JP2003103222A - 処理設備 - Google Patents

処理設備

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JP2003103222A
JP2003103222A JP2001298797A JP2001298797A JP2003103222A JP 2003103222 A JP2003103222 A JP 2003103222A JP 2001298797 A JP2001298797 A JP 2001298797A JP 2001298797 A JP2001298797 A JP 2001298797A JP 2003103222 A JP2003103222 A JP 2003103222A
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section
container
cardboard
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Application number
JP2001298797A
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English (en)
Inventor
Akira Nakano
彰 中野
Katsuhiro Kasahara
勝弘 笠原
Takuya Gondo
卓也 権藤
Koji Ueda
浩二 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Maki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Maki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、出荷処理の能力を維持でき、作業
効率を改善できる処理設備を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 出荷部Cに、選果部Bから搬出されるダ
ンボール箱を出荷処理する複数の出荷手段1として、ダ
ンボール箱をパレットに移載する第1移載手段2と、ダ
ンボール箱を一時保管する第1保管手段3および第2保
管手段4を備え、選果部Bにおける選果の結果に基づい
て、ダンボール箱を前記出荷手段1のいずれかに振り分
ける振り分け手段8を備える。この構成によれば、出荷
部Cに、選果部Bより搬出されるダンボール箱を出荷処
理する複数の出荷手段1を備えることにより、判定結果
(選果結果)の発生割合に応じて出荷手段1を選択して
ダンボール箱を搬出でき、出荷処理の能力を向上させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入荷部と選果部と
出荷部から構成される処理設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記、入荷部と選果部と出荷部か
ら構成される処理設備として選果設備について説明す
る。なお、選果する対象の物品の一例をみかん(柑橘)
としている。
【0003】生産者により取り入れられたみかんはコン
テナ(入荷用の容器)に入れられ、このみかんが入れら
れたコンテナ(実コンテナ)はトラックなどの車両によ
り搬送され、前記入荷部へ搬入される。
【0004】入荷部では、選果設備の作業員により前記
コンテナは車両より下ろされ、下ろされたコンテナはコ
ンベヤなどにより前記選果部へ搬入される。前記選果部
では、コンテナよりみかんが取り出され(または放出さ
れ)、各みかん毎に、重量、大きさ、形状等により階級
(2L,L,M,Sなど)が判定され、糖度、熟度、
色、傷の有無等により等級(秀,優,良,可など)が判
定され、これら階級と等級の判定結果(選果結果)に基
づいて選果結果別に一定重量毎にダンボール箱(出荷用
の容器;以下、「ダンボール」と略称する)に詰めら
れ、ダンボール単位でコンベヤなどにより前記出荷部へ
搬出される。
【0005】前記出荷部では、ダンボールは選果結果別
に出荷処理され、たとえば選果結果別にパレット上に段
積みされ、その後一旦保管され、トラックなどに積み込
まれ出荷先へ出荷される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の処
理設備(選果設備)では、出荷部において、選果結果別
に出荷処理するとき選果結果別の数量に偏りがでると、
出荷処理が間に合わなくなり、渋滞が発生し処理能力が
極端に落ちるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、出荷処理の能力を維持
でき、作業効率を改善できる処理設備を提供することを
目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、入荷部と
選果部と出荷部から構成され、前記入荷部に入荷される
選果対象の物品が前記選果部に搬送され、この選果部に
おいて各物品毎に選果され、その選果の結果により容器
に収納され、前記容器単位で出荷部へ搬出され、出荷部
より出荷される処理設備であって、前記出荷部に、前記
選果部より搬出される前記容器を出荷処理する複数の出
荷手段を備え、前記選果部における選果の結果に基づい
て、前記容器を前記複数の出荷手段のいずれかに搬送す
ることを特徴とするものである。
【0009】ここで、物品はたとえばみかんなどの柑橘
物であり、容器はたとえばダンボールやコンテナやバケ
ットである。また出荷手段は保管手段や移載手段であ
り、保管手段はたとえば自動倉庫から構成され、移載手
段はたとえばアームを使用して容器を積み下ろしするロ
ボットから構成される。
【0010】上記構成によれば、選果部より搬出される
容器は、選果部における選果の結果に基づいて複数の出
荷手段のいずれかに搬送され、出荷処理される。このよ
うに、複数の出荷手段を備えることにより、判定結果
(選果結果)の発生割合に応じて出荷手段を選択して容
器を搬出でき、出荷の処理能力を向上できる。
【0011】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、前記容器は、積み重ね可能な
容器であることを特徴とするものである。上記構成によ
れば、選果部により搬出される容器は、積み重ね可能な
容器であり、パレットなどの物品支持体に段積みして出
荷することができる。
【0012】また請求項3に記載の発明は、上記請求項
1または請求項2に記載の発明であって、選果部におけ
る選果の結果に基づく前記複数の出荷手段への前記容器
の搬送先は、選果部における過去の選果結果の実績に基
づいて割り付けられることを特徴とするものである。
【0013】上記構成によれば、選果部より搬出される
容器は、選果部における過去の選果結果の実績に基づい
て、搬送先である出荷手段が割り付けられる。よって、
出荷手段が満量あるいは出荷処理実行中で前記容器がこ
の出荷手段へ入ることができずに渋滞したり、また出荷
手段へ容器が搬送されず何ら出荷処理を実行しない時間
が発生したりして処理能力が低下することが防止され
る。
【0014】また請求項4に記載の発明は、上記請求項
1または請求項2に記載の発明であって、選果部におけ
る選果の結果に基づく前記複数の出荷手段への前記容器
の搬送先は、選果する対象の物品の今後の入荷予定量に
基づいて割り付けられることを特徴とするものである。
【0015】上記構成によれば、選果部より搬出される
容器は、選果する対象の物品の今後の入荷予定量に基づ
いて、搬送先である出荷手段が割り付けられる。よっ
て、前記容器が渋滞したり、何ら出荷処理を実行しない
時間が発生したりすることが防止される。
【0016】また請求項5に記載の発明は、上記請求項
1または請求項2に記載の発明であって、選果部におけ
る選果の結果に基づく前記複数の出荷手段への前記容器
の搬送先は、前記選果部における選果状況に基づいて割
り付けられることを特徴とするものである。
【0017】上記構成によれば、選果部より搬出される
容器は、選果部における選果状況に基づいて、搬送先で
ある出荷手段が割り付けられる。よって、前記容器が渋
滞したり、何ら出荷処理を実行しない時間が発生したり
することが防止される。
【0018】上記請求項6に記載の発明は、上記請求項
3〜請求項5のいずれかに記載の発明であって、一定の
時間または期間毎に、その時間または期間の情報を利用
してまたは加算して前記割り付けを更新することを特徴
とするものである。
【0019】上記構成によれば、搬送先である出荷手段
の割り付けは、一定の時間または期間毎に、その時間ま
たは期間の情報を利用してまたは加算して更新される。
よって、時間または期間に応じて変動する最新の選果状
況に基づいて割り付けが更新され、前記容器が渋滞した
り、何ら出荷処理を実行しない時間が発生したりする事
態を少なくすることができる。
【0020】また請求項7に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項6のいずれかに記載の発明であって、出荷部
の前記複数の出荷手段は、前記選果部より搬出される前
記容器を物品支持体に積み込む移載手段と、前記選果部
より搬出される前記容器を一旦保管する、前記容器を連
続的に貯留可能な第1保管手段と、前記選果部より搬出
される前記容器を一旦保管する、前記容器を1の単位で
入出庫可能な第2保管手段の組み合わせからなることを
特徴とするものである。
【0021】上記構成によれば、選果部より搬出される
容器は、移載手段と第1保管手段と第2保管手段の組み
合わせからなる複数の出荷手段のいずれかへ搬送され、
物品支持体に積み込まれ、あるいは一旦保管される。
【0022】また請求項8に記載の発明は、上記請求項
7に記載の発明であって、前記第1保管手段に保管され
る前記容器を物品支持体に積み込む第2移載手段と、前
記第2保管手段に保管される前記容器を物品支持体に積
み込む第3移載手段と、前記移載手段または前記第2移
載手段または第3移載手段において前記容器が積み込ま
れた物品支持体を保管する出荷用保管手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0023】上記構成によれば、第1保管手段に保管さ
れる容器は第2移載手段により物品支持体に積み込ま
れ、また第2保管手段に保管される前記容器は第3移載
手段により物品支持体に積み込まれ、前記容器が積み込
まれた物品支持体は出荷用保管手段に保管される。この
ように、各保管手段毎に移載手段を設けることにより、
各保管手段の容器の保管状況に応じて物品支持体に積み
込むことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る処理設備の概略構成図である。
【0025】図1に示すように、本発明の処理設備は入
荷部Aと選果部Bと出荷部Cから構成されている。な
お、選果する対象の物品の一例をみかん(柑橘)として
いる。前記入荷部Aには、生産者により取り入れられた
みかんがコンテナ(入荷される容器)に入れられた状態
で、トラックなどの車両により搬入され、入荷部Aに搬
入されたコンテナはコンベヤなどにより選果部Bへ搬入
される。
【0026】前記選果部Bでは、コンテナより全てのみ
かんが取り出され(または放出され)、各みかん毎に、
重量、大きさ、形状等により階級(2L,L,M,Sな
ど)が判定され、糖度、熟度、色、傷の有無等により等
級(秀,優,良,可など)が判定され、これら階級と等
級の判定結果(選果結果)に基づいて選果結果別に一定
重量毎にダンボール(積み重ね可能な出荷される容器の
一例)に詰められ、ダンボール単位でコンベヤなどによ
り出荷部Cへ搬出される。なお、このダンボールには、
前記階級と等級を示すバーコードが付されており、コン
ベヤなどにより出荷部Cへ搬送される。
【0027】処理設備の出荷部Cには、選果部Bより搬
出される前記ダンボールを出荷処理する複数の出荷手段
1として、選果部Bより搬出されるダンボールをパレッ
ト(物品支持体の一例)に積み込む第1移載手段2と、
選果部Bより搬出されるダンボールを一旦保管する、ダ
ンボールを連続的に貯留可能な第1保管手段3と、選果
部Bより搬出されるダンボールを一旦保管する、ダンボ
ールを1の単位で入出庫可能な第2保管手段4が設けら
れ、さらに第1保管手段3に保管されるダンボールをパ
レットに積み込む第2移載手段5と、第2保管手段4に
保管されるダンボールをパレットに積み込む第3移載手
段6と、第1移載手段2または第2移載手段5または第
3移載手段6においてダンボールが積み込まれたパレッ
ト(以下、実パレットと称す)を一旦保管する出荷用保
管手段7が設けられている。また第2移載手段5より搬
出される端数パレット(後述する)と、第3移載手段6
より搬出される端数パレットと混載パレット(後述す
る)が平置きされ、出荷される平置き場Rが設けられ、
第2保管手段4より各注文先へダンボール単位で搬出さ
れるダンボールがストレージされ、出荷される手積みス
テーションSが設けられている。前記出荷用保管手段7
より、各注文先へ実パレット単位で出荷される。
【0028】また出荷部Cには、後述する振り分け指令
データに基づいて、選果部Bより搬出されるダンボール
を、第1移載手段2または第1保管手段3または第2保
管手段4へ振り分け搬送する振り分け手段8と、選果部
Bにおける過去の選果結果の実績に基づいて、選果部B
より搬出されるダンボールを3つのどの出荷手段1へ搬
出するかを決定する割り付け手段9と、選果部Bから搬
送されてきたダンボールのバーコードを読み取ることで
その選果情報を得、割り付け手段9により決定された割
り付け情報に基づいて、選果部Bから搬送されてきたダ
ンボールをどの出荷手段1へ搬出するかの振り分け指令
データを振り分け手段8へ出力し、また読み取った選果
情報を割り付け手段9へ出力する判定手段10が設けら
れている。
【0029】上記割り付け手段9による割り付けの方法
の一例を図2のフローチャートにしたがって説明する。
まず、選果の階級(たとえば2L,L,M,S)と等級
(たとえば秀,優,良,可)から図3に示すように、複
数(図では16)のランク(等階級)を設定する(ステ
ップ−1)。次に設定したランクを出荷手段1の数(実
施の形態では3)に合わせて分け、たとえば主要等階級
と準主要等階級と端等階級(主要および準主要等階級以
外)に分け、主要等階級を第1移載手段2に割り付け、
準主要等階級を第1保管手段3に割り付け、端等階級を
第2保管手段4に割り付ける(ステップ−2)。続いて
各主要等階級と準主要等階級と端等階級において出荷処
理するダンボールの数量を各等階級に割り当てた出荷手
段1の出荷処理能力に合わせて、たとえば6:2:1の
数量と設定する(ステップ−3)。
【0030】続いて選果部Bにおける過去の選果結果の
実績(過去の実績)を求める。すなわち、一定の期間
(たとえば、1日あるいは1週間)内における、判定手
段10から入力した選果情報(ダンボールから読み取っ
たバーコードの情報)によりランク毎にダンボールの数
量をカウントして、過去のランク毎のダンボール数(実
績の一例)を求める(ステップ−4)。
【0031】一定の期間が終了し、実績の収集が終了す
ると、各等階級のダンボールの数量が上記6:2:1の
数量となるように、各ランクを、主要等階級と準主要等
階級と端等階級に割り付ける。すなわち、各ランクを第
1移載手段2または第1保管手段3または第2保管手段
4に割り付ける(ステップ−5)。図3では、中程度の
ランク5〜12が第1移載手段2に割り付けられ、これ
より高いランク3,4と低いランク13,14が第1保
管手段3に割り当てられ、それ以外の高級品に相当する
ランク1,2と品質が少し劣る品に相当するランク1
5,16が第2保管手段4に割り当てられている。
【0032】続いて第1移載手段2または第1保管手段
3または第2保管手段4に割り付けたランクの情報(割
り付け情報)を判定手段10へ出力し設定させる(ステ
ップ−6)。
【0033】また上記ステップ−4〜ステップ−6は、
上記期間毎に実行され、割り付け情報が更新され、期間
に応じて変動する出荷数量に対応して、各ランクが第1
移載手段2または第1保管手段3または第2保管手段4
に割り付けられる。
【0034】なお、前記割り付け手段9では、選果部B
における過去の選果結果の実績(過去の実績)に基づい
て割り付けを行っているが、選果する対象の物品である
みかんの今後の予想される各ランク別の入荷予定量(今
後の入荷予定量;実績収集した過去の各ランクのダンボ
ール数量に相当する)や選果部Bにおいて実行されてい
る現在の選果状況(各ランクのダンボール数量に相当す
る)に基づいて割り付けを行うことも可能である。また
前記割り付け手段9では、期間毎の情報を利用して割り
付け情報を更新しているが、過去の数回の期間毎の情報
を加算して割り付けを更新することも可能である。
【0035】上記図1の出荷部Cの具体的な構成例を図
4に示す。上記第1移載手段2として、選果部Bから搬
送されてきたダンボールDを出荷用のパレット(物品支
持体の一例)Qに段積み(積み込み)して搬出する高速
仕分け用の第1パレタイズ部11が設けられ、また第1
保管手段3として、選果部Bから搬送されてきたダンボ
ールDを一旦保管する、ダンボールDを連続的に貯留可
能な流動棚からなる製品仕分けプール用の第1保管部1
2が設けられ、また第2保管手段4として、選果部Bか
ら搬送されてきたダンボールDを一旦保管する、ダンボ
ールDを1の単位で入出庫可能な製品一時保管用の第2
保管部13が設けられている。
【0036】また第2移載手段5として、第1保管部1
2に保管されたダンボールDをパレットQに段積み(積
み込み)して搬出する第2パレタイズ部14が設けら
れ、また第3移載手段6として、第2保管部13に保管
されたダンボールDをパレットQに段積み(積み込み)
して搬出する第3パレタイズ部15が設けられ、また出
荷用保管手段7として、ダンボールDが段積みされた実
パレットQを保管する出荷用保管部(出荷用保管手段の
一例)16が設けられている。さらに振り分け手段8お
よび判定手段10として、選果部Bより搬送されてきた
ダンボールDを、第1パレタイズ部11と第1保管部1
2と第2保管部13に振り分ける第1分岐装置17が設
けられている。
【0037】また出荷部Cには、実パレットQを出荷す
る出荷積付部18が設けられ、第1パレタイズ部11と
第2パレタイズ部14と第3パレタイズ部15と出荷積
付部18との間で実パレットQ等の搬送を行う第1自走
搬送台車19が設けられている。
【0038】なお、パレットQは、選果部Bより搬出さ
れるダンボールDを段積みするのに適したパレットが選
択される。上記第1パレタイズ部11には、空パレット
Qが供給され、この空パレットQにダンボールDが段積
みされると、この実パレットQを自走搬送台車19へ搬
出するパレタイズ用コンベヤ21,22,23、各パレ
タイズ用コンベヤ21,22,23の上方へダンボール
Dを供給するシュート24,25,26、および各シュ
ート24,25,26へ供給されてきたダンボールDを
各パレタイズ用コンベヤ21,22,23上のパレット
Qへ段積みするパレタイザー(たとえばアームを使用し
てダンボールDの積み下ろしを行うロボット)27から
なるロボット段積み部28が複数設けられている。
【0039】さらに第1パレタイズ部11には、第1分
岐装置17より分岐されてきたダンボールDを予めラン
クが設定された各ロボット段積み部28の各シュート2
4,25,26へ振り分ける第2分岐装置30と、各ロ
ボット段積み部28の各パレタイズ用コンベヤ21,2
2,23へ空パレットQを供給する第2自走搬送台車3
1と、第1自走搬送台車19より段積みされた空パレッ
トQを受け取るコンベヤ32と、このコンベヤ32によ
り搬入された段積み状態の空パレットQを1枚ずつにし
て供給する段ばらし機33と、この段ばらし機33より
供給された空パレットQを搬送し第2自走搬送台車31
へ搬出するコンベヤ34が設けられている。
【0040】また上記第1保管部12には、第1分岐装
置17により分岐されたダンボールDを搬送するコンベ
ヤ41と、みかんのランクにより分類されるダンボール
Dを、予め設定されたランク毎に保管する複数の間口を
有する流動棚42と、コンベヤ41により搬送されてき
たダンボールDを収納されたみかんのランクにより流動
棚99の各間口へ仕分けする仕分け装置43と、流動棚
42の各間口から搬出されたダンボールDを合流させる
合流装置44と、合流装置44から搬出されたダンボー
ルDを第2パレタイズ部14へ搬送するコンベヤ45が
設けられている。
【0041】また上記第2保管部13には、第1分岐装
置17により分岐されたダンボールDを搬送するコンベ
ヤ51と、みかんのランクにより分類されるダンボール
Dを、そのランクを管理しながら保管する複数(図では
2基)の自動倉庫52と、コンベヤ51により搬送され
てきたダンボールDを2基のシュート53,54を介し
て各自動倉庫52へサイクリックに仕分ける分岐装置5
5と、自動倉庫52から搬出されたダンボールDを合流
させ、さらに分岐する合流・分岐装置56と、合流・分
岐装置56から分岐されたダンボールDを第3パレタイ
ズ部15へ搬送するコンベヤ57と、合流・分岐装置5
6から分岐されたダンボールDを出荷積付部18へ搬送
するコンベヤ58が設けられている。上記自動倉庫52
は、ダンボールDをそれぞれ1の単位で収納する荷収納
部88を有する一対の収納棚89と、ダンボールDを収
納棚の各荷収納部88と上記シュート53,54または
合流・分岐装置56との間に亘って搬送し、入出庫を行
う搬送装置90から構成され、前記搬送装置90は、チ
ェーンにて吊下げ支持され、収納棚89の上下高さのほ
ぼ全域にわたって垂直方向に昇降される昇降台91と、
この昇降台91上に横動自在に設けられ、収納棚89の
荷収納部88またはシュート53,54または合流・分
岐装置56に対してダンボールDの受け渡しを行う移載
装置(フォーク装置)92から構成されており、自動倉
庫52は、選果部Bから搬送されてきたダンボールDを
一旦保管し、ダンボールDを1の単位で入出庫可能な構
成とされている。
【0042】また上記第2パレタイズ部14には、第2
自走搬送台車31により空パレットQが供給され、この
空パレットQにダンボールDが段積みされると、この実
パレットQを第1自走搬送台車19へ搬出するパレタイ
ズ用コンベヤ61と、第1保管部12のコンベヤ45か
ら搬送されたダンボールDをパレタイズ用コンベヤ61
上のパレットQへ段積みするパレタイザー(たとえばア
ームを使用してダンボールDの積み下ろしを行うロボッ
ト)62が設けられている。
【0043】また上記第3パレタイズ部15には、第2
自走搬送台車31により空パレットQが供給され、この
空パレットQにダンボールDが段積みされると、この実
パレットQを第1自走搬送台車19へ搬出するパレタイ
ズ用コンベヤ65と、第2保管部13のコンベヤ57か
ら搬送されたダンボールDをパレタイズ用コンベヤ65
上のパレットQへ段積みするパレタイザー(たとえばア
ームを使用してダンボールDの積み下ろしを行うロボッ
ト)66が設けられている。
【0044】また上記出荷用保管部16には、複数(図
では2基)の自動倉庫71と、これら自動倉庫71と第
1自走搬送台車19との間でパレットQ等の受け渡しを
行う入庫コンベヤ72および出庫コンベヤ73が設けら
れている。自動倉庫71には、実パレットQと、段積み
された空パレットQが保管される。
【0045】また上記出荷積付部18には、第1自走搬
送台車19より実パレットQを受け取り搬送する複数
(図では4台)の出荷コンベヤ75と、段積みされた空
パレットQを受け取り第1自走搬送台車19へ搬出する
コンベヤ76と、各出荷コンベヤ75毎に配置され、実
パレットQを結束する結束機77と、各出荷コンベヤ7
5毎に配置され、この出荷コンベヤ75により出荷され
るダンボールDを搬送するトラックTの車番を表示する
車番表示器78と、第2保管部13のコンベヤ58の終
端に形成される手積みステーションSに配置された作業
ナンバー表示器79と、第1自走搬送台車19より端数
パレット(パレット上に正規の数量のダンボールDが積
載されていないパレット)Qまたは混載パレット(パレ
ット上に複数のランクのダンボールDが混載されている
パレット)Qを受け取り搬送する端数コンベヤ80とが
設けられている。また端数コンベヤ80の周辺にパレッ
トQの平置き場Rが設けられている。
【0046】またダンボールDのバーコードを読み取る
第1バーコードリーダ81が上記第1分岐装置17の上
流(選果部Bの出口)に、第2バーコードリーダ82が
第1分岐装置17と第2分岐装置30との間に、第3バ
ーコードリーダ83が第1保管部12のコンベヤ41
に、第4バーコードリーダ84が第2保管部13のシュ
ート53に、第5バーコードリーダ85が第2保管部1
3のシュート54に、第6バーコードリーダ86がコン
ベヤ45の下流に、第7バーコードリーダ87がコンベ
ヤ57の下流にそれぞれ配置されている。
【0047】前記第1バーコードリーダ81は第1分岐
装置17に接続され、第2バーコードリーダ82は第2
分岐装置30に接続され、第3バーコードリーダ83は
仕分け装置43に接続され、第4バーコードリーダ84
と第5バーコードリーダ85は自動倉庫52(コントロ
ーラ)に接続され、第6バーコードリーダ86は第2パ
レタイズ部14のパレタイザー62(コントローラ)に
接続され、第7バーコードリーダ87は第3パレタイズ
部15のパレタイザー66(コントローラ)に接続さ
れ、ダンボールDのバーコードはこれらバーコードリー
ダにより読み取られ、各装置へ入力される。
【0048】上記割り付け手段9は、コンピュータから
構成され、この割り付け手段9へ第1分岐装置17より
上記実績収集のための選果情報(ダンボールDのバーコ
ードの情報)が出力され、またこの割り付け手段9によ
り決定された上記割り付け情報は第1分岐装置17に入
力され設定される。
【0049】以下、上記出荷部Cの構成における作用を
図5に示すフローチャートにしたがって説明する。い
ま、割り付け手段9により決定された上記割り付け情報
によって、図3に示すように、ランク1,2,15,1
6のダンボールDが第2保管部13に割り付けられ、ラ
ンク3,4,13,14のダンボールDが第1保管部1
2に割り付けられ、ランク5〜12のダンボールDが第
1パレタイズ部11に割り付けられ、その割り付け情報
が判定手段10に設定されているものとする。
【0050】また第1パレタイズ部11における、各ロ
ボット段積み部28の各シュート24,25,26には
それぞれ、ランク5〜12のうちの1つのランクが割り
付けられ、第2分岐装置30に設定されているものとす
る。また第1保管部12における、流動棚42の各間口
にはそれぞれ、ランク3,4,13,14のうちの1つ
のランクが割り当てられ、仕分け装置43に設定されて
いるものとする。
【0051】まず、選果部Bから搬送されてきたダンボ
ールDは第1バーコードリーダ81によりそのバーコー
ドが読み取られ、バーコードにより示されるダンボール
D(みかん)のランク(選果結果)および上記設定され
たランクの割り付けに基づいて、直接第1パレタイズ部
11へ搬送されてパレタイズされるのか、第1保管部1
2の流動棚42または第2保管部13の自動倉庫52お
いて一旦保管されるのか判別され、第1分岐装置17に
より振り分けられる。 「第1パレタイズ部11」第1パレタイズ部11へ振り
分けられたランク5〜12のダンボールDは第2バーコ
ードリーダ82によりそのバーコードが再び読み取ら
れ、バーコードにより示されるみかんのランク(選果結
果)および上記予め設定された各シュート24,25,
26の割り付け情報に基づいて、第2分岐装置30によ
り各シュート24,25,26へ振り分けられ、パレタ
イズ用コンベヤ21,22,23にそれぞれ供給される
空パレットQ上に、パレタイザー(ロボット)27によ
り順に所定数量、段積みされ、ランク別にダンボールD
が段積みされた実パレットQは第1自走搬送台車19へ
搬出され、この第1自走搬送台車19により出荷用保管
部16の自動倉庫71へ入庫コンベヤ72を介して搬入
され一時保管される。
【0052】なお、段積みされた空パレットQが出荷積
付部18のコンベヤ76へ搬入されると、コンベヤ76
より第1自走搬送台車19へ搬出され、この第1自走搬
送台車19により一旦自動倉庫71へ搬送されて保管さ
れ、適宜第1自走搬送台車19により自動倉庫71より
コンベヤ32へ搬送される。このコンベヤ32へ搬送さ
れた段積み状態の空パレットQは、段ばらし機33によ
り1枚ずつコンベヤ34へ供給され、このコンベヤ34
より第2自走搬送台車31へ搬出され、この第2自走搬
送台車31により空パレットQが、上記各ロボット段積
み部28の各パレタイズ用コンベヤ21,22,23、
第2パレタイズ部14のパレタイズ用コンベヤ61、第
3パレタイズ部15のパレタイズ用コンベヤ65へ供給
される。 「第1保管部12」上記第1保管部12へ振り分けられ
たランク3,4,13,14のダンボールDは第3バー
コードリーダ83によりそのバーコードが読み取られ、
バーコードにより示されるみかんのランク(選果結果)
および上記予め設定された流動棚42の各間口の割り付
け情報に基づいて、仕分け装置43により各間口へ振り
分けられ、各間口における各ランクのダンボールDの数
が一定量(パレットQへ載せるダンボールDの数)とな
ると、この数量のダンボールDは合流装置44を介して
第2パレタイズ部14へ搬出される。 「第2パレタイズ部14」第2パレタイズ部14では、
パレタイズ用コンベヤ61に供給される空パレットQ上
に、パレタイザー(ロボット)62により、流動棚42
の間口から搬出されたダンボールDが段積みされ、ダン
ボールDが段積みされた実パレットQは自走搬送台車1
9へ搬出され、この自走搬送台車19により出荷用保管
部16の自動倉庫71へ入庫コンベヤ72を介して搬入
され一時保管される。
【0053】また第2パレタイズ部14へ搬入されたダ
ンボールDは第6バーコードリーダ86によりそのバー
コードが読み取られ、パレタイザー62(コントロー
ラ)においてバーコードにより示されるダンボールD
(みかん)のランクが先のダンボールDのランクと異な
るかどうかが判断され、異なると判断されると、このダ
ンボールDのパレタイズが中断され、パレタイズ途中の
端数パレットQは自走搬送台車19へ搬出されて端数コ
ンベヤ80へ搬送され、次の空パレットQへパレタイズ
を中断したダンボールDのパレタイズが再開される。こ
れにより、1枚のパレットQ上に異なるランクのダンボ
ールDが段積みされることを防止している。また端数パ
レットQは端数コンベヤ80によりその終端まで搬送さ
れ、終端からフォークリフトなどの荷役車両により搬出
され、平置き場Rへ保管され、その後出荷される。 「第2保管部13」上記第2保管部13へ振り分けられ
たランク1,2,15,16のダンボールDは、分岐装
置55により2基の自動倉庫52へサイクリックに振り
分けられ、各シュート53,54を介して自動倉庫52
へ一時保管される。このとき、ダンボールDは第4バー
コードリーダ84と第5バーコードリーダ85によりそ
のバーコードが読み取られ、バーコードにより示される
みかんのランク(選果結果)がダンボールDの情報とし
てダンボールDの保管位置(ダンボールDが収納された
荷収納部88の位置)と共に自動倉庫52(コントロー
ラ)に管理される。そして、同じランクのダンボールD
の数が一定量(パレットQへ載せるダンボールDの数)
となると、この数量のダンボールDは合流・分岐装置5
6を介して第3パレタイズ部15へ搬出される。
【0054】また第2保管部13の自動倉庫52に一時
保管された一部のダンボールD{たとえば宅配(インタ
ーネット販売)されるダンボールD}は、合流・分岐装
置56、コンベヤ58を介して出荷積付部18の手積み
ステーションSへ搬送され、直接出荷される。この出荷
されるダンボールDは、作業ナンバー表示器79に表示
された作業ナンバーにより出荷先が判別され、トラック
Tへ積みこまれて搬送される。
【0055】また特殊な出荷形態として1のパレットQ
に複数のランクのダンボールDが混載されるとき、設定
された複数のランクおよび数量のダンボールDが合流・
分岐装置56を介して第3パレタイズ部15へ搬出され
る。 「第3パレタイズ部15」第3パレタイズ部15では、
パレタイズ用コンベヤ65に供給される空パレットQ上
に、パレタイザー(ロボット)66により自動倉庫52
から搬出されたダンボールDが段積みされ、ダンボール
Dが段積みされた実パレットQは自走搬送台車19へ搬
出され、この自走搬送台車19により出荷用保管部16
の自動倉庫71へ入庫コンベヤ72を介して搬入され一
時保管される。
【0056】また第3パレタイズ部15へ搬入されたダ
ンボールDは第7バーコードリーダ87によりそのバー
コードが読み取られ、パレタイザー66(コントロー
ラ)においてバーコードにより示されるダンボールD
(みかん)のランクが先のダンボールDのランクと異な
るかどうかが判断され、上記混載が行われないとき、ラ
ンクが異なると判断されると、このダンボールDのパレ
タイズが中断され、パレタイズ途中の端数パレットQは
自走搬送台車19へ搬出され、次の空パレットQへパレ
タイズを中断したダンボールDのパレタイズが再開され
る。これにより、1枚のパレットQ上に異なるランクの
ダンボールDが段積みされることを防止している。また
端数パレットQは第1自走搬送台車19により端数コン
ベヤ80へ搬送され、さらに端数コンベヤ80によりコ
ンベヤ終端まで搬送され、終端からフォークリフトなど
の荷役車両により搬出され、平置き場Rへ保管され、そ
の後出荷される。
【0057】また混載が行われるとき、パレタイザー6
6(コントローラ)はこの混載の情報に基づいて、第7
バーコードリーダ87により読み取られるバーコードに
より示されるダンボールD(みかん)のランクを確認し
ながら、ダンボールDの段積みを行う。ダンボールDが
段積みされた混載パレットQは第1自走搬送台車19へ
搬出され、第1自走搬送台車19により端数コンベヤ8
0へ搬送され、さらに端数コンベヤ80によりコンベヤ
終端まで搬送され、終端からフォークリフトなどの荷役
車両により搬出され、平置き場Rへ保管され、その後出
荷される。 「出荷用保管部16/出荷積付部18」上記出荷用保管
部16の自動倉庫71に一時保管されたランク別の実パ
レットQは、自走搬送台車19により、出荷先別に出荷
コンベヤ75へ搬出され、結束機77により自動結束さ
れ、出荷コンベヤ75の終端から順に貯留される。また
出荷コンベヤ75の車番表示器78に、出荷先別に登録
されたトラックTの車番が表示される。各トラックTの
運転手は、車番表示器78に表示された車番が自分のト
ラックTの車番と確認すると、この車番が表示された出
荷コンベヤ75へ貯留された実パレットQを積みこみ、
搬送していく。また上述したように平置き場Rから端数
パレット、混載パレットが出荷され、手積みステーショ
ンSからダンボールDが出荷される。
【0058】なお、各出荷手段1、すなわち第1パレタ
イズ部11、第1保管部12,第2保管部13へダンボ
ールDを搬送できないとき、代わりに一時保管したり、
直接段積みを行うようにすることができる。たとえば、
第1パレタイズ部11が満量あるいは何らかの原因で停
止し第1パレタイズ部11へ振り分けることができない
とき、または第1保管部12が満量あるいは何らかの原
因で停止し第1保管部12へ振り分けることができない
とき、第2保管部13へ振り分け、この第2保管部13
において、ダンボールDのランクを確認しながらダンボ
ールDを一時保管する。また第2保管部13が満量ある
いは何らかの原因で停止し第2保管部13へ振り分ける
ことができないとき、第1保管部12へ振り分け、この
第1保管部12において第2保管部13に割り付けられ
たランク毎の間口を仮に設定し、ダンボールDのランク
を確認しながら各ランクの間口へダンボールDを一時保
管する。
【0059】以上のように、出荷部Cに、選果部Bより
搬出されるダンボールDを出荷処理する複数の出荷手段
1を備えることにより、判定結果(選果結果)の発生割
合に応じて出荷手段1を選択してダンボールDを搬出で
き、出荷処理の能力を向上させることができる。
【0060】また選果部Bより搬出されるダンボールD
は、積み重ね可能な容器であることから、パレットQに
段積みして一括出荷することができる。また選果部Bよ
り搬出されるダンボールDは、選果部Bにおける過去の
選果結果の実績に基づいて、搬送先である出荷手段1が
割り付けられることにより、すなわち過去のランク(選
別の等階級)毎のダンボールDの出荷数量、各出荷手段
1の出荷処理能力に応じて、各出荷手段1にランクが割
り付けられることにより、出荷手段1が満量あるいは出
荷処理実行中でダンボールDがこの出荷手段1へ入るこ
とができずに渋滞したり、また出荷手段1へダンボール
Dが搬送されず何ら出荷処理を実行しない時間が発生し
たりして処理能力が低下することを極力防止することが
できる。また同じく、選果する対象のみかん(物品)の
今後の入荷予定量や選果部Bにおける選果状況に基づい
て、搬送先である出荷手段1が割り付けられることによ
り、ダンボールDが渋滞したり、何ら出荷処理を実行し
ない時間が発生したりすることを極力防止できる。
【0061】また一定の時間または期間毎に割り付け情
報を更新することにより、期間に応じて変動するランク
毎の出荷数量に対応して各出荷手段1へ割り付けるラン
クを変更でき、よってダンボールDが渋滞したり、何ら
出荷処理を実行しない時間が発生したりする事態を少な
くすることができる。
【0062】また出荷部Cの複数の出荷手段1を、移載
手段である第1パレタイズ部11と、第1保管手段であ
る第1保管部12と、第2保管手段である第2保管部1
3から構成することにより、3つの出荷手段1を組み合
わせた出荷処理能力を得ることができるとともに、一つ
の出荷手段1が満量あるいは何らかの原因で停止し、ダ
ンボールDを振り分けることができないとき、他の出荷
手段1が代わりに一時保管したり、直接段積みを行うよ
うにすることができ、設備全体が停止してしまう恐れを
少なくすることができる。
【0063】また第1保管部12と第2保管部13に対
応してそれぞれ、保管されるダンボールDをパレットQ
に積み込む第2パレタイズ部14と第3パレタイズ部1
5を備えることにより、各保管部12,13のダンボー
ルDの保管状況に応じて独立してダンボールDをパレッ
トQに積み込むことが可能となり、処理能力を向上させ
ることができる。また実パレットQを、出荷用の自動倉
庫71へ一旦保管することにより、出荷先毎にまとめて
自動出荷することができる。
【0064】また第2保管部13の自動倉庫52に保管
されたダンボールDをコンベヤ58より直接出荷するこ
とができ、宅配用の、たとえば品質の良い高価なみかん
が収納されたダンボールDを別途出荷することができ
る。
【0065】上記入荷部Aは、例えば、以下のように構
成されている。なお、生産者により取り入れられたみか
んは、図7に示すコンテナ(入荷用の容器の一例)Eに
入れられ、この実コンテナEが、図7(a)に示すよう
にパレット(物品支持体の一例)Pに段積みされた状態
でトラックに積載され、入荷部Aへ搬入される。
【0066】すなわち図6〜図8に示すように、トラッ
クから実コンテナEが段積みされたパレットP(以下、
実パレットと称す)をパレット単位で搬入し、またトラ
ックからコンテナ単位で実コンテナEをパレットPに積
載して搬入する受け渡し部101と、実パレットPを保
管するパレット保管部(入荷用保管手段の一例)102
と、実パレットPから実コンテナEを切り出し(所定数
量毎に順に取り出し)、コンテナ単位で選果部Bへ搬送
するデパレタイズ部(移載手段の一例)103と、選果
部Bから搬出された空コンテナEを保管し、あるいは洗
浄・乾燥して保管し、搬出する空コンテナ保管部104
が設けられ、これら受け渡し部101とパレット保管部
102とデパレタイズ部103との間で実パレットP等
の搬送を行う自走搬送台車(搬送手段)105から構成
されている。
【0067】上記コンテナEは、上面が開放された箱状
に形成されており、一端側イとその反対側の他端側ロと
は形状の異なる異形状に構成されている。複数のコンテ
ナEを上下に段積みする際、図7(a)に示すように、
上段のコンテナEの一端側イと下段のコンテナEの一端
側イとを同方向に揃えることにより、下段のコンテナE
の上端部に上段のコンテナEの下端部が支持されて段積
みされる。このような積み方を、以下、スタッキング形
式という。また、図7(b)に示すように、上段のコン
テナEの一端側イと下段のコンテナEの一端側イとを逆
方向にすることにより、下段のコンテナEの内部に上段
のコンテナEの下部が挿入され、入れ子状に段積みされ
る。このような積み方を、以下、ネスティング形式とい
う。上記みかんを収納した複数のコンテナEは、図7
(a)に示すスタッキング形式でパレットP上に段積み
された状態で、トラックにより入荷部Aの受け渡し部1
01に運び込まれ、また空になった複数のコンテナE
は、図7(b)に示すネスティング形式で空コンテナ保
管部104において保管され、搬出される。
【0068】また受け渡し部101において受け渡され
た実パレットP(実コンテナE)と、受け渡した生産者
をリンクさせるために、特有のIDナンバーが設定され
たIDマーカ111{図8(a)}が使用される。この
IDマーカ111は、図8(a)に示すように実コンテ
ナEの最上段に載置され、受け渡し部101において受
け渡された実パレットPがコンベヤ112により自走搬
送台車105へ搬送されていく途中に、IDマーカ11
1からそのIDナンバーを読み取る自動読取IDリーダ
113が設けられている。
【0069】自動読取IDリーダ113は、図8に示す
ように、コンベヤ112の搬送方向下流側の最も段数が
大きいコンテナEの段数(高さ)を検出する高さ検出装
置(高さ検出手段)121と、前記高さ検出装置121
の搬送方向下流側で、パレットPの上記IDマーカ11
1の位置の上方に配置されたIDマーカ111のIDナ
ンバーを読み取るIDリーダ(読み取り手段)122
と、このIDリーダ122を昇降させる昇降装置123
と、これら高さ検出装置121とIDリーダ122と昇
降装置123に接続されたコントローラ124から構成
されている。このコントローラ124は、上記コンベヤ
112よりパレットPの到着信号を入力すると、IDリ
ーダ122を高さ検出装置121により検出された最上
段のコンテナEの高さに基づいて昇降させ、コンテナE
上に載置されたIDマーカ111上方に近接されたID
リーダ122によりIDマーカ111のIDナンバーを
読み取らせる。このIDリーダ122により読み取られ
たIDマーカ111のIDナンバーはコントローラ12
4より出力され、このIDナンバーにより搬送中の実パ
レットPと生産者の情報等がリンクされ、実パレットP
(実コンテナE)が管理される。
【0070】前記高さ検出装置121は、コンテナEの
各段の高さ位置に配置された4台の透過型光電スイッチ
125から構成され、下段からオフとなった(コンテナ
Eにより光軸が遮断された)光電スイッチ125の数に
より段数を求めている。
【0071】なお、IDリーダ122によりIDマーカ
111のIDナンバー、すなわち実パレットPのIDナ
ンバーを読み取ることができなかったとき(または読み
取ったIDナンバーが異常のとき)、コントローラ12
4からIDナンバーを読み取ることができなかったこと
を報知する情報(ノーリード情報)が出力され、このノ
ーリード情報に基づいて、実パレットPは一旦自走搬送
台車105へ搬出された後、自走搬送台車105から受
け渡し部101へ戻され、パレットPの再受け付けが促
される。
【0072】なお、上記実施の形態において、出荷部C
の複数の出荷手段1を、移載手段である第1パレタイズ
部11と、第1保管手段である第1保管部12と、第2
保管手段である第2保管部13の3つの出荷手段から構
成しているが、これら第1パレタイズ部11、第1保管
部12、第2保管部13の少なくとも2つの組み合わせ
から構成してもよい。少なくとも2つの出荷手段から構
成することにより、2つの構成を組み合わせた出荷処理
能力を得ることができるとともに、一方がダンボールD
で満量となった場合に他方でそれを出荷処理することが
可能となり、全体が停止してしまう恐れを少なくするこ
とができる。
【0073】また上記実施の形態において、容器(ダン
ボール)を連続的に貯留可能な第1保管手段として流動
棚42を使用しているが、流動棚に限ることはなく、ア
キュームレイトコンベヤ(ストレージコンベヤ)などを
使用することができ、また容器(ダンボール)を1の単
位で入出庫可能な第2保管手段として自動倉庫52を使
用しているが、自動倉庫に限ることはなく、回転ラック
などを使用することができる。また前記流動棚42は、
多段でも1段であってもよい。また第1移載手段2(第
1パレタイズ部11)として、アームを使用してダンボ
ールDの積み下ろしを行うロボット式のパレタイザー2
7を使用しているが、このようなロボット式に限ること
はなく、ダンボールDを段毎(層別)に積み下ろしを行
うことができる機械式パレタイザなどを使用することが
できる。また上記出荷手段1は、ロボット式のパレタイ
ザー27(第1パレタイズ部11)、流動棚42(第1
保管部12)、自動倉庫52(第2保管部13)から構
成されているが、これらに加えて前記アキュームレイト
コンベヤ(ストレージコンベヤ)、回転ラック、機械式
パレタイザなどから構成することができる。
【0074】また上記実施の形態において、選果する対
象の物品をみかんとしているが、みかんに限ることはな
く、農水産物とすることができる。また上記実施の形態
において、出荷用保管手段として自動倉庫71を設けて
いるが、この自動倉庫71を入荷部Aに入荷されたパレ
ットPの保管手段(パレット保管部102)として兼用
することも可能である。このとき、1基の自動倉庫内
に、実パレットP、実パレットQ、段積みされた空パレ
ットなど、異なる性質のパレット(物品)が混載してそ
れぞれ保管され、また入荷用の実パレットP(物品)と
出荷用の実パレットQ(物品)が同時に保管される。
【0075】また上記実施の形態において、出荷される
容器としてダンボールDを使用しているが、ダンボール
Dに限ることはなく、積み重ね可能なバケットやコンテ
ナなどを使用することも可能である。
【0076】また上記実施の形態において、出荷される
容器を積載する物品支持体としてパレットQを使用して
いるが、パレットに限ることはなく、出荷される容器を
積載して支持できるものであればよく、たとえば平板や
台車などを使用することも可能である。
【0077】なお、処理設備の入荷部Aを、上記受け渡
し部1だけを備えた入荷部、または入荷した一部の実コ
ンテナEを直接選果部Bへ搬送するラインを備えた入荷
部とすることも可能であり、さらに処理設備の出荷部C
を、上記出荷積付部18だけを備えた出荷部とすること
も可能である。また処理設備を、入荷部A、選果部B、
出荷部Cに分けているが、このように明確な区分がない
設備とすることも可能である。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、出荷
部に、選果部より搬出される容器を出荷処理する複数の
出荷手段を備えることにより、判定結果(選果結果)の
発生割合に応じて出荷手段を選択して容器を搬出でき、
出荷処理の能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における処理設備の出荷部
の概略構成図である。
【図2】同処理設備の出荷部の割り付け情報の形成手順
を説明するフローチャートである。
【図3】同処理設備の出荷部の割り付け情報の説明図で
ある。
【図4】同処理設備の出荷部の機器配置図である。
【図5】同処理設備の出荷部の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】同処理設備の入荷部の構成図である。
【図7】同処理設備の入荷部で取り扱われるコンテナと
パレットとの図であり、(a)はコンテナをスタッキン
グ形式で段積みした状態を示し、(b)はコンテナをネ
スティング形式で段積みした状態を示す。
【図8】同処理設備の入荷部の自動読取IDリーダの説
明図である。
【符号の説明】
A 入荷部 B 選果部 C 出荷部 D ダンボール箱 Q パレット(出荷用) R 平置き場 S 手積みステーション T トラック 1 出荷手段 2 第1移載手段 3 第1保管手段 4 第2保管手段 5 第2移載手段 6 第3移載手段 7 出荷用保管手段 8 振り分け手段 9 割り付け手段 10 判定手段 11 第1パレタイズ部 12 第1保管部 13 第2保管部 14 第2パレタイズ部 15 第3パレタイズ部 16 出荷用保管部 17 第1分岐装置 18 出荷積付部 19 第1自走搬送台車 27,62,66 パレタイザー 42 流動棚 52,71 自動倉庫 75 出荷コンベヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 勝弘 静岡県浜松市篠ヶ瀬町630番地 株式会社 マキ製作所内 (72)発明者 権藤 卓也 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 上田 浩二 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 Fターム(参考) 3F015 AA07 JC03 JC08 JC12 JC18 JC23 3F022 AA01 EE02 EE08 EE09 FF01 FF12 FF32 JJ19 KK01 LL05 LL12 LL31 LL38 MM08 MM11 MM43 PP04 QQ12 3F079 AC06 AC21 CA06 CA21 CA23 CA29 CA32 CA34 CA42 CC11 DA11 DA30 DA32 DA33 EA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入荷部と選果部と出荷部から構成され、
    前記入荷部に入荷される選果対象の物品が前記選果部に
    搬送され、この選果部において各物品毎に選果され、そ
    の選果の結果により容器に収納され、前記容器単位で出
    荷部へ搬出され、出荷部より出荷される処理設備であっ
    て、 前記出荷部に、前記選果部より搬出される前記容器を出
    荷処理する複数の出荷手段を備え、 前記選果部における選果の結果に基づいて、前記容器を
    前記複数の出荷手段のいずれかに搬送することを特徴と
    する処理設備。
  2. 【請求項2】 前記容器は、積み重ね可能な容器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理設備。
  3. 【請求項3】 選果部における選果の結果に基づく前記
    複数の出荷手段への前記容器の搬送先は、選果部におけ
    る過去の選果結果の実績に基づいて割り付けられること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の処理設
    備。
  4. 【請求項4】 選果部における選果の結果に基づく前記
    複数の出荷手段への前記容器の搬送先は、選果する対象
    の物品の今後の入荷予定量に基づいて割り付けられるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の処理設
    備。
  5. 【請求項5】 選果部における選果の結果に基づく前記
    複数の出荷手段への前記容器の搬送先は、前記選果部に
    おける選果状況に基づいて割り付けられることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の処理設備。
  6. 【請求項6】 一定の時間または期間毎に、その時間ま
    たは期間の情報を利用してまたは加算して前記割り付け
    を更新することを特徴とする請求項3〜請求項5のいず
    れかに記載の処理設備。
  7. 【請求項7】 出荷部の前記複数の出荷手段は、 前記選果部より搬出される前記容器を物品支持体に積み
    込む移載手段と、 前記選果部より搬出される前記容器を一旦保管する、前
    記容器を連続的に貯留可能な第1保管手段と、 前記選果部より搬出される前記容器を一旦保管する、前
    記容器を1の単位で入出庫可能な第2保管手段の組み合
    わせからなることを特徴とする請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載の処理設備。
  8. 【請求項8】 前記第1保管手段に保管される前記容器
    を物品支持体に積み込む第2移載手段と、 前記第2保管手段に保管される前記容器を物品支持体に
    積み込む第3移載手段と、 前記移載手段または前記第2移載手段または第3移載手
    段において前記容器が積み込まれた物品支持体を保管す
    る出荷用保管手段を設けたことを特徴とする請求項7に
    記載の処理設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290569A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Kao Corp 倉庫の管理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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