JP2003102092A - 電気音響変換装置 - Google Patents

電気音響変換装置

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JP2003102092A JP2001285402A JP2001285402A JP2003102092A JP 2003102092 A JP2003102092 A JP 2003102092A JP 2001285402 A JP2001285402 A JP 2001285402A JP 2001285402 A JP2001285402 A JP 2001285402A JP 2003102092 A JP2003102092 A JP 2003102092A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2209/00Details of transducers of the moving-coil, moving-strip, or moving-wire type covered by H04R9/00 but not provided for in any of its subgroups
    • H04R2209/026Transducers having separately controllable opposing diaphragms, e.g. for ring-tone and voice

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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の振動板を独立に動作させて送話機能や
受話機能を発揮させることが可能でありながら、全体の
厚さ寸法を短くして薄形化を図りやすくなる電気音響変
換装置を提供する。 【解決手段】 振動板34,54の中央部に固着したボ
イスコイル35,55を磁気回路の磁気ギャップ33,
53に配備してなる第1及び第2の2つの電気音響変換
ユニット30,50を有する。各ユニット30,50の
ボイスコイル35,55の直径を異ならせ、かつ、それ
らのボイスコイル35,55を同心状に配備する。各ボ
イスコイル35,55の変位を許容するための第1スペ
ースS10と第2スペースS20とを、第1及び第2の
各電気音響変換ユニット30,50の各ボイスコイル3
5,55の径方向でラップする位置に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカやレシー
バとして使用可能な電気音響変換装置、特に2つの電気
音響変換ユニットを備えた電気音響変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−203589号公報にこの種
の電気音響変換装置についての記載がある。同公報に記
載されている電気音響変換装置は、双方向輻射スピーカ
として用いられるとされており、図8に示した内部構造
を備えている。すなわち、リング状マグネット1を挟ん
でそのマグネット1にトッププレート2と内部プレート
3とが重ね合わされていると共に、内部プレート3の中
央部にその内部プレート3の表裏両側に突き出たポール
部4,5が設けられている。また、トッププレート2の
外周部に外部ヨーク6が延設されている。そして、内部
プレート3に具備されている一方側のポール部4と内部
プレート2の中央に具備された開口縁2aとの間の隙間
空間によって磁気ギャップG1が形成されているのに加
え、内部プレート3に具備されている他方側のポール部
5と外部ヨーク6に具備された開口縁6aとの間の隙間
空間によって上記磁気ギャップG1とは別の磁気ギャッ
プG2が形成されている。
【0003】また、図8の電気音響変換装置には、2枚
の振動板7,8がそれらの裏面同士を対面させた状態で
配備されており、それぞれの振動板7,8に各別に装備
された同一直径のボイスコイル9,10が、上記した磁
気ギャップG1,G2に各別に配備されている。11,
12はそれぞれの振動板7,8に対応して設けられたダ
ンパー、13,14はそれぞれの振動板7,8に対応し
て設けられたフレームである。
【0004】図8に示した電気音響変換装置では、2つ
のボイスコイル9,10に独立した入力信号を印加する
ことによって、2枚の振動板7,8を独立して駆動させ
ることが可能である。
【0005】一方、携帯電話機などの携帯型端末装置と
して用いられる電子機器において、送話機能と受話機能
とを具備させるためにはその電子機器にスピーカとレシ
ーバとが備わっている必要がある。図9は従来の携帯型
端末装置(携帯電話機)の内部構造を概略で示したもの
であり、21は偏平な中空のケースで、そのケース21
の内部には、レシーバ22やスピーカ23、液晶表示装
置(LCD)24などが組み込まれていて、レシーバ2
2はケース21の内側壁25の音孔26に臨んで配備さ
れ、スピーカ23はケース21の外側壁28の音孔29
に臨んで配備されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8で説明した電気音
響変換装置では、内部プレート3を挟んでその両側に配
備されている2枚の振動板7,8のそれぞれに設けられ
ているボイスコイル9,10が同一直径を有しているた
め、それぞれの振動板7,8の振動に伴う各ボイスコイ
ル9,10の変位を許容する2箇所のスペースS1,S
2を、内部プレート3の両側に確保してある。このた
め、この電気音響変換装置によると、その全厚寸法T1
に、2箇所の上記スペースS1,S2の各高さ寸法を合
わせた長さが含まれてしまう。そのため、振動板7,8
の形状や外部ヨーク6の形状をどのように変更したとし
ても、2箇所の上記スペースS1,S2を確保するため
の場所が、全厚寸法T1を短くして電気音響変換装置の
薄形化を図ることの障害になる。
【0007】また、図9で説明した携帯型端末装置で
は、ケース21の内部に配備されているレシーバ22や
スピーカ23が薄型であってそれらの厚さ寸法R1,S
1が短いものであったとしても、図示のようにレシーバ
22とスピーカ23とをケース21の内部で互いに反対
向きに振り分けて位置させるような場合には、ケース2
1の全厚寸法T2が長くなる。特に、図9のように液晶
表示装置24を挟んでレシーバ22とスピーカ23とを
配置してある電気音響変換装置では、そのケース21の
全厚寸法T2に、レシーバ22の厚さ寸法R1とスピー
カ23の厚さ寸法S1とが含まれるので、ケース21の
全厚寸法T1を薄形化しにくいという状況が存在する。
【0008】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、2枚の振動板を有し、その2枚の振動板を独立に
動作させて送話機能や受話機能を発揮させることが可能
でありながら、それぞれの振動板に固着されている2つ
のボイスコイルの変位を許容するためのスペースの高さ
寸法を合わせた長さが全体の厚さ寸法に含まれなくなる
ような工夫を講じることによって、全体の厚さ寸法を短
くして薄形化を図りやすくなる電気音響変換装置を提供
することを目的とする。
【0009】また、本発明は、部品点数の削減によるコ
ストダウンを図ることのできる電気音響変換装置を提供
することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、携帯型端末装置に組み
込んだ場合に、その携帯型端末装置の薄形化を図りやす
い電気音響変換装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気音響変
換装置は、振動板の中央部に固着された環状のボイスコ
イルが上記振動板の裏面側に突き出て磁気回路の磁気ギ
ャップに配備されてなる第1及び第2の2つの電気音響
変換ユニットを有し、それら2つの電気音響変換ユニッ
トは、それらの各振動板の裏面同士が対面する状態で配
備されている。
【0012】そして、第1電気音響変換ユニットのボイ
スコイルの直径よりも第2電気音響変換ユニットのボイ
スコイルの直径が大きく、かつ、それらのボイスコイル
が同心状に配備され、第1電気音響変換ユニット側での
振動板の振動に伴うボイスコイルの変位を許容するため
の第1スペースと第2電気音響変換ユニット側での振動
板の振動に伴うボイスコイルの変位を許容するための第
2スペースとが、第1及び第2の各電気音響変換ユニッ
トの各ボイスコイルの径方向でラップする位置に形成さ
れているという基本構成を備えている。ここで、第1電
気音響変換ユニットのボイスコイルの径方向と第2電気
音響変換ユニットのボイスコイルとは同心状に配備され
るので、それら両方のボイスコイルの径方向は一致す
る。
【0013】この構成であると、第1電気音響変換ユニ
ット側での振動板の振動に伴うボイスコイルの変位を許
容するための第1スペースの高さ寸法と第2電気音響変
換ユニット側での振動板の振動に伴うボイスコイルの変
位を許容するための第2スペースの高さ寸法とを合わせ
た長さが、電気音響変換装置の全体の厚さ寸法に含まれ
なくなり、それだけ電気音響変換装置が薄形化される。
また、第1及び第2の各電気音響変換ユニットが別々の
ボイスコイルを備えているので、第1電気音響変換ユニ
ットと第2電気音響変換ユニットとを独立して動作させ
ることが可能であり、そのために、一方の電気音響変換
ユニットによって送話機能を発揮させ、他方の電気音響
変換ユニットによって受話機能を発揮させるという使い
方が可能になる。したがって、この電気音響変換装置を
送話機能と受話機能とを備えることが要求される携帯電
話機などの携帯型端末装置に組み込むことによって、そ
の携帯型端末装置の薄形化を図りやすくなる。
【0014】本発明では、第1及び第2の各電気音響変
換ユニットは、マグネットとそのマグネットを挟んでそ
のマグネットに重ね合わされたヨーク及びポールピース
とによって形成される磁気回路を有し、かつ、ヨークと
ポールピースとの間の隙間空間によって上記磁気ギャッ
プが形成されており、第1電気音響変換ユニットのヨー
クと第2電気音響変換ユニットのヨークとが、単一の金
属部材の異なる部分によって形成されていることが望ま
しい。これによれば、第1電気音響変換ユニットのヨー
クと第2電気音響変換ユニットのヨークとが単一の金属
部材によって共用されるので、それだけ部品点数が減少
してコストダウンを図りやすくなる。
【0015】本発明において、単一の上記金属部材は、
上記第1電気音響変換ユニットのマグネットの周囲を取
り囲む筒状部を有し、その筒状部の一端に上記第1電気
音響変換ユニットのマグネットに対する重なり部分が連
設され、その筒状部の他端に上記第2電気音響変換ユニ
ットのマグネットに対する重なり部分が連設されている
ものであることが望ましい。
【0016】また、第1電気音響変換ユニットのマグネ
ットに対する上記金属部材の重なり部分が上記筒状部の
内側に位置し、第2電気音響変換ユニットのマグネット
に対する上記金属部材の重なり部分が上記筒状部の外側
に位置していることが望ましい。
【0017】さらに、第1電気音響変換ユニットの上記
磁気ギャップが、上記金属部材の筒状部の他端と第1電
気音響変換ユニットのポールピースとの間の隙間空間に
よって形成され、第2電気音響変換ユニットの上記磁気
ギャップが、上記金属部材の筒状部の一端と第2電気音
響変換ユニットのポールピースとの間の隙間空間によっ
て形成されていることが望ましい。
【0018】さらに、第2電気音響変換ユニットのマグ
ネットがリング状に形成されていて、そのリング状のマ
グネットが第1電気音響変換ユニットの円板状に形成さ
れたマグネットを取り囲む位置に配備されているという
構成を採用することも可能である。
【0019】さらに、第1電気音響変換ユニットの振動
板の形状と第2電気音響変換ユニットの振動板の形状と
が異なっているものであってもよく、これによれば、各
ユニットの音響特性を個別にコントロールしやすくなる
という利点がある。
【0020】本発明に係る電気音響変換装置は、上記し
た基本構成に加えて、第1電気音響変換ユニットのマグ
ネットと第2電気音響変換ユニットのマグネットとに単
一のマグネット材が共用され、かつ、そのマグネット材
が上記第1スペースと上記第2スペースとの間に配備さ
れているという構成を採用することも可能である。これ
によれば、第1電気音響変換ユニットのマグネットと第
2電気音響変換ユニットのマグネットとに単一のマグネ
ット材が共用されているので、それだけ部品点数が減少
してコストダウンを図りやすくなる。
【0021】この場合、上記マグネット材がリング状に
形成されていると共に、そのマグネット材を挟んでその
マグネット材に重ね合わされた2つの金属部材を有し、
一方側の金属部材の中央部に開口が形成されていて、そ
の開口に、他方側の金属部材の中央部に形成された筒状
部が隙間を隔てて嵌合されており、一方側の金属部材の
上記開口の口縁部と他方側の金属部材の上記筒状部との
間の隙間空間によって第1音響変換ユニットの磁気ギャ
ップが形成され、一方側の金属部材の外周部に連設され
た筒状部と他方側の金属部材の外周部との間の隙間空間
によって第2音響変換ユニットの磁気ギャップが形成さ
れているという構成を採用することが可能である。
【0022】本発明に係る電気音響変換ユニットでは、
第1電気音響ユニットと第2電気音響ユニットとがそれ
らに共通の筐体に取り付けられていることが望ましく、
これによれば、筐体の数が1つになるのでそれだけ部品
点数が削減されてコストダウンを図りやすくなる。
【0023】本発明に採用されている構造によって発揮
される作用については、以下の実施形態の説明によって
も明らかにする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る電気音響変換装置の概略平面図、図2は図1のII−
II線に沿う部分の概略断面図である。この電気音響変
換装置Aは、第1電気音響変換ユニット(以下「第1ユ
ニット」という)30と第2電気音響変換ユニット(以
下「第2ユニット」という)50との2つのユニットを
備えている。そして、それらの第1及び第2の各ユニッ
ト30,50がそれらに共通の筐体70に互いに反対向
きに取り付けられている。すなわち、第1及び第2の各
ユニット30,50に各別に備わっている振動板34,
54の裏面同士が対面する状態で、第1及び第2の各ユ
ニット30,50が筐体70に取り付けられている。
【0025】第1ユニット30は、偏平な円板状のマグ
ネット31と、そのマグネット31を挟んでそのマグネ
ット31に重ね合わされたヨーク41及びポールピース
32とを有し、それらによって磁気回路が形成されてい
る。そして、その磁気回路に具備されている磁気ギャッ
プ33に、円形の振動板34の裏面側に突き出る形態で
その振動板34の中央部に固着された環状のボイスコイ
ル35が配備されている。第2ユニット50は、第1ユ
ニット30のマグネット31を取り囲む位置に同心状に
配備された偏平なリング状のマグネット51と、そのマ
グネット51を挟んでそのマグネット51に重ね合わさ
れたヨーク61及びポールピース52とを有し、それら
によって磁気回路が形成されている。そして、その磁気
回路に具備されている磁気ギャップ53に、長円形ない
し楕円形の振動板54の裏面側に突き出る形態でその振
動板34の中央部に固着された環状のボイスコイル55
が配備されている。そして、第1ユニット30のボイス
コイル35の直径よりも第2ユニット50のボイスコイ
ル55の直径が大きくなっていて、それらのボイスコイ
ル35,55は同心状に配備されている。
【0026】この実施形態において、第1ユニット30
のヨーク41と第2ユニット50のヨーク61とは単一
の金属部材90の異なる部分によって形成されている。
この点を図2の一部拡大図を参照して具体的に説明す
る。
【0027】図2で判るように、金属部材90は、中央
部に凹所を有する円板状に形成されていて、その凹所の
周壁を形成している筒状部91が、第1ユニット30の
マグネット31の周囲を取り囲む形態で、そのマグネッ
ト31と第2ユニット50のマグネット51との対向空
間内に配備されている。また、その筒状部91の一端9
1aに連設されている平坦な円形の底壁部が第1ユニッ
ト30のマグネット31に対する重なり部分92とされ
ていて、それら筒状部91と重なり部分92とによって
第1ユニット30のヨーク41が形成されている。これ
に対し、筒状部91の他端91bに連設されている平坦
なリング状の鍔形部が第2ユニット50のマグネット5
1に対する重なり部分93とされていて、それら筒状部
91と重なり部分93とによって第2ユニット50のヨ
ーク51が形成されている。したがって、第1ユニット
30のマグネット41に対する上記金属部材90の重な
り部分92がその筒状部91の内側に位置し、第2ユニ
ット50のマグネット61に対する上記金属部材の重な
り部分93がその筒状部91の外側に位置している。そ
して、第1ユニット30の上記磁気ギャップ33が、上
記金属部材90の筒状部91の他端と第1ユニット30
のポールピース32との間の隙間空間によって形成され
ているのに対し、第2ユニット50の上記磁気ギャップ
53が、上記金属部材90の筒状部91の一端91aと
第2ユニット50のポールピース52との間の隙間空間
によって形成されている。
【0028】第1ユニット30のボイスコイル35は、
第1ユニット30の振動板34が振動するとそれに伴っ
て軸線に沿う方向に変位し、同様に、第2ユニット50
のボイスコイル55は、第2ユニット50の振動板54
が振動するとそれに伴って軸線に沿う方向に変位する。
そこで、この実施形態では、第1ユニット30のボイス
コイル35の変位を許容するための第1スペースS10
を、第1ユニット30のマグネット41と上記金属部材
90の筒状部91と上記金属部材90のマグネット41
に対する重なり部分92の外周部とによって囲まれた円
環状の空間によって形成してあるのに対し、第2ユニッ
ト50のボイスコイル55の変位を許容するための第2
スペースS20を、第2ユニット50のマグネット51
と上記金属部材90の筒状部91と上記金属部材90の
マグネット51に対する重なり部分93の内周部とによ
って囲まれた円環状の空間によって形成してある。この
ため、第1スペースS10と第2スペース20とが、第
1及び第2の各ユニット30,50の各ボイスコイル3
5,55の径方向Xでラップして位置している。図2中
の拡大図には、第1及び第2の各ユニット30,50の
各ボイスコイル35,55の径方向Xでの第1スペース
S10と第2スペース20とのラップ幅寸法を符号Kで
示してある。なお、第1ユニット30のボイスコイル3
5と第2ユニット50のボイスコイル55とは同心状に
配備されているので、両方のボイスコイル35,55の
径方向Xは一致している。
【0029】筐体70は電気絶縁性に優れた合成樹脂で
一体成形されていて、横長の平板状ベース部71の片面
側長手方向中央部と他面側外周部とに背低筒状の周壁部
72,73を有する。そして、ベース部71の片面側長
手方向一端部に配線基板75が重なり状に配備されてい
て、この配線基板75に備わっている電極76,77に
第1及び第2の各ユニット30,50のボイスコイル3
5,55から引き出されたリード線端末が半田付けされ
ている。また、ベース部71の片面側の周壁部72の内
側に、第1及び第2のユニット30,50の各ヨーク4
2,61を形成している金属部材90の外周部が固定さ
れていて、その金属部材90の外周部に、上記周壁部7
2の内側に配備された振動板34の外周部が取り付けら
れ、さらに、その振動板34を覆うバッフル36の外周
部が取り付けられている。37はバッフル36に形成さ
れている音孔である。これに対し、他面側の周壁部73
の内側に、第2ユニット50の振動板34とその振動板
34を覆うバッフル56が配備されてそれらの外周部が
取り付けられている。57はバッフル56に形成されて
いる音孔である。
【0030】以上説明した第1実施形態によると、第1
及び第2の各ユニット30,50が別々のボイスコイル
35,55を備えているので、第1ユニット30と第2
ユニット50とを独立して動作させることが可能であ
る。そのため、たとえば第1ユニット30をレシーバと
して活用し、第2ユニット50をスピーカとして活用し
たり、その逆に、第1ユニット30をスピーカとして活
用し、第2ユニット50をレシーバとして活用するとい
う使い方が可能である。
【0031】また、第1ユニット30のボイスコイル3
5の変位を許容するための第1スペースS10と第2ユ
ニット50のボイスコイル55の変位を許容するための
第2スペースS20とが、金属部材90の筒状部91を
挟んでその内外両側に形成されていて、第1スペースS
10と第2スペースS20とが、第1及び第2の各ユニ
ット30,50の各ボイスコイル35,55の径方向X
でラップ幅寸法Kだけラップして位置している。このた
め、第1スペースS10と第2スペースS20とを確保
するのに、第1スペースS10に必要な高さ寸法Y1と
第2スペースS20に必要な高さ寸法Y2とを合わせた
長さ(Y1+Y2)は要求されない。言い換えると、第
1スペースS10と第2スペースS20とを確保するに
は、両スペースS10,S20の各ボイスコイル35,
55の径方向でのラップ幅寸法Kと、そのラップ箇所か
らはみ出している両スペースS10,S20の個々の長
さとを合わせた長さ〔K+(Y1−K)+(Y2−K)
=Y1+(Y2−K)〕があればよい。したがって、第
1スペースS10の高さ寸法と第2スペースS20の高
さ寸法とを合わせた長さが、電気音響変換装置Aの全体
の厚さ寸法に含まれなくなり、それだけ電気音響変換装
置Aを薄形化しやすくなる。
【0032】さらに、第1実施形態では、第1及び第2
の各ユニット30,50のヨーク41,61が単一の金
属部材90の異なる部分、すなわち第1ユニット30の
ヨーク41が金属部材90の筒状部91と重なり部分9
2とにより形成され、第2ユニット30のヨーク61が
金属部材90の筒状部91と重なり部分93とにより形
成されているので、第1及び第2の各ユニット30,5
0のヨーク41,61を別々の部材によって形成する場
合に比べて部品点数が削減されてコストダウンが図られ
るだけでなく、各ヨーク41,61に単一の金属部材9
0が共用されているために磁気回路効率が向上するとい
う利点もある。
【0033】図3は本発明の第2実施形態に係る電気音
響変換装置の概略平面図、図4は図3のIV−IV線に
沿う部分の概略断面図である。
【0034】この第2実施形態において、上記した第1
実施形態と異なる点は、第2ユニット50の振動板50
が円形であり、しかも、筐体70のベース部71が略円
形に形成されている点だけであり、その他の構造は、図
1及び図2で説明した第1実施形態と同様である。ま
た、作用についても、次に説明する音響特性に関する事
項以外は図1及び図2で説明した第1実施形態と同様で
ある。したがって、説明の重複を避けるため、同一又は
相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0035】上記した第1実施形態では、第1ユニット
30の振動板34が円形であり、第2ユニット50の振
動板54が長円形ないし楕円形になっているのに対し、
第2実施形態では、第1ユニット30の振動板34と第
2ユニット50の振動板54とが円形に形成されてい
る。このため、第1実施形態及び第2実施形態のいずれ
の電気音響変換装置Aにおいても、各ユニット30,5
0の音響特性を個別にコントロールしやすい。たとえば
第1実施形態では、第1ユニット30をレシーバとして
用い、その振動板34を直径10mmの円形とするのに
対し、第2ユニット50をスピーカとして用い、その振
動板54を楕円形にしておくことによって、各ユニット
30,50の音響特性を個別にコントロールしやすくな
る。また、第2実施形態では、第1ユニット30をレシ
ーバとして用い、その振動板34を直径10mmの円形
とするのに対し、第2ユニット50をスピーカとして用
い、その振動板54を直径16mmの円形にしておくこ
とによって、各ユニット30,50の音響特性を個別に
コントロールしやすくなる。
【0036】図5は本発明の第3実施形態に係る電気音
響変換装置の概略平面図、図6は図5のVI−VI線に
沿う部分の概略断面図である。
【0037】この第3実施形態において、電気音響変換
装置Aが第1ユニット30と第2ユニット50とを有す
る点、第1及び第2の各ユニット30,50に各別に備
わっている振動板34,54の裏面同士が対面する状態
で、第1及び第2の各ユニット30,50がそれらに共
通の筐体70に取り付けられている点は、既述した第1
実施形態や第2実施形態と同様である。
【0038】この第3実施形態では、単一のマグネット
材80を、第1ユニット30のマグネット31と第2ユ
ニット50のマグネット51とに共用している。このマ
グネット材80は偏平なリング状(円環状)に形成され
ていて、このマグネット材80を挟んでそのマグネット
材80に重ね合わされた2つの金属部材81,86を有
している。一方側の金属部材81の中央部に円形の開口
82が形成されている。これに対し、他方側の金属部材
86の中央部に筒状部87が形成されており、この筒状
部87が上記開口82に隙間を隔てて嵌合されている。
そして、マグネット材80と一方側及び他方側の各金属
部材81,86とによって第1ユニット30の磁気回路
が形成され、その磁気回路の磁気ギャップ33が、一方
側の金属部材81の開口82の口縁部82aと他方側の
金属部材86の筒状部87との間の隙間空間によって形
成されている。また、マグネット材80と一方側及び他
方側の各金属部材81,86とは、第2ユニット50の
磁気回路も形成しており、その磁気回路の磁気ギャップ
53が、一方側の金属部材81の外周部に連設された筒
状部83と他方側の金属部材86の外周部86aとの間
の隙間空間によって形成されている。
【0039】第1ユニット30の振動板34の裏面側に
突き出されたボイスコイル35は、第1ユニット30の
磁気ギャップ33に配備され、第2ユニット50の振動
板54の裏面側に突き出されたボイスコイル55は、第
2ユニット50の磁気ギャップ53に配備されている。
第1ユニット30のボイスコイル35の直径よりも第2
ユニット50のボイスコイル55の直径が大きくなって
いて、それらのボイスコイル35,55が同心状に配備
されている点は、第1実施形態の場合と同様である。
【0040】第1ユニット30のボイスコイル35は、
第1ユニット30の振動板34が振動するとそれに伴っ
て軸線に沿う方向に変位し、同様に、第2ユニット50
のボイスコイル55は、第2ユニット50の振動板54
が振動するとそれに伴って軸線に沿う方向に変位する。
そこで、この実施形態では、第1ユニット30のボイス
コイル35の変位を許容するための第1スペースS10
を、マグネット材80と他方側の金属部材86の筒状部
87と他方側の金属部材86のマグネット材80に重な
りあっている平坦な鍔形部88とによって囲まれた円環
状の空間によって形成してあるのに対し、第2ユニット
50のボイスコイル55の変位を許容するための第2ス
ペースS20を、マグネット材80と一方側の金属部材
81の筒状部83と一方側の金属部材86のマグネット
材80に重なりあっている平坦な鍔形部84とによって
囲まれた円環状の空間によって形成してある。このた
め、マグネット材80が第1スペースS10と第2スペ
ースS20との間に配備されて、第1スペースS10と
第2スペース20とが、第1及び第2の各ユニット3
0,50の各ボイスコイル35,55の径方向Xでラッ
プして位置している。
【0041】筐体70は電気絶縁性に優れた合成樹脂で
一体成形されていて、横長の平板状ベース部71の片面
側長手方向中央部と他面側外周部とに背低筒状の周壁部
72,73を有する。そして、ベース部71の片面側長
手方向一端部に配線基板75が重なり状に配備されてい
て、この配線基板75に備わっている電極76,77に
第1及び第2の各ユニット30,50のボイスコイル3
5,55から引き出されたリード線端末が半田付けされ
ている。また、ベース部71の片面側の周壁部72の内
側に、一方側の金属部材81の筒状部83が固定されて
いて、その金属部材81の外周部に、上記周壁部72の
内側に配備された振動板34の外周部が取り付けられ、
さらに、その振動板34を覆うバッフル36の外周部が
取り付けられている。これに対し、他面側の周壁部73
の内側に、第2ユニット50の振動板34とその振動板
34を覆うバッフル56が配備されてそれらの外周部が
取り付けられている。
【0042】この第3実施形態において、他方側の金属
部材86の鍔形部88と筒状部87は、第1ユニット3
0のヨークの機能を果たし、一方側の金属部材81の鍔
形部84は第1ユニット30のポールピースの機能を果
たしている。また、一方側の金属部材81の鍔形部84
と筒状部83は、第2ユニット50のヨークの機能を果
たし、他方側の金属部材86の鍔形部88は第2ユニッ
ト50のポールピースの機能を果たしている。
【0043】以上説明した第3実施形態においても、第
1及び第2の各ユニット30,50が別々のボイスコイ
ル35,55を備えているので、第1ユニット30と第
2ユニット50とを独立して動作させることが可能であ
る。そのため、たとえば第1ユニット30をレシーバと
して活用し、第2ユニット50をスピーカとして活用し
たり、その逆に、第1ユニット30をスピーカとして活
用し、第2ユニット50をレシーバとして活用するとい
う使い方が可能である。
【0044】また、第1ユニット30のボイスコイル3
5の変位を許容するための第1スペースS10と第2ユ
ニット50のボイスコイル55の変位を許容するための
第2スペースS20とが、リング状のマグネット材80
を挟んでその内外両側に形成されていて、第1スペース
S10と第2スペースS20とが、第1及び第2の各ユ
ニット30,50の各ボイスコイル35,55の径方向
Xでラップして位置している。このため、第1スペース
S10と第2スペースS20とを確保するのに、第1ス
ペースS10に必要な高さ寸法Y1と第2スペースS2
0に必要な高さ寸法Y2とを合わせた長さ(Y1+Y
2)は要求されなくなり、第1スペースS10の高さ寸
法Y1と第2スペースS20の高さ寸法Y2とを合わせ
た長さが、電気音響変換装置Aの全体の厚さ寸法に含ま
れなくなって、それだけ電気音響変換装置Aを薄形化し
やすくなる。この点は第1実施形態で説明したものと同
様である。
【0045】さらに、第3実施形態では、マグネット材
80が第1及び第2の各ユニット30,50のマグネッ
トに共用されているので、第1及び第2の各ユニット3
0,50のマグネットを別々のマグネット材によって形
成する場合に比べて部品点数が削減されてコストダウン
が図られる。
【0046】図5及び図6では、説明を簡略にするた
め、図1及び図2に示した部分と同一又は相応する部分
に同一符号を付してある。
【0047】図7は、第1ないし第3の各実施形態とし
て説明した電気音響変換装置Aを携帯型端末装置として
用いられる携帯電話機に組み込んだ場合の内部構造を概
略で示してある。同図において、21は偏平な中空のケ
ースで、そのケース21の内部には、上記電気音響変換
装置A、液晶表示装置(LCD)24などが組み込まれ
ていて、電気音響変換装置Aに備わっている第1ユニッ
ト30がケース21の内側壁25の音孔26に臨んで配
備され、第2ユニット50がケース21の外側壁28の
音孔29に臨んで配備されている。そして、第1ユニッ
ト30がレシーバとして利用され、第2ユニット50が
スピーカとして利用されている。
【0048】この携帯電話機では、ケース21の内部に
配備されている電気音響変換装置Aがレシーバとしての
第1ユニット30とスピーカとしての第2ユニット50
とを一体に有し、しかも、その電気音響変換装置Aが第
1ないし第3の各実施形態で説明したように薄型である
ため、ケース21の全厚寸法T1を短くしてその薄形化
を図りやすい。
【0049】なお、図7では、図9に説明した部分と同
一又は相応する部分に同一符号を付して説明を簡略にし
た。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2枚の振動板を有し、その2枚の振動板を独立に動作さ
せて送話機能や受話機能を発揮させることが可能であり
ながら、全体の厚さ寸法を短くして薄形化を図りやすく
なる電気音響変換装置を提供することが可能になる。ま
た、部品点数の削減によるコストダウンを図ることがで
き、さらに、携帯型端末装置に組み込んだ場合に、その
携帯型端末装置の薄形化を図りやすい電気音響変換装置
を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気音響変換装置
の概略平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う部分を一部拡大して
示した概略断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る電気音響変換装置
の概略平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う部分の概略断面図で
ある。
【図5】本発明の第3実施形態に係る電気音響変換装置
の概略平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う部分を一部拡大して
示した概略断面図である。
【図7】本発明に係る電気音響変換装置を携帯電話機に
組み込んだ場合の内部構造を示した概略説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
【図9】レシーバとスピーカとを携帯型端末装置(携帯
電話機)に組み込んだ場合の内部構造を示した概略説明
図である。
【符号の説明】
30 第1ユニット(第1電気音響変換ユニット) 31,51 マグネット 32,52 ポールピース 33,53 磁気ギャップ 34,54 振動板 35,55 ボイスコイル 41,61 ヨーク 50 第2ユニット(第2電気音響変換ユニット) 70 筐体 80 マグネット材 81,86 金属部材 82 開口 82a 口縁部 83 筒状部 86a 外周部 87 筒状部 90 金属部材 91 筒状部 91a 筒状部の一端 91b 筒状部の他端 92,93 重なり部分 S10 第1スペース S20 第2スペース X ボイスコイルの半径方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 9/10 H04R 9/10 (72)発明者 鈴木 昌秀 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 Fターム(参考) 5D012 BA01 BB03 BB04 BB05 CA09 DA04 GA04 5D017 AE22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板の中央部に固着された環状のボイ
    スコイルが上記振動板の裏面側に突き出て磁気回路の磁
    気ギャップに配備されてなる第1及び第2の2つの電気
    音響変換ユニットを有し、それら2つの電気音響変換ユ
    ニットは、それらの各振動板の裏面同士が対面する状態
    で配備されている電気音響変換装置において、 第1電気音響変換ユニットのボイスコイルの直径よりも
    第2電気音響変換ユニットのボイスコイルの直径が大き
    く、かつ、それらのボイスコイルが同心状に配備され、
    第1電気音響変換ユニット側での振動板の振動に伴うボ
    イスコイルの変位を許容するための第1スペースと第2
    電気音響変換ユニット側での振動板の振動に伴うボイス
    コイルの変位を許容するための第2スペースとが、第1
    及び第2の各電気音響変換ユニットの各ボイスコイルの
    径方向でラップする位置に形成されていることを特徴と
    する電気音響変換装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の各電気音響変換ユニット
    は、マグネットとそのマグネットを挟んでそのマグネッ
    トに重ね合わされたヨーク及びポールピースとによって
    形成される磁気回路を有し、かつ、ヨークとポールピー
    スとの間の隙間空間によって上記磁気ギャップが形成さ
    れており、第1電気音響変換ユニットのヨークと第2電
    気音響変換ユニットのヨークとが、単一の金属部材の異
    なる部分によって形成されている請求項1に記載した電
    気音響変換装置。
  3. 【請求項3】 単一の上記金属部材は、上記第1電気音
    響変換ユニットのマグネットの周囲を取り囲む筒状部を
    有し、その筒状部の一端に上記第1電気音響変換ユニッ
    トのマグネットに対する重なり部分が連設され、その筒
    状部の他端に上記第2電気音響変換ユニットのマグネッ
    トに対する重なり部分が連設されている請求項2に記載
    した電気音響変換装置。
  4. 【請求項4】 第1電気音響変換ユニットのマグネット
    に対する上記金属部材の重なり部分が上記筒状部の内側
    に位置し、第2電気音響変換ユニットのマグネットに対
    する上記金属部材の重なり部分が上記筒状部の外側に位
    置している請求項3に記載した電気音響変換装置。
  5. 【請求項5】 第1電気音響変換ユニットの上記磁気ギ
    ャップが、上記金属部材の筒状部の他端と第1電気音響
    変換ユニットのポールピースとの間の隙間空間によって
    形成され、第2電気音響変換ユニットの上記磁気ギャッ
    プが、上記金属部材の筒状部の一端と第2電気音響変換
    ユニットのポールピースとの間の隙間空間によって形成
    されている請求項4に記載した電気音響変換装置。
  6. 【請求項6】 第2電気音響変換ユニットのマグネット
    がリング状に形成されていて、そのリング状のマグネッ
    トが第1電気音響変換ユニットの円板状に形成されたマ
    グネットを取り囲む位置に配備されている請求項5に記
    載した電気音響変換装置。
  7. 【請求項7】 第1電気音響変換ユニットの振動板の形
    状と第2電気音響変換ユニットの振動板の形状とが異な
    っている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載した
    電気音響変換装置。
  8. 【請求項8】 第1電気音響変換ユニットのマグネット
    と第2電気音響変換ユニットのマグネットとに単一のマ
    グネット材が共用され、かつ、そのマグネット材が上記
    第1スペースと上記第2スペースとの間に配備されてい
    る請求項1に記載した電気音響変換装置。
  9. 【請求項9】 上記マグネット材がリング状に形成され
    ていると共に、そのマグネット材を挟んでそのマグネッ
    ト材に重ね合わされた2つの金属部材を有し、一方側の
    金属部材の中央部に開口が形成されていて、その開口
    に、他方側の金属部材の中央部に形成された筒状部が隙
    間を隔てて嵌合されており、一方側の金属部材の上記開
    口の口縁部と他方側の金属部材の上記筒状部との間の隙
    間空間によって第1音響変換ユニットの磁気ギャップが
    形成され、一方側の金属部材の外周部に連設された筒状
    部と他方側の金属部材の外周部との間の隙間空間によっ
    て第2音響変換ユニットの磁気ギャップが形成されてい
    る請求項8に記載した電気音響変換装置。
  10. 【請求項10】 第1電気音響ユニットと第2電気音響
    ユニットとがそれらに共通の筐体に取り付けられている
    請求項1ないし請求項9のいずれかに記載した電気音響
    変換装置。
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