JP2003108864A - 顧客属性特定型情報媒介システム - Google Patents

顧客属性特定型情報媒介システム

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JP2003108864A
JP2003108864A JP2001301489A JP2001301489A JP2003108864A JP 2003108864 A JP2003108864 A JP 2003108864A JP 2001301489 A JP2001301489 A JP 2001301489A JP 2001301489 A JP2001301489 A JP 2001301489A JP 2003108864 A JP2003108864 A JP 2003108864A
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Kenichi Harada
謙一 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信システムにおいて、当該システムの利用
者に対して広告等情報を提供するに際し、利用者の顧客
属性分析に基づく有効な情報を提供しうる情報配信サー
ビスと、簡易で円滑な決済手段をも提供しうる該システ
ムを提供する。 【解決手段】 通信網に接続可能な機器の利用者に利用
者の顧客属性分析に基づく広告等を提供するための情報
媒介システムであり、広告等提供の管理主体である管理
局、管理局により提供される広告等を出力する機能を有
し、通信網に接続可能な利用者端末、並びにその利用者
に対し物品等の提供を行ない或いは提供広告対象となる
販売機関を含み、それらが通信網で接続され、随意に基
地局が設置される情報媒介システムであり、管理局は利
用者端末からの広告等提供要求に対し、利用者の属性分
析に基づき提供する広告等を編集し、送信する広告及び
情報管理手段を有するデータ管理装置を有する該システ
ムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PDA
(Personal Digital assista
nce)等の移動体及びパーソナルコンピュータ、ネッ
トワーク接続が可能なテレビゲーム等の有線及び/又は
無線通信システムにおいて、当該通信システムの利用・
契約者(以下、利用者とする)に対し、広告等情報を提
供するに際し、利用者の顧客属性分析に基づき、より有
効な情報を選択、生成、編集及び提供しうる情報配信サ
ービスと、あわせて簡易で円滑な決済手段をも提供しう
る該システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来のパーソナルコンピュータを
使用した通信に加え、携帯電話、PDA等のデジタル移
動体無線通信機器(以下、携帯電話等とする)の通信性
能の飛躍的向上により、これら機器を使用することによ
り、電話としての音声通話機能を超えて、大量のデジタ
ル情報の送受信が可能となった。例えば、携帯電話等か
らWWWサーバに代表されるインターネット上の各サー
バにおけるウェブサイト(web site)にアクセ
スできるようになり、音声、画像、文字等の情報を閲覧
したり、又はダウンロードにより入手できるばかりでな
く、メッセージ等の情報の双方向の通信も可能となって
いる。
【0003】上記のような、携帯電話等におけるデジタ
ル情報の送受信機能の発達により、従来のインターネッ
ト上の仮想店鋪(バーチャルショップ)での取り引きに
おいて発明されていたクレジットカードや電子マネー等
を用いた電子決済手段もまた、これら携帯電話等の端末
操作により利用できることが現実のものとなりつつあ
る。そればかりか、携帯電話等の持ち運び容易性から、
バーチャルショップに限らず、通常の実店舗における商
取引においても、今まで現金等を使用して行なってきた
決済を、このような電子決済手段で代替するためのシス
テムが多方面で発明されている。
【0004】広告業界においても、携帯電話等に配信さ
れる情報の増加に伴い、今までパソコンの画面上で使用
されてきた広告、例えばバナー広告、電子メール広告、
プッシュ型広告等のインターネット広告等に、携帯電話
等の利用者が接する機会も必然的に増加することとな
る。しかし、ここで携帯電話等に配信される広告は、パ
ソコンを使用したウェブサイト上に張り付けられたバナ
ー広告や、特定のサイトへのアクセスをトリガーとする
ものに限られず、携帯電話等の持ち運び容易であるとい
った特性を活かしたものが望ましい。そして現にそのよ
うな種々の広告、情報提供サービスも発明されている。
その一例として位置検索システムを利用した情報配信サ
ービスが有名である。これは、各基地局がカバーする領
域内に携帯電話等が侵入した場合に、その携帯電話等の
所在位置情報を基地局の位置から算出し、位置登録情報
が管理局等の情報提供主体へ送信され、折り返し管理局
等から現在位置情報を携帯電話等端末に提供する種々の
サービスであり、まさに端末の上記特性を活かしたもの
であるといえる。
【0005】さらに、このシステムの応用としては、位
置情報の提供のみならず、登録された位置情報を利用し
て、付近の施設、店舗情報を提供するサービスシステム
も発明されている。特開平9―361752によれば、
特定の地域、例えば商店街の領域内で、それぞれが対応
する特定領域をカバーする基地局を複数設け、携帯電話
等から送信される位置登録要求に基づき、情報通知装置
から一定の情報を折り返し送信する一連のシステムが開
示されている。ここで提供される情報は、位置登録要求
を受信する基地局の位置に対応したものであり、予め登
録されていた情報(例えば店舗情報)に限定されてい
る。またJ- Phone社の情報提供サービス「ステー
ション」(ステーションはJ- Phone社の商標)に
おいても、携帯電話の利用者に対し、最寄りの基地局か
らその基地局が属する地域のタウン情報、店情報、イベ
ント情報等のいわば地域に密着した情報、さらには天
気、ニュース等の情報を自動的に送信するシステムが公
知である。さらにステーションにおける情報は比較的短
い時間で自動的に更新され、情報の被提供者において
は、その地域に即した比較的新しい情報を入手すること
ができる点では優れている。さらに、位置登録情報を基
にして又は無関係に、利用者の意思表示を基に該当情報
を表示するシステム、すなわち検索システムを付加した
システムも多方面で発明されている。例えば「東京で中
華料理が食べたい」と入力することにより該当店舗のサ
イトへのリンクの一覧が表示されるといったものもあ
る。
【0006】一方、一般的なパーソナルコンピュータに
加え、テレビ及びゲーム機器等についてもインターネッ
ト接続可能な機能を付加することができるようになり、
これらの利用者はウェブサイト等及び実店舗における商
売人(以下、マーチャントとする)の提供する情報を気
軽に閲覧でき、表示された商品等をさらに手軽に購入で
きるようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような利用者の位置情報を基に提供する情報にはおのず
と限界がある。位置情報のみを基にした情報の提供は、
利用者の属性、すなわち利用者の購買意欲や経済的環境
等とは全く無関係であり、利用価値の低い情報を提供す
るものとなりやすいという欠点がある。例えば、酒を全
く飲まない利用者に対して、その利用者の属するエリア
内の居酒屋の割引情報を提供しても、広告としての効果
はほとんど期待できない。また商店A内で商品Aを探し
ている利用者に対して、全く異なる商品を扱う商店Bの
安売り情報を提供しても、広告としての効果は小さい。
検索機能を付加してある程度利用者の意思を反映させる
システムにおいてさえ、利用者が本当に欲しい情報があ
る場合においても、その情報を取得するためには多大な
時間と労力をかけてなければならないか、又は結局到達
できない場合がある。一方、広告のジャンルにおいては
マーチャント同士の広告が競合するものとなることがあ
り、それはマーチャント側の意図に反することがある。
このように利用者にとって不要な情報が氾濫することに
より、マーチャントにおいては広告提供を依頼する意欲
の減退につながり、その結果、利用者にとっても利用価
値のない情報の氾濫することにより広告を読む意欲が減
退し、情報提供システム全体としての利用価値を低下さ
せるという結果を招く恐れがある。
【0008】他方、広告業界において、顧客属性分析に
基づく広告提供が行なわれていることは公知である。顧
客属性分析に基づく広告提供とは、広告提供者がアンケ
ート等を通じて入手した顧客の年齢、性別、購買傾向、
預金等の情報を分析して被提供者を限定したり、提供す
る広告の種別、提供時期(時間)を調整することによ
り、提供された広告に対するヒット率を飛躍的に向上さ
せることを可能とするものである。これは提供者側にお
いて大幅なコスト低減やより有効な情報提供を図ること
を可能にするだけでなく、被提供者側においても不必要
な広告を大量に受け取る煩わしさを解消できるという利
点がある。付記すれば、上記顧客属性分析は広告業界の
みならず、金融、証券、保険業界における新規顧客の獲
得、現在の顧客維持等における利用も提案されている。
例えば、特開平5―101108には、金融機関等を例
として対象顧客の潜在的なニーズをひき出すために、顧
客属性分析に基づく営業システムを開示している。
【0009】しかし、提供情報が特に携帯電話等を介し
て行なわれる場合は、情報のリアルタイム性が極めて重
視される。しかし、公知の顧客属性分析に基づく情報提
供システムは、営業等の戦略の手法の一部として利用さ
れているのみであり、リアルタイム性を問題とするもの
ではない。
【0010】さらに店鋪内での購買意欲促進効果を向上
させるといった課題も存在する。例えば、携帯電話等の
属するエリア内の店舗情報を提供するものであり、その
後、利用者がある店舗Aに入った際に、その店舗内に置
ける購買意欲を促進させることができる情報(例えばそ
の店舗における特売情報等)が提供できれば、マーチャ
ントの立場からの広告の提供価値は一層向上することと
なり、さらに顧客属性分析に基づく情報提供において、
情報提供主体がリアルタイムに利用者の行動に対応でき
れば(少なくともこの場合店舗Aに入ったことを確認で
きれば)同時に競合者同士の情報がバッティングするこ
とも避けることができる。この点については、公知の情
報提供システムにおいては全く開示も示唆もされていな
い。
【0011】上述のように、利用者の属性分析に基づい
てリアルタイムに編集された利用可能性の高い情報や広
告を利用者に提供することができ、当該提供される情報
はエージェントが電子認証等を利用して優先付けをした
ものであり、さらにマーチャントの立場から顧客等の購
買意欲を高めることができるように、利用者がある程度
能動的にウェブサイト(又は実店舗)にアクセスするこ
とをトリガーとして情報提供するシステムが要求され
る。このシステムによれば、利用者においては不要な情
報を受け取る必要がなく、マーチャントにとっては競合
者との広告のバッティングを回避できるとともに、自己
のサイト(又は店舗)内に存在する利用者(顧客)の購
買意欲を高めることができ、双方にとって大変便利であ
る。顧客の購買意欲を高める点では上記インターネット
接続可能なパーソナルコンピュータ、テレビ及びゲーム
機器等についても同様である。従来、これら場所移動を
前提としない機器により閲覧可能なウェブサイトマーチ
ャントは、販売物を陳列するだけの「自動販売機」「セ
ルフサービス」的な存在であるに過ぎないことが多く、
利用者の購買意欲を促進する点に欠けていた。そこで前
述のように顧客にとって有益な情報を提供できれば、そ
の購買意欲を促進することも可能となる。さらに上記情
報提供システムに加え、電子決済等のシステムをも追加
することができれば、利用者においては購買の手続きを
簡便にし得る点で一層便利である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、通信網に接続可能な機器の利用
者に対し、利用者の属性分析に基づく情報を提供するた
めの情報媒介システムであり、広告・情報提供の管理主
体である管理局、管理局により提供される広告・情報を
出力する機能を必須に有し、有線及び/又は無線にて通
信網に接続可能な機器(以下利用者端末とする)、並び
にその利用者に対し物品及び/又は役務の提供を行ない
或いは提供広告対象となる販売機関を必須に含み、それ
らが通信網で接続されており、ここで前記利用者端末が
無線にて接続される場合はさらに管理局と利用者端末の
無線通信の中継点となる基地局が設置される情報媒介シ
ステムであり、前記管理局は前記利用者端末から送信さ
れる広告・情報提供要求に対して、利用者の属性分析に
基づき提供する広告・情報を編集し、前記利用者端末に
送信する広告及び情報管理手段を有するデータ管理装置
を有する情報媒介システムを提供する。
【0013】上記システムによれば、本システム利用者
は自己の属性分析に基づく情報を受信することが可能と
なり、不必要な情報を大量に提供されることなく、利用
価値の高い情報を得ることができるようになる。
【0014】さらに、本発明においては管理局、利用者
端末、販売機関に加え、利用者端末の利用者の購買にお
ける決済を行なう金融機関をさらに含み、これらが通信
網により接続されてなることを特徴とする前記情報媒介
システムを提供する。
【0015】上記システムによれば、本発明のシステム
の利用者は、通信網を利用した決済を行なうことが可能
となり、購買手続きが一層簡易なものとなり、販売機関
における購買意欲を一層増進させることが可能となる。
【0016】さらに、本発明においては、利用者に提供
する広告を生成し管理局に提供する広告生成機関、及び
利用者に提供する情報を生成し管理局に提供する情報生
成機関をさらに含み、これらが通信網により接続されて
なることを特徴とする前記情報媒介システムを提供す
る。
【0017】上記システムによれば、既存の広告及び情
報作成機関の作成する情報を利用することができ、マー
チャントにおいても提供情報の作成等の一連の作業を容
易かつ円滑に行うことが可能となる。
【0018】さらに、本発明においては、前記管理局が
通信制御装置及びデータ管理装置を含む構成を有し、デ
ータ管理装置はCPU、主記録装置及び補助記録装置を
含み、補助記録装置は、A)データベース部及び、B)
データ管理部を有し A)データベース部は a1)利用者端末の利用者の個人情報を格納する利用者
情報データベース、 a2)利用者端末に送信する広告及び情報を格納する提
供情報データベース、を有し、 B)データ管理部は b1)前記提供情報データベース内の情報を前記利用者
情報データベースの情報に基づく属性分析により、利用
者に提供する広告の選別、優先付けかつ編集することに
より、送信可能なファイルを作成し送信することを含む
処理を行う広告管理手段、 b2)前記提供情報データベース内の情報を前記利用者
情報データベースの情報に基づく属性分析により、利用
者に提供する情報の選別、優先付けかつ編集することに
より、送信可能なファイルを作成し送信することを含む
処理を行う情報管理手段、 b3)利用者の行動に関するデータを取得し、利用者情
報データベースに格納可能なファイルに変換し、保存す
ることを含む処理を行う行動管理手段、 b4)利用者による購買動向に関するデータを取得し、
利用者情報データベースに格納可能なファイルを作成及
び保存し、購買行程における利用者と販売機関との購買
に係る処理を行なう購買管理手段、 b5)利用者が物品を購入する際の決済行程において、
利用者と金融機関との仲介処理を行い、さらに利用者の
決済情報を利用者情報データベースに保存することを含
む処理を行う決済管理手段、 b6)利用者の本システム利用における購入ポイント管
理を行ない、利用者のポイントサービス取得に係る情報
を利用者情報データベースに変換し保存することを含む
処理を行うポイントサービス管理手段、 b7)管理局と前記利用者端末とが通信網において接続
された際に及び/又は定期的にa1)利用者情報データ
ベース及び/又はa2)提供情報データベース内のデー
タを更新する更新手段、を有することを特徴とする前記
情報媒介システムを提供する。
【0019】このシステムによれば、管理局は利用者端
末に対し、データベース中に格納された広告・情報をリ
アルタイムの利用者に関するデータを加味した属性分析
に基づいて選別、編集した上で送信することが可能とな
り、例えば移動機等の利用者においては自分が現在アク
セスしようとする販売機関に関するリアルタイムの広告
・情報を入手することができる。
【0020】さらに、本発明においては、販売機関が実
店舗及び/又はウェブサイトであり、そして販売機関が
実店舗の場合には、販売機関を特定する識別子を含む販
売機関識別信号を常時発信するための信号発信装置を有
する情報媒介システムであり、前記利用者端末が、前記
販売機関識別信号を受信機により自動的に受信すること
により或いは前記利用者端末と販売機関との通信網上に
おける接続が確立された場合に、接続された販売機関か
ら送信される販売機関を特定する識別子を含む販売機関
識別情報を受信することにより、その識別子に基づいて
広告・情報提供要求を生成し、当該要求を管理局に送信
することを特徴とする前記情報媒介システムを提供す
る。上記システムによれば、利用者端末の利用者が購買
対象とする又は関心を持っている実店舗又はウェブサイ
トに、利用者側からある程度能動的に接触することが広
告・情報提供開始のトリガーとなるので、管理局から送
信される利用者の属性分析に基づく情報も、当該販売機
関等に密接に関連したものとなり、利用者においても現
在必要とされる可能性の高い情報をリアルタイムで取得
することを可能にする。
【0021】さらに、本発明においては、前記利用者端
末が、販売機関及び/又は管理局との通信を統括制御す
る通信制御部、前記利用者端末の各部の制御機能を有す
るCPU、主記録装置及び補助記録装置を含む統括制御
部、管理局から受信した情報を音声、文字及び画像とし
て出力し、また利用者により音声、文字等の情報を入力
する入出力インターフェイス並びにこれらを相互に接続
するバスを含み、前記補助記録装置が、販売機関から発
信された前記販売機関識別信号又は情報を自動受信し、
受信した販売機関特定情報を基に管理局に送信可能な情
報提供要求ファイルを生成し、さらに管理局及び/又は
販売機関との送受信情報に係る一連の入出力管理を行な
う機能を必須に保有するエージェントプログラム並びに
それに伴うプラグインソフト及びブラウザを含む入出力
管理手段を有することを特徴とする前記情報媒介システ
ムを提供する。
【0022】上記システムによれば、利用者端末が、自
動的に利用価値の高い情報を受信及び入出力管理するエ
ージェント機能を有することにより、利用者においては
多大な時間と労力を費やして情報提供要求等の操作を行
うことなく必要な情報を取得できる。なお本発明におい
て「ブラウザ」とは、インターネットにおける検索、閲
覧用ソフトをいう。「プラグインソフト」とは、ブラウ
ザに、音声や動画の表示等の付加機能を提供するために
導入されるソフトをいう。「エージェントプログラム」
とはユーザにかわり様々なサービスを自動的に行うプロ
グラムをいう。
【0023】さらに本発明においては、管理局から前記
利用者端末へ送信されるファイルが決済データ、広告デ
ータ及び情報データを含む構成であることを特徴とする
前記情報媒介システムを提供する。このシステムによれ
ば、利用者は購買において自己の預金額等決済に必要な
情報等を参照しながら購買判断を下すことも可能とな
り、使用者にとって便宜である。
【0024】さらに本発明においては、販売機関から発
信される販売機関を特定する信号が音波、光波、電磁波
のいずれか1種又はこれらの2種以上の組合せを含む前
記情報媒介システムを提供する。このシステムによれ
ば、例えば利用者端末が携帯電話等の移動機であり、マ
ーチャントが実店舗である場合に、移動機に当該信号の
受信機を設置することにより、当該実店舗を識別させる
ことが可能となり、ウェブサイトを有しないマーチャン
トにおいても本システムを有効に使用することができ
る。
【0025】さらに本発明においては、前記エージェン
トプログラムが通信網の接続の有無に関わらず顧客情報
を収集し、補助記録手段内に保存し、通信網に接続した
際に、管理局に対し、当該情報を自動送信処理する手段
を有する前記情報媒介システムを提供する。このシステ
ムによれば、本システムにおいて必要な情報を、顧客の
本システム導入時の情報、顧客の消費行動の分析に基づ
く情報に加え、利用者端末に搭載されたエージェント機
能が定期又は不定期に行うアンケート調査等により収集
し得る情報を顧客属性分析に反映させることが可能にな
る。
【0026】さらに本発明においては、前記エージェン
トプログラムによる出力が、前記利用者端末のディスプ
レイに表示される画面上にポップアップする架空キャラ
クター又は新たなウインドウを表示させ、その吹き出し
内に表示される文字情報及び/又は音声情報によりなさ
れることを特徴とする前記情報媒介システムを提供す
る。このシステムによれば、利用者の属性を良く知るい
わゆる「売り子」が秘書のように付き添って利用者の案
内することとなり、利用者の購買意欲を一層促進するこ
とが可能となる。
【0027】さらに本発明においては、通信網に接続可
能な機器の利用者に対し、利用者の顧客属性分析に基づ
く情報を提供するための情報媒介システムにて使用され
るプログラムであり、前記通信網に接続可能な機器から
の広告及び/又は情報提供要求を通信制御装置を介して
受信し、受信した情報に対応して、補助記録装置内に予
め蓄積した利用者情報に基づく属性分析を行ない、補助
記録装置内に予め蓄積された利用者に提供するための広
告及び/又は情報の選別及び優先付けかつ編集する処理
と、その情報を含む送信可能なファイルを作成し通信制
御装置を介し送信する処理を行なうプログラムを提供す
る。
【0028】さらに本発明においては、通信網に接続可
能な機器の利用者に対し、利用者の顧客属性分析に基づ
く情報を提供するため方法であり、前記通信網に接続可
能な機器からの広告及び/又は情報要求を通信制御装置
を介して受信し、受信した情報に対応して、補助記録装
置内に予め蓄積された利用者情報に基づく属性分析を行
ない、補助記録装置内に予め蓄積した利用者に提供する
ための広告及び/又は情報の選別及び優先付けかつ編集
する処理と、その情報を含む送信可能なファイルを作成
し通信制御装置を介し送信する処理を行なうことを含む
広告及び/又は情報の提供方法を提供する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して以下に説明する。図1は本発明の情報媒介シ
ステムの全体構成図を示す。本発明のシステムは利用者
端末10、基地局20、管理局30、販売機関40、金
融機関50、広告生成機関60、情報生成機関70及び
インターネット80により構成される。なお基地局20
は利用者端末が携帯電話等の移動体であった場合、必要
に応じて中継点として機能するために設置される機関で
ある。なお図示しないが、本発明の通信網は公知のゲー
トウェイサーバを有する公知の移動パケット通信網に収
容されることができる。
【0030】本発明の通信網にて授受されるデータのプ
ロトコルは、HTTP(HyperText Tran
sfer Protocol)、FTP(File T
ransfer Protocol)及びTCP/IP
等の公知の通信プロトコルを使用することができるが、
利用者端末10及び管理局30間で通信されるファイル
のデータブロック内のフィールドの構成は、提供される
広告・情報制御プロトコルを構成する広告・情報ヘッダ
ーと、決済情報ヘッダーと、利用者識別情報ヘッダー
と、販売機関識別子と、利用者端末10において表示可
能な公知の表示用言語に変換し得るデータとがセットさ
れていることが好ましい。また、本発明のシステムは決
済機能を付与することを念頭においているため、個別認
証及び暗号化可能なものであることが好ましい。利用者
端末10の通信方式は、有線の場合は通常の電話回線及
び光ファイバー回線等を使用した公知のアナログ及びデ
ジタル通信を使用することができ、また無線通信を使用
する場合はCDMA(Code Division M
ultiple Access)やPHS(簡易型携帯
電話方式)等の公知の無線通信方式を使用することもで
きる。なお、本発明においては、上記通信手段を限定す
るものではなく、将来的にも任意の情報送受信手段に対
応することを想定するものである。
【0031】基地局20は、利用者端末10と情報提供
主体たる管理局30との間の無線通信の中継点となる機
関であり、全国各地に複数設けることができる。この場
合、それぞれの基地局20がカバーする無線セル内に在
圏する移動機と無線通信を行なうことができる。基地局
20の構成については、本発明においては公知の移動体
通信網において使用されるもの、特に利用者端末との無
線通信の確立された際に位置登録情報を生成させ、通信
データに付加し、管理局30に送信することができる公
知の位置検知システムに使用されるものであることがで
きる。
【0032】管理局30は本発明の情報媒介システムを
統括管理する機関であり、利用者へ提供する広告・情報
の生成、利用者の属性分析に基づく編集、通信ファイル
への変換及び送信処理、利用者情報の蓄積に係る処理、
決済に係る処理、金融機関50と利用者との仲介処理、
広告・情報の蓄積等の機能を果たす機関である。すなわ
ち管理局30は、利用者が用いる利用者端末に搭載され
た機能に則して生じる消費者の行動を、データ収集、管
理、運用することができる機関であり、利用者側には特
に意識されない存在となる。さらに管理局は取得したデ
ータの管理にあたり、いわゆるCRM(Custome
r Relationship Managemen
t)の機能を用いた個人属性管理を行なう。こうした個
人属性管理は「購買履歴」のみに依存した旧来の管理手
法と異なり、提供された広告、情報及びポイントサービ
スに対する利用者のリアクション、位置、時間、さらに
は後述するエージェントプログラムにより収集される情
報等に基づき絶えず(リアルタイムに)更新される。
【0033】次に管理局の構成について説明する。管理
局30は利用者端末及び外部各機関との通信制御を行な
う通信制御装置31、データの統括的な処理を行なうデ
ータ管理装置32により構成される。データ管理装置3
2はCPU33、主記録装置34及び補助記録装置35
を含む、公知の任意の通信可能なコンピュータを想定し
ている。主記録装置34はCPUの命令により直接高速
にアクセスできる装置であり、CPUのワークエリア等
として使用する装置である。ここで主記録装置としては
公知のRAM等を使用することができる。補助記録装置
35はCPUの命令により、一旦、前記主記録装置34
に記録させるためのデータ、実行プログラムを保存する
ための記録装置であり、公知のフレキシブルディスクや
ハードディスクのような磁気ディスク、CD- ROMの
ような光ディスク等のあらゆる記録媒体を使用すること
を想定している。
【0034】補助記録装置35内には種々のプログラ
ム、データが格納されており、特に本発明において、デ
ータベースファイルを有するA)データベース部35A
及び、本発明のシステムに必要な処理プログラムファイ
ルを有するB)データ管理部35Bが格納されており A)データベース部35Aは a1)利用者端末の利用者の個人情報を格納する利用者
情報データベース35a、 a2)利用者端末に送信する広告及び情報を格納する提
供情報データベース35b、を有し、 B)データ管理部35Bは b1)前記提供情報データベース35b内の情報を前記
利用者情報データベース35a内の情報に基づく属性分
析により、利用者に提供する広告の選別及び優先付けか
つ編集することにより、送信可能なファイルを作成し送
信することを含む処理を行う広告管理手段35c、 b2)前記提供情報データベース内の情報を前記利用者
情報データベースの情報に基づく属性分析により、利用
者に提供する情報の選別、及び優先付けかつ編集するこ
とにより、送信可能なファイルを作成し送信することを
含む処理を行う情報管理手段35d、 b3)利用者の行動に関するデータを取得し、利用者情
報データベースに格納可能なファイルに変換し、保存す
ることを含む処理を行う行動管理手段35e、 b4)利用者による購買動向に関するデータを取得し、
利用者情報データベースに格納可能なファイルを作成及
び保存し、購買行程における利用者と販売機関との購買
に係る処理を行なう購買管理手段35f、 b5)利用者が物品を購入する際の決済行程において、
利用者の金融機関との仲介処理を行い、さらに利用者の
決済情報を利用者情報データベースに保存することを含
む処理を行う決済管理手段35g、 b6)利用者の本システム利用における購入ポイント管
理を行ない、利用者のポイントサービス取得に係る情報
を利用者情報データベースに変換し保存することを含む
処理を行うポイントサービス管理手段35h、 b7)管理局と前記利用者端末とが通信網において接続
された際に及び/又は定期的にa1)利用者情報データ
ベース及びa2)提供情報データベース内のデータを更
新する更新手段35i、を有することができる。
【0035】利用者情報データベース35aは前記補助
記録装置35内における利用者の情報を保存する領域で
あり、アンケート、契約時の登録情報等の利用者の申告
による情報、決済履歴、購買履歴及び行動履歴等の履歴
情報、預金残高さらには受信基地局からの識別情報、現
在の日付及び時刻、利用者の在する場所の天気、提供サ
ービスに対するリアクション等の種々のリアルタイムの
情報が格納され随時更新される。また、後述する利用者
端末に搭載されたエージェントプログラムが、通信網非
確立時に定期又は不定期に行うアンケート調査に基づく
情報を通信網確立時に自動受信することにより得られる
顧客データを格納することもできる。なお利用者情報デ
ータベース35a内に格納されるデータはこれらに限定
されるものではない。そして、広告管理手段35c及び
情報管理手段35dは、利用者情報データベース35a
内に格納された情報を使用して、利用者の属性分析を行
なうことが可能になる。利用者情報データベース35a
内のデータファイル構造は、公知の顧客属性分析に係る
データファイル構造と大きな違いはない。また「OLA
P(On- Line Analytical Proc
essing)ツール」等公知のデータベース管理ソフ
トを使用することができる。
【0036】提供情報データベース35bは、利用者端
末10に向けて送信する広告・情報を予め格納する領域
である。提供情報データベース35bへ格納されるデー
タは、通常は外部の広告生成機関60及び情報生成機関
70により生成され、インターネット等を通じ管理局に
送信されたものであることができ、更新手段35iによ
り随時更新される。また広告等の生成はこれらの機関に
限られず販売機関40が自己の店舗に関する情報を独自
に生成したものであってもよい。提供情報データベース
35b内のデータファイル構造は、公知の情報提供シス
テムに係るデータファイル構造と大きな違いはなく、公
知のデータベース管理ソフトを使用して管理できる。
【0037】広告管理手段35c及び情報管理手段35
dは、上述のとおり提供情報データベース35b内の情
報を前記利用者情報データベース35aの情報に基づく
属性分析により、利用者に提供する広告・情報の選別、
及び優先付けを行い、かつ編集及び生成し、送信可能な
ファイルに変換かつ送信処理を行なうプログラムファイ
ルである。広告管理手段35c及び情報管理手段35d
が提供広告・情報を生成する処理手順の一例を図2に示
す。利用者が特定の販売機関40とアクセスを開始した
場合、利用者端末10のエージェント機能により自動的
に広告・情報提供要求が送信され、管理局30において
は当該要求を受信する(S1)。そして当該要求には利
用者識別情報、販売機関識別情報さらに基地局を中継す
る場合は中継した基地局20により利用者端末が在圏す
るエリアの識別情報が含めることができるので、それら
を取得することができる(S2、S3及びS4)。次に
利用者識別情報に基づき、対応する利用者情報を利用者
情報データベース35aより取得する(S5)。前述の
とおり、この情報は利用者の登録情報、履歴情報及びリ
アルタイムの利用者の行動に関するデータを含む。続い
て上記取得データを使用して利用者の属性分析を行ない
(S6)、広告・情報データベースより販売機関識別情
報に対応した広告・情報データを取得し(S7)、利用
者の属性分析結果に基づいて取得した広告・情報データ
を選別、優先付け及び編集する(S8)。
【0038】ここで上記属性分析の方法は公知のデータ
マイニング法を使用することができ、広告・情報データ
の選別とは、使用者が最も要求する可能性が高いと思わ
れる商品、役務等の種別を選択することであり、優先付
けとは選別された情報に対しての優先付けであり、編集
とは利用者端末に表示させる時間、様式等を加味した表
示プログラムを構成することをいい、例えば既存の10
000種の広告から3種を属性分析により選出し、各3
0秒ごとに3分間繰り返し表示させ続けるといった表示
プログラムを構成する、或いは既存の広告プログラムを
特定の利用者向けに書き換える処理も当然に含むことが
できる。この時点で販売機関識別情報の変更(更新)が
有ればS1に戻り、なければ次の段階に進む(S9)。
次にS8にて編集されたデータを送信可能なファイルに
変換し(S10)、広告・情報データを送信(S11)
後、終了する。ここでは利用者端末に向けて送信される
情報をデータベースから選別する手法を例示したが、も
ちろんデータベースからだけではなく、必要があれば販
売機関40、広告生成機関60又は情報生成機関70か
らデータベースを経由せずに、データファイルを主記録
装置に格納し編集等してもよい。
【0039】行動管理手段35eは上述のとおり、利用
者の位置情報、行動時間等利用者の行動に関するデータ
を取得し、利用者情報データベース35aに格納可能な
ファイルに変換し保存するための手段である。なお提供
された広告、情報及びポイントサービスに対する利用者
のリアクションもここで編集することができる。さら
に、後述する前記利用者端末に搭載されたエージェント
プログラムが実施するアンケートについての指示情報を
ここで作成及び送信する等してもよい。ここで利用者の
位置情報及びそれに伴う利用者端末の使用時間等の情報
取得は、中継点となる基地局からの識別情報を利用する
ことができ、これには前述した公知の移動体位置検知シ
ステムを使用することができる。
【0040】購買管理手段35fは、利用者の購買物
品、購買時間帯及び購買物品の規模等、利用者の購買に
関するデータを取得し、利用者情報データベース35a
に格納可能なファイルに変換後保存し、さらに購買行程
における利用者と販売機関40との仲介処理及び配送指
示等の処理を行なう。図3は購買管理手段の処理手順の
一例を表す。図3の場合は特に販売機関40がインター
ネット上の架空店舗である場合をイメージしている。な
お販売機関40が実店舗の場合は、利用者が実際に店舗
に出向いて交渉を行なうことができるため、決済以外の
処理は省略する。S21の情報要求とは、利用者が架空
商店のサイトにおいて商品等の情報を見て、価格、在庫
量や納期などの詳細情報を要求し、それを管理局で受信
する。受信した管理局30は要求された情報を利用者端
末10に対して送信する(S22)。その情報を見た利
用者は、購入する意思がある場合には購入指示を管理局
に対して送信する(S23)。なお購入指示がない場合
は処理を終了する。購入指示を受けた管理局30は、販
売機関40に向けて購入指示があった旨の通知及び利用
者の必要な情報を送信する(S24)。ここで利用者の
必要な情報とは納期、在庫等の情報であり、場合によっ
ては電子決済可能金額等の情報を含むことができる。販
売機関40は当該希望商品が納品可能であるかを判断し
(S25)、可能である場合は、納期や購入に関する手
続きに関する情報を管理局30に向けて送信する。受信
した管理局30はそのまま又は編集して利用者に送信す
る(S26)。送信完了後、管理局30は販売機関40
に対し納品指示を通知し(S27)、購買履歴を利用者
情報データベース35aに保存し(S28)終了する
(S29)。なお、ここでいう購買履歴とは、実際に商
取引が行なわれた場合の履歴情報のみならず、商品等の
閲覧履歴情報などの購買過程における一切の情報を含む
ことができる。続いて、希望商品が納品可能である旨の
返事が店舗から得られなかった場合は、その旨を利用者
に通知する(S30)。上記処理手順以外でも、購買管
理手段としてはバーチャルショップでの購買処理用に発
明された公知の購買処理プログラムを使用して任意に変
更することはもちろん可能である。すなわち本発明で
は、本システムを媒介として行なった購買情報は、全て
利用者情報データベース35aに記録され、属性分析に
おけるデータとして使用されることを特徴とする。
【0041】決済管理手段35gは、上述のとおり、利
用者が物品を購入する際の決済行程において、利用者と
金融機関50との仲介処理、さらに利用者の決済情報を
利用者情報データベース35aに格納可能なファイルに
変換し保存するための手段である。本発明における特に
電子認証を用いた決済処理としては、公知の電子認証技
術及びそれに伴う決済システムを、使用することができ
る。但し本発明では、本システムを媒介として行なった
電子決済情報は、全て利用者情報データベース35aに
記録され、属性分析におけるデータとして使用すること
を特徴とする。図4は決済管理手段35gの処理の一例
を表している。利用者等が販売機関40において商品等
を購入しようとする場合、利用者は利用者端末10のキ
ーパッド等の入力装置を操作することにより決済要求を
生成し、管理局30に対し送信し、管理局30において
当該要求を受信する(S31)。決済要求の生成は利用
者端末内に格納された公知の決済処理プログラムにより
行なってもよく、それは後述の利用者端末内のエージェ
ントプログラムと結合して動作する環境にあることが望
ましい。管理局30内の決済管理手段により、当該要求
を基に金融機関に対する決済要求を生成し(S32)、
金融機関50に対し決済要求とともに、電子決済に必要
な認証データ等を送信する(S33)。金融機関50に
おいて決済完了した場合はその旨の通知を受信し(S3
4)、決済が完了したことを表示するファイルを利用者
端末10(及び/又はインターネット通信網を介し販売
機関40)に送信する(S35)。金融機関50におい
て決済ができなかった場合は、決済不可能であることを
表示するファイルを利用者端末10(及び/又はインタ
ーネット通信網を介し販売機関40)に送信する(S3
6)。決済に係る一連の情報は(例えば支払い金額、支
払い方法、残高等)は、利用者情報データベース35a
内に保存され(S37)、処理を終了する(S38)。
なお、利用者の電子マネー残高等は、前記購買情報や広
告とともに必要に応じて、同時に送信することができ
る。
【0042】ポイントサービス管理手段35hは、上述
のとおり利用者の本システム利用におけるポイント管理
を行ない、利用者のポイントサービス取得に係る情報を
利用者情報データベース35aに格納可能なファイルに
変換し保存するプログラムである。本発明におけるポイ
ントサービス手段としては公知のポイントサービス提供
システムを使用することができる。更新手段35iは、
広告・情報提供要求を管理局が受信することにより及び
/又は定期的に利用者情報データベース35a及び提供
情報データベース35bのデータを更新するプログラム
である。さらに更新手段35iは、利用者端末10に対
し、後述の利用者端末10が搭載するエージェントプロ
グラムが通信網に非接続時に収集した顧客情報を送信さ
せるための要求を、前記行動管理手段に代り、ここで行
なってもよい。
【0043】次に利用者端末10について説明する。利
用者端末10は公知の有線及び/又は無線にてインター
ネット接続可能なパーソナルコンピュータ、テレビ、ゲ
ーム機器、携帯電話、PDA等を使用することを想定し
ている。図5は利用者端末10の構成図の一例である。
通信制御部11は通信に係る処理を統括制御する。入出
力インターフェイス12は音声、画像及び文字等の情報
の入出力機器であり、例えば各種情報を表示するための
液晶ディスプレイ、音声を出力するためのスピーカ、音
声を入力するためのマイク、各種入力を行なうためのキ
ーパッド等公知の入出力装置が使用できる。また、特定
の販売機関40から常時発信される信号が、例えば赤外
線によるものであれば、赤外線センサを付加することも
できる。さらに特開平2001―36646に記載され
るようなバーコードリーダ機能等の商品情報の入力手段
を付加することもできる。統括制御部13は利用者端末
10の動作における統括制御を行う装置であり、CPU
14、主記録装置15及び補助記録装置16により構成
される。CPU14は補助記録装置16内に格納されて
いる処理プログラムを読み出して各種処理を実行し、そ
の際、主記録装置15はCPU14のワークエリアとし
て使用される。
【0044】補助記録装置16には入出力管理手段16
a及び受信広告・情報データベース16bが必須に格納
されているが、本発明においては通信網非接続時の顧客
情報等を保存する必要性等から少なくとも500キロバ
イト以上の空き領域が確保されていることが望ましい。
また入出力情報管理手段16aは、ウエブサイトにアク
セスし閲覧するためのブラウザソフト16a(1)、エ
ージェントプログラム16a(2)及びそれを起動する
ためのプラグインソフト16a(3)を有することがで
き、ここで使用されるブラウザは公知のブラウザである
ことができる。すなわち入出力情報管理手段16aは個
々のブラウザに対し、管理局とリンクしたプログラム機
能をプラグインしたものであり、これによりプログラム
機能の容易な操作と、管理局とのリンクに依存した新規
制の高いサービス提供を可能ならしめる手段である。し
かし、本発明においては管理局30から提供される広告
・情報表示手段が同一フレーム内でブラウザとしての機
能を併せ持つJAVA(登録商標)等の言語で記載され
た閲覧ソフトを有することが好ましい。
【0045】エージェントプログラム16a(2)は、
利用者端末10が通信網を通じ特定の販売機関40とア
クセスした際に、販売機関40を特定する識別子を含む
信号又は情報を受信することをトリガーとして起動す
る。その後、前記識別子を含む信号又は情報に基づき、
管理局30に対し、販売機関40についての情報提供要
求を自動作成し送信する。続けて、上記要求に基づき管
理局30から返信されるファイルを自動受信し、受信し
たファイルを入出力インターフェイスから出力するため
の処理を行い、さらに利用者が入出力インターフェイス
12の入力装置を使用して入力した情報を、出力可能な
言語で記載されるファイルに、或いは送信可能なファイ
ル等に変換処理するプログラムをも付加することができ
る。ここで管理局30から受信したファイルを出力する
ために変換される言語は、公知のマークアップ言語、例
えばHTML(ハイパーテキストマークアップ言語)や
特開平2000―152327に記載されるような簡易
型利用者端末用マークアップ言語等であることができ、
さらにJAVA(登録商標)のごとくOSを特定しない
ネットワーク通信に適した言語であることができる。
【0046】エージェントプログラム16a(2)の出
力手段は、使用する入出力インターフェイスの種類によ
っても異なるが、出力ディスプレイ上に新たなウインド
ウをポップアップ表示する方式又は架空のキャラクター
から音声又は文字等により出力させる方式のものであっ
てもよい。通信網により入手できる情報を架空のキャラ
クターにより音声及び/又は文字により出力させる手段
としては、いわゆる「ペルソナ」のような画面上に表示
させる架空キャラクター等の公知の手段を使用すること
ができる。さらに当該架空キャラクターはイナゴ株式会
社製の「ネットピープル」により公知の、人工知能、3
DCGアニメーション、音声認識機能を有するものであ
ってもよい。このようなエージェントプログラム16a
(2)を使用して顧客属性分析に基づくより有益な情報
を出力させることにより、利用者の属性を良く知った
「売り子」が秘書のように付き添い案内することが可能
となり、さらなる購買意欲の促進が期待できる。
【0047】さらに前述のようにエージェントプログラ
ム16a(2)は、利用者端末10が通信網に接続又は
非接続状態のいずれにおいても、顧客情報を収集する機
能を有することができる。当該情報の収集はあらかじめ
搭載されたプログラム或いは通信網接続時に管理局から
ダウンロードされたプログラム等に基づき実行される。
具体的には、定期的及び/又は不定期に顧客の属性に関
する質問を表示し、顧客の示す答えを顧客情報として補
助記録装置16の前記空き領域に保存し、通信網接続確
立時に、管理局に自動送信する。これは、管理局が情報
を配信することで、画面上に静止画像、動画像及び/又
は文字情報がポップアップ表示されるものである。利用
者端末へプログラム機能を実装する段階で性別、生年月
日及び生活圏といった「静的属性」を取り込み、機能が
実装後、定期又は不定期に実施される多様なアンケー
ト、及び購買記録等を分析することで、「動的属性」を
把握するものである。またパーソナルコンピュータやテ
レビなど画面の表示領域が大きい端末の場合は、単に情
報がポップアップ表示されるだけではかえって不自然な
ので、前述のように常駐するキャラクターに吹き出しで
話をさせる表現方法を採用する方が好ましい。他方、携
帯端末の場合は、一般的に画像表示領域が小さいため、
情報内容だけポップアップさせる方が利用しやすくな
る。
【0048】プラグインソフト16a(3)はエージェ
ントプログラム16a(2)を起動させるために必要と
されるソフトであり、エージェントプログラム16a
(2)の態様により随時ダウンロードされ、或いは初め
から搭載されたものであることができる。プラグインソ
フト16a(3)としては公知のプラグインソフトが使
用できる。受信広告・情報データベース16bは利用者
端末10が受信した広告・情報を保存しておく領域であ
り、利用者端末により受信された広告等は自動的に又は
利用者の選択により保存することができる。さらに場合
によっては上記エージェントプログラム16a(2)の
選択(判断)により、管理局を介さずに直接受信広告・
情報データベース16b内の情報を出力することも可能
である。すなわち、利用頻度や可能性の高い情報・広告
については、管理局の広告叉は情報手段によりあらかじ
め利用者端末内の受信広告・情報データベース16b内
に保存・蓄積させ、その保存・蓄積情報の範囲内で目的
の達成が可能であれば、エージェントの判断により必要
に応じてそこから出力することにより、出力までの時間
を短縮することも可能である。その際は、利用者端末の
補助記録装置内に、受信広告・情報データベース16b
内に保存、蓄積されたデータの顧客属性分析に基づく選
択、編集等を行えるプログラムもさらに格納されている
ことが好ましい。
【0049】販売機関40は利用者端末10の利用者に
対し物品及び/又は役務の提供を行ない、或いは提供広
告対象となる機関である。販売機関40はあらかじめ本
発明のシステムにより利用者に対し広告・情報の提供を
依頼した機関であり、本発明の情報媒介システムの利用
者は、当該販売機関40に関する広告・情報を自動的に
又は自己の選択により入手することができる。販売機関
40は、実店舗或いはバーチャルショップのいずれでも
良く、ウェブサイト上のバーチャルショップを有する実
店舗であることもできる。特に販売機関40が実店舗で
ある場合は、それぞれの販売機関40がカバーする一定
のエリアに対し、販売機関40を特定できる識別子を含
む信号を発信する発信機を装備させることができる。こ
こで当該識別子は、販売機関に対し本システム契約時に
与えられる。前述のとおり、利用者端末内のエージェン
トプログラムは、当該信号の受信をトリガーとして前記
広告・情報提供要求を生成し、管理局30に送信する。
前記信号は電磁波、音波若しくは赤外線等、利用者端末
が受信可能で販売機関40を識別させ得る通信方法であ
れば良く、ブルートゥース(Bluetooth)(E
ricsson、IBM、Intel等が提唱する無線
技術)やIRDA等の公知の無線信号送受信システムを
使用することができる。
【0050】金融機関50は公知の消費者銀行若しくは
携帯電話等でのオンライン決済が可能なオンラインバン
キング機能を有する公知の金融機関であることができ
る。金融機関50が消費者銀行である場合は顧客が買い
物をする前に、電子マネーを消費者銀行から特定のサー
バに送金し、電子金庫内のファイルにローディングして
おき、同時に自己の暗証番号その他任意の認証データを
消費者銀行のサーバ又は管理局内の利用者情報データベ
ース35aに登録しておく必要がある。本発明における
電子決済では、特に移動体通信機器でのオンライン決済
に適した公知のe−バンク銀行による電子決済システム
を使用することが好ましい。広告生成機関60及び情報
生成機関70は、販売機関40又は管理局30からの依
頼により、広告・情報データを生成し、インターネット
を介し管理局30に送信し、送信された広告・情報は管
理局30内の提供情報データベース35bに保存され
る。
【0051】次に本発明の広告・情報提供サービスにつ
いて、利用者端末10、管理局30、販売機関40、金
融機関50間の情報の送受信における流れ及び利用者端
末10の表示について説明する。図6は上記各機関の情
報の送受信及び利用者端末における表示の工程を表す一
例の概略図である。ここで管理局30における情報生成
・編集・分析、購買過程における処理、決済処理の詳細
は前に一例を示したので省略する。
【0052】利用者端末の電源をONにすると利用者端
末のディスプレイにはメインメニューが表示される(S
40)。メインメニューには利用者端末の操作に必要な
機能設定や情報の着信履歴等を表示する基本的な項目に
加えインターネットアクセス要求を生成する項目を含む
ことができ、利用者がこの項目を選択した場合に(S4
1)ブラウザが起動する(S42)。なおブラウザはイ
ンターネットアクセス非要求時にも表示されていてもも
ちろんよく、メインメニューとブラウザの表示が統合さ
れているものでもよい。
【0053】ブラウザを起動した状態で又は起動してい
ない状態で利用者端末10が特定の販売機関40の発信
する識別信号を受信した場合は(S43)、搭載された
エージェントプログラム及びプラグインソフトが起動す
る(S44)、そしてエージェントプログラムによりに
より広告・情報提供要求が生成され、管理局に対して自
動送信される(S45)。ここで、説明の容易化のため
図示しないが、無線通信が使用される場合は、通常は基
地局における中継処理が存在し、基地局による位置特定
情報の付加等のデータの変換、補充が行なわれることも
できる。広告・情報提供要求を受信した管理局は(S4
6)、前述の方法にて提供広告・情報を生成し、利用者
端末に対して送信する(S47)。当該広告・情報は利
用者端末において受信され(S48)、入出力インター
フェイスのディスプレイ等の表示機器或いは音声出力機
器により出力される(S49)、さらに受信広告・情報
データベース16bに自動的に或いは利用者の選択によ
り保存される(S50)。
【0054】図7は前記S49におけるディスプレイ表
示の一例である。ここでは利用者端末がパーソナルコン
ピュータであり、家電メーカーのウェブサイトにアクセ
スした場合を想定している。この場合、エージェントが
出力する情報は、仮想キャラクター等を使用してブラウ
ザ画面上に表示されている。この仮想キャラクターによ
り表示される情報は、管理局の広告管理手段おいて販売
機関識別情報、顧客の購買履歴、好みの色、好みの形及
び好みのメーカー等の情報に基づく顧客属性分析により
選択、編集及び送信された情報である。このようにエー
ジェントによる出力領域はディスプレイ表示領域全体で
も一部のいずれかを占有してもよく、場合により音声の
みで行なってもよい。例えば図7のように表示画面が大
きい場合は、一部に表示させる方が利用者にとって便宜
である。ただし表示形式は利用者が設定の変更を行なう
ことにより選択できることが望ましい。また表示情報は
管理局の編集により、定期的に異なる情報を表示するこ
とができる。ここで利用者が商品の購買に関する詳細情
報を所望の場合は、購買情報を要求を生成、送信するた
めに、クリック画面を表示することができ、利用者がそ
れを選択することにより、当該商品についての購買情報
要求が生成され、管理局に送信される(S51及びS5
2)。
【0055】ここで購買情報とは、上述したように商品
の価格、在庫量や納期などの詳細情報であり、ここでは
特に当該商品の詳細情報が早急に得ることができないバ
ーチャルショップでの購買において特に有効な情報とな
る。管理局において購買情報要求を受信すると、必要に
応じ販売機関40の利用可能な言語に変換し、インター
ネットを介して販売機関40に送信する(S53)。当
該要求を受信した販売機関40は購買情報を生成し、管
理局に送信する(S54及びS55)。購買情報を受信
した管理局は当該情報を利用者端末に送信するとともに
(S56)、当該情報を利用者情報データベース35a
に保存する(S57)。ただし、管理局30が当該商品
についての購買情報を広告又は情報データベース内に既
に有する場合等は、販売機関40を経由せずに、直接利
用者端末に送信してもよい。当該購買情報は利用者端末
において受信され(S58)、入出力インターフェイス
20のディスプレイ等の表示機器或いはスピーカ等の音
声出力機器により出力される(S59)、さらに受信広
告・情報データベース16bに自動的に或いは利用者の
選択により保存される(S60)。
【0056】図8は上記架空店舗内での購買における決
済要求生成画面を示しており、利用者は図8の吹き出し
中の「買う」を選択することにより、決済要求が生成さ
れることになる(S61)。なお実店舗において商品を
購入しようとする場合は、例えば前述した特開平200
1―36646に記載されたようなバーコードリーダに
より決済要求を生成してもよいし、販売機関40の通信
可能なレジスターからインターネットを介し管理局に通
知し、管理局からメッセージを利用者端末に送信する方
法のいずれを使用してもよい。
【0057】本発明で使用する電子決済としては、公知
の利用者端末を使用した電子認証技術を用いた電子決済
方法を使用することができる。例えば実店舗において決
済を行なう場合は、自己の電子マネーに関する情報を利
用者端末の表示画面にバーコードとして表示させ、販売
機関40の読み取り装置にて読み取らせるバーコード方
式や、利用者端末のキー操作により暗証番号その他種々
の認証データを送信する方法、例えば電子認証を依頼す
る前記e−バンク銀行を利用した方式が使用できる。管
理局において決済要求を受信すると、金融機関50にお
ける認証において利用可能な言語に変換し、インターネ
ットを介して金融機関50に送信する(S63)。当該
要求を受信した金融機関50は決済情報を生成し、管理
局に送信する(S64及びS65)。決済情報を受信し
た管理局は当該情報を利用者端末に送信するとともに
(S66)、当該情報を利用者情報データベース35a
に保存する(S67)。当該購買情報は利用者端末にお
いて受信され(S68)、入出力インターフェイスのデ
ィスプレイ等の表示機器或いはスピーカ等の音声出力機
器により出力され(S69)、終了する(S70)。
【0058】図9は本発明の一連の工程におけるディス
プレイ表示の別の例である。ここでは利用者端末が携帯
電話であり、洋服店の実店舗における購買をする場合を
想定している。先に示したバーチャルショップでの購買
における一連の行程と大差はないが、特に相違点を強調
して示すこととする。対象が実店舗(9a)の場合は、
当該実店舗の有する販売機関識別信号を利用者端末が受
信することがトリガーとなりエージェントプログラムが
起動する。また管理局から送信された情報の出力は、携
帯電話の様な比較的小さいディスプレイを使用する場合
は、必要な文字情報で出力する方が利用者にとって読み
やすくなることが多い(9b)。店内における広告情報
提供は、利用者の属性分析に基づき行われる。9cで例
示される広告は、顧客の過去の購買履歴、好きな洋服、
好きな色、決済情報等に基づき、顧客が購買意欲を促進
しうる商品情報を表示している。もちろん、提供情報は
売り場ごとに異なるものでももよく、売り場ごとに異な
る位置識別情報を提供する手段は、公知の移動体位置件
知システムを利用することができる。
【0059】本発明にて使用されるエージェントプログ
ラムは、前述のように顧客の属性を良く知った「売り
子」の役割を担うことができるので、特に店員が顧客の
サポートを行わない店舗の場合、さらに売り場面積が広
い場合等の顧客の購買機会の損失を招く恐れがある場合
に極めて有効である。また、実際の店員に不必要な商品
を薦められる煩わしさも回避できる。当該提供情報等に
より売り場にて商品を決めたら(9d)、現金にて或い
はディスプレイの購買画面遷移により、前述の電子決済
手段にて決済を行なうことができる、本システムにおい
ては、販売機関40には電子認証による決済が可能なレ
ジスターが備えられることが好ましい(9e)。なお、
上記態様においては電子決済を使用した例を示している
が、利用者においては情報の提供のみ受け、現金による
従来の決済を行なうこともできる。
【0060】図10及び11は前記エージェントプログ
ラムが通信網の接続の有無に関わらず顧客情報を収集す
る際の表示を表しており、図10は利用者端末10がパ
ーソナルコンピュータのような場所移動を前提としない
場合、図11は携帯電話等の移動機の場合の例を示す。
エージェントプログラムにより顧客情報の収集は図10
及び11のように3択、5択程度のアンケート方式で行
うことができる。ここで表示形式の選択は、ディスプレ
イの大きさに拘束されるものではなく、適宜選択でき
る。
【0061】上記実施形態において示された例は任意の
情報サービスに対応でき、また本発明は開示された特定
の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に規定される
ように本発明の精神及び範囲内で容易に改良を加えるこ
とができることは当業者において理解できるであろう。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、携帯電
話、PDA等の移動体及びパーソナルコンピュータ、ネ
ットワーク接続が可能なテレビゲーム等の有線及び/又
は無線通信システムにおいて、当該通信システムの利用
者に対し、広告等情報を提供するに際して、利用者の顧
客属性分析に基づきより有効な情報を選択、生成、編集
及び提供しうる情報配信サービスと、あわせて簡易で円
滑な決済手段をも提供することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報媒介システムの全体構成図であ
る。
【図2】広告管理手段及び情報管理手段が提供広告・情
報を生成する処理手順の一例である。
【図3】購買管理手段の処理手順の一例である。
【図4】決済管理手段35gの処理の一例である。
【図5】利用者端末10の構成図の一例である。
【図6】本発明における各機関の情報の送受信及び利用
者端末における表示の工程の一例の概略図である
【図7】利用者端末がパーソナルコンピュータである場
合の広告表示の一例である。
【図8】利用者端末がパーソナルコンピュータである場
合の決済画面の一例である。
【図9】本発明の一連の工程におけるディスプレイ表示
の別の例である。
【図10】利用者端末がパーソナルコンピュータである
場合の、エージェントによる顧客情報収集処理の出力の
一例である。
【図11】利用者端末が携帯電話である場合の、エージ
ェントによる顧客情報収集処理の出力の一例である。
【符号の説明】
10 利用者端末 20 基地局 30 管理局 40 販売機関 50 金融機関 60 広告生成機関 70 情報生成機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06F 17/30 170Z 340 340A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続可能な機器の利用者に対
    し、利用者の属性分析に基づく情報を提供するための情
    報媒介システムであり、広告・情報提供の管理主体であ
    る管理局、管理局により提供される広告・情報を出力す
    る機能を必須に有し、有線及び/又は無線にて通信網に
    接続可能な機器、並びに前記通信網に接続可能な機器の
    利用者に対し物品及び/又は役務の提供を行ない或いは
    提供広告対象となる販売機関を必須に含み、それらが通
    信網で接続されており、ここで前記通信網に接続可能な
    機器が無線にて接続される場合はさらに管理局と前記通
    信網に接続可能な機器の無線通信の中継点となる基地局
    が設置される情報媒介システムであり、前記管理局は前
    記通信網に接続可能な機器から送信される広告・情報提
    供要求に対して、利用者の属性分析に基づき提供する広
    告・情報を編集し、前記通信網に接続可能な機器に送信
    する広告及び情報管理手段を有するデータ管理装置を有
    することを特徴とする情報媒介システム。
  2. 【請求項2】 前記管理局、通信網に接続可能な機器及
    び販売機関に加え、通信網に接続可能な機器の利用者の
    購買における決済を行なう金融機関をさらに含み、これ
    らが通信網により接続されてなることを特徴とする請求
    項1に記載の情報媒介システム。
  3. 【請求項3】 前記通信網に接続可能な機器の利用者に
    提供する広告を生成し管理局に提供する広告生成機関、
    及び利用者に提供する情報を生成し管理局に提供する情
    報生成機関をさらに含み、これらが通信網により接続さ
    れてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報
    媒介システム。
  4. 【請求項4】 前記管理局が通信制御装置及びデータ管
    理装置を含む構成を有し、データ管理装置はCPU、主
    記録装置及び補助記録装置を含み、補助記録装置はA)
    データベース部及び、B)データ管理部を有し A)データベース部は a1)前記通信網に接続可能な機器の利用者の個人情報
    を格納する利用者情報データベース、 a2)前記通信網に接続可能な機器に送信する広告及び
    情報を格納する提供情報データベース、を有し、 B)データ管理部は b1)前記提供情報データベース内の情報を前記利用者
    情報データベースの情報に基づく属性分析により、利用
    者に提供する広告の選別及び優先付けかつ編集すること
    により、送信可能なファイルを作成し送信することを含
    む処理を行う広告管理手段、 b2)前記提供情報データベース内の情報を前記利用者
    情報データベースの情報に基づく属性分析により、利用
    者に提供する情報の選別、及び優先付けかつ編集するこ
    とにより、送信可能なファイルを作成し送信することを
    含む処理を行う情報管理手段、 b3)利用者の行動に関するデータを取得し、利用者情
    報データベースに格納可能なファイルに変換し、保存す
    ることを含む処理を行う行動管理手段、 b4)利用者による購買動向に関するデータを取得し、
    利用者情報データベースに格納可能なファイルを作成及
    び保存し、購買行程における利用者と販売機関との購買
    に係る処理を行なう購買管理手段、 b5)利用者が物品を購入する際の決済行程において、
    利用者と金融機関との仲介処理を行い、さらに利用者の
    決済情報を利用者情報データベースに保存することを含
    む処理を行う決済管理手段、 b6)利用者の本システム利用における購入ポイント管
    理を行ない、利用者のポイントサービス取得に係る情報
    を利用者情報データベースに保存することを含む処理を
    行うポイントサービス管理手段、 b7)管理局と前記通信網に接続可能な機器とが通信網
    において接続された際に及び/又は定期的にa1)利用
    者情報データベース及び/又はa2)提供情報データベ
    ース内のデータを更新する更新手段、を有することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報媒介
    システム。
  5. 【請求項5】 前記販売機関が実店舗及び/又はウェブ
    サイトであり、そして販売機関が実店舗の場合には、販
    売機関を特定する識別子を含む販売機関識別信号を常時
    発信するための信号発信装置を有する情報媒介システム
    であり、前記通信網に接続可能な機器が、前記販売機関
    識別信号を受信機により自動的に受信することにより、
    或いは前記通信網に接続可能な機器と販売機関との通信
    網上における接続が確立された場合に接続された販売機
    関から送信される販売機関を特定する識別子を含む販売
    機関識別情報を受信することにより、その識別子に基づ
    いて広告・情報提供要求を生成し、当該要求を管理局に
    送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の情報媒介システム。
  6. 【請求項6】 前記通信網に接続可能な機器が、販売機
    関及び/又は管理局との通信を統括制御する通信制御
    部、前記通信網に接続可能な機器の各部の制御機能を有
    するCPU、主記録装置及び補助記録装置を含む統括制
    御部、管理局から受信した情報を音声、文字及び画像と
    して出力し、また利用者により音声、文字等の情報を入
    力する入出力インターフェイス並びにこれらを相互に接
    続するバスを含み、前記補助記録装置が、販売機関から
    発信された前記販売機関識別信号又は情報を自動受信処
    理し、受信した販売機関特定情報を基に管理局に送信可
    能な情報提供要求ファイルを生成し、さらに管理局及び
    /又は販売機関との送受信情報に係る一連の入出力処理
    を行なう機能を必須に保有するエージェントプログラム
    並びにそれに伴うプラグインソフト及びブラウザを含む
    入出力管理手段を有することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の情報媒介システム。
  7. 【請求項7】 前記管理局から前記通信網に接続可能な
    機器へ送信されるファイルが決済データ、広告データ及
    び情報データを含む構成であることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の情報媒介システム。
  8. 【請求項8】 販売機関から発信される販売機関識別信
    号が音波、光波、電磁波のいずれか1種又はこれらの2
    種以上の組合せを含むことを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の情報媒介システム。
  9. 【請求項9】 前記エージェントプログラムが通信網の
    接続の有無に関わらず顧客情報を収集し、補助記録手段
    内に保存し、通信網に接続した際に、管理局に対し、当
    該情報を自動送信処理する手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報媒介システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記エージェントプログラムによる出
    力が、前記通信網に接続可能な機器の有するディスプレ
    イに表示される画面上にポップアップする架空キャラク
    ター又は新たなウインドウを表示させ、その吹き出し内
    に表示される文字情報及び/又は音声情報によりなされ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載
    の情報媒介システム。
  11. 【請求項11】 通信網に接続可能な機器の利用者に対
    し、利用者の顧客属性分析に基づく情報を提供するため
    の情報媒介システムにて使用されるプログラムであり、
    前記通信網に接続可能な機器からの広告及び/又は情報
    提供要求を通信制御装置を介して受信し、受信した情報
    に対応して、補助記録装置内に予め蓄積した利用者情報
    に基づく属性分析を行ない、補助記録装置内に予め蓄積
    された利用者に提供するための広告及び/又は情報の選
    別及び優先付けかつ編集する処理と、その情報を含む送
    信可能なファイルを作成し通信制御装置を介し送信する
    処理を行なうプログラム。
  12. 【請求項12】 通信網に接続可能な機器の利用者に対
    し、利用者の顧客属性分析に基づく情報を提供するため
    方法であり、前記通信網に接続可能な機器からの広告及
    び/又は情報要求を通信制御装置を介して受信し、受信
    した情報に対応して、補助記録装置内に予め蓄積した利
    用者情報に基づく属性分析を行ない、補助記録装置内に
    予め蓄積された利用者に提供するための広告及び/又は
    情報の選別及び優先付けかつ編集する処理と、その情報
    を含む送信可能なファイルを作成し通信制御装置を介し
    送信する処理を行なうことを含む広告及び/又は情報の
    提供方法。
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JP2008535079A (ja) * 2005-04-01 2008-08-28 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 複数オペレータによるサービスコンテンツの通信配信
JP2009533751A (ja) * 2006-04-19 2009-09-17 ジーマーケット インコーポレイティッド ユーザー向けのイベントを提供するシステム及び方法

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