JP2003109372A - リムーバブルディスクドライブ装置 - Google Patents

リムーバブルディスクドライブ装置

Info

Publication number
JP2003109372A
JP2003109372A JP2002273736A JP2002273736A JP2003109372A JP 2003109372 A JP2003109372 A JP 2003109372A JP 2002273736 A JP2002273736 A JP 2002273736A JP 2002273736 A JP2002273736 A JP 2002273736A JP 2003109372 A JP2003109372 A JP 2003109372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk drive
cartridge
drive device
recording
interface means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002273736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4172237B2 (ja
Inventor
Janbingu Jao
ジャンビング ジャオ
Kanzo Okada
勘三 岡田
Gyangu Shen
ギャング シェン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Electronics Singapore Pte Ltd
Original Assignee
Sony Electronics Singapore Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Electronics Singapore Pte Ltd filed Critical Sony Electronics Singapore Pte Ltd
Publication of JP2003109372A publication Critical patent/JP2003109372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4172237B2 publication Critical patent/JP4172237B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気中の微粒子等による汚染から内部を効果
的に保護する。 【解決手段】 少なくとも1つの記録ディスクと、第1
のインタフェース手段とを有し、第1の閉空間3画定す
るカートリッジ1と、データ読出/書込手段と、第2の
インタフェース手段とを有し、第2の閉空間4を画定す
るディスクドライブ100とを備え、第1及び第2のイ
ンタフェース手段の係合により第1及び第2の閉空間
3、4が連結された連結閉空間が形成され、さらに、連
結閉空間内において、カートリッジ1から、データ読出
/書込手段が記録ディスクに対する読出/書込処理を実
行できる位置まで記録ディスクを移動させる移動手段1
31を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
装置に関し、特に、カートリッジに収納されたデータ記
録ディスクがディスクドライブに一時的に装着され、読
出/書込処理が実行された後、データ記録ディスクが取
り出されるディスクドライブ装置に関する。この種のド
ライブ装置を、「リムーバブルディスクドライブ装置」
と称する。
【0002】
【従来の技術】リムーバブルディスクドライブ装置用の
ディスクは、通常、カートリッジ内に恒久的に収納され
ている。ディスクは、カートリッジ内において、ハブに
恒久的に取り付けられ、ハブが回転することにより、デ
ィスクも回転する。ここで、ディスクからデータを読み
出し、及び/又はディスクにデータを書き込む(以下、
読出/書込、又はR/Wともいう。)必要が生じた場
合、ディスクは、ディスクドライブ装置の開口部を介し
て、ディスクドライブ内の装着部に装着される。ディス
クドライブ装置の開口部には、例えば、カートリッジが
挿入されると押し開かれるヒンジ付きの扉が設けられて
いる。上述のように、ディスクは、ハブに装着されてお
り、これにより、カートリッジ内で回転自在に保持され
ている。ディスクを回転自在に保持するために、ハブに
は、ディスクドライブのスピンドルが係合しており、こ
れにより、R/Wヘッドは、ディスク上の所定の部分に
アクセスすることができる。カートリッジは、通常、カ
ートリッジがディスクドライブに挿入されている場合に
のみ開き、カートリッジがディスクドライブに挿入され
ていない場合は閉じているスライド式の扉を備える。
【0003】リムーバブルディスクドライブ装置では、
ディスクを汚れから保護することが重要な課題となって
いる。固定ディスクドライブ装置(ディスクが内部に収
納され、外部に取り出されることがないディスクドライ
ブ装置)の場合、全ての製造工程が完了すると、ディス
クは密閉された空間に収納され、この空間には、例えば
空気中の粉塵等が入り込むことは希である。したがっ
て、リムーバブルディスクドライブ装置と固定ディスク
ドライブ装置とでは、ディスクの汚染管理が大きく異な
っている。
【0004】IESTジャーナル(J of the IEST)9
月/10月号、第31〜35頁、ネベンゼル・エル(Ne
benzehl L.)、ナガラジャン・アール(Nagarajan
R.)、ウォング・ジェイ・エス(Wong J.S.)、ボイプ
・エル(Voipe L.)及びウィトニージー(Witney G.)
著、「ハードディスクドライブの製造における化学的組
込及び汚染制御("Chemical integration and contamin
ation control in hard disk drive manufacturing")
には、リムーバブルディスクドライブの性能を劣化させ
るおそれがある汚染の種類及び汚染源が説明されてい
る。特に、ハードディスクの内部部品は、ディスクドラ
イブにカートリッジが挿入されるときに、周囲の空気に
曝される。また、ユーザが指でカートリッジを扱う際、
油や部品の破片等の汚染因子がカートリッジの外表面に
付着する。これらの汚染因子は、熱や空気の対流によ
り、外表面からディスクドライブの内部に侵入すること
がある。
【0005】自然環境も汚染粒子の汚染源となり得る。
最も豊富な汚染粒子は、特に砂漠に近い地域に多く観察
されるシリカ、硫化物、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩等の様
々な化合物である。微粒子は、僅かな風によっても飛来
する。工場では、例えば、炭素質の飛散灰、炭化物粒子
等、大量の汚染粒子が発生する。また、人間からも汚染
粒子が発生している。例えば、静止している人間から、
直径0.3〜0.5ミクロンの粒子が、一分間毎に約1
00,000個程度発せられていることが知られてい
る。
【0006】磁気ハードディスクドライブの記録密度が
急速に高まったため、スライダの浮動高(flying heigh
t)は、現在、10〜30nm程度にまで低くなってお
り、特に、磁気抵抗(magnotoresistive:MR)ヘッ
ド、巨大磁気抵抗(giant magnetoresistive:GMR)
ヘッド、トンネル磁気抵抗(tunnelling magnetoresist
ive:GMR)ヘッド等を用いたディスクドライブにお
いては、粒子汚染がディスクドライブの信頼性に深刻な
影響を与える。これらの種類のヘッドは、粒子とヘッド
間の相互作用により生じるディスク表面の熱を帯びたざ
らつき(thermalasperities)に敏感に反応する。ディ
スクドライブ内の空気中に存在するミクロン単位以下の
微粒子は、読出素子が設けられているスライダの後縁に
付着しやすい。より大きな、ミクロン単位の粒子は、ス
ライダとディスクの間の間隙に挟まり、ディスク表面を
突き抜けて、ディスク内に埋め込まれることもある。ま
た、粒子によりスライダのエアーベアリング面に傷が付
き、これによりディスク表面が損傷することもある。
【0007】このような汚染の問題のため、従来のリム
ーバブルディスクドライブは、長期間に亘る多量の情報
の記録には適しておらず、2つの大容量情報記録装置間
において、データを交換するための情報媒体としてしか
信頼して用いることができなかった。
【0008】リムーバブルディスクドライブにおける汚
染を低減するために、様々な提案がなされている。以下
に示す参考文献は、参照により本願に組み込まれるもの
とする。
【0009】米国特許第5204793号明細書には、
ディスクドライブ内の汚染を低減するためのエアーフィ
ルタ及びリムーバブルカートリッジのドアの安全止め機
構(safety stop)が開示されている。
【0010】米国特許第6094323号明細書には、
ディスクドライブに汚染粒子が侵入することを防止する
ための2種類の密閉部材が開示されている。第1の密閉
部材は、ディスクドライブの扉付近に取付けられた発泡
体からなる細長い帯状部材である。この第1の密閉部材
は、扉と、カートリッジ及びディスクドライブの間のギ
ャップを密閉する。第2の密閉部材は、プラスチック材
料から形成される。この第2の密閉部材は、例えば、カ
ートリッジ排出機構、ヘッドロック機構等のハードディ
スクドライブの機構内に汚染粒子が侵入することを防止
するために設けられている。
【0011】米国特許第4112471号明細書、同第
4607301号明細書、同第5530603号明細書
には、カートリッジ及びドライブに埃が侵入することを
防止するための、ドア密閉機構が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の技術には、以下
のような問題点がある。 1)カートリッジの汚染された外表面がディスクドライ
ブの内部部品に曝される。 2)カートリッジがディスクドライブに挿入されると、
カートリッジの案内面により、粒子又はエーロゾルがデ
ィスクドライブ面に侵入することがある。 3)密閉が粗い場合、ミクロン単位以下の微粒子は、密
閉面を通過することがある。
【0013】米国特許第4974103号明細書には、
R/W部品とそのサスペンション機構とをディスクカー
トリッジに組み込み、開口部を設けない構造が開示され
ている。カートリッジがディスクドライブに挿入される
と、ディスクが回転し、R/Wヘッドは、カートリッジ
の外部から印加される磁界により駆動される。したがっ
て、外部の粒子がカートリッジに侵入することはない。
しかしながら、この構造では、ディスクが何らかの要因
で破損し、使用不可能な状態となると、比較的高価なR
/W部品及びそのサスペンション機構を同時に廃棄しな
くてはならないという問題がある。
【0014】なお、粒子は、ディスクの回転中に、遠心
力によりディスク表面から飛散することがある。密閉機
構及びフィルタ機構によりエーロゾル物質を排除するこ
とができても、粒子が一旦ディスクドライブ内に侵入し
た後は、フィルタ機構は十分に機能せず、いくつかの粒
子がハードディスクインタフェースに侵入する。スライ
ダ上に汚染物質が付着することを回避し、又はMRヘッ
ドに付着した粒子を除去するための高度な様々なハード
ディスクインタフェース設計が提案されている。
【0015】しかしながら、これらの手法は、限られた
ハードディスク設計に対してのみ有効な手法である。リ
ムーバブルディスクドライブは、例えばビデオカムコー
ダ、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型電子機
器及びテレビジョン受像機、セットトップボックス、ホ
ームサーバ等の家庭用電子機器等、様々な機器に応用さ
れている。環境中の粒子がディスクカートリッジ又はデ
ィスクドライブ内に侵入すると、これらの粒子は、上述
したような従来の汚染対策機構にとって大きな負担とな
る。
【0016】そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、空気中の微粒子等
による汚染から内部を効果的に保護できるリムーバブル
ディスクドライブ装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るリムーバブルディスクドライブ装置
は、ディスクドライブと着脱可能なカートリッジである
リムーバブルカートリッジとを備え、カートリッジは、
1以上のディスクを収納する第2の閉空間を画定し、デ
ィスクドライブ装置は、第1の閉空間を画定する。ここ
で、ディスクに対する読出/書込処理を行う必要が生じ
たときは、第1及び第2の閉空間が連結されて連結閉空
間が形成され、この連結閉空間内で読出/書込処理が実
行される。本発明により、ディスクドライブの周辺の空
気からディスクを実質的に完全に隔離することができ
る。なお、各閉空間は、完全な気密性を有することが望
ましいが、これは本発明の必要条件ではない。
【0018】すなわち、本発明は、固定ディスクドライ
ブの実質的に同様な環境のディスクドライブ及びカート
リッジを提供する。これにより、従来固定ディスクドラ
イブ装置のみに採用されていた高度な技術をリムーバブ
ルディスクドライブ装置にも適用することができ、した
がって、リムーバブルディスクドライブ装置の記録密度
及び信頼性を向上させることができる。
【0019】上述の課題を解決するために、本発明に係
るリムーバブルディスクドライブ装置は、少なくとも1
つの記録ディスクと、第1のインタフェース手段とを有
し、第1の閉空間を画定するカートリッジと、記録ディ
スクを回転させるディスク回転手段と、記録ディスクに
対しデータ読出/書込処理を行うデータ読出/書込手段
と、第2のインタフェース手段とを有し、第2の閉空間
を画定するディスクドライブとを備えるリムーバブルデ
ィスクドライブ装置であって、第1及び第2のインタフ
ェース手段の係合により第1及び第2の閉空間が連結さ
れた連結閉空間が形成され、第1及び第2のインタフェ
ース手段の係合を解除することにより、第1及び第2の
閉空間が分離され、このリムーバブルディスクドライブ
装置は、さらに、連結閉空間内において、カートリッジ
から、ディスク回転手段が記録ディスクを回転させデー
タ読出/書込手段が記録ディスクに対する読出/書込処
理を実行できる位置まで記録ディスクを移動させる移動
手段を備える。
【0020】読出/書込処理を実行する場合、移動手段
は、カートリッジから記録ディスクを押し出し、ディス
ク回転手段により記録ディスクが回転され、データ読出
/書込手段が記録ディスクに対する読出/書込処理を実
行できる位置まで記録ディスクを移動させ、読出/書込
処理が終了すると、移動手段は、記録ディスクをカート
リッジに戻す。
【0021】さらに、本発明は、上述のリムーバブルデ
ィスクドライブ装置において使用されるカートリッジ装
置及びディスクドライブ装置を提供する。
【0022】なお、半導体業界においては、近年、標準
メカニカルインタフェース(Standard Mechanical Inte
rface:SMIF)として知られる技術が広く使用され
ている。SMIFでは、クリーンルームであるボックス
(clean-room based box)を用いて、内部にクリーンル
ーム環境を有する処理設備にウェハを搬入し、及び処理
設備からウェハを搬出する。この技術は、例えば、米国
特許第4532970号明細書、同第453489号明
細書、同第4674939号明細書、同第473988
2号明細書、同第4724874号明細書に詳細に開示
されている。また、米国特許第5382127号明細書
には、SMIFコンテナ及び処理設備間に設けられる加
圧されたインタフェース装置が開示されている。また、
米国特許6221163号明細書には、加圧ガスを用い
て、SMIFボックスを粒子汚染から保護する手法を開
示されている。これらの装置の特徴の多くは、本発明に
好適に適用することができるが、本発明者等の知る限り
において、SMIFの技術をディスクドライブに応用
し、リムーバブルディスクにおける汚染を低減させる技
術は、開示され カートリッジに収納されるディスク
は、合成樹脂製のディスクであっても、フロッピー(登
録商標)ディスクであってもよく、更に、ハードディス
ク(例えば、金属、ガラス又はセラミック材料から形成
される)であってもよい。なお、ディスクとしては、特
に磁気記録ディスクが好ましく、さらに、ディスクに対
して相対的位置が固定されているとともに、ディスクを
回転可能に保持するディスクホルダによりディスクを保
持するとよい。
【0023】単一のカートリッジ内に複数のディスクを
収納してもよい。複数のディスクは、セパレータを介し
て、単一のハブに固定してもよい。この場合、ディスク
ドライブは、これらの複数のディスクにアクセスする複
数の読出/書込部材を有していてもよい。
【0024】これに代えて、各ディスクをそれぞれ独立
したハブに別々に固定し、これら複数のディスクのうち
の1つをカートリッジからディスクドライブに移動させ
るようにしてもよい。この場合、カートリッジは、複数
のディスクホルダを備えていてもよく、また、ディスク
ホルダをインタフェースの扉を介して、読出/書込手段
に搬送する内部ローディング機構を設けてもよい。
【0025】カートリッジの内部空間及びディスクドラ
イブの内部空間から構成される空間内に気流を生じさ
せ、これにより汚染粒子を内部空間から除去し、最終的
にフィルタによって捕捉するような設計としてもよい。
【0026】カートリッジ及びディスクドライブ内の密
閉部材及び可動部品は、屑や削れ粉を殆ど又は全く発生
させない熱可塑性材料やフッ素プラスチック材料から形
成してもよい。同様に、ディスクロード機構も材料の屑
等を実質的に発生させないように設計してもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリムーバブル
ディスクドライブ装置について、図面を参照して詳細に
説明する。
【0028】まず、本発明に基づくディスクドライブ装
置の第1の実施の形態について、図1〜図7を参照して
説明する。このディスクドライブ装置は、2つの基本的
ユニット、すなわち、カートリッジ1と、ディスクドラ
イブ100とから構成される。ディスクドライブ100
の前面には、「ゲートウェイ領域(gateway region)」
の入り口となる外扉109が設けられており、カートリ
ッジ1は、このゲートウェイ領域に挿入される。ゲート
ウェイ領域は、カートリッジ1の外形寸法に略等しい空
間であり、すなわち、カートリッジ1は、ゲートウェイ
領域に挿入されて、実質的にゲートウェイ領域を満た
す。図5は、このディスクドライブ装置において、カー
トリッジ1がディスクドライブ100の外扉109を介
して、ディスクドライブ100内に挿入される途中の状
態を示している。一方、図1は、カートリッジ1が外扉
109を介して、ディスクドライブ100に完全に挿入
された状態を示している。
【0029】ディスクドライブ100は、閉空間(encl
osed volume)4を画定する筐体101と、ヘッド12
1を有するスピンドルモータ120と、データ読出/書
込処理を行う読出/書込部5とを備える。スピンドルモ
ータ120及び読出/書込部5は、周知のいかなる設計
により実現してもよい。この具体例に示す読出/書込部
5は、ヘッドジンバル部材130と、ロード/アンロー
ド機構131と、軸支持機構133と、ボイスコイルモ
ータ(VCM)132とを備える。ボイスコイルモータ
(VCM)132には、リニア方式又はロータリー方式
のものが用いられる。また、読出/書込部5は、この他
に更なる電子部品(図示せず)を備える。
【0030】図2は、図1に示すディスクドライブ10
0の側面図、すなわち、図1の下側からディスクドライ
ブ100を見た図であり、カートリッジ1がディスクド
ライブ100に完全に挿入された状態を示している。
【0031】カートリッジ1は、前扉20を有する筐体
10を備える。筐体10は、閉空間3を画定している。
カートリッジ1がディスクドライブ100に完全に挿入
されると、前扉20は、ディスクドライブ100の内扉
110に突き当たる。カートリッジ1は、さらに、カー
トリッジ1がディスクドライブ100に挿入されていな
いとき、前扉20を閉じた状態に維持する扉ロック機構
50を備える。
【0032】後に詳細に説明するように、カートリッジ
1がディスクドライブ100のゲートウェイ領域に完全
に挿入されると、扉ロック機構50は、前扉20を解放
し、前扉20が開く。これにより、カートリッジ1の閉
空間3とディスクドライブ100の閉空間4とが連結さ
れ、カートリッジ1とディスクドライブ100との間の
インターフェースが図られた連結閉空間が形成される。
即ち、扉ロック機構50は、カートリッジ1の閉空間3
とディスクドライブ100の閉空間4とを連結する第1
及び第2のインターフェース手段を構成する。
【0033】カートリッジ1は、さらに、ディスクホル
ダ30を備え、ディスクホルダ30は、ハブ40に取り
付けられた少なくとも1つのデータ記録ディスクを保持
する。ディスクホルダ30は、非汚染型のプラスチック
材料(すなわち、実質的に汚染物質を生成しないプラス
チック材料)により形成されている。また、ディスクホ
ルダ30は、カートリッジ1の前扉20に固定されてい
る。ディスクホルダ30の役割の1つは、カートリッジ
1内でディスクを保持し、ディスクが接触により破損す
ることを防止することである。さらに、ディスクホルダ
30は、ディスクが回転したときに、空気が流通する空
間を形成する役割も担っている。ディスクホルダ30
は、窓部35を備え、読出/書込部5は、ディスクにデ
ータを書き込み、又はディスクからデータを読み出す
際、この窓部35を介してディスクにアクセスすること
ができる。ディスクホルダ30の側面には、バックプレ
ート80が取付けられている。
【0034】カートリッジ1がディスクドライブ100
に完全に挿入されると、読出/書込処理を実行するため
に、後述するように、カートリッジ1の前扉20は、イ
ンターフェース手段を構成するディスクドライブ100
の内扉110にロックされる。続いて、サーボモータ1
50が駆動され、これにより、インターフェース手段を
構成する内扉110に連結された連結部材170を有す
るスクリューロッド160が回転する。これにより、サ
ーボモータ150は、内扉110を図1及び図2の紙面
における右の方向に移動させる。ディスクホルダ30、
前扉20、内扉110は、ディスクホルダ30が図1に
破線で示す領域36の位置に到達するまで、共に移動す
る。カートリッジ1は、ローラ70を有する轍状(trai
l-shaped)のガイド機構を備え、このガイド機構の案内
によりディスクホルダ30が移動する。また、ディスク
ドライブ100内には、ディスクホルダ30を案内する
ための、ローラ140を備える轍状のガイド機構が設け
られている。
【0035】ディスクホルダ30が領域36に重なる位
置に到達すると、ハブ40は、モータ120のヘッド部
121に係合する。この状態を図6に示す。なお、図6
においては、読出/書込部5がディスクホルダ30内の
ディスクにアクセスしてる。図6に示すように、ディス
クホルダ30が図2における右側の位置に完全に移動す
ると、バックプレート80は、カートリッジ1の入り口
を塞ぎ、この位置において、バックプレート80は、カ
ートリッジ1に空気が入ることを防ぐ。
【0036】図3は、図1に示すカートリッジ1の前側
(扉ロック機構50が設けられている側)のコーナを拡
大して示す図である。なお、カートリッジ1の前側にお
いて、図3に示すコーナの反対側のコーナは、図3に対
して鏡像となる構造を有する。カートリッジ1がディス
クドライブ100に挿入されると、筐体10の壁部93
は、ディスクドライブ100の壁部83の内側に沿って
スライドし、筐体10のコーナ94が壁部83に設けた
当接部84の当接段部84aに当接する。
【0037】なお、当接部84は、カートリッジ1がス
ライドする領域側に突出して形成され、ディスクドライ
ブ100に挿入されるカートリッジ1と対向するように
設けられている。
【0038】このとき、カートリッジ1の前扉20は、
それぞれ筐体10及び前扉20に取付けられているイン
ターフェース手段を構成する咬合部材51、52を有す
る扉ロック機構50により、筐体10にロックされてい
る。内扉110の外表面の外縁の溝には、Oリング型の
密閉部材113が取付けられている。これにより、前扉
20及び内扉110の表面の汚れは、前扉20及び内扉
110の間に挟み込まれ、カートリッジ1の閉空間3及
びディスクドライブ100の閉空間4に侵入することは
ない。また、カートリッジ1は、前扉20が閉じられて
いる状態で、汚染物質が閉空間3に侵入することを防止
する密閉部材23を備える。密閉部材23は、カートリ
ッジ1の筐体10の内表面に取付けられ、カートリッジ
1の前扉20を包囲している。また、ディスクドライブ
100は、内扉110が閉じられている状態で、汚染物
質が閉空間4に侵入することを防止する密閉部材123
を備える。密閉部材123は、肩部84の表面に取付け
られており、ディスクドライブ100の内扉110を包
囲する。
【0039】カートリッジ1とディスクドライブ100
との間の連結、即ちインターフェースを図る第1及び第
2のインターフェース手段を構成する扉ロック機構50
は、カートリッジ1の前扉20を密閉部材23に強く押
し当てるように作用している。扉ロック機構50は、キ
ー116によってロック解除することができる。キー1
16は、スプリング87により付勢されたロッドであ
る。キー116は、壁部83の貫通孔を突き抜け、ハウ
ジング10の係合孔に挿入され、咬合部材51の一部に
当接している。ロッド、すなわちキー116をカートリ
ッジ1の内側に向けて押し込むことにより、咬合部材5
1がカートリッジ1の内側方向に変位し、これにより前
扉20が開放される。
【0040】図3と、図1の他の部分を示すと共に図3
の一部に重複する図4は、前扉20と内扉110の連
結、即ち、インターフェースを説明する図である。
【0041】第1に、内扉110は、第1のインターフ
ェース手段を構成する1以上の凸部114を備える。こ
れら凸部114は、前扉20に設けられている対応する
凹部24に合致する形状を有し、この凹部24に嵌合す
る。即ち、凹部24は、第2のインターフェース手段を
構成している。これにより、前扉20と内扉110とが
相対的に正しく位置決めされる。なお、これに代えて、
又はこれに加えて、凸部を前扉20に設け、この凸部に
対応する凹部を内扉110に設けてもよい。
【0042】第2に、前扉20及び内扉110には、そ
れぞれマグネット26、112が埋め込まれており、こ
れら第1及び第2のインターフェース手段を構成するマ
グネット26、112は、反対の磁極が対向し、磁力に
より前扉20と内扉110が互いに引かれ合うようにさ
れている。これにより、密閉部材113の密閉効果が高
められている。
【0043】第3に、前扉20は、幅広のヘッド部25
と、ヘッド部25より幅狭とされたネック部27とを有
する突出部21を備える。ディスクドライブ100の内
扉110の外側から、内扉110を貫通するように設け
られている顎部118は、この突出部21のネック部2
7を両側から強く挟み込む。
【0044】カートリッジ1がディスクドライブ100
に挿入されていない状態では、安全ロック115は、デ
ィスクドライブ100の内扉110を閉方向に強く押圧
し、これにより密閉部材123の密閉効果を高めてい
る。図7に示すように、カートリッジ1がディスクドラ
イブ100に挿入されると、係合部材117がカートリ
ッジ1の底面に設けられている係合凹部117aに挿入
係合される。カートリッジ1をディスクドライブ100
内にさらに押し込むと、係合部材117は、イジェクト
用スプリング143を引き延ばす。
【0045】カートリッジ1がディスクドライブ100
に完全に挿入されると、センサ190がディスクドライ
ブ100に準備完了信号を供給し、これによりアクチュ
エータ115aは、スプリング115bを収縮させる方
向に安全ロック115を移動させ、安全ロック115
は、ロッドフック182に係止され、すなわち安全ロッ
ク115は、ロック解除される。同時に、係合部材11
7がロッドフック181により係止され、上述したキー
116が係合孔に侵入し、前扉20を開放する。なお、
図4に示すように、この時点までに、突出部21が顎部
118により握持される。
【0046】前扉20、内扉110、ディスクホルダ3
0及びバックプレート80が図6に示す状態となるまで
紙面の右方向に移動すると、ヘッドジンバルアセンブリ
(Head-Gimbal Assembly:以下、HGAという。)13
0がボイスコイルモータ(VCM)132によって、ロ
ード/アンロードランプ131からディスク上にロード
される。HGA130に取付けられたR/W素子は、デ
ィスクホルダ30の窓部35を介してディスクにアクセ
スすることができる。ディスクが回転している間は、バ
ックプレート80がカートリッジ1の閉空間を閉鎖し、
このため、ディスクの回転により生じる気流がカートリ
ッジ1内に侵入することはない。
【0047】読出/書込処理が完了すると、HGA13
0がアンロードされ、ロード/アンロードランプ131
に戻される。このディスクドライブ100に対し、「長
時間の待機」又は動作の停止が指示されると、排出準備
完了信号(retrieving readysignal)が出力される。サ
ーボモータ150は、連結部材170が上述とは逆の方
向、すなわち図6の紙面の左側に移動するようにロッド
160を回転させ、これに伴って、ディスクホルダ30
がカートリッジ1に収納される方向に移動する。内扉1
10は、サーボモータ150の働きにより、密閉部材1
23に強く押し付けられる。この間、前扉20も閉じら
れている。続いて、センサは、イジェクト準備完了信号
を出力する。
【0048】排出準備完了信号が出力された後に、ディ
スクドライブ100の前面2に設けられているイジェク
トボタン180が押圧されると、キー116が下方に押
し込まれ、これにより咬合部材51は、咬合部材52に
再び係合し、これにより、扉ロック機構50は、前扉2
0を筐体10にロックする。同時に、ロッドフック18
1、182は、それぞれのピボット軸受部183、18
4を中心に回動し、それぞれ係合部材117及び安全ロ
ック115を解放する。これにより、ディスクドライブ
100の安全ロック115がスプリング115bの付勢
力により押し上げられ、ディスクドライブ100の内扉
110を固く押圧する。この動作により、スプリング1
19は収縮され、顎部118は、突出部21を解放し、
これにより、前扉20と内扉110間の連結が解除され
る。そして、カートリッジ1は、排出スプリング143
の収縮力によって、ディスクドライブ100から排出さ
れる。なお、イジェクトボタン180は、スプリング1
80aに連結されており、イジェクトボタン180が押
圧操作されて、上述の動作が完了すると、イジェクトボ
タン180は元の位置に戻る。
【0049】なお、この第1の実施の形態に示すディス
クドライブ100に、ポンプセクション6を設けてもよ
い。ポンプセクション6内には、ディスクドライブ10
0内部及びカートリッジ1内部の気圧を高めるポンプが
設けられている。このポンプ部6の構成については、こ
こでは詳細に説明しないが、このポンプ部6は、例え
ば、次に説明する第2の実施の形態における対応する構
成と同等の構成により実現できる。
【0050】続いて、図8及び図9を用いて、本発明の
第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の
形態において、第1の実施の形態と共通する構成要素に
ついては、第1の実施の形態と共通の符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0051】第2の実施の形態においては、第1の実施
の形態における前扉20は、ヒンジ91を有する前扉5
20に置き換えられている。前扉520は、ヒンジ91
を介して、外側に開く。カートリッジ1の内表面に貼ら
れているフレキシブルシート92は、この前扉520の
内側をカバーするように延出している。
【0052】この第2の実施の形態においては、ディス
クホルダ30は、カートリッジ1の前扉520には固定
されていない。第1の実施の形態において、前扉20を
内扉110に連結するために設けられていた構成要素
は、この第2の実施の形態においては、ディスクホルダ
30のフロントプレート(図示せず)に設けられてい
る。
【0053】また、第1の実施の形態における内扉11
0は、ヒンジ320を介して外側に開く内扉510に置
換されている。また、ディスクドライブ100の内表面
に貼られているフレキシブルシート330は、内扉51
0が開いたときに、その内側の表面を覆うように延出し
ている。
【0054】カートリッジ1は、第1の実施の形態と同
様、ディスクドライブ100の外扉109を介して、ゲ
ートウェイ領域に挿入される。ゲートウェイ領域は、カ
ートリッジ1の前扉520及びディスクドライブ100
の内扉510がそれぞれ開くための余白に相当する空間
8を備える。ヒンジ91、320は、上下方向において
互いに異なる位置に設けられている。このヒンジ91、
320を介して、前扉520及び内扉510がそれぞれ
90°開放されると、前扉520及び内扉510の各内
表面により、塵埃のないクリーンな通路が形成される。
前扉520及び内扉510の外表面には密閉パッドが貼
られており、これらの密閉パッドは、それぞれ開状態で
ディスクドライブ100の内壁に強く当接し、これによ
り汚染物質が閉じこめられる。
【0055】カートリッジ1及びディスクドライブ10
0内の気圧は、ポンプ300により高められている。ポ
ンプ300は、チューブ7を介して、急速接続バルブ9
0、310に連結されている。第2のポンプ301は、
2つの扉、すなわちカートリッジ1の前扉520及びデ
ィスクドライブ100の内扉510の間の空間8から空
気を吸引する。
【0056】ここで、ディスクにデータを書き込む又は
ディスクからデータを読み出す必要が生じた場合、サー
ボモータ150は、グリッパ111を駆動し、グリッパ
111は、ディスクホルダ30のフロントプレートを挟
み込み、ディスクホルダ30を図8の紙面における右側
の方向、すなわち、動作位置に移動させる。続いて、内
扉510及び前扉520が閉じられる。この後、ポンプ
300の動作を停止してもよい。
【0057】読出/書込動作が完了すると、カートリッ
ジ1及びディスクドライブ100の内部気圧は、ポンプ
300により再び高められ、内扉510及び前扉520
が開放され、サーボモータ150がグリッパ111を駆
動して、ディスクホルダ30をカートリッジ1に戻す。
グリッパ111が引き戻されると、内扉510及び前扉
520が閉鎖される。
【0058】このように、カートリッジ1及びディスク
ドライブ100の内部気圧を高めることにより、内扉5
10、前扉520が開放されても、汚染物質はカートリ
ッジ1及びディスクドライブ100内部に侵入すること
はできない。
【0059】以上、本発明の2つの実施の形態を詳細に
説明したが、本発明の要旨を変更しない範囲で、上述の
実施の形態を種々変更することが可能である。例えば、
読出/書込動作時において、ディスクをカートリッジか
ら完全に押し出すのではなく、ディスクの一部をカート
リッジ内に残したまま読出/書込動作を実行することも
できる。この場合、ディスクドライブの読出/書込ヘッ
ドは、カートリッジから突出しているディスクの部分に
アクセスする。
【0060】さらに、本発明の他の例として、単一のカ
ートリッジ内に複数のディスクを収納してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るリムーバブ
ルディスクドライブ装置は、少なくとも1つの記録ディ
スクと、第1のインタフェース手段とを有し、第1の閉
空間を画定するカートリッジと、記録ディスクを回転さ
せるディスク回転手段と、記録ディスクに対しデータ読
出/書込処理を行うデータ読出/書込手段と、第2のイ
ンタフェース手段とを有し、第2の閉空間を画定するデ
ィスクドライブとを備えるリムーバブルディスクドライ
ブ装置であって、第1及び第2のインタフェース手段の
係合により第1及び第2の閉空間が連結された連結閉空
間が形成され、第1及び第2のインタフェース手段の係
合を解除することにより、第1及び第2の閉空間が分離
され、リムーバブルディスクドライブ装置は、さらに、
連結閉空間内において、カートリッジから、ディスク回
転手段が記録ディスクを回転させデータ読出/書込手段
が記録ディスクに対する読出/書込処理を実行できる位
置までディスクを移動させる移動手段を備える。これに
より、空気中の微粒子等による汚染からリムーバブルデ
ィスクドライブ装置の内部を効果的に保護することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクドライブ装置の第1
の実施の形態の第1の状態を示す平面断面図である。
【図2】図1に示すディスクドライブ装置の側面断面図
である。
【図3】図1に示すディスクドライブ装置の一部を示す
平面断面図である。
【図4】図1に示すディスクドライブ装置の他の部分を
示す平面断面図である。
【図5】図1に示すディスクドライブ装置の第2の状態
を示す平面断面図である。
【図6】図1に示すディスクドライブ装置の第3の状態
を示す平面断面図である。
【図7】図1に示すディスクドライブ装置の一部を示す
略図である。
【図8】本発明を適用したディスクドライブ装置の第2
の実施の形態を示す平面断面図である。
【図9】図8に示すディスクドライブ装置の側面断面図
である。
【符号の説明】
1 カートリッジ、4 閉空間、5 読出/書込部、1
0 筐体、20 前扉、30 ディスクホルダ、35
窓、40 ハブ、50 扉ロック機構、70 ローラ、
80 バックプレート、100 ディスクドライブ、1
01、筐体、109 外扉、110 内扉、120 ス
ピンドルモータ、121 ヘッド、130ヘッドジンバ
ル部材、131 ロード/アンロード機構、132 ボ
イスコイルモータ(VCM)、140 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャオ ジャンビング シンガポール国 117684 シンガポール サイエンス パーク セカンド ジ アル ファ ナンバー03−08 サイエンス パー ク ロード 10 ソニー エレクトロニク ス (シンガポール)プライベート リミ テッド シンガポール リサーチ ラボラ トリ内 (72)発明者 岡田 勘三 シンガポール国 117684 シンガポール サイエンス パーク セカンド ジ アル ファ ナンバー03−08 サイエンス パー ク ロード 10 ソニー エレクトロニク ス (シンガポール)プライベート リミ テッド シンガポール リサーチ ラボラ トリ内 (72)発明者 シェン ギャング シンガポール国 117684 シンガポール サイエンス パーク セカンド ジ アル ファ ナンバー03−08 サイエンス パー ク ロード 10 ソニー エレクトロニク ス (シンガポール)プライベート リミ テッド シンガポール リサーチ ラボラ トリ内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの記録ディスクと、第1
    のインタフェース手段とを有し、第1の閉空間を画定す
    るカートリッジと、 上記記録ディスクを回転させるディスク回転手段と、上
    記記録ディスクに対しデータ読出/書込処理を行うデー
    タ読出/書込手段と、第2のインタフェース手段とを有
    し、第2の閉空間を画定するディスクドライブとを備え
    るリムーバブルディスクドライブ装置であって、 上記第1及び第2のインタフェース手段の係合により上
    記第1及び第2の閉空間が連結された連結閉空間が形成
    され、上記第1及び第2のインタフェース手段の係合を
    解除することにより、上記第1及び第2の閉空間が分離
    され、 当該リムーバブルディスクドライブ装置は、さらに、上
    記連結閉空間内において、上記カートリッジから、上記
    ディスク回転手段が上記記録ディスクを回転させ上記デ
    ータ読出/書込手段が上記記録ディスクに対する読出/
    書込処理を実行できる位置まで上記記録ディスクを移動
    させる移動手段を備えるリムーバブルディスクドライブ
    装置。
  2. 【請求項2】 上記移動手段は、上記連結閉空間におい
    て、上記カートリッジから上記記録ディスクを押し出
    し、上記ディスク回転手段により上記記録ディスクが回
    転され、上記データ読出/書込手段が上記記録ディスク
    に対する読出/書込処理を実行できる位置まで上記記録
    ディスクを移動させ、及び該記録ディスクを上記カート
    リッジに戻す動作を行うことを特徴とする請求項1記載
    のリムーバブルディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2のインタフェース手段
    は、それぞれ開口部と、該開口部を閉鎖する扉と、閉鎖
    手段とを備え、 上記各閉鎖手段は、上記第1及び第2のインタフェース
    手段の係合が解除されると、上記各扉が上記各開口部を
    閉鎖するように該扉を保持し、上記第1及び第2のイン
    タフェース手段が係合されると、上記各扉を開放するこ
    とを特徴とする請求項1記載のリムーバブルディスクド
    ライブ装置。
  4. 【請求項4】 上記各扉は、上記第1及び第2のインタ
    フェース手段が係合すると、上記連結閉空間に露出され
    ない外表面を備えることを特徴とする請求項3記載のリ
    ムーバブルディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 上記カートリッジの扉及びディスクドラ
    イブの扉は、上記第1及び第2のインタフェース手段が
    係合すると、互いにロックされることを特徴とする請求
    項3又は4記載のリムーバブルディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2のインタフェース手段
    は、それぞれマグネット部材を備え、上記第1及び第2
    のインタフェース手段の係合は、当該マグネット部材間
    の磁力による吸着を含むことを特徴とする請求項1乃至
    5いずれか1項記載のリムーバブルディスクドライブ装
    置。
  7. 【請求項7】 上記第1及び第2のインタフェース手段
    の少なくともいずれか一方は、凸状部材を備え、該第1
    及び第2のインタフェース手段の他方は、上記凸状部材
    が嵌合する対応する凹状部材を備えることを特徴とする
    請求項5記載のリムーバブルディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】 上記第1及び第2のインタフェース手段
    のマグネット部材、凸状部材及び凹状部材は、それぞれ
    各扉に配設されていることを特徴とする請求項6又は7
    記載のリムーバブルディスクドライブ装置。
  9. 【請求項9】 上記カートリッジは、上記記録ディスク
    に対して固定された位置関係を有し、該記録ディスクを
    保持するとともに、上記データ読出/書込手段が上記記
    録ディスクにアクセスするための開口部が設けられたデ
    ィスクホルダを備えることを特徴とする請求項1乃至8
    いずれか1項記載のリムーバブルディスクドライブ装
    置。
  10. 【請求項10】 上記カートリッジは、上記記録ディス
    クが回転されている間、該カートリッジに空気が流入す
    ることを防止する背面部材を備えることを特徴とする請
    求項1乃至9いずれか1項記載のリムーバブルディスク
    ドライブ装置。
  11. 【請求項11】 上記ディスクドライブは、上記カート
    リッジを受け入れる空洞と開口部とを備え、上記第2の
    インタフェース手段は、上記空洞の背部に設けられ、上
    記ディスクドライブが上記空洞に挿入されると、上記第
    1及び第2のインタフェース手段が係合されることを特
    徴とする請求項1乃至10いずれか1項記載のリムーバ
    ブルディスクドライブ装置。
  12. 【請求項12】 上記ディスクドライブは、上記空洞の
    開口部をカバーする外側扉を備えることを特徴とする請
    求項11記載のリムーバブルディスクドライブ装置。
  13. 【請求項13】 上記連結閉空間内の気圧を高めるポン
    プ手段を備える請求項1乃至12いずれか1項記載のリ
    ムーバブルディスクドライブ装置。
  14. 【請求項14】 上記ポンプ手段は、上記第1及び第2
    のインタフェース手段が係合されている間、上記第1の
    閉空間に接続されることを特徴とする請求項13記載の
    リムーバブルディスクドライブ装置。
  15. 【請求項15】 上記ポンプ手段は、上記カートリッジ
    とディスクドライブとの間に挟まれた空気を吸引する吸
    引手段を備えることを特徴とする請求項14記載のリム
    ーバブルディスクドライブ装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15いずれか1項記載の
    リムーバブルディスクドライブ装置において使用される
    カートリッジ装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至15いずれか1項記載の
    リムーバブルディスクドライブ装置において使用される
    ディスクドライブ装置。
  18. 【請求項18】 第1のインタフェース手段を有するカ
    ートリッジにより画定される第1の閉空間に配設された
    少なくとも記録ディスクにデータを書き込み、又は該記
    録ディスクからデータを読み出すディスクドライブ装置
    において、 第2の閉空間を画定する筐体と、 上記第2の閉空間内に配設され、上記記録ディスクを回
    転させる回転手段と、上記第2の閉空間内に配設され、
    上記記録ディスクに対しデータ読出/書込処理を行うデ
    ータ読出/書込手段と、 第2のインタフェース手段とを備え、 上記第1及び第2のインタフェース手段の係合により上
    記第1及び第2の閉空間が連結された連結閉空間が形成
    され、上記第1及び第2のインタフェース手段の係合を
    解除することにより、上記第1及び第2の閉空間が分離
    され、 当該ディスクドライブ装置は、さらに、上記連結閉空間
    内において、上記カートリッジから、上記ディスク回転
    手段が上記記録ディスクを回転させ上記データ読出/書
    込手段が上記記録ディスクに対する読出/書込処理を実
    行できる位置まで上記記録ディスクを移動させる移動手
    段を備えるディスクドライブ装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの記録ディスクを収納
    する第1の閉空間を画定し、第1のインタフェース手段
    を備えるカートリッジ装置であって、 上記第1のインタフェース手段は、上記記録ディスクを
    回転させる回転手段と、上記記録ディスクに対しデータ
    読出/書込処理を行うデータ読出/書込手段とを収納す
    る第2の閉空間を画定するディスクドライブ装置が備え
    る第2のインタフェースと選択的に係合及び係合解除さ
    れ、 上記第1及び第2のインタフェース手段の係合により上
    記第1及び第2の閉空間が連結された連結閉空間が形成
    され、上記第1及び第2のインタフェース手段の係合を
    解除することにより、上記第1及び第2の閉空間が分離
    されるカートリッジ装置。
JP2002273736A 2001-09-19 2002-09-19 リムーバブルディスクドライブ装置 Expired - Fee Related JP4172237B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SG200105709A SG106637A1 (en) 2001-09-19 2001-09-19 Removable disk drive system
SG200105709-0 2001-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003109372A true JP2003109372A (ja) 2003-04-11
JP4172237B2 JP4172237B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=20430837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002273736A Expired - Fee Related JP4172237B2 (ja) 2001-09-19 2002-09-19 リムーバブルディスクドライブ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4172237B2 (ja)
SG (1) SG106637A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018190393A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 富士通株式会社 情報処理装置、ファイル格納方法およびプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE129360T1 (de) * 1992-08-04 1995-11-15 Ibm Unter druck stehende koppelsysteme zum transferieren von einem halbleiterwafer zwischen einem tragbaren abdichtbaren unter druckstehenden behälter und einer bearbeitungsanlage.
JP2000260148A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Ricoh Co Ltd 情報記録媒体処理装置および情報記録媒体用カートリッジ
JP2001035117A (ja) * 1999-07-21 2001-02-09 Mitsubishi Chemicals Corp ディスクカートリッジ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018190393A (ja) * 2017-05-01 2018-11-29 富士通株式会社 情報処理装置、ファイル格納方法およびプログラム
JP7060792B2 (ja) 2017-05-01 2022-04-27 富士通株式会社 情報処理装置、ファイル格納方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
SG106637A1 (en) 2004-10-29
JP4172237B2 (ja) 2008-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4419703A (en) Disc cartridge loading mechanism
US5481420A (en) Data storage device with removable cartridge having shutter unlocking and disk unrestraining arrangements
JP3276986B2 (ja) 開閉扉機構
US5636095A (en) Removable disk to drive engagement
US5610789A (en) Tape cartridge with a gate member slidably mounted an access door
JP2001229643A (ja) ディスクカートリッジ
JP4172237B2 (ja) リムーバブルディスクドライブ装置
US6111726A (en) Data storage cartridge with rotary shutter
US6172849B1 (en) Apparatus for retaining a disk cartridge shutter in a closed position
US6278575B1 (en) Method mounting a data storage cartridge that minimizes Z-axis translation
JP4099577B2 (ja) 記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構
JPS5925301B2 (ja) カ−トリツジ
JP2000123563A (ja) ディスクドライブ装置とコンピュータ装置
JPH0210628Y2 (ja)
JPH1153876A (ja) ディスク装置とコンピュータ装置
KR200328878Y1 (ko) 디스크의 회전으로 인한 공기유동을 이용한 자동개폐장치
JPS58111148A (ja) カ−トリツジ案内装置
JP4266112B2 (ja) 記録再生装置
JP2514009Y2 (ja) 防塵機構を備える光ディスクドライブ装置
JPS58108055A (ja) フロツピ−・デイスク駆動装置
JP2000123516A (ja) ディスクカートリッジ、ディスクドライブ装置及びコンピュータ装置
JP2005025807A (ja) ディスクドライブ装置
JP2001076478A (ja) 磁気ディスク装置
JP2001143357A (ja) ディスクドライブ装置の開閉扉機構
US20060070897A1 (en) Case

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040618

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040618

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees