JP2003105609A - 衣類複合体、衣類管理システム、衣類管理装置及び衣類管理方法 - Google Patents

衣類複合体、衣類管理システム、衣類管理装置及び衣類管理方法

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JP2003105609A
JP2003105609A JP2001298382A JP2001298382A JP2003105609A JP 2003105609 A JP2003105609 A JP 2003105609A JP 2001298382 A JP2001298382 A JP 2001298382A JP 2001298382 A JP2001298382 A JP 2001298382A JP 2003105609 A JP2003105609 A JP 2003105609A
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clothes
clothing
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Taeko Urano
妙子 浦野
Shigeru Ikeda
成 池田
Kenji Sano
健二 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衣類の洗濯時期や廃棄時期を人間の感覚によら
ず、客観的に決定する衣類管理システムを提供する。 【解決手段】着用時間等を演算し記録するホストサーバ
ー5と、衣類1の布バーコード2のID情報を読み込む
第1バーコードリーダー7と、それが接続され、読み込
んだID情報をホストサーバー5へ送信する第1端末6
と、衣類に装着した無線タグ3にID情報を含む電波信
号を送信する第1アンテナ8aと、無線タグ3が放射す
るID情報を含む電波信号を受信する第2アンテナ8b
と、洗濯要求警報信号により警報を出力する警報装置1
6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体産業、液晶
産業、製薬産業、その他精密部品産業、バイオ産業、食
品産業、医用産業などにおける衣類(防塵着、もしくは
無菌着)、衣類管理システム、衣類管理装置及び衣類管
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルームで着用するウェア(以
下、「衣類」と呼ぶ)の管理は、重要視されてない傾向
があり、いつ洗濯に出し、いつ廃棄するか等の衣類管理
を使用者の感覚にまかせていることが多い。従って、1
回着て洗濯に出す人もいれば、長期にわたって同じウェ
アを着たままの人もいる。早く洗濯に出せば、洗濯回数
が増えリントと呼ばれる繊維くずの増加の原因になる。
一方、洗濯に出す回数が少なければ汚染物質の蓄積と脱
離汚染につながるという問題があり、衣類の洗濯時期と
廃棄時期を客観的に決定する手段が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】衣類は洗濯回数の増加
に従って布地が傷むことがわかってきた。具体的には洗
濯回数が30回以上で毛羽立ちが増加し、50回以上の
洗濯で毛羽立ちから出るリントがはずれやすくなる。こ
れは洗濯のあとの乾燥工程でウェアがこすれることによ
り繊維が傷んだ結果として生じると推定されている。
【0004】また、着ている時間に対応して人体から出
る汗に含まれるナトリウムや、アンモニアなどの化学物
質がクリーンルーム内に放出され、半導体などの製造条
件に大きく影響することが知られている。あるいは工程
によって使用する化学物質がウェアに吸着し、再びウェ
アから脱離して製造工程に影響(脱離汚染)する場合も
ある。
【0005】着用時間や洗濯回数を計測して、客観的に
洗濯時期や廃棄時期を決定することで、このような製造
工程への衣類の影響をなくす必要がある。
【0006】本発明者らは、衣類の管理に、衣類に無線
タグ(以下において「RFID」と言う。)を固定装着
し、これによって管理する方法を検討した。その結果、
以下のような課題が明らかになった。
【0007】(1)RFIDは高価である。
【0008】(2)故障して読み取り不能となった非常
事態には情報が何も残らない。
【0009】(3)固定装着の仕方によってはその部分
が擦れて繊維を傷める原因になる。
【0010】(4)電磁波に呼応するため、装置によっ
ては近づくと故障する可能性がある。 (5)金属を含むため、廃棄時には分別回収するなどの
考慮が必要とされる。
【0011】本発明者らは、衣類の管理に、布でできた
バーコードを固定装着し、これによって管理する方法も
検討した。バーコードはその内容を表す数字を併記する
ことが標準であり、上述したRFIDの問題点を解決で
きる。しかし、電波を使うRFIDは読み取りの向き・
距離に関する制限があまりなく高速に読み取れるのに対
して、光学的なバーコード読み取りではリーダーをバー
コードに一定の向き・距離で合わせる必要がある。使用
者に対する読み取り作業の手間がかかり、入退室の際の
負担を増やすという問題点が明らかになった。
【0012】上記問題を鑑み、本発明は、バーコードと
着脱可能なRFIDを組み合わせて使用することによ
り、双方の便利さを利用し、上記の問題点を解決する衣
類を使用して、衣類を管理する管理システム、管理方
法、そして管理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴は、第1の繊維からなる基材及
び基材表面にバーコードパターンを形成する第2の繊維
とを有する布バーコードを具備する衣類と、布バーコー
ドからバーコードリーダーによって読み込んだバーコー
ド情報を無線信号として受信し、そのバーコード情報を
記録して衣類に装着される無線タグとを含む衣類複合体
であることを要旨とする。ここで「衣類」としては、ク
リーンルームで作業を行うために着用する防塵着や、食
品加工や医療作業を行うために着用する無菌着等の定期
的な洗濯が要求されるユニフォーム等が好適である。ま
た、ここで「第1の繊維」とは、衣類自体を作成するた
めに用いられる繊維を言い、「第2の繊維」とは、布バ
ーコードを作成するために用いられる繊維を言う。
【0014】布バーコードには衣類毎に異なった番号が
割り当てられており、衣類のID情報となっている。着
用者は、布バーコードから第1バーコードリーダーによ
って読み込んだバーコード情報(ID情報)を記録した
RFIDを装着することで、着用中は、このRFIDか
ら放射されるID情報を含む電波信号をRFIDアンテ
ナによって自動的に受信するので、着用者はID情報を
読み取るための特別な操作を必要としない。
【0015】防塵着等の場合においては、本発明の第1
の特徴に係る「布バーコード」は、赤外線照射によって
検出するタイプの、装着する衣類と同系色の繊維によっ
てできた目立たないバーコードを使用するのが好まし
い。衣類と同様に、材料となる繊維と織り方を工夫する
ことにより、発塵しづらいものを作製する。布製なので
洗濯時の摩擦をRFIDよりも小さくすることができる
ので衣類を傷めるおそれが少ない。更に廃棄した衣類は
布以外に含むものがないので環境上の問題がない。これ
に限らず、白黒や紫外線で読み取るタイプの一般技術と
して周知のバーコードであってもよい。
【0016】衣類は洗濯の繰り返しによって布が傷むた
め、布バーコードやRFIDよりも短寿命である。本発
明では、高価なRFIDを寿命の来た衣類とともに廃棄
する必要がないので、価格を考慮することなく最良のも
のを選べる。
【0017】取り外しできるRFIDタグを使用するこ
とでクリーンルーム内で強電磁場を発する装置を使用す
る際には一時的にタグをはずして故障を防ぐことができ
る。
【0018】万一RFIDが故障して読み取れなくなっ
た場合には、故障したことを作業者に知らせ、作業者は
再度バーコードを読み取るか、バーコードに併記された
HR文字(作業者が読み取るために内容を作業者に対し
て示した文字、Human Readableと呼ばれる)を用いてサ
ーバー上に残っているデータを読み出し、新しいRFI
Dに再び情報を書き込むことができる。
【0019】本発明の第2の特徴は、入室情報、退室情
報及び着用時間情報をそれぞれ記録する、入室履歴記録
装置、退室履歴記憶装置及び着用時間記録装置と、入室
情報、退室情報及び着用時間情報を用いて着用累積時間
を演算し、洗濯要求警報信号を出力するRFID情報処
理手段を備えたホストサーバーと、衣類に付けられた布
バーコードに記載された衣類のID情報を読み込む第1
バーコードリーダーと、第1バーコードリーダーに接続
され、読み込んだID情報をホストサーバーへ送信する
第1端末と、衣類に対して一対一の関係で使用される無
線タグにID情報を含む電波信号を送信する第1アンテ
ナと、無線タグが放射するID情報を含む電波信号を受
信する第2アンテナと、洗濯要求警報信号により警報を
出力する警報装置とを備える衣類管理システムであるこ
とを要旨とする。
【0020】ここで「第1アンテナ」とは、電波信号を
放射し、RFIDに情報を記録するものであり、「第2
アンテナ」とは、逆にRFIDが放射する電波信号を受
信するものである。つまり、第1アンテナでRFIDに
情報を記録し、そのRFIDに記録した情報を第2アン
テナで読み取る。
【0021】本発明の第2の特徴において、衣類管理シ
ステムのホストサーバーは、通信ネットワークを介して
他の装置と接続することができる。通信ネットワークを
介することにより、ホストサーバーを衣類を実際に着用
する場所とは異なったところ、例えばクリーニング社や
ウェアレンタル社に設置することが可能となり、衣類を
着用する複数の場所についての衣類管理を一元的に行う
ことができる。
【0022】また、本発明の第2の特徴である衣類管理
システムが、衣類の洗濯が必要となった時に、クリーニ
ング伝票を自動発行する伝票発行装置と、クリーニング
が完了したあとに、請求書を自動発行する請求書発行装
置を更に備えることが好ましい。自動的に伝票や請求者
を発行することで、手作業による記載が不要になり、記
載ミスがなくなるからである。
【0023】本発明の第3の特徴は、第1バーコードリ
ーダーが読み取った衣類のID情報を受信するバーコー
ド情報受信装置と、ID情報を記録するバーコード情報
記録装置と、第1アンテナから無線タグに対して放射さ
れるID情報を第1アンテナへ送信するRFID情報送
信装置と、第2アンテナで読み取られた無線タグから放
射されたID情報を受信するRFID情報受信装置と、
第2アンテナにより読み取られたID情報から、入室情
報、退室情報及び着用時間情報を作成し、洗濯要求警報
信号を出力するRFID情報処理手段と、入室情報を記
録する入室履歴記録装置と、退室情報を記録する退室履
歴記憶装置と、着用時間記録装置と、無線タグがID情
報を未記録の場合、第1アンテナを介して、無線タグに
ID情報を記録し、無線タグがID情報を記録済みの場
合、第1アンテナを介して、無線タグからID情報を消
去させるバーコード情報処理手段とからなる衣類管理装
置であることを要旨とする。
【0024】本発明の第3の特徴によれば、RFIDに
特定のID情報が記録されているかの管理と、RFID
を衣類に装着することで、その衣類の着用時間情報管理
を行うことができる。
【0025】本発明の第3の特徴において、RFID情
報処理手段は、(イ)入室情報を入室履歴記録装置に記
録し、退室情報を退室履歴記憶装置に記録し、入室情報
と退室情報をもとに衣類の着用時間情報を算出し、その
着用時間情報を着用時間記録装置に記録する着用時間算
出モジュールと、(ロ)着用時間情報と洗濯基準時間と
を比較する洗濯要求判定モジュールと、(ハ)着用時間
情報が洗濯基準時間を超えた場合、洗濯要求警報信号を
送信する洗濯要求警報出力モジュールとからなることが
好ましい。
【0026】本発明の第4の特徴は、(イ)着用者が第
1バーコードリーダーで読み込んだ衣類のID情報を含
む電波信号を第1アンテナから放射し、ID情報を特定
のRFIDに記録するステップと、(ロ)着用者がその
RFIDを衣類に装着して入室する際に、第2アンテナ
によって受信された、RFIDから放射されたID情報
をホストサーバーのRFID情報処理手段に入力するス
テップと、(ハ)RFID情報処理手段がそのID情報
により入室情報を作成し、入室履歴記録装置に記録する
ステップと、(ニ)着用者が作業を終了して退室する際
に、第2アンテナによって受信された、RFIDから放
射されたID情報をホストサーバーのRFID情報処理
手段に入力するステップと、(ホ)RFID情報処理手
段がそのID情報により退室情報を作成し、退室履歴記
録装置に記録するステップと、(ヘ)RFID情報処理
手段が記録された入室情報と退室情報をもとに、衣類の
着用時間情報を算出し、その着用時間情報を着用時間記
録装置に記録するステップと、(ト)RFID情報処理
手段が着用時間情報と洗濯基準時間とを比較するステッ
プと、(チ)着用時間情報が洗濯基準時間を超えた場合
に、RFID情報処理手段が洗濯要求警報信号を送信す
るステップとからなる衣類管理方法であることを要旨と
する。
【0027】本発明の第4の特徴によれば、着用者の入
室時刻と退室時刻を自動的に計測して、その結果、特定
の衣類の着用時間を管理することができる。そして、着
用時間が洗濯基準時間を超えた時に、着用者にその旨を
音声やランプや画像表示等の警報によって通知すること
で、適切な時に衣類を洗濯に出すことができるようにな
る。
【0028】更に、本発明の第4の特徴において、衣類
管理方法が、(リ)着用者が第1バーコードリーダーに
よって読み取ったID情報を入力され、伝票発行処理手
段がそのID情報をクリーニング伝票情報として洗濯伝
票情報記録装置に記録するステップと、(ヌ)伝票発行
処理手段が、洗濯伝票情報記録装置に記録された洗濯の
必要な衣類の枚数を洗濯依頼基準と比較するステップ
と、(ル)洗濯の必要な衣類の枚数が洗濯依頼基準を超
えた場合、伝票発行処理手段が伝票発行装置からクリー
ニング伝票を発行するステップと、(ヲ)クリーニング
伝票を発行する際に、伝票情報送信手段が通信ネットワ
ークを介してクリーニング社にクリーニング伝票情報を
送信するステップとからなることが好ましい。
【0029】これによって、第2の特徴と同様に、伝票
への手作業による記載が不要になり、更に記載ミスがな
くなる。また、クリーニング伝票情報をクリーニング社
に送信することで、クリーニング社の納入作業で、納入
枚数やサイズに間違いがないかを自動的に確認すること
ができる。なお、基材とは衣類そのものであってもよい
し、衣類にラベルなどの布バーコードを貼着したもので
もよい。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
第1から第4の実施の形態を説明する。以下の図面の記
載において、同一または類似の部分には同一または類似
の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであ
ることに留意すべきである。
【0031】(第1の実施の形態)本発明第1の実施形
態に係る第1の繊維からなる衣類1は、図1に示すよう
に、第2の繊維からなり、基材に対して織り込まれ、赤
外線照射によって読み取り可能なパターンを表示する布
バーコード2と、布バーコード2からバーコードリーダ
ーによって読み込んだバーコード情報を無線信号として
受信し、そのバーコード情報を記録して衣類1に着脱可
能なRFID3を装着する。
【0032】衣類には、上下が一体となったものと、上
下がセパレートになったもの等がある。上下がセパレー
トになったものは、それぞれに異なったID情報を記載
した布バーコード2を装着させておき、その2つのID
情報をRFID3に記録することで、別々に着用時間を
管理することもできる。また、帽子をセットにする場合
も、その帽子に異なったID情報を記載した布バーコー
ド2を装着させ、RFID3に記録することで、同様に
管理することができる。
【0033】図2に示すように、第1の実施の形態に係
る衣類の管理システムは、クリーンルームのある製造工
場4内に、ホストサーバー5があり、更に更衣室13に
は、ホストサーバー5とネットワーク接続された第1端
末6と、第1端末6に接続された第1バーコードリーダ
ー7と、第1端末6に接続された伝票発行装置15a
と、ホストサーバー5とネットワーク接続され、RFI
D3にID情報を含む電波信号を送信する第1アンテナ
8aが設置されている。一方、入退室通路14には、ホ
ストサーバー5とネットワーク接続され、RFID3が
放射するID情報を含む電波信号を受信する第2アンテ
ナ8bと、洗濯が必要となったことを作業者に通知する
警報を出力する警報装置16が設置されている。警報装
置16は、スピーカー、ランプ、または情報表示器等の
いずれであってもよい。なお、RFID3が放射する電
波信号は、一般には、第2アンテナ8bから受けた電波
を変調させた電波信号である。
【0034】第1端末6には、「納入」と「廃棄」を選
択できる画面が表示される。もしくは、第1バーコード
リーダー7に、「納入」と「廃棄」を選択できるキーが
備わっている。
【0035】また、洗濯を行うクリーニング社9には、
通信ネットワーク12を介してホストサーバー5に接続
された第2端末10と、その第2端末10に接続された
第2バーコードリーダー11と請求書発行装置15bが
設置されている。
【0036】ここで言う「接続」は、ケーブルを使用し
た有線接続とは限らず、無線接続であってもよい。
【0037】図3に示すように、ホストサーバー5は、
第1バーコードリーダー7によって読み込んだID情報
を受信するバーコード情報受信装置17と、第1アンテ
ナ8aにID情報を含む電波信号を送信するRFID情
報送信装置18と、第2アンテナ8bからID情報を含
む電波信号を受信するRFID情報受信装置19を備え
る。またホストサーバー5は、受信した情報を処理する
ための情報処理装置21を備える。更にホストサーバー
5は、第1バーコードリーダー7によって読み込まれた
衣類のID情報を記録しておくバーコード情報記録装置
28と、入室情報を記録しておく入室履歴記録装置29
と、退室情報を記録しておく退室履歴記録装置30と、
入室情報と退室情報から算出した着用時間情報を記録し
ておく着用時間記録装置31と、衣類の洗濯回数を記録
しておく洗濯回数記録装置32と、洗濯の必要な衣類の
ID情報を記録しておく洗濯伝票情報記録装置33と、
廃棄した衣類のID情報と廃棄年月日を記録しておく廃
棄/在庫情報記録装置34とを備える。情報を記録して
おくための各記録装置は複数のメモリー装置で構築され
ていてもよいし、1つのメモリー装置のみを使用しても
よい。
【0038】更に、情報処理装置21は、バーコード情
報処理手段22、RFID情報処理手段23、伝票発行
処理手段24、伝票情報送信手段25、洗濯情報処理手
段26、廃棄情報処理手段27からなっている。それぞ
れの処理について図5から図10を用いて以下に説明す
る。
【0039】なお、図4に示すように、RFID情報処
理手段23は、入室情報と退室情報をそれぞれ入室履歴
記録装置29と退室履歴記録装置30に記録し、入室情
報と退室情報から着用時間情報を算出し、着用時間記録
装置31に記録する着用時間算出モジュール231と、
着用時間情報と洗濯基準時間を比較する洗濯要求判定モ
ジュール232と、着用時間情報が洗濯基準時間を超え
ていた場合に、警報装置16に対して警報信号を出力す
る洗濯要求警報出力モジュール233からなる。
【0040】図5は、本発明の第1の実施の形態に係る
衣類管理装置におけるバーコード情報処理手段22のフ
ローチャートである: (イ)ステップS401において、更衣室13に設置さ
れた第1バーコードリーダー7によって衣類の布バーコ
ード2から読み取った衣類のID情報を、バーコード情
報受信装置17から受信し、ステップS402で受信し
たID情報に付いた選択情報を判定する。そして、選択
情報が「納入」の場合は、ステップS403で洗濯情報
処理手段26を起動し、「廃棄」の場合は、ステップS
404で廃棄情報処理手段27を起動する。
【0041】(ロ)選択情報が指定されていない場合
は、ステップS405において、バーコード情報記録装
置28に記録された記録中フラグの設定によって、受信
したID情報が既に特定のRFID3に記録されている
かを判定する。記録中でない場合は、ステップS406
において、記録中フラグをたて、バーコード情報記録装
置28に記録する。続いてステップS407において、
RFID情報送信装置18から、ID情報を更衣室13
に設置された第1アンテナ8aに送信し、第1アンテナ
8aから放射される電波信号によって特定のRFID3
にID情報を記録させる。
【0042】(ハ)記録中の場合は、ステップS408
において、バーコード情報記録装置28の記録中フラグ
をクリアする。更に、ステップS409において、着用
時間記録装置31に記録された着用時間情報もクリアす
る。その後、ステップS410において、RFID情報
送信装置18から、消去情報を更衣室13に設置された
第1アンテナ8aに送信し、電波信号によってRFID
3に記録されたID情報を消去させる。次に、ステップ
S411で、伝票発行処理手段24を起動する。
【0043】図6は、本発明の第1の実施の形態に係る
衣類管理装置におけるRFID情報処理手段23のフロ
ーチャートである: (イ)ステップS501において、入退室通路14にあ
る第2アンテナ8bによって読み取られ送信されるID
情報を、RFID情報受信装置19から受信する。更
に、ステップS502で、入室履歴記録装置29に、既
に対応する入室情報が記録されているかを判定する。
【0044】(ロ)対応する入室情報が記録されていな
い場合、ステップS503において、着用時間記録装置
31に記録されている着用時間情報が洗濯基準時間、例
えば30時間を超えていないかを判定する。もし超えて
いる場合は、ステップS504において、洗濯要求警報
信号を警報装置16に送信し、警報を出力させる。超え
ていない場合は、ステップS505において、ID情報
により入室情報を作成し、入室履歴記録装置29に記録
する。
【0045】(ハ)一方、入退室通路14にある第2ア
ンテナ8bによって読み取られ送信され、RFID情報
受信装置19から受信したID情報に対応する入室情報
が、入室履歴記録装置29に記録されていた場合、ステ
ップS506において、ID情報により退室情報を作成
し、退室履歴記録装置30に記録する。更に、ステップ
S507において、入室情報と退室情報をもとに、衣類
の着用時間情報を計算し、着用時間情報を着用時間記録
装置31に加算して記録する。そして、ステップS50
8において、着用時間記録装置31に記録されている着
用時間情報が洗濯基準時間、例えば30時間を超えたか
を判定する。もし超えた場合は、ステップS509にお
いて、洗濯要求警報信号を警報装置16に送信し、警報
を出力させる。
【0046】図7の伝票発行処理手段24のフローチャ
ートに示すように、バーコード情報処理手段22から起
動されると、ステップS601において、洗濯伝票情報
記録装置33にID情報を記録する。そして、ステップ
S602において、記録されたID情報の数、つまり洗
濯が必要な衣類の枚数が洗濯依頼基準枚数、例えば10
枚になったかを判定し、洗濯依頼基準枚数になった場合
は、ステップS603において、更衣室13に設置され
た伝票発行装置15aから洗濯伝票を発行し、ステップ
S604において、伝票情報送信手段25を起動する。
【0047】図8の伝票情報送信手段25のフローチャ
ートに示すように、伝票発行処理手段24から起動され
ると、ステップS701において、伝票情報を通信ネッ
トワーク12を介して、クリーニング社9へ送信する。
【0048】図9の洗濯情報処理手段26のフローチャ
ートに示すように、「納入」という選択情報を受信し
て、バーコード情報処理手段22から起動されると、ス
テップS801において、洗濯回数記録装置32の洗濯
回数を1加算し、ステップS802において、その洗濯
回数が廃棄基準回数、例えば50回を超えたかを判定す
る。もし超えた場合、ステップS803において、廃棄
警報を更衣室13に設置された第1端末6に送信する。
【0049】図10の廃棄情報処理手段27のフローチ
ャートに示すように、「廃棄」という選択情報を受信し
て、バーコード情報処理手段22から起動されると、廃
棄/在庫情報記録装置34に、ID情報と廃棄年月日を
記録する。
【0050】図11と図12は、本発明の第1の実施の
形態に係る衣類管理方法における作業者の運用手順のフ
ローチャートである: (イ)まず、ステップS101において、作業者は、洗
濯から戻ってきた衣類を卸す際に、更衣室13で、第1
バーコードリーダー7によって衣類の布バーコード2か
ら衣類のID情報を読み出す。
【0051】(ロ)次に、ステップS102において、
読み込んだID情報を第1端末6がホストサーバー5へ
送信する。ホストサーバー5では、バーコード情報受信
装置17から受信したID情報を、バーコード情報処理
手段22によってバーコード情報記録装置28に「記録
中」を示すフラグとともに記録する。
【0052】(ハ)次に、ステップS103において、
衣類のID情報をホストサーバー5からRFID情報送
信装置18によって、更衣室13に設置された第1アン
テナ8aに送信する。次に、ステップS104におい
て、送信されてきたID情報が第1アンテナ8aから放
射された電波信号によって特定のRFID3に記録され
る。次に、ステップS105において、作業者はID情
報が記録された特定のRFID3を衣類に装着し、その
衣類に着替える。
【0053】(ニ)次に、ステップS106において、
特定のRFID3を装着した作業者がクリーンルームへ
入室する際に、入退室通路14に設置された第2アンテ
ナ8bによって、RFID3から放射された電波信号に
含まれるID情報が読み取られ、ホストサーバー5に送
信される。これによりホストサーバー5は特定のRFI
D3を装着した衣類がクリーンルームに入室したことを
検出する。次に、ステップS107において、ホストサ
ーバー5のRFID情報処理手段23は、ID情報をR
FID情報受信装置19を介して入力する。更にRFI
D情報処理手段23は、入力されたID情報と入室時刻
とから入室情報を作成し、この入室情報を入室履歴記録
装置29に記録する。次に、ステップS108におい
て、作業者はクリーンルーム内にて作業を実施する。
【0054】(ホ)次に、ステップS109において、
作業者がクリーンルームより退室する際に、入退室通路
14に設置された第2アンテナ8bによって、衣類に装
着されたRFID3から放射された電波信号に含まれる
ID情報が再度読み取られ、ホストサーバー5に送信さ
れる。次に、ステップS110において、ホストサーバ
ー5のRFID情報処理手段23は、ID情報をRFI
D情報受信装置19を介して再度入力する。そしてRF
ID情報処理手段23は、入力されるID情報と退室時
刻とから退室情報を作成し、この退室情報を退室履歴記
録装置30に記録する。
【0055】(ヘ)次に、ステップS111及びS11
2において、RFID情報処理手段23の着用時間算出
モジュール231は、入室履歴記録装置29に記録され
た入室情報と、退室履歴記録装置30に記録された退室
情報を読み出して、着用時間情報を算出する。算出され
た着用時間情報は着用時間記録装置31に加算して記録
する。次に、ステップS113において、RFID情報
処理手段23の洗濯要求判定モジュール232は、着用
時間記録装置31に加算すると同時に、加算した結果が
洗濯基準時間、例えば30時間を超えたかを判定する。
もし超えていない場合は、特に何もなく、作業者は退室
する。しかし、もし超えていた場合は、ステップS11
4において、洗濯要求判定モジュール232は洗濯要求
警報出力モジュール233にトリガ信号を出力し、洗濯
要求警報出力モジュール233は洗濯要求警報信号を警
報装置16に送信する。警報装置16は洗濯要求警報信
号を受信して、作業者に対して警報を出力する。
【0056】(ト)次に、ステップS115において、
警報装置16より警報を受けた作業者は、情報の記録さ
れた特定のRFID3を衣類から取り外す。次に、ステ
ップS116において、更衣室13に設置された第1バ
ーコードリーダー7によって衣類の布バーコード2から
ID情報を読み出す。次に、ステップS117におい
て、更衣室13に設置された第1端末6は読み込まれた
ID情報を、バーコード情報処理手段22へ入力する。
バーコード情報処理手段22は、バーコード情報受信装
置17を介して入力したID情報が、既にバーコード情
報記録装置28に「記録中」フラグとともに記録されて
いることを確認すると、その「記録中」フラグをクリア
し、ステップS118において、消去情報を含む電波信
号をRFID情報送信装置18を介して、更衣室13に
設置された第1アンテナ8aから出力する。
【0057】(チ)次に、ステップS119において、
更衣室13に設置された第1アンテナ8aから出力され
た消去情報を含む電波信号によって、特定のRFID3
に既に記録されていたID情報を消去する。ここで、消
去とは、受信した無効な情報によって既に記録されてい
るID情報を上書きすることである。
【0058】(リ)次に、ステップS120において、
伝票発行処理手段24は、バーコード情報処理手段22
からトリガ信号を受けて、洗濯伝票情報記録装置33に
ID情報を記録する。このようにして、伝票発行処理手
段24は、洗濯の必要となった衣類のID情報を次々と
洗濯伝票情報記録装置33に蓄積記録していく。ステッ
プS121において、その蓄積記録された衣類枚数が洗
濯依頼基準、例えば10枚になったかを判定する。洗濯
依頼基準になった場合は、ステップS122において、
伝票発行処理手段24は、伝票発行装置15aから洗濯
伝票情報記録装置33に記録されたID情報をもとに枚
数やサイズ情報等を記載したクリーニング伝票を発行す
る。更に、この時に、伝票情報送信手段25にトリガ信
号を送信し、ステップS123において、トリガ信号を
受信した伝票情報送信手段25は、発行されたクリーニ
ング伝票に記載されている伝票情報を、通信ネットワー
ク12を介してクリーニング社9に送信する。洗濯依頼
基準未満の場合、基本的には衣類は放置されるが、例え
ば、前回の伝票の発行から一定期間経過した場合には、
依頼基準未満でも伝票を発行して回収を行ってもよい。
【0059】図13は、本発明の第1の実施の形態に係
る衣類管理方法における衣類管理担当者の運用手順のフ
ローチャートである: (イ)まず、ステップS201において、更衣室13に
設置された第1端末6の画面に表示された「納入」を選
択し、更衣室13に設置された第1バーコードリーダー
7によって衣類の布バーコード2から衣類のID情報を
読み込む。ここで、第1端末6の画面に表示された「納
入」を選択するかわりに、第1バーコードリーダー7に
設置された選択キーから、「納入」を選択する方法でも
かまわない。
【0060】(ロ)次に、ステップS202において、
第1端末6は、選択した「納入」という選択情報とID
情報をバーコード情報処理手段22へ入力する。
【0061】(ハ)次に、ステップS203において、
バーコード情報処理手段22は、バーコード情報受信装
置17を介して入力された「納入」という選択情報とI
D情報から、洗濯情報処理手段26にトリガ信号を出力
し、それを受信した洗濯情報処理手段26は、洗濯回数
記録装置32に記録されている洗濯回数履歴を1加算し
て記録すると同時に、ステップS204において、その
洗濯回数履歴が廃棄基準回数、例えば50回を超えたか
を判定する。もし、超えていなかった場合は、何もしな
い。しかし、超えていた場合は、ステップS205にお
いて、廃棄要求警報信号を第1端末6に送信する。第1
端末6は廃棄要求警報信号を受信して、警報を出力す
る。警報は音声でもよいし、第1端末6の画面に表示さ
れるものでもよい。
【0062】(ニ)次に、ステップS206において、
第1端末6の画面に表示された「廃棄」を選択し、第1
バーコードリーダー7によって衣類の布バーコード2か
ら衣類のID情報を読み込み、「廃棄」という選択情報
とID情報をバーコード情報処理手段22へバーコード
情報受信装置17を介して入力する。バーコード情報処
理手段22は、入力された「廃棄」という選択情報とI
D情報から、廃棄情報処理手段27にトリガ信号を出力
し、それを受信した廃棄情報処理手段27は、廃棄/在
庫情報記録装置34にID情報と廃棄年月日を記録す
る。次に、ステップS207において、実際に衣類は廃
棄される。
【0063】図14は、本発明の第1の実施の形態に係
る衣類管理方法におけるクリーニング社9の運用手順の
フローチャートである: (イ)まず、ステップS301において、サイズ別のコ
ンテナに仕分けして入れられた衣類をそのままサイズ別
に袋に詰め、伝票発行処理手段24が伝票発行装置15
aから発行したクリーニング伝票とともに回収する。
【0064】(ロ)次に、ステップS302において、
回収した衣類を洗濯ネットに入れ洗濯する。次に、ステ
ップS303において、衣類を洗濯ネットから出して脱
水、乾燥を行い、別のネットからの衣類と混じらないよ
うにかごに入れる。次に、ステップS304において、
乾燥した衣類を1枚ずつ袋詰めし、同じかごに入ってい
た衣類は一緒のかごに入れる。
【0065】(ハ)次に、ステップS305において、
衣類の布バーコード2をクリーニング社に設置された第
2バーコードリーダー11で読み取り、読み取ったID
情報によって、納入先と納入する枚数を第2バーコード
リーダー11に接続された第2端末10にて表示し、ス
テップS301で回収してきた伝票と合っているかを確
認する。このとき、通信ネットワーク12を介して送信
されてきた伝票情報と第2端末10で自動的に照合する
ことも可能である。
【0066】(ニ)次に、ステップS306において、
第2端末10は、ステップS305において読み取った
ID情報を集計して、第2端末10に接続された請求書
発行装置15bから請求書を自動発行し、ステップS3
07において、請求書とともに洗濯済みの衣類を依頼元
に出荷する。
【0067】(第2の実施の形態)図15に示すよう
に、本発明の第2の実施の形態では、クリーンルームの
ある製造工場4内の更衣室が狭いために装置が設置でき
ない場合に、入退室通路14に、パソコン5aと、その
パソコン5aに接続された第1バーコードリーダー7と
伝票発行装置15aと、パソコン5aとネットワーク接
続され、RFID3にID情報を含む電波信号を送信し
て記録するとともに、RFID3が放射するID情報を
含む電波信号を受信してパソコン5aに入力する第3ア
ンテナ8cと、洗濯が必要となったことを作業者に通知
する警報を出力する警報装置16がある。警報装置16
は、スピーカー、ランプ、または情報表示器等のいずれ
であってもよい。
【0068】入退室通路14に設置されたパソコン5a
には、「納入」と「廃棄」を選択できる画面が表示され
る。もしくは、第1バーコードリーダー7に、「納入」
と「廃棄」を選択できるキーが備わっている。また、洗
濯を行うクリーニング社9には、第1の実施の形態と同
様に通信ネットワーク12を介してパソコン5aに接続
された第2端末10と、その第2端末10に接続され
た、衣類の布バーコードを読み取る第2バーコードリー
ダー11と、請求書を発行するための請求書発行装置1
5bとがある。第2の実施の形態のパソコン5aは、第
1の実施の形態の、ホストサーバー5に相当し、その構
成ブロックは、図3に示したものと同様である。
【0069】第2の実施の形態と第1の実施の形態との
異なる点は、RFID3へのID情報の記録とRFID
3からのID情報の消去を、入退室通路14に設置され
た同一の第3アンテナ8cのみで行う点と、ホストサー
バー5の代わりにパソコン5aを使用する点である。他
は、第1の実施の形態と実質的に同様であるので、重複
した記載を省略する。
【0070】この本発明の第2の実施の形態によって、
省スペース化を図ることができ、狭い場所であっても、
衣類の管理を自動的に行うことができる。
【0071】(第3の実施の形態)図16に示すよう
に、本発明の第3の実施の形態は、ホストサーバー5b
をクリーニング社9に設置し、衣類の管理を行うもので
ある。
【0072】第1の実施の形態同様に、クリーンルーム
のある製造工場4の更衣室13には、ホストサーバー5
bと通信ネットワーク12を介して接続された第1端末
6と、第1端末6に接続された第1バーコードリーダー
7と、第1端末6に接続された伝票発行装置15aと、
RFID3にID情報を含む電波信号を送信し記録する
第1アンテナ8aが設置されている。一方、入退室通路
14には、ホストサーバー5bと通信ネットワーク12
を介して接続された、RFID3が放射するID情報を
含む電波信号を受信してホストサーバー5bに入力する
第2アンテナ8bと、洗濯が必要となったことを作業者
に通知する警報を出力する警報装置16が設置されてい
る。警報装置16は、スピーカー、ランプ、または情報
表示器等のいずれであってもよい。
【0073】更衣室13に設置された第1端末6には、
「納入」と「廃棄」を選択できる画面が表示される。も
しくは、第1バーコードリーダー7に、「納入」と「廃
棄」を選択できるキーが備わっている。また、洗濯を行
うクリーニング社9には、ホストサーバー5bと、その
ホストサーバー5bにネットワーク接続された第2端末
10と、その第2端末10に接続された、衣類の布バー
コードを読み取る第2バーコードリーダー11と、請求
書を発行するための請求書発行装置15bとがある。
【0074】第3の実施の形態では、洗濯伝票情報を通
信ネットワーク12を介して送信する必要がなくなるた
め、図17に示すように、ホストサーバー5bの情報処
理装置21には、伝票情報を送信する伝票情報送信手段
25は実装されていない。代わって請求書発行装置15
bから請求書を自動的に発行する請求書発行処理手段2
4aが追加されている。なお、この請求書発行処理手段
24aは、ホストサーバー5bではなく、第1の実施の
形態同様にクリーニング社9に設置された第2端末10
に実装するようにしても構わない。
【0075】第3の実施の形態における作業者の運用手
順については、第1の実施の形態について図11と図1
2により説明した手順と、図16を用いて説明した各装
置の通信相手がクリーニング社9のホストサーバー5b
となる点が異なる。また、ホストサーバー5bがクリー
ニング社9にあるために通信ネットワーク12を介して
の伝票情報送信は不要となる。また、本発明の第3の実
施の形態に係る衣類管理装置では、伝票情報送信手段2
5が実装されないため、伝票発行処理手段24の処理の
流れについては、図7に示したフローチャートのうち、
ステップ604の伝票情報送信手段25へのトリガ信号
送信が不要となる。他は、第1の実施の形態と実質的に
同様であるので、重複した記載を省略する。
【0076】本発明の第3の実施の形態では、ホストサ
ーバー5bをクリーニング社9におくことによって、通
信ネットワーク12を介した伝票情報のやりとりが不要
となり、クリーニング社9で、常に伝票情報を把握でき
る。また、多くの顧客の洗濯要求をクリーニング社9で
一元管理できるので、洗濯する衣類の回収等を効率的に
できる。
【0077】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、第1乃至第3の実施の形態のように、クリー
ンルームのある製造工場4が衣類を購入し管理する代わ
りに、ウェアレンタル社9aより衣類をレンタルする場
合の実施例である。第4の実施の形態では、ホストサー
バー5cをウェアレンタル社9aに設置し、衣類の管理
を行うものである。
【0078】図18に示すように、クリーンルームのあ
る製造工場4の更衣室13には、ウェアレンタル社9a
に設置されたホストサーバー5cと通信ネットワーク1
2を介して接続された第1端末6と、第1端末6に接続
された第1バーコードリーダー7と、第1端末6に接続
された伝票発行装置15aと、同様にホストサーバー5
cと通信ネットワーク12を介して接続され、RFID
3にID情報を含む電波信号を送信して記録する第1ア
ンテナ8aが設置されている。一方、入退室通路14に
は、ホストサーバー5cと通信ネットワーク12を介し
て接続され、RFID3が放射するID情報を含む電波
信号を受信してホストサーバー5cに入力する第2アン
テナ8bと、返却が必要となったことを作業者に通知す
る警報を出力する警報装置16が設置されている。警報
装置16は、スピーカー、ランプ、または情報表示器等
のいずれであってもよい。また、ウェアレンタル社9a
には、ホストサーバー5cと、そのホストサーバー5c
にネットワーク接続された第2端末10と、その第2端
末10に接続された第2バーコードリーダー11が設置
されている。第2端末10には、「返却」と「廃棄」を
選択できる画面が表示される。もしくは、第2バーコー
ドリーダー11に、「返却」と「廃棄」を選択できるキ
ーが備わっている。
【0079】図19に示すように、ホストサーバー5c
は、更衣室13に設置された第1バーコードリーダー7
によって読み込んだID情報を受信するバーコード情報
受信装置17と、更衣室13に設置された第1アンテナ
8aにID情報を含む電波信号を送信するRFID情報
送信装置18と、入退室通路14にある第2アンテナ8
bからID情報を含む電波信号を受信するRFID情報
受信装置19を備える。またホストサーバー5cは、受
信した情報を処理するための情報処理装置21を備え
る。更にホストサーバー5cは、更衣室13に設置され
た第1バーコードリーダー7によって読み込まれた衣類
のID情報を記録しておくバーコード情報記録装置28
と、入室情報を記録しておく入室履歴記録装置29と、
退室情報を記録しておく退室履歴記録装置30と、入室
情報と退室情報から算出した着用時間情報を記録してお
く着用時間記録装置31と、レンタル回数を記録してお
くレンタル回数記録装置32aと、返却を要する衣類の
ID情報を記録しておく返却情報記録装置33aと、廃
棄した衣類のID情報と廃棄年月日を記録しておく廃棄
/在庫情報記録装置34とを備える。情報を記録してお
くための各記録装置は複数のメモリー装置で構築されて
いてもよいし、1つのメモリー装置のみを使用してもよ
い。
【0080】更に、情報処理装置21は、バーコード情
報処理手段22、RFID情報処理手段23、返却情報
処理手段24b、レンタル回数処理手段26a、廃棄情
報処理手段27からなっている。第1の実施の形態と異
なるバーコード情報処理手段22と返却情報処理手段2
4bとレンタル回数処理手段26aのそれぞれについて
図20から図22を用いて以下に説明する。
【0081】図20に示すように、第4の実施の形態の
バーコード情報処理手段と図5で示した第1の実施の形
態のバーコード情報処理手段との処理の違いは、伝票発
行処理手段24に代わって返却情報処理手段24bが起
動されるようになった点と、選択情報「納入」を受信し
て、洗濯情報処理手段26を起動していたものに対し
て、選択情報「返却」を受信して、レンタル回数処理手
段26aを起動するようになった点である。
【0082】図21に示すように、返却情報処理手段2
4bは、バーコード情報処理手段22から起動される
と、ステップS1301において、返却情報記録装置3
3aに返却が必要な衣類のID情報を記録する。このよ
うにして、返却情報処理手段24bは、返却の必要とな
った衣類のID情報を次々と返却情報記録装置33aに
蓄積記録していく。次に、ステップS1302におい
て、その蓄積記録された衣類枚数が返却依頼基準枚数、
例えば10枚になったかを判定する。もし、返却依頼基
準枚数に達した場合は、ステップS1303において、
ウェアレンタル社9aの第2端末10に返却要求信号を
送信し、表示させる。
【0083】図22に示すように、レンタル回数処理手
段26aは、ID情報とともに「返却」という選択情報
を受信したバーコード情報処理手段22から起動される
と、ステップS1401において、レンタル回数記録装
置32aのレンタル回数を1加算し、ステップS140
2において、そのレンタル回数が廃棄基準回数、例えば
50回を超えたかを判定する。もし超えた場合、ステッ
プS1403において、廃棄要求警報信号を第2端末1
0に送信する。
【0084】次に、図23と図24に示すように、第4
の実施の形態に係る作業者の運用手順と図11と図12
で説明した第1の実施の形態に係る作業者の運用手順と
異なる点は、通信するホストサーバーがクリーンルーム
のある製造工場4のホストサーバー5からウェアレンタ
ル社9aのホストサーバー5cに変更された点と、ステ
ップS1014で出力される警報が洗濯要求警報から返
却要求警報になった点と、ステップS1020におい
て、返却情報にウェア番号を記録するようになった点
と、ステップS122において、伝票発行を行い、ステ
ップS123において伝票情報送信を行っていた手順
が、ステップS1022において、ウェアレンタル社9
aの第2端末10に返却要求を表示する手順になった点
である。他は、第1の実施の形態と実質的に同様である
ので、重複した記載を省略する。
【0085】図25は、本発明の第4の実施の形態に係
る衣類管理方法におけるウェアレンタル社の運用手順の
フローチャートである: (イ)まず、ウェアレンタル社9aの第2端末10に返
却要求が表示された場合、ステップS1101におい
て、ウェアレンタル社9aはレンタルウェアを回収し、
第2端末10の画面で「返却」を選択して、第2バーコ
ードリーダー11で衣類のID情報を読み取る。第2端
末10の画面で「返却」を選択するかわりに、第2バー
コードリーダー11上に設置した「返却」キーを選択し
てもよい。
【0086】(ロ)次に、ステップS1102におい
て、「返却」という選択情報と第2バーコードリーダー
11で読み取った衣類のID情報がホストサーバー5c
に送信される。
【0087】(ハ)次に、ステップS1103におい
て、ホストサーバー5cはバーコード情報受信装置17
から「返却」という選択情報と第2バーコード11で読
み取ったID情報を受信し、レンタル回数処理手段26
aを用いて、レンタル回数情報を1加算してレンタル回
数記録装置32aに記録する。次に、ステップS110
4において、レンタル回数処理手段26aは、レンタル
回数情報が廃棄基準回数、例えば50回を超えていない
かを判定する。もし廃棄基準回数を超えている場合は、
ステップS1105において、廃棄要求警報を第2端末
10に表示する。
【0088】(ニ)次に、ステップS1106におい
て、第2端末10の画面で「廃棄」を選択して、廃棄要
求警報を受けた衣類のID情報を読み込み、廃棄情報を
ホストサーバー5cに入力する。第2端末10の画面で
「廃棄」を選択するかわりに、第2バーコードリーダー
11上に設置した「廃棄」キーを選択してもよい。この
情報により、ホストサーバー5cは、廃棄情報処理手段
27を用いて、どの衣類がいつ廃棄されたかを廃棄/在
庫情報記録装置34に記録する。次に、ステップS11
07において、実際に衣類を廃棄する。
【0089】(ホ)一方、レンタル回数情報が廃棄基準
回数を超えていない場合は、ステップS1108におい
て、衣類は洗濯され、ステップS1109において、新
規洗濯済みの衣類として再度貸し出される。
【0090】本発明の第4の実施の形態において、製造
工場4では、衣類をウェアレンタル社9aから借り、着
用時間情報が返却基準時間に達した場合に、その衣類を
ウェアレンタル社9aに返却し、また新たな衣類を借り
るだけでよくなり、洗濯依頼、納入、そして廃棄に関わ
る作業が不要となり、衣類の管理作業がなくなる。
【0091】一方、ウェアレンタル社9aは、複数の顧
客に貸し出した衣類を自動的に一元管理できることで、
適切な時期に経済的に貸し出しと回収ができる。また、
在庫情報も把握できるので、レンタルウェアの購入も計
画的に行うことができる。
【0092】(その他の実施の形態)第1の実施の形態
を簡略化して、ホストサーバー5の機能を更衣室13の
第1端末6に組み込むことでホストサーバー5を省略し
たり、クリーニング社9との通信ネットワーク12を介
しての接続をせずに、クリーニング社9との間の手続き
は印刷した伝票のみとすることも可能である。
【0093】また、 第2の実施の形態の入退室通路1
4に設置されたパソコン5aを、第1の実施の形態の第
1端末6のような単純な端末にして、 第1の実施の形
態のようにホストサーバー5を別に設置して管理システ
ムを構築することも可能である。また、 第3の実施の
形態を簡略化して、クリーニング社9に設置したホスト
サーバー5bの機能を第2端末10に組み込むことでホ
ストサーバー5bを省略することも可能である。また、
第4の実施の形態を簡略化して、ウェアレンタル社に
設置したホストサーバー5cの機能を第2端末10に組
み込むことでホストサーバー5cを省略したり、ホスト
サーバー5cを第1または第2の実施の形態と同様にク
リーンルームのある製造工場4に設置することも可能で
ある。
【0094】また、第1乃至第4の実施の形態では、洗
濯や返却までの洗濯基準時間を1つに固定してあるが、
例えば研究開発者はバーコード情報番号の上1桁が1
番、製造作業者は上1桁が2番といったように、作業者
の作業内容別にバーコード情報番号体系を決定し、その
バーコード情報番号体系毎に洗濯や返却までの洗濯基準
時間を規定しておくことで、衣類管理装置内の情報処理
手段のなかで、受信した情報番号からその番号に対応し
た洗濯や返却までの洗濯基準時間を検索して判定するこ
とが可能である。こうすることで、作業者一律ではな
く、作業内容別に最適で効率的に衣類の交換ができるよ
うになる。
【0095】また、廃棄/在庫情報記録装置34には、
購入時に、衣類を購入した年月日を記録しておくこと
で、廃棄時に記録される廃棄年月日とから、衣類の購入
サイクルや平均使用期間等の統計情報を算出することが
可能であり、将来の衣類購入計画を立案するのに利用で
きる。
【0096】また、第1乃至第4の実施の形態で、更
に、ホストサーバー5、5b、5cまたはパソコン5a
に、入退室通路14の更衣室13への扉とクリーンルー
ムへの扉とをネットワーク接続して、扉の開閉を制御す
るようにする。入室時に入退室通路14に設置された第
2アンテナ8bや第3アンテナ8cによってRFID3
の放射する電波信号を受信した際、万一その作業者が、
洗濯/返却を必要とする衣類を着用していた場合は、洗
濯要求警報または返却要求警報を警報装置16から出力
し、クリーンルームへの扉を開けないようにする。ま
た、第2アンテナ8bや第3アンテナ8cによるRFI
D3の放射する電波信号の受信が失敗して、入室履歴記
録装置29に正常に記録されなかった場合も、受信が成
功し正常に記録されるまで、クリーンルームへの扉を開
けないようにする。退室時も同様に、第2アンテナ8b
や第3アンテナ8cによるRFID3の放射する電波信
号の受信が失敗して、退室履歴記録装置30に正常に記
録されなかった場合、受信が成功し正常に記録されるま
で、更衣室13への扉を開けないようにする。このよう
にして、洗濯を必要とする衣類を着用したまま、クリー
ンルームへ入室するのを防止したり、記録装置への記録
を失敗したまま入退室してしまい、データの整合性がと
れなくなることを防止する。
【0097】また、第1乃至第4の実施の形態では、衣
類を識別するためにバーコードを使用しているが、バー
コードに限らず、二次元コード等のコードを使用して識
別してもよい。このように、本発明はここでは記載して
いない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従
って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許
請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる
ものである。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、高価なRFIDを再利
用することができ、経済的である。
【0099】また、本発明によれば、自動的にRFID
アンテナで情報を読み取ることができ、効率的かつ信頼
性の高い衣類の管理をすることができる。
【0100】更に、本発明によれば、衣類の洗濯時期と
廃棄時期を客観的に決定することで、作業場の発塵等に
よる汚染や脱離汚染を防ぐことができ、作業場の品質を
向上させることができる。
【0101】更に、本発明によれば、衣類のバーコード
を読み取ることで伝票情報を作成し、クリーニング伝票
を自動発行するため、伝票の記入ミスを防ぐことができ
る。
【0102】更に、本発明によれば、衣類のバーコード
を読み取ることで請求書情報を作成し、クリーニング請
求書を自動発行するため、請求書の記入ミスを防ぐこと
ができる。
【0103】更に、本発明によれば、レンタル衣類の回
収時期を自動的に決定して通知されるため、適切な時期
に返却できるようになり、クリーンルームの品質を向上
することができ、また、効率的にレンタルすることがで
き経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第4の実施の形態に係る衣類
管理システムに用いられる衣類の模式図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る衣類の管理シ
ステムの構成図である。
【図3】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係る衣類
管理装置のブロック図である。
【図4】本発明の第1乃至第4の実施の形態に係るRF
ID情報処理手段のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るバーコード情
報処理手段のフローチャート図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るRFID情報
処理手段のフローチャート図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る伝票発行処理
手段のフローチャート図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る伝票情報送信
手段のフローチャート図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る洗濯情報処理
手段のフローチャート図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄情報処
理手段のフローチャート図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る作業者の運
用手順のフローチャート図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る作業者の運
用手順のフローチャート図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る衣類管理担
当者の運用手順のフローチャート図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るクリーニン
グ社の運用手順のフローチャート図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る衣類の管理
システムの構成図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る衣類の管理
システムの構成図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る衣類管理装
置のブロック図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る衣類の管理
システムの構成図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態に係る衣類管理装
置のブロック図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係るバーコード
情報処理手段のフローチャート図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態に係る返却情報処
理手段のフローチャート図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態に係るレンタル回
数処理手段のフローチャート図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態に係る作業者の運
用手順のフローチャート図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態に係る作業者の運
用手順のフローチャート図である。
【図25】本発明の第4の実施の形態に係るウェアレン
タル社の運用手順のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 クリーンルームウェア(衣類) 2 布バーコード 3 RFID(無線タグ) 4 製造工場 5、5b、5c ホストサーバー 5a パソコン 6 第1端末 7 第1バーコードリーダー 8a 第1アンテナ 8b 第2アンテナ 8c 第3アンテナ 9 クリーニング社 9a ウェアレンタル社 10 第2端末 11 第2バーコードリーダー 12 通信ネットワーク 13 更衣室 14 入退室通路 15a 伝票発行装置 15b 請求書発行装置 16 警報装置 17 バーコード情報受信装置 18 RFID情報送信装置 19 RFID情報受信装置 21 情報処理装置 22 バーコード情報処理手段 23 RFID情報処理手段 24 伝票発行処理手段 24a 請求書発行処理手段 24b 返却情報処理手段 25 伝票情報送信手段 26 洗濯情報処理手段 26a レンタル回数処理手段 27 廃棄情報処理手段 28 バーコード情報記録装置 29 入室履歴記録装置 30 退室履歴記録装置 31 着用時間記録装置 32 洗濯回数記録装置 32a レンタル回数記録装置 33 洗濯伝票情報記録装置 33a 返却情報記録装置 34 廃棄/在庫情報記録装置 231 着用時間算出モジュール 232 洗濯要求判定モジュール 233 洗濯要求警報出力モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 健二 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 3B011 AC12 3E038 AA20 BA20 BB05 HA05 HA06 JA01 JA03 5B058 CA17 CA40 KA02 KA04 KA13 YA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の繊維からなる基材及び前記基材表
    面にバーコードパターンを形成する第2の繊維とを有す
    る布バーコードを具備する衣類と、 前記布バーコードからバーコードリーダーによって読み
    込んだバーコード情報を無線信号として受信し、該バー
    コード情報を記録して前記衣類に装着される無線タグと
    を含むことを特徴とする衣類複合体。
  2. 【請求項2】 第1の繊維からなる基材および前記基材
    表面にバーコードパターンを形成する第2の繊維とを有
    する布バーコードを具備する衣類の入室情報、前記衣類
    の退室情報及び前記衣類の着用時間情報をそれぞれ記録
    する、入室履歴記録装置、退室履歴記憶装置及び着用時
    間記録装置と、前記入室情報、前記退室情報及び前記着
    用時間情報を用いて着用累積時間を演算し、洗濯要求警
    報信号を出力するRFID情報処理手段を備えたホスト
    サーバーと、 衣類に付けられた布バーコードに記載された前記衣類の
    ID情報を読み込む第1バーコードリーダーと、 前記第1バーコードリーダーに接続され、読み込んだ前
    記ID情報を前記ホストサーバーへ送信する第1端末
    と、 前記衣類に対して一体一の関係で使用される無線タグに
    前記ID情報を含む電波信号を送信する第1アンテナ
    と、 前記入室情報及び前記退室情報を作成するための前記無
    線タグが放射する前記ID情報を含む電波信号を受信す
    る第2アンテナと、 前記洗濯要求警報信号により警報を出力する警報装置と
    を備えることを特徴とする衣類管理システム。
  3. 【請求項3】 前記ホストサーバーが通信ネットワーク
    を介して接続されていることを特徴とする請求項2記載
    の衣類管理システム。
  4. 【請求項4】 前記衣類の洗濯が必要となった時に、ク
    リーニング伝票を発行する伝票発行装置を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の衣類管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 衣類を着用する場所と通信ネットワーク
    を介して接続され、前記衣類を着用する場所から送信さ
    れる洗濯伝票情報を前記通信ネットワークを介して受信
    する第2端末と、 前記第2端末に接続された、前記衣類に付けられた布バ
    ーコードに記載されたID情報を読み込む第2バーコー
    ドリーダーと、 前記洗濯伝票情報と前記第2バーコードリーダーで読み
    込んだ前記ID情報から、請求書を自動発行する請求書
    発行装置とを備えることを特徴とする請求項2記載の衣
    類管理システム。
  6. 【請求項6】 第1バーコードリーダーが読み取った衣
    類のID情報を受信するバーコード情報受信装置と、 前記ID情報を記録するバーコード情報記録装置と、 第1アンテナから無線タグに対して放射される前記ID
    情報を前記第1アンテナへ送信するRFID情報送信装
    置と、 第2アンテナで読み取られた前記無線タグから放射され
    た前記ID情報を受信するRFID情報受信装置と、 前記第2アンテナにより読み取られた前記ID情報か
    ら、前記衣類の入室情報、前記衣類の退室情報及び前記
    衣類の着用時間情報を作成し、洗濯要求警報信号を出力
    するRFID情報処理手段と、 前記入室情報を記録する入室履歴記録装置と、 前記退室情報を記録する退室履歴記憶装置と、 着用時間記録装置と、 前記無線タグが前記ID情報を未記録の場合、前記第1
    アンテナを介して、前記無線タグに前記ID情報を記録
    し、前記無線タグが前記ID情報を記録済みの場合、前
    記第1アンテナを介して、前記無線タグから前記ID情
    報の消去させるバーコード情報処理手段とからなること
    を特徴とする衣類管理装置。
  7. 【請求項7】 前記RFID情報処理手段は、前記入室
    情報を前記入室履歴記録装置に記録し、前記退室情報を
    前記退室履歴記憶装置に記録し、前記入室情報と前記退
    室情報をもとに衣類の着用時間情報を算出し、該着用時
    間情報を前記着用時間記録装置に記録する着用時間算出
    モジュールと、 前記着用時間情報と洗濯基準時間とを比較する洗濯要求
    判定モジュールと、 前記着用時間情報が前記洗濯基準時間を超えた場合、洗
    濯要求警報信号を送信する洗濯要求警報出力モジュール
    とからなることを特徴とする請求項6記載の衣類管理装
    置。
  8. 【請求項8】 バーコードリーダーが読み取った衣類の
    ID情報を受信するステップと、 前記ID情報を含む電波信号を放射し、前記ID情報を
    対応する無線タグに記録するステップと、 前記無線タグから放射された前記ID情報を入力し、前
    記衣類の入室情報を作成するステップと、 前記入室情報を入室履歴記録装置に記録するステップ
    と、 受信された前記無線タグから放射された前記ID情報に
    より前記衣類の退室情報を作成するステップと、 前記退室情報を退室履歴記録装置に記録するステップ
    と、 前記入室情報と前記退室情報をもとに、前記衣類の着用
    時間情報を算出し、該着用時間情報を着用時間記録装置
    に記録するステップと、 前記着用時間情報と洗濯基準時間とを比較するステップ
    と、 前記着用時間情報が前記洗濯基準時間を超えた場合に、
    洗濯要求警報信号を送信するステップとからなることを
    特徴とする衣類管理方法。
  9. 【請求項9】 前記ID情報をクリーニング伝票情報と
    して洗濯伝票情報記録装置に記録するステップと、 前記洗濯伝票情報記録装置に記録された、洗濯の必要な
    衣類の枚数を洗濯依頼基準と比較するステップと、 前記洗濯の必要な衣類の枚数が前記洗濯依頼基準を超え
    た場合、伝票発行装置からクリーニング伝票を発行する
    ステップと、 前記クリーニング伝票を発行する際に、通信ネットワー
    クを介してクリーニング社に前記クリーニング伝票情報
    を送信するステップとからなることを特徴とする請求項
    8記載の衣類管理方法。
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