JP2003108250A - 車両用ペダル構造 - Google Patents

車両用ペダル構造

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JP2003108250A
JP2003108250A JP2001304855A JP2001304855A JP2003108250A JP 2003108250 A JP2003108250 A JP 2003108250A JP 2001304855 A JP2001304855 A JP 2001304855A JP 2001304855 A JP2001304855 A JP 2001304855A JP 2003108250 A JP2003108250 A JP 2003108250A
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pedal
plate
vehicle
elastic material
rigidity
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JP2001304855A
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English (en)
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Keijiro Iwao
桂二郎 巖
Mitsuhiro Makita
光弘 牧田
Michito Hirahara
道人 平原
Tetsuro Kamata
鉄郎 鎌田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用のペダル構造において、より微妙なペ
ダル操作を可能にすることにある。 【解決手段】 車両に用いられるペダル構造において、
踏力を加えるペダル板6に剛体の表皮部材11を設けると
ともにそれらペダル板6と表皮部材11との間に弾性材1
0,10’を介挿し、その弾性材10,10’の剛性をペダル
板6の下端から上端にいくに従って大きくすることを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用のブレー
キペダル、クラッチペダル、アクセルペダル等のペダル
構造に関し、特には、ペダルの微妙な踏力コントロール
により運転者の細かい意思を車両に伝達するためのペダ
ル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に用いられているペダル構造
としては、例えば、図7に示すような吊下げ式のブレー
キペダルや図8に示すような立上り式のブレーキべダル
の構造がある。図7及び図8に示すブレーキペダルのペ
ダル構造はともに、車両を運転する運転者の踏力をペダ
ルリンク1に伝達して、プッシュロッド2及びマスタバ
ック3を介してマスタシリンダ4に伝達する点で共通し
ているが、ペダルリンク支点5の位置が、図7のペダル
構造ではペダル板6の上方にある一方、図8のペダル構
造ではペダル板6の下方にある点で両者は異なってい
る。
【0003】そして、通常の微妙な踏力変化が要求され
るペダル操作では、運転者の足7が踵8を支点にしてつ
ま先にブレーキペダル板6を押し当てる。この時、ペダ
ル板6はペダルリンク1と一体的に結合されているた
め、ペダル板6を踏み込むに従いペダル板6がペダルリ
ンク1とともに回動してペダル板6の向きが変化し、つ
ま先のペダル板6に対する踏力着力点9が図示の如く徐
々に移動していく。
【0004】実際のペダル操作においては、踏力を増す
に従いより繊細なペダル操作が求められる。その繊細な
ブレーキ操作では、熟練の運転者になるほどつま先部の
微妙な動きを多用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す立上り式のペダル構造の場合、ペダルを踏み込むに
従ってペダル板6がねてゆくため、踏力着力点9が踵方
向に移動してゆき、微妙なブレーキ操作を行なうのが困
難であるという問題点があった。また、図7に示す吊下
げ式のペダル構造の場合、踏力着力点9は、ペダルを踏
み込むに従ってペダル板6が立ってゆくため、踵側から
つま先前方の足指に近い側へ移動してゆき、コントロー
ルがし易くなるものの、十分ではないという問題点があ
った。
【0006】ところで、上記図7に示すような吊下げ式
のペダル構造においては、従来、ペダル操作の操作感の
向上を目的としたものとして、例えば、特開平9−25
4677号公報にて開示された図9に示すようなペダル
構造が知られている。
【0007】この図9に示すペダル構造では、回転軸を
車体側に軸着したペダルリンク1の先端部に固設したペ
ダル板6に表皮部材を具えた車両用のアクセルペダルに
ついて、回動するペダルリンク1の略半径方向にその表
皮部材をペダル板6に沿って変位可能にすることで、従
来のペダル板ではペダル面と靴底との間の摩擦力によっ
て発生した操作違和感を解消させている。
【0008】しかし、摩擦力による違和感を低減させる
ことはできるが、踏力着力点9の移動方向は変更でき
ず、上述のように、つま先部を使った微妙なペダル操作
を実現することは困難である。
【0009】また、従来、特開平8−6657号公報に
て開示された図10に示すようなペダル構造も知られてお
り、このペダル構造では、車両に設けられた支軸回りに
揺動可能に支持されたペダルリンク1とこのペダルリン
ク1の先端部に固設されて踏力が付与されるペダル板6
とを含む車両用ペダルにおいてペダル板6の操作面を下
端から上端に向かうにつれて曲率半径が連続的に増加す
る曲面で構成することにより、踏力着力点9の位置をペ
ダルの踏み込みに従い徐々につま先前方に移動させこと
を促している。
【0010】しかし、このような構造では、支点となる
踵の位置が後方へずれた場合にペダルを踏み外し易くな
ってしまうという問題点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、上記課題を有利に解決した車両用ペダル構造
を提供することを目的とするものであり、この発明の車
両用ペダル構造の請求項1記載の発明は、車両に用いら
れるペダル構造において、踏力を加えるペダル板に剛体
の表皮部材を設けるとともにそれらペダル板と表皮部材
との間に弾性材を介挿し、前記弾性材の剛性を前記ペダ
ル板の下端から上端にいくに従って大きくすることを特
徴とするものである。
【0012】この発明の車両用ペダル構造にあっては、
ペダル板と表皮部材との間に弾性材を介挿した弾性材の
剛性をペダル板の下端から上端にいくに従って大きくす
るから、つま先部によるペダル操作がし易い形状に弾性
材を変形させるような弾性材の形状変形を促すことがで
きるとともに、つま先部の位置する部分は高い剛性にな
るから、運転者はつま先部の微妙な曲げの動きによるペ
ダル操作の微妙なコントロールがし易くなる。
【0013】従って、この発明の車両用ペダル構造によ
れば、車両の運転者がつま先部の微妙な動きを多用する
ことができて、ペダルの操作性能を向上させることがで
きる。
【0014】また、この発明の車両用ペダル構造の請求
項2記載の発明は、前記弾性材の厚みを、前記ペダル板
の下端から上端にいくに従って小さくすることを特徴と
するものであり、このようにすれば、複数種類の部材を
用いることなく簡易な構成にてその弾性材の剛性をペダ
ル板の下端から上端にいくに従って大きくすることがで
きる。
【0015】また、この発明の車両用ペダル構造の請求
項3記載の発明は、前記弾性材を、互いに重ね合わされ
た低剛性の弾性材と高剛性の弾性材とで形成し、前記低
剛性の弾性材の厚みを前記ペダル板の下端から上端にい
くに従って小さくする一方、前記高剛性の弾性材の厚み
を前記ペダル板の下端から上端にいくに従って大きくす
ることを特徴とするものであり、このようにすれば、互
いに重ね合わされた低剛性の弾性材と高剛性の弾性材と
で弾性材を形成することで、その形成された弾性材の剛
性分布を、ペダル板の下端から上端にいくに従ってなだ
らかに上げることができて、つま先部によるペダル操作
がし易い形状に弾性材を変形させるような弾性材の形状
変形を促すことができる。
【0016】また、この発明の車両用ペダル構造の請求
項4記載の発明は、車両に用いられるペダルの構造にお
いて、踏力を加えるペダル板に剛体の表皮部材を設ける
とともにそれらペダル板と表皮部材との間に弾性材を介
挿し、前記剛体の表皮部材と前記ペダル板との間に支点
部材を前記ペダル板の中央より上方に設けて、前記表皮
部材について前記支点部材の配置位置における回転自由
度のみ残し他の自由度を拘束することを特徴とするもの
である。
【0017】この発明の車両用ペダル構造にあっては、
剛体の表皮部材とペダル板との間に支点部材をペダル板
の中央より上方に設けて、支持部材で、表皮部材につい
てその支点部材の配置位置における回転自由度のみ残し
他の自由度を拘束するから、つま先部によるペダル操作
がし易い形状に弾性材を変形させるような弾性材の形状
変形を促すことができる。
【0018】従って、この発明の車両用ペダル構造によ
れば、運転者はつま先部の微妙な曲げの動きによるペダ
ル操作の微妙なコントロールがし易くなるので、車両の
運転者が足指の微妙な動きを多用することができて、ペ
ダルの操作性を向上させることができる。
【0019】さらに、この発明の車両用ペダル構造の請
求項5記載の発明は、支点部材を、突起物若しくは回転
部材にて形成することを特徴とするものであり、このよ
うにすれば、突起物若しくは回転部材にて簡易に支点部
材を構成することことができる。
【0020】そして、この発明の車両用ペダル構造の請
求項6記載の発明は、前記支点部材を、前記ペダル板の
上方から下方方向に斜めに配置することを特徴とするも
のであり、このようにすれば、足指の付け根の配列に沿
って剛性を高めることができるので、つま先部のより微
妙な曲げの動きによるペダル操作の微妙なコントロール
がし易くなるので、ペダルの操作性をより向上させるこ
とができる。
【0021】そして、この発明の車両用ペダル構造の請
求項7記載の発明は、前記弾性材を、粘性も有するもの
とすることを特徴とするものであり、このようにすれ
ば、弾性材の変形速度が大きくなるに従ってその弾性材
の変形反力も大きくなるから、特に、緊急ブレーキの場
合における素早いペダル操作時に弾性材の急激な変形を
防止して踏力の立ち上がりを早める作用を得ることがで
きる。
【0022】また、この発明の車両用ペダル構造の請求
項8記載の発明は、前記ペダルのペダルリンクの支点が
前記ペダル板の下方に位置するものであることを特徴と
するものである。
【0023】この発明の車両用ペダル構造にあっては、
ペダルのペダルリンクの支点がペダル板の下方に位置す
るペダル構造において、従来のペダル構造においてはペ
ダル板に対する足のつま先の踏力着力点がつま先前方か
ら踵方向に移動してゆく処、かかる踏力着力点の移動方
向を変更させ得て、ペダル板に対する足のつま先の踏力
着力点が、ペダルの踏み込みに従って踵側からつま先前
方の足指に近い側に移動していく。
【0024】従って、この発明の車両用ペダル構造によ
れば、つま先部の微妙な曲げの動きによるペダルのコン
トロールがし易くなるので、ペダルのペダルリンクの支
点がペダル板の下方に位置するペダル構造において、ペ
ダルの操作性を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を実
施例によって、図面に基づき詳細に説明する。図1は、
この発明の車両用ペダル構造の第1実施例を示す側面図
である。なお、図中従来例と同一の構成には同様の符号
を付している。
【0026】この実施例の車両用ペダル構造は、車両と
しての自動車に用いられる立上り式のブレーキペダル、
即ちペダルの支点がそのペダル板の下方に位置するブレ
ーキペダルに適用している。この実施例のペダル構造で
は、踏力を加えるペダル板6に樹脂製の剛体の表皮部材
11を設けるとともにそれらペダル板6と表皮部材11との
間に弾性材としてのゴム層10,10’を介挿した構成とさ
れている。
【0027】上記ゴム層10,10’は、低剛性の弾性材と
してのゴム層10’と高剛性の弾性材としてのゴム層10と
を互いに重ね合わせて形成しており、ここでの高剛性の
ゴム層10の厚みは、ペダル板6の下端から上端にいくに
従って大きくなるようにしている一方、低剛性のゴム層
10’の厚みは、ペダル板6の下端から上端にいくに従っ
て小さくなるようにしている。
【0028】この第1実施例のペダル構造にあっては、
ペダル板6の下端では、低剛性のゴム層10’が厚くなっ
ているのに対して高剛性のゴム層10が薄くなっているの
でゴム層全体の剛性が低くなる一方、ペダル板6の上端
では、低剛性のゴム層10’が薄くなっているのに対して
高剛性のゴム層10が厚くなっているのでゴム層全体の剛
性が高くなっている。またペダル板6の下端から上端に
向かうゴム層の遷移部分では、低剛性のゴム層10’と高
剛性のゴム層10との厚みが互いになだらかに変化してい
る。
【0029】従って、この実施例のペダル構造にあって
は、高剛性のゴム層10及び低剛性のゴム層10’とで形成
されるゴム層全体の剛性がペダル板6の下端から上端に
いくに従って徐々に大きくなっている。
【0030】また、図2は、本発明のペダル構造の第2
実施例を示す側面図である。なお、図中従来例と同一の
構成には同様の符号を付している。
【0031】この実施例のペダル構造は、上記第1実施
例のペダル構造において、ゴム層10,10’を設ける代わ
りに、弾性材としてのゴム層10をペダル板6に設けてい
る。ここで、ゴム層10’’の厚みはペダル板6の下端か
ら上端にいくに従って小さくなるように形成している。
【0032】また、図3は、本発明のペダル構造の第3
実施例を示す側面図及び正面図である。なお、図中従来
例と同一の構成には同様の符号を付している。
【0033】この第3実施例の車両用ペダル構造は、車
両としての自動車に用いられるブレーキペダルのペダル
構造において、踏力を加えるペダル板6に樹脂製の剛体
の表皮部材11を設けるとともにそれらペダル板6と表皮
部材11との間に弾性材10を介挿し、表皮部材11とペダル
板6との間に、突起物にて形成した支点部材12をペダル
板6の中央より上方に設けた構成とされている。ここで
の支持部材12は、三角形の断面を有する棒状の部材であ
って、表皮部材11の上端及び下端と平行に延在するよう
に設けられている。また、ゴム層10のペダル上方側に向
く端部は、ペダル板6を踏み込んだ時に、表皮部材11に
ついて支点部材12の配置位置において回転しやすいよ
う、所定の勾配がつけられている。
【0034】従って、この第3実施例のペダル構造にあ
っては、表皮部材12について支点部材12の配置位置にお
ける回転自由度のみ残し他の自由度を拘束するような構
成とされている。
【0035】そして、図4は、本発明のペダル構造の第
4実施例を示す側面図及び正面図である。なお、図中従
来例と同一の構成には同様の符号を付している。
【0036】ここでは、上記第4実施例における支点部
材12を突起物にて形成することに替えて、支点部材12を
回転ヒンジからなる回転部材にて形成し、他の構成は上
記第3実施例と同様の構成とされている。なお、ここで
は回転部材に回転ヒンジを用いているが、これと同様の
作用を有するものであれば、回転部材として適用できる
のはもちろんである。
【0037】さらに、図5は、本発明のペダル構造の第
5実施例を示す側面図及び正面図である。なお、図中従
来例と同一の構成には同様の符号を付している。
【0038】この第5実施例のペダル構造は、上記第3
実施例と同様の構成のペダル構造において、支点部材12
を、表皮部材11の上端及び下端に平行に延在するように
設けることに替えて、ペダル板6の中央よりも上方右側
半部で、上方から下方方向に斜めに延在するように設け
た構成とされている。なお、この実施例では右足でペダ
ル板6を押圧する場合に適するように、支点部材12をペ
ダル板6の右側半部に設けている。
【0039】なお、左足でペダルを踏むことを前提とす
る場合には、支点部材12を、右側半部に設けるかわりに
左側半部に設けることにより、この実施例と同様の作用
効果を得ることができる。
【0040】それゆえ、上記第1実施例〜第5実施例の
車両用ペダル構造にあっては、従来の立上り式のペダル
構造においては、図6(a)に示すように、ペダル板6に
対する足7のつま先の踏力着力点9がつま先前方から踵
方向に移動してゆく処、上記第1実施例〜第5実施例の
車両用ペダル構造では、図6(b)に示すように、足7の
踵8を支点にしてつま先にペダル板6を押し当ててペダ
ルを踏み込むとそれに従って、踏力に応じてゴム層10が
所望の形状に変化して、つま先のペダル板6に対する踏
力着力点9が、図中仮想線にて示すような踏み込み前の
ペダルの状態から徐々に移動して、図中実線にて示すよ
うに、踵側からつま先に近い側へと移動していく。
【0041】従って、上記第1実施例〜第5実施例の車
両用ペダル構造によれば、足指の微妙な曲げの動きによ
るペダルのコントロールがし易くなるので、ペダルのペ
ダルリンク1の支点がペダル板6の下方に位置するよう
な立上り式のペダル構造において、ペダルの操作性を向
上させることができる。
【0042】しかも、図1に示す上記第1実施例及び図
2に示す第2実施例のペダル構造によれば、ゴム層10,
10’,10’’で、ペダル板6の下端から上方にいくに従
ってゴム層全体の剛性分布を小さくしているから、つま
先部によるペダル操作がし易い形状にゴム層10,10’,
10’’を変形させるような形状変形を促すことができる
とともに、つま先部の位置する部分は高い剛性になるか
ら、運転者はつま先部の微妙な曲げの動きによるペダル
操作のより微妙なコントロールがし易くなる。
【0043】また、図3に示す上記第3実施例及び図4
に示す上記第4実施例のペダル構造によれば、表皮部材
11とペダル板6との間に介挿した支点部材12で、ペダル
板6に対して表皮部材11の回転自由度のみを残して、他
の自由度を拘束するようにしているから、上記第1実施
例又は第2実施例と同様に、ゴム層10の所望の形状への
変化を促すことができる。
【0044】また、図5に示す上記第5実施例のペダル
構造によれば、支点部材12をペダル板6の上方から下方
方向に斜めに配置しているから、図5に示す如く足7で
ペダルを踏み込んだ時に、足指の人差し指から小指の位
置する部分の剛性を高めることができるので、足指の付
け根の配列に沿って剛性を高めることができるので、つ
ま先部のより微妙な曲げの動きによるペダル操作の微妙
なコントロールがし易くなるので、上記第3実施例にて
得られる効果に加えて、ペダルの操作性をより向上させ
ることができる。
【0045】以上、図示例に基づき説明したが、本発明
は上述の例に限定されるものではなく、例えば、上記実
施例では、弾性材としてのゴム層10,10’,10’’を設
けているが、これに代えて、例えば、ゲル状材料のよう
に変形速度が大きくなるに従って変形反力も大きくなる
粘性作用をも有する弾性材(粘弾性材)を用いても良
く、このようにすれば、特に、緊急ブレーキの場合にお
ける素早いペダル操作時に弾性材の急激な変形を防止し
て踏力の立ち上がりを早める作用を得ることができる。
【0046】また、この発明は吊下げ式の車両用ペダル
にも適用することができ、その場合にもペダルの操作性
をより良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のペダル構造の第1実施例を示す側
面図である。
【図2】 この発明のペダル構造の第2実施例を示す側
面図である。
【図3】 この発明のペダル構造の第3実施例を示す側
面図及び正面図である。
【図4】 この発明のペダル構造の第4実施例を示す側
面図及び正面図である。
【図5】 この発明のペダル構造の第5実施例を示す側
面図及び正面図である。
【図6】 (a)は、従来の一般的な立上り式のペダル構
造における、ペダルの踏力に応じた踏力着力点の移動状
態を示す説明図、(b)は、上記実施例の効果を、ペダル
の踏力に応じた踏力着力点の移動状態にて示す説明図で
ある。
【図7】 従来の一般的な吊下げ式のペダル構造におけ
る、ペダルの踏力に応じた踏力着力点の移動状態を示す
説明図である。
【図8】 従来の一般的な立上り式のペダル構造におけ
る、ペダルの踏力に応じた踏力着力点の移動状態を示す
説明図である。
【図9】 一般的な吊下げ式のペダル構造においてペダ
ル操作感の向上を目的として構成された従来のペダル構
造を示す側面図である。
【図10】 一般的な吊下げ式のペダル構造において微妙
なペダル操作を目的として構成された従来の他のペダル
構造を示すペダルの側面図である。
【符号の説明】
1 ペダルリンク 2 プッシュロッド 3 マスタバック 4 マスタシリンダ 5 ペダル支点 6 ペダル板 7 足 8 踵 9 踏力着力点 10,10’,10’’ ゴム層 11 表皮部材 12 支点部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05G 1/14 G05G 1/14 E (72)発明者 平原 道人 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 鎌田 鉄郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D036 EA01 EB02 EB10 EB11 EB14 GH16 GJ01 3D037 EA00 EB02 EC01 3J070 AA32 BA11 BA14 CA01 CC04 CC07 CD01 DA01 EA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に用いられるペダル構造において、 踏力を加えるペダル板に剛体の表皮部材を設けるととも
    にそれらペダル板と表皮部材との間に弾性材を介挿し、 前記弾性材の剛性を前記ペダル板の下端から上端にいく
    に従って大きくすることを特徴とする車両用ペダル構
    造。
  2. 【請求項2】 前記弾性材の厚みを、前記ペダル板の下
    端から上端にいくに従って小さくすることを特徴とす
    る、請求項1記載の車両用ペダル構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性材を、互いに重ね合わされた低
    剛性の弾性材と高剛性の弾性材とで形成し、 前記低剛性の弾性材の厚みを前記ペダル板の下端から上
    端にいくに従って小さくする一方、前記高剛性の弾性材
    の厚みを前記ペダル板の下端から上端にいくに従って大
    きくすることを特徴とする、請求項1記載の車両用ペダ
    ル構造。
  4. 【請求項4】 車両に用いられるペダルの構造におい
    て、 踏力を加えるペダル板に剛体の表皮部材を設けるととも
    にそれらペダル板と表皮部材との間に弾性材を介挿し、 前記剛体の表皮部材と前記ペダル板との間に支点部材を
    前記ペダル板の中央より上方に設けて、前記表皮部材に
    ついて前記支点部材の配置位置における回転自由度のみ
    残し他の自由度を拘束することを特徴とする車両用ペダ
    ル構造。
  5. 【請求項5】 前記支点部材を、突起物若しくは回転部
    材にて形成することを特徴とする、請求項4記載の車両
    用ペダル構造。
  6. 【請求項6】 前記支点部材を、前記ペダル板の上方か
    ら下方方向に斜めに配置することを特徴とする、請求項
    4又は請求項5記載の車両用ペダル構造。
  7. 【請求項7】 前記弾性材を、粘性も有するものとする
    ことを特徴とする、請求項1から請求項6までのいずれ
    か記載の車両用ペダル構造。
  8. 【請求項8】 前記ペダルのペダルリンクの支点が前記
    ペダル板の下方に位置するものであることを特徴とす
    る、請求項1から請求項7までのいずれか記載の車両用
    ペダル構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108973668A (zh) * 2018-07-20 2018-12-11 合肥研新离合器有限公司 一种人体力学离合器脚踏板组件

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CN108973668B (zh) * 2018-07-20 2021-12-14 合肥智权信息科技有限公司 一种人体力学离合器脚踏板组件

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