JP2003103578A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JP2003103578A
JP2003103578A JP2001302741A JP2001302741A JP2003103578A JP 2003103578 A JP2003103578 A JP 2003103578A JP 2001302741 A JP2001302741 A JP 2001302741A JP 2001302741 A JP2001302741 A JP 2001302741A JP 2003103578 A JP2003103578 A JP 2003103578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
molten resin
gate
molded product
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001302741A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yamamoto
国雄 山本
Atsushi Takeishi
篤 武石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2001302741A priority Critical patent/JP2003103578A/ja
Publication of JP2003103578A publication Critical patent/JP2003103578A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉部分があっても、溶融樹脂を隅々まで確
実に充填できること。 【解決手段】 ゲート13は、固定側金型において、キ
ャビティ3の角部と対向する位置にあって、かつ形状成
形品30の側壁32の端面の位置、つまり、側壁32の
端面に存在する四カ所の角部の位置にそれぞれ配置され
て、略三角形状をなしている。即ち、ゲート13は、キ
ャビティ3において箱形状成形品30の側壁32が互い
に交差する角部が最も大きな中心部13aをなし、その
両側から、互いに隣り合う側壁32に沿って延びるよう
な二等辺三角形状をなし、側壁32側から天板31側に
順次かつ迅速に流通するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄肉部を有する
成形品の成形に使用して好適な射出成形用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形用金型にあっては、箱形状をな
す成形品を成形する場合がある。このような箱形状成形
品のうち、例えば携帯電話のバッテリー等に利用される
箱形状成形品は、バッテリ全体が薄い板状に構成される
ので、成形品の天板が極めて薄いものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の射出
成形用金型では、箱形状成形品を成形する場合、天板の
中央部に設けられたゲートからキャビティ内に溶融樹脂
を注入すると、キャビティ内の天板に相当する部分が極
めて薄い空間部となっているので、溶融樹脂をキャビテ
ィ内の天板の周囲の隅々まで流入させることが難しく、
著しいときには、天板内に流入している課程で溶融樹脂
が硬化してしまい、不良品が生じるという問題があっ
た。
【0004】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、その目的は、薄肉部分があっても、溶融
樹脂を隅々まで確実に充填させることができる射出成形
用金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下の手段を提案している。請求項1に
係る発明は、キャビティ内に溶融樹脂を充填し硬化させ
て、多角形状をなす天板と、該天板の各辺に設けられた
側壁とを有する箱形状成形品を成形する射出成形用金型
において、キャビティ内に溶融樹脂を注入するゲート
は、キャビティにおける箱形状成形品の側壁角部の端面
に対応する位置に配置されてあって、略三角形状をなし
ていることを特徴とする。
【0006】この発明に係る射出成形用金型によれば、
溶融樹脂がゲートから流入すると、キャビティにおける
側壁の端面から流入し、側壁側から天板側に順次充填さ
れることとなる結果、天板側全体が確実に充填される。
しかも、ゲートが略三角形状に形成されているので、両
側壁へ積極的に注入されることにより、両側壁側から天
板の角部側に流入し、その後、天板の中央側に流れて充
填されることとなる結果、キャビティ内の天板側が確実
に充填される。
【0007】請求項2に係る発明は、キャビティ内に溶
融樹脂を充填し硬化させて、多角形状をなす天板と、該
天板の各辺に設けられた側壁とを有する箱形状成形品を
成形する射出成形用金型において、キャビティ内に溶融
樹脂を注入するゲートは、キャビティにおける箱形状成
形品の側壁角部の端面に対応する位置に配置されてあっ
て、略L字状をなしていることを特徴とする。
【0008】この発明に係る射出成形用金型によれば、
溶融樹脂がゲートから流入すると、キャビティにおける
側壁の端面から流入し、側壁側から天板側に順次充填さ
れることとなる結果、天板側全体が確実に充填される。
しかも、略L字状をなしていることにより、溶融樹脂の
注入時には、キャビティに対し両側壁の部分から積極的
に溶融樹脂が流入し、そこから天板の角部を経て中央部
側に充填されるので、キャビティ内の天板側が確実に充
填される。
【0009】請求項3に係る発明は、キャビティ内に溶
融樹脂を充填し硬化させて、多角形状をなす天板と、該
天板の各辺に設けられた側壁とを有する箱形状成形品を
成形する射出成形用金型において、キャビティ内に溶融
樹脂を注入するゲートは、キャビティにおける箱形状成
形品の側壁の端面に対応する位置に配置されてあって、
側壁の幅寸法またはそれ以下の寸法をもってかつ側壁が
延在する方向に沿う長尺状をなしていることを特徴とす
る。
【0010】この発明に係る射出成形用金型によれば、
溶融樹脂がゲートから流入すると、キャビティにおける
側壁の端面から流入し、側壁側から天板側に順次充填さ
れることとなる結果、天板側全体が確実に充填される。
しかも、ゲートが長尺状をなしていることにより、側壁
内に迅速に充填することができ、そのため、キャビティ
内の天板側に対する流入が促進される結果、薄い天板の
部分でも確実に充填することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
実施の形態について説明する。図1から図5はこの発明
の第1実施の形態に係る射出成形用金型を示す図であっ
て、図1は射出成形用金型を示す縦断面図、図2は箱形
状成形品を示す斜視図、図3はキャビティとゲートとの
関係を示す固定側金型の底面図、図4は図3の一部拡大
図、図5は射出成形用金型の離型状態を示す説明図であ
る。
【0012】図1に示す射出成形用金型は、大別する
と、固定型構成体1と、これに対し図示上下方向に移動
する可動型構成体2とを備え、これら固定型構成体1に
可動型構成体2が移動して型締めすることにより、相互
間に図2に示す箱形状成形品30を成形するためのキャ
ビティ3が形成される。
【0013】この射出成形用金型によって成形される成
形品30について述べると、この成形品30は、図2に
示すように、長四角形状に形成された天板31と、その
天板31の各辺に立設された側壁32とを有して箱形状
に形成されている。そして、この箱形状の成形品(以
下、箱形状成形品という)30は、これと類似の形状の
成形品(図示せず)とが互いに組み合わせられることに
よって内部に携帯電話の充電池を収納するようになって
いる。このような箱形状成形品30は、薄肉に形成され
てあって、例えば側壁32が0.8mm程度で、また天
板31が0.2mmの板厚をなしている。従って、キャ
ビティは、天板31,側壁32を有する箱形状成形品3
0に相当する空間部をなしている。
【0014】そして、固定型構成体1は、固定側金型4
と、この固定側金型4を固定したスペーサブロック5
と、このスペーサブロック5の上面に取り付けられた固
定側受け板6と、この固定側受け板6の上にブロック1
1(図5参照)を介して固定された固定側取り付け板7
と、スペーサブロック5内の固定側受け板6及び固定側
金型4間に固定されたマニホールド8とを備えている。
マニホールド8の内部には溶融樹脂の通路であるランナ
ー9が設けられ、このランナー9の下端が固定側型板4
に設けられたランナー10と接続されている。
【0015】又、ランナー10の外周部にはヒータ12
が配設され、ヒータ12の熱でランナー10内の溶融樹
脂が常に溶融状態に保たれる、いわゆるホットランナが
構成されている。更に、ランナー10を経た溶融樹脂が
ゲート13を通過することによりキャビティ3内に注入
される。
【0016】ゲート13は、いわゆるバルブゲートタイ
プに構成されている。即ち、ランナ9及び10内に図1
に示すように、バルブピン14が設けられている。この
バルブピン14の上部には連結体14bを介してシリン
ダヘッド14aが設けられ、シリンダヘッド14aが固
定側取り付け板7内に形成されたシリンダ室15に上下
方向に移動可能にセットされている。
【0017】成形に際しては、シリンダ室15内に給排
される油圧力でバルブピン14のシリンダヘッド14a
が上方に移動し、バルブピン14の先端がゲート13を
解放することにより、溶融樹脂がキャビティ3内に流入
可能となっている。そして、キャビティ3内に溶融樹脂
が充填された時点で、シリンダ室15に圧油が逆方向に
給排されると、その油圧力でバルブピン14が下方に移
動し、バルブピン14の先端部がゲート13内に挿入さ
れてゲート13を閉じ、これによってキャビティ3内の
溶融樹脂とランナー10内の溶融樹脂を切断するように
なっている。
【0018】なお、ランナー9の上端は詳細に図示して
いないが、固定側取り付け板7に設けられたスプール1
6に接続されている。更に、ゲート13は、図3及び図
4に示すように、固定側金型4において、キャビティ3
の角部と対向する位置にあって、かつ形状成形品30の
側壁32の端面の位置、つまり、側壁32の端面に存在
する四カ所の角部の位置に対応する位置にそれぞれ配置
されている。このゲート13は、略三角形状をなしてい
る。即ち、ゲート13は、図4に示すように、キャビテ
ィ3において箱形状成形品30の側壁32が互いに交差
する角部が最も大きな中心部13aをなし、その両側か
ら、互いに隣り合う側壁32に沿って延びるような二等
辺三角形状をなしている。この場合、ゲート13の最も
長い底辺部13bは、側壁32の内壁面33側を向いて
いる。この構成の下に、溶融樹脂が注入されたとき、キ
ャビティ3内の角部の各々から側壁32側を通って天板
31側に順にかつ速やかに流入できるようになってい
る。
【0019】一方、可動型構成体2は固定型構成体2の
固定側金型4及び固定側受け板5の下方に配置されてお
り、可動側金型21と、これを取り付けた可動側取り付
け板22とを備えている。
【0020】そして、固定型構成体1の固定側金型4の
下面には凸部4aが設けられると共に、可動型構成体2
の可動側金型21の上面には凹部21aが設けられてい
る。凸部4aは、箱形状成形品30の側壁32の内壁面
33を成形し得るよう、図5及び図6に示すように、固
定側金型4の下面部が側壁32の高さ分だけ下方に突出
することによって形成されている。凹部21aは、箱形
状成形品30の表面側を成形し得るよう、可動型構成体
2の可動側金型21が凹んで形成されている。この凸部
4aと凹部21aとは、固定型構成体1に対し可動型構
成体2が互いに当接して所定位置にセットされることに
よりキャビティ3を形成する。
【0021】ところで、一般に、キャビティ3に溶融樹
脂が充填され、かつ冷却されることによって硬化する
と、溶融樹脂が内側に収縮する作用が生じるので、固定
側金型4の凸部4aに密着してしまい、離型した時点
で、硬化した箱形状成形品30が凸部4aに密着した状
態となってしまう。
【0022】そこで、固定型構成体1から可動型構成体
2が離型したとき、凸部4aに密着している箱形状成形
品30を脱型させるエジェクタピン23が設けられてい
る。このエジェクタピン23は、固定型構成体1の固定
側金型4,マニホールド6,固定側受け板7,ブロック
11,固定側取り付け板7を挿通する長尺形状をなして
おり、その先端部に箱形状成形品30の側壁32と略同
様の厚み寸法を有して扁平状に形成された突き出し部2
3aが設けられている。この突き出し部23aは、図3
及び図4に示すように、固定側金型4において、箱形状
成形品30の四辺の各側壁32と対向するようキャビテ
ィ3の周縁に沿って配設されている。
【0023】又、エジェクタピン23の上部23bは、
固定側取り付け板7に形成されたシリンダ室17内に取
り付けられている。そして、シリンダ室17に図示しな
い圧油が給排されることにより、エジェクタピン23が
固定側取り付け板7,ブロック11,固定側受け板6,
マニホールド8,固定側金型4内を下方に移動するよう
になっている。従って、離型時、エジェクタピン23
は、油圧による駆動手段の給排によって下方に移動する
ことにより、箱形状成形品30の側壁32の端面を下方
に押圧して箱形状成形品30を凸部4aから脱型できる
ようにしている。
【0024】この実施形態の射出成形用金型は、上記の
ように構成されており、成形に際しては、まず、図1に
示すように、固定型構成体1と可動型構成体2とを型閉
して、これら固定型構成体1と可動型構成体2間にキャ
ビティ3を形成した後、バルブピン14がキャビティ3
から離れるよう上方に移動させてゲート13を解放す
る。なお、ゲート13が解放された状態であっても、バ
ルブピン14は、ゲート13内に設けられたバルブケー
シング(図示せず)に嵌合したままであり、ランナー
9,10内の溶融樹脂がゲート13から流出することは
ない。
【0025】そして、スプール16より成形材料である
溶融樹脂を注入すると、この溶融樹脂がスプール16か
らランナー9,10を順次通り、さらにゲート13を通
ることにより、キャビティ3内に流入される。
【0026】このとき、ゲート13は、固定側金型4の
キャビティ3において箱形状成形品30の側壁32の端
面の角部と対向する位置にそれぞれ配置されているの
で、溶融樹脂がその角部から注入されると、まず、側壁
32側に流入してから天板31側に流通する。
【0027】しかも、ゲート13はキャビティ3に対し
箱形状成形品30の互いに隣り合う両側壁32に跨る略
三角形状に形成されているので、両側壁32へ積極的に
注入されることにより、両側壁32側から天板31の角
部側に流入し、その後、天板31の中央側に流れて充填
されることとなる結果、天板31側全体が確実に充填さ
れることとなる。
【0028】従って、キャビティ3内の側壁32の角部
から溶融樹脂が流入すると、側壁32及び天板31の双
方に溶融樹脂が確実に充填され、従来技術のように天板
31を流通する課程で硬化するのを防止することができ
るので、天板31の板厚寸法が極めて薄くとも、箱形状
成形品30を的確に成形することができる。
【0029】なお、キャビティ3内に溶融樹脂が所定量
充填された時点で、バルブピン14が降下してゲート1
3を閉じ、キャビティ3内の溶融樹脂は図示しない冷却
水によって積極的に冷却されることにより、迅速に硬化
することとなる。
【0030】また、キャビティ3に充填された溶融樹脂
が硬化すると、可動型構成体2が固定型構成体1から下
降して離型する。この離型時には、溶融樹脂の内側に収
縮する作用が生じることにより、箱形状成形品30が図
5に示すように固定型構成体1の固定側金型2の凸部4
aに密着した状態となってしまうが、固定型構成体1に
エジェクタピン23が摺動可能に取り付けられているの
で、可動型構成体2の下降(離型)時、エジェクタピン
23が下方に移動し、エジェクタピン23の先端部の突
き出し部23aが箱形状成形品30の側壁32の端面を
下方に押圧するので、箱形状成形品30を凸部4aから
脱型させることができる。従って、溶融樹脂が収縮によ
って凸部4aに密着しても、成形された箱形状成形品3
0の脱型を簡単かつ確実に行うことができる。
【0031】又、上記のように成形された箱形状成形品
30は、側壁32の端面にゲート13の跡、いわゆるゲ
ート跡が残る形状となるが、これと類似形状の成形品と
互いに組み合わせると、ゲート跡が表面から見えること
がなくなり、外観を損なうこともない。
【0032】従って、キャビティ3に対し、溶融樹脂を
側壁32の端面の角部から充填することにより、溶融樹
脂がキャビティ3内の側壁32,天板31に相当する空
間部に確実に充填され、かつ各々で一定の厚みとなるの
で、製品としての信頼性を高めることができ、成形歩留
まりを向上させることができる。
【0033】図6はこの発明の第2実施の形態に係る射
出成形用金型を示す要部の説明図である。この実施形態
において前記第1の実施形態と異なるのは、ゲートがL
字状に形成された点にある。
【0034】即ち、このゲート13Aは、固定側金型4
において、キャビティ3の角部と対向する位置(箱形状
成形品30における側壁31の角部の端面に対応する位
置)にあって、かつ箱形状成形品30の互いに隣り合う
両側壁31に跨るようにL字状をなしている。この場
合、ゲート13Aの両側131,131の幅寸法L1
は、側壁32の厚み寸法より若干小さめに形成され、し
かもの両側131の長さ寸法L2が同様の寸法に形成さ
れている。
【0035】このようにゲート13AがL字状に形成さ
れると、溶融樹脂の注入時には、キャビティ3に対し両
側壁32の部分から積極的に溶融樹脂が流入し、そこか
ら天板31の角部を経て中央部側に充填されるので、基
本的には前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得
ることができる。
【0036】なお、この実施形態では、ゲート13Aの
幅寸法L1が側壁32の厚み寸法より小さめに形成され
た例を示したが、同程度となるように形成してもよく、
また両側131の長さ寸法は各側壁32の長さに応じて
変えてもよく、適宜選定することもできる。
【0037】図7は、この発明の第3実施の形態に係る
射出成形用金型を示す要部の説明図である。この場合の
ゲート13Bは、側壁32の端面に対応する位置にあっ
て、両側壁32に跨るように配置されると共に、一方の
側壁32が延在する方向に沿う長尺状をなしている。即
ち、ゲート13Bの一端132がキャビティ3の角部に
位置すると共に、その他端133が一方の側壁32に沿
うように延在している。その際、ゲート13Bの幅は、
側壁32の幅寸法より若干小さめに形成されているが、
側壁32の幅と同寸法であってもよい。
【0038】この実施形態によれば、ゲート13Bが両
側壁32に跨るようキャビティ3の角部に配置されてい
るので、基本的には前述した実施形態と同様の作用効果
を得ることができる。しかも、ゲート13Bが一方の側
壁32に沿う長尺状をなしているので、側壁32内に迅
速に充填することができ、そのため、天板31に対する
流入が促進される結果、薄い天板31の部分であっても
より確実に充填することができる。
【0039】なお、上記の各実施の形態においては、溶
融樹脂を側壁32の端面から流入させる構成として、箱
形状成形品30の開口部側の端面から流入させる構成と
したが、この構成に代えて、箱形状成形品30の天板3
1側の端面から流入させるように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ゲートが略三角形状に形成されているの
で、溶融樹脂がゲートから流入すると、両側壁へ積極的
に注入される結果、キャビティ内の天板側が確実に充填
され、良好な成形品が得られる効果がある。
【0041】請求項2に係る発明によれば、略L字状を
なしていることにより、キャビティ内の天板側が確実に
充填され、請求項1と同様の効果が得られる。
【0042】請求項3に係る発明によれば、ゲートが長
尺状をなしていることにより、請求項1及び2と同様の
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係る射出成形用金
型を示す図であって、射出成形用金型を示す縦断面図で
ある。
【図2】 箱形状成形品を示す斜視図である。
【図3】 キャビティとゲートとの関係を示す固定側金
型の底面図である。
【図4】 図3の一部拡大図である。
【図5】 射出成形用金型の離型状態を示す説明図であ
る。
【図6】 この発明の第2実施の形態に係る射出成形用
金型を示す要部の説明図である。
【図7】 この発明の第3実施の形態に係る射出成形用
金型を示す要部の説明図である。
【符号の説明】
1 固定型構成体 2 可動型構成体 3 キャビティ 4 固定側金型 4a キャビティの凸部 5 スペーサブロック 6 固定側受け板 7 固定側取り付け板 8 マニホールド 9,10 ランナー 11 ブロック 12 ヒータ 13,13A,13B ゲート 14 バルブピン 15,17 シリンダ室 21 可動側金型 21a キャビティの凹部 22 可動側取り付け板 23 エジェクタピン 23a エジェクタピンの突き出し部 30 箱形状成形品 31 天板 32 側壁 33 側壁の内壁面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ内に溶融樹脂を充填し硬化さ
    せて、多角形状をなす天板と該天板の各辺に設けられた
    側壁とを有する箱形状成形品を成形する射出成形用金型
    において、 キャビティ内に溶融樹脂を注入するゲートは、キャビテ
    ィにおける箱形状成形品の側壁角部の端面に対応する位
    置に配置されてあって、略三角形状をなしていることを
    特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 キャビティ内に溶融樹脂を充填し硬化さ
    せて、多角形状をなす天板と該天板の各辺に設けられた
    側壁とを有する箱形状成形品を成形する射出成形用金型
    において、 キャビティ内に溶融樹脂を注入するゲートは、キャビテ
    ィにおける箱形状成形品の側壁角部の端面に対応する位
    置に配置されてあって、略L字状をなしていることを特
    徴とする射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 キャビティ内に溶融樹脂を充填し硬化
    させて、多角形状をなす天板と該天板の各辺に設けられ
    た側壁とを有する箱形状成形品を成形する射出成形用金
    型において、 キャビティ内に溶融樹脂を注入するゲートは、キャビテ
    ィにおける箱形状成形品の側壁の端面に対応する位置に
    配置されてあって、側壁の幅寸法またはそれ以下の寸法
    をもってかつ側壁が延在する方向に沿う長尺状をなして
    いることを特徴とする射出成形用金型。
JP2001302741A 2001-09-28 2001-09-28 射出成形用金型 Withdrawn JP2003103578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001302741A JP2003103578A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001302741A JP2003103578A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003103578A true JP2003103578A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19122932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001302741A Withdrawn JP2003103578A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003103578A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018004359A1 (en) * 2016-07-01 2018-01-04 Fisher & Paykel Healthcare Limited Improvements relating to a respiratory device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018004359A1 (en) * 2016-07-01 2018-01-04 Fisher & Paykel Healthcare Limited Improvements relating to a respiratory device
US11083866B2 (en) 2016-07-01 2021-08-10 Fisher & Paykel Healthcare Limited Relating to a respiratory device
US11975154B2 (en) 2016-07-01 2024-05-07 Fisher & Paykel Healthcare Limited Respiratory device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009101557A (ja) 射出成形方法及び射出成形装置
JP5054923B2 (ja) 電子部品の樹脂封止成形方法
JPH07223242A (ja) 複数個取り金型
KR100846746B1 (ko) 사출물 수축보상을 위한 금형
JP2014151639A (ja) 樹脂製品の製造装置及び製造方法
JP2003103578A (ja) 射出成形用金型
JP3232048B2 (ja) 2材質からなる成形品の成形方法および成形用金型
KR100787735B1 (ko) 인서트 성형 방법 및 인서트 성형용 금형
JP2003103580A (ja) 射出成形用金型及び箱形状成形品及び箱形状成形品の製造方法
JPS5839425A (ja) 低圧射出成形法
JPS59165632A (ja) 中空品の射出成形方法及び装置
KR100852788B1 (ko) 금형조립체의 웰드라인 방지구조
JP4540703B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形装置
KR200194537Y1 (ko) 사출금형의 절단형 런너 게이트구조
JP3156838B2 (ja) 射出成形用金型
JP3148963B2 (ja) ガス注入成形法におけるガス流路を塞ぐ方法
JP2003103579A (ja) 射出成形用金型及び箱形状成形品及び箱形状成形品の製造方法
JP4025060B2 (ja) スタックモールド金型
KR200250822Y1 (ko) 사출금형의 게이트 구조
CN206953450U (zh) 用于注塑双金属绝缘嵌件的模具滑块结构
JP3278839B2 (ja) 成形用金型
JP3974544B2 (ja) 金型装置
JPH0677952B2 (ja) 成形金型
JP2001138373A (ja) 射出成形方法および射出成形金型
JPH082859Y2 (ja) カセットハーフ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202