JP2003106399A - トルクコンバータ - Google Patents

トルクコンバータ

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JP2003106399A
JP2003106399A JP2001303912A JP2001303912A JP2003106399A JP 2003106399 A JP2003106399 A JP 2003106399A JP 2001303912 A JP2001303912 A JP 2001303912A JP 2001303912 A JP2001303912 A JP 2001303912A JP 2003106399 A JP2003106399 A JP 2003106399A
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Japan
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ratio
torque converter
stator
pump impeller
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Katsuhiko Okada
克彦 岡田
Toshiaki Noda
俊明 野田
Keiichi Tatewaki
敬一 立脇
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JATCO Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H41/26Shape of runner blades or channels with respect to function
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の発進性とアイドル回転時の燃費を向上
させることができるトルクコンバータを提供する。 【解決手段】 ステータブレードの軸長をWとし、トル
クコンバータの呼び径をDとしたときに、両者の比W/
Dを、0.030≦W/D≦0.052を満足するよう
に設定し、ストール時のトルク比を増加させると共に、
トルク容量係数を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン等の回転
駆動源から動力が伝達されるトルクコンバータに関し、
特にステータの軸長を所定範囲に設定することにより、
ストール側でトルク比を増加させながらトルク容量係数
を低下させることができるトルクコンバータに関する。 【0002】 【従来の技術】この種のトルクコンバータとしては、ポ
ンプインペラ、タービンランナー及びステータの内部に
作動油の循環流路を形成し、ポンプインペラを回転駆動
源で回転駆動することにより、ポンプインペラで発生し
た作動油流をタービンランナーのタービンブレードに当
ててタービンランナーを回転させ、このタービンランナ
ーから出た作動油流をステータのブレードで方向を変換
してポンプインペラに戻すことにより、ポンプインペラ
からタービンランナーに回転駆動力を伝達させるように
している。 【0003】ここで、ステータの軸方向長さである軸長
は、設計角通りの流出角を得るためにできるだけ長くす
るようにしているのが一般的である。このように、軸長
が長いと、ポンプインペラとタービンランナーとの速度
比e(タービンランナー回転速度/ポンプインペラ回転
速度)が略“0”となるストール時と、速度比eが例え
ば0.8となるタービンランナーの回転速度がポンプイ
ンペラの回転速度に近づいた時でもステータのブレード
から流出する作動油流の流出角を略同じに維持すること
ができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトルクコンバータにあっては、ステータの軸長が長
いので、ステータブレードの翼面積が広くなり、翼表面
で生じる摩擦損失が多くなるため、トルク比及び伝達効
率が低下することにより、車両の発進性が低下すると共
に、燃費効率が低下するという未解決の課題がある。 【0005】また、ステータの軸長が長いとステータブ
レードの前縁半径Rも大きくなることから、ストール時
に作動油流がブレード表面に追従して流れ易くなり、剥
離が少なくなることから作動油流量が多くなり、ストー
ル時のトルク容量係数が高くなってアイドル時の燃費効
率が低下するという未解決の課題がある。そこで、本発
明は、車両の発進性を確保しながらアイドル時の燃費効
率低下を抑制することができるトルクコンバータを提供
することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るトルクコンバータは、回転駆動源か
らの回転駆動力が伝達されるコンバータカバーと、該コ
ンバータカバーに一体に形成されたポンプインペラと、
該ポンプインペラから流体を介して動力伝達されるター
ビンランナーと、前記ポンプインペラと前記タービンラ
ンナーとの間に配置され、ステータブレードを有しミッ
ションケースに対してワンウェイクラッチを介して支持
されたステータとを備えたトルクコンバータにおいて、
前記ステータブレードの軸長をWとし、トルクコンバー
タの呼び径をDとしたときに、軸長及び呼び径の比W/
Dを、0.030≦W/D≦0.052に設定したこと
を特徴としている。 【0007】この請求項1に係る発明では、ステータブ
レードの軸長Wとトルクコンバータの呼び径Dを0.0
30〜0.052の範囲に設定することにより、ストー
ル時のトルク比を軸長が長い場合のトルク比より増加さ
せて発進性を向上させると共に、トルク容量係数を低下
させてアイドル時の燃費を向上させる。ここで、ステー
タブレード軸長Wと呼び径Dの比W/Dを0.03未満
に設定すると、ステータブレード長が短くなりすぎ、流
出スリップ角が大きくなるためストール時のトルク比が
低下して発進性が低下する。逆に、比W/Dが0.05
2を越えると、ステータブレード長が長くなりすぎ、翼
面との摩擦損失が増大し、ストール時のトルク比が低下
すると共にトルク容量係数が増加して、発進性が低下す
ると共に、アイドル時の燃費効率が低下する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示
す断面図であって、図中、1はトルクコンバータであ
り、このトルクコンバータ1はエンジン等の回転駆動源
に連結されるフロントカバー2とこのフロントカバー2
の後方側に一体に取付けられ且つ自動変速機3における
のミッションケース3Mの前端面に配設されたオイルポ
ンプケース4に回転自在に保持されたリヤカバー5とで
構成されるコンバータカバー6を有する。 【0009】フロントカバー2は、前端面の円板部2a
とこの円板部2aの外周端から後方に延長する円筒部2
bとで構成されている。ここで、円板部2aの中央部に
外周部に比較して後方側に僅かに凹んだ凹部2cが形成
され、この凹部2cの中心位置に前方に突出する軸部2
dが形成されている。また、円板部2aにおける凹部2
cの外周側にエンジン等の回転駆動源と連結する連結部
を構成する4つのナット7が円周方向に所定間隔を保っ
て溶接によって固定されている。 【0010】そして、図1でニ点鎖線図示のように、回
転駆動源としてのエンジンのクランクシャフト8に連結
された連結部材としてのドライブプレート9がナット7
に連結されている。このドライブプレート9は、中心部
にクランクシャフト8の突出部8aを挿通する挿通穴9
aが形成されている。このドライブプレート9がその挿
通穴9aにクランクシャフト8の突出部8aを挿通した
状態でクランクシャフト8にボルト締めされ、且つ外周
部におけるナット7に対向する位置に穿設された透孔9
bを通じてボルト9cをナット7に螺合させることによ
り、フロントカバー2と一体に連結される。 【0011】また、リヤカバー5は、オイルポンプケー
ス4に回転自在に支持された円筒部5aとその前端縁か
ら外方に延長する円板部5bとで断面L字状に形成され
たインナ部材5cと、このインナ部材5cの円板部5b
の外周円から後方側に湾曲しながら外方に延長し、フロ
ントカバー2の円筒部2bの内周面に係合するアウタ部
材5dとで構成され、インナ部材5cとアウタ部材5d
とがその接合面で溶接されていると共に、アウタ部材5
dの外周面におけるフロントカバー2の円筒部2bとの
接合面でフロントカバー2に溶接されている。 【0012】そして、インナ部材5cの円筒部5aがブ
ッシュ4aを介してオイルポンプケース4に回転自在に
支持されていると共に、先端部がオイルポンプケース4
に収納されたオイルポンプ4bに連結されている。ま
た、リヤカバー5のアウタ部材5dの内周面にポンプイ
ンペラ11が取付けられ、これと対向する位置にタービ
ンランナー12が配設され、ポンプインペラ11及びタ
ービンランナー12の中央部に、ステータ15が配設さ
れている。 【0013】タービンランナー12は、タービンシェル
16と、このタービンシェル16に取付られた多数のタ
ービンブレード17と、タービンシェル16の内周側を
支持するタービンハブ18とで構成され、タービンハブ
18がミッションケース3Mに回転自在に支持された回
転軸19にスプライン結合されている。ここで、タービ
ンシェル16は多数のタービンブレード17が取付けら
れた外周側の断面C字状の円環状部16aと、この円環
状部16aの内周縁から前方に延長する円筒部16b
と、この円筒部16bの前方端から内方に延長する取付
円板部16cとで構成されている。 【0014】ステータ15は、オイルポンプケース4の
裏面側を覆うオイルポンプカバー13に後方に突出形成
されたミッションケース側部材としての円筒支持部13
aにワンウェイクラッチ14を介して取付けられてお
り、ワンウェイクラッチ14のアウターレース14cに
固定された基部15aと、この基部15aの外周面に配
設された多数のステータブレード15bとから構成され
ている。 【0015】そして、ステータブレード15bの軸方向
の長さを表す軸長Wは、トルクコンバータの呼び径D
(ポンプインペラ11及びタービンランナー12の外
径)との比W/Dが下記(1)式を満足するように設定
されている。 0.030≦W/D≦0.052 …………(1) したがって、W/Dの値が大きくなると軸長Wが長くな
り、逆に小さくなると軸長Wが短くなる。 【0016】ここで、呼び径Dに対して軸長Wを規定す
る理由は、タービンブレード17を流れる作動油流によ
る剥離や損失状態は作動油の流速により影響をうける
が、この流速は、呼び径Dが支配的パラメータとなるの
で、呼び径Dをもって軸長Wを規定するようにしてい
る。そして、ステータブレード軸長Wと呼び径Dとの比
W/Dを上記(1)式を満足するように設定する理由
は、入力側となるポンプインペラ11の回転速度Vpで
出力側となるタービンランナー12の回転速度Vtを除
した速度比e(=Vt/Vp)が略零であるストール時
におけるストールトルク比変化率とW/Dとの関係を表
す図2から明らかなように、W/Dが0.040付近で
最大ストールトルク比となり、この状態からW/Dの値
が減少するとこれに応じてストールトルク比変化率も減
少し、W/Dの値が0.030未満となるとステータブ
レードの翼長が短くなり過ぎ、流出スリップ角が大きく
なるためピークトルク比に対する低下率が1%を越えて
しまうため発進性が低下して好ましくない。また、最大
トルク比からW/Dを増加させた場合にも、その増加に
応じてトルク比変化率が減少し、W/Dが0.052を
越えるとステータブレードの翼長が長くなり過ぎ、翼面
との摩擦損失が増大してピークトルク比に対する低下率
が1%を越えることになり、発進性が低下して好ましく
ない。 【0017】したがって、W/Dを前記(1)式を満足
するように設定することにより、トルク比を最大トルク
比に近い状態とすることができ、車両の発進性を向上さ
せることができる。また、W/Dの値をパラメータとし
て速度比eとトルク容量係数τ及びトルク比との関係を
表すと、図3に示すようになり、通常のトルクコンバー
タにおけるW/Dが0.066である場合にストール時
のトルク容量係数τが一点鎖線図示の特性曲線L1で示
すように比較的大きな値となるが、W/Dを0.052
に設定した場合には実線図示の特性曲線L2で示すよう
にストール時のトルク容量係数τを通常のトルクコンバ
ータにおけるW/D(=0.066)に比較して十分に
低下させることができ、さらに、トルク比がピークとな
るW/Dを0.040に設定した場合には、破線図示の
特性曲線L3で示すようにトルク容量係数τをさらに低
下させることができる。このようにストール時のトルク
容量係数τを低下させることができる理由は、通常ター
ビンブレード17は図4に示すように翼形を、図4
(a)に示すように軸長Wが長いものと、図4(b)に
示すように軸長Wが短いものとで相似形状とするように
しているので、軸長を短くすることにより、前縁の半径
Rも小さくなることにより、ストール時に図4(c)に
示すように、タービンブレード17の背側でうず流が発
生して剥離現象が生じ、これによって作動油流量が減少
することにより、トルク容量係数τが減少する。なお、
図3から明らかなように、軸長が短い場合には速度比e
が小さいストール側におけるトルク比を大きくすること
で軸長が長い場合に比較して増加するが効率については
W/Dが変化しても略同一特性を有する。 【0018】したがって、トルク容量係数τはトルクコ
ンバータへの伝達トルクをTi、入力軸回転速度をNi
とすると、τ=Ti/Ni2で表すことができ、伝達ト
ルクW/Dを前記(1)式を満足するように設定するこ
とにより、アイドル回転時の入力軸回転速度Niが低回
転速度で略一定となるので、ストール時のトルク容量係
数τを通常のトルクコンバータに比較して減少させるこ
とにより、伝達トルクTiを減少させて、エンジン負荷
を軽減することにより、アイドル回転時の燃費を向上さ
せることができる。 【0019】また、フロントカバー2とタービンランナ
ー12との間には、ロックアップクラッチ22が配設さ
れている。このロックアップクラッチ22は、中心部に
係合円筒部23aを有すると共に外周部にも外円筒部2
3bを有するロックアップピストン23を備えており、
このロックアップピストン23の係合円筒部23aがタ
ービンハブ18の円筒部18bの外周面に軸方向に変位
可能で且つタービンハブ12aと回転可能に係合されて
いる。また、外円筒部23bに円周方向に所定間隔を保
って複数の係合溝部23cが形成されている。このロッ
クアップピストン23の外周側におけるフロントカバー
2に配設したナット7に対向する位置には、ロックアッ
プフェーシング23dが設けられ、このロックアップフ
ェーシング23dに対向するフロントカバー2の内周面
が回転軸19と直交する平坦面23eとされている。 【0020】また、ロックアップクラッチ22は、内周
縁がタービンハブ18に連結されたクラッチハブ24を
有し、このクラッチハブ24の外周縁にダンパースプリ
ング25を介してドライブプレート26が連結され、こ
のドライブプレート26にサイドプレート27が一体化
され、これらドライブプレート26及びサイドプレート
27の外周端部がロックアップピストン23の外円筒部
23bに形成した係合溝部23cに摺動可能に係合して
いる。 【0021】次に、上記第1の実施形態の動作を説明す
る。今、車両が停止している状態で、エンジン等の回転
駆動源が始動されてアイドル回転数に維持されている状
態では、回転軸19の潤滑油通路30内にロックアップ
ピストン23の後面側におけるポンプインペラ11及び
タービンランナー12を収納する収納部31に充填され
ている潤滑油の圧力よりに僅かに高い圧力の潤滑油が供
給されている。このため、回転軸19の潤滑油通路30
内の潤滑油がフロントカバー2の円板部2aとロックア
ップピストン23との間に形成された潤滑油室32に供
給され、この潤滑油室32からロックアップピストン2
3の外周面とフロントカバー2の円筒面2bとの間の絞
り部を通じてロックアップピストン23の反対側の収納
部31に潤滑油が流れる。 【0022】この結果、潤滑油室32の圧力がロックア
ップピストン23の反対側における収納部31の潤滑油
圧力に比較して高くなるので、図1に示すように、ロッ
クアップピストン23のロックアップフェーシング23
aがフロントカバー2の平坦面23bに対して後方に離
間するロックアップ解除状態を維持する。このロックア
ップ解除状態で、車両が停止してエンジン等の回転駆動
源がアイドル回転されている状態では、エンジン等の回
転駆動源の回転駆動力が連結部材9及びナット7を介し
てフロントカバー2に伝達され、このフロントカバー2
に一体に形成されたリヤカバー5の内面側に形成された
ポンプインペラ11が回転してコンバータカバー6の収
納部31内に充填された作動油の運動エネルギに変換さ
れるが、自動変速機3の回転軸19の回転が停止されて
いるので、タービンランナー12も停止してストール状
態を維持する。このとき、コンバータカバー6の回転駆
動力がリヤカバー5のインナ部材5cにおける円筒部5
aを介して自動変速機3のオイルポンプ4bに伝達さ
れ、オイルポンプ4bは回転駆動される。 【0023】このアイドル回転状態でのストール状態で
も、収納部31内に充填された作動油は、ポンプインペ
ラ11からタービンランナー12及びステータ15の各
ブレード17及び15bをその順に経てポンプインペラ
11に戻る流路を形成している。本実施形態では、前述
したように、ステータブレードの軸長Wとトルクコンバ
ータ1の呼び径Dとの比W/Dが(1)式を満足するよ
うに設定されているので、このストール時にトルク比を
大きくすることができるので、車両の発進性を向上させ
ることができると共に、アイドル回転状態でのトルク容
量係数τを小さくすることにより、このアイドル回転状
態での燃費を向上させることができる。 【0024】その後、車両を発進状態とすると、回転軸
19が回転可能な状態となることにより、タービンラン
ナー12がポンプインペラ11で変換された作動油の運
動エネルギによって回転駆動されることにより、トルク
比が大きい状態を維持するので、良好な発進性を確保す
ることができる。その後、車速が増加して速度比eが
“1”に近い値となって図示しない変速制御装置からロ
ックアップ指令が出力されることにより、回転軸19に
形成された潤滑油通路30の潤滑油圧力が低レベルに減
少される。 【0025】このため、潤滑油室32に充填されていた
潤滑油が回転軸19に形成された潤滑油通路30に戻さ
れ、潤滑油室32の内圧が収納部31の内圧より低くな
るためロックアップピストン23が軸方向に前方に移動
して、ロックアップフェーシング23dがフロントカバ
ー2の内周面の平坦面23eに押し付けられ、このとき
の摩擦力によりフロントカバー2の回転駆動力がロック
アップピストン23、ドライブプレート26及びサイド
プレート27、ダンパースプリング25並びにタービン
ハブ18を介して回転軸19に直接伝達されてロックア
ップ状態となる。 【0026】なお、上記実施形態においては、ロックア
ップクラッチ22を配設した場合について説明したが、
これを省略するようにしてもよい。また、上記実施形態
においては、回転駆動源としてエンジンを適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
電気自動車又はハイブリッド車の電動モータ等の他の回
転駆動源を適用するようにしてもよい。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ステータの軸長Wとトルクコンバータの呼
び径Dを0.030〜0.052の範囲に設定すること
により、ストール時のトルク比を軸長が長い場合のトル
ク比より増加させて発進性を向上させると共に、トルク
容量係数を低下させてアイドル時の燃費を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面図である。 【図2】W/Dとストールトルク比変化率との関係を示
す特性線図である。 【図3】W/Dをパラメータとしたトルク容量係数及び
トルク比と速度比との関係を示す特性線図である。 【図4】トルク容量係数の低下を説明する説明図であ
る。 【符号の説明】 1 トルクコンバータ 3 自動変速機 6 コンバータカバー 11 ポンプインペラ 12 タービンランナー 14 ワンウェイクラッチ 15 ステータ 15b ステータブレード 16 タービンシェル 17 タービンブレード 18 タービンハブ 22 ロックアップクラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立脇 敬一 静岡県富士市吉原宝町1番1号 ジヤト コ・トランステクノロジー株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転駆動源からの回転駆動力が伝達され
    るコンバータカバーと、該コンバータカバーに一体に形
    成されたポンプインペラと、該ポンプインペラから流体
    を介して動力伝達されるタービンランナーと、前記ポン
    プインペラと前記タービンランナーとの間に配置され、
    ステータブレードを有しミッションケースに対してワン
    ウェイクラッチを介して支持されたステータとを備えた
    トルクコンバータにおいて、前記ステータブレードの軸
    長をWとし、トルクコンバータの呼び径をDとしたとき
    に、軸長及び呼び径の比W/Dを、0.030≦W/D
    ≦0.052に設定したことを特徴とするトルクコンバ
    ータ。
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