JP2003106010A - 開口部を有するプレストレストコンクリートポール及びその製造方法 - Google Patents

開口部を有するプレストレストコンクリートポール及びその製造方法

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JP2003106010A
JP2003106010A JP2001301944A JP2001301944A JP2003106010A JP 2003106010 A JP2003106010 A JP 2003106010A JP 2001301944 A JP2001301944 A JP 2001301944A JP 2001301944 A JP2001301944 A JP 2001301944A JP 2003106010 A JP2003106010 A JP 2003106010A
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opening
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concrete pole
opening frame
reinforcing
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Hiroyuki Takemasa
博之 武政
Akira Hisamoto
彰 久本
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Dainichi Concrete Kogyo Kk
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Dainichi Concrete Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】開口部を有するプレストレストコンクリートポ
ールとその製造方法に関し、開口枠に対して補強枠を設
けることにより、開口枠の強度を向上してポールの曲が
りが発生しない開口部を有するプレストレストコンクリ
ートポールとその製造方法を提供する。 【解決手段】縦方向鉄筋及び横方向鉄筋を編んだ籠形鉄
筋をコンクリート本体内に埋設してなり、縦方向鉄筋は
縦方向にプレストレスを付与されているプレストレスト
コンクリートポール1本体と、コンクリートポール本体
の側面に開口部を提供するべく、縦方向鉄筋のうち所定
本の縦方向鉄筋により挿通されて配置された開口枠2で
あって、該所定本の鉄筋は該開口枠2に対して非接触的
に挿通され、かつ該開口枠の内部に位置する鉄筋部分が
切除されている開口枠と、開口枠と結合してコンクリー
ト本体内に埋設して設けられ、該開口枠を補強する補強
枠3と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部を有するプレス
トレストコンクリートポールとその製造方法に関し、開
口枠に対して補強枠を設けることにより、開口枠の強度
を向上してポールの曲がりが発生しない開口部を有する
プレストレストコンクリートポールとその製造方法を提
供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】プレストレストコンクリートポールは、
その用途として送配電用、通信用架空電線路の支持物と
して使用されるのがほとんどである。そのほかの用途と
しては交通信号用、投光照明用などがあげられるが、多
くの場合電線は架空配線もしくは地中配線にしてもポー
ルの外側を引き回されており、これが美観を損ねてい
る。
【0003】従って、特に中心都市部においての照明用
又は交通シグナル(信号)用のポールにおいては、地中
に配線して地中から出た電線をポールの内部を引き回し
て導き外側に露出しないようにして美観を損ねないよう
にしている。この場合、照明用や信号用のポールは、ポ
ール内部に電線を引き回す事に加えて、ポール内部に照
明用又は信号用の機器の制御装置を装着しかつ維持管理
するために、ポールの側面の所定箇所に開口部を設ける
ことが必要である。
【0004】このような開口部を有するポールとして、
例えば鋼製ポールを使用するものがある。鋼製ポールで
あればその側面に開口部を設けても開口部周囲を補強プ
レート等を溶接するなど比較的容易に補強することによ
りポールが曲がったり強度不足に陥ったりすることはな
い。しかしながら鋼製ポールによれば、コンクリートポ
ールに比して材料コストが高くなると共に、錆止めのた
めに塗料を塗る必要があり経年的に塗料が剥がれるので
そのメンテナンスが面倒であると共に、塗料が剥がれる
と美観を損ねてしまうという問題点があった。
【0005】これらの問題点を解消するものとして、プ
レストレストコンクリートポールがある。コンクリート
ポールは、表面を研磨することによりこれに混合した種
々の形状及び色の石材の表面がコンクリート表面に浮き
出るのでその美観上からも好ましくしかも錆が発生する
おそれもない。その製造方法は、縦方向鉄筋及び横方向
鉄筋を編んだ籠形鉄筋をモールド内に配して、縦方向鉄
筋に縦方向引張力を加えつつモールド内にコンクリート
を注入し、かつ遠心力を加えることによりコンクリート
がモールド内面へ半径方向外方へ押しつけられ籠形鉄筋
が中空コンクリート本体内に埋設された状態でモールド
を完了する。続いて上記縦方向鉄筋の引張力が除去され
ることにより、該縦方向鉄筋が収縮することによりコン
クリートにプレストレスが導入され、引張荷重に強いプ
レストレストコンクリートポールが完成する。この場
合、柱自体が中空構造であるため、その内部配線は可能
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、仮にこ
のようなプレストレストコンクリートポールに上記制御
装置の装着及び維持管理のための開口部を有する開口枠
を設けると、縦方向鉄筋のうちこの開口枠に対応する所
定本の縦方向鉄筋は開口部箇所において分断されてしま
うので上記引張力を付与することはできない。従って、
この開口枠に対応する部分のコンクリートはプレストレ
スを導入されないことになり、ポールの横断面上で見て
作用応力が不均衡になり、その開口部側が引き延ばされ
る方向にポールが曲がったり強度不足に陥ったりすると
いう問題点がある。又コンクリートポールにその開口部
側が圧縮される方向に曲がるような外力が作用すると、
開口部に対応する断面欠損部は圧縮力を負担しないの
で、開口部周辺部分で破壊してしまうおそれがある等の
問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のコンクリートポールの側面に開口部を有する
プレストレストコンクリートポールは、縦方向鉄筋及び
横方向鉄筋を編んだ籠形鉄筋をコンクリート本体内に埋
設してなり、前記縦方向鉄筋は予め縦方向鉄筋を引っ張
り、コンクリート硬化後に鉄筋の引張力を解放すること
によりプレストレスが付与されているプレストレストコ
ンクリートポール本体と、前記コンクリートポール本体
の側面に開口部を提供するべく、前記縦方向鉄筋のうち
所定本の鉄筋により挿通されて配置された開口枠であっ
て、該所定本の鉄筋は該開口枠に対して非接触的に挿通
され、かつ該開口枠の内部に位置する鉄筋部分が切除さ
れている前記開口枠と、前記開口枠より大きな縦方向寸
法を有し、該開口枠と結合して前記コンクリート本体内
に埋設して設けられ、該開口枠を補強する補強枠と、を
具備する、ことを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記開口枠に対応する所定本
の縦方向鉄筋は、前記開口枠に設けた挿通孔に遊嵌的に
挿通され該開口枠に対して結合固定されていない。また
好ましくは、前記開口枠に対応する所定本の縦方向鉄筋
は、前記開口枠の内面位置において切断されている。
【0009】また好ましくは、前記補強枠は前記開口枠
より大きな縦方向寸法を有することを特徴とする開口部
を有する。また好ましくは、前記開口枠及び補強枠は別
部材を一体に組付けて形成されたことを特徴とする開口
部を有する.また好ましくは、前記開口枠の材料は非鉄
金属であり、かつ前記補強枠の材料は鉄である。
【0010】また好ましくは、前記開口枠及び補強枠は
鉄により溶接又は鋳造により一体部材として形成されて
いる。また本発明のコンクリートポールの側面に開口部
を有するプレストレストコンクリートポールの製造方法
は、開口部を提供する開口枠と該開口枠より大きな縦方
向寸法を有する補強枠とを結合固定するステップと、縦
方向鉄筋及び横方向鉄筋を編んで籠形鉄筋を形成するス
テップであって、前記縦方向鉄筋のうち所定本の縦方向
鉄筋は前記開口枠を非接触的に挿通する状態で該開口枠
と補強枠に対して組付けられる前記籠形鉄筋を形成する
ステップと、前記縦方向鉄筋に引張力を加えながら、前
記開口枠、補強枠及び籠形鉄筋の組立体周囲にコンクリ
ートを注入し、遠心力を加え、プレストレストコンクリ
ートポールを形成するステップと、前記コンクリートポ
ールの前記所定本の縦方向鉄筋のうち前記開口枠の内部
の部分をコンクリート硬化後に切断除去するステップ
と、からなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る開口部を有するプレ
ストレストコンクリートポー ルを図1乃至図19を使
用して説明する。
【0012】図1中、開口部を有するプレストレストコ
ンクリートポー ル1は、大略、開口枠2及び補強枠3
を組付け、これに複数の縦方向鉄筋4及び横方向鉄筋5
を組付けた鉄筋籠6を組付け、これをモールド7(7
a、7b)内に配置して、縦方向鉄筋4に縦方向引張力
を加えつつモールド7内にコンクリート8を注入して更
に遠心力を加えつつコンクリート8を凝固させる。続い
て、縦方向鉄筋4の引張力を解除するとコンクリート8
にプレストレスが導入される。更に後述する如く、縦方
向鉄筋4の開口枠2内部の中央部分4b(図19参照)
を切断除去した後、開口枠2の開口部に蓋9(図14〜
図16参照)を取付けて、開口部を有するプレストレス
トコンクリートポー ル1が完成する。以下、その詳細
について、説明する。
【0013】図1に示した開口枠2は、その詳細を図4
〜図9に示す如く、例えばアルミニウム等の非鉄材料を
大略長方形の枠形状に鋳造してなり、1対の短辺部2a
と1対の長辺部2b(長さは例えば800mm)とを有
し、各短辺部2aに1対の挿通穴2cを有しかつ各長辺
部2bに嵌合段部2d及びボルト孔2e有する。
【0014】補強枠3は図10〜図13に示す如く、例
えば1対の鉄製短辺部3aと1対の鉄製長辺部3b(長
さは例えば1100mm)とを大略長方形の枠形状に溶
接結合してなり、各長辺部3bにボルト孔3cを有す
る。この補強枠3は開口枠2に対して、各長辺部3bを
夫々開口枠2の各嵌合段部2dに嵌合させて組付け(図
3、図17及び図18参照)、ボルト孔3c及び2eに
挿入したボルト10(図18)により互いに強固に組付
けられる。
【0015】なお、開口枠2と補強枠3とは別部材をボ
ルト10により一体に組付けているがこれに限ることな
く、完成後の開口枠部分に塗装を施すことを前提にすれ
ば、例えば両者2、3を溶接により一体に組付けてもよ
く、又は両者2、3を鉄により一体鋳造してもよい。
【0016】また、補強枠3の長さは開口枠のそれに比
して少なくとも1.2倍以上ある方が好ましく、これに
よれば後述する如く、補強枠3の両端部と開口枠2に対
応する縦方向鉄筋4とがプレストレス残留コンクリート
部分を介して強固に結合される。
【0017】この開口枠2及び補強枠3の組立体は、図
1に示す如く、周方向均等位置に配した複数の縦方向鉄
筋4と横方向鉄筋5(実際は例えば1本の螺旋状鉄筋
5)とを組付けた鉄筋籠6に対して、例えば2本(勿論
1本でも又3本以上でもよい)の縦方向鉄筋4が開口枠
2の短辺部2aの各挿通孔2cを同軸的にかつ遊嵌的に
挿通する状態で互いに組付けられ、同時に鉄筋籠6も完
成する。このとき、例えば挿通孔2cは図6及び図7に
示す如く、鉄筋4の挿通作業を容易にするために、半径
方向長辺15mm及び周方向短辺11mmの長円形断面
を有し、かつ縦方向鉄筋4の外径9mmである。従っ
て、後述する如くモールド7内にコンクリートが注入さ
れたとき、この縦方向鉄筋4と挿通孔2c内面との間の
間隙にもコンクリートが進入する。
【0018】この開口枠2、補強枠3及び鉄筋籠6の組
立体は、図1に示す如く、モールド7(1対のモールド
半体7a、7bからなる)内に配置され、開口枠2及び
補強枠3の組立体は、モールド7の外部より挿通したボ
ルト(図示せず)を開口枠2の蓋9取付け用ねじ穴2f
(図4参照)にねじ込み固定することにより位置決めさ
れるので、上記縦方向鉄筋4が開口枠2の各挿通孔2c
に同軸的に遊嵌挿通した状態は正確に保持される。
【0019】続いて、モールド7内にコンクリート8が
注入されると同時に全ての縦方向鉄筋4に引張力が付与
された状態でモールド7に遠心力が付与されるので、コ
ンクリート8はモールド7内で半径方向外部分に偏在し
て、図2、図17及び図18の状態となる。コンクリー
トの凝固後に上記引っ張力が解除されると、縦方向鉄筋
4が収縮するのでコンクリートポールにプレストレスが
導入される。このとき図17及び図18に示す如く、補
強枠3はコンクリート8内に埋設され、かつポール1の
開口枠2の外周部分がコンクリートポールの外表面に露
出するが、開口枠2は非鉄金属ゆえ塗装も不要で経年的
に錆を発生しないので美観上好ましい。
【0020】続いて、図19に示す如く、開口枠2の開
口部内を通過している上記2本の縦方向鉄筋4をそれぞ
れ、開口枠2の上下の短辺部2aの内面近傍の切断部4
aで切断して、その中央部分4b(同図中、二点差線で
示す)を除去する。このとき縦方向鉄筋4と開口枠2の
挿通孔2cとの間の間隙にもコンクリートが進入してい
るが、両者4及び2は互いに例えばボルト結合等の強固
な機械的な結合は行われていない。
【0021】従って、上記2本の縦方向鉄筋4の切断部
4a側の所定長さ部分がそれ自体に作用していた引張力
を解除されて幾分収縮して短辺部2aの内面より僅かな
距離だけ開口部から遠ざかる方向へ沈むので、この部分
のコンクリートに導入されていたプレストレスは減衰し
てしまう。しかるに、開口枠2を補強するための補強枠
3を設けているので、ポールのストレスの不均衡に起因
する曲げ力に抵抗して構成を安定化し得る。
【0022】又特に補強枠3は開口枠2よりも大きな縦
方向寸法を有するので、補強枠3の開口枠2より上下方
向に突出した部分と縦方向鉄筋4の上記切断部4aから
幾分離れた部分との間は互いにプレストレスが残留する
コンクリート部分を介してあたかも強固に結合された状
態となる。従って、ポールのストレスの不均衡に起因し
てポールがその開口部側が引き伸ばされて曲がったり、
逆に上記の如く開口部側が圧縮されて曲がったりする力
に抵抗し、一層構成を安定化し得る。
【0023】
【本発明の効果】本発明のプレストレストコンクリート
ポールによれば、縦方向鉄筋が開口枠を非接触的に挿通
するのみで開口枠に結合固定されていないが、補強枠が
開口枠を補強する構成としているので、次の利点を有す
る。
【0024】開口枠を補強する補強枠を設けているの
で、開口枠の開口部側が引き延ばされる方向に曲がった
り強度不足に陥ったりする傾向を阻止し、またコンクリ
ートポールの開口部側が圧縮される方向に曲がるような
力が作用しても補強枠により阻止することができ、安定
した構成を提供し得る。特に補強枠の縦方向長さを開口
枠よりも大きくしているときは、縦方向鉄筋と補強枠と
はその間のプレストレスが残留するコンクリートを介し
てあたかも互いに強固に結合されているので、上記圧縮
力に加えて引張力に対しても抵抗し得る。
【0025】鋼製ポールに比して、材料コストを低減
し得る。開口枠を非鉄金属により形成すると、開口枠
に錆止め塗料を塗る必要及びそのメンテナンスが不要と
なり、又経年的に塗料が剥がれて美観を損ねる等のこと
がない。
【0026】開口枠及び補強枠を溶接又は鋳造により
一体形成すると、それだけ製造コストを低減し得る。
コンクリートポールは研磨加工することによりこれに混
合した種々の形状及び色の石材の表面がコンクリート表
面に浮き出るのでその美観上好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開口部を有するプレストレストコンク
リートポール及びその製造方法の1実施例を説明するた
めのプレストレストコンクリートポール及びそのモール
ドの分解斜視図である。
【図2】上記プレストレストコンクリートポールの完成
図である。
【図3】上記プレストレストコンクリートポールを構成
する開口枠及び補強枠の組付け状態の斜視図である。
【図4】上記開口枠の正面図である。
【図5】上記開口枠の側面図である。
【図6】開口枠の平面図である。
【図7】図4中、7−7線に沿う断面図である。
【図8】図4中、8−8線に沿う断面図である。
【図9】図4中、9−9線に沿う断面図である。
【図10】補強枠の正面図である。
【図11】上記補強枠の側面図である。
【図12】上記補強枠の平面図である。
【図13】図10中、13−13線に沿う断面図であ
る。
【図14】蓋の正面図である。
【図15】蓋の側面図である。
【図16】蓋の平面図である。
【図17】図4中において開口枠が補強枠に組付けられ
たと仮定した場合の、17−17線に沿う組付け断面図
である。
【図18】同じく図4中、18−18線に沿う断面図で
ある。
【図19】ポールの開口枠部分の部分正面図である。
【符号の説明】
1…プレストレストコンクリートポール 2…開口枠 2c…挿通孔 3…補強枠 4…縦方向鉄筋 4a…切断部 4b…中央部分(切断除去部) 5…横方向鉄筋 6…鉄筋籠 5…開口枠 7(7a、7b)…モールド 8…コンクリート 9…蓋

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートポールの側面に開口部を有
    するプレストレストコンクリートポールにおいて、 縦方向鉄筋及び横方向鉄筋を編んだ籠形鉄筋をコンクリ
    ート本体内に埋設してなり、予め縦方向鉄筋を引っ張
    り、コンクリート硬化後に鉄筋の引張力を解放すること
    によりプレストレスが付与されているプレストレストコ
    ンクリートポール本体と、 前記コンクリートポール本体の側面に開口部を提供する
    べく、前記縦方向鉄筋のうち所定本の鉄筋により挿通さ
    れて配置された開口枠であって、該所定本の鉄筋は該開
    口枠に対して非接触的に挿通され、かつ該開口枠の内部
    に位置する鉄筋部分が切除されている前記開口枠と、 前記開口枠と結合して前記コンクリート本体内に埋設し
    て設けられ、該開口枠を補強する補強枠と、を具備す
    る、 ことを特徴とする開口部を有するプレストレストコンク
    リートポール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレストレストコンクリ
    ートポールにおいて、 前記開口枠に対応する所定本の縦方向鉄筋は、前記開口
    枠に設けた挿通孔に遊嵌的に挿通され該開口枠に対して
    結合固定されていないことを特徴とする開口部を有する
    コンクリートポール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプレストレスト
    コンクリートポールにおいて、 前記開口枠に対応する所定本の縦方向鉄筋は、前記開口
    枠の内面位置において切断されていることを特徴とする
    開口部を有するコンクリートポール。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1項に記載のプ
    レストレストコンクリートポールにおいて、 前記補強枠は前記開口枠より大きな縦方向寸法を有する
    ことを特徴とする開口部を有するコンクリートポール。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1項に記載のプ
    レストレストコンクリートポールにおいて、 前記開口枠及び補強枠は別部材を一体に組付けて形成さ
    れたことを特徴とする開口部を有するコンクリートポー
    ル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプレストレストコンクリ
    ートポールにおいて、 前記開口枠の材料は非鉄金属であり、かつ前記補強枠の
    材料は鉄であることを特徴とする開口部を有するコンク
    リートポール。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4の何れか1項に記載のプ
    レストレストコンクリートポールにおいて、 前記開口枠及び補強枠は鉄により溶接又は鋳造により一
    体部材として形成されていることを特徴とする開口部を
    有するコンクリートポール。
  8. 【請求項8】 コンクリートポールの側面に開口部を有
    するプレストレストコンクリートポールの製造方法にお
    いて、 開口部を提供する開口枠と補強枠とを結合固定するステ
    ップと、 縦方向鉄筋及び横方向鉄筋を編んで籠形鉄筋を形成する
    ステップであって、前記縦方向鉄筋のうち所定本の縦方
    向鉄筋は前記開口枠を非接触的に挿通する状態で該開口
    枠と補強枠に対して組付けられる前記籠形鉄筋を形成す
    るステップと、 前記縦方向鉄筋に引張力を加えながら、前記開口枠、補
    強枠及び籠形鉄筋の組立体周囲にコンクリートを注入
    し、遠心力を加え、プレストレストコンクリートポール
    を形成するステップと、 前記コンクリートポールの前記所定本の縦方向鉄筋のう
    ち前記開口枠の内部の部分をコンクリート硬化後に切断
    除去するステップと、からなることを特徴とする開口部
    を有するプレストレストコンクリートポールの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプレストレストコンクリ
    ートポールの製造方法において、 前記開口枠に対応する所定本の縦方向鉄筋は、前記開口
    枠に設けた挿通孔に遊嵌的に挿通され該開口枠に対して
    結合固定されていないことを特徴とする開口部を有する
    コンクリートポールの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の開口部を有す
    るコンクリートポールの製造方法において、 前記開口枠に対応する所定本の縦方向鉄筋は、前記開口
    枠の内面位置において切断されていることを特徴とする
    開口部を有するコンクリートポールの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至10の何れか1項に記載
    のプレストレストコンクリートポールの製造方法におい
    て、 前記補強枠は前記開口枠より大きな縦方向寸法を有する
    ことを特徴とする開口部を有するコンクリートポールの
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至11の何れか1項に記載
    のプレストレストコンクリートポールの製造方法におい
    て、 前記開口枠及び補強枠は別部材を一体に組付けて形成さ
    れたことを特徴とする開口部を有するコンクリートポー
    ルの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のプレストレストコン
    クリートポールの製造方法において、 前記開口枠の材料は非鉄金属であり、かつ前記補強枠の
    材料は鉄であることを特徴とする開口部を有するコンク
    リートポールの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項8乃至11の何れか1項に記載
    のプレストレストコンクリートポールの製造方法におい
    て、 前記開口枠及び補強枠は鉄により溶接又は鋳造により一
    体部材として形成されていることを特徴とする開口部を
    有するコンクリートポールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103758393A (zh) * 2014-02-24 2014-04-30 祁锦明 带环向预应力的混凝土杆及其制作方法
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