JP2003104084A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JP2003104084A
JP2003104084A JP2001305419A JP2001305419A JP2003104084A JP 2003104084 A JP2003104084 A JP 2003104084A JP 2001305419 A JP2001305419 A JP 2001305419A JP 2001305419 A JP2001305419 A JP 2001305419A JP 2003104084 A JP2003104084 A JP 2003104084A
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Japan
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shift
shift lever
transmission
mode
lever
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Application number
JP2001305419A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Kamei
義文 亀井
Kenichi Takeuchi
賢一 竹内
Hidenobu Kamiya
英伸 神谷
Tomonari Inagaki
智成 稲垣
Tamaki Koide
珠貴 小出
Katsushi Nagashima
克司 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Tsuda Industries Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Tsuda Industries Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】変速機の動きに影響されず、簡単に手動変速モ
ードから自動変速モードへシフトレバーをシフト操作す
ることができるシフトレバー装置を提供する。 【解決手段】シフトレバー装置16は、シフトレバー21
と、コントロールレバー22とを備えている。コントロー
ルレバー22は、回転軸23に回動可能に支持されるととも
に、変速機に機械的に連結されている。シフトレバー21
は、ピン24を介して回転軸23に揺動可能に支持されてい
る。シフトレバー21の基部21bには、係合凸部21cが設
けられるとともに、貫通孔21dが形成されている。コン
トロールレバー22には、略台形状の板バネ25が、根元部
25bで固定され、その先端部25aはシフトレバー21の貫
通孔21dに挿入されている。板バネ25の長さは、シフト
レバー21をいずれの位置にシフト操作した場合でも貫通
孔21dからその先端部25aが抜けないように設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレバー装置
に係り、詳しくは車両に搭載される自動変速機に伝達部
材がケーブル等によって連結され、シフトレバーと伝達
部材とが協動する自動変速モードと、シフトレバーを操
作して電気的に変速段をマニュアル操作する手動変速モ
ードとを備えたシフトレバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載される自動変速機にお
いて、自動変速モードと手動変速(シーケンシャル)モ
ードとを備えたシフトレバー装置がある。このシフトレ
バー装置を備えた車両全体の概略構成について、図6に
示す模式図を用いて説明する。
【0003】車両11には、図6に示すように、エンジ
ン12と変速機15とを備えている。エンジン12のク
ランクシャフトは、クラッチ14を介して変速機15に
接続されている。クラッチ14には、油圧駆動されるア
クチュエータ14aが設けられ、その駆動により、クラ
ッチ14がクランクシャフトと変速機15との間の接続
状態を切断あるいは接続するように構成されている。ま
た、変速機15の出力軸15aは、図示しないディファ
レンシャル等を介して車輪11aに連結されている。ま
た、変速機15には、変速段のギアに切り替えを行うア
クチュエータ15bと、その変速段を検出するシフトポ
ジションセンサ15cが設けられている。
【0004】変速機15は、手動変速モード時におい
て、運転者がシフトレバーをシフトアップ位置あるいは
シフトダウン位置へシフト操作すると、シフトアップス
イッチ16aあるいはシフトダウンスイッチ16bに信
号が入力される。そして、トランスミッションコントロ
ールコンピュータ17を介してギアの切り替えが順番に
行われるように構成されている。また、自動変速モード
時には、機械的にケーブル等を介して変速機15と接続
された伝達レバーと、シフトレバーとが連結されて協動
する状態でシフト操作されることにより、走行位置D、
中立位置N、後退位置R、駐車位置Pの各位置に対応し
た変速段が選択されるように構成されている。
【0005】また、車両11には、エンジン12の運転
を制御するエンジンコントロールコンピュータ18が備
えられている。トランスミッションコントロールコンピ
ュータ17とエンジンコントロールコンピュータ18と
により、電子制御ユニット19が構成され、トランスミ
ッションコントロールコンピュータ17とエンジンコン
トロールコンピュータ18とは互いに交信可能に電気的
に接続されている。
【0006】ところで、上記のように自動変速モード
と、手動変速モードとを備えたシフトレバー装置とし
て、特開平3−89065号公報に示すものがある。こ
のシフトレバー装置では、該シフトレバー装置に設けら
れた回転軸に、シフトレバーが、所定のシフト方向へ回
動可能に支持されるとともに、自動変速機にケーブル等
を介して機械的に接続される伝達レバーにより、所定選
択レンジに切り替え可能に構成されている。そして、自
動変速モードから手動変速モードに切り替える際には、
前記シフトレバーが、前記伝達レバーを備えた伝達装置
から離脱される。そして、運転者のシフトアップ位置及
びシフトダウン位置へのシフト操作により所定の変速段
に変速可能に構成されている。
【0007】この手動変速モードにおいて、前記シフト
レバーが離脱した伝達装置が、自動変速機の動きにより
移動して、前記シフトレバーと前記伝達装置とが再係合
できなくなるのを防止するため、ロック装置により、固
定されるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、伝達装置が
ロック装置によって固定されていることにより、伝達装
置に、変速機の動きよって生じる無理な力が作用すると
いう虞があった。
【0009】また、別の構成のシフトレバー装置におい
て、ロック装置などにより伝達装置が固定されない構成
の装置もある。しかし、変速機の動きによって、伝達装
置とシフトレバーとの位相にずれが発生することによ
り、シフトレバーを手動変速モードから自動変速モード
にシフト操作する際に、引っ掛かり感が出たり、あるい
は、戻し難いという問題があった。
【0010】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、変速機の動きに影響されるこ
となく、簡単に手動変速モードから自動変速モードへシ
フトレバーをシフト操作することができるシフトレバー
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、自動変速機に伝達部材がケーブル
等によって連結され、自動変速モード時には、シフトレ
バーと前記伝達部材とが協動し、前記シフトレバーを自
動変速モード時の走行位置から所定選択位置へのシフト
方向と交差方向にシフト操作することにより、前記シフ
トレバーが、前記伝達部材から離脱して自動変速モード
から手動変速モードに切り替えられるシフトレバー装置
において、前記シフトレバー及び前記伝達部材のいずれ
か一方には、板バネが固定され、他方には、前記板バネ
が摺動可能に挿通される挿通部が形成され、前記シフト
レバーは、手動変速モードにおいても、前記伝達部材
と、前記板バネを介して連結されていることを要旨とす
る。
【0012】この発明によれば、シフトレバーが手動変
速モードにシフトされている状態では、伝達部材が自動
変速機の動きによりケーブル等が引っ張られて移動し、
伝達部材とシフトレバーとの位相がずれる。シフトレバ
ーと伝達部材とが係合する正規位置からずれた位置に伝
達部材が配置された状態で、シフトレバーが手動変速モ
ードから自動変速モードへシフト操作されると、伝達部
材はシフトレバーの移動に伴って板バネを介して正規位
置に復帰される。従って、シフトレバーと伝達部材とが
係合可能となる。
【0013】また、シフトレバーと伝達部材とが、挿通
部に沿って摺動する板バネを介して連結されていること
により、手動変速モードにおけるシフトレバーのシフト
操作時の力が、伝達部材に伝わるのが抑制され、シフト
レバーの操作力で、伝達部材が移動するのを防止するこ
とができる。また、従来の構成のように、伝達部材がロ
ック装置により固定される構成と比較して、本発明の構
成では、伝達部材が固定されず、自動変速機からの動き
に応じて移動可能となることにより、伝達部材に自動変
速機からの無理な力が作用しない。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記板バネは、略台形状に形成され、
略台形状の底辺となる根元部が、前記伝達部材に固定さ
れていることを要旨とする。
【0015】この発明によれば、手動変速モード時に
は、板バネの先端部のみがシフトレバーと係合されるた
め、シフトレバーをシフトする際には、小さな操作力で
板バネは大きく撓む。また、自動変速モード時には、板
バネの根元部がシフトレバーと係合されて、シフトレバ
ーをシフトする際には、根元部に大きな力が作用しない
と撓まない。従って、シフトレバーが、手動変速モード
から自動変速モードへシフト操作されて、板バネの先端
部から根元部に近づくにつれて、バネの力で正規位置に
復帰される。即ち、変速機の動きにより発生する伝達部
材とシフトレバーとの位相のずれが、板バネにより解消
される。
【0016】また、シフト操作時に発生するシフトレバ
ーと、板バネとの接触による異音が低減される。請求項
3に記載の発明は、自動変速機に伝達部材がケーブル等
によって連結され、自動変速モード時には、シフトレバ
ーと前記伝達部材とが協動し、前記シフトレバーを自動
変速モード時の走行位置から所定選択位置へのシフト方
向と交差方向にシフト操作することにより、前記シフト
レバーが、前記伝達部材から離脱して自動変速モードか
ら手動変速モードに切り替えられるシフトレバー装置に
おいて、前記シフトレバーと、前記伝達部材とを連結す
る連結部材を備え、前記シフトレバーには係合凸部が形
成され、前記伝達部材には係合部が形成され、前記連結
部材には、前記シフトレバーが自動変速モード位置に配
置された状態では、前記伝達部材側に押圧されて前記係
合部と凹凸の関係で係合可能な位置に移動され、前記シ
フトレバーが手動変速モード位置に配置された状態で
は、付勢手段の作用により前記係合部と係合不能な位置
に配置されるロック部材が設けられ、前記伝達部材が前
記連結部材と対向する位置に配置された状態で前記ロッ
ク部材が前記係合部と凹凸の関係で係合するように構成
されていることを要旨とする。
【0017】この発明によれば、シフトレバーが、手動
変速モードから自動変速モードにシフト操作されると、
シフトレバーの係合凸部と押圧部材とが係合され、該押
圧部材は、ロック部材側へ押圧される。この際、伝達部
材と連結部材との位相がずれていない場合には、ロック
部材と伝達部材の係合部とが凹凸の関係で係合される。
また、伝達部材と連結部材との位相がずれている場合に
は、手動変速モード時に選択した変速段と、自動変速モ
ード時に設定される変速段とが合致すると、前記位相の
ずれが解消されて、係合部とロック部材とが自動的に係
合される。即ち、伝達部材と連結部材との位相のずれの
有無に関わらず、シフトレバーと伝達部材とを連結部材
を介して確実に連結させることができる。
【0018】また、この構成では、手動変速モード時に
は、シフトレバーが、伝達部材及び連結部材から完全に
独立した状態となり、その状態でシフト操作される。従
って、手動変速モードの際において、シフトレバーのシ
フト操作の力は、伝達部材に作用しない。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明において、前記伝達部材の係合部は係止凹
部を構成し、前記付勢手段は、前記ロック部材を前記連
結部材に沿って前記係止凹部から離間する方向へ押圧す
るように構成され、前記連結部材には、前記ロック部材
を挟んで前記係止凹部と反対側に押圧部材が設けられ、
前記押圧部材と前記ロック部材との間には付勢部材が設
けられ、前記押圧部材は前記連結部材に沿って所定範囲
で往復移動可能に構成され、自動変速モード位置におい
て、前記係合凸部が前記押圧部材に係合して、前記ロッ
ク部材が前記係止凹部と係合し、手動変速モード位置に
おいて、前記係合凸部が前記押圧部材から離脱されて、
前記ロック部材が前記係止凹部から離脱可能に構成され
ていることを要旨とする。
【0020】この発明によれば、シフトレバーが、手動
変速モードから自動変速モードへシフト操作されると、
係合凸部が押圧部材に係合され、押圧部材が連結部材に
沿ってロック部材側に移動される。そして、ロック部材
は、付勢部材により付勢手段の押圧力に抗して、伝達部
材側へ連結部材に沿って移動し、係止凹部と対向する状
態でロック部材が係止凹部に係合される。また、シフト
レバーが、自動変速モードから手動変速モードへシフト
操作されると、係合凸部が押圧部材から離脱され、押圧
部材が連結部材に沿ってロック部材から離間する方向に
押圧される。そして、ロック部材は、付勢手段の押圧力
により、連結部材に沿って係止凹部から離脱される。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施形態を図1,図2及び図6に
従って説明する。なお、図6は、従来技術と同じ図を用
いて説明する。
【0022】シフトレバー装置16は、図示しないイン
ストルメントパネルに設けられている。シフトレバー装
置16の表面には、図6に示すように、表示プレート2
0が設けられ、表示プレート20には、シフトゲート2
0aが形成されている。シフトレバー21は、シフトゲ
ート20aを貫通するように設けられ、縦方向及び横方
向に移動可能に構成されている。表示プレート20のシ
フトゲート20aの横には、選択位置を表示する文字が
表示され、Pは駐車位置、Rは後退位置、Nは中立位
置、Dは走行位置、Sはシーケンシャルモード位置をそ
れぞれ示している。なお、図6は、シフトレバー21が
シーケンシャルモード位置Sにシフト操作された状態を
示している。
【0023】シフトゲート20aについて詳述すると、
図6において駐車位置Pから左側に向かってシフト操作
した後、下側に向かってシフト操作した位置が、後退位
置Rであり、該後退位置Rから右側に向かってシフト操
作した後、下側に向かってシフト操作した位置が、中立
位置Nである。また、中立位置Nから右側に向かってシ
フト操作した後、下側に向かってシフト操作した位置
が、走行位置Dである。該走行位置Dから中立位置Nへ
の最初のシフト方向(図面下から上に向かう方向)に対
して交差方向(本実施の形態では、右側への直交方向)
にシフト操作することで、シーケンシャルモード位置S
が、選択されるように構成されている。なお、シフトレ
バー21は、駐車位置P、後退位置R、中立位置N、走
行位置D、シーケンシャルモード位置Sに操作された状
態で操作力が解除されても、各選択位置で固定されるよ
うになっている。
【0024】シーケンシャルモードの際にシフト操作さ
れる選択位置として、シーケンシャルモード位置Sより
上側に+(プラス)のシフトアップ位置が設けられ、シ
ーケンシャルモード位置Sより下側に−(マイナス)の
シフトダウン位置が設けられている。シフトレバー21
は、シフトアップ位置及びシフトダウン位置へ移動可能
に構成されている。シフトアップ位置及びシフトダウン
位置には、シフトレバー21の操作を感知するシフトア
ップスイッチ16a及びシフトダウンスイッチ16b
が、各々の選択位置に設けられている。なお、シフトレ
バー21は、シフトアップ位置又はシフトダウン位置を
選択した後、操作力を解除した際には、シーケンシャル
モード位置Sに復帰するようになっている。
【0025】シフトレバー装置16は、図1(a)に示
すように、シフトレバー21と、該シフトレバー21と
対向するように設けられる伝達部材としてのコントロー
ルレバー22と、回転軸23とを備えている。なお、図
1(a)は、シフトレバー21がシーケンシャルモード
位置Sを選択している状態におけるシフトレバー装置の
模式正面図であり、図1(b)は同じく模式平面図であ
る。
【0026】シフトレバー21は、軸部21aと基部2
1bとを備え、基部21bの基端が、回転軸23に一体
回動可能に支持され、かつ、ピン24により、回転軸2
3の軸方向に揺動可能に支持されている。基部21bの
先端側には、コントロールレバー22側に向かって突出
する略円柱状の係合凸部21cが設けられ、基部21b
の長手方向のほぼ中央付近には、挿通部としての貫通孔
21dが形成されている。
【0027】コントロールレバー22は、その基端部が
回転軸23に回動可能に支持され、図示しないケーブル
等により変速機15に機械的に連結されている。コント
ロールレバー22の先端部には、係合凸部21cが挿通
可能な貫通孔22aが形成され、コントロールレバー2
2の長手方向のほぼ中央付近には、所定長さの板バネ2
5が設けられている。板バネ25は、一定の厚みで略台
形状に形成され、その略台形状の底辺部分に相当する根
元部25bにおいて、コントロールレバー22に固定さ
れ、その先端部25aは、貫通孔21dに挿入されてい
る。また、板バネ25の先端部25aは、シフトレバー
21がシフト操作される際において、貫通孔21dに挿
入された状態のままで摺動するように構成されている。
即ち、板バネ25の長さは、シフトレバー21をいずれ
の位置にシフト操作した場合においても、貫通孔21d
からその先端部25aが抜けることがないように設定さ
れている。
【0028】また、シフトレバー21に形成される貫通
孔21dについて詳述する。貫通孔21dのコントロー
ルレバー22側の開口部21eは、基部21bの長手方
向に沿った方向の長さが、板バネ25の根元部25bの
長さよりも長くなるように構成され、開口部21eの幅
は、板バネ25の厚みよりもわずかに大きくなるように
構成されている。また、開口部21eの反対側となる開
口部21fは、板バネ25の先端部25aの長さよりも
長く構成され、開口部21fの幅は、開口部21eの幅
よりも大きくなるように構成されている。即ち、図1
(a)に示すように、基部21bの側面から見ると、略
台形状に形成され、図1(b)に示すように、基部21
bの上面から見ると、略三角形状に形成されている。
【0029】次に、上記のように構成されたシフトレバ
ー装置16の作用について説明する。自動変速モードの
際には、シフトレバー21は、コントロールレバー22
側に傾斜した状態で、係合凸部21cが、貫通孔22a
に係合されるとともに、板バネ25は、貫通孔21dに
挿通された状態である。従って、シフトレバー21とコ
ントロールレバー22とが協動可能な状態となり、その
状態でシフトレバー21がシフト操作されて、所定の選
択位置(P,R,N,D)が選択される。
【0030】自動変速モードからシーケンシャルモード
に切り替えられる際には、シフトレバー21が、走行位
置Dからシーケンシャルモード位置Sへシフト操作され
る。そして、シフトレバー21は、図1(a)に示すよ
うに、コントロールレバー22から離れる方向に、ピン
24を中心にして回動されて傾斜した状態となり、シフ
トレバー21とコントロールレバー22との協動状態が
解除される。詳述すると、係合凸部21cが貫通孔22
aから離脱して、その係合状態が解除されるとともに、
貫通孔21dに根元部25b付近まで挿通されていた板
バネ25は、その先端部25aのみが、貫通孔21dに
挿入された状態となる。即ち、シフトレバー21は、シ
フトアップ位置及びシフトダウン位置の選択操作が可能
な状態となる。また、シフトレバー21とコントロール
レバー22とが、板バネ25が摺動するように連結され
ていることにより、シフトレバー21のシフト操作時の
力がコントロールレバー22に伝わるのが抑制される。
【0031】また、従来の構成のように、伝達部材がロ
ック装置により固定される構成と異なり、コントロール
レバー22は固定されず、変速機15からの動きに応じ
て移動可能となることにより、コントロールレバー22
に無理な力が作用しない。
【0032】次に、シフトレバー21がシフトアップ位
置にシフト操作される場合、板バネ25はシフトアップ
位置側に撓んだ状態になるとともに、シフトアップスイ
ッチ16aに信号が入力される。そして、運転者がシフ
トレバー21の操作力を解除すると、シフトレバー21
は、図示しない付勢手段によりシフトアップ位置からシ
ーケンシャルモード位置Sに復帰される。同様に、シフ
トレバー21がシフトダウン位置にシフト操作される場
合、図2(a)に示すように、板バネ25はシフトダウ
ン位置側に撓んだ状態になるとともに、シフトダウンス
イッチ16bに信号が入力される。そして、運転者がシ
フトレバー21の操作力を解除すると、シフトレバー2
1は、図示しない付勢手段によりシフトダウン位置から
シーケンシャルモード位置Sに復帰される。なお、シフ
トレバー21が、シフトアップ位置及びシフトダウン位
置のいずれの位置にシフト操作された場合においても、
板バネ25の先端部25aのバネ定数は小さいため、板
バネ25は小さな操作力で大きく撓む。このことによ
り、シフトレバー21をシフト操作する際の操作力は、
コントロールレバー22に作用しない。即ち、コントロ
ールレバー22は、シフトレバー21と協動することは
ない。
【0033】次に、シーケンシャルモード時におけるシ
フト操作とギアとの関係について説明する。シフトレバ
ー21が、シフトアップ位置及びシフトダウン位置に操
作された際のギアの切り替えは、図6に示すように、変
速機15に備えられたアクチュエータ15bが、トラン
スミッションコントロールコンピュータ17からの信号
に応じて作動されることにより実行される。この際、ギ
アの切り替え処理に連動してクラッチ14の断続が、ア
クチュエータ14aにより自動的に行われる。即ち、変
速機15のギアの切り替えと、クラッチ14の自動操作
とが、トランスミッションコントロールコンピュータ1
7により実行されることにより、実際の変速処理が行わ
れる。従って、クラッチ14が接続された場合、エンジ
ン12の駆動力がクランクシャフトからクラッチ14や
変速機15等を介して車輪11aに伝達され、車両11
が走行する。
【0034】次に、シーケンシャルモード位置Sから走
行位置Dへシフトレバー21がシフト操作されると、コ
ントロールレバー22から離れるように傾斜していたシ
フトレバー21が、ピン24を中心にしてコントロール
レバー22側に回動される。そして、シフトレバー21
と、コントロールレバー22との位相がずれていない場
合には、図2(b)に示すように、板バネ25が貫通孔
21dに挿通されるとともに、係合凸部21cと、貫通
孔22aとが係合され、シフトレバー21と、コントロ
ールレバー22とが協動可能な状態となる。
【0035】また、コントロールレバー22の位置が、
変速機の動きによって正規位置からずれて、シフトレバ
ー21とコントロールレバー22との位相が、図2
(a)に示すように、ずれている場合がある。この場
合、シフトレバー21がコントロールレバー22側にシ
フト操作されることに伴って、板バネ25が、その根元
部25bまで貫通孔21dに挿入され、コントロールレ
バー22が、係合凸部21cと貫通孔22aとが係合可
能な正規位置へ移動される。従って、コントロールレバ
ー22とシフトレバー21との位相のずれが解消され
る。そして、係合凸部21cと貫通孔22aとが係合さ
れ、シフトレバー21とコントロールレバー22とが協
動可能な状態となる。
【0036】このように、コントロールレバー22とシ
フトレバー21との位相のずれの有無に関わらず、シフ
トレバー21とコントロールレバー22とが係合されて
協動可能な状態となることにより、自動変速モードでの
シフト操作が可能となる。
【0037】この実施の形態は、以下のような効果を有
する。 (1)コントロールレバー22に板バネ25が設けら
れ、シフトレバー21に板バネ25が摺動可能な貫通孔
21dが形成され、コントロールレバー22とシフトレ
バー21とが、板バネ25を介して連結されている。こ
のことにより、従来の構成のように、伝達部材がロック
装置により固定される構成と異なり、コントロールレバ
ー22が固定されず、変速機15からの動きに応じて移
動可能となることにより、コントロールレバー22に無
理な力が作用しない。
【0038】(2)板バネ25の根元部25bのバネ定
数が大きく、先端部25aのバネ定数が小さくなるよう
に構成されていることにより、シフトレバー21の貫通
孔21dが、板バネ25の先端部25aから根元部25
bに近づくにつれて、コントロールレバー22は、板バ
ネ25の力で正規位置に復帰できる。即ち、変速機15
の動きにより発生するコントロールレバー22とシフト
レバー21との位相のずれを、板バネ25により解消す
ることができる。従って、変速機15の動きに影響され
ることなく、シフトレバー21とコントロールレバー2
2とが協動可能な状態にすることができ、簡単にシーケ
ンシャルモードから自動変速モードへコントロールレバ
ー22をシフト操作することができる。
【0039】また、本実施の形態では、板バネ25が略
台形状に形成されていることにより、簡単に先端部25
aと根元部25bとのバネ定数が異なるように構成する
ことができる。
【0040】(3)板バネ25が略台形状に形成されて
いることにより、貫通孔21dと接触する板バネ25の
表面積が小さくなり、シフト操作時における板バネ25
と、貫通孔21dとの摺動による異音を低減することが
できる。
【0041】(4)板バネ25と、該板バネ25と係合
する貫通孔21dとが、シフトレバー装置16に形成さ
れる。このことにより、従来のロック装置が構成されて
いるシフトレバー装置の構成と比較して、シフトレバー
21をシーケンシャルモードから自動変速モードへシフ
ト操作する際、簡単な構成でシフトレバー21を正規位
置に復帰させることができる。従って、コントロールレ
バー22と、シフトレバー21とを容易に係合させて、
協動可能な状態にすることができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を図3及
び図4に従って説明する。この実施の形態では、シフト
レバーとコントロールレバーとを連結するための構成
が、前記実施の形態と大きく異なる。なお、同一部材に
は、前記実施の形態と同一符号を付して、詳しい説明を
省略する。また、図3(a)は、シフトレバー装置の模
式正面図であり、図3(b)は、(a)のB−B線にお
ける模式断面図である。なお、図3は、シフトレバーが
シーケンシャルモード位置Sにシフト操作されている状
態を示している。
【0042】シフトレバー装置30は、図3(a)に示
すように、シフトレバー31とコントロールレバー32
との間に、連結部材33が設けられ、連結部材33は、
回転軸23に固設されている。即ち、連結部材33とシ
フトレバー31との位相は、ずれないように構成されて
いる。
【0043】コントロールレバー32は、図3(b)に
示すように、その先端が円弧状となるように形成され、
そのほぼ中央には、所定幅の略四角形状の係合部として
の係止凹部32aが形成されている。コントロールレバ
ー32の長手方向のほぼ中央には、幅方向に対して延び
るように略楕円状の長孔32bが形成されている。
【0044】シフトレバー31の基部31bの上端部に
は、連結部材33側に向かって突出する係合凸部31c
が形成され、係合凸部31cの下面となる当接面31d
は、曲面となるように構成されている。
【0045】連結部材33は、略板状の保持部材33a
を備え、保持部材33aの上部には、図3(a),
(b)に示すように、ガイド部33bが設けられてい
る。ガイド部33bの所定位置には、コントロールレバ
ー32側に突出するように、対に形成された2組のスト
ッパ34a,34bと、固定部34cとが形成されてい
る。ガイド部33bの両ストッパ34a,34bの間に
は、押圧部材35aがガイド部33bに沿って摺動可能
に配設され、ガイド部33bのストッパ34bと固定部
34cとの間には、ロック部材35bがガイド部33b
に沿って摺動可能に配設されている。押圧部材35aと
ロック部材35bとの間には、付勢部材としてのスプリ
ング36aが配設され、ロック部材35bと固定部34
cとの間には、付勢手段としてのスプリング36bが配
設されている。
【0046】保持部材33aの下部には、コントロール
レバー32側に突出するように突起34dが形成され、
該突起34dは、コントロールレバー32に形成された
長孔32bを貫通する所定長さに形成され、該長孔32
bと該突起34dとは、遊嵌した状態で係合するように
構成されている。即ち、コントロールレバー32は、連
結部材33と完全には分離せず、コントロールレバー3
2が意図しないずれにより走行位置D以外に移動するの
が規制されるように構成されている。
【0047】そして、押圧部材35aに押圧力が作用し
ていない場合には、図3(a)に示すように、押圧部材
35aは、スプリング36aにより、ストッパ34aと
当接する位置に保持される。この位置は、シフトレバー
31が自動変速モード位置に配置された状態における係
合凸部31cの当接面31dの高さより高い位置とな
る。また、ロック部材35bは、スプリング36bによ
り、ストッパ34bと当接する位置に保持される。この
状態では、ロック部材35bはコントロールレバー32
の上面よりも高い位置となる。また、ロック部材35b
は、押圧部材35aよりも回転軸23の軸方向に対して
長く、コントロールレバー32側に突出して、少なくと
も、コントロールレバー32の係止凹部32aと係合可
能な長さとなるように形成されている。
【0048】また、コントロールレバー32が正規位置
で、シフトレバー31が自動変速モード位置に配置され
た状態で、押圧部材35aに係合凸部31cの当接面3
1dが当接される。この状態では、押圧部材35aに押
圧力が作用して、図4(b)に示すように、ロック部材
35bは、係止凹部32aに係合した状態となるように
構成されている。
【0049】次に、上記のように構成されたシフトレバ
ー装置30の作用について説明する。自動変速モードの
際には、シフトレバー31は、コントロールレバー32
側に傾斜した状態に配置され、係合凸部31cが押圧部
材35aに係合されるとともに、押圧部材35aがロッ
ク部材35b側に押圧される。そして、ロック部材35
bが、スプリング36aを介して固定部34c側に押圧
され、ロック部材35bの先端部が、係止凹部32aに
係合される。従って、シフトレバー31とコントロール
レバー32とが協動可能な状態となり、その状態でシフ
トレバー31がシフト操作されて、所定の選択位置
(P,R,N,D)が選択される。
【0050】次に、自動変速モードからシーケンシャル
モードに切り替えられる際には、シフトレバー31が、
走行位置Dからシーケンシャルモード位置Sへシフト操
作される。そして、シフトレバー31は、図3(a)に
示すように、コントロールレバー32から離れる方向
に、ピン24を中心にして回動されて傾斜した状態とな
り、シフトレバー31とコントロールレバー32との協
動状態が解除される。
【0051】詳述すると、係合凸部31cが、押圧部材
35aから離脱して、その係合状態が解除されるととも
に、押圧部材35aは、スプリング36aの押圧力によ
り上方へ押圧されて、ストッパ34aにより保持され
る。そして、ロック部材35bが、スプリング36bに
より上方へ押圧されることにより、ロック部材35bと
係止凹部32aとの係合が解除される。従って、シフト
レバー31は、コントロールレバー32及び連結部材3
3から独立した状態でシフトアップ位置及びシフトダウ
ン位置へシフト操作され、コントロールレバー32は、
変速機15の動きに応じて移動される。なお、コントロ
ールレバー32が、意図しないずれにより走行位置D以
外に移動しようとするような場合には、突起34dが長
孔32bを構成する壁面と当接して、コントロールレバ
ー32が走行位置D以外に移動することが規制される。
【0052】また、シーケンシャルモード位置Sから走
行位置Dへシフトレバー31がシフト操作されると、シ
フトレバー31の係合凸部31cの当接面31dが、押
圧部材35aの上面に摺接するとともに、係合凸部31
cが押圧部材35aの上部に係合される。その係合によ
り、ロック部材35bは、スプリング36aを介してコ
ントロールレバー32の先端側へ押圧される。
【0053】この際、シーケンシャルモード時の変速段
と、自動変速モードの走行位置Dにシフト操作した際の
変速段とが合致するような場合には、コントロールレバ
ー32と、連結部材33との位相がずれていないため、
図4(b)に示すように、ロック部材35bと係止凹部
32aとが係合される。そして、シフトレバー31とコ
ントロールレバー32とが、連結部材33を介して協動
可能な状態となる。
【0054】また、シーケンシャルモード時の変速段
と、走行位置Dにシフト操作した際の変速段とが合致せ
ず、コントロールレバー32の位置が、変速機の動きに
よって、コントロールレバー32と、連結部材33とが
係合する正規位置からずれている場合がある。即ち、コ
ントロールレバー32と、連結部材33との位相がずれ
た状態となる。この場合には、係合凸部31cが、図4
(a)に示すように、押圧部材35aに係合されるとと
もに、ロック部材35bがスプリング36aにより下方
に押圧されるが、ロック部材35bは、係止凹部32a
に係合することなく、コントロールレバー32の先端に
押圧される。従って、エンジン12が適正な回転数に落
ち着いて、変速機15の変速段が、電子制御ユニット1
9により適正な変速段となるまでの所定時間の間、ロッ
ク部材35bは、コントロールレバー32の先端に押圧
された状態のままである。
【0055】そして、電子制御ユニット19により、変
速機15が適正な変速段に設定されると、コントロール
レバー32が、正規位置に復帰する。即ち、コントロー
ルレバー32が、図4(a)に示すコントロールレバー
32と連結部材33との位相がずれた位置から、図4
(b)に示すように、前記位相のずれが解消される正規
位置へ自動的に回動する。そして、ロック部材35b
は、自動的に係止凹部32aと係合され、シフトレバー
31と、コントロールレバー32とが、連結部材33を
介して協動可能な状態となる。
【0056】このように、コントロールレバー32とシ
フトレバー31との位相のずれの有無に関わらず、シフ
トレバー31とコントロールレバー32とが、連結部材
33を介して確実に係合されて協動可能な状態となるこ
とにより、自動変速モードでのシフト操作が可能とな
る。
【0057】この実施の形態は、以下のような効果を有
する。 (5)シフトレバー31の係合凸部31cが、連結部材
33の押圧部材35aに係合され、その係合に伴って、
ロック部材35bが係止凹部32aに係合されるように
構成されている。このことにより、シフトレバー31と
連結部材33との位相がずれていない場合、シフトレバ
ー31とコントロールレバー32とが、連結部材33を
介して係合されて、協動可能な状態にすることができ
る。
【0058】また、変速機15の動きによりコントロー
ルレバー32が、正規位置からずれたとしても、シーケ
ンシャルモード時の変速段と自動走行モード時の変速段
とが、電子制御ユニット19により合致するように構成
されている。このことにより、コントロールレバー32
を正規位置に復帰させることができる。従って、シフト
レバー31とコントロールレバー32とを自動的に係合
させて、協動可能な状態にすることができ、簡単にシー
ケンシャルモードから自動変速モードへシフトレバー3
1をシフト操作することができる。
【0059】(6)本実施の形態では、前記実施の形態
と異なり、シーケンシャルモード時には、シフトレバー
31が、コントロールレバー32及び連結部材33から
完全に独立した状態となり、その状態でシフト操作する
ことができる。
【0060】(7)コントロールレバー32に長孔32
bが形成され、連結部材33に長孔32bと遊嵌した状
態で係合する突起34dが形成されていることにより、
コントロールレバー32が、意図しないずれにより走行
位置D以外の位置へ移動するのを規制することができ
る。
【0061】なお、実施の形態は上記に限らず、例えば
以下のように変更してもよい。 ・第2の実施の形態において、シフトレバー31が押圧
部材35a及びスプリング36aを介してロック部材3
5bを押圧する構成に限らず、図5に示すように、シフ
トレバー31が直接ロック部材を押圧する構成に変更し
てもよい。この場合、コントロールレバー32には、凹
部40が形成され、該凹部40には、凹部40とほぼ同
じ大きさの突出部41が配設され、該突出部41は、ス
プリング42により、コントロールレバー32の先端か
ら突出可能に構成されている。連結部材43のガイド部
43aには、ロック部材44と、付勢手段としてのスプ
リング45とが設けられ、ロック部材44には、突出部
41と係合可能な凹部44aが形成されている。ロック
部材44は、スプリング45により、突出部41から離
間する方向に付勢されている。
【0062】そして、シフトレバー31が、シーケンシ
ャルモード位置から自動変速モード位置にシフト操作さ
れると、係合凸部31cの当接面31dがロック部材4
4の上面44bを押圧し、ロック部材44は、スプリン
グ45の押圧力に抗して、突出部41側に押圧される。
ここで、コントロールレバー32と連結部材43との位
相がずれていない場合には、凹部44aと突出部41と
が係合されて、図5に示す状態となる。また、コントロ
ールレバー32と連結部材43との位相がずれている場
合には、ロック部材44の下面が、突出部41の上面を
押圧する状態となり、突出部41は、スプリング42の
押圧力に抗して凹部40内に収容される。そして、コン
トロールレバー32の先端及び突出部41の上面と、ロ
ック部材44の下面とが摺接して、コントロールレバー
32と連結部材43との位相のずれが解消されると、突
出部41がロック部材44側に突出して、突出部41が
凹部44aに自動的に係合される。
【0063】・第1の実施の形態において、板バネ25
の形状を略台形状に形成する構成に限らず、コントロー
ルレバー22に影響を及ぼさないように、例えば、略長
方形状に形成する構成に変更してもよい。この場合、シ
フトレバー31には、略長方形状の板バネを挿通できる
貫通孔21dが形成される。また、この構成において、
略長方形状の板バネの長手方向中央部の両端に、切欠き
を設け、容易に撓むように構成してもよい。
【0064】また、板バネの先端部のバネ定数が小さ
く、根元部のバネ定数が大きくなるように構成するため
に、長方形状の板バネの先端部と根元部とが、異なる厚
みとなるように形成したり、先端部と根元部とが、異な
る材質となるように形成してもよい。
【0065】・第1の実施の形態において、コントロー
ルレバー22に貫通孔22aを形成する構成に限らず、
係合凸部21cと係合する溝を形成する構成に変更して
もよい。また、係合凸部21cは、略円柱状に形成され
る構成に限らず、コントロールレバー22に形成される
貫通孔22a又は溝と係合する形状であれば、適宜変更
してもよい。
【0066】・第1の実施の形態において、挿通部は貫
通孔21dに限らず、例えば、開口部21eのみが開口
する穴又は溝等、板バネ25と係合する形状であれば、
適宜変更してもよい。
【0067】・第1の実施の形態において、コントロー
ルレバー22に板バネ25が設けられ、シフトレバー2
1に貫通孔21dが形成される構成に限らず、シフトレ
バー21に板バネが設けられ、コントロールレバー22
に貫通孔が形成される構成に変更してもよい。この場
合、シフトレバー21の基部21bに、板バネの根元部
が固定され、コントロールレバー22の所定位置に貫通
孔が形成される。そして、板バネの先端部が、前記貫通
孔に挿入された状態でシフト操作される。
【0068】・第2の実施の形態において、係合凸部3
1cの当接面31dが、曲面状に形成される構成に限ら
ず、押圧部材35aをロック部材35b側へ押圧する形
状であれば、適宜変更してもよい。
【0069】・第2の実施の形態において、シフトレバ
ー31とコントロールレバー32との間に、連結部材3
3を設ける構成に限らず、シフトレバー31と連結部材
33との間にコントロールレバー32を設ける構成に変
更してもよい。
【0070】・第2の実施の形態において、コントロー
ルレバー32に係止凹部32aが形成され、ロック部材
35bが、前記係止凹部32aに係合する凸部となる構
成に限らず、凹凸の関係を逆となるように構成してもよ
い。この場合、コントロールレバー32に凸部が形成さ
れ、ロック部材35bに前記凸部と係合する係止凹部が
形成される。
【0071】・上記実施の形態において、コントロール
レバー22,32は、ケーブルにより自動変速機に連結
される構成に限らず、例えば、連結ロッドにより連結さ
れる構成に変更してもよい。
【0072】・上記実施の形態において、シフトゲート
20aの形状をクランク状に形成する構成に限らず、自
動変速モード時における各選択位置(P,R,N,D)
が、ストレート状に形成される構成でもよい。この場
合、シフトゲート20aの形状は、略H型となるように
構成される。
【0073】・上記実施の形態において、自動変速モー
ドからシーケンシャルモードにシフト操作される際に、
自動変速モード時におけるシフト方向に対して直交方向
にシフト操作させる構成に限らず、交差する方向でもよ
い。例えば、前記シフト方向に対して60°の角度でシ
フト操作される構成に変更してもよい。
【0074】・上記実施の形態において、シフトレバー
装置16,30をインストルメントパネルに設ける構成
に限らず、フロアコンソールやステアリングコラムに設
ける構成に変更してもよい。
【0075】次に上記実施の形態から把握できる技術的
思想について、以下に記載する。 (1)請求項1に記載の発明において、前記板バネは、
略長方形状に形成され、その長手方向のほぼ中央部の幅
が、狭くなるように形成されている。
【0076】(2)請求項3又は請求項4に記載の発明
において、前記付勢手段は、スプリングで構成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施の形態のシフトレバー装置
の模式正面図、(b)は同じく模式平面図。
【図2】(a)は作用を示す模式平面図、(b)は同じ
く模式平面図。
【図3】第2の実施の形態のシフトレバー装置の模式正
面図、(b)は(a)のB−B線における模式断面図。
【図4】(a)は作用を示す模式断面図、(b)は同じ
く模式断面図。
【図5】別例を示す模式断面図。
【図6】車両の全体の概略構成を示す模式図。
【符号の説明】
15…自動変速機、16,30…シフトレバー装置、2
1,31…シフトレバー、21d…挿通部としての貫通
孔、22,32…伝達部材としてのコントロールレバ
ー、25…板バネ、25b…根元部、31c…係合凸
部、32a…係合部としての係止凹部、33…連結部
材、35a…押圧部材、35b…ロック部材、36a…
付勢部材としてのスプリング、36b…付勢手段として
のスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 賢一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 神谷 英伸 愛知県刈谷市幸町1丁目1番地1 津田工 業 株式会社内 (72)発明者 稲垣 智成 愛知県安城市今本町4丁目14番地24号 万 能工業 株式会社内 (72)発明者 小出 珠貴 愛知県豊田市下市場町3丁目30番地 小島 プレス工業 株式会社内 (72)発明者 長島 克司 愛知県丹羽郡大口町豊田3丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 3D040 AA22 AA34 AB01 AC24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機に伝達部材がケーブル等によっ
    て連結され、自動変速モード時には、シフトレバーと前
    記伝達部材とが協動し、前記シフトレバーを自動変速モ
    ード時の走行位置から所定選択位置へのシフト方向と交
    差方向にシフト操作することにより、前記シフトレバー
    が、前記伝達部材から離脱して自動変速モードから手動
    変速モードに切り替えられるシフトレバー装置におい
    て、 前記シフトレバー及び前記伝達部材のいずれか一方に
    は、板バネが固定され、他方には、前記板バネが摺動可
    能に挿通される挿通部が形成され、前記シフトレバー
    は、手動変速モードにおいても、前記伝達部材と、前記
    板バネを介して連結されていることを特徴とするシフト
    レバー装置。
  2. 【請求項2】前記板バネは、略台形状に形成され、略台
    形状の底辺となる根元部が、前記伝達部材に固定されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装
    置。
  3. 【請求項3】自動変速機に伝達部材がケーブル等によっ
    て連結され、自動変速モード時には、シフトレバーと前
    記伝達部材とが協動し、前記シフトレバーを自動変速モ
    ード時の走行位置から所定選択位置へのシフト方向と交
    差方向にシフト操作することにより、前記シフトレバー
    が、前記伝達部材から離脱して自動変速モードから手動
    変速モードに切り替えられるシフトレバー装置におい
    て、 前記シフトレバーと、前記伝達部材とを連結する連結部
    材を備え、前記シフトレバーには係合凸部が形成され、
    前記伝達部材には係合部が形成され、前記連結部材に
    は、前記シフトレバーが自動変速モード位置に配置され
    た状態では、前記伝達部材側に押圧されて前記係合部と
    凹凸の関係で係合可能な位置に移動され、前記シフトレ
    バーが手動変速モード位置に配置された状態では、付勢
    手段の作用により前記係合部と係合不能な位置に配置さ
    れるロック部材が設けられ、前記伝達部材が前記連結部
    材と対向する位置に配置された状態で前記ロック部材が
    前記係合部と凹凸の関係で係合するように構成されてい
    ることを特徴とするシフトレバー装置。
  4. 【請求項4】前記伝達部材の係合部は係止凹部を構成
    し、前記付勢手段は、前記ロック部材を前記連結部材に
    沿って前記係止凹部から離間する方向へ押圧するように
    構成され、前記連結部材には、前記ロック部材を挟んで
    前記係止凹部と反対側に押圧部材が設けられ、前記押圧
    部材と前記ロック部材との間には付勢部材が設けられ、
    前記押圧部材は前記連結部材に沿って所定範囲で往復移
    動可能に構成され、自動変速モード位置において、前記
    係合凸部が前記押圧部材に係合して、前記ロック部材が
    前記係止凹部と係合し、手動変速モード位置において、
    前記係合凸部が前記押圧部材から離脱されて、前記ロッ
    ク部材が前記係止凹部から離脱可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載のシフトレバー装置。
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