のシール
部材23が柔軟に突条21の先端に沿った形に変形し
て、突条21に密着するので、接合箇所に隙間が生じ
ず、また、外部からの水分や埃が侵入する経路に複数の
段差を設けたことになるので、水分や埃の通過が阻止さ
れ、箱本体6と上蓋体7との接合部に、格納箱1として
の密閉性を十分に確保することができる。
【0092】また、溝条22の底部にシール部材23を
設置したことにより、シール部材23が溝条22の奥深
くに位置して、外部に露出せずに保護されるので、シー
ル部材23自体の損傷を防止でき、シール部材23の密
閉性能を維持できるとともに、より柔軟な損傷しやすい
素材をシール部材23に用することができ、素材を選択
する幅が広がり、低コスト化か高性能化を図ることがで
きる。
【0093】さらに、上側の上蓋体7における箱本体6
との接合部に凹部を設けていることにより、つまり溝条
22が下向きに向けて設けられたことにより、溝条22
から微細な塵や埃の脱落が促進され、溝条22のゴミ詰
まりが回避される。
【0094】これとともに、箱本体6における上蓋体7
との接合部に凸部を設けていることにより、つまり突条
21が上向きに向けて設けられたことにより、突条21
から微細な塵や埃の脱落が促進され、突条21に微細な
ゴミなどが付着することが減少される。
【0095】これらの結果、電子ユニット3の点検整備
などにより、上蓋体7の箱本体6への着脱が繰り返され
ても、上蓋体7と箱本体6との接合部における微細なゴ
ミ詰まりが減少されるので、接合部の密閉性が確保で
き、格納箱1としての密閉性能を維持することが可能に
なる。
【0096】次に、本発明の格納箱1の他の具体例を説
明する。
【0097】なお、本具体例においては、冷却体の構成
を主に説明することにし、後述する他の具体例も同様
に、冷却体の構成を主に説明することにする。
【0098】図7(a)に示すように、本具体例の格納
箱1は、冷却体5Aと冷却体5Bとを、水平方向に直列
に配置し、これらの各冷却体5A,5Bにより冷却され
る少なくとも2つ以上の電子ユニット3A,3Bを格納
箱1に収納した構成とされている。
【0099】また、一方の冷却体5Aの側面には流入口
11が設けられ、他方の冷却体5Bの側面に流出口12
が設けられており、これらの冷却体5A,5Bは両者間
に設けられた連通路13により、その内部が連絡されて
いる。
【0100】なお、各冷却体5A,5Bの内部には、少
なくとも、その電子ユニット3A,3Bから受熱した箇
所の全てを巡る流路が区画して形成され、後述する他の
具体例も同様な流路が区画して形成されているものとす
る。
【0101】したがって、上記具体例と同様な効果を得
ることに加えて、本具体例の構成によれば、2つ以上の
電子ユニット3A,3Bを格納箱1に収納した場合に
も、上記具体例と同様に、それぞれの熱が集まりやすく
最大の表面積を備えた各電子ユニット3A,3Bの上面
を、各冷却体5A,5Bの底面である受熱面9a,9b
に、対向または接触させていることにより、各電子ユニ
ット3A,3Bの熱が各冷却体5A,5Bに効率的に伝
達されるので、冷却空気による電子ユニット3A,3B
の効果的な冷却が可能となり、高い冷却能力を得ること
ができる。この結果、各電子ユニット3A,3Bの他の
面、つまり各電子ユニット3A,3Bの周囲に冷却体を
配置することが不要となるので、格納箱1としてコンパ
クト化を図ることができる。
【0102】特に、格納箱1の高さが、上記具体例と同
様に、必要とされる最小限の高さを備えた構成にするこ
とができる。すなわち、格納箱1の高さは、電子ユニッ
ト3A,3Bのうちのどちらか高い方と、対向または接
触された電子ユニット3A,3Bの発熱量に応じて設定
された内部容積により規定された冷却体5A,5Bのう
ちのどちらか高い方との合計よりも、僅かに高い高さで
済むことになる。この結果、このような高さを備えた格
納箱1によれば、格納箱1によってエンジン室内の通風
性が低下することが軽減され、エンジンの冷却効率が十
分に得られることから、エンジンの能力がフルに発揮で
き、車両の走行性能を向上させることができる。
【0103】また、流入口11から流出口12に至るま
で、常に、ほぼ同一の平面内を冷却空気が通流され、冷
却空気の送流方向が上下に向けて変動せずに、左右方向
にのみ変動することになるので、各冷却体5A,5B内
を通過する冷却空気に対する上下方向の変動による影響
が無くなり、冷却空気の流量を、予め意図したとおりに
設定することが容易となる。
【0104】さらに、本発明の格納箱1の他の具体例を
説明する。
【0105】図7(b)に示すように、本具体例の格納
箱1は、冷却体5Cと冷却体5Dとを、垂直方向に重ね
て並列に配置し、これらの各冷却体5C,5Dにより冷
却される少なくとも2つ以上の電子ユニット3C,3D
を格納箱1に収納した構成とされている。
【0106】すなわち、上下に重ねて配置された冷却体
5C,5Dの一方の側面には、流入口11(図示せず)
と、この流入口11に連通され冷却体5C,5Dに分岐
する分岐路(図示せず)とが設けられ、流入口11から
導入された冷却空気を冷却体5C,5Dに分配するよう
にしている。
【0107】また、冷却体5C,5Dの他方の側面には
流出口12(図示せず)と、この流出口12に連通され
冷却体5C,5Dから集合する集合路(図示せず)が設
けられ、各冷却体5C,5Dから排出された冷却空気を
集合させて、流出口12から排出するようにしている。
【0108】したがって、上記具体例と同様な効果を得
ることに加えて、本具体例の構成によれば、流入口11
から導入された冷却空気を冷却体5Cと冷却体5Dとに
分配していることにより、各冷却体5C,5Dが、互い
に干渉せずに独立して冷却能力を発揮できることにな
り、これらの冷却体5C,5Dが対応した電子ユニット
3C,3Dも、同様に他方に影響されずに冷却されるの
で、冷却性能を安定して確保することができるととも
に、何らかの理由で一方の冷却能力が低下しても、他方
の冷却能力が低下させずに済み、耐障害性を確保でき、
冷却性能を向上することができる。
【0109】また、各冷却体5C,5D内に区画形成す
る流路によっては、流入口11から流出口12に至るま
での流路の長さを、冷却体5Cと冷却体5Dとで同一に
設定することにより、各冷却体5C,5Dの冷却能力を
同一に設定できるので、ほぼ同一の冷却を必要とする複
数の電子ユニット3C,3Dを格納箱1に収納して、簡
易に取り扱うことが可能となる。
【0110】さらに、2つの冷却体5C,5Dによっ
て、2つの電子ユニット3C,3Dを冷却する構成とし
ては、流路の長さが2倍化されずに、ほぼ単独の冷却体
が有した流路の長さに設定することができ、この場合に
は、冷却空気の送給圧に対する流路の長さによる流路抵
抗、つまり圧力損失が軽減されるので、冷却空気の送給
圧を高めることにより、効率的に各冷却体5C,5D内
の流量を増大させることができ、流量の増加による冷却
能力の増強を容易に行なうことができる。
【0111】また、冷却体5C,5Dおよび電子ユニッ
ト3C,3Dを上下に重ねた構成により、平面としての
設置面積が増大せずに、単独の電子ユニットと冷却体と
を配置した面積しか占有しないので、格納箱1を配置す
る条件を緩和することができる。
【0112】なお、上述した各具体例においては、電子
ユニット3の一面のうち、最も表面積が大きい一面を上
方に向けて上面とし、この上面に冷却体である冷却体5
の底面を間隔を設けて対向させ、または接触させた構成
としたが、これに限らず、電子ユニット3の用途や機能
によっては、電子ユニット3の最も温度が高くなる面を
上面としても良い。
【0113】したがって、この構成によれば、冷却空気
によって、電子ユニット3の温度が高くなる面で、しか
も、熱が集まりやすい上面から作動熱を運び去り続ける
構成となるので、電子ユニット3を効率的に冷却するこ
とが可能となり、十分な冷却性能を確保することができ
る。
【0114】また、例えば、電子ユニット3の用途や機
能に欠かせない重要部品の作動熱が伝わる面や、作動頻
度が高いために局所的に高温状態となる領域に対面した
面、作動熱が高く他の電子部品に熱の影響を与えること
を防止するために、または、作動時の温度条件が厳しく
他の電子部品から熱の影響を受けることを回避するため
に、隔離されて配置された部品に対面した面を選択して
も良く、各場合の不都合を未然に防止することが可能と
なる。
【0115】さらに、電子ユニット3の上面に冷却体5
の底面を間隔を設けて対向させ、または接触させた構成
としたが、これに限らず、上面以外の電子ユニット3の
周囲の側面のいずれか、または複数の面に相対させた冷
却空気の通路を、冷却体5を構成する部材を延在させる
ことにより確保した構成としても良い。特に、格納箱1
の外部から熱を受けやすい面に、冷却空気の通路を確保
した構成とすれば、この外部から熱による電子ユニット
3への影響を低減できるので、電子ユニット3を冷却す
ることにはならなくても、電子ユニット3の冷却性を確
保するのに十分に効果的である。
【0116】以上説明したように、上記構成の格納箱に
よれば、格納箱に冷却空気を通流する冷却体を収納し、
格納箱の外壁によって電子ユニットおよび冷却体を外部
から遮熱したことにより、電子ユニットの周囲に冷却空
気を通流する空間を大きく確保しなくても、冷却体によ
り電子ユニットを十分に冷却することが可能となるとと
もに、冷却体自体が小さくて済むことになるので、格納
箱のコンパクト化を図ることが可能となる。
【0117】また、冷却体を電子ユニットの上面に対面
させた構成により、電子ユニット内の自然対流などによ
って、その作動熱が集まりやすい上面から、冷却体内を
流れる冷却空気によって、熱を運び去り続けることがで
きるので、高い冷却効率を得ることができ、十分な冷却
性能を確保することができる。特に、電子ユニットの一
面のうち、最も表面積が大きな面を上面に向けているこ
とにより、電子ユニットから発生した作動熱の大部分が
効率良く電子ユニットから冷却体に伝達されるので、電
子ユニットの冷却性を向上させることができる。この結
果、高い冷却能力が得られるので、冷却体がさらに小さ
くて済むことになり、格納箱自体をより小型化すること
ができる。
【0118】また、格納箱がエンジン室内に設置された
場合には、格納箱が小型化されていることから、格納箱
の周囲の他の部品に干渉することが解消されるので、部
品の組み付け作業を容易に行なうことができるととも
に、室内の通風性を低下させること無く、エンジンの冷
却効率が維持できるので、エンジンの性能を十分に発揮
することができ、車両の走行性能を向上することができ
る。
【0119】また、流入口および流出口を、冷却体の側
面に、互いの近傍で平行に突出されて設けたことによ
り、これらの流入口及び流出口に接続される配管がほぼ
一箇所にまとめられるので、配管の取り付け性を向上す
ることができるとともに、配管が電子ユニットに接続さ
れる配線や周囲の構造物と干渉することを回避すること
ができ、設計の自由度を向上することができる。
【0120】さらに、近傍配置された冷却部の流入口及
び流出口を格納箱の外方まで延在して形成し、流入口及
び流出口を格納箱の壁部を通過させるために、格納箱に
単一の開口を設けたので、流入口及び流出口用に別々の
開口を2つ形成することに比べて、格納箱に設ける開口
箇所が一つで済み、加工コストを削減できるとともに、
格納箱の密封性や構造的な強度を向上できる。
【0121】また、流入口及び流出口の延在途中に、予
めシール部材を取り付けているので、外箱本体に電子ユ
ニットが装着された冷却部を組み込み、外箱本体に外箱
蓋を組み付けるだけで、流入口および流出口と格納箱の
開口との間にシール部材が介挿されて、これらの間を隙
間無く密封することが可能となり、組み立て時には、入
口及び出口用のシール部材を別途、組付けることが削減
され、組み立て性が向上できるとともに、シール部材も
一つで済むので、部品点数を削減できる。
【0122】さらに、冷却体内を区画して、冷却体内に
任意に流路を形成したことにより、流入口および流出口
を冷却体に設ける箇所が制約されないので、これらの流
出入口自体や流出入口に接続される給排気用のダクトの
配置を周囲の他の部品や構造物に応じて柔軟に変更で
き、ダクトの取り付け性を向上できるとともに、ダクト
が電子ユニットに接続される配線や周囲の他の部品、構
造物と干渉することを回避することができる。
【0123】さらに、格納箱を構成する箱本体と冷却体
の接合部が凹凸嵌合され、かつその凹部にシール部材を
配置したことにより、箱本体と冷却体とが組み付けられ
た後には、溝条のシール部材が弾性変形して突条に密着
することになり、接合部分に隙間が生じることが無くな
るとともに、凹凸嵌合により、接合部における外部から
内部への侵入経路に複数の段差が設けられたことになる
ので、水分や埃の侵入が阻止され、格納箱としての密閉
性を十分に確保することができる。
【0124】また、箱本体に対する上蓋体の接合部に溝
条を下向きに向けられて設けられたことにより、溝条内
に微細なゴミなどが詰まることが回避されるとともに、
上蓋体に対する箱本体の接合部に突条を上向きに向けら
れて設けたことにより、突条に微細なゴミなどが付着す
る機会が減少される。これらの結果、電子ユニットの点
検整備などにより、上蓋体の箱本体への着脱が繰り返さ
れても、上蓋体と箱本体との接合部における密閉性が確
保でき、収納箱としての密閉性能を維持することが可能
となる。
【0125】上述した各実施形態の構成と、この発明の
構成との対応関係を説明する。すなわち、格納箱1がこ
の発明の格納箱に相当し、電子ユニット3,3A,3
B,3C,3Dがこの発明の電子ユニットに相当し、冷
却体5,5A,5B,5C,5Dがこの発明の冷却体に
相当し、箱本体6がこの発明の箱本体に相当し、上蓋体
7がこの発明の上蓋体に相当し、流入口11がこの発明
の流入口に相当し、流出口12がこの発明の流出口に相
当し、突条21がこの発明の突条に相当し、溝条22が
この発明の溝条に相当し、シール部材23がこの発明の
溝条に設けられたシール部材に相当する。
【0126】なお、上記具体例は、電子部品からなる電
子装置をケースに格納した電子ユニットを格納箱に収納
した例を説明したが、比較的に大きな電流または電圧を
制御する電気部品、例えば、リレー、ヒューズ、コネク
タなどを納めたケースを格納箱に収納し、冷却してもよ
い。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、内部に冷却空気が通流されて電子ユニットを冷
却する冷却体を格納箱に収納したことにより、格納箱の
外部から冷却体への熱の影響が低減され、電子ユニット
の周囲に冷却空気を通流する空間を設けることを不要と
しながら、冷却体の冷却能力を十分に発揮できることに
なるので、冷却体自体の小型化を図ることが可能とな
り、十分な冷却性能を維持したまま格納箱をコンパクト
化することができる。
【0128】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、上蓋体内を区画して、上蓋体内に任意
に流路を形成したことにより、流入口および流出口を設
ける箇所が制約されずに済み、これらの流出入口自体や
流出入口に接続される給排気用のダクトの配置を自由に
変更できるので、格納箱が設置される周囲の構造物や部
品の配置に応じたダクトの引き回しが可能となり、ダク
トの取り付け性を向上できるとともに、ダクトを設置す
る自由度を向上することができる。
【0129】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
1または2の効果に加えて、流入口及び流出口に予めシ
ール部材が設けられているので、冷却体が収容されるの
に伴い、流入口および流出口と格納箱の開口との間にシ
ール部材が介挿されて、これらの間を隙間無く密封する
ことが可能となり、組み立て時には、入口及び出口用の
シール部材を別途、組付けることが削減され、組み立て
性が向上できるとともに、シール部材も一つで済むの
で、部品点数が削減され、コストダウンを図ることがで
きる。
【0130】また、請求項4の発明によれば、請求項1
ないし3のいずれかの効果に加えて、上蓋体の接合部に
溝条を下向きに設けたことにより、溝条内に微細なゴミ
などの詰まりが回避されるとともに、箱本体の接合部に
突条を上向きに設けたことにより、突条に微細なゴミな
どが付着する機会が減少されるので、電子ユニットの点
検整備などによって、上蓋体の箱本体への着脱が繰り返
されても、上蓋体と箱本体との接合部における密閉性が
確保でき、収納箱としての密閉性を維持することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一具体例の全体構成を示す主要部を
拡散して分解した斜視図である。
【図2】 本具体例の格納箱を示し、(a)は、その正
面図、(b)はその分解した状態の正面図である。
【図3】 本具体例の格納箱を示し、(a)は、その左
側面図、(b)はその分解した状態の左側面図である。
【図4】 本具体例の格納箱を示す平面図である。
【図5】 本具体例の格納箱に収容される冷却体を説明
し、(a)は、隔壁を設けた場合の冷却空気の流れを示
す平断面図、(b)は、隔壁を設けない場合の冷却空気
の流れを示す平断面図である。
【図6】 本具体例の箱本体と上蓋体との接合部の構成
を説明し、(a)は、その接合部分を示す拡大した部分
の横断面図、(b)は、その接合部分の拡大した部分の
一部を破断した斜視図である。
【図7】 本発明の他の具体例の冷却体と電子ユニット
の構成を説明し、(a)は、冷却体を直列に接続した概
略の構成を示す縦断面図、(b)は、冷却体を並列に接
続した概略の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…格納箱、 3,3A,3B,3C,3D…電子ユニ
ット、 5,5A,5B,5C,5D…冷却体、 6…
箱本体、 7…上蓋体、 11…流入口、 12…流出
口、 21…突条、 22…溝条、 23…溝条用シー
ル部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝亦 孝明 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 4E360 AB12 AB33 EA03 ED27 GA22 GA24 GA29 GB93 GB94 5E322 BA01 BA03 EA10 5G361 AA06 AB12 AC02 AC04 AD03 AE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品を収めた電子ユニットを収容
    し、外部から供給され外部に排出される冷却空気によ
    り、前記電子ユニットを冷却する電子ユニットの格納箱
    において、 少なくとも1つ以上の前記電子ユニットを収容するとと
    もに、 前記電子ユニットの少なくとも一面に間隔を設けて対向
    または接触され、前記冷却空気が通流される中空状に形
    成された冷却体を収容していることを特徴とする電子ユ
    ニットの格納箱。
  2. 【請求項2】 前記冷却体の任意の箇所に、前記冷却空
    気を導入する流入口および排出する流出口とが設けら
    れ、 前記流入口から流出口に至る流路が、冷却体内に区画さ
    れて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電子ユニットの格納箱。
  3. 【請求項3】 前記流入口または流出口が、前記格納箱
    の外壁に形成された開口を介して、格納箱の外部に連通
    されるとともに、 前記流入口または流出口に、前記開口と流入口または流
    出口との間を密封するシール部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電子ユニットの
    格納箱。
  4. 【請求項4】 前記電子ユニットおよび冷却体が、上側
    が開口された箱本体と、前記箱本体の上側開口を閉止す
    る上蓋体とからなる密閉体に収容され、 前記箱本体の上蓋体との接合部に、上方に突出された突
    条を形成するとともに、 前記突条に対応して、前記上蓋体の箱本体との接合部
    に、下方に向けた溝条を形成し、 さらに、前記溝条の底部に、前記突条に押圧されるシー
    ル部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の電子ユニットの格納箱。
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