JP2009171186A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】二つの振動板を一つの磁気回路部によって振動させるスピーカであっても、磁束の漏れが少なく、磁気回路部が高効率なスピーカを提供する。
【解決手段】スピーカ1は磁気回路部4と一対の振動部5a,5bを備えている。磁気回路部4はマグネット6と一対のヨーク7a,7bを備えている。一方のヨーク7aはマグネット6が重ねられる平坦部8と平坦部8の中央から立設した立設柱9とを有している。他方のヨーク7bはマグネット6が重ねられる平坦部10と平坦部10の外縁から立設した外縁立設壁11とを有している。平坦部8の外周面8aと外縁立設壁11との間に一方の振動部5aのボイスコイル12が位置付けられる一方の磁気ギャップG1を形成している。平坦部10の内周面10aと立設柱9との間に他方の振動部5bのボイスコイル12が位置付けられる他方の磁気ギャップG2を形成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、音声電流が供給されることで振動板を振動させて音を発生するスピーカに関する。
例えば、移動体としての自動車には、従来から種々のスピーカ(例えば、特許文献1参照)が搭載されている。特許文献1に示されたスピーカは、一つの磁気回路部と、二つの振動部とを備えている。磁気回路部は、それぞれ、磁性材料で構成された内周ヨークと外周ヨークとを備えている。内周ヨークは、平板状に形成されて表面上にマグネットが置かれる平坦部と、当該平坦部の両表面の中央から突出したセンタポールとを備えている。
外周ヨークは、互いに平行に間隔をあけて配置された一対の環状板部と、これら環状板部の外縁同士を連結した連結筒部とを備えている。磁気回路部は、平坦部上のマグネットに一方の環状板部が重ねられ、他方の環状板部が平坦部と間隔をあけて配置されている。こうして、磁気回路部は、特に、一方の環状板部から他方の環状板部の内周面とに至る誘導磁路を外周ヨーク内に形成して、一方の環状板部の内周面とセンタポールの外周面との間に磁気ギャップを形成するとともに、一方の環状板部の内周面とセンタポールの外周面との間に磁気ギャップを形成する。
振動部は、それぞれ、振動板と、ボイスコイルボビンと、ボイスコイルと、ダンパなどを備えている。振動板は、薄板上に形成されかつ外観が接頭円錐状に形成されている。ボイスコイルボビンは、円筒状に形成され、振動板の内縁に取り付けられているとともに、その外周にボイスコイルが巻回されている。ダンパは、円環状に形成されかつその内縁がボイスコイルボビンの外周面に取り付けられている。
一方の振動部は、ボイスコイルボビンが一方の環状板部の内周面とセンタポールの外周面との間の磁気ギャップ内に配置され、他方のボイスコイルボビンが他方の環状板部の内周面とセンタポールの外周面との間の磁気ギャップ内に配置されて、磁気回路部に固定される。
前述した構成のスピーカは、各ボイスコイルに音声電流が供給されることで、ボイスコイル、ボイスコイルボビンが軸芯に沿って振動して、振動部それぞれの振動板が音を発生する。こうすることで、スピーカは、磁気回路部を中心として、当該磁気回路部から軸芯に沿って離れる方向としての前後方向に音響を輻射する。
特開平7−203589号公報
前述した特許文献1に示されたスピーカにおいて、前述した内周ヨークと外周ヨークとの双方が磁性材料で構成されており、他方の環状板部と平坦部とが軸芯に沿って間隔をあけて並べられているので、これらの間に磁束が流れて、磁気回路部の効率が低い構造となっている。
本発明は、このような問題点等に対処することを課題の一例とするものであり、その目的は、例えば、二つの振動板を一つの磁気回路部によって振動させるスピーカであっても、磁束の漏れが少なく、磁気回路部が高効率なスピーカを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のスピーカは、それぞれボイスコイルが取り付けられているとともに、互いに同軸に配置された一対の振動板と、前記ボイスコイルと協働して前記振動板を振動させる磁気回路部と、を備えたスピーカにおいて、前記磁気回路部は、環状のマグネットと、当該マグネットを挟んで配置されかつ互いの間に前記ボイスコイルを位置付ける磁気ギャップを形成する一対のヨークと、を備え、一方のヨークは、平板状に形成されて前記マグネットが重ねられる平坦部と、前記平坦部の中央から立設した立設柱とを有し、他方のヨークは、平板状に形成されて前記マグネットが重ねられる平坦部と、前記平坦部の外縁から立設した外縁立設壁とを有しているとともに、前記一方のヨークの前記平坦部の端面と前記他方のヨークの外縁立設壁との間に一方の磁気ギャップを形成し、前記他方のヨークの前記平坦部の端面と前記一方のヨークの立設柱との間に他方の磁気ギャップを形成したことを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかるスピーカは、磁気回路部の一方のヨークがマグネットが重ねられる平坦部と平坦部の中央から立設した立設柱とを備え、他方のヨークがマグネットが重ねられる平坦部と平坦部の外縁から立設した外縁立設壁とを備え、平坦部の端面と外縁立設壁との間と、平坦部の端面と立設柱との間との双方に磁気ギャップを設けている。こうすることで、互いの間にマグネットを挟みこむ平坦部以外に一対のヨークに軸芯に沿って並ぶ箇所が設けられない。このため、一対のヨーク間に磁気ギャップ以外に磁束が漏れる箇所が生じない。したがって、二つの振動板を一つの磁気回路部によって振動させるスピーカであっても、磁束の漏れが少なく、磁気回路部が高効率なスピーカを提供することができる。
本発明の一実施例を、図1及び図2に基づいて説明する。図1に示す本発明の一実施例に係るスピーカ1は、建造物の室内などに設置されるケース2内に収容されて、当該室内に音声情報を提供する。
ケース2は、図1に示すように、箱状に形成されており、その内外を連通する開口部2aが設けられている。スピーカ1は、開口部2a内に収容されて、当該ケース2に固定されている。
スピーカ1は、図1及び図2に示すように、フレーム3と、一つの磁気回路部4と、一対の振動部5a,5bを備えている。
フレーム3は、図2に示すように、外側フレーム3aと、内側フレーム3bとを備えている。これらのフレーム3a,3bは、互いに構成が略等しいので、同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。フレーム3a,3bは、円環状(環状)の底面部20と、底面部20の外縁に一端が連なって当該外縁から立設した外筒部21と、前記外筒部21の他端に連なった外周フランジ22と、を備えている。
外筒部21は、底面部20から離れて外周フランジ22に向かうにしたがって、その内外径が拡大するように形成されている。すなわち、外筒部21は、底面部20からスピーカ1の音響放射方向に向かってその内外径が大きくなるように形成されている。
外周フランジ22は、円環状(環状)に形成されている。外周フランジ22は、その内縁に外筒部21の他端が連なって、この他端から外周方向に突出して、底面部20と略平行に配置されている。
前述した構成のフレーム3a,3bは、公知の材料を用いて形成され、例えば鉄、アルミ二ウムなどの金属材料、例えばポリカーボネート系樹脂、ABS樹脂やアクリル系樹脂などの樹脂が挙げられる。特に、スピーカ1を軽量化する点で、フレーム3a,3bは、樹脂で形成されていることが好ましい。
内側フレーム3bは、底面部20が後述する他方のヨーク7bの平坦部10に重ねられて固定され、外周フランジ22がケース2内に設けられた支持壁2bに重ねられて固定される。外側フレーム3aは、底面部20が他方のヨーク7bの外縁立設壁11の先端面上に重ねられて固定され、外周フランジ22がケース2の開口部2aの内縁部に重ねられて固定される。
磁気回路部4は、図1及び図2に示すように、マグネット6と、一対のヨーク7a,7bとを備えている。マグネット6は、円環状(環状)に形成されている。マグネット6の内径は、後述する立設柱9の外径よりも大きく、マグネット6の外径は、後述する外縁立設壁11の内径よりも小さい。前述したマグネット6は、永久磁石又は直流電源により励磁されるものでも良い。
一対のヨーク7a,7bは、それぞれ、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)等で構成されている。
一方のヨーク7aは、円盤状の平板状に形成された平坦部8と、当該平坦部8と同軸にこの平坦部8の中央から他方のヨーク7bに向かって立設した円柱状の立設柱9とを一体に備えている。一方のヨーク7aは、マグネット6の内側に立設柱9が通されて、平坦部8がマグネット6に重ねられて、当該マグネット6に固定される。
他方のヨーク7bは、円環状の平板状に形成された平坦部10と、当該平坦部10と同軸にこの平坦部10の外縁から一方のヨーク7aに向かって立設した円筒状の外縁立設壁11とを一体に備えている。他方のヨーク7bは、外縁立設壁11内にマグネット6を収容して、平坦部10にマグネット6が重ねられて、当該マグネット6に固定される。
前述した磁気回路部4は、ヨーク7a,7bの平坦部8,10間にマグネット6を挟んで配置され、かつ、これらのヨーク7a,7b及びマグネット6が同軸に配置されて、これらが互いに固定されて組み立てられる。すると、磁気回路部4は、一方のヨーク7aの平坦部8の端面としての外周面8aと他方のヨーク7bの外縁立設壁11の内面とがスピーカ1の軸芯P(図1及び図2中に一点鎖線で示す)に対して直交する方向に沿って間隔をあけて相対し、これらの間に大きい磁束密度を有する一方の磁気ギャップG1を形成する。
さらに、磁気回路部4は、他方のヨーク7bの平坦部10の端面としての内周面10aと一方のヨーク7aの立設柱9の外面とが軸芯Pに対して直交する方向に沿って間隔をあけて相対し、これらの間に大きい磁束密度を有する他方の磁気ギャップG2を形成する。このように、一対のヨーク7a,7bは、互いの間にボイスコイル12を位置付ける磁気ギャップG1,G2を形成する。また、磁気回路部4は、他方のヨーク7bがフレーム3a,3bによってケース2に固定される。
一対の振動部5a,5bは、それぞれ、フレーム3a,3b内に収容されている(支持されている)。以下、外側フレーム3aに収容される振動部5aを、外側振動部といい、内側フレーム3bに収容される振動部5bを、内側振動部という。なお、これらの振動部5a,5bの同一部分には、同一符号を付して説明する。
外側振動部5aは、ボイスコイル12と、ボイスコイルボビン13と、振動板15と、エッジ17と、ダンパ14と、センタキャップ16とを備えている。
ボイスコイル12は、ボイスコイルボビン13の外周に巻き回されている。また、このボイスコイル12は、振動板15を駆動させる前は、磁気回路部4の前述した磁気ギャップG1内に配置されている。ボイスコイル12には、図示しない後述する錦糸線を介して、音声電流が供給される。
ボイスコイルボビン13は、円筒状に形成されている。ボイスコイルボビン13の内径は、一方のヨーク7aの平坦部8の外径よりも大きく形成され、他方のヨーク7bの外縁立設壁11の内径よりも小さく形成されている。ボイスコイルボビン13は、ヨーク7a,7b、マグネット6とボイスコイル12などと同軸に配置されている。ボイスコイルボビン13は、その一端部が磁気ギャップG1へと挿入されており、該一端部の外周にボイスコイル12を取り付けている。ボイスコイルボビン13は、振動板15やダンパ14などによって、スピーカ1の軸芯Pに沿って移動自在に支持されている。
振動板15は、樹脂で構成されている。また、スピーカ1を軽量化する上で、アルミニウム等の金属材料、セラミックなどの公知の材料を用いても構わない。振動板15は、内板状に形成されているとともに、外形が円錐状(コーン状とも呼称する)である円環状に形成されている。振動板15は、その内縁部がボイスコイルボビン13の他端部に取り付けられ、このボイスコイルボビン13から外周方向に向かうにしたがって、外側フレーム3aの外周フランジ22に近づく方向に傾斜している。振動板15は、ボイスコイルボビン13を介して、ダンパ14によって、外側フレーム3aに対して振動自在に支持されている。また、振動板15は、ボイスコイル12によって振動し、音を発生する。また、振動板15は、ボイスコイルボビン13を介してボイスコイル12が取り付けられている。
エッジ17は、円環状に形成され、内縁が振動板15の外縁部に取り付けられ、外縁が外周フランジ22に取り付けられている。エッジ17は、その断面形状が外側振動部5aの音響放射側に向かって凸状(円弧状)に形成されている。エッジ17は、振動板15をフレーム3に対して振動自在に支持している。
ダンパ14は、全体として円環状(環状)に形成されており、ダンパ14は、その内縁がボイスコイルボビン13の他端部に取り付けられ、外縁が外側フレーム3aの外筒部21の内周面に取り付けられている。ダンパ14は、その内縁から外縁に亘って、断面形状が蛇腹状に形成されている。ダンパ14は、外側フレーム3aと振動板15との双方に取り付けられて、当該振動板15の振動を徐々に減衰させる。
センタキャップ16は、樹脂などで構成されており、薄板状に形成されている。センタキャップ16の平面形状は円形に形成されている。センタキャップ16は、外縁が振動板15に取り付けられている。センタキャップ16は、中央部が外側振動部5aの音響放射方向に凸状に形成されている。
内側振動部5bは、ボイスコイル12と、ボイスコイルボビン13と、振動板15と、エッジ17と、ダンパ14と、センタキャップ16とを備えている。
ボイスコイルボビン13の内径は、一方のヨーク7aの立設柱9の外径よりも大きく形成され、他方のヨーク7bの平坦部10の内径よりも小さく形成されている。ボイスコイルボビン13は、ヨーク7a,7b、マグネット6とボイスコイル12などと同軸に配置されている。ボイスコイルボビン13は、その一端部が磁気ギャップG2へと挿入されており、該一端部の外周にボイスコイル12を取り付けている。ボイスコイルボビン13は、振動板15やダンパ14などによって、スピーカ1の軸芯Pに沿って移動自在に支持されている。
振動板15は、内板状に形成されているとともに、外形が円錐状(コーン状とも呼称する)である円環状に形成されている。振動板15は、その内縁部がボイスコイルボビン13の他端部に取り付けられ、このボイスコイルボビン13から外周方向に向かうにしたがって、内側フレーム3bの外周フランジ22に近づく方向に傾斜している。振動板15は、ボイスコイルボビン13を介して、ダンパ14によって、内側フレーム3bに対して振動自在に支持されている。また、振動板15は、ボイスコイル12によって振動し、音を発生する。また、振動板15は、ボイスコイルボビン13を介してボイスコイル12が取り付けられている。
エッジ17は、円環状に形成され、内縁が振動板15の外縁部に取り付けられ、外縁が外周フランジ22に取り付けられている。エッジ17は、その断面形状が内側振動部5bの音響放射側に向かって凸状(円弧状)に形成されている。エッジ17は、振動板15を内側フレーム3bに対して振動自在に支持している。
ダンパ14は、全体として円環状(環状)に形成されており、ダンパ14は、その内縁がボイスコイルボビン13の他端部に取り付けられ、外縁が内側フレーム3bの外筒部21の内周面に取り付けられている。ダンパ14は、その内縁から外縁に亘って、断面形状が蛇腹状に形成されている。ダンパ14は、内側フレーム3と振動板15との双方に取り付けられて、当該振動板15の振動を徐々に減衰させる。
センタキャップ16は、樹脂などで構成されており、薄板状に形成されている。センタキャップ16の平面形状は円形に形成されている。センタキャップ16は、外縁が振動板15に取り付けられている。センタキャップ16は、中央部が内側振動部5bの音響放射方向に凸状に形成されている。
前述した振動部5a,5bのボイスコイル12、ボイスコイルボビン13、ダンパ14、振動板15及びセンタキャップ16は、勿論、フレーム3及び磁気回路部4と同軸に配置されている。即ち、各々の振動部5a,5bに設けられた一対の振動板15は、互いに同軸に配置されている。振動部5a,5bは、ボイスコイル12に音声情報に応じた電流(音声電流)が供給されると、ボイスコイル12の振動が伝えられた振動板15が前述した軸芯Pに沿って振動して、音声電流に応じた音を発生する。即ち、振動板15は、ボイスコイル12に作用する駆動力(電磁気力)によって振動する。このように、磁気回路部4は、ボイスコイル12と協働して、振動板15を振動させる。
前述した構成のスピーカ1は、錦糸線などを介してボイスコイル12に音声電流が供給され、この音声電流に応じて磁気ギャップG1,G2内に配置されたボイスコイル12が前述した軸芯Pに沿って振動する。そして、ボイスコイル12がその外周に巻かれたボイスコイルボビン13は、ダンパ14や振動板15などと共に軸芯Pに沿って振動する。即ち、ボイスコイル12の振動が伝えられた当該振動板15が振動することによって音声電流に応じた音を発生させる。このとき、ダンパ14は、振動板15の振動を徐々に減衰させる。
本実施例によれば、磁気回路部4の一方のヨーク7aがマグネット6が重ねられる平坦部8と平坦部8の中央から立設した立設柱9とを備え、他方のヨーク7bがマグネット6が重ねられる平坦部10と平坦部10の外縁から立設した外縁立設壁11とを備え、平坦部8の端面としての外周面8aと外縁立設壁11との間と、平坦部10の端面としての内周面10aと立設柱9との間との双方に磁気ギャップG1,G2を設けている。このため、互いの間にマグネット6を挟みこむ平坦部8,10以外に一対のヨーク7a,7bに軸芯Pに沿って並ぶ箇所が設けられない。このため、一対のヨーク7a,7b間に磁気ギャップG1,G2以外に磁束が漏れる箇所が生じない。したがって、二つの振動板15を一つの磁気回路部4によって振動させるスピーカ1であっても、磁束の漏れが少なく、磁気回路部4が高効率なスピーカ1を提供することができる。
前述した実施例によれば、以下のスピーカ1が得られる。
(付記) それぞれボイスコイル12が取り付けられているとともに、互いに同軸に配置された一対の振動板15と、
前記ボイスコイル12と協働して前記振動板15を振動させる磁気回路部4と、を備えたスピーカ1において、
前記磁気回路部4は、環状のマグネット6と、当該マグネット6を挟んで配置されかつ互いの間に前記ボイスコイル12を位置付ける磁気ギャップG1,G2を形成する一対のヨーク7a,7bと、を備え、
一方のヨーク7aは、平板状に形成されて前記マグネット6が重ねられる平坦部8と、前記平坦部8の中央から立設した立設柱9とを有し、
他方のヨーク7bは、平板状に形成されて前記マグネット6が重ねられる平坦部10と、前記平坦部10の外縁から立設した外縁立設壁11とを有しているとともに、
前記一方のヨーク7aの前記平坦部8の外周面8aと前記他方のヨーク7bの外縁立設壁11との間に一方の磁気ギャップG1を形成し、
前記他方のヨーク7bの前記平坦部10の内周面10aと前記一方のヨーク7aの立設柱9との間に他方の磁気ギャップG2を形成したことを特徴とするスピーカ1。
付記によれば、磁気回路部4の一方のヨーク7aがマグネット6が重ねられる平坦部8と平坦部8の中央から立設した立設柱9とを備え、他方のヨーク7bがマグネット6が重ねられる平坦部10と平坦部10の外縁から立設した外縁立設壁11とを備え、平坦部8の端面としての外周面8aと外縁立設壁11との間と、平坦部10の端面としての内周面10aと立設柱9との間との双方に磁気ギャップG1,G2を設けている。このため、互いの間にマグネット6を挟みこむ平坦部8,10以外に一対のヨーク7a,7bに軸芯Pに沿って並ぶ箇所が設けられない。このため、一対のヨーク7a,7b間に磁気ギャップG1,G2以外に磁束が漏れる箇所が生じない。したがって、二つの振動板15を一つの磁気回路部4によって振動させるスピーカ1であっても、磁束の漏れが少なく、磁気回路部4が高効率なスピーカ1を提供することができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施例にかかるスピーカが取り付けられたケースの断面図である。 図1に示されたスピーカの断面図である。
符号の説明
1 スピーカ
4 磁気回路部
6 マグネット
7a 一方のヨーク
7b 他方のヨーク
8 平坦部
8a 外周面(端面)
9 立設柱
10 平坦部
10a 内周面(端面)
11 外縁立設壁
12 ボイスコイル
15 振動板
G1 一方の磁気ギャップ
G2 他方の磁気ギャップ

Claims (1)

  1. それぞれボイスコイルが取り付けられているとともに、互いに同軸に配置された一対の振動板と、
    前記ボイスコイルと協働して前記振動板を振動させる磁気回路部と、を備えたスピーカにおいて、
    前記磁気回路部は、環状のマグネットと、当該マグネットを挟んで配置されかつ互いの間に前記ボイスコイルを位置付ける磁気ギャップを形成する一対のヨークと、を備え、
    一方のヨークは、平板状に形成されて前記マグネットが重ねられる平坦部と、前記平坦部の中央から立設した立設柱とを有し、
    他方のヨークは、平板状に形成されて前記マグネットが重ねられる平坦部と、前記平坦部の外縁から立設した外縁立設壁とを有しているとともに、
    前記一方のヨークの前記平坦部の端面と前記他方のヨークの外縁立設壁との間に一方の磁気ギャップを形成し、
    前記他方のヨークの前記平坦部の端面と前記一方のヨークの立設柱との間に他方の磁気ギャップを形成したことを特徴とするスピーカ。
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