JP2003103589A - 射出成形機の型締め装置 - Google Patents

射出成形機の型締め装置

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JP2003103589A
JP2003103589A JP2001296780A JP2001296780A JP2003103589A JP 2003103589 A JP2003103589 A JP 2003103589A JP 2001296780 A JP2001296780 A JP 2001296780A JP 2001296780 A JP2001296780 A JP 2001296780A JP 2003103589 A JP2003103589 A JP 2003103589A
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Japan
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mold
mold clamping
clamping device
injection molding
molding machine
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JP2001296780A
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Yoshiyuki Akiyama
芳行 秋山
Yasuyuki Hama
康之 浜
Takashi Masuda
敬 増田
Shigeo Hosokawa
重夫 細川
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形機の型締め機構を簡素化し、部品点
数を減らすことにより型締め装置の組み付け工数を少な
くするとともに製造コストを低く抑える。 【解決手段】 本発明の射出成形機の型締め機構は、固
定金型34の取り付けが可能な一方の固定プレート31
と、該固定プレート31と並行するように設けられた他
方の固定プレート32と、固定プレート31,32の間
をスライド可能であって移動金型35の取り付けが可能
な移動プレート33と、固定金型34と移動金型35を
接近または離反させて金型34,35相互の開閉を行う
ように移動プレート33を移動させるエアシリンダ37
とを有し、空気ばね39により発生させる圧力によって
金型34,35相互の型締めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂等の射出
成形機の型締め装置において、金型を高圧で型締めする
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機における金型の型締め
に際しては、サーボモータや油圧シリンダを利用して高
圧の型締め力を発生させる方式を用いている。
【0003】例えば、図3に示すように、トグルクラン
ク形式の型締め装置1は、装置の固定台であるテーブル
11の上に剛性の高い固定プレート2,3が並行して設
けられ、固定プレート2,3の間には4本のタイバー7
が渡設されている。そして、固定プレート2,3の間に
は、剛性の高い移動プレート4が、固定プレート2,3
と並行な面を有してスライド移動可能なように4本のタ
イバー7に取り付けられている。
【0004】また、固定プレート2には固定金型5が、
更に移動プレート4には移動金型6がそれぞれ対向する
面に取り付けられ、トグルクランク8によって移動プレ
ート4をタイバー7に沿ってスライドさせることで金型
5,6の開閉を行う。トグルクランク8は、クランクの
一端が固定プレート3に連結され、もう一端が移動プレ
ート4に連結されている。トグルクランク8の駆動装置
として、ボールねじ10に接続されたサーボモータ9が
設けられ、ボールねじ10の回転を制御することで移動
プレート4をタイバー7に沿って任意にスライドさせて
金型5,6の開閉を行う。
【0005】図4に示すように、サーボモータ9によっ
てボールねじ10を回転駆動させて、移動プレート4を
固定プレート2に向かってスライド移動させると、固定
金型5と移動金型6相互の型閉めを行うことができる。
さらに、型閉めと同一方向にボールねじ10を駆動させ
ることで、トグルクランク8によって移動プレート4と
固定プレート2の間に高い圧力を発生させて金型5,6
相互の型締めを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
トグルクランク形式の型締め装置では、移動金型と固定
金型を高圧力で型締めするための機構が複雑であり、部
品点数が多いため、組み付け工数が多くなるとともに装
置の製造コストが高くなってしまうという問題があっ
た。また、上記のトグルクランク形式の型締め装置に限
らず、従来の油圧式の型締め装置においても同様の問題
があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、射出成形機の型締め機構を簡素化し、
部品点数を減らすことにより型締め装置の組み付け工数
を少なくするとともに製造コストを低く抑えることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の請求項1に係る射出成形機の型締め装置は、
固定金型の取り付けが可能な一方の固定プレートと、該
一方の固定プレートと並行するように設けられた他方の
固定プレートと、前記一方の固定プレートと前記他方の
固定プレートとの間をスライド可能であって移動金型の
取り付けが可能な移動プレートと、前記固定金型と前記
移動金型を接近または離反させて前記金型相互の開閉を
行うように前記移動プレートを移動させる作動手段とを
有する射出成形機の型締め装置であって、空気ばねによ
り発生させる圧力によって前記金型相互の型締めを行う
ことを特徴とする。
【0009】上記構成の射出成形機の型締め装置によれ
ば、型締め機構として空気ばねを用いるので、型締め機
構が簡素な構造となる。そのため、部品点数を減らすこ
とができるとともに型締め装置の組み付け工数を少なく
することができる。さらに、型締め装置の製造コストを
低く抑えることができる。また、空気ばねには摺動部が
ないので、潤滑のための給油をする必要がなくメンテナ
ンス性の向上を図ることができる。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
請求項2に係る射出成形機の型締め装置は、請求項1記
載の射出成形機の型締め装置であって、前記作動手段が
エアシリンダであることを特徴とする。
【0011】上記構成の射出成形機の型締め装置によれ
ば、固定金型と移動金型の型閉め及び型開きをするため
の作動手段としてエアシリンダを用いるので、型締めに
用いる空気ばねと同様に空気を用いて型開閉を行うこと
ができる。そのため、型開閉の機構を簡素化して、型締
め装置の製造コストを低く抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る射出成形機の
型締め装置の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明
する。図1は本発明の射出成形機の型締め装置の一実施
形態を示す平面図、図2は図1における型締め状態を示
す平面図である。
【0013】図1に示すように、本実施形態の空気ばね
形式の型締め装置30は、装置の固定台であるテーブル
49の上に剛性の高い固定プレート31,32が並行し
て設けられ、固定プレート31,32の間には4本のタ
イバー36が渡設されている。そして、タイバー36に
は、剛性の高い移動プレート33が、固定プレート3
1,32と並行な面を有してスライド移動可能なように
取り付けられている。
【0014】また、固定プレート31には固定金型34
が、更に移動プレート33には移動金型35がそれぞれ
対向する面に取り付けられ、作動手段であるエアシリン
ダ37によって移動プレート33をタイバー36に沿っ
てスライドさせることで金型34,35の開閉を行う。
エアシリンダ37は、固定プレート32の両側部にそれ
ぞれ備えられ、シリンダロッド38が移動プレート33
に連結されている。
【0015】また、金型34,35を高圧で型締めする
手段として、固定プレート32と移動プレート33の間
に空気ばね39が取り付けられている。空気ばね39
は、本体が耐圧性に優れたゴムベローズ40からなり、
一端を取り付けプレート41aによって突出し部48を
介して移動プレート33に固定されている。ゴムベロー
ズ40の他端は、空気口を有する取り付けプレート41
bによって固定プレート32に固定されている。また、
ゴムベローズ40と取り付けプレート41a,41bと
の間には金属製の締め付けリング42がそれぞれ備えら
れており、これによってゴムベローズ40と取り付けプ
レート41a,41bとを気密に固定する。さらに、ゴ
ムベローズ40は3段形状を成しており、その段部には
金属製の中間リング43が備えられて、空気圧によるゴ
ムベローズ40の膨張を防いでいる。
【0016】空気ばね39内には、エアコンプレッサ4
4によって空気が供給される。空気ばね39が取り付け
られた固定プレート32には、切換部46が接続された
図示していない空気口が形成されており、エアコンプレ
ッサ44に接続された空気供給管45を通じて空気ばね
39内への空気の供給を行うとともに、空気排出管47
により空気ばね39内の空気の排出を行うことが可能で
ある。
【0017】次に、本実施形態の型開閉及び型締めの作
動について説明する。まず、型閉めの際には、エアシリ
ンダ37を作動させてシリンダロッド38を固定プレー
ト31に向けて移動させる。つまり、移動プレート33
に取り付けられた移動金型35を固定金型34に向かっ
て移動させる。この時、空気ばね39は、ゴムベローズ
40内の圧力は変化することなく、移動プレート33の
移動に伴って図中右方へと伸長する。図2に示すよう
に、移動金型35が固定金型34に当接するまで移動す
ると型閉めは完了する。
【0018】型閉めが完了すると、続いて型締めを行
う。型締めの際には、エアコンプレッサ44から空気供
給管45及び切換部46を通じて空気ばね39内に空気
が供給される。この時、切換部46は空気供給管45へ
の空気の逆流を防ぐとともに、空気排出管47への経路
を塞いでいる。これにより、空気ばね39のゴムベロー
ズ40内の圧力が高まり、取り付けプレート41a,4
1bに外方への圧力が作用する。取り付けプレート41
bは固定プレート32によって固定されているので、ゴ
ムベローズ40内の圧力は取り付けプレート41aから
移動プレート33を介して移動金型35へと作用する。
一方、固定金型34は固定プレート31に固定されてい
るので、移動プレート33と固定プレート31の間に強
い型締力を発生して金型34,35相互の型締めを行う
ことができる。
【0019】型開きの際には、まず型締めを解除するた
めに、切換部46の空気排出管47への経路を開放す
る。これにより、空気ばね39のゴムベローズ40内に
圧縮された空気が、空気排出管47を通じて外部へ排出
される。従って、空気ばね39によって発生させていた
型締力は空気の排出とともに失われて、型締めが解除さ
れる。その後、エアシリンダ37を作動させて移動プレ
ート33を図中左方へ移動させて型開きを行う。この
時、図1に示すように、空気ばね39は移動プレート3
3の移動に伴って縮む。
【0020】上述したように本実施形態の空気ばね形式
の型締め装置30によれば、簡素な構造である空気ばね
39を型締め機構として用いている。そのため、部品点
数が少なく、型締め装置の組み付け工数を少なくするこ
とができる。さらに、空気ばね39やエアシリンダ37
は比較的安価であるため、型締め及び型開閉装置の製造
コストを低く抑えることができる。また、空気ばね39
は摺動部がないので、潤滑油の補給をする必要がなく、
メンテナンス性が良好である。また、型開閉装置として
エアシリンダ37を用いているので、型締めに用いる空
気ばね39と同様に空気を用いて型開閉を行うことがで
きる。そのため、型開閉の機構を簡素化して、型締め装
置の製造コストを低く抑えることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の射出成形機の型締め装置によれば、型締め機構と
して空気ばねを用いるので、型締め機構が簡素な構造と
なる。そのため、部品点数を減らすことができるととも
に型締め装置の組み付け工数を少なくすることができ
る。さらに、型締め装置の製造コストを低く抑えること
ができる。また、空気ばねには摺動部がないので、給油
をする必要がなくメンテナンス性の向上を図ることがで
きる。
【0022】また、請求項2記載の射出成形機の型締め
装置によれば、固定金型と移動金型の型閉め及び型開き
をするための作動手段としてエアシリンダを用いるの
で、型締めに用いる空気ばねと同様に空気を用いて型開
閉を行うことができる。そのため、型開閉の機構を簡素
化して、型締め装置の製造コストを低く抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形機の型締め装置の一実施形態
を示す平面図である。
【図2】図1における型締め状態を示す平面図である。
【図3】従来の射出成形機の型締め装置を示す平面図で
ある。
【図4】図3における型締め状態を示す平面図である。
【符号の説明】
30 型締め装置 31,32 固定プレート 33 移動プレート 34 固定金型 35 移動金型 36 タイバー 37 エアシリンダ 39 空気ばね 40 ゴムベローズ 44 エアコンプレッサ 49 テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 敬 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 細川 重夫 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CB01 CL17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型の取り付けが可能な一方の固定
    プレートと、該一方の固定プレートと並行するように設
    けられた他方の固定プレートと、前記一方の固定プレー
    トと前記他方の固定プレートとの間をスライド可能であ
    って移動金型の取り付けが可能な移動プレートと、前記
    固定金型と前記移動金型を接近または離反させて前記金
    型相互の開閉を行うように前記移動プレートを移動させ
    る作動手段とを有する射出成形機の型締め装置におい
    て、 空気ばねにより発生させる圧力によって前記金型相互の
    型締めを行うことを特徴とする射出成形機の型締め装
    置。
  2. 【請求項2】 前記作動手段がエアシリンダであること
    を特徴とする請求項1記載の射出成形機の型締め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170093172A (ko) * 2014-12-04 2017-08-14 익스트루드 투 필, 엘엘씨 사출 몰딩 시스템을 위한 노즐 차단

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