JP2003109966A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003109966A
JP2003109966A JP2002218622A JP2002218622A JP2003109966A JP 2003109966 A JP2003109966 A JP 2003109966A JP 2002218622 A JP2002218622 A JP 2002218622A JP 2002218622 A JP2002218622 A JP 2002218622A JP 2003109966 A JP2003109966 A JP 2003109966A
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emitter
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JP2002218622A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamada
田 敬 山
Kazumi Ino
納 和 美 井
Sadayuki Yoshitomi
富 貞 幸 吉
Makoto Yoshimi
見 信 吉
Mamoru Terauchi
内 衛 寺
Tsuneaki Fuse
施 常 明 布
Shigeru Kawanaka
中 繁 川
Tomoaki Shino
智 彰 篠
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルク基板やSOI基板を用いたバイポーラ
トランジスタにおいて、寄生容量や寄生抵抗を十分に低
下することが可能で、同時に、構造・プロセスをともに
簡略化することにより、製造コストを大幅に上げること
なく高い性能を引き出すことを可能にする。 【解決手段】 第2の半導体層は、真性ベース領域と埋
め込み絶縁層とに接して設けられ真性ベース領域よりも
高いキャリア濃度を有する第2導電型の外部ベース領域
と、コレクタ領域と埋め込み絶縁層とに接して設けられ
コレクタ領域よりも高いキャリア濃度を有する第1導電
型のコレクタ引出し領域と、を有し、ベース電極は、層
間絶縁層に設けられた開口を介して外部ベース領域に接
続され、コレクタ電極は、層間絶縁層に設けられた開口
を介してコレクタ引出し領域に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係り、
特にエミッタとベースとコレクタとが半導体層中におい
て縦方向に配列してなるバイポーラトランジスタとして
の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のnpn型のバイポーラ
型トランジスタの構成を表す概略図である。すなわち、
同図のバイポーラトランジスタは、バルク基板上に形成
されたものであり、同図(a)は、その概略平面図、同
図(b)は、そのA−A’線概略断面図である。
【0003】同図のバイポーラトランジスタは、p型S
i基板101の上にn型の埋め込み拡散層102’を伴
ったn型Siエピタキシャル層を形成した特殊基板上に
形成されている。基板上には、トランジスタのべースと
コレクタとの間を分離する浅い素子分離領域103と、
トランジスタ間を分離する深い素子分離領域103’と
が形成されている。その上には、エピタキシャル技術に
よりべースとなるp型単結晶シリコン膜104が堆積さ
れている。さらに、その上には酸化シリコン膜105
と、外部べ一ス電極となるp型多結晶シリコン膜10
6、さらにべースとエミッタを絶縁分離するための絶縁
膜107が堆積され、104と106と107が一括し
てパターンニングされている。絶縁膜107の材料とし
ては、酸化シリコンや窒化シリコンなどが用いられるこ
とが多い。
【0004】ここで、トランジスタのべースとしてエピ
タキシャル技術によるp型単結晶シリコン膜104を用
いるのは、通常のイオン注入技術では困難な高濃度の薄
膜のp型拡散膜が容易に得られるからである。これによ
り、高いアーリー電圧の確保とともに、べース抵抗の低
減や、べース内少数キャリア走行時間の低減により高周
波特性を向上させることができる。このような104、
106、107の3層構造の構成は、コレクタ電極形成
部にも104′、106′、107′として設けられて
いるが、コレクタの場合には、単にコレクタn型層の一
部として利用しているのみで、選択的にリン(P)や砒
素(As)などのn型不純物を高濃度にイオン注入する
ことにより、n型化している。
【0005】エミッタコンタクト108は、絶縁膜10
7、p型多結晶シリコン膜106、酸化シリコン膜10
5を次々に選択エッチングして形成されており、外部べ
ースとの絶縁のため、側壁に酸化シリコンや窒化シリコ
ンなどからなる絶縁膜109が形成されている。エミッ
タ拡散層110’は、コンタクト内に形成した多結晶シ
リコン膜110に砒素(As)などのn型不純物を高濃
度にドーピングした状態での熱処理工程により、多結晶
シリコン膜110から不純物を熱拡散させることにより
形成する。その後、層間絶縁膜111に開口を設けてエ
ミッタ、べース、コレクタヘの配線用コンタクト11
2、113、114が形成され、これらを介してエミッ
タ電極115E、ベース電極115B、コレクタ電極1
15Cが形成されて素子の主要部分が完成する。
【0006】しかし、図14に示した従来のバイポーラ
トランジスタは、p型のシリコン基板101とn+ 型コ
レクタ領域102’とが極めて広い接合面積を有するた
めに、その接合容量が極めて大きく、消費電力の増大や
周波数特性などの諸特性を十分に改善することが困難で
あるという問題があった。
【0007】このような従来のいわゆるバルク型のバイ
ポーラトランジスタの欠点を改善するものとして、いわ
ゆるSOI基板上に形成されたバイポーラトランジスタ
が提案されている。
【0008】図15は、SOI基板上に形成された従来
のバイポーラトランジスタの構成を表す概略図である。
すなわち、同図(a)は、その概略平面図、同図(b)
は、そのA−A’線概略断面図である。
【0009】同図のバイポーラトランジスタは、p型シ
リコン基板101の上に埋め込み酸化膜101’を有す
るSOI(silicon on insulator)基板上に形成されて
いる。その要部の構成は、図14に関して前述したトラ
ンジスタと同様であるので、同一の符号を付して説明を
詳細な説明は省略する。
【0010】SOI基板上に形成したバイポーラトラン
ジスタは、図14に示したような従来のトランジスタと
比べてコレクタ102’と基板101との間の寄生容量
を大幅に低減することができるため、高い性能が期待で
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のバイポーラトランジスタは、その構造上、寄生抵抗や
寄生容量の低減に限界があり、高周波領域における増幅
動作などが不十分であるという問題があった。
【0012】また、その構造も複雑であり、必然的に製
造プロセスも煩雑であった。従って、製造コストが高
く、これにSOI基板を導入すると、さらにコストが高
くなってしまうという問題もあった。
【0013】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的は、バルク基板やSOI基板を用いた
バイポーラトランジスタにおいて、寄生容量や寄生抵抗
を十分に低下することが可能で、同時に、構造・プロセ
スをともに簡略化することにより、製造コストを大幅に
上げることなく高い性能を引き出せる半導体装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の半導
体装置は、第1の半導体層と、前記第1の半導体層の上
に設けられた埋め込み絶縁層と、前記埋め込み絶縁層の
上に選択的に設けられた第2の半導体層と、前記第2の
半導体層の周囲において前記埋め込み絶縁層の上に設け
られた素子分離絶縁層と、前記第2の半導体層の上に設
けられた層間絶縁層と、ベース電極と、コレクタ電極
と、を備え、前記第2の半導体層は、その表面に選択的
に設けられた第1導電型のエミッタ領域と、前記エミッ
タ領域に接してその下に設けられた第2導電型の真性ベ
ース領域と、前記真性ベース領域と前記埋め込み絶縁層
とに接して前記真性ベース領域の下に設けられた第1導
電型のコレクタ領域と、前記真性ベース領域と前記埋め
込み絶縁層とに接して設けられ前記真性ベース領域より
も高いキャリア濃度を有する第2導電型の外部ベース領
域と、前記コレクタ領域と前記埋め込み絶縁層とに接し
て設けられ前記コレクタ領域よりも高いキャリア濃度を
有する第1導電型のコレクタ引出し領域と、を有し、前
記ベース電極は、前記層間絶縁層に設けられた開口を介
して前記外部ベース領域に接続され、前記コレクタ電極
は、前記層間絶縁層に設けられた開口を介して前記コレ
クタ引出し領域に接続されていることを特徴とする。す
なわち、ベース電極取り出し用のp+型拡散層とコレク
タ電極取り出し用のn+型拡散層とを、共にメサ状のシ
リコン層内の同一平面上に形成することにより、最もシ
ンプルでお互いのオーバーラップが無く、寄生容量を大
幅に低減したバイポーラトランジスタを実現できる。
【0015】ここで、前記第2の半導体層は、前記エミ
ッタ領域からみて前記外部ベース領域と反対側に堀込ま
れた段差部分を有し、前記掘込まれた段差部分の側面に
前記真性ベース領域が露出していることを特徴とする。
すなわち、ベース電極取り出し部とは反対側において、
真性エミッタと真性ベース領域とを浅いトレンチで分離
することにより、寄生バイポーラ領域が無く、ベース・
コレクタ耐圧が高い素子を実現できる。
【0016】また、前記真性ベース領域は前記外部ベー
ス領域を取り囲むようにその周囲に設けられ、前記コレ
クタ引出し領域は、前記コレクタ領域からみて前記外部
ベース領域とは反対側に設けられていることを特徴とす
る。すなわち、トランジスタの平面パターンを、最も内
側にベース、その周囲にエミッタ、その外側にコレクタ
の順に配置することにより、ベース抵抗や容量を低減
し、コレクタ抵抗も低減し、エミッタ面積を有効に増大
できる理想的なトランジスタを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置の構成を表す概略図である。すなわち、同図
は、SOI基板上に形成したnpn型バイポーラトラン
ジスタを表し、同図(a)は、その概略平面図、同図
(b)は、そのA−A’線概略断面図である。
【0019】本実施形態においては、SOI層1”に、
真性コレクタ領域となるn- 拡散層領域2と、コレクタ
電流をコレクタ電極15Cまで引き出すためのn+ 拡散
領域2’とが形成されている。そして、SOI層1”の
上には、エピタキシャル技術によりベース領域となるp
型単結晶シリコン膜4が形成され、その上に形成された
多結晶シリコン膜10からの固相拡散によりエミッタ拡
散層10’が形成されている。このようにして形成され
たエミッタ、コレクタ、ベースの各領域は、それぞれエ
ミッタ電極15E、コレクタ電極15C、ベース電極1
5Bにそれぞれ接続されている。
【0020】本実施形態の特徴のひとつは、べースの構
造にある。すなわち、外部べース領域(ベース引出し領
域)4bも真性べース領域4aと同様にしてp型単結晶
シリコン膜4を用い、ボロンのイオン注入などでp+
に低抵抗化して形成されている。単結晶シリコン膜4の
上には、深い素子分離領域を兼ねた層間絶縁膜3’が堆
積されている。層間絶縁膜3’の上には、さらに層間絶
縁膜11が積層され、エミッタコンタクト12、ベース
コンタクト13およびコレクタコンタクト14のコンタ
クト開口を介して、電極15E、15B、15Cが形成
されている。
【0021】また、べースコンタクト13までの経路の
さらなる低抵抗化のために、窒化シリコン膜5をマスク
としてシリサイド層16が形成されている。なお、この
場合、p型単結晶シリコン膜4の形成方法は、従来例の
ように、エピタキシャル技術を用いても良く、または、
アモルファスシリコンや多結晶シリコンを堆積してボロ
ン(B)などの不純物をイオン注入などによりドーピン
グし、少なくとも真性ベース領域4aをアニールにより
単結晶化して形成しても良い。また、マスク材として
は、酸化シリコン膜を用いることもできる。
【0022】このような構成により、従来例で必要とさ
れる多段層のべースの加工や、エミッタコンタクト10
8の側壁絶縁膜109の形成などが必ずしも必要でな
く、構造とプロセスとが簡略化されている。
【0023】また、エミッタ面積を削減するために図1
5に示したような側壁絶縁膜を形成したとしても、図1
5に示した従来のSOI基板上のバイポーラトランジス
タと比較して、エミッタと外部べース間の寄生容量を大
幅に低減できるので、トランジスタの高周波特性を向上
できる。
【0024】コレクタコンタクト14の周辺において
は、本実施形態では、あらかじめ薄い酸化膜や窒化膜な
どの絶縁膜17で保護しておくプロセスを用いることで
p型単結晶シリコン膜4が形成されない様にしている。
しかし、従来例のように、全面に単結晶シリコン膜4を
形成し、後でn型にドーピングしても構わない。ただ
し、本実施形態のようにすることで、真性コレクタ領域
となるn−拡散層2とコレクタコンタクト14を形成す
るコレクタ電極取り出し部間の素子分離領域3の上での
p型単結晶シリコン膜4のスペース加工が不要となり、
素子分離領域の幅の微細化が可能となる。
【0025】なお、説明の便宜上図示していないが、実
際は、p型単結晶シリコン膜4からの不純物が真性コレ
クタ領域2側へ多少拡散するために、べース・コレクタ
接合は、SOI層1‘’の内部にわずかにずれて形成さ
れる。また、本実施形態は、SOI基板でなく、従来の
バルク基板を用いたバイポーラトランジスタについても
同様に適用することができる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0027】図2は、本発明の第2の実施形態に係る半
導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを示
す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はそ
のA−A’線断面図である。本実施形態については、図
1に関して前述した実施形態と同様の部分については、
同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0028】本実施形態においては、エミッタ形成を最
上層のコンタクト形成とマージした構造を有する点が特
徴的である。このため、層間絶縁膜工程を1層分削減で
きる。その形成プロセスとしては、べース領域4a、4
bの形成後に層間絶縁膜11を堆積し、まず、エミッタ
ヘのコンタクト12を開孔する。すなわち、平面図に示
すようなフォトレジストをマスクに層間絶縁膜11をエ
ッチングし、さらに露出した窒化シリコン膜や酸化シリ
コン膜或いはそれらの複合膜である絶縁膜5をエッチン
グしてエミッタコンタクト12を開孔する。
【0029】その後、前述の場合と同様に多結晶シリコ
ン膜10を堆積し、砒素などのn型不純物をイオン注入
などの方法でドーピングし、熱処理工程により拡散、活
性化させて、p型単結晶シリコン膜4の真性ベース領域
4aの中央部にエミッタとなるn+ 型拡散領域10’を
形成する。
【0030】その後、べースコンタクト13あるいはコ
レクタコンタクト14を開孔し、所定の配線プロセスを
適用する。本実施形態においては、電極15E、15
B、15Cの加工と同時に多結晶シリコン膜10を加工
するようにしても良く、または、予めCMP(chemical
mechanical polishing )などにより、表面の多結晶シ
リコン層10は取り除いた状態で電極形成工程に入るよ
うにしても良い。
【0031】また、エミッタ形成に際しては、多結晶シ
リコン膜10を設ける代わりに、p型単結晶シリコン膜
4の上へのシリコンの選択成長技術を用いれば、前述し
た従来どおりの配線工程を同様に適用することもでき
る。
【0032】また、多結晶シリコン膜10の上に図示し
ないシリサイド膜などを形成しても良い。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0034】図3は、本発明の第3の実施形態に係る半
導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを示
す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はそ
のA−A’線断面図である。本実施形態については、前
述した各実施形態と同様の部分については、同一の符合
を付して詳細な説明を省略する。
【0035】本実施形態では、コレクタ電極15Cのコ
ンタクト部14を浅い素子分離領域3の底部まで延在さ
せて形成している。このため、図1に関して前述したよ
うなp型単結晶シリコン膜4のコレクタ部保護膜17が
不要となり、さらに工程の短縮化を図れるとともに、コ
レクタコンタクト14を、真性コレクタ領域2に対して
フォトリソグラフィ工程のマスク合わせ精度程度まで近
づけて形成できるため、コレクタ抵抗の低減が可能とな
り、素子を微細化することもできる。
【0036】また、本実施形態では、第2実施形態にお
いて説明したように、エミッタ形成を選択シリコン層1
8を介して行っている。すなわち、単結晶シリコン膜4
の上に形成した窒化シリコン膜などのマスク5にエミッ
タ開口を設け、このエミッタ開口の部分のみに選択的
に、シリコン膜18を成長させる。このシリコン膜18
からn型不純物を固相拡散させることにより、エミッタ
領域10’を形成することができる。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0038】図4は、本発明の第4の実施形態に係る半
導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを示
す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はそ
のA−A’線断面図である。本実施形態についても、前
述した各実施形態と同様の部分については、同一の符合
を付して詳細な説明を省略する。
【0039】本実施形態では、SOI層1”の膜厚を、
真性コレクタ領域となるn- 領域が埋め込み酸化膜1’
に達するまで薄くしている。このため、コレクタ電流の
取り出しのためのn+ 拡散層領域2’を真性コレクタ領
域2の両側に分断して設け、それぞれにコレクタコンタ
クト14を形成している。もともと、バイポーラトラン
ジスタの高注入状態では、電流のクラウディングが生
じ、コレクタ電流は、真性コレクタ領域の周辺を介して
流れるようになるため、同図に示したように電流引き出
し用のn+ 拡散層2’が真性領域の直下に形成されてい
ない本構造でも、駆動能力上の不具合は少ない。また、
素子分離領域3をLOCOS(local oxidation of sil
icon)を用いて形成することで、LOCOS特有の流線
的なエッジ形状によりトレンチ分離に比べコレクタへの
電流が流れやすくなるものと考えられる。
【0040】なお、n+ 拡散層2’の形成に関しては、
予めフォトマスクを用いてイオン注入により形成してお
いても良く、または、コレクタコンタクト14を開孔し
た後に選択的にイオン注入して形成しても良い。また、
本実施形態では、図4(a)に示したように、外部ベー
スは、コレクタコンタクト14の取り出し方向と直交す
る方向に取り出して設置している。これにより、外部べ
ースとコレクタn+との間の平面的な重なりを大幅に減
らすことが出来るため、外部べースの下の素子分離絶縁
膜3の膜厚を薄くしても、寄生容量の増大という問題を
抑制することができる。その結果として、例えば図示し
たような薄いLOCOS(local oxidation of silico
n)酸化膜3を用いても問題なくなる。
【0041】また、本実施例のように、真性コレクタ2
を埋め込み酸化膜1’に達するように形成すると、SO
I層1”の膜厚によってはべース・コレクタ接合の空乏
層が埋め込み酸化膜まで達する程度になる可能性があ
る。本来、エミッタとコレクタとのパンチスルー耐圧を
維持するためには、この空乏層を極力コレクタ側に伸ば
す必要がある。空乏層が下方向に埋め込み酸化膜1’ま
で達しても、横方向に伸びる余地があるので、大きな耐
圧の劣化は無いが、コレクタ抵抗の低減のためにn-
域が狭められると、支障が生じることが考えられる。そ
の場合、図4に示したようにp型基板1の少なくとも真
性コレクタ領域2の下の部分を真性コレクタと同様にn
- 型としてコレクタと同電位などの所定の電位に設定す
ることにより、空乏層は埋め込み酸化膜1’を介してさ
らにシリコン基板1中に伸びることができ、上記の問題
を解消できる可能性がある。なお、コレクタと同電位に
する場合はコレクタ基板間の寄生容量も抑制するとがで
きる。
【0042】また、本実施形態においては、エミッタ部
の多結晶シリコン10をCMPなどでエッチングしてコ
ンタクトホールの内部にとどめるようにしている。
【0043】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0044】図5は、本発明の第5の実施形態に係る半
導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを示
す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はそ
のA−A’線断面図である。本実施形態についても、前
述した各実施形態と同様の部分については、同一の符合
を付して詳細な説明を省略する。
【0045】本実施形態においては、コレクタコンタク
ト部14において素子分離絶縁膜3を取り除き、n+
散層2’の形成を素子分離絶縁膜3をマスクにして形成
するようにしている。これにより、n+ 型領域2’とベ
ース・コレクタ接合との間の距離が対称となり、特性の
ばらつきなどを解消できる。
【0046】また、本実施形態では、単結晶シリコン膜
4とシリサイド16をコレクタ部にも形成しており、こ
れにより、薄膜SOI層を用いてもコレクタ抵抗を十分
に低減できる。また、べース電流とコレクタ電流を上か
ら見て放射状に流すような平面パターンを採用してお
り、これにより電流のクラウディングによる抵抗の増大
を最大限に抑えることができる。本実施形態では、3方
向でコレクタ電流を流し、1方向は、べース電極取り出
しに用いているが、4方向に電流を流すようにしても良
い。
【0047】図6は、このように4方向に電流を流すよ
うにしたトランジスタの透視平面パターンを例示した概
略図である。すなわち、同図においては、エミッタコン
タクト8が中央に設けられ、エミッタの多結晶シリコン
膜10が図中の右下方向に延在して形成されている。ま
た、エミッタコンタクト8の周囲には、ベースとなるp
型シリコン膜4が取り囲み、図中の左下方向に延在して
形成されている。さらに、その周囲の4方向にコレクタ
電極15Cがそれぞれ形成されている。このような電極
パターンとすれば、エミッタを中心とした4方向にコレ
クタ電流を流すことができるようになり、電流のクラウ
ディングによる抵抗の増大を極めて効果的に抑制するこ
とができるようになる。
【0048】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。
【0049】図7は、本発明の第6の実施形態に係る半
導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを示
す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はそ
のA−A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断面
図である。本実施形態についても、前述した各実施形態
と同様の部分については、同一の符合を付して詳細な説
明を省略する。
【0050】本実施形態においては、ベース引出し電極
となるp型単結晶シリコン層4に対するシリサイドの形
成に特徴を有する。すなわち、もともとマスク材5と単
結晶シリコン層4とを同一のリソグラフィ工程を用いて
加工している。このため、単結晶シリコン膜4の上には
マスク材5が積層されている。サリサイドによるシリサ
イド膜16は、単結晶シリコン膜4を露出させた外周部
にのみ選択的に形成されている。これによりマスク材5
の加工が不要となり工程を簡略化することができる。ま
た、もともと真性べース領域4aやエミッタ領域10’
にシリサイドが形成されないようにマスク材5を形成し
ていたが、本実施形態ではマスク材5と真性ベース領域
4aあるいはエミッタコンタクト8との合わせ余裕が不
要となり、素子の微細化が可能となる。
【0051】図8および図9は、本実施形態の半導体装
置の製造方法を表す要部工程断面図である。まず、単結
晶または多結晶などのシリコン膜4の上にマスク材5と
しての酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜あるいは
これらの複合膜を堆積した後に、図8に示したようにこ
れらを同一のレジストマスクで加工する。この時に、レ
ジストマスクの形成直後から図8の状態になってからの
いずれかの時点においてマスク材5を等方的にエッチン
グ後退させて、シリサイド16の形成領域を制御するこ
とも可能である。
【0052】この後、図9に示したように、サリサイド
法などを用いてシリコン膜4の周辺部に沿ってシリサイ
ド膜16を形成する。このようにシリサイド16をシリ
コン膜4の外周のみに形成したのではベースの引出し抵
抗を十分に低減できないように思われる。しかし、先に
説明したように、本発明によれば、素子の微細化が可能
であり、特に、図8に符合Aで示した間隔を微細化する
ことにより、周辺シリサイド部16と真性ベース領域4
aとの距離を小さくすることができる。このため、本実
施形態によっても、ベース抵抗を十分に低下させること
が可能である。
【0053】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。
【0054】図10は、本発明の第7の実施形態に係る
半導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを
示す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)は
そのA−A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断
面図である。本実施形態についても、前述した各実施形
態と同様の部分については、同一の符合を付して詳細な
説明を省略する。
【0055】これまでに説明した各実施形態において
は、真性ベース領域4aとベース引出し領域4bとをp
型単結晶シリコン層4を用いて形成した。これは、バル
ク基板を用いた従来技術をそのまま援用できるようにし
たものであり、このときベース電極引出し領域4bの下
に厚い絶縁膜(素子分離領域3)を介することで、ベー
ス引出し領域4bへの寄生容量を低減している。しかし
ながら、SOI基板上での素子を構成する場合には、こ
の厚い絶縁膜3の役割をSOI基板の埋め込み酸化膜
1’が兼ねるような構造とすることで、素子分離領域3
および3’が不要となり、さらに簡略化された構造、プ
ロセスを実現することができる。
【0056】図10に示した実施形態においては、埋め
込み絶縁膜1’の上のシリコン層1”がメサ状に加工さ
れ、その周囲は、STI(shallow trench isolation)
のような埋め込み酸化層30により素子分離されてい
る。メサ状のシリコン層1”の表面付近には、真性ベー
ス領域22と真性エミッタ領域10’とが形成されてい
る。真性ベース領域22の下には、コレクタ領域21が
設けられ、n+ 型拡散層2を介してコレクタ電極15C
に接続されている。また、真性ベース領域22は、p+
型のベース引出し領域23を介してベース電極15Bに
接続されている。また、真性エミッタ領域10’は、シ
リコン膜10を介して、エミッタ電極15Eに接続され
ている。
【0057】ここで、真性ベース領域22と真性エミッ
タ領域10’とは、例えば、低加速電圧でのイオン注入
やエピタキシャル技術あるいは固相拡散などの種々の方
法により形成することができる。ここでは、真性ベース
領域22は、ボロン(B)のイオン注入、エミッタ領域
10’は、エミッタコンタクト8中に形成した多結晶シ
リコン膜10にイオン注入によりドーピングした砒素を
熱処理工程によって固相拡散させることにより形成す
る。
【0058】本実施形態において特徴的な点は、コレク
タ電極引出し用のn+ 型拡散層2とベース電極取り出し
用p+ 型拡散層23とがメサ状のシリコン層21の上、
つまり同一平面上に形成されている点である。これによ
り、これらの引出し電極を階層構造とする必要がなくな
り、構造をはるかに簡略化することができるとともに、
これらの拡散層の間の寄生容量もベース電極取り出し用
+ 拡散層23のコレクタ側のエッジ成分のみに限定す
ることができ、寄生容量を大幅に低減することができ
る。これにより、簡略な構成で高周波特性が良好なトラ
ンジスタを実現できる。
【0059】次に、本発明の第8の実施の形態について
説明する。
【0060】図11は、本発明の第8の実施形態に係る
半導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを
示す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)は
そのA−A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断
面図である。本実施形態についても、前述した各実施形
態と同様の部分については、同一の符合を付して詳細な
説明を省略する。
【0061】本実施形態は、図10に関して前述した第
7実施形態の変形例である。すなわち、図10(b)に
示したように、第7実施形態においては、ベース電極取
り出しp+ 拡散層23を真性エミッタ拡散層10に対し
て片側のみに形成している。このため、図10(b)に
おいて符合Aで示した領域、つまりベース引出し用のp
+ 拡散層23とは反対側では、真性ベース領域22にベ
ース電位がうまく伝わらず、バイポーラアクションが生
じにくい場合もあり得る。
【0062】これに対して、本実施形態においては、図
11(b)に示したように、この領域に堀り込み段差部
24を形成して、ベース電位が伝わりにくい領域を削除
している。すなわち、この堀込み段差部分24の側面に
は、真性ベース領域22が露出している。
【0063】このとき、エミッタコンタクト8中の多結
晶シリコン10と堀り込み24をセルフアライン的に形
成する場合は、図12に示したように、エミッタコンタ
クト8となる部分を予め窒化シリコン膜などのエミッタ
部マスク材25を形成しておき、これとレジストとをマ
スクにしてシリコンをエッチングすることで堀り込みを
形成し、その後層間絶縁膜を堆積した後に、CMPなど
で平坦化して、このマスク材25の頭を出した後、マス
ク材を選択的に除去することによりミッタコンタクト8
を開口し、多結晶シリコンを形成するようにすれば良
い。
【0064】本実施形態によれば、寄生バイポーラ部が
なくなるため、高周波特性がさらに改善される。また、
コレクタ取り出し用n+拡散層2と真性ベース領域22
との実効的な距離を遠ざけることも同時にできるので、
ベース・コレクタ間の耐圧も向上し、安定した動作が可
能となる。
【0065】また、図11および図12においては、エ
ミッタ領域10’の片側をコレクタ引出し領域2の端ま
で堀込む場合を例示したが、本発明はこれに限定されな
い。例えば、この他にも、エミッタ領域10’の片側か
らコレクタ領域21の一部に渡って部分的にエッチング
して、溝状の堀込み段差部を設けても良い。このように
した場合には、コレクタ引出し領域2の上面は、エッチ
ングされないので、ベース引出し領域23とコレクタ引
出し領域2との上面を同一の高さに維持することができ
る。
【0066】次に、本発明の第9の実施の形態について
説明する。
【0067】図13は、本発明の第9の実施形態に係る
半導体装置としてのnpn型バイポーラトランジスタを
示す図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)は
そのA−A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断
面図である。本実施形態についても、前述した各実施形
態と同様の部分については、同一の符合を付して詳細な
説明を省略する。
【0068】本実施形態は、前述した第8実施形態のさ
らなる変形例である。すなわち、その構成は、基本的に
は、図11に示したものと類似するが、平面パターンに
特徴を有する。すなわち、ベース電極取り出しp+拡散
層23を中心にして、その外側にエミッタ領域10’、
さらにその外側にコレクタ取り出し領域2を形成してい
る。さらに具体的には、メサ状のシリコン層1”の中央
部には、ベース引出し用のp+ 型拡散領域23が設けら
れ、ベース電極15Bに接続されている。その外側に
は、エミッタ領域10’が表面部分に形成され、その下
に、真性ベース領域22、コレクタ領域21がそれぞれ
形成されている。エミッタ領域10’は、多結晶シリコ
ン膜10を介してエミッタ電極15Eに接続されてい
る。これらの外側のシリコン層の表面には、堀り込み2
4が設けられ、その外側には、コレクタ引出し用のn+
型拡散層2が形成され、コレクタ電極15Cに接続され
ている。
【0069】本実施形態によれば、エミッタの面積を増
大しても、一番内側のベースの面積およびコレクタ側の
周辺長さがあまり増大しないため、高周波特性を制限す
るベース抵抗やベース容量の増大を抑制することができ
る。さらに、コレクタ側は、放射状に拡がっているの
で、たとえ、掘り込み24によって薄膜化してもコレク
タ抵抗を低く維持することができる。以上説明した構成
上の特徴により、寄生容量と寄生抵抗を効果的に低減す
ることができ、より優れた高周波特性を実現することが
できる。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、以下に説明する効果を奏する。まず、本発明によれ
ば、真性べース領域および外部べース領域を、選択的に
表面をシリサイド化した単一膜で形成することにより、
エミッタと外部べ一ス間の寄生容量を削減できるととも
に、工程が簡略化され、また、平坦性の良い構造が実現
できる。
【0071】また、本発明によれば、エミッタ形成を配
線用コンタクト形成プロセスと同時に行うことにより、
層間工程を1層削減でき、コスト削減が図れる。
【0072】さらに、本発明のよれば、コレクタ電極用
コンタクトを素子分離領域上に形成することにより、コ
レクタコンタクトを、マスクの合わせ精度程度まで真性
コレクタ領域に近づけられるため、コレクタ抵抗の上昇
を極力低減できる。さらに、構造と工程がシンプルにな
り、製造も容易となる。
【0073】さらに、本発明によれば、コレクタコンタ
クトをエミッタからみて2以上の方向に設置し、べース
からコレクタヘの空乏層が埋め込み酸化膜まで達するま
で、薄いSOI層を用いてバイポーラトランジスタを構
成することにより、複数方向に設置したコレクタコンタ
クトにより、コレクタ電流のクラウディングを抑えら
れ、真性コレクタ部の空乏層が埋め込み酸化膜まで達し
ても、十分な駆動能力が得られ、このように薄膜するこ
とにより、例えば薄膜であることが必須な高性能CMO
Sデバイスを同一チップ上に形成する上で、非常にマッ
チングが良くなる。
【0074】また、本発明によれば、少なくとも、べー
ス直下の埋め込み酸化膜下の基板の導電型をコレクタと
同一とし、かつ、べース不純物濃度に対して桁違いに低
濃度に設定することにより、SOI基板の膜厚が薄くな
り、べース直下の空乏層が埋め込み酸化膜に達しても、
さらに埋め込み酸化膜を介して基板に伸びるため、べー
ス側への空乏層の伸びを押さえ、エミッタ・コレクタ間
の耐圧を悪化させずにSOI基板の薄膜化が図れる。
【0075】また、本発明によれば、真性トランジスタ
領域の複数の側を取り囲む様に同じ分離幅の素子分離領
域を形成することにより、真性領域を取り囲むコレクタ
+拡散層を真性領域に対して等しい距離を保って形成
でき、安定な素子特性が得られる。
【0076】また、本発明によれば、ベース引出し領域
の外周部にセルフアライン的にシリサイド層を設けるこ
とにより、ベース抵抗を効果的に低減し、素子の微細化
も容易となる。
【0077】また、本発明によれば、ベース電極取り出
し用のp+ 型拡散層とコレクタ電極取り出し用のn+
拡散層とを、共にメサ状のシリコン層内の同一平面上に
形成することにより、最もシンプルでお互いのオーバー
ラップが無く、寄生容量を大幅に低減したバイポーラト
ランジスタを実現できる。
【0078】さらに、本発明のよれば、ベース電極取り
出し部とは反対側において、真性エミッタと真性ベース
領域とを浅いトレンチで分離することにより、寄生バイ
ポーラ領域が無く、ベース・コレクタ耐圧が高い素子を
実現できる。
【0079】また、本発明によれば、トランジスタの平
面パターンを、最も内側にベース、その周囲にエミッ
タ、その外側にコレクタの順に配置することにより、ベ
ース抵抗や容量を低減し、コレクタ抵抗も低減し、エミ
ッタ面積を有効に増大できる理想的なトランジスタを実
現できる。
【0080】以上詳述したように、本発明によれば、S
OI基板やバルク基板を用いたバイポーラトランジスタ
において、寄生容量や寄生抵抗を効果的に軽減し、素子
を微細化し、同時に、構造・プロセスをもシンプル化す
ることにより、製造コストも低減すことができる半導体
装置を提供することができ、産業上のメリットは多大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
構成を表す概略図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置とし
てのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であり、
同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−A’線
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置とし
てのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であり、
同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−A’線
断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る半導体装置とし
てのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であり、
同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−A’線
断面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係る半導体装置とし
てのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であり、
同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−A’線
断面図である。
【図6】4方向に電流を流すようにしたトランジスタの
透視平面パターンを例示した概略図である。
【図7】本発明の第6の実施形態に係る半導体装置とし
てのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であり、
同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−A’線
断面図、同図(c)はそのB−B’線断面図である。
【図8】第6実施形態の半導体装置の製造方法を表す要
部工程断面図である。
【図9】第6実施形態の半導体装置の製造方法を表す要
部工程断面図である。
【図10】本発明の第7の実施形態に係る半導体装置と
してのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であ
り、同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−
A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断面図であ
る。
【図11】本発明の第8の実施形態に係る半導体装置と
してのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であ
り、同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−
A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断面図であ
る。
【図12】第8実施形態の半導体装置の製造方法を表す
要部工程断面図である。
【図13】本発明の第9の実施形態に係る半導体装置と
してのnpn型バイポーラトランジスタを示す図であ
り、同図(a)はその平面図、同図(b)はそのA−
A’線断面図、同図(c)はそのB−B’線断面図であ
る。
【図14】従来のnpn型のバイポーラ型トランジスタ
の構成を表す概略図である。
【図15】SOI基板上に形成された従来のバイポーラ
トランジスタの構成を表す概略図である。
【符号の説明】
1、101 Si基板 1’、101’ 埋め込み酸化膜 2、102 コレクタ電極取り出し用n+拡散層 2’、102’ n型埋め込み拡散層 3、103 浅い素子分離領域 3’、103’ 深い素子分離領域 4、104 p型単結晶Si膜 104′ n型シリコン単結晶シリコン膜 5、105 SiN膜 6、106 p型多結晶シリコン膜 106′ n型多結晶シリコン膜 7、107、107′ 絶縁膜 8、108 エミッタコンタクト 9、109 側壁絶縁膜 10、110 多結晶Si膜 10’、110’ エミッタ拡散層 11、11’、111’ 層間絶縁膜 12、112 エミッタコンタクト 13、113 べースコンタクト 14、114 コレクタコンタクト 15、115 電極配線 16、116 低抵抗膜 30 素子分離絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 富 貞 幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 吉 見 信 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 寺 内 衛 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 布 施 常 明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 川 中 繁 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 篠 智 彰 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5F003 AP05 AZ03 BA97 BB06 BB08 BB90 BC05 BC90 BE07 BE08 BE90 BG10 BH07 BP06 BP33 BP34 BP94 BS06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の半導体層と、前記第1の半導体層の
    上に設けられた埋め込み絶縁層と、前記埋め込み絶縁層
    の上に選択的に設けられた第2の半導体層と、前記第2
    の半導体層の周囲において前記埋め込み絶縁層の上に設
    けられた素子分離絶縁層と、前記第2の半導体層の上に
    設けられた層間絶縁層と、ベース電極と、コレクタ電極
    と、を備え、 前記第2の半導体層は、その表面に選択的に設けられた
    第1導電型のエミッタ領域と、前記エミッタ領域に接し
    てその下に設けられた第2導電型の真性ベース領域と、
    前記真性ベース領域と前記埋め込み絶縁層とに接して前
    記真性ベース領域の下に設けられた第1導電型のコレク
    タ領域と、前記真性ベース領域と前記埋め込み絶縁層と
    に接して設けられ前記真性ベース領域よりも高いキャリ
    ア濃度を有する第2導電型の外部ベース領域と、前記コ
    レクタ領域と前記埋め込み絶縁層とに接して設けられ前
    記コレクタ領域よりも高いキャリア濃度を有する第1導
    電型のコレクタ引出し領域と、を有し、 前記ベース電極は、前記層間絶縁層に設けられた開口を
    介して前記外部ベース領域に接続され、 前記コレクタ電極は、前記層間絶縁層に設けられた開口
    を介して前記コレクタ引出し領域に接続されていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第2の半導体層は、前記エミッタ領域
    からみて前記外部ベース領域と反対側に堀込まれた段差
    部分を有し、前記掘込まれた段差部分の側面に前記真性
    ベース領域が露出していることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記真性ベース領域は前記外部ベース領域
    を取り囲むようにその周囲に設けられ、 前記コレクタ引出し領域は、前記コレクタ領域からみて
    前記外部ベース領域とは反対側に設けられていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
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