JP2003104572A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2003104572A
JP2003104572A JP2001306413A JP2001306413A JP2003104572A JP 2003104572 A JP2003104572 A JP 2003104572A JP 2001306413 A JP2001306413 A JP 2001306413A JP 2001306413 A JP2001306413 A JP 2001306413A JP 2003104572 A JP2003104572 A JP 2003104572A
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recording
paper
recording medium
roller
feeding
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JP2001306413A
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Masahiro Isono
正博 磯野
Eiji Kumai
英司 熊井
Mamoru Ukita
衛 浮田
Toshio Miyake
俊生 三宅
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の送り抵抗を軽減することができる
記録装置を提供すること。また、記録媒体の供給口への
供給量を規制することができる記録装置を提供するこ
と。 【解決手段】 記録媒体Rと接触して送り抵抗を軽減す
る抵抗軽減ローラ80、73、74を備える。これによ
り、記録媒体が不連続の記録媒体、例えばカットされた
記録媒体、あるいは連続した記録媒体、例えばロール状
の記録媒体の何れであっても一定の速度で確実に送るこ
とができるので、記録精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を送りつ
つ記録ヘッドを記録媒体の送り方向と直交する方向に移
動させて記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置では、記録する用紙としていわ
ゆるカット紙とロール紙が主に用いられている。例えば
カット紙に印刷させる場合は、積層したカット紙をホッ
パーに一旦保持させた後、最上層のカット紙から順に給
紙部により搬送部へ給紙させ、搬送部により記録部へ搬
送させている。また、ロール紙に印刷させる場合は、ロ
ール紙ホルダから引き出したロール紙を給紙部を通過さ
せて搬送部へ到達させた後、搬送部により記録部へ搬送
させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録装置では、
用紙を搬送する際に用紙が記録装置の内壁等に接触する
ので、用紙の送り抵抗、すなわち用紙のバックテンショ
ンが大きくなる。特にロール紙は、ロール紙ホルダに引
っ張られているので最短経路を取ろうとするため、ロー
ル紙のバックテンションはさらに大きくなる。
【0004】また、カット紙をホッパーへ供給する手間
を省くため、給紙口に可能な限り大量のカット紙を差し
込む場合があるが、一部のカット紙が用紙搬送経路内に
侵入してしまうおそれがある。
【0005】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、記録媒体の送り抵抗を軽減
することができる記録装置を提供することにある。ま
た、別の目的は、記録媒体の供給口への供給量を規制す
ることができる記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係る記録装置では、記録媒体を送りつ
つ記録ヘッドを前記記録媒体の送り方向と直交する方向
に移動させて記録する記録装置において、前記記録媒体
と接触して送り抵抗を軽減する抵抗軽減ローラを備えた
ことを特徴としている。これにより、記録媒体が不連続
の記録媒体、例えばカットされた記録媒体、あるいは連
続した記録媒体、例えばロール状の記録媒体の何れであ
っても一定の速度で確実に送ることができるので、記録
精度を向上させることができる。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
の記録装置において、前記抵抗軽減ローラは、前記記録
媒体の幅方向の一側端と他側端の間の1箇所もしくは2
箇所以上で接触するように配設されていることを特徴と
している。これにより、カットされた記録媒体あるいは
ロール状の記録媒体のサイズが異なっても記録媒体の送
り抵抗を軽減することができるので、記録媒体を一定の
速度で確実に送って記録精度を向上させることができ
る。
【0008】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に記載の記録装置において、前記抵抗軽減ローラは、
回転自在に取り付けられていることを特徴としている。
これにより、抵抗軽減ローラはカットされた記録媒体あ
るいはロール状の記録媒体の送りに倣って回転すること
ができるので、抵抗軽減ローラ自体の摩擦抵抗を軽減す
ることができる。
【0009】請求項4に係る発明では、請求項1〜3の
何れか一項に記載の記録装置において、前記抵抗軽減ロ
ーラは、第1の抵抗軽減ローラと、この第1の抵抗軽減
ローラに対し前記記録媒体の送り方向の上流側に配設さ
れている第2の抵抗軽減ローラとを備えていることを特
徴としている。これにより、カットされた記録媒体ある
いはロール状の記録媒体の送り抵抗をさらに軽減するこ
とができるので、記録媒体を一定の速度で確実に送って
記録精度をさらに向上させることができる。
【0010】請求項5に係る発明では、請求項4に記載
の記録装置において、積層された記録媒体の最上層を搬
送ローラまで給送する給送ローラと、前記記録媒体を給
送及び搬送する際に幅方向の一側端を案内する案内面と
を有し、前記第1の抵抗軽減ローラは、前記記録媒体が
前記搬送ローラに達して前記給送ローラが前記記録媒体
を給送しない状態になったとき、前記記録媒体の幅方向
の他側端部と接触することを特徴としている。請求項6
に係る発明では、請求項5に記載の記録装置において、
前記第1の抵抗軽減ローラは、前記給送ローラと同軸に
取り付けられていることを特徴としている。これによ
り、特に記録媒体がカットされた記録媒体の場合、搬送
ローラによる搬送時に給送ローラ近傍の送り抵抗を軽減
することができるので、記録媒体を一定の速度で確実に
送って記録精度を向上させることができる。
【0011】請求項7に係る発明では、請求項4〜6の
何れか一項に記載の記録装置において、前記第2の抵抗
軽減ローラは、前記記録媒体の送り方向とそれに直交す
る方向にそれぞれ2列配列されていることを特徴として
いる。これにより、カットされた記録媒体あるいはロー
ル状の記録媒体は少なくとも送り方向に直交する方向に
2点で支持されながら送られることになるので、送り精
度も向上させることができる。
【0012】請求項8に係る発明では、ロール状の連続
した記録媒体を引き出して送りつつ記録ヘッドを前記記
録媒体の送り方向と直交する方向に移動させて記録する
記録装置において、前記記録媒体のホルダは、前記記録
媒体の引き出し方向が下方向となるように配設されてい
ることを特徴としている。請求項9に係る発明では、請
求項1〜7の何れか一項に記載の記録装置において、請
求項8に記載の記録媒体のホルダが装着可能であること
を特徴としている。これにより、ロール状の記録媒体を
記録部まで送る際の方向は常に下方向となるので、記録
媒体を一旦上方に引き上げてから下方向に送る場合の送
り抵抗に比べて小さくすることができる。
【0013】上記目的達成のため、本発明の請求項10
に係る記録装置では、供給口に差し込まれる積層された
記録媒体を当接部で一旦保持し、所定のタイミングで分
離部により前記記録媒体の最上層を分離し送り出して記
録する記録装置において、前記供給口から差し込まれる
積層された前記記録媒体の総量を規制する総量規制部を
備えたことを特徴としている。これにより、供給口には
許容量を越えたカットされた記録媒体が差し込まれるこ
とは無くなるので、記録媒体が当接部を越えて搬送路内
に侵入し、記録不良あるいは記録不可の状態を引き起こ
してしまうおそれを防止することができる。
【0014】請求項11に係る発明では、請求項10に
記載の記録装置において、前記総量規制部は、前記供給
口を形成する内壁面のうち装置本体前方側の内壁面より
装置本体後方側に突出して配設されていることを特徴と
している。請求項12に係る発明では、請求項10また
は11に記載の記録装置において、前記総量規制部は、
壁面を備えていることを特徴としている。これにより、
ユーザがカットされた記録媒体を供給口にセットする
際、記録媒体は装置本体前方側への移動を規制され、当
接部にて確実に保持されるようになるので、記録媒体に
対し装置本体前方側に配設されている搬送経路内への記
録媒体の侵入を確実に防止することができる。
【0015】請求項13に係る発明では、請求項12に
記載の記録装置において、前記壁面の幅は、記録可能な
最小サイズの前記記録媒体の幅と略同一に形成されてい
ることを特徴としている。これにより、種々のサイズの
カットされた記録媒体に対応可能な、記録媒体の幅方向
のエッジをガイドするエッジガイドが供給口に取り付け
られていても、エッジガイドと総量規制部との干渉を防
止することができる。
【0016】請求項14に係る発明では、請求項1〜9
の何れか一項に記載の記録装置において、請求項10〜
13の何れか一項に記載の総量規制部が配設されている
ことを特徴としている。請求項15に係る発明では、請
求項14に記載の記録装置において、前記第2の抵抗軽
減ローラは、前記総量規制部に配設されていることを特
徴としている。これにより、カットされた記録媒体は第
2の抵抗軽減ローラに沿って送られることになるので、
送り抵抗を低減させることができる。
【0017】請求項16に係る発明では、請求項15に
記載の記録装置において、前記第2の抵抗軽減ローラ
は、当該第2の抵抗軽減ローラと前記供給口における装
置本体後方側の縁部とを結ぶ直線が前記当接部を越えな
いように配設されていることを特徴としている。これに
より、カットされた記録媒体が供給口に1枚差し込まれ
たときであっても、またカットされた記録媒体が供給口
に目一杯差し込まれたときであっても、その記録媒体の
先端は当接部を越えずに確実に保持されるようになるの
で、記録媒体が当接部を外れて搬送路内に侵入し、記録
不良あるいは記録不可の状態を引き起こしてしまうおそ
れを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0019】図1及び図2は、本発明の一実施の形態に
係る記録装置の外装構成の全体を斜め前方から見た斜視
図である。この記録装置1は、図1及び図2に示すよう
に、全体が幅方向に長く延びる略直方体状のハウジング
10を備えている。そして、このハウジング10の前方
側には、排紙スタッカ51やスイッチ部52等が配設さ
れ、ハウジング10の後方側には、給紙口53等が配設
されている。また、ハウジング10の上部から前面にか
けては、透明もしくは半透明な湾曲したプラスチックカ
バー54によって覆われた窓部55が形成されている。
【0020】排紙スタッカ51は、排出される用紙を蓄
積する機能を有し、基端側の1段目のスタッカ部材51
a及びこの1段目のスタッカ部材51aに格納・引出自
在に設けられた先端側の2段目のスタッカ部材51bの
2段で構成されている。この排紙スタッカ51は、その
下部の回動軸を中心にハウジング10の前面に図1の矢
印a方向に回動可能に取り付けられており、使用時は図
1に示すように倒伏方向に回動されて排紙口56を開放
し、収納時は起立方向に回動されて排紙口56を閉鎖す
るようになっている。
【0021】スイッチ部52は、パワーをオン・オフす
るパワー系のスイッチ52aと、用紙の頭出し等を操作
したり、インクのフラッシング等を操作する3つの操作
系のスイッチ52bを備えている。このスイッチ部52
は、ハウジング10の前面の排紙スタッカ51の右側に
配列されている。
【0022】給紙口53には、その後縁と両端縁を囲む
ようにガイド壁53a、53b、53cが形成されてい
る。ガイド壁53aは、用紙の面をガイドし、ガイド壁
53cは、用紙の一方のサイドエッジをガイドする機能
を有する。そして、用紙のサイズが異なっても確実に用
紙をガイドすることができるように、用紙の他方のサイ
ドエッジをガイドするエッジガイド22が、給紙口53
の両端縁に形成されているガイド壁53b、53c間
を、後縁に形成されているガイド壁53aに沿って移動
可能なように装着されている。
【0023】プラスチックカバー54は、その上部の回
動軸を中心に図1の矢印b方向に回動可能に取り付けら
れている。ユーザは、プラスチックカバー54を持ち上
げて窓部55を開放することにより、窓部55を通して
後述するキャリッジ上に収納されるインクカートリッジ
の交換作業や内部機構のメンテナンス作業等を行うこと
ができる。
【0024】さらに、この記録装置1は、不連続の用
紙、すなわち図1に示すカット紙Pの印刷と、連続した
用紙、すなわち図2に示すロール紙Rの印刷が可能であ
り、図1に示すように、カット紙Pを印刷する場合は給
紙口53の背部にカット紙Pを保持するペーパーサポー
ト21が取り付けられ、また、図2に示すように、ロー
ル紙Rを印刷する場合は給紙口53の背部にロール紙R
を保持したロール紙ホルダ60が取り付けられる。な
お、ペーパーサポート21とロール紙ホルダ60は、着
脱可能に構成されており、何れか一方が取り付けられる
ようになっている。
【0025】ペーパーサポート21は、図1に示すよう
に、カット紙Pの面を保持する機能を有し、給紙口53
の後縁に近接して斜め後方に突き出るように配設されて
いる。ロール紙ホルダ60は、図2に示すように、ロー
ル紙Rの中心軸穴に貫入される軸芯61及びこの軸芯6
1の両端を回転自在に支持してロール紙Rの両端部をそ
れぞれ覆う一対のカバー62を備えている。カバー62
は、給紙口53の後方に着脱自在に取り付けられてい
る。
【0026】図3及び図4は、上記記録装置1の内部構
成例を示す断面側面図である。図3に示すように、記録
装置1は、給紙口53から差し込まれたカット紙Pを給
紙装置20により給紙する。給紙装置20は、給紙ロー
ラ2、総量規制部70、アイドルローラ80等をフレー
ム31に組込んで一体化したユニット30と、ホッパー
3、分離パッド4等を有する紙戻し部材42をフレーム
41に組込んで一体化したユニット40とを備えてい
る。ユニット30はキャリッジを仕切るフレーム13の
背面に固定され、ユニット40は断面山形のフレーム4
1の裾部分が搬送ローラ6と排出ローラを結ぶ用紙搬送
経路の略延長線上になるようメインフレーム12に取り
付けられている。
【0027】そして、ホッパー3に積載された複数枚の
カット紙Pは、給紙ローラ2の回転に伴うホッパー3の
上昇により、分離パッド4で給紙ローラ2に押付けられ
て最上位のカット紙Pから1枚づつ分離され、ぺーパー
ガイド49に沿って搬送ローラ6に給送されるようにな
っている。
【0028】一方、図4に示すように、記録装置1は、
ロール紙ホルダ60から引き出され、給紙口53からア
イドルローラ80を経由して搬送ローラ6に差し込まれ
たロール紙Rを搬送ローラ6とその従動ローラとで挟持
する。ロール紙ホルダ60から引き出されるロール紙R
は、供給口53のガイド壁53aの上縁部で一旦屈曲し
てからガイド壁53aより下方に配設されたアイドルロ
ーラ80を経由して搬送ローラ6に向かうが、ロール紙
ホルダ60はロール紙Rの引き出し方向が常に下方向と
なるように配設されている。
【0029】すなわち、ロール紙ホルダ60は、ロール
紙ホルダ60から供給口53のガイド壁53aの上縁部
に掛け渡されるロール紙Rの面が、常に水平面もしくは
ガイド壁53a側を下方とした傾斜面となるように配設
されている。仮に、ロール紙ホルダ60から供給口53
のガイド壁53aの上縁部に掛け渡されるロール紙Rの
面がガイド壁53a側を上方とした傾斜面となるように
ロール紙ホルダ60が配設されていた場合、ロール紙R
を供給口53のガイド壁53aの上縁部で一旦上方に引
き上げてから下方向に送る必要があり、このときのロー
ル紙Rの送り抵抗、いわゆるバックテンションは大きく
なる。しかし、本実施形態によればロール紙Rの引き出
し方向は常に下方向となるので、このときのロール紙R
のバックテンションは上記バックテンションに比べて小
さくなる。
【0030】記録装置1は、図3に示すカット紙Pある
いは図4に示すロール紙Rを搬送ローラ6により図示し
ないキャリッジに搭載された記録ヘッド側へ送り出して
印刷する。このとき、記録装置1の制御部は、例えばイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの計4色のインク
カートリッジから記録ヘッドへ各色インクを供給し、各
色インクの吐出タイミング及びキャリッジや搬送ローラ
6の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハー
フトーン処理等を実行する。最後に、記録装置1は、カ
ット紙Pあるいはロール紙Rを図示しない排出ローラに
より排紙口56から排紙する。
【0031】図5は、上記記録装置1における上記ユニ
ット30の周辺部を示す斜視図、図6は、図5に示すユ
ニット30の斜視図、図7は、図6の平面図、図8は、
図7のI―I矢視の側面図である。図5〜図7に示すよ
うに、ローラホルダ31の軸受け部31aには、ローラ
軸32が回転可能に支持されている。そして、このロー
ラ軸32には、給紙ローラ2、補助ローラ33、ホッパ
ー3の上昇又は下降を操作するホッパーカム機構を構成
するホッパー上下用カム34及び回転駆動するための伝
達ギヤ35が一体で設けられ、さらに、アイドルローラ
80が回転自在に挿入されている。
【0032】給紙ローラ2は、図8に示すように、円弧
部分2aと平坦部分2cからなり、円弧部分2aにはカ
ット紙Pを給送するために摩擦材が取り付けられてい
る。円弧部分2aは、平坦部分2cに出張った円弧部分
2bを持たせて全体の円弧長を大きくしている。円弧部
分2bは、ホッパー3のカット紙Pの積載量が変化して
も搬送ローラ6まで用紙を確実に給送するよう作用す
る。
【0033】例えば、ホッパー3に1枚のカット紙Pが
ある場合は、ホッパー3を下限位置から上昇させ、カッ
ト紙Pを給紙ローラ2へ当接させるまでの時間が最も長
くなる。つまり、給紙ローラ2はカット紙Pの当接まで
の間に所定角回転するので、円弧部分2bの長さはカッ
ト紙Pの当接位置からの給送で搬送ローラ6へ到達する
よう設定される。このように給紙ローラ2の平坦部分2
c側に出張った円弧部分2bを設けることで、給紙ロー
ラ2を大径にすることなく、全体の円弧部分2aを長く
することができ、装置の小型化を図ることができる。
【0034】補助ローラ33は、図6及び図7に示すよ
うに、給紙ローラ2から離した幅方向の中央寄りに配設
されている。この補助ローラ33は、カット紙Pを後述
する紙戻し部材42の補助パッド4Aによって押し付
け、カット紙Pの幅方向の中央寄りを給紙ローラ2と同
じように巻き込むよう機能する。
【0035】例えば、ホッパー3に収納されたカット紙
Pを幅方向の一方側に配置された1つの給紙ローラ2の
みで給送する場合、カット紙Pの一方側においては給紙
ローラ2に巻き込まれて用紙側部がカールして進入す
る。一方、カット紙Pの他方側においては給紙ローラ2
が無いため、真っ直ぐな状態で進入する。このようにカ
ット紙Pの幅方向において、異なった進入を基に用紙搬
送が行われるとスキューが起こり、紙ジャムを発生し易
くなるが、この補助ローラ33を備えることで、カット
紙Pの他端の動きが抑えられ、スキューを起こしにくく
なる。
【0036】ホッパー上下用カム34の側面には、図6
〜図8に示すように、後述の紙戻し部材42の倒伏動作
における初期傾倒動作を行う小カム36が設けられてい
る。伝達ギヤ35は、図6に示すように、給紙モータ1
5の駆動ギヤ16に中間伝達ギヤ17を介して連係され
ている。
【0037】アイドルローラ80は、図5〜図7に示す
ように、補助ローラ33と軸受け部31aの間に配置さ
れている。このアイドルローラ80は、用紙のバックテ
ンションを軽減するよう機能する。すなわち、搬送ロー
ラ6まで給送された状態の用紙、特にロール紙Rは、ロ
ール紙ホルダ60に引っ張られているので最短経路を取
ろうとする。このため、ロール紙Rは、例えばローラホ
ルダ31と面接触あるいは線接触することになるので、
バックテンションが大きくなる。そこで、このアイドル
ローラ80をロール紙Rと限りなく点に近い状態で接触
させ、ロール紙Rとローラホルダ31との面接触あるい
は線接触を減少させることにより、バックテンションを
軽減させている。
【0038】このようなアイドルローラ80は、その径
が給紙ローラ2(補助ローラ33)の径よりも小径であ
って、給送が完了した状態の給紙ローラ2の円弧部分2
bよりもロール紙Rが飛び出るような径となるように形
成される。また、分離パッド4の回動軌跡に干渉しない
ような径となるように形成される。ただし、その干渉が
回避できないようなときは、アイドルローラ80が干渉
する分離パッド4の部分に、アイドルローラ80が入り
込めるスリットを形成するようにしてもよい。
【0039】なお、上述した実施形態では、1枚のアイ
ドルローラ80を補助ローラ33と軸受け部31aの間
に回転自在に配置するようにしたが、これに限定される
ものではない。例えば2枚以上のアイドルローラ80を
配置してもよい。また、任意の箇所、例えば給紙ローラ
2とホッパー上下用カム34の間等に配置してもよい。
また、ローラ軸32に固定、例えばローラ軸32と一体
形成してもよい。
【0040】図5〜図8に示すように、ローラホルダ3
1の給紙口53側の壁面31bには、総量規制部70が
装置本体後方側に突き出るようにして配設されている。
この総量規制部70は、ローラホルダ31の壁面31b
と略平行に設けられた壁面71と、この壁面71に連続
しており、下方に向かうにしたがって給紙ローラ2側に
傾斜した壁面72と、壁面71と壁面72の境界上に所
定間隔をあけて2列配列された小ローラ73と、壁面7
2の最下端上に同様に所定間隔をあけて2列配列された
小ローラ74を備えている。壁面71、72の幅は、記
録可能な最小サイズの用紙の幅と略同一に形成されてお
り、エッジガイド22との干渉を防止することができ
る。
【0041】このような構成の総量規制部70は、給紙
口53から差し込まれホッパー3に収納されるカット紙
Pの総量を規制する機能と、アイドルローラ80と同様
に用紙のバックテンションを軽減する機能を有する。す
なわち、総量規制部70が配設されていないと、給紙口
53に可能な限り大量のカット紙Pを差し込むことがで
きる。このため、一部のカット紙Pがフレーム41の用
紙当接部を越えてぺーパーガイド49側に侵入し、印刷
不良等を引き起こすおそれがある。
【0042】そこで、図9に示すように、総量規制部7
0は、供給口53のガイド壁53a側に突き出るように
配設され、かつ壁面72の最下端上に配列された小ロー
ラ74の周面と供給口53のガイド壁53aの上縁部と
を結ぶ直線Lがフレーム41の用紙当接部を越えないよ
うに配設されている。これにより、カット紙Pの給紙口
53への差し込みは総量規制部70の壁面72と供給口
53のガイド壁53aとの間隔で決まる枚数に規制さ
れ、かつ給紙口53に差し込まれたカット紙Pは1枚も
しくは複数枚であっても全てフレーム41の用紙当接部
に保持されることになるので、一部のカット紙Pがフレ
ーム41の用紙当接部を越えてぺーパーガイド49側に
侵入し、印刷不良等を引き起こすおそれを防止すること
ができる。
【0043】また、小ローラ73、74が取り付けられ
ていない場合、上述したように、搬送ローラ6まで給送
された状態のロール紙Rは、ロール紙ホルダ60に引っ
張られているので最短経路を取ろうとし、例えば壁面7
2と面接触あるいは線接触することになるので、バック
テンションが大きくなる。そこで、小ローラ73、74
を壁面71、72の頂部から突出するように回転自在に
取り付けることにより、小ローラ73、74をロール紙
Rと限りなく点に近い状態で接触させ、ロール紙Rと壁
面72との面接触あるいは線接触を無くして、バックテ
ンションを軽減させている。
【0044】図10は、上記記録装置1における上記ユ
ニット40の平面図、図11は、図10のII―II矢
視の側面図、図12は、図10のIII―III断面に
よる紙戻し部材42の作動を示す説明図、図13は、紙
戻し部材42の平面図、図14は、図13のIV―IV
矢視の側面図、図15は、図13のV―V矢視の側面
図、図16は、ユニット30とユニット40の組付け部
分を示す斜視図である。
【0045】図10及び図11に示すように、ユニット
40は、記録装置1の幅方向に延びた断面山形のフレー
ム41の前方傾斜面をぺーパーガイド49にし、後方傾
斜面には用紙セット時に用紙先端を当接させ揃える当接
部の突当て面41cを形成しており、ここにホッパー3
が配置されている。フレーム41の頂上には稜線部分4
1b(当接部の突当て面とペーパーガイドの境)に沿っ
て紙戻し部材42が配置され、その基端が稜線部分41
bに回動可能に設けられている。
【0046】ホッパー3は、記録装置1の幅方向の一端
を支点43としてフレーム41の傾斜面に沿って回動可
能に取り付けられており、他端はユニット30側に位置
し、ホッパーエッジガイド3aが設けられ、その上端面
はホッパー上下用カム34が作用するホッパーカムフォ
ロア3cを形成している。ホッパーエッジガイド3aか
ら外方へ延びた突出部分3bが形成されており、この突
出部分3bがフレーム41から立設されたホッパーガイ
ド41aに嵌入され、ホッパー3の他端の動きを上昇又
は下降方向のみに規制している。
【0047】ホッパー3の回動支点43は、その近傍の
ホッパー面が稜線部分41bにほぼ一致するように設け
られており、用紙セット時に用紙先端がホッパー3の回
動支点43側のフレーム41に引掛かるのを防止してい
る。また、ホッパー3の他端近傍の背面には、フレーム
41との間にホッパーバネ44が介装され、ホッパー3
を傾斜面の頂き方向に付勢している。ホッパー3の面に
は、分離パッド4の位置に合わせて高摩擦材のシート4
5が貼付けられている。
【0048】図13〜図15に示すように、紙戻し部材
42は、軸受け構造に形成された基端42bをフレーム
41の軸部に嵌め込むことによって、回動可能に取り付
けられている。紙戻し部材42の表面42cには、離間
して配置された分離パッド4と荷崩れ防止部材5を有す
る。分離パッド4は、高摩擦材からなり、一方荷崩れ防
止部材5はコルク等で形成されたシート状の摩擦材が用
いられている。
【0049】図16に示すように、ホッパー3のエッジ
ガイド3a側には、紙戻し部材42の初期傾倒を行う為
のカムフォロア42aか設けられており、このカムフォ
ロア42aにはホッパー上下用カム34の側面に設けら
れた小カム36が作用する。ここで、小カム36とカム
フォロア42aは、紙戻し部材42を給紙ローラ2の給
逆方向への回転に連動させて起立位置から倒伏位置に向
けて所定角を回動させる傾動手段を構成している。基端
42bとは反対側の自由端は、分離パッド4の幅を除く
部分に表面42cから斜め上方に僅かに延びた土手部4
2dが形成されており、この土手部42dは紙戻し時に
用紙先端を確実に捉えてホッパー3へ押し戻すよう作用
する。
【0050】図12に示すように、ぺーパーガイド49
には、紙戻し部材42と略同形の切欠き部46が形成さ
れており、この切欠き部46は、紙戻し部材42が起立
状態(図12(1)の状態)から紙戻し部材用バネ47
の付勢力に抗して回動し倒伏(図12(2)の状態)し
たときに覆われ、ぺーパーガイド49に面一になる。紙
戻し部材用バネ47は、例えばコイルスプリングで構成
されており、フレーム41の裏側に配設されている。紙
戻し部材用バネ47の一端は、紙戻し部材42の裏面
に、他端はフレーム41にそれぞれ係上され、紙戻し部
材42を起立(図11の状態)させるよう付勢してい
る。
【0051】紙戻し部材42の起立は、ほぼ垂直に立ち
上がっており、セット時のカット紙が用紙搬送路に不用
意に進入するのを阻止する。この起立状態では、給紙ロ
ーラ2のローラ面の回転軌跡外に紙戻し部材42があっ
て回動力を与えることができない。そこで、紙戻し部材
42に回動力を作用させる部分を給紙ローラ2のローラ
面の回転軌跡内に入れる為、給紙動作の給紙ローラ2の
回転初期において、小カム36とカムフオロア42aに
より給紙ローラ2の回転に連動して紙戻し部材42を所
定角の初期回動させる。その後、給紙ローラ2の回転押
付け力が紙戻し部材42に直接作用し、回動させる。
【0052】これにより紙戻し部材42を無理なく円滑
に回動させることができる。ホッパー3の回動支点側に
は、稜線部分41bに近いペーパーガイド49上に第2
の荷崩れ防止部48が形成されており、この第2の荷崩
れ防止部48はホッパー3の回動支点43側が幅広で、
給紙ローラ2に向かって幅狭になる上視三角形の当接面
を持っており、これにより積載したカット紙の荷崩れが
防止される。
【0053】以上のような構成の記録装置1により、先
ずカット紙Pを印刷する際の準備動作を説明し、次にロ
ール紙Rを印刷する際の準備動作を説明する。カット紙
Pを印刷する際の準備動作として、先ずホッパー動作に
ついて説明する。図17は、用紙セット状態のホッパー
3の側面図、図18は、図17の矢印方向から見たホッ
パー下降時を示す図、図19は、図17の矢印方向から
見たホッパー上昇時を示す図である。
【0054】給紙ローラ2がホームポジションにあると
き、紙戻し部材42は紙戻し部材用バネ47により起立
位置に保持されている。ホッパー3は、給紙ローラ2が
ホームポジションに至る間に、ホッパーカム34により
回動支点43を中心として、ホッパーバネ44の付勢力
に抗して回動されており、図18の位置(ホッパー下降
状態)に維持されている。ホッパー下降時に複数枚のカ
ット紙Pをセットすると、カット紙Pの下方が紙戻し部
材42によって用紙搬送路への進入を阻止されると共
に、用紙先端がフレーム41の傾斜した当接面41cに
突き当たり揃えられる。
【0055】ホッパー3の回動支点43側では、当接面
41cが複数枚のカット紙Pの厚み分だけない為、図1
7に示すように当接面41cからペーパーガイド49側
にはみ出し浮いた状態になる。第2の荷崩れ防止部48
は、用紙セット時において、当接面41cからぺーパー
ガイド49側へはみ出した用紙先端が給紙ローラ2側の
用紙先端より先に用紙搬送路へ進入する動き(ずれ込み
現象)を規制するので、正しい用紙セットが行われる。
【0056】給紙がスタートすると、図19に示す位置
にホッパー3が上昇し、給紙ローラ2にカット紙Pを押
し付ける。このとき、当接面41cからペーパーガイド
49側にはみ出して浮いた状態のカット紙Pがホッパー
下降時より多くなるが、紙戻し部材42の荷崩れ防止部
材5が用紙先端を支えることで、ホッパー3の回動支点
側で起こる用紙先端のずれ込み現象が抑えられる。
【0057】最上位のカット紙Pが給送されるとき、給
紙ローラ2側の送り込みによって回動支点側の用紙先端
も進入を開始する。このとき第2の荷崩れ防止部48の
給紙ローラ側が幅狭になっているため、用紙先端が引っ
掛かることなく、スムーズに乗り越えられる。特に、O
HP用紙などの腰の強い用紙の場合に好ましい効果が得
られる。
【0058】また、紙戻し部材42は、その倒伏位置で
ペーパーガイド49に面一となり、荷崩れ防止部材5に
よって用紙幅方向のほぼ中間位置の用紙先端が拘束され
る為、ホッパー3の回動支点側で起こる用紙先端のずれ
込み現象が抑えられる。これによりカット紙Pは、用紙
搬送路に対し真っ直ぐに進入する。
【0059】次に給紙動作について説明する。図20〜
図32は、給紙動作の流れを示す説明図である。複数枚
のカット紙Pをペーパーサポート21にセットする。ホ
ームポジションにある給紙ローラ2の平坦部分はフレー
ム41のペーパーガイド49の面にほぼ平行であり、紙
戻し部材42は起立して給紙ローラ2との間で干渉しな
い状態となっている。紙戻し部材42の起立時は、給紙
ローラ2とホッパー3との間の用紙搬送路を遮る位置に
あって、用紙セット時に用紙の先端を規制することで、
用紙搬送路に進入するを阻止する。
【0060】一方、ホッパー上下用カム34により、ホ
ッパー3が下限位置に押し下げられている(図20の状
態)。給紙スタートにより給紙ローラ2が回転すると、
先ず小カム36が紙戻し部材42のカムフォロア42a
に作用して紙戻し部材42を僅かに傾けて倒伏の初期動
作が行われる(図21の状態)。紙戻し部材42が所定
角傾けられた後に、給紙ローラ2が紙戻し部材42の表
面に当たって、そのときの回転押付け力により紙戻し部
材用バネ47の付勢に抗して紙戻し部材42を倒伏位置
に向けて回動させる。
【0061】この間、ホッパー上下用カム34がホッパ
ーカムフォロア3cに作用し、ホッパー3を下限位置に
維持する(図22の状態)。紙戻し部材42が倒伏位置
に達し(図23の状態)、その後ホッパー上下用カム3
4によるホッパー3の下限位置の維持が解かれ、ホッパ
ーバネ44によってホッパー3が上昇し、最上位のカッ
ト紙Pを給紙ローラ2に押し付ける(図24の状態)。
そして、給紙ローラ2の回転により最上位のカット紙P
の給送が始まる(図25の状態)。なお、図中、上向き
矢印により用紙先端の位置を示す。
【0062】用紙先端が搬送ローう6に到達する前に、
ホッパー上下用カム34がホッパーカムフォロア3cに
作用し、ホッパー3を図26に示す下降直前の位置から
下降を開始する(図27は下降途中の状態)。ホッパー
3が下限位置に到達し(図28)、その後紙戻し部材4
2の起立動作か紙戻し部材用バネ47のバネ力で始まる
(図29は起立直前の状態)。この間において、用紙先
端は搬送ローラ6に到達し、スキュー取り及び頭出し動
作が行われる。
【0063】引続き、紙戻し部材用バネ47のパネ力に
より紙戻し部材42の起立が完了する。この起立する為
の回動中に、先の動作において最上位の用紙Pに共連れ
し給紙ローラ2と紙戻し部材42の間にくさぴ効果によ
って入り込んだ重送のカット紙P1の先端を捉え、ホッ
パー3内に押して収容する紙戻しが行われる(図30は
紙戻し完了時、図31は紙戻し完了後の給紙ローラ2の
ホームポジションヘの回転途中の状態)。給紙ローラ2
がホームポジションに戻る間に、カット紙Pへ印刷が始
まる(図32の状態)。このとき、アイドルローラ80
は、カット紙Pと接触して回転しており、カット紙Pの
バックテンションを軽減させている。
【0064】次に、ロール紙Rを印刷する際の準備動作
を説明する。図33は、ロール紙Rのセット時もしくは
バックフィード時の様子を示す側面図、図34は、ロー
ル紙Rの搬送時の様子を示す側面図、図35は、図34
の拡大図である。ロール紙Rのセット時においては、図
33に示すように、ロール紙ホルダ60から引き出され
たロール紙Rは、ロール紙ホルダ60の斜め上方で大き
く湾曲してから斜め下方に向かい、給紙装置20を通っ
て搬送ローラ6に達している。このとき、小ローラ7
3、74及びアイドルローラ80は、ロール紙Rと接触
して回転しており、ロール紙Rとローラホルダ31及び
壁面72との面接触あるいは線接触を減少させることに
より、ロール紙Rのバックテンションを軽減させてい
る。
【0065】なお、印刷が終了して印刷部分がカットさ
れた後、搬送ローラ6より排紙側に残っている未印刷部
分を無駄にしないため、搬送ローラ6により一旦引き戻
す動作、すなわちバックフィードのときも図33で説明
したように同様にロール紙Rのバックテンションを軽減
させている。
【0066】ロール紙Rの搬送時においては、図34及
び図35に示すように、ロール紙Rは、搬送ローラ6に
より送られる。このとき、ロール紙Rの引き出し方向は
常に下方向になっているので、ロール紙Rのバックテン
ションは小さくなっており、さらに小ローラ74及びア
イドルローラ80は、ロール紙Rと接触して回転してお
り、ロール紙Rとローラホルダ31及び壁面72との面
接触あるいは線接触を減少させているので、ロール紙R
のバックテンションを軽減させている。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体が不連続の記録媒体、例えばカットされた記録
媒体、あるいは連続した記録媒体、例えばロール状の記
録媒体の何れであっても一定の速度で確実に送ることが
できるので、記録精度を向上させることができる。ま
た、供給口には許容量を越えたカットされた記録媒体が
差し込まれることは無くなるので、記録媒体が当接部を
越えて搬送路内に侵入し、記録不良あるいは記録不可の
状態を引き起こしてしまうおそれを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る記録装置の外装構
成の全体を斜め前方から見た第1の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る記録装置の外装構
成の全体を斜め前方から見た第2の斜視図である。
【図3】図1の記録装置の内部構成例を示す断面側面図
である。
【図4】図2の記録装置の内部構成例を示す断面側面図
である。
【図5】図1の記録装置における第1のユニットの周辺
部を示す斜視図である。
【図6】図5のユニットの斜視図である。
【図7】図5のユニットの平面図である。
【図8】図7のI−I矢視の側面図である。
【図9】図5のユニットの総量規制部を示す側面図であ
る。
【図10】図1の記録装置における第2のユニットの平
面図である。
【図11】図10のII−Il失視の側面図である。
【図12】図10のIlI−IlI断面による紙戻し部
材の作動を示す説明図である。
【図13】図10のユニットの紙戻し部材の平面図であ
る。
【図14】図13のIV−lV矢視の側面図である。
【図15】図13のV一V矢視の側面図である。
【図16】第1のユニットと第2のユニットの組付け部
分を示す斜視図である。
【図17】用紙セツト状態のホッパーの側面図である。
【図18】図17の矢印方向から見たホッパー下降時を
示す図である。
【図19】図17の矢印方向から見たホッパー上昇時を
示す図である。
【図20】カット紙の給紙動作を示し、給紙ローラがホ
ームポジションのときのホッパー、紙戻し部材の関係を
示す図である。
【図21】カット紙の給紙動作を示し、小カムにて紙戻
し部材を倒し始めを示す図である。
【図22】カット紙の給紙動作を示し、給紙ローラが分
離パッドに当接した状態を示す図である。
【図23】カット紙の給紙動作を示し、紙戻し部材の倒
伏位置を示す図である。
【図24】カット紙の給紙動作を示し、ホッパーが上昇
した直後を示す図である。
【図25】カット紙の給紙動作を示し、給紙中を示す図
である。
【図26】カット紙の給紙動作を示し、ホッパーが下降
を始める直前を示す図である。
【図27】カット紙の給紙動作を示し、ホッパーの下降
途中を示す図である。
【図28】カット紙の給紙動作を示し、ホッパーが下限
に到達した状態を示す図である。
【図29】カット紙の給紙動作を示し、紙戻し部材か起
立動作を開始する直前を示す図である。
【図30】カット紙の給紙動作を示し、紙戻し部材が起
立位置に達し紙戻し完了を示す図である。
【図31】カット紙の給紙動作を示し、紙戻し完了後の
給紙ローラの回転を示す図である。
【図32】カット紙の給紙動作を示し、給紙ローラがホ
ームポジションに戻った状態を示す図である。
【図33】ロール紙のセット時もしくはバックフィード
時の様子を示す側面図である。
【図34】ロール紙の搬送時の様子を示す側面図であ
る。
【図35】図34の拡大図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 給紙ローラ 3 ホッパー 3c ホッパーカムフォロア 4 分離パッド 5 荷崩れ防止部材 6 搬送ローラ 10 ハウジング 12 メインフレーム 20 給紙装置 21 ペーパーサポート 22 エッジガイド 30 ユニット 33 補助ローラ 34 ホッパー上下用カム 36 小カム 40 ユニット 41 フレーム 42 紙戻し部材 42a カムフォロア 42e 溝カム 48 第2の荷崩れ防止部 49 ペーパーガイド 51 排紙スタッカ 52 スイッチ部 53 給紙口 53a ガイド壁 53b ガイド壁 53c ガイド壁 54 プラスチックカバー 55 窓部 56 排紙口 60 ロール紙ホルダ 70 総量規制部 71 壁面 72 壁面 73 小ローラ 74 小ローラ 80 アイドルローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浮田 衛 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 三宅 俊生 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C060 BA04 BA05 BC03 BC12 BC15 BC41 BC47 3F052 AA01 AB04 BA02 BA19 CA02 3F343 FA02 FB01 GA02 GB01 GC01 GD01 HC12 HC24 HD03 JA03 JA16 KB04 KB17 LC27

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を送りつつ記録ヘッドを前記記
    録媒体の送り方向と直交する方向に移動させて記録する
    記録装置において、 前記記録媒体と接触して送り抵抗を軽減する抵抗軽減ロ
    ーラを備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗軽減ローラは、前記記録媒体の
    幅方向の一側端と他側端の間の1箇所もしくは2箇所以
    上で接触するように配設されていることを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗軽減ローラは、回転自在に取り
    付けられていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗軽減ローラは、第1の抵抗軽減
    ローラと、この第1の抵抗軽減ローラに対し前記記録媒
    体の送り方向の上流側に配設されている第2の抵抗軽減
    ローラとを備えていることを特徴とする請求項1〜3の
    何れか一項に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 積層された前記記録媒体の最上層を搬送
    ローラまで給送する給送ローラと、前記記録媒体を給送
    及び搬送する際に幅方向の一側端を案内する案内面とを
    有し、前記第1の抵抗軽減ローラは、前記記録媒体が前
    記搬送ローラに達して前記給送ローラが前記記録媒体を
    給送しない状態になったとき、前記記録媒体の幅方向の
    他側端部と接触することを特徴とする請求項4に記載の
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の抵抗軽減ローラは、前記給送
    ローラと同軸に取り付けられていることを特徴とする請
    求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の抵抗軽減ローラは、前記記録
    媒体の送り方向とそれに直交する方向にそれぞれ2列配
    列されていることを特徴とする請求項4〜6の何れか一
    項に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 ロール状の連続した記録媒体を引き出し
    て送りつつ記録ヘッドを前記記録媒体の送り方向と直交
    する方向に移動させて記録する記録装置において、 前記記録媒体のホルダは、前記記録媒体の引き出し方向
    が下方向となるように配設されていることを特徴とする
    記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の記録媒体のホルダが装
    着可能であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一
    項に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 供給口に差し込まれる積層された記録
    媒体を当接部で一旦保持し、所定のタイミングで分離部
    により前記記録媒体の最上層を分離し送り出して記録す
    る記録装置において、 前記供給口から差し込まれる積層された前記記録媒体の
    総量を規制する総量規制部を備えたことを特徴とする記
    録装置。
  11. 【請求項11】 前記総量規制部は、前記供給口を形成
    する内壁面のうち装置本体前方側の内壁面より装置本体
    後方側に突出して配設されていることを特徴とする請求
    項10に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記総量規制部は、壁面を備えている
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記壁面の幅は、記録可能な最小サイ
    ズの前記記録媒体の幅と略同一に形成されていることを
    特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13の何れか一項に記載
    の総量規制部が配設されていることを特徴とする請求項
    1〜9の何れか一項に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の抵抗軽減ローラは、前記総
    量規制部に配設されていることを特徴とする請求項14
    に記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の抵抗軽減ローラは、当該第
    2の抵抗軽減ローラと前記供給口における装置本体後方
    側の縁部とを結ぶ直線が前記当接部を越えないように配
    設されていることを特徴とする請求項15に記載の記録
    装置。
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