JP2003087440A - 広告メール通信方法および広告メール通信システム - Google Patents

広告メール通信方法および広告メール通信システム

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JP2003087440A
JP2003087440A JP2001279987A JP2001279987A JP2003087440A JP 2003087440 A JP2003087440 A JP 2003087440A JP 2001279987 A JP2001279987 A JP 2001279987A JP 2001279987 A JP2001279987 A JP 2001279987A JP 2003087440 A JP2003087440 A JP 2003087440A
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phone terminal
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mail communication
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JP2001279987A
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English (en)
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Norichika Umezawa
梅澤準近
Kenji Onuki
大貫健司
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NIPPON SHOKO KK
Original Assignee
NIPPON SHOKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1、広告受信の際に通信料がかかってしまうこ
と。2、広告への反応を認知しにくかったこと。3、広
告受信者個人個人がどのような反応があるかを把握をし
にくかったこと。4、本当に広告を読んでもらえたのか
どうかを識別しにくかったことがあった。 【解決手段】それぞれ以下の手段によって解決する。
1、広告受信の対価を当該広告受信者に支払うことによ
り解決。2、広告への反応に限定した選択肢を設け選定
を促すことにより個々人の広告への反応を捉えることに
よって解決する。3、実際の購買行動を起こした人の情
報を店舗等で把握したり広告主への発信能力から把握す
る。4、広告を携帯電話端末でスクロールする際の操
作、あるいは当該の広告を読んでいると思われる時間の
計測によってその広告を読んだのかどうかを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PH
S、ポケベルなどの携帯電話端末を用いた広告メールの
通信方法と通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話、PHS、ポケベル、通
信機能をもった携帯可能な端末などが爆発的に普及し、
個人個人が自分専用の端末を携帯所持するような状況に
なってきている。(以下、携帯電話、PHS、ポケベ
ル、通信機能付携帯端末などを総称し、単に「携帯電話
端末」と略す)携帯電話端末に対して広告の配信サービ
スも実施されており、受信者は広告主からの広告情報を
携帯電話端末で受け取ることができる。また、近年携帯
電話端末に広告を配信する代わりにその対価として通信
料金を割り引くあるいは無料にするサービスも考えられ
てきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話端末
は常時携帯する端末であり、固定型のパソコンと比較し
ても、利便性や重要性が高いと考えられている。つまり
利便性は、形状が小さくキーの数も少ないのでいろいろ
な面でシンプルになっていることなどから明らかであ
る。重要性についても、肌身はなさず持ち歩くことから
「生活密着ツール」ということができ自明であろう。
【0004】この様な特性を持つ携帯電話端末に従来型
の単なる広告情報を配信すると、受信者としては迷惑の
度合いが高く、広告主の立場からはかえって広告を発信
すること自体が逆効果になることがあった。
【0005】このような状況をもとに、課題を更に整理
すると以下のようになる。 (1)広告受信の際に通信料がかかってしまう課題 携帯電話端末の場合、広告を受信するために電子メール
を使用している。このため通信事業者によっては広告を
受信するだけで電子メール受信料などの通信料がかかっ
てしまうことがある。また広告を受信すると受信者は無
理に広告を見せつけられている形となり煩わされる。こ
の様なことから、通信料金の割り引きや無料にするだけ
では不十分で、むしろ積極的に代金を支払うような考え
方が望まれる。
【0006】(2)広告への反応を認知しにくかったと
いう課題 ある広告に対して、広告受信者がどの程度ポジティブな
反応であったか、あるいはネガティブな反応であったか
などを、広告主が認知するのは必ずしも容易ではなかっ
た。
【0007】(3)広告受信者の特性把握をしにくかっ
たという課題 多くの広告受信者の中で、誰が情報発信能力があり、誰
が実際の購買行動を起こし、誰が情報発信能力もありか
つ実際に購買行動もするのかということを容易には識別
できなかった。
【0008】(4)本当に広告を読んでもらえたのかど
うかを識別しにくかったという課題 広告主としては、ある広告を発信しても実際に個々の人
がその広告を読んでもらえたのか、それともほとんど読
まなかったのか、あるいは全く読まずに捨てたのかを識
別できなかった。
【0009】これらの課題の解決においてはそれぞれ以
下に示すような問題があった。 (1)広告受信の際に通信料がかかってしまう課題 代金については基本的に通信料によって支払いがなされ
る。従って通信料の割り引きや無料化は対応しやすい
が、広告受信者にとって目に見える形での代金の支払い
については実現しにくい面があった。
【0010】(2)広告への反応を認知しにくかったと
いう課題 広告受信者に負担がない簡便な方法で対応できるものが
なかなかなかった。
【0011】(3)広告受信者の特性把握をしにくかっ
たという課題 最近のマーケティング理論においては、顧客を個人個人
毎に把握することが重要であるといわれている。しかし
例えば何を持って「情報発信能力があるか」を識別しに
くかった。
【0012】(4)本当に広告を読んでもらえたのかど
うかを識別しにくかったという課題 携帯電話端末の広告としては、本当に読んでもらえるの
かどうかが重要であった。しかし、本当に読んだかは非
常に識別が難しく読んだふりをして実際には読まなかっ
たということを何らかの手法で解決することができなか
った。
【0013】本発明は、上述の課題を解決するために、
広告メールの通信方法および広告メール通信システムを
提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下に掲げる構成とした。本発明の請求項1
では、以下の方法を提供する。無線通信ネットワークを
介して携帯電話端末に対して広告情報を提供する広告メ
ール通信方法であって、広告発信者設定手段によって設
定された広告情報を携帯電話端末において受信し、広告
受信者設定手段により設定される口座に、広告受信に関
して所与の計算式で求められた金額が振込まれることを
特徴とする広告メール通信方法。本発明の請求項2で
は、以下の方法を提供する。無線通信ネットワークを介
して携帯電話端末に対して広告情報を提供する広告メー
ル通信方法であって、前記携帯電話端末において広告情
報を受信した受信者に対して前記広告に対する評価を複
数の選択肢から選択するよう促し、その選択結果を、携
帯電話端末から広告処理コンピュータに送信することを
特徴とする広告メール通信方法。本発明の請求項3で
は、以下の方法を提供する。無線通信ネットワークを介
して携帯電話端末に対して広告情報を提供する広告メー
ル通信方法であって、前記携帯電話端末において広告情
報を受信した受信者が当該広告に対する評価・質問・意
見・感想・希望などあるいは当該広告の商品・サービス
の注文・利用希望などを文章で自由に入力するよう促
し、その入力結果を、携帯電話端末から広告処理コンピ
ュータに送信することを特徴とする広告メール通信方
法。本発明の請求項4では、以下の方法を提供する。請
求項2、3において、携帯電話端末から広告処理コンピ
ュータに送信された結果を自動的に集計処理し出力する
ことを特徴とする広告メール通信方法。本発明の請求項
5では、以下の方法を提供する。請求項2、3におい
て、携帯電話端末から広告処理コンピュータに送信され
た結果を自動的に集計処理することに加えて、広告に対
する実際の来店や購入などの反応情報も集計処理し、前
記2つの集計結果をまとめて出力することを特徴とする
広告メール通信方法。本発明の請求項6では、以下のシ
ステムを提供する。無線通信ネットワークを介して携帯
電話端末に対して広告情報を提供する広告メール通信シ
ステムであって、前記携帯電話端末において広告情報を
受信した受信者が前記広告情報を読むためにスクロール
している状況を把握することを特徴とする広告メール通
信システム。本発明の請求項7では、以下のシステムを
提供する。無線通信ネットワークを介して携帯電話端末
に対して広告情報を提供する広告メール通信システムで
あって、前記携帯電話端末において広告情報を受信した
受信者が前記広告情報を読むための時間を計測すること
により、当該広告情報を読んだのかを把握することを特
徴とする広告メール通信システム。本発明の請求項8で
は、以下の方法を提供する。請求項1に記載の所与の計
算式とは、期間を一定とし広告の量に応じたものとする
式か、あるいは金額を一定としその一定額に達した時点
を判断するような式であることを特徴とする広告メール
通信方法。本発明の請求項9では、以下の方法を提供す
る。請求項1に記載の所与の計算式とは、請求項8の計
算式に、広告主への何らかのフィードバック情報の発信
状況を加味した式であることを特徴とする広告メール通
信方法。本発明の請求項10では、以下の方法を提供す
る。請求項1に記載の所与の計算式とは、請求項8の計
算式に、広告情報を読んだかどうかを判断した状況を加
味した式であることを特徴とする広告メール通信方法。
本発明の請求項11では、以下の方法を提供する。請求
項1に記載の所与の計算式とは、請求項8の計算式に、
広告に対する実際の来店などの反応した状況を加味した
式であることを特徴とする広告メール通信方法。
【0015】上記発明により上記課題を以下に掲げる如
く解決する。 (1)広告受信の際に通信料がかかってしまう課題 広告受信者に対する広告受信の対価を、当該広告を発信
した人に対して支払うことによって解決する。なお、こ
の様な広告メールは、広告にあたかもキャッシュ(お
金)が付帯している様なイメージとなる。そこでこの
「キャッシュ付帯型の広告メール」のことを、以下「キ
ャッシュメール」と呼ぶこととする。 (2)広告への反応を認知しにくかったという課題 携帯電話端末においては、複雑な対話は行わず単純に
「広告への反応」のみに限定した選択肢を準備し、その
選択肢の選定を促すことによって、個々人の「広告への
反応」を最終的に広告主にフィードバックすることによ
って解決する。また更にその広告に対する評価・質問・
意見・感想・希望などを文章での入力を促すことによっ
てポジティブな反応やネガティブな反応を認知すること
ができる。更に広告の次のステップとなるが、商品・サ
ービスの注文・利用希望なども文章での入力を促すこと
によって広告受信者・広告主双方の利益をもたらすこと
ができる。すなわち広告受信者は自分が主張したいこと
やリクエストを即座に伝えることができる利点がある。
また広告主はこれらのフィードバックに対して即時にア
クションをとることにより、企業イメージの向上や、売
上げの拡大といった利益がもたらされる。 (3)広告受信者の特性把握をしにくかったという課題 把握したいのは、多くの広告受信者の中で以下の特性を
もった人である。 ・情報発信能力がある人 ・実際の購買行動を起こした人 ・情報発信能力がありかつ実際に購買行動を起こした人 そこで情報発信能力については、上記(2)によって選
択肢への回答あるいは文章を入力してくれたことにより
判定する。選択肢あるいは文章を入力してくれた人のこ
とを「携帯電話端末発信能力者」と以下呼ぶこととする
が、一般的には「情報発信能力がある者」=「携帯電話
端末発信能力者」と完全には一致しない。これは情報発
信能力があっても、携帯電話端末ではあまり発信しない
人もいるし、この逆もあるからである。しかし、ある相
関でこの両者は一致するものと仮定しこのように判定す
る。一方、実際の購買行動を起こした人は店舗等で把握
できるのでその状況をコンピュータに入力し個人毎の統
計として処理する。特に、情報発信能力がありかつ実際
に購買行動を起こした人が「上客」であるが、各々の反
応状況をあわせることによって誰が「上客」であるかを
容易に把握することができる。 (4)本当に広告を読んでもらえたのかどうかを識別し
にくかったという課題 この課題は広告の世界では非常にニーズが高い課題であ
る。本発明はこの課題に対してひとつの解決策を与え
る。広告のボリュームは、携帯電話端末において画面の
スクロールが最低1回は必要なものとしておく。そのス
クロールしている状況を把握することによって広告を読
んでもらえたのかどうかを識別する。もちろんスクロー
ルしても実際には読んでいないケースもある。またスク
ロールまではしなかったが最初に表示された範囲は良く
読んだというようなケースもあるだろう。しかしここで
は簡単のためスクロール操作に認識あるいは実際に当該
の広告を読んでいると思われる時間を計測することにに
よってその広告を読んだのかどうかを識別し、この課題
を解決する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。
【0017】<第1の実施形態>図1は、本実施形態1
のシステム構成図である。以下、順を追って各構成を説
明する。
【0018】広告処理コンピュータ10は、広告情報の
管理運営を司るものである。実際にはWebサーバであ
るが、物理的に存在しなくてもどこかのインタネットサ
ービスプロバイダが提供するWebサーバ内に仮想的に
存在することでももちろんかまわない。広告受信者デー
タベース11は、広告処理コンピュータ10にあって広
告を受信する者の各種データが格納されている。個人情
報はもとより、何らかの入力・処理によって生成したデ
ータも併せて格納されている。
【0019】広告受信者設定手段20は、広告受信者で
ある個人個人が必要に応じて自らの情報を設定できるも
のであり、実際にはWebブラウザにて実現されるもの
である。またWebブラウザでなくても、携帯電話など
からの携帯できる装置からインターネットに接続するこ
とによって実現することでも何ら支障はない。
【0020】広告発信者設定手段30は、広告主が広告
を発信するために設定できるものであり実際には、広告
受信者設定手段20と同様に、Webブラウザやインタ
ーネットに接続できる機器であってもかまわない。
【0021】インターネット40は文字通りインターネ
ット通信網である。交換局50は、携帯電話端末の基地
局の最上位に位置づけられるものである。無線通信ネッ
トワーク60は、交換局と基地局とを接続するためのネ
ットワークである。基地局71〜73は、各地域におけ
る携帯電話端末81、81の無線通信の中核となる局で
ある。携帯電話端末81、82は、携帯電話、PHS、
ポケベル、通信機能をもった携帯可能な端末などの端末
である。
【0022】次に図2の実施形態1のフローチャートを
用いてキャッシュメールの動作内容について説明する。
【0023】まず、広告発信者設定手段30から発信し
たい情報を設定する。次に設定条件に合致する広告受信
者を検索設定する。更に、発信の確認の段階を経て変更
の必要があれば再設定によって前の段階にさかのぼり設
定をし直す。再設定の必要がなければ次の段階として、
携帯電話端末81、82に向けて広告情報を発信する。
更に所与の計算式で金額を求めて所定の時期に広告受信
者設定手段20にて指定した金融機関の口座に振り込
む。なお、このフローチャートにおいて上から「広告受
信の設定」、「発信広告の設定」、「広告の発信」と記
載しているが、以下これらについては図3,4,5によ
ってそれぞれ説明する。
【0024】図3に、実施形態1の広告受信の設定画面
例を示す。この画面はWebページブラウザによってア
クセスできる。アクセスにあたっては各個人がユーザー
IDとパスワードを入れないとこの画面を表示すること
ができない。ここではユーザーIDとして携帯電話ある
いはPHS、ポケベル等の電話番号としている。所定の
IDとパスラードを入れた後に図3にアクセスできたと
しよう。性別・生年月日・受信したい広告のチェック欄
が表示されている。また、広告受信に伴なって受信料を
振り込むこととなる金融機関を設定できる様になってい
る。ここでは簡単のため、銀行名・支店名の入力欄や郵
便局の場合に必要となる「記号」の表示などは省略して
いる。実際には金額を振り込む際に必要な口座を指定で
きるものとする。
【0025】図4では、実施形態1の発信広告の設定画
面例を示す。この画面もWebページブラウザによって
アクセスできる。こちらは広告主が、発信したい相手を
設定するものである。広告情報を配信したい相手が、男
性なのか女性なのか両方なのか、どこのエリアなのか、
年齢は何歳から何歳までとするのか、どういうジャンル
に興味を持っている人への広告であるのかを指定する。
更に、広告情報として発信したい内容を記入して「O
K」のボタンをクリックする。
【0026】図5では、実施形態1の発信前の確認画面
例を示す。これは図4で指定した広告が検索の結果56
9件であることを示している。またこの広告の発信料
は、1件50円と仮定して29,872円と計算してい
る。(50円*569(件)*消費税1.05=29,
872円)この条件でよければ「発信(はい/いい
え)」をクリックする。すると実際に広告のメールが発
信される。
【0027】以上一連の流れによってキャッシュメール
が発信できることが理解できたと思う。なお1件50円
については高いと思われるかもしれないが、後述の諸機
能と連動することを考慮するとはがき代と同等であるに
も関わらずいろいろな利点がありコストパフォーマンス
の良い広告が実現できるという効果がある。
【0028】<第2の実施形態>次に第2の実施形態に
ついて説明する。
【0029】図6は、実施形態2のフローチャートであ
る。まず、広告を受信した受信者が広告を読むことから
スタートする。次に受信した各受信者は広告に対する評
価を携帯電話端末81に入力する。例として3つの候補
から選ぶとしているが、大体選択肢は2〜4程度までで
ある。更に、その評価を携帯電話端末から広告処理コン
ピュータ10へ送信する。
【0030】図7は、実施形態2の携帯電話端末画面例
である。広告としては「○△石油のガソリンスタンドで
のオイル交換キャンペーン」である。上半分の文言は広
告主が任意に作成したものであり、図4で指定したもの
である。下半分についても広告主が任意に作成するもの
である。ここでは広告に対する受信者の評価を求めてお
り、以下の3つの選択肢から選ぶようになっている。
【0031】 1、ガソリンスタンドに行ってみたい 2、次回行ってみよう 3、興味なし 以上の流れによって、受信者が広告に対する評価を簡便
に入力し広告主へのフィードバックを行えることが理解
頂けると思う。
【0032】<第3の実施形態>ここでは3つの実施形
態を説明する。
【0033】図8は、1つ目の実施形態3の携帯電話端
末画面例である。広告としては「○□カラオケ タイム
サービス超ご優待」である。基本的には実施形態2と同
様であるが、後半の部分で「この広告への評価・質問・
意見・感想・希望を入力ください」としている点が異な
っている。広告受信者は任意に自然文で記入する。ここ
では「このサービス、いいですね。同じ金額だけどワン
ドリンクサービスなしにして、室料4割っていうのもウ
ケるかもしれませんよ!」と意見をもらっている例を示
している。従来の広告ではこの様なキメの細かさは考え
られなかったが、ポジティブにしてもネガティブにして
も本質的にはこの種の情報は事業の運営に役に立つ情報
である。この様なチャネルを形成しておくことで例えば
1000件程度という大量な人数に送付した中で、非常
に有用な情報を提供してくれる人は数人いるかもしれな
い。更にそういう情報をくれた人には特別なサービスを
提供することによってファンを拡大し、クチコミ戦略に
も有用な戦略を実行することも可能となってくる。
【0034】図9は、2つ目の携帯電話端末画面例であ
る。基本的には、図8と同様であるが、図8が広告への
フィードバックであったのに対して、こちらは注文を受
付けてしまうもので更に即効性がある方法である。即注
文できるということは広告主、広告受信者双方にとって
利益をもたらす。広告主にしてみれば即時注文がくるこ
とによって広告=即注文という図式を実現することがで
きる。広告受信者もあとで注文しようとすると面倒で連
絡そのものを忘れてしまうことなどもあったが、これに
よればその危険性も少なくなる。
【0035】なお、図に説明しているが、「ボケ防止に
効くと言われる」イチョウ葉という文言を例えば「健脳
食品として知られる」というように入れ替えることで反
応率を計測・比較することもできるし、そもそも狙う市
場を変化させることによって広範囲の市場を順繰りに攻
めることなどの高等テクニックを駆使することもでき
る。
【0036】図10は、3つ目の携帯電話端末画面例で
ある。これは図8に類似しているが実は第2の実施形態
であった複数選択肢を設けつつ、自然文の入力をも受け
る複合的な実施形態である。これによって顧客の希望を
把握することができ、リクエストのキャンペーンを実施
することで固定ファンを獲得することも夢ではなくな
る。
【0037】以上第3の実施形態によって広告主へのフ
ィードバックの情報を自然文化することで顧客とのコミ
ュニケーションを促進することができる。更にここで得
られたフィードバックを経営に直結させることで顧客の
望む企業体へのスピーディな対応が出来ることとなり
「スピード経営」を実践しやすくなるという効果があ
る。
【0038】<第4の実施形態>ここでは2つの実施形
態を説明する。
【0039】図11は、1つ目の第4実施形態の集計結
果例である。図7で説明した「オイル交換キャンペー
ン」について集計処理した結果の例である。集計の処理
は顧客からフィードバック情報をもとに、広告処理コン
ピュータ10にて実施される。この際広告受信者データ
ベース11を参照し、かつ集計処理した結果はまた広告
受信者データベース11に再度格納する。この表におい
て、ID、性別、生年月日は広告受信者データベース1
1にもともと格納されているものである。回答時刻につ
いては順次広告処理コンピュータ10に受信した時刻を
記録し、回答についても集計してゆく。図において
「1」はその回答があったもので、「ブランク」は回答
が無かったことを示す。(以下同様)この例では「集計
中」であるが、2001年9月3日の12:34時点で
の集計結果が末尾の表に示されている。なお、この情報
はWebページ上に表示され、広告発信者が所定のID
とパスワードを入力することによって閲覧することが可
能なようにしておく。
【0040】図12は、2つ目の第4実施形態の集計結
果例である。図10で説明した「開店キャンペーン」に
ついて集計処理した結果の例である。基本的には、図1
1とほぼ同じであるが電子メールで結果を報告している
点が異なる。なお出力形式については、この他紙に出力
するものや、電子ファイル形式で出力するものなども考
えられる。
【0041】<第5の実施形態>ここでは2つの実施形
態を説明する。
【0042】図13は、1つ目の第5実施形態の集計結
果例である。図7で説明した「オイル交換キャンペー
ン」について集計処理した結果の例であり基本的には図
11とほぼ同じである。ただし右の欄に「来店オイル交
換」というのがこの実施形態での特徴である。図7に記
載している様にこの「メールをスタンドで提示くださ
い」となっている。この提示の時点でどのIDの方が来
店したのかを記録し別処理にて情報を収集しておく。こ
の来店という反応について集計結果を重ねあわせて表示
することによって情報発信能力のある広告受信者と、来
店する者との相関関係を把握することができる。
【0043】図14は、2つ目の第5実施形態の集計結
果例である。図13で明確になってきた相関関係をこの
図14では更にわかりやすくしようとするものである。
〜▲○10▼は、図13でNoに相当する。横軸に回
答の状況を示し、縦軸に「来店・オイル交換」という反
応があったのかどうかを示す。当然のことながら実際に
来店した広告受信者は「上客」と言えるだろう。ここで
は1つの例で示したが、広告受信者データベース11に
他の広告での反応も集積していくので重ねあわせて表示
すれば全体として反応がある広告受信者とそうでない者
との識別はより鮮明になってくる。また、広告受信料も
反応がいい広告受信者には高いレートで受信料を支払っ
たり、反応があったことを受けてボーナス料を付加する
などのインセンティブを付与することもできる。
【0044】なお、図14ではたかだか10サンプルの
集計例であったがこれが、100サンプル、1000〜
10000サンプルとなるにつれ、多人数の母集団の中
で「誰が本当の上客なのか」をあぶりだすことができ
る。これは携帯電話端末によってマーケテイングが実践
できるということを意味し、今後の携帯電話端末の普及
を考慮すると非常に利用価値の高い手法であると考える
ことができる。
【0045】<第6の実施形態>図15は、実施形態6
のフローチャートである。まず、広告主を携帯情報端末
へ広告情報を発信する。これを受けて、携帯電話端末に
て広告情報が表示される。予め広告情報は複数ページに
またがるようにしているので、広告受信者は次のページ
へスクロールするための操作を実施する。次のページを
取得する際には、広告処理コンピュータにその信号が伝
達されるので、その信号をもってスクロール操作を認識
しスクロールがなされた状況を把握することができる。
あるいは、ページ取得の監視の代わりに、パケットの送
受を携帯電話のボタンと連動させて把握し、例えばパケ
ット受信を「次ページ」ボタン押し下げにて検知したら
その信号を捉えて把握する方法もある。また、「次ペー
ジへ」とリンクを張っておいて、そこがヒットされたこ
とをもってスクロールを認識する方法もある。この様に
して、携帯電話端末におけるスクロールを把握する。
【0046】図16は、実施形態6の集計結果例であ
る。表の右の欄に「スクロールあり」とあるがこの欄が
本実施の形態で追加になった部分である。これによって
「回答が無くても読んでくれた可能性がある」ことを推
測できる。なお、キャッシュメールとして、広告受信者
へフィードバックする金額もスクロールの有無を条件と
する考え方も有効である。
【0047】<第7の実施形態>図17は、実施形態7
のフローチャートである。まず、広告主を携帯情報端末
へ広告情報を発信する。これを受けて、携帯電話端末に
て広告情報表示が開始される。この時点で絶対時刻 t
1 を記憶する。次に携帯電話端末にて広告情報表示が
終了される。終了の基準はいろいろと考えられる。例え
ば表示が完了したあとに何らかの操作を広告受信者が実
施するがその時点を基準とすることや、予め広告情報表
示の末尾に「表示を終了しますか?」という記述をして
おきこの設問に「はい」と応えた時点を基準とするなど
がある。いずれにしても広告情報表示の終了を何らかの
方法で認識し、この時点で絶対時刻 t2 を記憶する。
さらに以下の計算式によって、広告情報読んでいると推
定される時間 ΔTを計算する。
【0048】広告情報リード推定時間 ΔT = t2 −
t1
【0049】更に、このΔTが、所与のしきい値 S よ
りも大きかったかどうかを条件判断する。もし、大きか
ったならば「広告情報を読んだと判断」し、そうでなか
ったならば「広告情報を読まなかったと判断」する。
【0050】なお、ここで 所与のしきい値 Sとは、例
えば以下の計算によって予め計算しておく。
【0051】(1)しきい値Sの算出法−その1 実際に同様な環境で当該の広告情報を読む速度を、通常
の速度で読む能力を持った人によって計測しておき、そ
の0.7倍の値とする。0.7倍とするのは、速読でき
る人を考慮して、速読できる人は通常の人の7割の速度
で読むとしているためである。
【0052】(2)しきい値Sの算出法−その2 実際に同様な環境で当該の広告情報を読む速度を、速読
できる人によって計測しておき、その値とする。
【0053】(3)しきい値Sの算出法−その3 (1)または(2)で得られた経験値と文字数の関係を
グラフ化しこれによって値を算出する。
【0054】これ以外の方法であっても、「当該広告情
報が読めるであろう値」が算出できるのであれば、もち
ろんその方法でかまわない。要は何らかの確からしい方
法でしきい値Sを導いておけば良い。
【0055】図18は、実施形態7の集計結果例であ
る。この場合、しきい値Sは予め算出されており、16
秒となっている。広告料としては概ね2ページとなって
おり1ページに8秒かかる計算となっている。表の右の
欄に「ΔT」と「読んだと判定」、「読まなかったと判
定」という欄を設けている。この表で、No.1〜4ま
でには、ΔTがいずれも16秒以上であり、これによっ
て「読んだと判定」したと推測できる。No.5につい
てはΔTが9秒であり、1ページ程度は読んだ時点でや
めたと推測できる。この方法の利点は、実施形態6のス
クロールをもとに実施する場合だと単に携帯電話端末の
操作によって読んだとする様に見せかけることができた
が、「少なくとも読まなかったがスクロールだけした
人」に関してはこの様な時間計測の考え方によって識別
することができる。もちろん実際に読んではいないが適
切な時間がきたら携帯電話端末を操作するような人」は
識別できないがこの様な人は、さほど多くないと推定で
きる。またこの様な人は、実際の選択肢によるフィード
バックや自然文によるフィードバック、あるいは実際の
購買行動への反応が無いことで中期的にみれば「上客」
でないことが識別できると考えられる。
【0056】なお、キャッシュメールとして、広告受信
者へフィードバックする金額もΔTによる判定結果を条
件とする考え方も有効である。
【0057】<第8の実施形態>第8の実施形態につい
て以下に説明する。請求項1に記載の所与の計算式と
は、以下の様な式を考える。
【0058】(1)期間を一定とする考え方 期間を一定とし広告の量に応じたものとする式であり、
例えば次の式で計算される。
【0059】広告受信者が受領する金額 = 一定期間に
受信した広告数 * 受信単価
【0060】例えば、1ヶ月間に受信した広告数が25
件であり、1広告あたりの受信単価を10円と設定した
場合には、これらの掛け算によって250円が算出され
る。
【0061】(2)金額を一定とする考え方 金額を一定としその一定額に達した時点を判断するよう
な式とすることも考えられる。この場合は実際には金額
を計算しているのではなく、金額計算によって「一定額
を超えた時点」を算出していることになる。
【0062】計算式としては例えば以下の式で計算され
る。
【0063】広告受信者が受領する金額 = 期間中に受
信した広告数 * 受信単価
【0064】ここで期間中に受信した広告数とは、順次
累積してゆくものである。例えば、1000円という一
定の額を基準とすると、上記の例では100広告を受信
した時点で丁度1000円に到達する。振込に関して
は、この様に一定金額毎に閾値を設ける方法である。
【0065】なお、この方法の利点は金額がある程度た
まってから振り込むため支払う金額に対する振込料の占
める割合を、(1)の方法に比べて小さく押えることが
できる。また初回は早く金額を得た経験をしてもらいた
いので、1000円到達時に振り込むものとするが例え
ば2回目以降は3000円到達する毎に振り込むように
すれば、同様に振込料の占める割合を小さく押えること
ができる。また受領する広告情報受信者にとっても10
00円という金額が何回も振り込まれるよりも、300
0円というある程度まとまった時点で振り込まれる方
が、良いとの考え方もある。
【0066】<第9の実施形態>第9の実施形態につい
て以下に説明する。請求項1に記載の所与の計算式と
は、以下の様に考える。
【0067】広告受信者が受領する金額 = 一定期間に
受信した広告数 * 受信単価+ 一定期間に広告主への
フィードバック情報発信数 * フィードバック単価
【0068】つまり、これは請求項8の計算式に、広告
主への何らかのフィードバック情報の発信状況を加味し
た式である。
【0069】例えば、1ヶ月間に受信した広告数が25
件、受信単価が10円であり、同様に1ヶ月間に広告主
へのフィードバック情報発信数が4件、フィードバック
単価が20円であった場合には、以下の計算によって算
出される。
【0070】広告受信者が受領する金額 = 25*10
+ 4*20 = 330円
【0071】以上は期間を一定とする考え方であった
が、金額を一定とする考え方であってももちろん良い。
例えば上記の様な計算式で算出した金額が最初に100
0円に到達した時点で振り込むを実施するものである。
【0072】この例では、選択肢のフィードバックも文
章によるフィードバックも一律単価20円としたが、実
際には文章によるフィードバックの方が広告受信者にと
っては手間もかかり、かつ広告主にとっても有用な情報
であることが多いので、単価に差をつけることが一般的
であろう。
【0073】この様な考え方を取り入れた「キャッシュ
メール」は、フィードバックすればするほど受領する金
額が高くなるので受信する側のインセンティブにもな
る。
【0074】<第10の実施形態>第10の実施形態に
ついて以下に説明する。請求項1に記載の所与の計算式
とは、以下の様に考える。
【0075】広告受信者が受領する金額 = 一定期間に
受信した広告数 * 受信単価A+ 一定期間に読んだと
推測される広告数 * 受信単価B
【0076】つまり、これは請求項8の計算式に、広告
情報を読んだかどうかを判断した状況を加味した式であ
る。
【0077】例えば、1ヶ月間に受信した広告数が25
件、受信単価Aが5円であり、同様に1ヶ月間に読んだ
と推測される広告数が10件、受信単価Bが15円であ
った場合には、以下の計算によって算出される。
【0078】広告受信者が受領する金額 = 25*5
+ 10*15 = 275円
【0079】以上は期間を一定とする考え方であった
が、金額を一定とする考え方であってももちろん良い。
例えば上記の様な計算式で算出した金額が最初に100
0円に到達した時点で振り込むを実施するものである。
【0080】この方法によれば、広告主として本来広告
を読んでくれた人に受信料を支払う構図が鮮明になる。
もっと極端にしてしまえば、受信単価Aを0円とし、受
信単価Bを25円とする様なことも考えられる。このこ
とが広告受信者に浸透していれば「とりあえず広告は来
たのだから読んでおこう」という気になるし、更に、広
告主に対して何らかのフィードバックをすれば更に多く
の金額を受領できるので、このような仕組みがないとき
に比べてキャッシュメールの浸透度をより高めることも
可能となる。実際に20代までの若者は携帯電話・PH
Sなどへの通信料を多く払っているケースが多くこの様
に広告主にとっても有効な情報提供をすることによって
通信料の穴埋めとすることもできる可能性がある。
【0081】<第11の実施形態>第11の実施形態に
ついて以下に説明する。請求項1に記載の所与の計算式
とは、以下の様に考える。
【0082】広告受信者が受領する金額 = 一定期間に
受信した広告数 * 受信単価+ 広告に対する実際の来
店などの反応した数 * 反応単価
【0083】つまり、これは請求項8の計算式に、広告
に対する実際の来店などの反応した状況を加味した式で
ある。
【0084】例えば、1ヶ月間に受信した広告数が25
件、受信単価が10円であり、同様に1ヶ月間に読んだ
と来店などの反応した数が2件、反応単価が100円で
あった場合には、以下の計算によって算出される。
【0085】広告受信者が受領する金額 = 25*10
+ 2 *100=450円
【0086】以上は期間を一定とする考え方であった
が、金額を一定とする考え方であってももちろん良い。
例えば上記の様な計算式で算出した金額が最初に100
0円に到達した時点で振り込むを実施するものである。
【0087】この方法によれば、実際に広告に反応して
くれた人に多くの金額を支払うことができる。ここでは
100円としたがもっと大きい金額にしてもいいかもし
れない。ただしこの単価を高くしすぎると反応が多くあ
った場合に予め想定していた予算を大幅に超えてしまう
ケースも考えられる。そこで広告主の立場からは予め来
店などの反応に支払う予算(以下「反応予算」)を決め
ておき、一定期間において広告に反応してくれた人の度
合いによってその金額を配分するというった方法も考え
られる。
【0088】例えば、1ヶ月間の反応予算を10000
0円としておき、その1ヶ月間の延べ反応数が10であ
ったならば、1反応数あたり10000円という金額と
なる。逆に延べ反応数が100であったならば、1反応
数あたり1000円という金額になる。
【0089】反応数が少ないときに反応予算が多くプー
ルされていると、実際に反応した人は予想外に多くの金
額を手にし、購入商品や購入サービス以上の収入を得る
可能性も出てくる。広告の目的は究極的には商品やサー
ビスを来店や来店しなくても何らかの購入申込を促進す
ることであるからこの反応予算を多く投入することは広
告から良好な反応を得ることに寄与すると言えよう。
【0090】以上が各実施形態に対する説明である。本
発明の他の実施例は各実施形態の中でも述べてきたが全
体を通じて以下のような変形も考えられる。
【0091】<他の実施形態その1>実施形態1におけ
るインターネット40は、必ずしも必須ではなく例えば
衛星系で形成されるネットワークによって代替すること
も可能である。つまり「無線通信ネットワークを介して
携帯電話端末に対して広告情報を提供できる」システム
であれば何でも構わない。
【0092】<他の実施形態その2>実施形態2におけ
る、広告情報受信者の広告への評価選択肢として「3、
興味なし」といのがあったが、図11に示した様に集計
結果として保管し、次回全く同様の広告を送信する際に
は、送信対象からはずすことも考えられる。これを自動
的に実施すれば広告主にとっても手間が省けるし、広告
受信者にとっても「興味がない広告を何度も送付される
こと」を避けることができる。実際に、車に無縁な人に
とってオイル交換などは全く興味が無い話しである。そ
の意味ではより積極的に「次回からオイル交換に関して
は送付無用」という選択肢を準備しておき、この返事が
来た広告受信者には次回からオイル交換情報を送付しな
いことができる。結果として企業のイメージ向上の効果
もある。
【0093】<他の実施形態その3>実施形態3の図8
による画面例で「文章で自由に入力できる」機能を提供
しているがこれは、入力されたコメントによっては広告
主にとって非常にプラスになる情報もある。そこで例え
ば、この様な有効なプラス情報を与えてくれた場合に
は、一定金額に満たされていなくてもその不足分をボー
ナス的に充当して振り込みに直結させるようなことも可
能である。例えば3000円単位で振り込みを指定して
おけば、広告主としても多額の負担ではないし、広告受
信者にとっても「振込の実施が自分のコメントによって
促された」と明確に記憶するので、将来に向けてのイン
センティブを醸成することもできる。
【0094】<他の実施形態その4>請求項間の任意の
組合せによるシステムも可能である。具体的には以下に
示す様なものが可能である。
【0095】(1)請求項2と請求項3の組合せ 広告情報に対して何らかのフィードバックを得る手法と
して、請求項2では当該広告に対する評価を複数の選択
肢から選択するものとした。一方、請求項3では当該広
告に対する評価・質問・意見・感想・希望などあるいは
当該広告の商品・サービスの注文・利用希望などを文章
で自由に入力することとした。この両者を組合せて「複
数選択肢から選びかつ文章で自由に入力できるもの」も
考えることができる。
【0096】(2)請求項6と請求項7の組合せ 当該広告情報を読んだのかを把握する手法として、請求
項6では「広告情報を読むためにスクロールしている状
況」に注目した。一方、請求項7では「広告情報を読む
ための時間を計測することによりこと」に注目した。い
ずれの手法も単独では完全でないがこの両者を組合せて
把握すれば広告を読んだのかを把握することがより容易
となる。具体的には以下の様な判断手法を考えることが
できる。
【0097】判断手法1:スクロールしていることを把
握し、かつしきい値を超えている場合に限り当該広告情
報を読んだと判断する。
【0098】判断手法2:スクロールしていることを把
握するか、しきい値を超えている場合のいずれか一方が
満たされた場合に当該広告情報を読んだと判断する。
【0099】
【発明の効果】各実施形態における効果は、適宜各実施
形態の説明文章において説明をしてきたので、ここでは
最初に4つ説明した課題についてどのような効果をもた
らしたのかを述べることとする。 (1)広告受信の際に通信料がかかってしまう課題 口座振込という目に見える形で広告受信者に対して代金
を支払うこととなり「キャシュメール」という名にふさ
わしい方法やシステムを提供することができた。これに
より広告の受信には通信料がかからないばかりか、受信
料を受領することができるようになり安心して広告を受
信することができるという効果がある。 (2)広告への反応を認知しにくかったという課題 広告受信者に負担がない簡便な方法で対応できるものが
なかなかなかったが、本発明によれば広告受信者に負担
の無い形で簡便に広告情報の反応を認知することができ
るという効果がある。 (3)広告受信者の特性把握をしにくかったという課題 顧客を個人個人毎に把握することができるようになり、
広告主へのフィードバックや、広告受信者が実際に来店
し購買行為をしたなどが容易に把握できるようになっ
た。 (4)本当に広告を読んでもらえたのかどうかを識別し
にくかったという課題 携帯電話端末の広告としては、本当に読んでもらえるの
かどうかが重要であったが、ある程度の確度で実際に広
告を読んだのかどうかを把握するひとつの解を提供する
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のシステム構成図である。
【図2】実施形態1のフローチャートである。
【図3】実施形態1の広告受信の設定画面例である。
【図4】実施形態1の発信広告の設定画面例である。
【図5】実施形態1の発信前の確認画面例である。
【図6】実施形態2のフローチャートである。
【図7】実施形態2の携帯電話端末画面例である。
【図8】実施形態3の携帯電話端末画面例である。
【図9】実施形態3の携帯電話端末画面例である。
【図10】実施形態3の携帯電話端末画面例である。
【図11】実施形態4の集計結果例である。
【図12】実施形態4の集計結果例である。
【図13】実施形態5の集計結果例である。
【図14】実施形態5の集計結果例である。
【図15】実施形態6のフローチャートである。
【図16】実施形態6の集計結果例である。
【図17】実施形態7のフローチャートである。
【図18】実施形態7の集計結果例である。
【符号の説明】
10:広告処理コンピュータ 11:広告受信者データベース 20:広告受信者設定手段 30:広告発信者設定手段 40:インターネット 50:交換局 60:無線通信ネットワーク 71〜73:基地局 81、82:携帯電話端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04M 3/493 3/493 11/00 303 11/00 303 11/08 11/08 H04B 7/26 M H04Q 7/38 H04Q 7/04 H Fターム(参考) 5K015 AB01 AF08 5K024 AA77 CC11 5K025 AA08 BB10 DD06 GG10 JJ10 5K067 AA29 BB04 BB23 DD29 DD51 EE02 EE16 FF02 FF23 FF31 5K101 KK02 KK18 LL12 NN18 NN48 PP03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信ネットワークを介して携帯電話
    端末に対して広告情報を提供する広告メール通信方法で
    あって、広告発信者設定手段によって設定された広告情
    報を携帯電話端末において受信し、広告受信者設定手段
    により設定される口座に、広告受信に関して所与の計算
    式で求められた金額が振込まれることを特徴とする広告
    メール通信方法。
  2. 【請求項2】 無線通信ネットワークを介して携帯電話
    端末に対して広告情報を提供する広告メール通信方法で
    あって、前記携帯電話端末において広告情報を受信した
    受信者に対して前記広告に対する評価を複数の選択肢か
    ら選択するよう促し、その選択結果を、携帯電話端末か
    ら広告処理コンピュータに送信することを特徴とする広
    告メール通信方法。
  3. 【請求項3】 無線通信ネットワークを介して携帯電話
    端末に対して広告情報を提供する広告メール通信方法で
    あって、前記携帯電話端末において広告情報を受信した
    受信者が当該広告に対する評価・質問・意見・感想・希
    望などあるいは当該広告の商品・サービスの注文・利用
    希望などを文章で自由に入力するよう促し、その入力結
    果を、携帯電話端末から広告処理コンピュータに送信す
    ることを特徴とする広告メール通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項2、3において、携帯電話端末か
    ら広告処理コンピュータに送信された結果を自動的に集
    計処理し出力することを特徴とする広告メール通信方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2、3において、携帯電話端末か
    ら広告処理コンピュータに送信された結果を自動的に集
    計処理することに加えて、広告に対する実際の来店や購
    入などの反応情報も集計処理し、前記2つの集計結果を
    まとめて出力することを特徴とする広告メール通信方
    法。
  6. 【請求項6】 無線通信ネットワークを介して携帯電話
    端末に対して広告情報を提供する広告メール通信システ
    ムであって、前記携帯電話端末において広告情報を受信
    した受信者が前記広告情報を読むためにスクロールして
    いる状況を把握することを特徴とする広告メール通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 無線通信ネットワークを介して携帯電話
    端末に対して広告情報を提供する広告メール通信システ
    ムであって、前記携帯電話端末において広告情報を受信
    した受信者が前記広告情報を読むための時間を計測する
    ことにより、当該広告情報を読んだのかを把握すること
    を特徴とする広告メール通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の所与の計算式とは、期
    間を一定とし広告の量に応じたものとする式か、あるい
    は金額を一定としその一定額に達した時点を判断するよ
    うな式であることを特徴とする広告メール通信方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の所与の計算式とは、請
    求項8の計算式に、広告主への何らかのフィードバック
    情報の発信状況を加味した式であることを特徴とする広
    告メール通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の所与の計算式とは、
    請求項8の計算式に、広告情報を読んだかどうかを判断
    した状況を加味した式であることを特徴とする広告メー
    ル通信方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の所与の計算式とは、
    請求項8の計算式に、広告に対する実際の来店などの反
    応した状況を加味した式であることを特徴とする広告メ
    ール通信方法。
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