JP2003108853A - 情報提供システム、コンピュータプログラム、および行動ルート追跡方法 - Google Patents

情報提供システム、コンピュータプログラム、および行動ルート追跡方法

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JP2003108853A
JP2003108853A JP2001296803A JP2001296803A JP2003108853A JP 2003108853 A JP2003108853 A JP 2003108853A JP 2001296803 A JP2001296803 A JP 2001296803A JP 2001296803 A JP2001296803 A JP 2001296803A JP 2003108853 A JP2003108853 A JP 2003108853A
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portable terminal
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JP2001296803A
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Toyoji Aoyama
豊次 青山
Sawako Ono
佐和子 大野
Yasuhiro Tanaka
康弘 田中
Koji Tomizawa
孝次 冨澤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】会員および非会員の両方に情報を提供しつつ会
員数の増加を促進するための情報提供システムを提供す
る。 【解決手段】情報提供システム1に、入場者の所有する
携帯型端末装置5から入場者に関する顧客識別情報63
を取得し、入場者が会員であるか否かを判別する会員判
別部111と、入場者が会員であると判別された場合は
会員用のメニュー画面を表示するための会員メニュー画
面情報6Aを携帯型端末装置5に送信し、入場者が会員
でないと判別された場合は非会員用のメニュー画面を表
示するための非会員メニュー画面情報6Bを携帯型端末
装置5に送信するメニュー画面送信部116と、会員用
または非会員用のメニュー画面から入場者によって指定
された情報を携帯型端末装置5に送信する第一の情報提
供部101と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入場者に情報を提
供する情報提供システム、コンピュータプログラム、お
よび入場者の行動ルートを追跡する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ショッピングセンターやデパ
ートのような広い場所への入場者に情報を提供する種々
の方法が提案されている。
【0003】例えば、特開平11−41170号公報に
記載された発明によると、移動端末を所有する入場者が
一方のエリアから他方のエリアに移動すると、移動先で
ある他方のエリアのショッピング情報がその移動端末に
送信される。
【0004】また、特開2000−47980号公報に
記載された発明によると、デパートの会員に対して会員
ごとに定められた情報提示ルールに従って会員個人の状
況に合った情報を提供することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開2000
−47980号公報の発明を例えばデパートのシステム
として適用した場合は、デパートの会員でなければ係る
システムを利用することができない。
【0006】ところが、入場者の増加を促進するために
は、非会員に対しても何らかの情報を提供することが望
ましい。一方で、会員および非会員の両方に均一の情報
を提供すると、他の顧客より優遇されたサービスの提供
を望む会員の希望に反することとなり、会員数の増大に
つながりにくい。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み、会員
および非会員の両方に情報を提供しつつ会員数の増加を
促進するための情報提供システムを提供することを目的
とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】本発明に係る情報提供シ
ステムは、特定の領域への入場者に対して情報を提供す
る情報提供システムであって、前記入場者の所有する携
帯型端末装置から当該入場者に関する入場者情報を取得
し、取得した前記入場者情報に基づいて当該入場者が前
記領域における会員であるか否かを判別する会員判別手
段と、前記会員判別手段によって前記入場者が会員であ
ると判別された場合は会員用のメニュー画面を表示する
ための会員メニュー画面情報を前記携帯型端末装置に送
信し、前記入場者が会員でないと判別された場合は非会
員用のメニュー画面を表示するための非会員メニュー画
面情報を前記携帯型端末装置に送信する画面情報送信手
段と、前記会員用のメニュー画面または前記非会員用の
メニュー画面において前記入場者によって指定された情
報を前記携帯型端末装置に送信する情報送信手段と、を
有してなる。
【0009】他の形態として、複数の区域によって構成
される領域への入場者に対して情報を提供する情報提供
システムであって、前記区域のサービスに関する1また
は複数のサービス情報を記憶するサービス情報記憶手段
と、前記入場者が前記区域のうちのいずれの区域にいる
のかを当該入場者の所有する携帯型端末装置と通信を行
って判別する区域判別手段と、前記入場者がいる区域の
近隣の区域の前記サービス情報を当該入場者の所有する
携帯型端末装置に送信する情報送信手段と、を有してな
る。
【0010】好ましくは、前記入場者の所有する携帯型
端末装置から当該入場者に関する入場者情報を取得し、
取得した前記入場者情報に基づいて当該入場者が前記領
域における会員であるか否かを判別する会員判別手段
と、前記会員の関心事に関する関心情報を記憶する関心
情報記憶手段と、を有し、前記サービス情報記憶手段
は、前記サービス情報をそれぞれの内容のカテゴリに対
応付けて記憶し、前記情報送信手段は、前記入場者が前
記会員である場合は、前記サービス情報のうちその内容
のカテゴリが当該入場者の前記関心情報と関連するサー
ビス情報を選択して送信する。
【0011】または、前記会員判別手段によって前記入
場者が前記会員でないと判別された場合に、入会案内画
面を表示するための案内画面情報を当該入場者の所有す
る携帯型端末装置に送信する入会案内手段と、前記入会
案内画面に従って入力された入会申込情報を当該携帯型
端末装置から取得する申込情報取得手段と、を有してな
る。または、前記携帯型端末装置から区域が指定される
と、指定された区域にある携帯型端末装置の個数を前記
区域判別手段による判別結果に基づいて求め、求められ
た個数に関する個数情報を当該指定元の携帯型端末装置
に送信する個数情報提供手段、を有してなる。または、
前記入場者が希望する前記サービスの金額に関する金額
情報を当該入場者の所有する携帯型端末装置に送信する
金額情報送信手段と、前記サービスの注文情報を当該携
帯型端末装置から受信する受注手段と、を有してなる。
または、前記サービスの予約画面を表示するための予約
画面情報を前記携帯型端末装置に送信する予約案内手段
と、前記予約画面に従って入力された予約情報を前記携
帯型端末装置から受信する予約受付手段と、を有してな
る。
【0012】または、前記受注手段は、前記入場者が前
記会員である場合に、サービスの実績を示すポイントを
前記金額に応じて算出し、算出された前記ポイントを当
該入場者の蓄積ポイントに加算するようにしてもよい。
【0013】本発明に係る行動ルート追跡方法は、複数
の区域によって構成される領域への入場者の行動ルート
を追跡する行動ルート追跡方法であって、前記区域ごと
にそれぞれの区域内にある携帯型端末装置を検知するた
めの検知手段を設けておき、前記入場者が前記区域のう
ちいずれかの区域に進入するたびに当該入場者の所有す
る携帯型端末装置を検知した前記検知手段から検知情報
を取得し、前記検知情報をチェックすることによって、
当該入場者の行動ルートを追跡する。
【0014】なお、本発明において、サービスには、例
えば、洋服、靴、書籍、レコード、スポーツ用品、電化
製品、化粧品、またはアクセサリなど種々の商品の販
売、または散髪、クリーニング、飲食品の提供、美容の
アドバイス、マッサージ、チケットの予約販売、物品の
レンタル、外貨の両替、美術品の展示、動物の供覧、映
画の上映、または遊戯施設の提供などが含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る情報提供シス
テム1の構成の例を示す図、図2はデパートの1階のフ
ロアを構成するエリアの例を示す図、図3はエリアA〜
Dに設けられた店舗のレイアウトの例を示す図、図4は
店舗用端末装置3の構成の例を示す図、図5は情報提供
システム1の機能的構成を説明する図である。
【0016】本実施形態における情報提供システム1
は、複数の店舗が出店しているデパートに設けられてお
り、図1に示すように、無線管理サーバ2A、情報提供
サーバ2B、店舗用端末装置3、および端末接続アンテ
ナ8(8A、8B、…、8Z)などによって構成され
る。これらの装置は通信回線4によって互いに接続され
ている。また、通信回線4は、インターネットおよび専
用線などに接続されており、無線管理サーバ2A、情報
提供サーバ2B、および店舗用端末装置3は、他の支店
のシステム、クレジットカード会社のシステム、商品の
メーカまたは卸業者のシステム、その他種々の外部のシ
ステムに接続することができる。
【0017】このデパートの1階のフロアは、図2に示
すように、エリアA、エリアB、…のように10個のエ
リア(区域)に分けられており、各エリアにはそれぞれ
複数の店舗が設けられている。例えば、図3に示すよう
に、エリアA〜Dにはそれぞれ4つ、3つ、2つ、およ
び4つの店舗が設けられている。例えば、スポーツ用品
店、ファッション用品店、飲食店、化粧品店、および電
化製品店など様々な店舗があり(図9参照)、顧客に対
して商品を販売し、飲食物を提供し、および美容のアド
バイスを行うなど様々なサービスが提供されている。た
だし、エリアZは、非常階段、倉庫、および化粧室(ト
イレ)などのためのスペースであって、店舗は設けられ
ていない。
【0018】デパートに訪れる顧客(入場者)は、携帯
電話端末、PHS端末、ノート型パソコン、またはPD
A(Personal Digital Assistant)などの携帯型端末装
置5を所有している。携帯型端末装置5は、例えばBl
uetoothによる無線通信の機能を有し、SIM
(Subscriber Identity Module)カードの差し込みが可
能である。このSIMカードには、所有者の氏名、住
所、電話番号、年齢、性別、生年月日、および関心のあ
る事などの個人情報、および携帯型端末装置自身の携帯
電話番号などが記憶されている。
【0019】また、このデパートは、顧客へのサービス
の向上を図るために会員制度(いわゆる友の会)を設け
ている。会員になると、サービスを受けた金額(買物の
金額)などに応じたポイント(会員ポイント)が与えら
れ、会員限定の情報の提供を受けることができ、会員ポ
イントに応じた割引などのサービスを受けることがで
き、また、デパートが運営しているがクレジットカード
(以下、「デパートカード」と呼称する。)を使用する
ことができる。以下、デパートに訪れる顧客のうち、会
員である顧客および会員でない顧客をそれぞれ「顧客
K」および「顧客N」と区別して記載することがある。
【0020】店舗用端末装置3は、店舗ごとに1台また
は複数台ずつ設けられている。この店舗用端末装置3
は、図4に示すように、端末装置本体31、ディスプレ
イ装置32、キーボード33、マウス34、およびバー
コードリーダ35などによって構成される。端末装置本
体31は、CPU3a、磁気記憶装置3b、ビデオイン
タフェース3c、通信インタフェース3d、入力インタ
フェース3e、ROM3f、RAM3g、および無線イ
ンタフェース3hなどからなる。
【0021】磁気記憶装置3bには、オペレーティング
システム(OS)および後に説明する各機能を実現する
ための種々のプログラムおよびデータが記憶されてい
る。これらのプログラムは、CD−ROM、MO、また
はDVD−ROMなどの記録媒体STから磁気記憶装置
3bにインストールされる。これらのプログラムおよび
データは必要に応じてRAM3gにロードされ、CPU
3aによって実行される。無線インタフェース3hとし
て、Bluetooth規格に対応したものが用いられ
る。バーコードリーダ35は、商品の包装箱などに書か
れたバーコードを読み、端末装置本体31に伝達する。
このような構成によって、店舗用端末装置3は、その店
舗のレジ(レジスタ)の役割を果たす。
【0022】端末接続アンテナ8は、携帯型端末装置5
と通信回線4とを無線で接続するための、Blueto
oth規格に対応したインタフェースである。各店舗に
設けられた店舗用端末装置3も、無線通信機能を有しか
つ通信回線4に接続されているので、携帯型端末装置5
と通信回線4とを接続するためのインタフェースとなり
得る。ただし、本実施形態では、携帯型端末装置5が通
信回線4に接続することができる範囲をより確実に確保
するために、図3に示すように、エリアごとにその中心
付近に1本ずつ端末接続アンテナ8(8A、8B、…)
を設けている。
【0023】各端末接続アンテナ8は、自分のエリア内
にある機器との通信が可能な程度に電波の出力が調整さ
れている。これにより、自分のエリア内にいる顧客の所
有する携帯型端末装置5を検知して通信を行い、その携
帯型端末装置5と通信回線4とを接続することができ
る。また、デパートの出入口の外側には、端末接続アン
テナ8GWが設けられており、デパートに入場しようと
する顧客の携帯型端末装置5および退場した顧客の携帯
型端末装置5と通信を行い、これらの携帯型端末装置5
と通信回線4とを接続する。
【0024】無線管理サーバ2Aおよび情報提供サーバ
2Bの構成は、店舗用端末装置3の構成とほぼ同様であ
る。ただし、Bluetoothのような無線インタフ
ェースおよびバーコードリーダは設けられていない。
【0025】無線管理サーバ2Aは、主に、各端末接続
アンテナ8および各店舗の位置に関する情報およびデパ
ートに入場した顧客の携帯型端末装置5のBlueto
othアドレス(機器アドレス)に関する情報などの管
理を行う。情報提供サーバ2Bは、主に、顧客に提供す
る種々の情報の管理および買物に関する処理を行う。本
実施形態では、このように、2つのサーバに分けてこれ
らの処理を行うこととしているが、デパートの規模また
は会員数などに応じて1台のサーバで行うように構成し
てもよいし、または3台以上のサーバで処理を分散して
行うように構成してもよい。
【0026】このような構成によって、情報提供システ
ム1は、図5に示すような機能が実現される。図5に示
す各機能は、主にデパートに入場した顧客に情報を提供
するためのもの、主に商品の購入などのためのもの、お
よびその両方の目的を実現するためのものに大別され
る。以下、図5に示す各機能の役割を、便宜的に図6お
よび図7の2つの図に分けて説明する。
【0027】図6は図5に示す情報提供システム1の機
能的構成のうち主として顧客に情報を提供するため機能
を説明するための図、図7は図5に示す情報提供システ
ム1の機能的構成のうち主として商品の購入などのため
の機能を説明する図、図8は会員情報62の例を示す
図、図9は店舗情報記憶部131に記憶されている情報
の例を示す図、図10は店舗情報入力画面HG7の例を
示す図、図11は隣接アンテナ情報65の例を示す図、
図12はエリア店舗情報60の例を示す図、図13は接
続画面HG51の例を示す図、図14は行動ルート情報
61の例を示す図、図15は店舗に関する情報を取得す
る場合に会員の所有する携帯型端末装置5に表示される
表示画面の例を示す図、図16は店舗に関する情報を取
得する場合に会員でない者の所有する携帯型端末装置5
に表示される表示画面の例を示す図、図17はレストラ
ン行列情報68の例を示す図である。 〔情報を提供するため機能〕図6に示すように、図5に
示す機能的構成のうち、第一の情報提供部101、第二
の情報提供部102、第三の情報提供部103、第四の
情報提供部104、第五の情報提供部105、会員判別
部111、エリア判別部112、入会案内部114、申
込情報取得部115、メニュー画面送信部116、店舗
情報記憶部131、会員情報記憶部132、ルート情報
記憶部133、アンテナ位置記憶部134、端末アドレ
ス記憶部135、および順番待ち情報記憶部136など
が、デパートに入場した顧客に情報を提供する機能など
を実現するために用いられる。
【0028】会員情報記憶部132は、図8に示すよう
に、会員(顧客K1、K2、…)の氏名、電話番号、住
所、生年月日、性別、携帯電話番号、会員番号、関心の
ある事、クレジットカードの番号、および会員ポイント
などに関する会員情報62を記憶している。関心のある
事とは、例えば、趣味、好み、欲しい物、またはやりた
い事など、会員が気になっている事または興味のある事
である。
【0029】店舗情報記憶部131は、図9に示すよう
に、各店舗の自動配信情報71、お買い得情報72、プ
ロフィール情報73、店舗詳細情報74、およびカテゴ
リ情報67などを記憶している。自動配信情報71は、
顧客がデパートの中を周っているときに顧客の携帯型端
末装置5に自動的に配信される情報である〔図15
(f)参照〕。お買い得情報72は、買物の際に顧客に
とってメリットがある情報、例えば、バーゲンに関する
情報などである〔図15(d)参照〕。プロフィール情
報73は、店舗を簡単に説明するための情報である〔図
15(b)参照〕。店舗詳細情報74は、店舗の詳細な
情報である〔図15(c)参照〕。カテゴリ情報67
は、店舗のサービスの種類などを示す。例えば、レスト
ランであれば「グルメ」、洋服店であれば「ファッショ
ン」などのようにカテゴリ情報67が与えられる。図9
に示す例では、1つのカテゴリ情報67には1つのカテ
ゴリしか与えられていないが、複数のカテゴリを与えて
おいてもよい。例えば、ゴルフ用品店のカテゴリ情報6
7を「ゴルフ、スポーツ」のように大小のカテゴリが含
まれるようにしてもよい。これらの情報の登録は、店舗
用端末装置3に表示される図10に示す店舗情報入力画
面HG7から行うことができる。
【0030】アンテナ位置記憶部134は、図11に示
すように、各端末接続アンテナ8が他のいずれの端末接
続アンテナ8と隣接しているかを示す隣接アンテナ情報
65を記憶している。ここで、「隣接している」とは、
端末接続アンテナ8の設置されたエリア同士が隣接して
いることをいう。隣接アンテナ情報65によると、例え
ば、端末接続アンテナ8Aは、端末接続アンテナ8B、
8C、および8Dと隣接していることが分かる。また、
アンテナ位置記憶部134は、図12に示すように、各
エリアにはどの店舗が設けられているかを示すエリア店
舗情報60を記憶している。
【0031】エリア判別部112は、顧客がどのエリア
にいるのかを判別する。また、顧客があるエリアから他
のエリアに移動したときに、その移動先のエリアを判別
する。例えば、図3において、顧客がエリアAにいると
きは端末接続アンテナ8Aが顧客の携帯型端末装置5を
検知しており、よって、顧客がエリアAにいると判別す
ることができる。顧客がエリアBに移動(進入)する
と、今度は端末接続アンテナ8Bがその携帯型端末装置
5を検知する。よって、顧客がエリアAからエリアBに
移動したと判別することができる。このように、携帯型
端末装置5を検知する端末接続アンテナ8の変化に基づ
いて顧客がどのエリアに移動したのかを判別する。
【0032】したがって、エリア判別部112は、顧客
がデパートに入場したことおよびデパートを退場したこ
とを判別することができる。すなわち、デパートの外に
いる顧客がデパートの出入口付近にやってくると、端末
接続アンテナ8GWが携帯型端末装置5を検知する。そ
して、出入口を通過してデパートの中に入ると、今度は
端末接続アンテナ8Cがその携帯型端末装置5を検知す
る。このように、携帯型端末装置5を検知する端末接続
アンテナ8が、8GW、8Cの順に変化することによ
り、顧客がデパートに入場したと判別することができ
る。逆に、携帯型端末装置5を検知する端末接続アンテ
ナ8が、8C、8GWの順に変化することにより、顧客
がデパートを退場したと判別することができる。
【0033】エリア判別部112による判別結果に基づ
いて、図14に示すように、顧客の入場時刻、退場時
刻、および周ったエリアの順すなわち行動ルートを示す
行動ルート情報61を取得することができる。すなわ
ち、顧客があるエリアから他のエリアに移動するごと
に、移動先のエリアを判別し、これを検知情報6Kとし
て記憶する。各検知情報6Kをチェックし、記憶された
時間の順に並べることによって、行動ルート情報61が
得られる。行動ルート情報61によって、顧客の行動ル
ートを追跡することができる。この行動ルート情報61
は、ルート情報記憶部133に記憶される。
【0034】会員判別部111は、顧客がデパートの会
員であるか否かを判別する。会員であるか否かの判別
は、次のように行われる。例えば、デパートに向かって
きた顧客がデパートの出入口付近にやってくると、端末
接続アンテナ8GWがその顧客の携帯型端末装置5を検
知する。このとき、接続の確立のために、携帯型端末装
置5で入力されたパスキーおよび携帯型端末装置5のB
luetoothアドレス(機器アドレス)などを取得
し、認証の処理を行う。取得されたBluetooth
アドレスは、アドレス情報64として、端末アドレス記
憶部135に記憶される。この処理の間、携帯型端末装
置5のディスプレイ装置には、図13に示す接続画面H
G51が表示される。
【0035】接続が確立されると、その顧客の氏名およ
び電話番号を示す顧客識別情報63を携帯型端末装置5
から受信する。この氏名および電話番号は、携帯型端末
装置5のSIMカードに記憶されているものである。受
信した顧客識別情報63を会員情報記憶部132に記憶
されている会員情報62と照らし合わせ、会員情報62
の中にその顧客の氏名および電話番号に該当するものが
あればその顧客が会員であると判別し、該当するものが
なければ会員でない(非会員)と判別する。
【0036】また、顧客が会員であると判別された場合
は、所定の会員ポイントをその顧客がこれまでに蓄積し
た会員ポイントに加算する。このように、デパートに来
店するたびに会員ポイントを加算することにより、デパ
ートの集客を促進することができる。なお、会員ポイン
トの加算は、デパートを退場する際に行うようにしても
よい。
【0037】メニュー画面送信部116は、会員判別部
111によってデパートに入場した顧客が会員であると
判別された場合は、図15(a)に示す会員用メニュー
画面HG11を表示するための会員メニュー画面情報6
Aをその顧客の携帯型端末装置5に送信する。会員でな
いと判別された場合は、図16(a)に示す非会員用メ
ニュー画面HG41を表示するための非会員メニュー画
面情報6Bを送信する。
【0038】会員メニュー画面情報6Aおよび非会員メ
ニュー画面情報6Bは、例えばHTML(Hypertext Ma
rkup Language )またはXML(Extensible Markup La
nguage)などの言語に基づいて作成されたハイパーテキ
ストデータである。同様に、以下に説明する各情報のう
ち、情報提供システム1から携帯型端末装置5に送信さ
れる情報は、ハイパーテキストデータに変換されて送信
される。なお、会員メニュー画面情報6Aまたは非会員
メニュー画面情報6Bの送信は、顧客がデパートに入場
したときに行われる。
【0039】会員メニュー画面情報6Aを受信した携帯
型端末装置5のディスプレイ装置には、会員用メニュー
画面HG11が表示される。顧客は、会員用メニュー画
面HG11を見ながら携帯型端末装置5のボタンを操作
し、1〜5番のうち知りたい情報の番号を選ぶことがで
きる。
【0040】一方、非会員メニュー画面情報6Bを受信
した携帯型端末装置5には、図16(a)に示す非会員
用メニュー画面HG41が表示される。会員用メニュー
画面HG11と非会員用メニュー画面HG41とを比較
すると、メニューの内容が互いに異なることが分かる。
つまり、会員であるか否かによって、デパートから提供
される情報に差異がある。
【0041】「お店情報」および「お買い得情報」は、
会員用メニュー画面HG11および非会員用メニュー画
面HG41の共通のメニューである。第一の情報提供部
101は、携帯型端末装置5において会員用メニュー画
面HG11の1番「お店情報」が選択されると、店舗情
報記憶部131に記憶されているプロフィール情報73
をハイパーテキストデータとしてその携帯型端末装置5
に送信する。
【0042】プロフィール情報73を受信した携帯型端
末装置5には、図15(b)に示す店舗情報画面HG1
2が表示される。顧客は、店舗情報画面HG12を見て
各店舗の簡単な情報を確認することができる。さらに、
店舗情報画面HG12の中から任意の店舗が選択される
と、第一の情報提供部101は、その店舗の店舗詳細情
報74を携帯型端末装置5に送信する。例えば、1番の
店舗が選択されると、携帯型端末装置5には図15
(c)に示す店舗詳細画面HG13が表示される。同様
に、非会員用メニュー画面HG41の2番「お店情報」
が選択された場合は、図16(b)に示す店舗情報画面
HG42および図16(c)に示す店舗詳細画面HG4
3が表示される。これにより、顧客は興味のある店舗の
詳細な情報を得ることができる。
【0043】また、会員用メニュー画面HG11におい
て2番「お買い得情報」が選択されると、第一の情報提
供部101はお買い得情報72を携帯型端末装置5に送
信し、携帯型端末装置5には図15(d)に示すバーゲ
ン情報画面HG14が表示される。同様に、非会員用メ
ニュー画面HG41の3番「お買い得情報」が選択され
た場合は、図16(d)に示すバーゲン情報画面HG4
4が表示される。
【0044】「会員登録」は、非会員用メニュー画面H
G41にのみ表示される。1番「会員登録」が選択され
ると、入会案内部114は、図16(e)に示す登録確
認画面HG45を表示するための登録画面情報6Nを携
帯型端末装置5に送信し、会員でない顧客に対して入会
を促す。
【0045】携帯型端末装置5において、登録確認画面
HG45のボタンBN1が選択されると、携帯型端末装
置5のSIMカードに記憶されている顧客の氏名、住
所、電話番号、年齢、性別、生年月日、および関心のあ
る事などの個人情報が申込情報66として情報提供シス
テム1に送信される。この申込情報66は申込情報取得
部115によって受信され、会員情報記憶部132の会
員情報62に追加される。これにより、顧客は新規の会
員として登録される。登録が完了すると、携帯型端末装
置5には、図16(f)に示す登録完了画面HG46が
表示される。SIMカードに記憶されている情報を用い
て会員の登録を行うので、入力の手間が少なくなり、顧
客にとって操作が楽である。
【0046】「その他」は、会員用メニュー画面HG1
1にのみ表示される。5番「その他」が選択されると、
図15(e)に示す他情報選択画面HG15が携帯型端
末装置5に表示される。
【0047】第三の情報提供部103は、他情報選択画
面HG15から3番「トイレ待ち情報」が選択される
と、エリアZのトイレに並んでいる人数を求め、その情
報をトイレ待ち情報75として携帯型端末装置5に送信
する。エリアZの端末接続アンテナ8Zはトイレの出入
口付近に設置されており、トイレに並んでいる各顧客ま
たはトイレ内にいる各顧客の携帯型端末装置5を検知す
る。これらの携帯型端末装置5の台数をカウントするこ
とによりトイレ待ち情報75が求められる。なお、トイ
レ内にいる顧客の携帯型端末装置5の台数を検知した場
合は、その数からトイレの定員数を差し引いた値がトイ
レ待ち情報75となる。
【0048】第四の情報提供部104は、他情報選択画
面HG15から1番「レストラン待ち情報」が選択され
ると、レストランへの入店を待っている人数などに関す
る情報をレストラン待ち情報76として携帯型端末装置
5に送信する。レストラン待ち情報76は、次のように
して生成される。
【0049】レストランが満席の場合は、入店を希望す
る顧客に順番に待ってもらうこととなる。そこで、顧客
の氏名およびメンバーの人数が店舗用端末装置3のキー
ボード33などによって入力され、順番待ち情報記憶部
136のレストラン行列情報68に追加される。顧客が
携帯型端末装置5を所有している場合は、携帯型端末装
置5と店舗用端末装置3との間で無線通信を行い、氏名
などを自動入力する。例えば、2人連れの顧客K1がレ
ストランに並ぶと、図17に示すように、顧客K1の氏
名および人数がレストラン行列情報68に追加される。
また、席が空いて店の中に案内された顧客は、レストラ
ン行列情報68から削除される。
【0050】ここで、順番を待っていない顧客によって
1番「レストラン待ち情報」が選択されると、第四の情
報提供部104は、レストラン行列情報68に含まれる
人数の合計を求め、この情報をレストラン待ち情報76
として携帯型端末装置5に送信する。順番を待っている
顧客K1によって1番が選択された場合は、レストラン
行列情報68のうち顧客K1よりも順番が前の人数を求
め、この情報をレストラン待ち情報76として送信す
る。
【0051】また、第四の情報提供部104は、顧客K
1よりも順番が前の人数が所定の数よりも少なくなる
と、間もなく席に案内できる旨の通知を顧客K1の携帯
型端末装置5に自動的に送信する。これにより、携帯型
端末装置5を所有していれば、席に案内されるまでの間
レストランの前でずっと並んで待つ必要がない。なお、
待っている人数のほか、残りの待ち時間の目安をレスト
ラン待ち情報76として送信してもよい。
【0052】第五の情報提供部105は、他情報選択画
面HG15から2番「チケット待ち情報」が選択される
と、チケット販売店でチケットの購入を待っている人数
などに関する情報をチケット待ち情報77として携帯型
端末装置5に送信する。チケット待ち情報77の生成の
方法などは、レストラン待ち情報76の場合と同様であ
る。
【0053】このように、会員または非会員に応じて携
帯型端末装置5に表示するメニュー画面を変えることに
よって会員と非会員との差別化を図り、会員を優遇する
ことができる。
【0054】会員用メニュー画面HG11の3、4番お
よび非会員用メニュー画面HG41の4番が選択された
場合は、商品の購入などに関する処理が行われる。これ
については、後に詳しく説明する。
【0055】第二の情報提供部102は、顧客のデパー
トの中での動きに基づいて顧客の携帯型端末装置5に自
動配信情報71を送信する。自動配信情報71の送信
は、次のようにして行われる。
【0056】例えば、会員である顧客K3がエリアCに
移動(進入)すると、エリアCの端末接続アンテナ8C
は顧客K3の携帯型端末装置5を検知する。このとき、
図11に示す隣接アンテナ情報65に基づいてエリアC
に隣接するエリアを求め、図12に示すエリア店舗情報
60に基づいて隣接するエリア(エリアA、B、D、
H、I)に位置する店舗を求める。求められた各店舗の
カテゴリ情報67を店舗情報記憶部131から抽出す
る。これと前後してまたは並列して、会員情報記憶部1
32から顧客K3に対応する会員情報62を検索し、そ
の会員情報62から顧客K3の関心事に関する情報(関
心情報621)を抽出する。これにより、隣接するエリ
アにある各店舗のカテゴリ「スポーツ、ファッション、
グルメ、化粧品、…」と、顧客K3の関心「スポーツ、
グルメ」が得られる。
【0057】両者を比較し、顧客K3の関心と関連する
カテゴリを有する店舗を求める。ここでは、店舗A1、
A3が求められる。そして、店舗情報記憶部131から
店舗A1、A3に対応する自動配信情報71を抽出し、
顧客K3の携帯型端末装置5に送信する。これにより、
携帯型端末装置5には、図15(f)に示すような自動
配信情報画面HG16が表示される。
【0058】このように、会員である顧客が立っている
近くの店舗に関する情報をその顧客の関心事に応じて送
信することにより、有益な情報をタイミングよく提供す
ることができる。
【0059】一方、会員でない顧客Nの場合は、会員情
報記憶部132にその顧客Nの関心事に関する情報が記
憶されていないので、携帯型端末装置5に自動配信情報
71を送信しない。なお、自動配信情報71を送信する
ように設定しておいてもよいが、関心事に対応する情報
を抽出せずに送信されるので、会員の場合に比べて顧客
Nにとって不要な情報が多く含まれる可能性がある。 〔商品の購入などのための機能〕次に、図7を参照して
商品の購入などのための機能について説明する。図18
は買物をする場合に携帯型端末装置5に表示される表示
画面の例を示す図、図19は商品リスト画面HG6の例
を示す図、図20はその場で商品を購入しない場合に携
帯型端末装置5に表示される表示画面の例を示す図、図
21はポイント照会画面HG52の例を示す図である。
【0060】図7に示すように、図5に示す機能的構成
のうち、会員判別部111、メニュー画面送信部11
6、リスト送信部118、商品情報送信部119、商品
受注部120、予約案内部121、予約受付部122、
代金請求部123、入荷通知部124、会員情報記憶部
132、在庫記憶部137、および商品情報記憶部13
8などが、商品の購入などのための機能を実現するため
に用いられる。なお、図6と重複する機能については説
明を省略する。
【0061】在庫記憶部137は、各店舗で取り扱われ
ている商品の在庫に関する在庫情報6Cを記憶してい
る。商品情報記憶部138は、各店舗で取り扱われてい
る商品または提供されているサービスの名称、金額、お
よび関連する画像などを記憶している。
【0062】メニュー画面送信部116は、携帯型端末
装置5において図15(a)の会員用メニュー画面HG
11から3番「ショッピング」が選択されると、または
図16(a)の非会員用メニュー画面HG41から4番
「ショッピング」が選択されると、図18(a)に示す
買物画面HG21を表示するための画面情報を携帯型端
末装置5に送信する。顧客は、買物画面HG21を見
て、購入しようとしている商品または提供を受けようと
しているサービスの名称およびその合計金額を確認する
ことができる。なお、予約ボタンBN6は、初期の状態
では表示されていない。
【0063】購入したい商品を買物画面HG21に追加
する場合は、次のような手順で処理が行われる。まず、
顧客は、購入したい商品または提供を受けたいサービス
を店員に伝える。店員は、その商品の包装箱などに書か
れているバーコードをバーコードリーダ35に読み取ら
せるなどして、その商品またはサービスのコードを入力
する。このとき、商品情報送信部119は、入力された
コードが示す商品またはサービスの名称および金額など
を商品情報78として携帯型端末装置5に送信する。商
品の画像を商品情報78に添付して送信してもよい。す
ると、携帯型端末装置5において、受信した商品情報7
8が示す商品またはサービスの名称および金額が買物画
面HG21に追加表示される。
【0064】その他、購入したい商品などを買物画面H
G21に追加するには、図19に示す商品リスト画面H
G6から希望するものを選択するようにしてもよい。す
なわち、リスト送信部118は、顧客が店舗に入店した
ときに顧客の携帯型端末装置5を検知し、その店舗で取
り扱っている商品などの一覧である商品リスト画面HG
6のための画面情報を携帯型端末装置5に送信する。顧
客が商品リスト画面HG6から希望のものを選択する
と、それが買物画面HG21に追加される。
【0065】買物画面HG21に表示された商品を購入
しまたはサービスの提供を受ける場合は、顧客は、商品
の個数またはサービスの回数を入力した後、購入ボタン
BN2を選択すればよい。すると、注文情報69が商品
受注部120に送信される。
【0066】商品受注部120は、受信した注文情報6
9に基づいて、顧客が選んだ商品などを確認する確認画
面のための画面情報を携帯型端末装置5に送信する。た
だし、在庫記憶部137の在庫情報6Cに基づいて注文
情報69が示す商品の在庫を確認し、在庫がないと判別
された場合は、予約案内部121によって商品の予約に
関する処理が行われる。これについては、後に説明す
る。
【0067】すなわち、商品受注部120は、携帯型端
末装置5が会員のものである場合は、図18(b)に示
すデパートカード用確認画面HG22のための画面情報
を携帯型端末装置5に送信する。顧客は、デパートカー
ド用確認画面HG22において、デパートカードまたは
一般のクレジットカードのいずれかを選んで支払をする
ことができる。ボタンBN4を選択すると一般のクレジ
ットカードを選択したこととなり、携帯型端末装置5に
は図18(c)に示す一般カード用確認画面HG23が
表示される。
【0068】代金請求部123は、デパートカード用確
認画面HG22のボタンBN3または一般カード用確認
画面HG23のボタンBN5が選択されると、クレジッ
トカード会社に与信の可否を照会する。クレジットカー
ド会社から支払可能の判断を受けると、カードによる支
払のための処理を行い、これにより売買が成立する。た
だし、デパートカードで支払を行う場合は会員割引を適
用した金額により支払のための処理を行う。
【0069】そして、携帯型端末装置5には、図18
(d)に示すデパートカード用完了画面HG24または
図18(e)に示す一般カード用完了画面HG25が表
示される。クレジットカード会社から支払不可の判断を
受けた場合は、図18(f)に示す購入失敗画面HG2
6が表示される。
【0070】また、代金請求部123は、デパートカー
ドで支払が行われた場合は、支払の金額に応じた会員ポ
イントをその顧客の会員情報62に加算する。一方、携
帯型端末装置5が非会員のものである場合は、買物画面
HG21の購入ボタンBN2が選択されると直ちに一般
カード用確認画面HG23が表示され、上記と同様の方
法で代金の支払の処理が行われる。
【0071】予約案内部121は、商品の在庫がない場
合に、買物画面HG21に予約ボタンBN6の表示を追
加する。そして、予約ボタンBN6が選択されると、図
20(a)に示す予約確認画面HG31を表示するため
の予約画面情報6Rを携帯型端末装置5に送信する。
【0072】予約確認画面HG31のボタンBN7が選
択されると、予約受付部122は、その商品を予約する
旨を示す予約情報6Yを受信し、メーカまたは卸業者な
どに商品の発送を依頼するなどの処理を行う。そして、
依頼先のメーカなどから商品の入荷などに関する情報を
取得すると、入荷通知部124はその内容を電子メール
などによって携帯型端末装置5に送信する。予約が受け
付けられたとき、携帯型端末装置5には、図20(b)
に示す予約完了画面HG32が表示される。
【0073】携帯型端末装置5において、買物画面HG
21のかごボタンBN8が選択されると、図20(c)
に示す買物かご確認画面HG33が表示される。買物か
ご確認画面HG33のボタンBN9が選択されると、携
帯型端末装置5の磁気記憶装置またはEEPROMなど
に仮想された仮想買物かごにその商品の名称、金額、お
よび画像などの情報(商品情報78)が記憶される。
【0074】デパートを退場した顧客は、図20(d)
に示す買物かご再確認画面HG34を見て、仮想買物か
ごの内容を再確認することができる。ここで、買物かご
に入っている商品を購入する場合は、ボタンBN10を
選択すればよい。すると、電子メールによって顧客の氏
名、住所、および電話番号、および購入する商品の名称
および個数などが示された注文情報が情報提供システム
1に送信される。または、デパートのWebサイトにア
クセスし、注文情報を送信するようにしてもよい。デパ
ートは、この注文情報を受け、顧客に商品を発送するた
めの処理を行う。
【0075】会員情報記憶部132は、図15(a)に
示す会員用メニュー画面HG11から4番「ポイント照
会」が選択されると、その顧客の会員情報62に基づい
てこれまで蓄積された会員ポイントを携帯型端末装置5
に知らせる。このとき、携帯型端末装置5には、図21
に示すポイント照会画面HG52が表示される。
【0076】次に、情報提供システム1の処理の流れに
ついて、フローチャートを参照して説明する。図22は
ある顧客がデパート内を周った場合における情報提供シ
ステム1の処理の流れの例を示すフローチャートであ
る。ここでは、顧客がデパートに入り、ウィンドウショ
ッピングをし、気になる商品のある店舗に入って買物を
し、レストランで食事をし、そしてデパートを出るまで
の情報提供システム1の処理の流れを例に説明する。
【0077】図22に示すように、顧客がデパートに入
ると、情報提供システム1は顧客の携帯型端末装置5を
検知し、携帯型端末装置5との通信を確立し、顧客が会
員であるか否かを判別する(#1)。顧客が会員である
と判別した場合は(#1でYes)、来店時にもらえる
会員ポイントをその顧客のこれまでの会員ポイントに加
算する(#2)。会員でないと判別した場合は(#1で
No)、携帯型端末装置5に会員登録のための情報を送
信し、顧客が入会を希望した場合は会員登録のための処
理を行う(#10)。
【0078】顧客がウィンドウショッピングを始める
と、情報提供システム1は、顧客の移動したエリアごと
にそのエリアに隣接するエリアに関する情報を携帯型端
末装置5に自動送信する(#3)。顧客が会員である場
合は、その会員の関心事に応じた内容のものを選択して
送信する。その他、会員、非会員に関わらず、顧客が要
求した情報を携帯型端末装置5に送信する。また、顧客
の移動したエリアの順を記憶し、行動ルート情報を生成
する(#4)。
【0079】次に、顧客は、ウィンドウショッピングの
間に取得した情報の中から気になる商品が見つかり、そ
の商品が取り扱われている店舗に入る。そして、その商
品の購入を店員に申し出る。このとき、情報提供システ
ム1は、顧客の携帯型端末装置5にその商品の商品情報
を送信する(#5)。携帯型端末装置5から購入する旨
の情報を受信すると、支払に関する処理が行われる(#
6)。デパートカードによる支払の場合は、所定の値引
きの処理を行い、かつ、会員ポイントの加算の処理を行
う。
【0080】買物を終えた顧客は次にレストランへ向か
ったが満席だったので、席を予約することにした。この
とき、情報提供システム1は、携帯型端末装置5から顧
客の氏名を取得し、レストラン待ち情報に顧客の氏名を
加える(#7)。顧客の順番が近づくと、携帯型端末装
置5にその旨を知らせる(#8)。食後、商品の購入の
場合と同様の処理方法で、食事代の支払のための処理を
行う(#9)。そして、顧客がデパートを出るときに、
顧客のこれまでの会員ポイントおよびその日に加算され
た会員ポイントなどを携帯型端末装置5に知らせる。そ
の他、商品の予約処理、トイレの待ち人数の問い合わ
せ、および仮想買物かごを用いた場合の商品の購入の処
理などは、必要に応じて適宜行われる。 〔情報提供システムの応用例およびその他の適用例〕次
に、情報提供システム1の応用例および情報提供システ
ム1をデパート以外に適用する例について説明する。
【0081】顧客が子どもを連れてデパートを訪れた場
合には、子どもが迷子になっても居場所を探すことがで
きるように、ポケットベル(登録商標)程度の大きさの
電波発信装置を子どもに貸与してもよい。すなわち、子
どもがデパートの中で迷子になったとき、顧客は携帯型
端末装置5を操作して情報提供システム1に子どもの居
場所を問い合わせる。情報提供システム1は、その子ど
もが持っている電波発信装置から発信される電波を検知
した端末接続アンテナ8を見つけ、その端末接続アンテ
ナ8の位置するエリアを現在の子どもの居場所として携
帯型端末装置5に通知する。また、顧客の携帯型端末装
置5とその子どもの電波発信装置とを定期的に検知し、
2つが所定の距離だけ離れると携帯型端末装置5に警告
を発するようにしてもよい。
【0082】情報提供システム1は、例えば、遊園地に
も適用することができる。遊園地には、乗り物またはシ
ョーなどのアトラクションが設けられている。アトラク
ションごとに店舗用端末装置3またはこれに相当する装
置を設置し、遊園地を幾つかに区切ったエリアごとに端
末接続アンテナ8を設置する。入場者は、エリアを移動
するごとに周囲のエリアの情報が得られるので、広い敷
地内を効率よく周ることができる。また、アトラクショ
ンの支払を携帯型端末装置5を用いてキャッシュレスで
行うことができる。アトラクションが混んでいる場合
は、前に説明したデパートのレストランの席の順番待ち
の処理と同様の処理を行い、順番が近づくとその旨を携
帯型端末装置5に知らせるようにする。つまり、これに
より順番待ちの整理券が発行される。
【0083】また、情報提供システム1を美術館に適用
することができる。美術館には多数の展示物が並べられ
ているが、展示物同士の間隔はデパートの店舗同士の間
隔よりも狭い。そこで、美術館のフロアをデパートの場
合よりも狭いエリアに分け、これに合わせて端末接続ア
ンテナ8の接続可能範囲を調整する。これにより、入場
者は、移動した距離が短くても次に観る展示物に関する
情報を取得することができる。その他、情報提供システ
ム1は、書店、水族館、および博物館などに適用可能で
ある。
【0084】本実施形態によると、会員、非会員に関わ
らず所定の情報を提供することにより、デパートの入場
者へのサービスを向上させることができる。さらに、会
員には、会員のデパート内での居場所および会員の興味
または趣味などに応じた情報を提供することができ、会
員を優遇することができる。これにより、会員数の増加
を促進することができる。また、会員を登録する際に、
携帯型端末装置5のSIMカードに記憶されている情報
を用いることができるので、入力の手間を少なくするこ
とができる。
【0085】取得した顧客の行動ルートデータは様々な
方法で分析され、デパートの店舗の配置換えまたはダイ
レクトメールの送付などを効率よく行うために用いられ
る。本実施形態では、Bluetooth規格により無
線通信を行ったが、他の規格のものであってもよい。
【0086】本実施形態では、顧客がエリアに進入した
ときにそのエリアに隣接するエリアの自動配信情報を送
信したが、顧客に要求されたときに送信するようにして
もよい。また、そのエリアに隣接するエリアの自動配信
情報だけでなく、所定の範囲内にある近隣のエリアの自
動配信情報をも送信してもよい。
【0087】その他、情報提供システム1、無線管理サ
ーバ2A、情報提供サーバ2B、店舗用端末装置3全体
または各部の構成、処理内容、処理順序などは、本発明
の趣旨に沿って適宜変更することができる。 (付記1)領域への入場者に対して情報を提供する情報
提供システムであって、前記入場者の所有する携帯型端
末装置から当該入場者に関する入場者情報を取得し、取
得した前記入場者情報に基づいて当該入場者が前記領域
における会員であるか否かを判別する会員判別手段と、
前記会員判別手段によって前記入場者が会員であると判
別された場合は会員用のメニュー画面を表示するための
会員メニュー画面情報を前記携帯型端末装置に送信し、
前記入場者が会員でないと判別された場合は非会員用の
メニュー画面を表示するための非会員メニュー画面情報
を前記携帯型端末装置に送信する画面情報送信手段と、
前記会員用のメニュー画面または前記非会員用のメニュ
ー画面から前記入場者によって指定された情報を前記携
帯型端末装置に送信する情報送信手段と、を有すること
を特徴とする情報提供システム。 (付記2)複数の区域によって構成される領域への入場
者に対して情報を提供する情報提供システムであって、
前記区域のサービスに関する1または複数のサービス情
報を記憶するサービス情報記憶手段と、前記入場者が前
記区域のうちのいずれの区域にいるのかを当該入場者の
所有する携帯型端末装置と通信を行って判別する区域判
別手段と、前記入場者がいる区域の近隣の区域の前記サ
ービス情報を当該入場者の所有する携帯型端末装置に送
信する情報送信手段と、を有することを特徴とする情報
提供システム。 (付記3)前記入場者の所有する携帯型端末装置から当
該入場者に関する入場者情報を取得し、取得した前記入
場者情報に基づいて当該入場者が前記領域における会員
であるか否かを判別する会員判別手段と、前記会員の関
心事に関する関心情報を記憶する関心情報記憶手段と、
を有し、前記サービス情報記憶手段は、前記サービス情
報をそれぞれの内容のカテゴリに対応付けて記憶し、前
記情報送信手段は、前記入場者が前記会員である場合
は、前記サービス情報のうちその内容のカテゴリが当該
入場者の前記関心情報と関連するサービス情報を選択し
て送信する、付記2記載の情報提供システム。 (付記4)前記会員判別手段によって前記入場者が前記
会員でないと判別された場合に、入会案内画面を表示す
るための案内画面情報を当該入場者の所有する携帯型端
末装置に送信する入会案内手段と、前記入会案内画面に
従って入力された入会申込情報を当該携帯型端末装置か
ら取得する申込情報取得手段と、を有する、付記2また
は付記3記載の情報提供システム。 (付記5)前記携帯型端末装置から区域が指定される
と、指定された区域にある携帯型端末装置の個数を前記
区域判別手段による判別結果に基づいて求め、求められ
た個数に関する個数情報を当該指定元の携帯型端末装置
に送信する個数情報提供手段、を有する、付記2ないし
付記4のいずれかに記載の情報提供システム。 (付記6)前記入場者が希望する前記サービスの金額に
関する金額情報を当該入場者の所有する携帯型端末装置
に送信する金額情報送信手段と、前記サービスの注文情
報を当該携帯型端末装置から受信する受注手段と、を有
する、付記2ないし付記5のいずれかに記載の情報提供
システム。 (付記7)前記サービスの予約画面を表示するための予
約画面情報を前記携帯型端末装置に送信する予約案内手
段と、前記予約画面に従って入力された予約情報を前記
携帯型端末装置から受信する予約受付手段と、を有す
る、付記2ないし付記6のいずれかに記載の情報提供シ
ステム。 (付記8)前記受注手段は、前記入場者が前記会員であ
る場合に、サービスの実績を示すポイントを前記金額に
応じて算出し、算出された前記ポイントを当該入場者の
蓄積ポイントに加算する、付記6記載の情報提供システ
ム。 (付記9)領域への入場者に対して情報を提供する情報
提供方法であって、前記入場者の所有する携帯型端末装
置から当該入場者に関する入場者情報を取得し、取得し
た前記入場者情報に基づいて当該入場者が前記領域にお
ける会員であるか否かを判別するステップと、前記入場
者が会員であると判別された場合は会員用のメニュー画
面を表示するための会員メニュー画面情報を前記携帯型
端末装置に送信し、前記入場者が会員でないと判別され
た場合は非会員用のメニュー画面を表示するための非会
員メニュー画面情報を前記携帯型端末装置に送信するス
テップと、前記会員用のメニュー画面または前記非会員
用のメニュー画面から前記入場者によって指定された情
報を前記携帯型端末装置に送信するステップと、を有す
ることを特徴とする情報提供方法。 (付記10)領域への入場者に対して情報を提供する情
報提供方法であって、前記領域を複数の区域に分け、前
記区域ごとにそれぞれのサービスに関する1または複数
のサービス情報を用意しておき、前記入場者が前記区域
のうちのいずれの区域にいるのかを当該入場者の所有す
る携帯型端末装置と通信を行って判別するステップと、
前記入場者がいる区域の近隣の区域の前記サービス情報
を当該入場者の所有する携帯型端末装置に送信するステ
ップと、を有することを特徴とする情報提供方法。 (付記11)領域への入場者に対して情報を提供するコ
ンピュータに用いられるコンピュータプログラムであっ
て、前記入場者の所有する携帯型端末装置から当該入場
者に関する入場者情報を取得し、取得した前記入場者情
報に基づいて当該入場者が前記領域における会員である
か否かを判別する処理と、前記入場者が会員であると判
別された場合は会員用のメニュー画面を表示するための
会員メニュー画面情報を前記携帯型端末装置に送信し、
前記入場者が会員でないと判別された場合は非会員用の
メニュー画面を表示するための非会員メニュー画面情報
を前記携帯型端末装置に送信する処理と、前記会員用の
メニュー画面または前記非会員用のメニュー画面から前
記入場者によって指定された情報を前記携帯型端末装置
に送信する処理と、をコンピュータに実行させるための
コンピュータプログラム。 (付記12)複数の区域によって構成される領域への入
場者に対して情報を提供するコンピュータに用いられる
コンピュータプログラムであって、前記入場者が前記区
域のうちのいずれの区域にいるのかを当該入場者の所有
する携帯型端末装置と通信を行って判別する処理と、前
記区域のサービスに関する1または複数のサービス情報
が記憶された記憶手段から前記入場者がいる区域の近隣
の区域の前記サービス情報を当該入場者の所有する携帯
型端末装置に送信するステップと、をコンピュータに実
行させるためのコンピュータプログラム。 (付記13)複数の区域によって構成される領域への入
場者の行動ルートを追跡する行動ルート追跡方法であっ
て、前記区域ごとにそれぞれの区域内にある携帯型端末
装置を検知するための検知手段を設けておき、前記入場
者が前記区域のうちいずれかの区域に進入するたびに当
該入場者の所有する携帯型端末装置を検知した前記検知
手段から検知情報を取得し、前記検知情報をチェックす
ることによって、当該入場者の行動ルートを追跡する、
ことを特徴とする行動ルート追跡方法。
【0088】
【発明の効果】本発明によると、会員および非会員の両
方に情報を提供しつつ、会員と非会員との差別化を図
り、会員数の増加を促進する。また、顧客の所有する携
帯型端末装置に記憶された情報を使用することにより入
会のための手続の手間を簡単に行うことができる。
【0089】請求項2の発明によると、入場者は、エリ
アを移動するごとに近隣のエリアの情報が得られ、広い
範囲を効率よく周ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報提供システムの構成の例を示
す図である。
【図2】デパートの1階のフロアを構成するエリアの例
を示す図である。
【図3】エリアA〜Dに設けられた店舗のレイアウトの
例を示す図である。
【図4】店舗用端末装置の構成の例を示す図である。
【図5】情報提供システムの機能的構成を説明する図で
ある。
【図6】図5に示す情報提供システムの機能的構成のう
ち主として顧客に情報を提供するため機能を説明するた
めの図である。
【図7】図5に示す情報提供システムの機能的構成のう
ち主として商品の購入などのための機能を説明する図で
ある。
【図8】会員情報の例を示す図である。
【図9】店舗情報記憶部に記憶されている情報の例を示
す図である。
【図10】店舗情報入力画面の例を示す図である。
【図11】隣接アンテナ情報の例を示す図である。
【図12】エリア店舗情報の例を示す図である。
【図13】接続画面の例を示す図である。
【図14】行動ルート情報の例を示す図である。
【図15】店舗に関する情報を取得する場合に会員の所
有する携帯型端末装置に表示される表示画面の例を示す
図である。
【図16】店舗に関する情報を取得する場合に会員でな
い者の所有する携帯型端末装置に表示される表示画面の
例を示す図である。
【図17】レストラン行列情報の例を示す図である。
【図18】買物をする場合に携帯型端末装置に表示され
る表示画面の例を示す図である。
【図19】商品リスト画面の例を示す図である。
【図20】その場で商品を購入しない場合に携帯型端末
装置に表示される表示画面の例を示す図である。
【図21】ポイント照会画面の例を示す図である。
【図22】ある顧客がデパート内を周った場合における
情報提供システムの処理の流れの例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 情報提供システム 101 第一の情報提供部(情報送信手段) 102 第二の情報提供部(情報送信手段) 103 第三の情報提供部(個数情報提供手段) 111 会員判別部(会員判別手段) 112 エリア判別部(区域判別手段) 114 入会案内部(入会案内手段) 115 申込情報取得部(申込情報取得手段) 116 メニュー画面送信部(画面情報送信手段) 119 商品情報送信部(金額情報送信手段) 120 商品受注部(受注手段) 121 予約案内部(予約案内手段) 122 予約受付部(予約受付手段) 132 会員情報記憶部(関心情報記憶手段) 5 携帯型端末装置 621 関心情報 63 顧客識別情報(入場者情報) 66 申込情報 69 注文情報 6A 会員メニュー画面情報 6B 非会員メニュー画面情報 6K 検知情報 6N 登録画面情報(案内画面情報) 6R 予約画面情報 6Y 予約情報 71 自動配信情報(サービス情報) 75 トイレ待ち情報(個数情報) 78 商品情報(金額情報) HG11 会員用メニュー画面 HG31 予約確認画面(予約画面) HG41 非会員用メニュー画面 HG45 登録確認画面(入会案内画面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 康弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 冨澤 孝次 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA21 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 EE12 EE35 FF02 FF23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の領域への入場者に対して情報を提供
    する情報提供システムであって、 前記入場者の所有する携帯型端末装置から当該入場者に
    関する入場者情報を取得し、取得した前記入場者情報に
    基づいて当該入場者が前記領域における会員であるか否
    かを判別する会員判別手段と、 前記会員判別手段によって前記入場者が会員であると判
    別された場合は会員用のメニュー画面を表示するための
    会員メニュー画面情報を前記携帯型端末装置に送信し、
    前記入場者が会員でないと判別された場合は非会員用の
    メニュー画面を表示するための非会員メニュー画面情報
    を前記携帯型端末装置に送信する画面情報送信手段と、 前記会員用のメニュー画面または前記非会員用のメニュ
    ー画面において前記入場者により指定された情報を前記
    携帯型端末装置に送信する情報送信手段と、 を有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】複数の区域によって構成される領域への入
    場者に対して情報を提供する情報提供システムであっ
    て、 前記区域のサービスに関する1または複数のサービス情
    報を記憶するサービス情報記憶手段と、 前記入場者が前記区域のうちのいずれの区域にいるのか
    を当該入場者の所有する携帯型端末装置と通信を行って
    判別する区域判別手段と、 前記入場者がいる区域の近隣の区域の前記サービス情報
    を当該入場者の所有する携帯型端末装置に送信する情報
    送信手段と、 を有することを特徴とする情報提供システム。
  3. 【請求項3】前記入場者の所有する携帯型端末装置から
    当該入場者に関する入場者情報を取得し、取得した前記
    入場者情報に基づいて当該入場者が前記領域における会
    員であるか否かを判別する会員判別手段と、 前記会員の関心事に関する関心情報を記憶する関心情報
    記憶手段と、を有し、 前記サービス情報記憶手段は、前記サービス情報をそれ
    ぞれの内容のカテゴリに対応付けて記憶し、 前記情報送信手段は、前記入場者が前記会員である場合
    は、前記サービス情報のうちその内容のカテゴリが当該
    入場者の前記関心情報と関連するサービス情報を選択し
    て送信する、 請求項2記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】前記会員判別手段によって前記入場者が前
    記会員でないと判別された場合に、入会案内画面を表示
    するための案内画面情報を当該入場者の所有する携帯型
    端末装置に送信する入会案内手段と、 前記入会案内画面に従って入力された入会申込情報を当
    該携帯型端末装置から取得する申込情報取得手段と、を
    有する、 請求項2または請求項3記載の情報提供システム。
  5. 【請求項5】前記携帯型端末装置から区域が指定される
    と、指定された区域にある携帯型端末装置の個数を前記
    区域判別手段による判別結果に基づいて求め、求められ
    た個数に関する個数情報を当該指定元の携帯型端末装置
    に送信する個数情報提供手段、を有する、 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の情報提供シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記入場者が希望する前記サービスの金額
    に関する金額情報を当該入場者の所有する携帯型端末装
    置に送信する金額情報送信手段と、 前記サービスの注文情報を当該携帯型端末装置から受信
    する受注手段と、を有する、 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の情報提供シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記サービスの予約画面を表示するための
    予約画面情報を前記携帯型端末装置に送信する予約案内
    手段と、 前記予約画面に従って入力された予約情報を前記携帯型
    端末装置から受信する予約受付手段と、を有する、 請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の情報提供シ
    ステム。
  8. 【請求項8】領域への入場者に対して情報を提供するコ
    ンピュータに用いられるコンピュータプログラムであっ
    て、 前記入場者の所有する携帯型端末装置から当該入場者に
    関する入場者情報を取得し、取得した前記入場者情報に
    基づいて当該入場者が前記領域における会員であるか否
    かを判別する処理と、 前記入場者が会員であると判別された場合は会員用のメ
    ニュー画面を表示するための会員メニュー画面情報を前
    記携帯型端末装置に送信し、前記入場者が会員でないと
    判別された場合は非会員用のメニュー画面を表示するた
    めの非会員メニュー画面情報を前記携帯型端末装置に送
    信する処理と、 前記会員用のメニュー画面または前記非会員用のメニュ
    ー画面から前記入場者によって指定された情報を前記携
    帯型端末装置に送信する処理と、 をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログ
    ラム。
  9. 【請求項9】複数の区域によって構成される領域への入
    場者に対して情報を提供するコンピュータに用いられる
    コンピュータプログラムであって、 前記入場者が前記区域のうちのいずれの区域にいるのか
    を当該入場者の所有する携帯型端末装置と通信を行って
    判別する処理と、 前記区域のサービスに関する1または複数のサービス情
    報が記憶された記憶手段から前記入場者がいる区域の近
    隣の区域の前記サービス情報を当該入場者の所有する携
    帯型端末装置に送信するステップと、 をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログ
    ラム。
  10. 【請求項10】複数の区域によって構成される領域への
    入場者の行動ルートを追跡する行動ルート追跡方法であ
    って、 前記区域ごとにそれぞれの区域内にある携帯型端末装置
    を検知するための検知手段を設けておき、 前記入場者が前記区域のうちいずれかの区域に進入する
    たびに当該入場者の所有する携帯型端末装置を検知した
    前記検知手段から検知情報を取得し、 前記検知情報をチェックすることによって、当該入場者
    の行動ルートを追跡する、 ことを特徴とする行動ルート追跡方法。
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