JP2003109669A - 薄型電池 - Google Patents

薄型電池

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JP2003109669A JP2001304533A JP2001304533A JP2003109669A JP 2003109669 A JP2003109669 A JP 2003109669A JP 2001304533 A JP2001304533 A JP 2001304533A JP 2001304533 A JP2001304533 A JP 2001304533A JP 2003109669 A JP2003109669 A JP 2003109669A
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減と電池のエネルギー密度の
向上とを図りつつ、電池に膨れが生じた場合であって
も、電池内で短絡するのを防止できる薄型電池の提供を
目的とする。 【解決手段】 帯状の正極芯体10に正極活物質層9が
形成された正極板5と、帯状の負極芯体17に負極活物
質層19が形成された負極板6とが、セパレータ15を
介して巻回された偏平渦巻き状の電極体がラミネート外
装体3内に収納された薄型電池において、正極集電タブ
7に対向する極板が正極板5であり、負極集電タブ8に
対向する極板が負極板6であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂フィルム状外
装体を有し、この樹脂フィルム状外装体内に電極体が収
納された薄型電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄型電池の外装体としては、全て
がステンレス等の金属から成るものが用いられていた。
ところが、このような外装体を用いた電池では、金属製
の外装体を厚くせざるをえず、しかもこれに伴い電池質
量が増大する。この結果、電池の薄型化が困難になると
共に、電池の質量エネルギー密度が小さくなるという課
題を有していた。
【0003】そこで、本発明者らは、先に、アルミニウ
ム等から成る金属層の両面に接着剤層を介して樹脂層が
形成されたラミネート材を袋状にしてラミネート外装体
を構成し、このラミネート外装体の収納空間に、図10
(a)に示すように、正負極板32・33から延出する
集電タブ34・35を備えた電極体36を収納するよう
な薄型電池を提案した。このような構造の電池であれ
ば、飛躍的に電池の小型化を達成でき、しかも電池の質
量エネルギー密度が大きくなるという利点を有する。
【0004】しかしながら、上記ラミネート外装体を用
いた電池では、金属製の外装体を用いた電池に比べて、
外装体が柔軟である。このため、加熱又は過充電等によ
り電池が膨れた場合には、外装体としてステンレス等の
金属から成るものを用いた場合に比べて膨れが大きくな
り、これに伴って、図10(b)に示すように、電極体
36は変形するが、両集電タブ34・35はラミネート
外装体との融着部に固定されているので、この結果、両
集電タブ34・35の凸部がセパレータを突き破って他
極と接触して電池内でショートが発生するという課題を
有していた。そこで、図11に示すように、ラミネート
材と両集電タブ34・35とを固定するための樹脂38
の下方(正負極板32・33側)に、自動機により保護
テープ39を貼着するような構造のものが提案されてい
る。しかしながら、両集電タブ34・35は非常に幅狭
であるため、自動機により両集電タブ34・35上に確
実に保護テープ39を貼着するのは困難であり、ショー
トの発生を防止できない場合がある。また、保護テープ
39は高価であり、しかも保護テープ39の貼着工程が
別途必要となるため、製造コストが高くなる。更に、保
護テープ39の厚み分だけ電極体が厚くなるので、単位
体積当たりの正負極板の占める割合が低下し、電池のエ
ネルギー密度が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に鑑みなされたものであって、製造コストの低減と電池
のエネルギー密度の向上とを図りつつ、電池に膨れが生
じた場合であっても、電池内で短絡するのを防止できる
薄型電池の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1記載の発明は、帯状の正極
芯体に正極活物質層が形成された正極板と、帯状の負極
芯体に負極活物質層が形成された負極板とが、セパレー
タを介して巻回された偏平渦巻き状の電極体を有すると
共に、この電極体と非水電解質とが、樹脂フィルム状外
装体内に収納され、しかも上記正極板と上記負極板とに
は上記両活物質が塗布されていない正極芯体露出部と負
極芯体露出部とが形成され、これら両芯体露出部からは
それぞれ正極集電タブと負極集電タブとが上記外装体の
外側まで延設される構造の薄型電池において、両集電タ
ブのうち少なくとも一方の集電タブに対向する極板が、
当該集電タブが設けられた極板と同一極性の極板である
ことを特徴とする。上記構成の如く、両集電タブのうち
少なくとも一方の集電タブに対向する極板が、当該集電
タブが設けられた極板と同一極性の極板であれば、一方
の集電タブやこの集電タブが接続された芯体露出部が変
形して、当該芯体露出部や集電タブがセパレータを突き
破った場合であっても、電池内でショートが発生するの
を防止できる。また、一方の集電タブには保護テープを
設ける必要がないので、当該部分においては保護テープ
の貼着工程が不要となって、電池の製造コストを低減で
きる。更に、少なくとも一方の集電タブでは保護テープ
が不要となるので、その分だけ単位体積当たりの正負極
板の占める割合が高くなり、電池のエネルギー密度が向
上する。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、上記正極芯体露出部と負極芯体露出部とにおい
て、一方の芯体露出部を巻回始端に、他方の芯体露出部
を巻回終端に形成することにより、上記正極集電タブと
負極集電タブのうち一方の集電タブを上記偏平渦巻き状
の電極体の最内周に配置し、他方の集電タブを上記偏平
渦巻き状の電極体の最外周に配置することを特徴とす
る。上記構成の如く、一方の集電タブを偏平渦巻き状の
電極体の最内周に配置し、他方の集電タブを上記偏平渦
巻き状の電極体の最外周に配置すれば、両集電タブに対
向する極板が、当該集電タブが設けられた極板と同一極
性の極板とすることができる。したがって、請求項1に
記載の作用効果が一層発揮される。請求項3記載の発明
は、請求項2記載の発明において、上記正極集電タブと
負極集電タブとにおける上記樹脂フィルム状外装体の融
着部には、樹脂フィルム状外装体と両集電タブとを固定
するための樹脂がそれぞれ設けられ、これらの樹脂のう
ち少なくとも一方の樹脂は上記芯体露出部まで延設され
ていることを特徴とする。上記構成の如く、樹脂フィル
ム状外装体と両集電タブとを固定するための樹脂が上記
芯体露出部まで延設されていれば、電池内でのショート
の発生を、より効果的に阻止することができる。また、
従来から設けられていた樹脂を、単に、芯体露出部まで
延設するだけであるので、電池の製造が高くなることも
ない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
9に基づいて、以下に説明する。図1は本発明に係る薄
型電池の正面図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図
3は本発明に係る薄型電池に用いる樹脂フィルム外装体
としてのラミネート外装体の断面図、図4は本発明に係
る薄型電池に用いる電極体の斜視図、図5は図4のB−
B線矢視断面図、図6は薄型電池に用いる正極板の正面
図、図7は薄型電池に用いる負極板の正面図、図8は本
発明の変形例の断面図、図9は本発明の他の変形例の正
面図である。
【0008】図2に示すように、本発明の薄型電池は偏
平渦巻状の電極体1を有しており、この電極体1は収納
空間2内に配置されている。この収納空間2は、図1に
示すように、ラミネート外装体3の上下端と中央部とを
それぞれ封止部4a・4b・4cで封口することにより
形成される。また、エチレンカーボネート(EC)とジ
エチルカーボネート(DEC)とが体積比で4:6の割
合で混合された混合溶媒に、1モル/リットルのLiP
6 を溶解したものを電解液とし、この電解液と、ポリ
エチレングリコールジアクリレート(分子量:100
0)とを10:1の割合で混合し、さらに重合開始剤を
加えてプレゲル溶液とした。収納空間2には、このプレ
ゲル溶液が注液されている。また、図4及び図5に示す
ように、上記電極体1は、LiCoO2 を主体とする正
極板5(厚み:0.17mm)と、グラファイトを主体
とする負極板6(厚み:0.14mm)と、これら両電
極を離間するセパレータ(図4においては図示せず)1
5とを偏平渦巻き状に巻回することにより作製される。
上記セパレータ15は、有機溶媒との反応性が低く、且
つ安価なポリオレフィン系樹脂から成る微多孔膜(厚
み:0.025mm)から構成されている。尚、図1
中、21はラミネート材と両集電タブとを固定するため
の樹脂である。
【0009】ここで、図6に示すように、上記正極板5
は、アルミニウム箔又はアルミニウムメッシュから成る
帯状の正極芯体10(厚み:20μm)と、この正極芯
体10に活物質が塗布された正極活物質層9と、上記正
極芯体10に活物質が塗布されていない正極芯体露出部
14とを有する。上記正極芯体露出部14は電極体1の
巻回終端側に設けられ、且つ、正極芯体露出部14には
アルミニウムから成る正極集電タブ7が接続されてい
る。また、図7に示すように、上記負極板6は、銅箔か
らなる帯状の負極芯体17(厚み:20μm)と、この
負極芯体17に活物質が塗布された負極活物質層19
と、上記負極芯体17に活物質が塗布されていない負極
芯体露出部18とを有する。上記負極芯体露出部18は
電極体1の巻回始端側に設けられ、且つ、上記負極芯体
露出部18には銅から成る負極集電タブ8が接続されて
いる。そして、上記両集電タブ7・8により、電池内部
で生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして外部へ
取り出し得るようになっている。ここで、上記電極体1
を作成した後の両集電タブ7・8の配置は、図5に示す
ように、正極集電タブ7は上記電極体1の最外周部(巻
回終端近傍)に設けられ、この正極集電タブ7の対極に
は同極性の正極板5が配置される一方、負極集電タブ8
は上記電極体1の最内周部(巻回始端近傍)に設けら
れ、この負極集電タブ8の対極には同極性の負極板6が
配置されている。
【0010】尚、図3に示すように、上記ラミネート外
装体3の具体的な構造は、アルミニウム層11(厚み:
30μm)の両面に、各々、変性ポリプロピレンから成
る接着剤層12・12(厚み:5μm)を介してポリプ
ロピレンから成る樹脂層13・13(厚み:30μm)
が接着される構造である。
【0011】ここで、上記構造の電池を、以下のように
して作製した。先ず、正極活物質としてのLiCoO2
と、導電剤としてのアセチレンブラック及びグラファイ
トと、結着剤としてのポリビニリデンフルオロライド
(PVdF)とを質量比で、90:5:5の割合でN−
メチルピロリドンから成る有機溶剤に溶解させて混合
し、正極活物質スラリー或いは正極活物質ペーストを作
製した。次に、上記正極活物質スラリー或いは正極活物
質ペーストを、正極活物質スラリーの場合はダイコーダ
ー又はドクターブレード等を用い、正極活物質ペースト
の場合はローラコーティング法等を用いて、アルミニウ
ムから成る帯状の正極の正極芯体10の両面に塗着し、
正極活物質層9を形成した。次いで、この正極活物質を
塗布した極板を乾燥機中で乾燥させることにより、正極
活物質スラリー或いは正極活物質ペースト作製時に必要
であった有機溶剤を除去し、更に当該極板をロールプレ
ス機にて圧延することにより、厚みが0.17mmの正
極板5を作製した。この際、電極体1の巻回終端側にお
ける上記正極芯体10の両面には、正極活物質層9を形
成しない正極芯体露出部14を形成した。
【0012】これと並行して、負極活物質としての天然
黒鉛(d値=3.36Å)と、結着剤としてのポリビニ
リデンフルオロライド(PVdF)とを重量比で、9
0:10の割合でN−メチルピロリドンから成る有機溶
剤に溶解させて混合し、負極活物質スラリー或いは負極
活物質ペーストを作製した。次に、上記負極活物質スラ
リー或いは負極活物質ペーストを、負極活物質スラリー
の場合はダイコーダー又はドクターブレード等を用い、
負極活物質ペーストの場合はローラコーティング法等を
用いて、銅から成る帯状の負極芯体17の両面に塗着
し、負極活物質層19を形成した。次いで、この負極活
物質を塗布した極板を乾燥機中で乾燥させることによ
り、負極活物質スラリー或いは負極活物質ペースト作製
時に必要であった有機溶剤を除去し、更に当該極板をロ
ールプレス機にて圧延することにより、厚みが0.14
mmの負極板6を作製した。
【0013】この際、電極体1の巻回始端側における上
記負極芯体17の両面には、負極活物質層19を形成し
ない負極芯体露出部18を形成した。次に、上記正負極
板5・6の両芯体露出部14・18に、それぞれ正極集
電タブ7と負極集電タブ8とを取り付けた後、正負極板
5・6をセパレータ15を介して配置する。この際、電
極体1の最外周部(巻回終端近傍)に設けられた正極集
電タブ7の対極には同極性の正極板5を配置し、電極体
1の最内周部(巻回始端近傍)に設けられた負極集電タ
ブ8の対極には同極性の負極板6を配置するようにし
た。しかる後、巻き取り機を用いて正負両極5・6及び
セパレータ15を偏平渦巻状に巻回し、更に最外周部を
テープ止めして電極体1を作製した。
【0014】次いで、樹脂層(ポリプロピレン)/接着
剤層/アルミニウム合金層/接着剤層/樹脂層(ポリプ
ロピレン)の5層構造から成るシート状のラミネート材
を用意した後、このラミネート材における端部近傍同士
を重ね合わせ、更に、重ね合わせ部を溶着して、封止部
4cを形成した。次に、この筒状のラミネート材の収納
空間2内に電極体1を挿入した。この際、筒状のラミネ
ート材の一方の開口部から両集電タブ7・8が突出する
ように電極体1を配置した。次に、この状態で、両集電
タブ7・8が突出している開口部のラミネート材を溶着
して封止し、封止部4aを形成した。この際、封止部4
aは加熱による熱溶着を行なった。
【0015】次いで、この状態で、真空加熱乾燥(温
度:105℃)を2時間行い、ラミネート材及び電極体
1の水分を除去した。この後、エチレンカーボネートと
ジエチルカーボネートとが体積比で4:6の割合で混合
された混合溶媒に、1モル/リットルのLiPF6 を溶
解したものを電解液とし、この電解液と、ポリエチレン
グリコールジアクリレート(分子量:1000)とを1
0:1の割合で混合し、さらに重合開始剤を加えてプレ
ゲル溶液とした。このプレゲル溶液を注液した後、上記
封止部4aとは反対側のラミネート材の端部を超音波溶
着装置を用いて溶着し、封止部4bを形成した。次い
で、この状態で室温中に3時間放置して、プレゲル溶液
を正負極板間や正負極活物質中に浸透させた。この後、
外装体を60℃で3時間加熱して、外装体内部のプレゲ
ル溶液をゲル化させ、薄型電池を作成した。尚、上記プ
レゲル溶液注液工程のみは、アルゴン雰囲気のドライボ
ックス内で行った。
【0016】尚、両集電タブ7・8の配置位置は上記の
位置に限定するものではなく、正極集電タブ7を電極体
1の最内周部(巻回始端近傍)に設け、負極集電タブ8
を電極体1の最外周部(巻回終端近傍)に設けても良
い。また、図8に示すように、両集電タブ7・8を、共
に外周側に設ける(具体的には、正極集電タブ7を電極
体1の最外周部に設け、負極集電タブ8を電極体1の最
外周部より1周分だけ内側に設ける)ような構造であっ
ても良い。但し、この場合には、負極集電タブ8の対向
位置にあるのが正極板5であるため、保護テープ20・
20を負極集電タブ8に貼り付ける必要があるという不
利がある。また、図9に示すように、ラミネート材と正
極集電タブ7とを固定するための樹脂21を、正極芯体
露出部14にまで延設しても良い。このような、構成と
すれば、電池の内部ショートによる不良がより低減す
る。
【0017】更に、ラミネート外装体の樹脂層としては
上記ポリプロピレンに限定されるものではなく、例え
ば、ポリエチレン等のポリオレフィン系高分子、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル系高分子、ポリ
フッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン等のポリビニリ
デン系高分子、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン7
等のポリアミド系高分子等が挙げられる。また、ラミネ
ート外装体の構造としては、上記の5層構造に限定され
るものではない。加えて、外装体としては、ラミネート
外装体に限定されるものではなく、僅かな電池内圧の上
昇によって変形する外装体であれば、本発明を適用しう
ることは勿論である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造コストの低減と電池のエネルギー密度の向上とを図
りつつ、電池に膨れが生じた場合であっても、電池内で
短絡するのを防止できるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る薄型電池の正面図である。
【図2】図2は図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図3は本発明に係る薄型電池に用いるラミネー
ト外装体の断面図である。
【図4】図4は本発明に係る薄型電池に用いる電極体の
斜視図である。
【図5】図5は図4のB−B線矢視断面図である。
【図6】図6は薄型電池に用いる正極板の正面図であ
る。
【図7】図7は薄型電池に用いる負極板の正面図であ
る。
【図8】図8は本発明の変形例の断面図である。
【図9】図9は本発明の他の変形例の正面図である。
【図10】図10は従来の電池が膨れて電池内で短絡が
発生する場合の様子を示す断面説明図である。
【図11】図10は他の従来電池の正面図である。
【符号の説明】
1:電極体 2:収納空間 3:ラミネート外装体 5:正極板 6:負極板 7:正極集電タブ 8:負極集電タブ 9:正極活物質層 10:正極芯体 14:正極芯体露出部 15:セパレータ 17:負極芯体 18:負極芯体露出部 19:負極活物質層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA03 AA09 CC02 CC06 CC10 DD13 EE04 FF04 GG01 HH02 5H022 AA09 BB02 BB12 CC12 EE10 KK03 5H029 AJ12 AJ14 AK03 AL07 AM03 AM05 AM07 BJ04 BJ14 BJ27 CJ04 CJ07 CJ22 DJ05 DJ07 DJ12 HJ12 5H050 AA15 AA18 BA17 CA08 CB08 DA02 DA03 DA04 DA20 FA05 FA12 GA04 GA09 GA12 GA22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の正極芯体に正極活物質層が形成さ
    れた正極板と、帯状の負極芯体に負極活物質層が形成さ
    れた負極板とが、セパレータを介して巻回された偏平渦
    巻き状の電極体を有すると共に、この電極体と非水電解
    質とが、樹脂フィルム状外装体内に収納され、しかも上
    記正極板と上記負極板とには上記両活物質が塗布されて
    いない正極芯体露出部と負極芯体露出部とが形成され、
    これら両芯体露出部からはそれぞれ正極集電タブと負極
    集電タブとが上記外装体の外側まで延設される構造の薄
    型電池において、 両集電タブのうち少なくとも一方の集電タブに対向する
    極板が、当該集電タブが設けられた極板と同一極性の極
    板でるあることを特徴とする薄型電池。
  2. 【請求項2】 上記正極芯体露出部と負極芯体露出部と
    において、一方の芯体露出部を巻回始端に、他方の芯体
    露出部を巻回終端に形成することにより、上記正極集電
    タブと負極集電タブのうち一方の集電タブを上記偏平渦
    巻き状の電極体の最内周に配置し、他方の集電タブを上
    記偏平渦巻き状の電極体の最外周に配置する、請求項1
    記載の薄型電池。
  3. 【請求項3】 上記正極集電タブと負極集電タブとにお
    ける上記樹脂フィルム状外装体の融着部には、樹脂フィ
    ルム状外装体と両集電タブとを固定するための樹脂がそ
    れぞれ設けられ、これらの樹脂のうち少なくとも一方の
    樹脂は上記芯体露出部まで延設されている、請求項1又
    は2記載の薄型電池。
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