JP2003104252A - 履帯式走行車両のゴム履帯およびゴム履帯用スリップ止め金具 - Google Patents

履帯式走行車両のゴム履帯およびゴム履帯用スリップ止め金具

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JP2003104252A
JP2003104252A JP2001304448A JP2001304448A JP2003104252A JP 2003104252 A JP2003104252 A JP 2003104252A JP 2001304448 A JP2001304448 A JP 2001304448A JP 2001304448 A JP2001304448 A JP 2001304448A JP 2003104252 A JP2003104252 A JP 2003104252A
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slip
crawler
rubber crawler
slip stopper
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Fumio Higashihara
文夫 東原
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴム履板をリンクに締結するとともに、複数の
リンクをピンにより連結して無限式ゴム履帯を形成し、
氷雪路面、軟弱地等のスリップあるいは空回りし易い地
表面に接地するゴム履板の表面を着脱自在なスリップ止
め金具で覆い走行可能にする履帯式走行車両のゴム履帯
およびそのスリップ止め金具を提供する。 【解決手段】履帯式走行車両の前記ゴム履帯(75)は
ゴム履板(10)をボルト(35)によりリンク(7
6)に締結して形成され、前記ボルト(35)によって
ゴム履帯用スリップ止め金具(1、1A、1B、1D)
を着脱自在に設けている。このゴム履帯用スリップ止め
金具(1、1A、1B、1D)は、その中央部にゴム履
板締結用の複数の孔(33)を設けるとともに、ゴム履
帯用スリップ止め金具(1、1A、1B、1D)の一部
に突起を設けるか、あるいは段差(S)を形成できる構
成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、履帯式走行車両の
ゴム履帯およびゴム履帯用スリップ止め金具に係り、特
に、氷雪路面、軟弱地等のスリップあるいは空回りし易
い地表面に接地するゴム履板の表面を着脱自在なスリッ
プ止め金具で覆い走行可能とする履帯式走行車両の組立
式ゴム履帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、履帯式走行車両では、路面を傷め
ず、かつ、振動、騒音等を低減するために、ゴム履帯が
用いられている。このゴム履帯は、一定の間隔で並列に
芯金を配設するとともに、芯金の左右の翼部の下部には
長手方向に無帯環状のワイヤを配設し、ゴムで埋設した
環状一体式ゴム履帯が用いられている。しかしながら、
この環状一体式ゴム履帯は、隣接する芯金の間はワイヤ
及びゴムにより連結されているため、横方向の剛性が弱
いので横方向のずれが発生し、走行中に履帯が外れ易い
という欠点がある。また、環状一体式ゴム履帯は、ゴム
が部分的に亀裂や損傷が生じた場合に、ゴム履帯を全体
で交換する必要があり、そのための維持費が高いという
問題がある。
【0003】このため、履帯式走行車両には、鉄製足回
りの外れ難さ及びゴム製足回りの乗り心地を両立した組
立式ゴム履帯が用いられている。この組立式ゴム履帯
は、リンクにゴム履板をボルトにて締結するとともに、
リンクをピンにより連結して無端帯状として足回り装置
としている。この組立式ゴム履帯については、実開平4
−56593号公報、特開平7−267154号公報、
特開平8−48269号公報等が開示されている。
【0004】例えば、実開平4−56593号公報にお
いては、図14及び図15に図示するゴム履板70が提
案されている。図14はそのゴム履板70の側面断面
図、図15はその下面図であり、ゴム履板70は、芯金
である鉄製のシュープレート71の踏面側にゴムパッド
72を加硫接着して形成されている。シュープレート7
1には、リンク取付ボルト用の孔73が設けられてお
り、ゴムパッド72にはリンク取付ボルトの頭、及び締
付用ソケットの入る穴74が設けられている。
【0005】図16は前記ゴム履板70を用いた組立式
ゴム履帯75の側面図であり、ゴム履板70はリンク7
6にボルト77及びナット78により締結されている。
リンク76は隣接する同士がピン79により連結され、
無端帯状の組立式ゴム履帯75を構成している。これに
より、組立式ゴム履帯75は、外れ難さを備えるととも
に、損傷したゴム履板70のみを交換することができ、
かつ、維持費を低減することが出来る。
【0006】一方では、環状一体式ゴム履帯に装着し、
氷雪路面のスリップを抑えて走行可能にする図17に示
すスリップ止め装置が、特開2000−233777号
公報で開示されている。同公報によれば、氷雪面に食い
込む突起81を、履板82に凸設されたラグ83に裏面
を当接させた態様で履板82に対して固定されるベース
プレート83の表面に立設する。特に、突起81を、履
板82を案内するトラックローラと履板82との接触部
分の左右の外縁より内側の領域に配置する。更に、ベー
スプレート83を、複数のラグ84間に架設された態様
で、屈曲自在な連結固定部材85を介して履板82を固
定されるようにする。
【0007】加えて、連結固定部材85を、ゴムクロー
ラの履板82の側縁部に係合するフック86と、このフ
ック86をベースプレート83に連結するチェーン87
で構成し、ベースプレート83の左右両側にそれぞれ複
数設ける。これにより、履板に加わる負荷を軽減して履
板を痛めることなくグリップ力を高め得ることができる
ことが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の実開平4−56593号公報等の組立式ゴム履
帯は、ゴム履板の地表面の踏面側が平面に出来ているた
め、軟弱地、雪上・氷上でシュースリップが生じ易くゴ
ム履帯が空回りして走行力が出ないとともに、旋回時に
ステアリング抵抗が低くなり操行性能が良くないという
問題がある。
【0009】次に、特開2000−233777号公報
では上記の問題を改良している。しかしながら、凸設さ
れた複数のラグの表面上にはベースプレートが設けら
れ、更にその上に突起を配設しているため、図18に示
す上部旋回体91とゴムクローラ92との間隔Scが狭
い場合には、ゴムクローラ92等がうねったり、あるい
は土砂が付着した場合に、更に狭くなり突起81が上部
旋回体91に干渉して互いを破損する。また、金属製の
フックがチェーンによりベースプレートにより連結さ
れ、かつ、ゴムクローラの履板の側縁部に係合している
ため、旋回時にチェーンを介してフックに引張力が作用
し、履板の側縁部及びラグを亀裂・剥離損傷するという
問題が生ずる。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点に着目
し、履帯式走行車両のゴム履帯およびゴム履帯用スリッ
プ止め金具に係り、特に、ゴム履板をリンクに締結する
とともに、複数のリンクをピンにより連結して無限式ゴ
ム履帯を形成し、氷雪路面、軟弱地等のスリップあるい
は空回りし易い地表面に接地するゴム履板の表面を着脱
自在なスリップ止め金具で覆い走行可能にする履帯式走
行車両のゴム履帯およびゴム履帯用スリップ止め金具を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するため、本発明に係る履帯式走行車両のゴム履
帯の発明は、履帯式走行車両のゴム履帯であって、前記
ゴム履帯はゴム履板をボルトによりリンクに締結して形
成され、前記ボルトによってゴム履帯用スリップ止め金
具を着脱自在に設けてなる構成としている。
【0012】本発明に係る履帯式走行車両のゴム履帯用
スリップ止め金具の発明は、履帯式走行車両のゴム履帯
用スリップ止め金具であって、ゴム履帯用スリップ止め
金具は、その中央部に複数の孔をゴム履板締結用孔と同
一位置に設けるとともに、ゴム履帯用スリップ止め金具
の一部に突起を、あるいは段差を有する構成としてい
る。
【0013】この場合において、ゴム履帯用スリップ止
め金具の形状は、ゴム履板の中央部に設けられた方形平
面を覆う方形スリップ止め部材と、方形スリップ止め部
材の両側面のそれぞれに接続され、ゴム履板の方形平面
より一段高い台形接地面を覆う可撓性材料の台形スリッ
プ止め部材との一体で形成されてなるようにしている。
【0014】又は、ゴム履帯用スリップ止め金具の形状
は、ゴム履板のゴムパッドを収容して覆う中空長方形角
錐体よりなるようにしても良い。又は、中空長方形角錐
体よりなる中空長方形角錐体の形状は、ゴム履板の中央
部に設けられた方形平面を覆う方形スリップ止め部材
と、方形スリップ止め部材の両側面のそれぞれに接続さ
れ、ゴム履板の方形平面より一段高い台形接地面を覆う
台形スリップ止め部材と、方形スリップ止め部材及び台
形スリップ止め部材にそれぞれ接続され、ゴム履板のゴ
ムを覆う中空角錐部材と、それぞれの台形スリップ止め
部材でゴム履板の幅方向に立設したスリップ止め板との
一体で形成されてなるようにすると良い。又は、ゴム履
帯用スリップ止め金具の形状は、下方部がハ字形状に開
きゴム履板の中央部に設けられた方形平面を覆う、正面
視でほぼH字形体よりなるようにしても良い。
【0015】上記構成によれば、履帯式走行車両のゴム
履帯は、リンクにゴム履板を締結するボルトを用いてゴ
ム履帯用スリップ止め金具をゴム履板と共にリンクに締
結するため、締結部品を削減できるとともに、ゴム履帯
用スリップ止め金具を容易にリンクに締結できて装着工
数を低減することが可能となっている。また、ゴム履板
及びゴム履帯用スリップ止め金具のいずれかが破損して
もその部品を交換すれば良く、維持費を低減することが
出来る。また、締結部品はゴム履帯用スリップ止め金具
を装着するときに用いられているため紛失することが無
くなる。
【0016】履帯式走行車両のゴム履帯用スリップ止め
金具は、その中央部に複数の孔をゴム履板締結用孔と同
一位置に設けるとともに、ゴム履帯用スリップ止め金具
の一部に突起を有する構成としているため、氷雪路面、
軟弱地等のスリップあるいは空回りし易い地表面でも突
起によりスリップがなくなり走行可能になっている。あ
るいは、段差をもうけることにより、均一にゴム履帯用
スリップ止め金具が軟弱地に接地するためスリップがな
くなり走行可能になるとともに、ボルトの頭部あるいは
地面を損傷することがなくなる。ゴム履板のゴムパッド
を覆うゴム履帯用スリップ止め金具がゴム履板と共にボ
ルトによりリンクに着脱自在に締結されているために緩
むことがなく確実にスリップあるいは空回りを防止する
ことが出来る。ゴムパッドを覆うゴム履帯用スリップ止
め金具が可撓性材料で形成されているため、ゴム履帯が
捩れても可撓性材料のスリップ止め金具が追従して変形
する。このため、ゴム履帯の全体が接地するため、接地
圧が変化することなく、また、均一に軟弱地に接地する
のでスリップあるいは空回りを防止することが出来る。
【0017】また、従来例に比べて、ゴム履帯用スリッ
プ止め金具がゴム履板のゴムパッドを覆っているため、
ゴムパッドの破損、損傷が少なくなるとともに、ゴムパ
ッドが破損、損傷した場合でもそのゴム履板を交換すれ
ば良いため、維持費を低減することが出来る。特に、ゴ
ム履帯用スリップ止め金具が中空長方形角錐体の形状で
構成され、ゴムパッド全体を覆う場合には、更に、ゴム
パッドの破損、損傷がなくなり、更に維持費を低減する
ことが出来る。ゴムパッドを覆うゴム履帯用スリップ止
め金具には、履板の幅方向にスリップ止め板が立設され
ているため、スリップ止め板が軟弱地に接地するのでス
リップあるいは空回りを確実に防止することが出来る。
【0018】ゴム履帯用スリップ止め金具は、正面視で
ほぼH字形体により形成され、下方部がハ字形状に開き
ゴム履板の中央部に設けられた方形平面を覆うととも
に、上側のU字形状部の両方が氷雪路面、軟弱地等に喰
いこんでいる。H字形状のゴム履帯用スリップ止め金具
は、足回りの回転に伴い上側のU字形状部の外側の面及
び内側の面の二箇所で氷雪路面、軟弱地等のスリップ易
い地表面に接地するために、スリップ、空回りを更に防
止することができ、確実な走行力が得られる。また、旋
回時には、このゴム履帯用スリップ止め金具がゴム履板
の幅方向の中央部に付設されており、かつ、その先端部
及び中央部で支持されて旋回するため、旋回力が小さく
なり旋回が容易で、ステアリング特性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る履帯式走行車
両のゴム履帯およびゴム履帯用スリップ止め金具の実施
形態について図面を参照して説明する。なお、以下で
は、従来技術の実施形態と同一部品には同一符号を付し
ている。先ず、ゴム履帯用スリップ止め金具1が装着さ
れるゴム履帯のゴム履板の一例について、図1から図3
を用いて説明する。図1はゴム履板10の平面外観図、
図2は側面外観図、図3は正面断面図であり図1のA−
A断面図である。
【0020】図1から図3において、ゴム履板10は、
芯金11と、この芯金11を包み込むように埋設し、加
硫接着されるゴムパッド12とから構成されており一体
化されている。この埋設される芯金11は略長方形板状
に形成されており、この芯金11は、二点鎖線で示す一
対のリンク76への取付面とその近傍15、図示しない
ボルトの頭部座面17とその外周、及びボルト穴18以
外がゴムパッド12により包み込まれている。図2に示
すように、ゴム履板10の長手方向である芯金11の長
さLaは、ゴムパッド12の後述する台形接地面12b
の長さLgより大きくしてある。
【0021】かかる構成において、先ず、リンク76及
びボルトの取り付け部分以外の芯金11は、ゴムパッド
12に埋設されているので、芯金11とゴムパッド12
との接触面積が大きくなり、高い接着力が得られる。ま
た、作業時には、牽引力、旋回抵抗力等の負荷が加わっ
てゴムパッド12が変形し、芯金11とゴムパッド12
との接着端縁が剥離し易いが、芯金11をゴムパッド1
2で包み込んであるため、剥離の発生が大幅に低減可能
となる。また、ゴム履板10長手方向の芯金11の長さ
を、台形接地面12bの長さより大きくしてあるので、
側方作業時あるいは突起物乗り越え時に、芯金11で荷
重が支持され、ゴム履板10の損傷を防止している。ま
た、後述するゴム履帯用スリップ止め金具1(以下、ス
リップ止め金具1という)を装着しても芯金11及びゴ
ムパッド12の損傷が防止される。
【0022】ゴムパッド12の外形形状はほぼ長方形角
錐体になされており、平面視でその中央部には方形平面
12aが形成され、その方形平面12aにはゴム履板1
0をリンク76に取着する孔径Dなる4個のゴム履板締
結用孔20が設けられている。方形平面12aの左右方
向の両側には、地面に接地し、端面に向かって幅が小さ
くなるそれぞれ台形形状の台形接地面12bが設けられ
ている。ゴム履板10の接地面側(踏面側)に関して
は、端面に向かって幅が小さくなる台形接地面12bに
より、弾性体履板10の端部が土等に乗り上げても、捩
じり変形が小さく、また湿地などでの食い込み性も良好
で、大きな牽引力が得られる。
【0023】ゴムパッド12の外形形状は、側面視で台
形接地面12bの高さHbが中央部の方形平面12aの
高さHaよりも高くして設けられている。即ち、中央部
の方形平面12aは両側の台形接地面12bに対して段
差(S)が設けられ、両側の台形接地面12bの方が高
く形成され、平面地を走行する時には両側の台形接地面
12bが接地して走行する。また、氷雪路面、軟弱地等
の地表面では、方形平面12a及び両側の台形接地面1
2bが接地して走行しているので、スリップあるいは空
回りがし難くなっている。また、平地を走行するとき、
ボルトの頭部あるいは接地面を損傷することがなくな
る。ゴムパッド12の側面形状は、図2の上側、即ち、
リンク76が接地面側(踏面側)に逆反りしたときに、
初期に接触する台形形状の初期接触面12dが形成され
ている。その図示の下側には、リンク76が逆反りした
ときに次期に接触する次期接触面12eが形成されてい
る。この次期接触面12eは、台形形状の短辺が方形平
面12aの辺と等しく形成されている。
【0024】また、次期接触面12eの両側の側面に
は、ゴム履板10の両側端部に向けて傾斜する傾斜面1
2fが設けられおり、この傾斜面12fは、それぞれ初
期接触面12dの辺、次期接触面12eの辺、台形接地
面12bの辺、及び後述する両側端部の側面よりなるス
テアリング面12gの端辺に囲まれて不等辺四辺形が形
成されている。この傾斜面12fは、土を把持して履板
の横スリップを防止するとともに、噛み込んだ石の排出
性を良くしている。ゴム履板10の両側端部には、台形
接地面12bからリンク取付面側に傾斜する台形形状の
ステアリング面12gが形成されている。 このステア
リング面12gは、傾斜面を形成していない場合と比べ
て、ステアリング抵抗が小さくなり、良好な操作性が得
られる。このゴム履板10は、通常では図16と同様
に、ボルト77及びナット78によりリンク76に締着
され、ピン79を介して回動可能に連結されて組立式ゴ
ム履帯を構成している。
【0025】次に、上記に構成されたゴム履板10に装
着したスリップ止め金具1の実施例について説明する。
図4から図6において、第1実施例のスリップ止め金具
1について説明する。図4はスリップ止め金具1の斜視
図、図5はゴム履板10に装着した側面図、図6は正面
図であり図5のB−Bの断面図である。図4から図6に
おいて、スリップ止め金具1は、正面視で逆U字形状
で、かつ、側面視で方形形状に形成される方形スリップ
止め部材31と、方形スリップ止め部材31の両側にそ
れぞれ接続され、端面に向かって幅が小さくなる台形形
状の台形スリップ止め部材32とにより一体で構成され
ている。
【0026】方形スリップ止め部材31は、前記ゴム履
帯10をリンク76に取着するゴム履板締結用孔20の
位置と同一箇所に4個の止め金具用ボルト孔33があけ
られている。また、スリップ止め金具1は、厚さBのば
ね鋼により形成されている。このスリップ止め金具1
は、強化プスチックあるいは炭素繊維等の可撓性材料に
より形成しても良い。スリップ止め金具1は、方形スリ
ップ止め部材31がゴム履板10の中央部に設けられた
方形平面12aを逆U字形状に、また、台形スリップ止
め部材32が台形接地面12bを平面板状に覆ってい
る。
【0027】即ち、このスリップ止め金具1は、ゴム履
板10の方形平面12aに方形スリップ止め部材31
が、また、ゴム履板10の台形接地面12bに台形スリ
ップ止め部材32が、それぞれの表面を互いに当接させ
てボルト35及びナット36により着脱自在に付設され
ている。このスリップ止め金具1は、ボルト35が止め
金具用ボルト孔33を貫通した後、ゴム履板10のゴム
履板締結用孔20及びリンク76に貫入され、ナット3
6によりリンク76に締結されている。スリップ止め金
具1は、ゴム履板10をリンク76に締結するボルト3
5を用いて、ゴム履板10と共にリンク76に締結する
ために締結部品を削減することができる。これにより、
スリップ止め金具1は容易にリンク76に締結できて装
着工数を低減することができる。なお、前記ではボルト
35はナット36を用いてスリップ止め金具1を締結し
ているが、リンク76にボルト35用のねじ孔をあけて
螺合により締結しても良い。
【0028】上記構成の組立式ゴム履帯に装着されたス
リップ止め金具1により、氷雪路面、軟弱地等のスリッ
プし易い地表面を走行する場合に、スリップ止め金具1
は、ゴム履板10のそれぞれ両方の側面に設けられた台
形接地面12bを覆う台形スリップ止め部材32の側面
32a(厚さB)によりスリップを防止している。ま
た、ゴム履板10の中央部31aに設けられた方形平面
12aを覆う方形スリップ止め部材31の側面部31a
によりスリップを防止することもできている。
【0029】また、スリップ止め金具1がばね鋼よりな
る可撓性材料により構成されているため、方形スリップ
止め部材31に偏荷重が作用してもその箇所が変形する
ので、方形スリップ止め部材31の側面部31aの全体
が氷雪路面、軟弱地等のスリップ易い地表面に接地する
ためにスリップあるいは空回りを防止することができ
る。この場合には、台形接地面12b(ラグ)の上面に
重ねる方形スリップ止め部材31の厚さBが前記従来例
の突起81より低いため、上方に上部旋回体91があっ
ても干渉することがなくなり、互いに破損、損傷を生ず
ることがなくなる。
【0030】次に、図7から図9において、第2実施例
の第1スリップ止め金具1Aについて説明する。図7は
第1スリップ止め金具1Aの斜視図、図8はゴム履板1
0に装着した側面図、図9は正面図であり図8のD−D
の断面図である。図7から図9において、第1スリップ
止め金具1Aは、ほぼ中空長方形角錐体40により形成
されており、ゴム履板10のゴムパッド12の外形形状
を覆うように構成されている。即ち、ゴム履板10のゴ
ムパッド12に倣って覆うように箱型形状で構成されて
いる。第1スリップ止め金具1Aは、その上面41が中
央部で一段低く形成される第1方形スリップ止め部材4
2、その両側に接続される端面に向かって幅が小さくな
る第1台形スリップ止め部材43、及び、第1方形スリ
ップ止め部材42と第1台形スリップ止め部材43に接
続されるゴムパッド12を覆う中空角錐部材40aで形
成されている。
【0031】更に、この第1スリップ止め金具1Aに
は、第1台形スリップ止め部材43の図示の上面41
(地面の踏面側)のほぼ中央部に幅方向に沿ってスリッ
プ止め板44が立設されており、このスリップ止め板4
4は台形形状の鋼材により形成されている。又は、スリ
ップ止め板44は平面視でハ字形状に上面41に立設し
ても良い。第1方形スリップ止め部材42には、前記ゴ
ム履帯10をリンク76に取着するゴム履板締結用孔2
0の位置と同一箇所に4個の止め金具用ボルト孔33が
あけられている。
【0032】第1スリップ止め金具1Aは、その中空角
錐部材40aがゴム履板10のゴムパッド12の側面に
倣って設けられており、図2の上側にリンク76が接地
面側(踏面側)に逆反りしたときに、初期に接触する台
形形状の第1初期接触面46が形成されている。第1初
期接触面46の上側には、リンク76が逆反りしたとき
に次期に接触する第1次期接触面47が形成されてい
る。この第1次期接触面47は、台形形状の短辺が第1
方形スリップ止め部材42の辺と等しく形成されてい
る。
【0033】また、第1次期接触面47の両側の側面に
は、ゴム履板10の傾斜面12fに倣ってゴムパッド1
2を覆う両側端部に向けて傾斜する第1傾斜面48が設
けられている。この第1傾斜面48は、それぞれ第1初
期接触面46の辺、第1次期接触面47の辺、第1台形
スリップ止め部材43の辺、及び後述する両側端部の側
面よりなる第1ステアリング面49の端辺に囲まれて不
等辺四辺形が形成されている。
【0034】第1スリップ止め金具1Aの両側端部に
は、第1台形スリップ止め部材43からリンク取付面側
に傾斜する台形形状の第1ステアリング面49が形成さ
れている。この第1ステアリング面49は、ゴム履板1
0と同様に、傾斜面を形成していない場合と比べて、ス
テアリング抵抗が小さくなり、良好な操作性が得られ
る。第1スリップ止め金具1Aは、鋼材によるプレス加
工あるいは板金加工、又は鋳鋼等により形成されてい
る。また、第1スリップ止め金具1Aは、強度及び耐磨
耗性が優れた強化プスチックあるいは炭素繊維等の可撓
性材料により射出成形等により形成しても良い。
【0035】第1スリップ止め金具1Aは、第1方形ス
リップ止め部材42がゴム履板10の中央部に設けられ
た方形平面12aを、また、第1台形スリップ止め部材
43が台形接地面12bを覆っている。即ち、この第1
スリップ止め金具1Aは、ゴム履板10の方形平面12
aに第1方形スリップ止め部材42が、また、ゴム履板
10の台形接地面12bに第1台形スリップ止め部材4
3が、それぞれの表面を互いに当接させるとともに、ス
リップ止め金具1の側面の中空角錐部材40aがゴム履
板10のゴムパッド12の側面に倣って収容されてい
る。第1スリップ止め金具1Aは、ボルト35が止め金
具用ボルト孔33を貫通した後、ゴム履板10のゴム履
板締結用孔20及びリンク76に貫入され、ナット36
によりリンク76に締結されている。 この第1スリッ
プ止め金具1Aは、ボルト35及びナット36により着
脱自在に付設されている。
【0036】上記構成の組立式ゴム履帯に装着された第
1スリップ止め金具1Aにより、氷雪路面、軟弱地等の
スリップ易い地表面を走行する場合に、第1スリップ止
め金具1Aは、ゴム履板10のゴムパッド12の全体を
覆っており、それぞれ両方の第1台形スリップ止め部材
43の上面41に立設されているスリップ止め板44に
より、スリップあるいは空回りを防止している。また、
第1スリップ止め金具1Aは、第1台形スリップ止め部
材43の上面41の側面部41a(図4の厚さBに相
当)でもスリップあるいは空回りを防止している。ま
た、この場合には、上方の上部旋回体91と、ゴム履板
10との間隔が大きい場合に使用すると大きい効果が得
られる。
【0037】上記第2実施例では、第1スリップ止め金
具1Aは、側面をゴムパッド12に倣って、ゴム履板1
0の両側端部に向けて傾斜する第1傾斜面48を設けて
おり、横方向(Y矢視)のスリップをこの第1傾斜面4
8で受けるようにしている。これに対して、第2実施例
の他の実施例では、第2スリップ止め金具1Bは、図1
0の斜視図のように、第1上面41aが中央部で一段低
く形成される第1方形スリップ止め部材42、その両側
に接続される幅が一定の長方形スリップ止め部材43
a、台形の平面板で製作した台形平面板部材50、及び
第2ステアリング面49aで形成されている。更に、第
2スリップ止め金具1Bは、前記と同様に、長方形スリ
ップ止め部材43aの図示の第1上面41a(地面の踏
面側)のほぼ中央部に幅方向に沿ってスリップ止め板4
4が立設されて形成されている。この場合には、第2ス
リップ止め金具1Bは、横方向のスリップが面積を拡大
された第2ステアリング面49aで受けるようにしてい
る。これにより、第2スリップ止め金具1Bは製作が容
易になっている。
【0038】なお、上記の第2実施例の第1スリップ止
め金具1A及び第2スリップ止め金具1Bでは、ゴム履
板10のゴムパッド12の外形形状を覆うようにほぼ中
空長方形角錐体40aにより形成されており、中空長方
形角錐体40aの図示の上面41(地面の踏面側)のほ
ぼ中央部に幅方向に沿ってスリップ止め板44が立設さ
れて形成されている。しかしながら、前記第1実施形態
と同様に、スリップ止め板44を立設せずに無しとし
て、中空長方形角錐体40aのみとしても第1実施形態
と同様にスリップあるいは空回りを防止する効果が得ら
れる。また、反対に、スリップ止め板44を2個として
も良く、あるいは、へ字形状に曲げて、スリップあるい
は空回りを防止、及び横方向(Y矢視)の滑りを防止す
るようにしても良い。
【0039】図11から図13において、第3実施例の
第3スリップ止め金具1Dについて説明する。図11は
第3スリップ止め金具1Dの斜視図、図12はゴム履板
10に装着した側面図、図13は正面断面図であり図1
2のE−Eの断面図である。図11から図13におい
て、第3スリップ止め金具1Dは、正面視でH字形状
で、かつ、側面視で方形形状に形成されるH字形体の第
2方形スリップ止め部51により構成されている。第3
スリップ止め金具1Dは、H字形状の下方の逆U字形状
の下方部52が正面視でハ字形状に開きゴム履板10の
中央部に設けられた方形平面12aを覆うように装着さ
れている。
【0040】即ち、第3スリップ止め金具1DのH字形
状の下側の逆U字形状部52がゴムパッド12の方形平
面12a部に挿入されている。第3スリップ止め金具1
DのH字形状の上側のU字形状部53は所定間隔離間し
て空間が設けられており、このU字形状部53が常時に
氷雪路面、軟弱地等に喰いこんでいる。また、第3スリ
ップ止め金具1Dは、H字形状の中央部51aには、前
記ゴム履帯10をリンク76に取着するゴム履板締結用
孔20の位置と同一箇所に4個の止め金具用ボルト孔3
3があけられている。この第3スリップ止め金具1D
は、板金加工あるいは鋳物等により形成されている。ま
た、第3スリップ止め金具1Dは、強化プスチックある
いは炭素繊維等の可撓性材料により射出成形により形成
しても良い。
【0041】第3スリップ止め金具1Dは、第2方形ス
リップ止め部51がゴム履板10の中央部に設けられた
方形平面12aを逆U字形状に覆っている。即ち、この
第3スリップ止め金具1Dは、ゴム履板10の方形平面
12aに第2方形スリップ止め部52が、それぞれの表
面を互いに当接させて、ボルト35及びナット36によ
り着脱自在に付設されている。第3スリップ止め金具1
Dは、ボルト35が止め金具用ボルト孔33を貫通した
後、ゴム履板10のゴム履板締結用孔20及びリンク7
6に貫入され、ナット36によりリンク76に締結され
ている。
【0042】上記構成の組立式ゴム履帯に装着された第
3スリップ止め金具1Dにより、氷雪路面、軟弱地等の
スリップ易い地表面を走行する場合に、第3スリップ止
め金具1Dは、ゴム履板10に挿入された逆U字形状部
51の外側の面51b、及び上側のU字形状部53の両
方が氷雪路面、軟弱地等に喰いこんでいる。例えば、第
3スリップ止め金具1Dの図示のU字形状部51の外側
の面51bが地表面に接地するとき、上側のU字形状部
53の外側の面53a及び内側の面53bの二箇所で氷
雪路面、軟弱地等のスリップ易い地表面に接触するため
に、スリップ、空回りを更に防止することができ、確実
な走行力が得られる。
【0043】また、旋回時には、この第3スリップ止め
金具1Dがゴム履板10の幅方向の中央部に付設されて
いるため、その先端部50dで支持されて旋回するた
め、旋回力が小さくなり旋回が容易になり、ステアリン
グ特性が向上する。また、この場合には、上方の上部旋
回体91と、ゴム履板10との間隔が大きい場合に使用
すると大きい効果が得られる。
【0044】なお、上記実施例では、各種のスリップ止
め金具がゴム履板10に装着される場合について説明し
たが、組立式ゴム履帯においては、全数のゴム履板10
に装着することなく、軟弱地等に合わせて、1個置き、
2個置き、あるいは3個置き等の所定の間隔で装着する
ことができる。
【0045】また、上記において、ゴム履板10を用い
たが、ゴムの替わりにウレタン、樹脂、エラストマー、
非金属系複合材等の比較的軟質な材料の弾性体を用いる
こともできる。芯金11には、鋼、鋳鋼、鋳鉄等の一般
的な従来芯金材質、並びに金属系複合材、非金属系複合
材等の強度を有する材料が用いられる。この芯体をゴム
に埋設しているが、例えば弾性体に用いる一般的な接
着、接合等を施して埋設しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴム履帯用スリップ止め金具を装
着するゴム履板の平面外観図である。
【図2】本発明に係るゴム履帯用スリップ止め金具を装
着するゴム履板の側面外観図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明に係る第1実施例のゴム履帯用スリップ
止め金具の斜視図である。
【図5】本発明に係る第1実施例のゴム履帯用スリップ
止め金具をゴム履板に装着した側面図である。
【図6】本発明に係る第1実施例のゴム履帯用スリップ
止め金具をゴム履板に装着した正面図で、図4のB−B
断面図である。
【図7】本発明に係る第2実施例の第1ゴム履帯用スリ
ップ止め金具の斜視図である。
【図8】本発明に係る第2実施例の第1ゴム履帯用スリ
ップ止め金具をゴム履板に装着した側面図である。
【図9】本発明に係る第2実施例の第1ゴム履帯用スリ
ップ止め金具をゴム履板に装着した正面図で、図8のD
−D断面図である。
【図10】本発明に係る第2実施例の他の実施例の第2
ゴム履帯用スリップ止め金具の斜視図である。
【図11】本発明に係る第3実施例の第3ゴム履帯用ス
リップ止め金具の斜視図である。
【図12】本発明に係る第3実施例の第3ゴム履帯用ス
リップ止め金具をゴム履板に装着した側面図である。
【図13】本発明に係る第3実施例の第3ゴム履帯用ス
リップ止め金具をゴム履板に装着した正面図で、図12
のE−E断面図である。
【図14】従来のゴム履板の側面断面図である。
【図15】従来のゴム履板の下面図である。
【図16】ゴム履板を用いた組立式ゴム履帯の側面図で
ある。
【図17】従来のスリップ止め装置を用いた斜視図であ
る。
【図18】従来の車体の履帯にスリップ止め装置を装着
した後方側面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1D…ゴム履帯用スリップ止め金具、10
…ゴム履板、11…芯金、12…ゴムパッド、12a…
方形平面、12b…台形接地面、12f、48…傾斜
面、20…ゴム履板締結用孔、31…方形スリップ止め
部材、32…台形スリップ止め部材、35…ボルト、3
6…ナット、40…中空長方形角錐体、40a…中空角
錐部材、42…方形スリップ止め部材、43…台形スリ
ップ止め部材、44…スリップ止め板、49、49a…
ステアリング面、51…第2方形スリップ止め部(H字
形体)、75…無端帯状式ゴム履帯(組立式ゴム履
帯)、76…リンク、79…ピン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯式走行車両のゴム履帯であって、前
    記ゴム履帯(75)はゴム履板(10)をボルト(3
    5)によりリンク(76)に締結して形成され、前記ボ
    ルト(35)によってゴム履帯用スリップ止め金具
    (1、1A、1B、1D)を着脱自在に設けたことを特
    徴とする履帯式走行車両のゴム履帯。
  2. 【請求項2】 履帯式走行車両のゴム履帯用スリップ止
    め金具であって、ゴム履帯用スリップ止め金具(1、1
    A、1B、1D)は、その中央部に複数の孔(33)を
    ゴム履板締結用孔(20)と同一位置に設けるととも
    に、ゴム履帯用スリップ止め金具(1、1A、1B、1
    D)の一部に突起を、あるいは段差(S)を有する構成
    としたことを特徴とする履帯式走行車両のゴム履帯用ス
    リップ止め金具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の履帯式走行車両のゴム履
    帯用スリップ止め金具において、ゴム履帯用スリップ止
    め金具(1)の形状は、ゴム履板(10)の中央部に設
    けられた方形平面(12a)を覆う方形スリップ止め部
    材(31)と、方形スリップ止め部材(31)の両側面
    のそれぞれに接続され、ゴム履板(10)の方形平面
    (12a)より一段高い台形接地面(12b)を覆う可
    撓性材料の台形スリップ止め部材(32)との一体で形
    成されてなることを特徴とする履帯式走行車両のゴム履
    帯用スリップ止め金具。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の履帯式走行車両のゴム履
    帯用スリップ止め金具において、ゴム履帯用スリップ止
    め金具(1A、1B)の形状は、ゴム履板(10)のゴ
    ムパッド(12)を収容して覆う中空長方形角錐体(4
    0)よりなることを特徴とする履帯式走行車両のゴム履
    帯用スリップ止め金具。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の履帯式走行車両のゴム履
    帯用スリップ止め金具において、中空長方形角錐体(4
    0)よりなるゴム履帯用スリップ止め金具(1A、1
    B)の形状は、ゴム履板(10)の中央部に設けられた
    方形平面(12a)を覆う方形スリップ止め部材(4
    2)と、方形スリップ止め部材(42)の両側面のそれ
    ぞれに接続され、ゴム履板(10)の方形平面(12
    a)より一段高い台形接地面(12b)を覆う台形スリ
    ップ止め部材(43)と、方形スリップ止め部材(4
    2)及び台形スリップ止め部材(43)にそれぞれ接続
    され、ゴム履板(10)のゴムパッド12を覆う中空角
    錐部材(40a)と、それぞれの台形スリップ止め部材
    (43)でゴム履板(10)の幅方向に立設したスリッ
    プ止め板(44)との一体で形成されてなることを特徴
    とする履帯式走行車両のゴム履帯用スリップ止め金具。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の履帯式走行車両のゴム履
    帯用スリップ止め金具において、ゴム履帯用スリップ止
    め金具(1D)の形状は、下方部がハ字形状に開きゴム
    履板(10)の中央部に設けられた方形平面(12a)
    を覆う、正面視でほぼH字形体(51)よりなることを
    特徴とする履帯式走行車両のゴム履帯用スリップ止め金
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112977456A (zh) * 2021-04-25 2021-06-18 潍柴动力股份有限公司 履带行走车辆控制方法、装置及静压驱动履带行走车辆
WO2022247340A1 (zh) * 2021-05-28 2022-12-01 三一重机有限公司 防护件、履带总成及作业机械

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CN112977456B (zh) * 2021-04-25 2022-07-19 潍柴动力股份有限公司 履带行走车辆控制方法、装置及静压驱动履带行走车辆
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